JP2001209178A - 光カチオン硬化型ドライフィルムレジスト及びその硬化物 - Google Patents
光カチオン硬化型ドライフィルムレジスト及びその硬化物Info
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Abstract
れ、その樹脂層は現像性、感光性、表面硬化性に優れ、
その硬化物は、耐屈曲性、耐折性、耐溶剤性、耐酸性、
耐熱性等に優れた、アルカリ水溶液現像性光カチオン硬
化型ドライフィルムレジスト及びその硬化物を提供する
こと。 【解決手段】樹脂組成物が支持フィルムと保護フィルム
でサンドイッチされた構造からなるドライフィルムレジ
ストにおいて、該樹脂組成物が、式(1) 【化1】 で表される化合物のアルコール性水酸基におけるグリシ
ジル化物であってエポキシ当量が200〜400g/当
量であるエポキシ樹脂(a)とモノカルボン酸(b)と
の付加生成物と二塩基酸無水物(c)との反応生成物で
あるポリカルボン酸樹脂(A)、光カチオン重合開始剤
(B)及び硬化成分(C)を必須成分とする樹脂組成物
であることを特徴とする光カチオン硬化型ドライフィル
ムレジスト。
Description
ドライフィルムレジスト及びその硬化物に関し、特にフ
レキシブルプリント配線基板用レジストに有用な組成物
並びにその硬化物に関する。更に詳しくは、フレキシブ
ルプリント配線基板製造の際のソルダーレジスト、メッ
キレジスト及び層間絶縁膜等に使用でき、無溶剤の形態
を取り、光に対する感度が高く、希アルカリ水溶液で現
像が可能であり、その硬化物は、表面硬化性、密着性、
耐薬品性、耐金メッキ性、耐熱性等に優れたレジストイ
ンキに適した組成物、その硬化物及びそれを用いたプリ
ント配線基板に関する。
上、生産性向上などの理由により各種分野において紫外
線硬化型組成物が多用されてきている。プリント配線基
板加工分野においても同様の理由によりソルダーレジス
トインキ、マーキングインキ等種々のインキが従来の熱
硬化型組成物から紫外線硬化型組成物へと移行してい
る。例えば、特公昭56−40329号公報には、エポ
キシ樹脂の光重合性α,β−不飽和カルボン酸付加生成
物と二塩基性カルボン酸無水物との反応生成物、光重合
性単量体及び光重合開始剤を含有する硬化性感光材料が
記載されている。また、カラーフィルター分野において
特開平9−325494号公報には、重合性不飽和基を
有するジオール化合物と酸二無水物とを反応させて得ら
れたカルボキシ基含有交互共重合体が提案されている。
また、特開平9−325493号公報には、重合性不飽
和基を有するジオール化合物と酸二無水物とを反応させ
て得られたカルボキシ基含有交互共重合体の末端水酸基
にジイソシアネート化合物を反応させ、可撓性(フレキ
シブル性)を持たせた樹脂が提案されている。
といわれているポリイミド基板に用いるソルダーレジス
トは、カバーレイフィルムと呼ばれるポリイミドフィル
ムをパターンに合わせた金型を作製し、打ち抜いた後接
着剤を用いて貼り付けるタイプや、可撓性を持たせた紫
外線硬化型又は熱硬化型のソルダーレジストインキをス
クリーン印刷法により塗布するタイプのものであった。
一方リッジド(硬質)基板と呼ばれる一般のプリント配
線基板は、エレクトロニクスの進歩に伴う高密度化実現
のため、ソルダーレジストに対しても高精度、高解像性
の要求が高まってきている。従来のスクリーン印刷法で
は、パターン精度が得られないため、液状フォトレジス
ト法が提案され、現在50%以上導入されている。
配線基板の分野でも高密度化が近年要求されているが、
従来の液状フォトソルダーレジストではパターン精度は
得られるもののラジカル硬化型であるため表面硬化性が
低く、また塗膜が硬くポリイミドとの接着性が悪いた
め、十分な可撓性や耐折性が得られず、又可撓性はある
程度得られるものの作業性が悪く耐薬品性、耐熱性が不
十分であり問題が有る。
解性が高く、かつ安全性の高い有機溶剤を使用する方向
にあるが、これらの有機溶剤においても引火性等の問題
があるため、無溶剤型の樹脂組成物が望まれている。
題を解決するため鋭意研究の結果、特定のカチオン硬化
型ポリカルボン酸樹脂を使用することによって、ドライ
フィルム化ができ、希アルカリ水溶液での現像が可能で
あり、その硬化皮膜も可撓性、耐折性、密着性、耐薬品
性、耐熱性等に優れたフレキシブルプリント配線基板用
レジストインキ組成物を見出し本発明を完成させた。す
なわち本発明は、(1) 樹脂組成物が支持フィルムと
保護フィルムでサンドイッチされた構造からなるドライ
フィルムレジストにおいて、該樹脂組成物が、式(1)
ぞれ水素原子、C1〜C4のアルキル基又はハロゲン原
子を示し、Xはそれぞれ置換基を有していても良いメチ
レン基、スルホニル基またはカルボニル基を示し、nは
平均値で1〜10の数を表す。)で表される化合物のア
ルコール性水酸基におけるグリシジル化物であってエポ
キシ当量が200〜400g/当量であるエポキシ樹脂
(a)とモノカルボン酸(b)との付加生成物と二塩基
酸無水物(c)との反応生成物であるポリカルボン酸樹
脂(A)、光カチオン重合開始剤(B)及び硬化成分
(C)を必須成分とする樹脂組成物であることを特徴と
する光カチオン硬化型ドライフィルムレジスト、(2)
モノカルボン酸(b)が、アルコール性ヒドロキシ基
を有するモノカルボン酸化合物である(1)記載の光カ
チオン硬化型ドライフィルムレジスト、(3) アルコ
ール性ヒドロキシ基を有するモノカルボン酸化合物が、
ジメチロールプロピオン酸またはジメチロールブタン酸
である(1)または(2)に記載の光カチオン硬化型ド
ライフィルムレジスト、(4) モノカルボン酸(b)
の付加率が、エポキシ樹脂(a)のエポキシ当量の10
〜70モル%である(1)乃至(3)のいずれか一項記
載の光カチオン硬化型ドライフィルムレジスト、(5)
二塩基酸無水物(c)が、無水コハク酸、無水フタル
酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタ
ル酸、無水マレイン酸または、下記式(2)
の二塩基酸無水物である(1)乃至(4)のいずれか一
項記載の光カチオン硬化型ドライフィルムレジスト、
(6) ポリカルボン酸樹脂(A)の固形分酸価が、5
0〜150mg・KOH/gの範囲にある(1)乃至
(5)のいずれか一項記載の光カチオン硬化型ドライフ
ィルムレジスト、(7) (1)乃至(6)のいずれか
一項記載の光カチオン硬化型ドライフィルムレジストを
保護フィルムを剥離しながら、基板に熱圧着する工程、
支持フィルム上にパターンマスクを置き露光する工程、
露光後加熱を行う工程、支持フィルムを剥離する工程、
アルカリ水溶液にて現像する工程及びポストキュアーを
する工程を経て硬化パターンを得ることを特徴とするパ
ターニング方法、(8) (7)に記載の光カチオン硬
化型樹脂組成物の硬化物、(9) (8)に記載の硬化
物の層を有するプリント基板を提供することにある。
フィルムレジストは、前記で式(1)表される化合物の
アルコール性水酸基におけるグリシジル化物であってエ
ポキシ当量が200〜400g/eqであるエポキシ樹
脂(a)とモノカルボン酸(b)との付加生成物と二塩
基酸無水物(c)との反応生成物であるポリカルボン酸
樹脂(A)、光カチオン重合開始剤(B)及び硬化成分
(C)を必須成分とする樹脂組成物を支持フィルムと保
護フィルムでサンドイッチされた構造からなるドライフ
ィルムレジストである。
3、R4は、それぞれ、水素原子、C1〜C4のアルキ
ル基、もしくはハロゲン原子である。Xは、それぞれ置
換基を有していても良いメチレン基、スルホニル基また
はカルボニル基であり、nは平均値で1〜10の数であ
る。前記式(1)において、C1〜C4のアルキル基と
しては、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、
イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブ
チル基等があげられ、ハロゲン原子としては、例えばフ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等があげら
れる。置換基を有していても良いメチレン基としては、
例えばメチレン基、イソプロピリデン基、ヘキサフルオ
ロイソプロピリデン基等があげられる。また、nは平均
値で1〜10の数、好ましくは2〜7の数である。な
お、nは式(1)の化合物のエポキシ当量より計算でき
る。前記式(1)において、R1、R2、R3、R4、
Xの好ましい組み合わせとしては、例えばR1、R2、
R3、R4のいずれもが水素原子で、Xがメチレン基ま
たはイソプロピリデン基があげられる。このようなもの
として、例えばNER7000シリーズ、NER100
0シリーズ(いずれも日本化薬(株)製)があげられ
る。nは2から7が好ましい。
るポリカルボン酸樹脂(A)は、前記のエポキシ樹脂
(a)とモノカルボン酸(b)とを反応させ、更に二塩
基酸無水物(c)を反応させて得ることができる。具体
的には、第一の反応で、エポキシ樹脂(a)のエポキシ
当量の10〜70モル%にあたる量のモノカルボン酸
(b)のカルボキシル基とエポキシ基を付加反応させる
ことによりヒドロキシ基が形成され、第二の反応で、生
成されたもしくは導入されたヒドロキシ基と二塩基酸無
水物(c)とを半エステル化させることにより得られ
る。
るポリカルボン酸樹脂(A)を合成する際に使用される
モノカルボン酸(b)としては、例えば酢酸、プロピオ
ン酸、ブタン酸、(メタ)アクリル酸、桂皮酸、シアノ
桂皮酸、モノメチロールプロピオン酸、ジメチロールプ
ロピオン酸、モノメチロールブタン酸、ジメチロールブ
タン酸等が挙げられ、これらのモノカルボン酸(b)は
一種または二種以上混合して使用することができる。特
にエポキシ樹脂(a)のエポキシ基とモノカルボン酸
(b)とを反応させて得られる化合物に後述する二塩基
酸無水物(c)と反応可能な多くのアルコール性ヒドロ
キシ基を導入することができるジメチロールプロピオン
酸、ジメチロールブタン酸が好ましい。
は、エポキシ樹脂(a)のエポキシ当量の10〜70モ
ル%であることが好ましい。付加率が10モル%未満の
場合、生成もしくは導入されるアルコール性ヒドロキシ
基の量が低く、二塩基酸無水物(c)の導入量が低くな
り、アルカリ水溶液現像性が低下する。また、付加率が
70モル%を超えると、残存するエポキシ基の量が少な
くなり、カチオン硬化性が不充分となるので好ましくな
い。
(b)との反応は、ヒドロキシ基を有さない溶媒、具体
的には例えば、アセトン、エチルメチルケトン、シクロ
ヘキサノンなどのケトン類、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、テトラメチルベンゼンなどの芳香族炭化水素類、
エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコ
ールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチ
ルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル
などのグリコールエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブア
セテート、ブチルセロソルブアセテート、カルビトール
アセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテル
アセテートなどのエステル類、石油エーテル、石油ナフ
サ、水添石油ナフサ、ソルベントナフサなどの石油系溶
剤等の有機溶剤類中で反応させる。
を使用することが好ましく、該触媒の使用量は、反応原
料混合物に対して0.1〜10重量%である。その際の
反応温度は60〜150℃であり、また反応時間は、好
ましくは5〜60時間である。この反応で使用する触媒
としては、例えばトリエチルアミン、ベンジルジメチル
アミン、トリエチルアンモニウムクロライド、ベンジル
トリメチルアンモニウムブロマイド、ベンジルトリメチ
ルアンモニウムアイオダイド、トリフェニルフォスフィ
ン、トリフェニルスチビン、メチルトリフェニルスチビ
ン、オクタン酸クロム、オクタン酸ジルコニウム等が挙
げられる。
るポリカルボン酸樹脂(A)を合成する際に使用される
二塩基酸無水物(c)としては例えば、無水コハク酸、
無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒド
ロ無水フタル酸、無水マレイン酸または上記式(2)で
示される化合物の中から選択してなる1種または2種以
上の二塩基酸無水物が挙げられる。
は二種以上混合して使用することができる。二塩基酸無
水物(c)は、エポキシ樹脂(a)とモノカルボン酸
(b)との反応により生成もしくは導入されたヒドロキ
シ基に付加することにより半エステル化され、カルボン
酸を生成する。この生成したカルボン酸は、アルカリ水
溶液現像性を持たせるため必要不可欠なものであり、本
発明のポリカルボン酸樹脂(A)の固形分酸価が、50
〜150mg・KOH/gとなるようにすることが好ま
しい。固形分酸価が50mg・KOH/g未満の場合
は、後述する樹脂組成物のアルカリ水溶液現像性が著し
く低下し、最悪の場合現像できなくなるので好ましくな
い。一方固形分酸価が50〜150mg・KOH/gを
超える場合、アルカリ水溶液現像性が高すぎ、現像密着
性が低下したり、最悪の場合パターンが得られなくなる
恐れがある。
(b)との反応生成物と二塩基酸無水物(c)との反応
は、反応後の固形分酸価が前述の範囲で示される量とな
るような計算量を反応させることによって得られる。そ
の際の反応温度は通常60〜150℃が好ましく、反応
時間は1〜10時間である。
るポリカルボン酸樹脂(A)を得るために使用するエポ
キシ樹脂(a)は、式(1)の化合物のアルコール性水
酸基とエピクロルヒドリン等のエピハロヒドリンを、好
ましくはジメチルスルホキシドの存在下に、反応させる
ことによって得ることができる。エピハロヒドリンの使
用量は、式(1)の化合物におけるアルコール性ヒドロ
キシ基1当量に対し、1当量以上使用すれば良い。しか
しながら、アルコール性ヒドロキシ基1当量に対し、1
5当量を超えて使用すると、増量した効果はほとんどな
くなる一方容積効率も低下するので好ましくない。
用量は、式(1)で示される化合物に対して5〜300
重量%が好ましい。この量が5重量%未満の場合、式
(1)の化合物におけるアルコール性ヒドロキシ基とエ
ピハロヒドリンとの反応が遅くなり長時間の反応が必要
となり、一方300重量%を越えると増量した効果はほ
とんどなくなり、容積効率も低下するので好ましくな
い。
用することができる。アルカリ金属水酸化物としては、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が使用できるが水
酸化ナトリウムが好ましい。アルカリ金属水酸化物の使
用量は、、式(1)の化合物のアルコール性ヒドロキシ
基全量をエポキシ化したい場合は過剰に使用しても良い
が、アルコール性ヒドロキシ基1当量に対して、2当量
を超えて使用すると、高分子化が起こる傾向にある。
状態で使用しても差し支えない。反応温度は、30〜1
00℃が好ましい。反応温度が30℃未満の場合反応が
遅くなり長時間の反応が必要となり、一方100℃を越
えると副反応が多く起こるので好ましくない。
レジストに含有するポリカルボン酸樹脂(A)の量は、
組成物の固形分を100重量部としたとき、10〜90
重量部が好ましく、特に好ましくは、20〜80重量部
である。
レジストに使用される光カチオン重合開始剤(B)は、
可視光線、紫外線、X線、電子線等のエネルギー線を照
射することにより、ブレンステッド酸やルイス酸を発生
し、ポリカルボン酸樹脂(A)に残存するエポキシ基の
重合反応を開始する。光カチオン重合開始剤(B)とし
ては、例えばジアゾニウム塩、スルホニウム塩、ヨード
ニウム塩等が挙げられる。
フルオロアンチモネート、ベンゼンジアゾニウムヘキサ
フルオロフォスフェート、ベンゼンジアゾニウムヘキサ
フルオロボーレート、トリフェニルスルホニウムヘキサ
フルオロアンチモネート、トリフェニルスルホニウムヘ
キサフルオロフォスフェート、トリフェニルスルホニウ
ムヘキサフルオロボーレート、4,4‘−ビス[ビス
(2−ヒドロキシエトキシフェニル)スルフォニオ]フ
ェニルスルフィドビスヘキサフルオロフォスフェート、
ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロアンチモネー
ト、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロフォスフェ
ート、ジフェニル−4−チオフェノキシフェニルスルフ
ォニウムヘキサフルオロフォスフェート等を挙げること
ができる。光カチオン重合に関する詳細な記述は、日刊
工業新聞社発行の“フォトポリマーテクノロジー:山岡
亜夫・永松元太郎編”の光カチオン重合の項にある。
ては例えば、カヤラッドPCI−220、カヤラッドP
CI−620(商品名:いずれも日本化薬製)、UVI
−6990(商品名:ユニオンカーバイド製)、アデカ
オプトマーSP−150、アデカオプトマーSP−17
0(商品名:いずれも旭電化製)、CIT−1370、
CIT−1682、CIP−1866S、CIP−20
48S、CIP−2064S(商品名:いずれも日本曹
達製)、DPI−101、DPI−102、DPI−1
03、DPI−105、MPI−103、MPI−10
5、BBI−101、BBI−102、BBI−10
3、BBI−105、TPS−101、TPS−10
2、TPS−103、TPS−105、MDS−10
3、MDS−105、DTS−102、DTS−103
(商品名:いずれも、みどり化学製)等を挙げることが
できる。
レジストに含有する光カチオン重合開始剤(B)の使用
量は、組成物の固形分を100重量部としたとき、0.
5〜20重量部が好ましく、特に好ましくは、1〜15
重量部である。
10−ジメトキシアントラセン、9,10−ジエトキシ
アントラセン、9,10−ジプロポキシアントラセン、
2−エチル−9,10−ジメトキシアントラセン、2−
エチル−9,10−ジエトキシアントラセン、2−エチ
ル−9,10−ジプロポキシアントラセン、2−エチル
−9,10−ジ(メトキシエトキシ)アントラセン、フ
ルオレン、ピレン、スチルベン、4‘−ニトロベンジル
−9,10−ジメトキシアントラセン−2−スルホネー
ト、4‘−ニトロベンジル−9,10−ジエトキシアン
トラセン−2−スルホネート、4‘−ニトロベンジル−
9,10−ジプロポキシアントラセン−2−スルホネー
ト等の増感剤を併用して使用することができるが、樹脂
溶液を得るための溶剤への溶解性及び樹脂組成物への相
溶性の点で特に2−エチル−9,10−ジ(メトキシエ
トキシ)アントラセンが好ましい。これら増感剤の使用
量は、光カチオン重合開始剤(B)に対し、1〜200
重量%、より好ましくは、5〜150重量%である。
レジストに用いられる硬化成分(C)は、現像後の加熱
硬化の際に前述のポリカルボン酸樹脂(A)中のカルボ
キシル基と熱反応し、硬化塗膜に耐アルカリ性、耐溶剤
性、耐熱性、電気絶縁性を付与するものである。硬化成
分(C)としては、例えばフェノールノボラック型エポ
キシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、トリ
スヒドロキシフェニルメタン型エポキシ樹脂、ジシクロ
ペンタジエンフェノール型エポキシ樹脂、ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹
脂、ビフェノール型エポキシ樹脂、ビスフェノールAノ
ボラック型エポキシ樹脂、ナフタレン骨格含有エポキシ
樹脂、複素環式エポキシ樹脂等を挙げることができる。
ては、例えばエピクロンN−770(大日本インキ化学
工業(株)製)、D.E.N438(ダウ・ケミカル社
製)、エピコート154(油化シェルエポキシ(株)
製)、RE−306(日本化薬(株)製)等があげられ
る。クレゾールノボラック型エポキシ樹脂としては、例
えばエピクロンN−695(大日本インキ化学工業
(株)製)、EOCN−102S、EOCN−103
S、EOCN−104S(日本化薬(株)製)、UVR
−6650(ユニオンカーバイド社製)、ESCN−1
95(住友化学工業(株)製)等があげられる。
シ樹脂としては、例えばTACTICX−742(ダウ
・ケミカル社製)、エピコートE1032H60(油化
シェルエポキシ(株)製)等があげられる。ジシクロペ
ンタジエンフェノール型エポキシ樹脂としては、例えば
エピクロンEXA−7200(大日本インキ化学工業
(株)製)、TACTIX−556(ダウ・ケミカル社
製)等があげられる。
例えばエピコート828、エピコート1001(油化シ
ェルエポキシ製)、UVR−6410(ユニオンカーバ
イド社製)、D.E.R−331(ダウ・ケミカル社
製)、YD−8125(東都化成社製)等のビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂、UVR−6490(ユニオンカ
ーバイド社製)、YDF−8170(東都化成社製)等
のビスフェノールF型エポキシ樹脂等があげられる。
えばYX−4000(油化シェルエポキシ(株)製)の
ビキシレノール型エポキシ樹脂やYL−6121(油化
シェルエポキシ(株)製)等があげられる。ビスフェノ
ールAノボラック型エポキシ樹脂としては、例えばエピ
クロンN−880(大日本インキ化学工業(株)製)、
エピコートE157S75(油化シェルエポキシ(株)
製)等があげられる。
は、例えばNC−7000(日本化薬社製)、EXA−
4750(大日本インキ化学工業(株)製)等があげら
れる。脂環式エポキシ樹脂としては、例えばEHPE−
3150(ダイセル化学工業(株)製)等があげられ
る。複素環式エポキシ樹脂としては、例えばTEPI
C,TEPIC−L,TEPIC−H、TEPIC−S
(いずれも日産化学工業(株)製)等が挙げられる。
混合物として用いられ、本発明の組成物に含まれる硬化
成分(C)の量は、ポリカルボン酸樹脂(A)の量をm
(g)、酸価をAV(mg・KOH/g)、硬化成分
(C)のエポキシ当量をWPE(g/eq)としたと
き、m×AV×WPE/56110から求められる計算
量の30%〜150%の量が好ましく、特に好ましくは
50〜130%の量である。この量が150%以上の場
合、アルカリ現像性が低下し、最悪の場合パターンが得
られなくなる恐れがある。また、この量が70%未満の
場合、ポリカルボン酸樹脂(A)に残存するカルボキシ
ル基の量が多くなるため、プリント配線を浸食する恐れ
や、電気特性を低下させる原因となることがある。
レジストに使用される樹脂組成物には、更に、塗布適
性、耐熱性、密着性、硬度等の特性を向上する目的で、
硫酸バリウム、チタン酸バリウム、酸化ケイ素粉、微粉
状酸化ケイ素、無定形シリカ、タルク、クレー、炭酸マ
グネシウム、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、水酸
化アルミニウム、雲母粉、テフロン粉等の充填剤が使用
できる。その使用量は、樹脂組成物の固形分を100重
量部としたとき、60重量部以下が好ましく、特に好ま
しくは5〜40重量部である。
ルー、フタロシアニン・グリーン、アイオジン・グリー
ン、ジスアゾイエロー、クリスタルバイオレット、酸化
チタン、カーボンブラック、ナフタレンブラックなどの
着色剤、アスベスト、オルベン、ベントン、モンモリロ
ナイト等の増粘剤、シリコーン系、フッ素系、高分子系
等の消泡剤および/または、レベリング剤のような添加
剤類を適量加えることができる。
レジストに使用される樹脂組成物は、(A)、(B)及
び(C)成分、また必要に応じて前述した充填剤もしく
は添加剤等を、好ましくは前記の割合で配合し、ビーズ
ミル等で均一に混合、溶解、分散等することにより得る
ことができる。また、後述するドライフィルム作成時の
粘度調整のため、所望により溶剤を併用しても良い。こ
の溶剤は配合成分製造時の溶剤でも良い。溶剤として
は、例えばアセトン、エチルメチルケトン、シクロヘキ
サノンなどのケトン類、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、テトラメチルベンゼンなどの芳香族炭化水素類、エ
チレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコー
ルジエチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチル
エーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテルな
どのグリコールエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル、
メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテ
ート、ブチルセロソルブアセテート、カルビトールアセ
テート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセ
テートなどのエステル類、石油エーテル、石油ナフサ、
水添石油ナフサ、ソルベントナフサなどの石油系溶剤、
γ−ブチロラクトン等の有機溶剤類が挙げられる。
レジストは、次のようにして作成することができる。す
なわち(A)、(B)及び(C)成分、また必要に応じ
て前述した充填剤、添加剤、もしくは溶剤等を、好まし
くは前記の割合で配合し、ビーズミル等で均一に混合、
溶解、分散等することにより樹脂組成物の溶液を得、こ
の樹脂溶液を、カーテンコーター、ロールコーター、バ
ーコーター等の塗布方法を用いて、ポリエチレンテレフ
タレートフィルムのような支持フィルムに塗布し、溶剤
を揮発させフィルムとし、ポリエチレンフィルムのよう
な保護フィルムをこの上に貼り付けドライフィルム形態
とする。この樹脂層の膜厚は通常5〜300μm程度
で、10〜250μm程度が好ましい。
ドライフィルムレジストは、保護フィルムを剥離させ樹
脂層を基板に、熱圧着や加熱ロール圧着、もしくは真空
加熱圧着することによりプリント配線基板、半導体基板
等の基板上に貼り付ける。このときの加熱工程は、樹脂
を軟化させ、基板に樹脂層密着させるために必要な工程
である。このときの温度は、40℃〜100℃が好まし
く、特に好ましくは、50℃〜90℃である。
支持フィルムを剥離すること無しに、支持フィルム側か
ら、所望のマスクを通して露光される。露光は、可視光
線、紫外線、X線、電子線等のエネルギー線照射により
行うことができる。例えば紫外線を照射する場合、低圧
水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、キセノン灯、紫外
線発光レーザー(例えばエキシマーレーザー)等の紫外
線発生機を用いればよい。この露光工程の際、光カチオ
ン重合開始剤(B)が分解し、硬化触媒を発生させる。
は、支持フィルムを剥離すること無しに加熱される。こ
の加熱工程は、光カチオン重合開始剤(B)から発生し
た硬化触媒によりポリカルボン酸樹脂(A)と硬化成分
(C)とを重合もしくは架橋を促進させるために行われ
る。このときの温度は、60℃〜120℃が好ましく、
特に好ましくは、70℃〜100℃である。加熱方法と
しては、オーブンを通過させる方法や、加熱ロールを通
す方法等が使用できる。
り付け基板は、支持フィルムを剥離し現像される。現像
液としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム,炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸水素カリウム,メタケイ酸ナトリウム,メタケ
イ酸カリウムのような無機塩の水溶液や、トリメチルア
ミン、トリエチルアミン、モノメタノールアミン、ジエ
タノールアミン、トリエタノールアミンのような有機ア
ミン水溶液,テトラメチルアンモニウムハイドロオキサ
イド、テトラエチルアンモニウムハイドロオキサイドの
ようなアンモニウムハイドロオキサイド等が挙げられ
る。これらは、単独で又は2種以上組み合わせて用いる
ことができる。また、その温度は、15〜45℃の間で
任意に調節することができる。この現像液中に界面活性
剤、消泡剤などを少量混入させてもよい。
樹脂(A)と硬化成分(C)とを重合もしくは架橋を充
分行うためポストキュアーされる。このときの温度は、
100℃〜200℃が好ましく、特に好ましくは、12
0℃〜180℃である。また、所望により、ポストキュ
アー工程を行う前に、基板を前面露光し残存する光カチ
オン重合開始剤(B)を光分解させ触媒を発生させても
良い。
レジストから得られる硬化物は、柔軟性を有しており、
フレキシブルプリント配線基板用ソルダーレジストとし
て有用である他、層間絶縁膜、接着剤、封止材等として
も使用できる。
明するが、これらに限定されるものではない。
応溶媒としてプロピレングリコールモノメチルエーテル
アセテート91.1g、エポキシ樹脂(a)としてエポ
キシ当量300.72のNER−7000(商品名:日
本化薬製エポキシ樹脂:ビスフェノール−F型エポキシ
樹脂(n=約6)とエピクロルヒドリンを反応させて得
られたエポキシ樹脂)を298.0g仕込み、70℃に
加熱し樹脂を溶解させた。この樹脂溶液にモノカルボン
酸(b)としてジメチロールプロピオン酸を66.5g
(付加率50モル%)、反応触媒としてトリフェニルフ
ォスフィンを1.37g加え、100℃に加熱し18時
間反応させた。反応液の酸価が1mg・KOH/g以下
になったことを確認し、クミルハイドロパーオキサイド
を1g加え、100℃の温度で1時間加熱し、触媒とし
て用いたトリフェニルフォスフィンを酸化し触媒活性を
なくした。次に反応液に二塩基酸無水物(c)としてテ
トラヒドロ無水フタル酸135.6g、プロピレングリ
コールモノメチルエーテルアセテート178.1g加
え、100℃の温度で6時間反応させて本発明のポリカ
ルボン酸樹脂(A)を得た。固形分濃度は65%であ
り、固形分酸価を測定したところ、105mg・KOH
/gであった。この樹脂溶液を(A−1)とする。
溶液(A−1)48.4g、光カチオン重合開始剤
(B)として、カヤラッドPCI−220(商品名:日
本化薬製スルホニウム塩系光カチオン重合開始剤)を
5.5g、増感剤として2−エチル−9,10−ジ(メ
トキシエトキシ)アントラセンを5.5g、硬化成分
(C)としてNER−7000の75%プロピレングリ
コールモノメチルエーテルアセテート溶液(商品名:日
本化薬製ビスフェノール−F型エポキシ樹脂、エポキシ
当量 300.7)を22.5g、フィラー成分とし
て、微細球状シリカを13.4g、着色剤としてピグメ
ントグリーンを0.75g、レベリング剤、消泡剤とし
てBYK−354、BYK−057(商品名:いずれも
ビックケミー製)をそれぞれ0.75gづつ添加しさら
に濃度調整剤としてプロピレングリコールモノメチルエ
ーテルアセテートを2.4g加え、ビーズミルにて混練
し均一に分散・溶解させアルカリ水溶液現像性光カチオ
ン硬化型樹脂組成物を得た。
支持フィルムとなるポリエチレンテレフタレートフィル
ムに均一に塗布し、温度70℃の熱風乾燥炉を通過さ
せ、厚さ20μmの樹脂層を形成した後、この樹脂層上
に保護フィルムとなるポリエチレンフィルムを貼り付
け、本発明の光カチオン硬化型ドライフィルムレジスト
を得た。得られたドライフィルムを銅張りポリイミドフ
ィルム基板(銅厚/12μm・ポリイミドフィルム厚/
25μm)に、温度80℃の加熱ロールを用いて、保護
フィルムを剥離しながら樹脂層を基板全面に貼り付け
た。
イルム及びステップタブレット21段(コダック社製
No.2)を支持フィルムに密着させ、紫外線露光装置
((株)オーク製作所、型式HMW−680GW)を用
いて、紫外線を照射した(照射量1000mJ/cm2
)。 照射後の基板を温度80℃の熱風乾燥炉を通過
させ、硬化反応を促進させた。冷却後、支持フィルムを
樹脂から剥離し、1%の炭酸ナトリウム水溶液で60秒
間、2.0kg/cm2 のスプレー圧で現像し、未照
射部分を溶解除去した。得られた膜は表面硬化性が良
く、光沢性が良好で現像残渣が全くなく、50μmのパ
ターンが解像されていた。また、ステップタブレット法
による感度は、9段であった。
熱硬化を行ない、得られた硬化膜を有する試験片につい
て、後述の密着性、鉛筆硬度、耐溶剤性、耐酸性、耐熱
性、耐屈性、耐折性の試験を行なった。試験方法及び結
果は次の通りである。
て、試験片に1mmのごばん目を100ケ作りセロテー
プによりピーリング試験を行ったところ剥離は全くなか
った。 (鉛筆硬度)JIS K5400に準じて評価を行った
ところ硬度は5Hであった。 (耐溶剤性)試験片をイソプロピルアルコールに室温で
30分間浸漬した。外観に異常がないか確認した後、セ
ロテープによるピーリング試験を行ったところ剥離は全
くなかった。
温で30分浸漬した。外観に異常がないか確認した後、
セロテープによるピーリング試験を行ったところ剥離は
全くなかった。 (耐熱性)試験片にロジン系プラックスを塗布し260
℃の半田槽に5秒間浸漬した。これを1サイクルとし、
3サイクル繰り返した。室温まで放冷した後、セロテー
プによるピーリング試験を行ったところ、3サイクルま
で剥離は全くなかった。 (耐屈曲性)JIS K5400に準じて行った。試験
片を用いて、心棒の直径は2mmとし、クラック発生の
有無を観察したところ剥離もしくはクラックは生じなか
った。 (耐折性)JIS K5016に準じて行った。折り曲
げ面の曲率半径は0.38mmとし、クラックが入るま
での折り曲げ回数を測定したところ100回以上折り曲
げても剥離もしくはクラックは生じなかった。
のアルカリ水溶液現像性光カチオン硬化型樹脂組成物及
びその硬化物は、現像性、感光性、表面硬化性に優れ、
その硬化物は、耐屈曲性、耐折性、耐溶剤性、耐酸性、
耐熱性等に優れている。
ムレジストは、溶剤を使用せず基板上に樹脂層を形成す
ることができ、パターンを形成したフィルムを通して可
視光線、紫外線、X線、電子線等のエネルギー線を照射
後未露光部分を現像する際のアルカリ水溶液現像性、感
光性、表面硬化性が良好で、得られた硬化物は、耐屈曲
性、耐折性、密着性、耐溶剤性、耐酸性、耐熱性等も十
分に満足するものであり、特に、フレキシブルプリント
配線板用液状ソルダーレジスト用ドライフィルムとして
適している。
Claims (9)
- 【請求項1】樹脂組成物が支持フィルムと保護フィルム
でサンドイッチされた構造からなるドライフィルムレジ
ストにおいて、該樹脂組成物が、式(1) 【化1】 (式中、R1、R2、R3、R4は、それぞれ水素原
子、C1〜C4のアルキル基又はハロゲン原子を示し、
Xはそれぞれ置換基を有していても良いメチレン基、ス
ルホニル基またはカルボニル基を示し、nは平均値で1
〜10の数を表す。)で表される化合物のアルコール性
水酸基におけるグリシジル化物であってエポキシ当量が
200〜400g/当量であるエポキシ樹脂(a)とモ
ノカルボン酸(b)との付加生成物と二塩基酸無水物
(c)との反応生成物であるポリカルボン酸樹脂
(A)、光カチオン重合開始剤(B)及び硬化成分
(C)を必須成分とする樹脂組成物であることを特徴と
する光カチオン硬化型ドライフィルムレジスト。 - 【請求項2】モノカルボン酸(b)が、アルコール性ヒ
ドロキシ基を有するモノカルボン酸化合物である請求項
1記載の光カチオン硬化型ドライフィルムレジスト。 - 【請求項3】アルコール性ヒドロキシ基を有するモノカ
ルボン酸化合物が、ジメチロールプロピオン酸またはジ
メチロールブタン酸である請求項1または請求項2に記
載の光カチオン硬化型ドライフィルムレジスト。 - 【請求項4】モノカルボン酸(b)の付加率が、エポキ
シ樹脂(a)のエポキシ当量の10〜70モル%である
請求項1乃至請求項3のいずれか一項記載の光カチオン
硬化型ドライフィルムレジスト。 - 【請求項5】二塩基酸無水物(c)が、無水コハク酸、
無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒド
ロ無水フタル酸、無水マレイン酸または、下記式(2) 【化2】 の中から選択してなる1種または2種以上の二塩基酸無
水物である請求項1乃至請求項4のいずれか一項記載の
光カチオン硬化型ドライフィルムレジスト。 - 【請求項6】ポリカルボン酸樹脂(A)の固形分酸価
が、50〜150mg・KOH/gの範囲にある請求項
1乃至請求項5のいずれか一項記載の光カチオン硬化型
ドライフィルムレジスト。 - 【請求項7】請求項1乃至請求項6のいずれか一項記載
の光カチオン硬化型ドライフィルムレジストを保護フィ
ルムを剥離しながら、基板に熱圧着する工程、支持フィ
ルム上にパターンマスクを置き露光する工程、露光後加
熱を行う工程、支持フィルムを剥離する工程、アルカリ
現像液にて現像する工程及びポストキュアーをする工程
を経て硬化パターンを得ることを特徴とするパターニン
グ方法。 - 【請求項8】請求項7に記載の光カチオン硬化型樹脂組
成物の硬化物。 - 【請求項9】請求項8に記載の硬化物の層を有するプリ
ント基板。
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