JP2001209125A - 投写形表示装置 - Google Patents

投写形表示装置

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JP2001209125A
JP2001209125A JP2000017832A JP2000017832A JP2001209125A JP 2001209125 A JP2001209125 A JP 2001209125A JP 2000017832 A JP2000017832 A JP 2000017832A JP 2000017832 A JP2000017832 A JP 2000017832A JP 2001209125 A JP2001209125 A JP 2001209125A
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JP2000017832A
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English (en)
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Kiyotaka Wasai
清隆 和才
Keiichiro Tanaka
圭一郎 田中
Takashi Kanbara
崇 神原
Kimifune Ichikawa
公舟 市川
Shuichi Sakamoto
修一 坂本
Yutaka Matsuda
裕 松田
Takuya Shiaki
卓也 仕明
Masanori Ogino
正規 荻野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投写ユニットの方熱効果を向上させる。 【解決手段】 投写ユニットを内蔵した投写形表示装置
において、キャビネット内に仕切板を設け、この仕切板
に断熱板、投写ユニットの組具、通気孔、及び気密用の
パッキンを取付け、排気流と吸気流を完全に分離し、吸
気流側への混流と伝熱を防ぐ。また、キャビネットの排
気口に、変速ファンと風速センサを設け、センサで変速
ファンの回転数を制御して、フィルタの急速な目詰まり
を防止して投写ユニット内に所要量の約1.5倍程度以
上の流量を長期に確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投写形表示装置に
関し、特に投写ユニットを内蔵した投写形表示装置の放
熱技術に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶方式の投写ユニットは、単独でスク
リーン等に映像を直接投写したり、キャビネット内に組
み込み投写形表示装置として広く使われている。液晶方
式の投写ユニット単体の放熱方法の公知例としては、特
開平7−306412号公報に記載されている液晶プロ
ジェクタが挙げられる。この公報には、投写ユニット内
のファンでケースの底面板等に設けた吸気口より外気を
吸い込み、液晶パネル、偏光板、ランプ等を所要の温度
に冷却してケースの上面等に設けた排気口より排気し
て、小型コンパクトで耐久性に優れたプロジェクタを得
る、と記述されている。
【0003】一般に、この種の液晶方式の投写ユニット
の主要構成品であるランプ、液晶パネル、偏光板、吸気
フィルタ等は製品により個々に重み付けされているが、
何れも略数千時間毎の交換を前提にして作られている。
又、投写形表示装置に内蔵された液晶方式の投写ユニッ
トの放熱方法の公知例としては、特開平11−1193
41号公報に記載されている液晶投写形表示装置が挙げ
られる。この公報には、投写形表示装置内にほぼ垂直に
組付けられた投写ユニット内のランプユニットや液晶パ
ネルをファンで効果的に冷却する方法や、フィルタによ
る投写ユニット内の防塵対策や交換の方法、等が述べら
れ、信頼性、可用性、保守性を考慮した液晶投写形表示
装置の投写ユニットを得る、と記述されている。
【0004】一般に、この種の投写形表示装置では、キ
ャビネットの下方背面の吸気口より、投写ユニット内の
ファンで投写ユニットのフィルタを介して外気を吸引し
て、投写ユニット内の所要個所を冷却し、温度上昇した
排気流はキャビネットの上方背面の遮光板付きの排気口
より投写形表示装置の外に自然に排出させている例があ
る。ここで、キャビネットの下方背面の吸気口に防塵用
のフィルタを設けることや、更にはキャビネットの排気
口にファンを設け、キャビネット内の排気流を居室に強
制排気することは容易に考えられる。
【0005】尚、投写ユニットを各段列に複数配置した
マルチスクリーン形投写表示装置の放熱方法の公知例と
しては、特開平4−361248号公報に記載のマルチ
映像システム用表示装置が挙げられる。この放熱方法
は、マルチスクリーンの各筐体の両側面に、この筐体の
上部から下部に到る溝状の凹部を設け、各段列に並べ
て、煙突状の放熱路とするものであり、これにより(C
RT方式の投写ユニットに対して)十分な放熱が達成で
き、冷却部品の追加が不要となり、コストの大幅な削減
ができる、と記述されている。
【0006】一般に、この種のマルチスクリーン形投写
表示装置では、キャビネット内の各段列の梁や柱に複数
配置した投写ユニットの放熱を助けるために、キャビネ
ットの背面に設けた数列数段のフィルタ付の吸気口や床
面に設けた数列のフィルタ付の吸気口から吸気し、各段
列の投写ユニット周辺を冷却しながらキャビネット内を
上昇して、キャビネットの天井に設けた数列の排気口の
ファンで熱風を排気して、マルチスクリーン形投写表示
装置内を放熱している事例がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記に、投写形表示装
置に内蔵する液晶方式の投写ユニット単体の公知例を示
したが、この種の投写ユニットはメタハライドランプ等
で液晶パネルを照射し、レンズで画像を投写する構成で
有るため、ランプ周辺や液晶パネル、偏光板等へ冷却が
重要である。しかし、製品としては冷却能力の限度いっ
ぱいに出来るだけ小型に作るために、CRT方式の投写
ユニットに比べ、使用環境の温度の違で、数千時間と言
う液晶パネル、偏光板等の寿命が微妙に変化すると言う
問題があった。
【0008】次に、投写形表示装置に内蔵した投写ユニ
ット内の所要個所を効果的に冷却するとした公知例を示
した。しかし、この公知例には、キャビネット内の限ら
れた容積内での空気の循環を伴う投写形表示装置全体の
放熱に関する記述がない。尚、投写ユニットの吸気口と
排気口の温度差は約25〜30℃程度であるが、この種
の投写形表示装置では、キャビネットに内蔵した投写ユ
ニットの発熱量に対して、放熱面積が大きいために、ト
ータルの冷却能力は十分有るとされていた。
【0009】しかし、投写形表示装置が居室の隅の壁際
近くに設置された場合、キャビネット内の空間や、キャ
ビネット背面の吸排気口の外側における壁との狭い空間
で、吸気流と排気流が混流し、使用中に投写ユニットの
吸気口の温度が居室の時より約4〜8℃程度上昇し、液
晶パネル、偏光板等の表面温度も略これに比例して上昇
するために、寿命への影響(10℃差で寿命は半減する
とも言われている)が無視出来ないと言う問題があっ
た。又、キャビネットの下方背面の吸気口に防塵用のフ
ィルタを設けると、使用中にフィルタの目詰まりが僅か
ずつ進み通風抵抗がわずかに大きくなっただけで、投写
ユニットのファンはキャビネット内で通風抵抗がより少
ない投写ユニットの高温の排気流の多くを循環させて再
び吸気するようになる。従ってキャビネットのフィルタ
の目詰も進んでない状態でもキャビネット内の温度が居
室の温度より容易に数度以上に上昇すると言う問題が起
きた。
【0010】更に、キャビネットの排気口にファンを設
けて、キャビネット内の排気流を居室に強制排気するこ
とによって、初期には所要風量以上の吸気流を得てキャ
ビネット全体は居室温度近くまで冷却できる。しかし、
無駄となる多量な吸気流でキャビネットのフィルタの目
詰が急速に進む。又、キャビネットのファンによる投写
ユニット内での風量の増加が殆ど無いために、投写ユニ
ット内の過冷却は望めない。更に、キャビネット内のよ
り高温の排気流が素直に居室に排気されずミラー、等の
障害物で反転して吸気流と混流し、投写ユニットの吸気
口の吸気温度は依然居室温度より高く、効果が十分出な
いと言う問題があった。
【0011】尚、使用中に投写ユニットの高温の排気流
が光路を横断してスクリーン上の画像に揺らぎ現象が起
こり画質が変化すると言う問題があった。さらに、マル
チスクリーン形投写表示装置で、筐体に溝状の凹部を設
け、各段列に並べて、煙突状の放熱路を構築する方法で
は、最下段と、最上段の筐体内の温度を同等に維持する
ことは難しい。
【0012】又、キャビネット内の各段列の梁や柱に投
写ユニットを複数配置する方法でも、冷却を助けるため
に天井板に設けた数列の排気口のファンで熱風を排気し
ているが、使用中に天井板の排気口のファンで各投写ユ
ニットの吸気流量以上にファンの容量一杯に多量の空気
をキャビネットのフィルターより吸気するために使用中
にフィルターの目詰まりが急速に進むことによって、早
い時期にキャビネット内の冷却流量不足による温度上昇
が起こると言う問題があった。更に、使用中に下段の投
写ユニットの排気流の一部が吸気流に混流して上段の投
写ユニットの吸気温度が上昇し、列の不均一の流れも起
こり、キャビネット内の最上段列の投写ユニットの吸気
温度が居室の温度より約5〜10℃程度上昇する。この
ため、上段列の投写ユニットの液晶パネル、偏光板等の
表面温度もこれに略比例して上昇するので、寿命への影
響が無視出来ないと言う問題があった。このため、各段
列の投写ユニットの寿命の差で交換時期が不定期となる
と言う問題があった。
【0013】本発明の目的は上記の課題を解決し、投写
ユニットの寿命を向上させることができる冷却技術を提
供することにある。本発明の他の目的は投写ユニットの
組立が容易な冷却技術を提供することにある。本発明の
更に他の目的は排気流による画像の揺らぎを防止した冷
却技術を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、本発明においては、キャビネットに内蔵された
投写ユニットの放熱を効果的に行うことにある。このた
めに、本発明においては、以下の構成とした。
【0015】(1)キャビネット内で投写ユニットを境
に上下、前後に仕切る仕切板を設けて、投写ユニット内
のファンによる吸気流と排気流を、この仕切板を境にキ
ャビネット内で吸気流側と排気流側とに完全に分離し
た。 (2)仕切板には、キャビネット内で投写ユニットを前
方で組立分解が出来きる組具を設けている。又、取付板
には、投写ユニットを吸気側(冷気側)に配置するため
に、必要に応じて鏡筒穴を設け、更に、点検蓋を設け
る。このため、キャビネット内の投写ユニットの放熱効
果や組付け、取扱性を向上させることができる。 (3)仕切板には通気孔が設けられ、その外周面に気密
用のパッキンを取付けられ、更に断熱板が張付けられ
る。また、投写ユニットのファンの吸気口、又は排気口
は通気孔と合う位置に取付けられ。これにより、キャビ
ネット内で排気流側から吸気流側への伝熱と漏れ込を防
ぐことができる。
【0016】(4)仕切板を設けた上で、キャビネット
の背面上側にある排気口には、投写ユニット内のファン
と直列配置となる変速ファンと風速センサとを設ける。
また、キャビネットの底面板や背面板下側の吸気口に
は、投写ユニットの吸気口面積の約2倍程度以上の面積
のフィルタを設けて、投写ユニット内のファンへの負荷
を軽減し、風速センサで変速ファンの回転数を制御して
過流量となることを制限している。これにより、フィル
タの急速な目詰まりを防ぎながら、投写ユニット内に所
要量の約1.5倍程度以上の吸排気流量を長期安定して
確保させて、居室内で投写ユニット単体で使用した時よ
り過冷却した。
【0017】(5)仕切板と背面板のミラー下面を結ぶ
案内板を設け、又は、スクリーン下面と背面板のミラー
下面を結ぶ鏡筒穴付の案内板を設けて、専用の排気路を
構成する。これにより、キャビネットの排気口からの漏
れ光を遮断し、投写光路を横断した排気流を無くした。 (6)キャビネットの外側において、キャビネットの背
面板に設けた排気口と吸気口の間、或いはキャビネット
背面板に設けた排気口と底面板に設けた吸気口との間に
は、投写形表示装置の設置場所の居室壁や、床までの寸
法に合わせて水平、又は垂直に断熱板を張付けた間仕切
板を設け、この間仕切板と仕切板とを結ぶキャビネット
の背面板や底面板にも断熱板を一様に張付けたことによ
って、投写形表示装置の外での吸気流と排気流の混流や
伝熱を防いだ。
【0018】(7)大画面表示を可能としたマルチスク
リーンの投写形表示装置において、キャビネット内を前
後に分ける手段として、略床上から天井まで垂直に断熱
板を一様に張付けられ、各段列毎に配置される投写ユニ
ット用の通気口が設けられ、その外周面に気密用のパッ
キンが組付けた構造の仕切板を設ける。これにより、キ
ャビネット内の仕切板の後ろ側の排気流と前側の吸気流
との混流と伝熱を防ぎ、この仕切板の吸気流側(冷気
側)となる前面側に投写ユニットとミラーを各段列毎に
組付けて、又、必要に応じキャビネット内の仕切板の前
面より後方への点検蓋を設けた。
【0019】(8)キャビネット内に仕切板を設け、キ
ャビネットの背面板に各段列毎に組付けられた投写ユニ
ット内のファンと直列配置とした変速ファンと風速セン
サとを複数列の排気口に組付け、又、仕切板の前側の底
面板等には、例えば各列毎に段方向に配置した各投写ユ
ニットの吸気口面積の和の約2倍程度以上となる面積の
フィルタを各列毎の吸気口に設け、変速ファンによって
投写ユニット内のファンへの負荷を軽減し、風速センサ
で変速ファンの回転数を制御して過流量となることを制
限している。これにより、フィルタの急速な目詰まりを
防ぎながら各段各列の投写ユニット内に所要量の約1.
5倍程度以上の吸排気流量を長期安定して確保させて、
居室内で投写ユニット単体で使用された時より各段列毎
に組付けた投写ユニットを過冷却した。又、この仕切板
で排気口からの漏れ光と揺らぎの有る排気流をスクリー
ンから遮断した。
【0020】(9)キャビネット内の仕切板の最上部に
は、数個の通気用の小孔を設け、この小孔に対応する部
分に他の仕切板を設けて二重構造とし、この他の仕切板
の排気口からの外光の遮光可能な位置に数個の通気用の
他の小孔を設け、この通気用の小孔及び他の小孔より吸
気流の一部をキャビネットの排気口から排気する。これ
により、仕切板等の伝熱による最上位段列と最下位段列
の投写ユニットの吸気口の吸気温度差を軽減する。又、
各段列毎の投写ユニットの吸気口、又は排気口に個別の
絞り板やガイド等を組付け各段各列の投写ユニット内の
流量を均等に1.5倍以上化し、各投写ユニットを過冷
却して、投写ユニット間の排気口の排気温度差も軽減さ
せた。
【0021】更に、本発明では、投写形表示ユニット
は、キャビネット内に取付けられた投写ユニットからの
光をミラーで反射させてスクリーンに投写する投写形表
示装置において、キャビネットに設けられた吸気口を含
む空間を形成するように前記キャビネットに取付板を取
り付け、前記キャビネットと前記取付板で形成された他
の空間を形成するキャビネット部分に排気口を設け、前
記取付板に前記投写ユニットを取付け、前記吸気口より
取り入れた吸気流によって前記投写ユニットを冷却し、
前記投写ユニットを冷却した排気流と吸気流との混流を
前記仕切板によって防止する構造としている。
【0022】この投写形表示装置において、前記他の空
間に、前記投写ユニットからの投写光路を避けるように
排気路を形成し、前記排気路によって排気流を前記排気
口に導いている。また、前記投写ユニットは、第1のフ
ァンとフィルタを備え、前記排気口近傍に第2のファン
及び風速センサを取り付ける。また、前記投写ユニット
に、第1のファンと第1のフィルタを設け、前記吸気口
に第2のフィルタを設け、前記第2のフィルタの面積を
前記第1のフィルタの面積の2倍以上に設定して、フィ
ルタの目詰まりによる吸排気流の風量低下を防止する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、幾つかの実施例を用い、図を参照して説明する。図
1は本発明による投写形表示装置の一実施例を示す側断
面図である。図において、投写形表示装置1は居室壁1
3近接して床4の上に設置されている。キャビネット5
内には投写ユニット6が配置され、この投写ユニット6
からの光はミラー7で反射されてスクリーン8に投写さ
れる。キャビネット5にはキャビネット5を上下に仕切
り、且投写ユニット6を取り付けるための仕切板12が
設けられている。仕切板12はキャビネット5の前面板
23と背面板22から立ち上げられ、これら立上部の間
に前面板23と平行な投写ユニット6を取付けるための
取付部を持っている。投写ユニット6の排気口19(第
1の排気口)が仕切板12の取付部の通気孔29に合致
するように、投写ユニット6がパッキン31を介してネ
ジ等の組具24によって固定されている。また、投写ユ
ニット6の投写部は仕切板12に設けられた鏡筒穴25
に挿入され、ここからの光がミラー7に照射できるよう
に構成されている。ミラー7裏面のキャビネット5には
遮光板11を介して変速ファン32が取付けられてい
る。変速ファン32の近傍には風速センサ33が設けら
れている。また、キャビネット5の底面板14には外部
から外気15を吸気流16としてキャビネット5内に導
くための吸気口(第1の吸気口)9が設けられている。
投写ユニット6に設けられたファン13を回転させるこ
とによって、吸気流16は吸気口9からフィルタ(第1
のフィルタ)34を通して、仕切板12とキャビネット
5の下部部分で構成される空間に流入される。この吸気
流16は投写ユニット6の吸気口17(第2の吸気口)
に設けられたフィルタ(第2のフィルタ)18を通し
て、投写ユニット6の内部に導かれ、投写ユニット6の
内部に設けられている液晶パネル、偏光板、ランプ等を
冷却し、仕切板12に設けられた通気孔29からキャビ
ネット5の上部空間に排気流20として排出される。こ
の排気流20はミラー7の周縁21、変速ファン32、
遮光板11を通り排気口10から排気流20としてキャ
ビネット5の外に排気される。
【0024】本構成において、変速ファン32は投写ユ
ニット6内のファン13の負荷を軽減するために設けら
れたもので、風速センサ33で変速ファン32の回転数
を制御している。尚、この変速ファン32や風速センサ
33は投写ユニットの吸気口17、又は排気口19、又
は仕切板12の通気口29に直接設けることもできる。
なお、この構成において、仕切板12に断熱板28を設
け、キャビネット5の背面板22と仕切板12の接合部
とキャビネット5の底面の間に断熱板44を設け、キャ
ビネット5の底面から床4にかけて断熱板42を設ける
と、更に冷却効果を高めることができる。また、図にお
いて、15は外気を、23はキャビネット5の全面板
を、41は投写光路を示す。
【0025】図2は本発明による投写形表示装置の他の
実施例を示す側断面図である。図1の実施例と比較し
て、本実施例においては、仕切板12はキャビネット5
の背面板22から立ち上げられると共に、キャビネット
5の底面板14から立ち上げられており、その中間部分
に取付部が設けられる。この構成において、投写ユニッ
ト6のファン13を回転させると、吸気流16は吸気口
9及びフィルタ34を通して、キャビネット5の背面板
22と底面板14との間で構成される空間に導かれ、断
熱板28の通気孔及び仕切板12に設けられた通気孔2
9を通して投写ユニット6に流入される。投写ユニット
6には吸気口17、フィルタ18が設けられており、こ
れを通して投写ユニット6の内部に設けられている液晶
パネル、偏光板、ランプ等を冷却し、投写ユニット6に
設けられている排気口19から排気流20としてキャビ
ネット5の上面板、前面板23、背面板22で構成され
る空間に排出される。この排気流20はミラー7の周縁
を通り、変速ファン32を通って、排気口10からキャ
ビネット5の外に排気される。
【0026】なお、本実施例においては、キャビネット
5の背面板22に間仕切板43及び断熱板42が設けら
れ、第2の排気口10から排出された排気流20が吸気
口9に還流するのを防止している。更に、本実施例にお
いては、仕切板12に点検蓋26を取り付け、キャビネ
ット5内の仕切板12の前後の点検が出来きるように構
成されている。
【0027】図3は本発明による投写形表示装置の更に
他の実施例を示す側断面図である。本実施例は図1の実
施例と比較して、案内板36及びふさぎ板61を設けた
点が異なる。案内板36はミラー7の支持板35の下端
の周縁と仕切板12の間を塞ぐように、キャビネット5
の側面板に接して設けられ排気路40を構成する。ま
た、ふさぎ板61はミラーの支持板とキャビネット5の
前面板23の間を塞ぐように設けられる。従って、仕切
板12の通気孔29から排出された排気流20は光りの
投写光路41に流入されない。
【0028】図4は本発明による投写形表示装置の更に
他の実施例を示す側断面図である。
【0029】本実施例は図2に示す実施例と比較して、
案内板39を設けると共に、排気口10を仕切板12と
案内板39で囲まれたキャビネット5の背面板22に設
け、この排気口10に変速ファン32を取付けた構造と
なっている。案内板39はキャビネット5の背面板から
立ち上げられ、ミラー7の支持板35の下部周縁に接
し、更に、キャビネット5の前面板23にまで延びてい
る。また、案内板39には投写ユニット6の投写部を挿
入するための鏡筒穴25が設けられている。吸気口9か
ら流入された吸気流16は投写ユニット6を冷却した
後、排気流20となり、案内板39の一部及び仕切板1
2の一部で構成される排気路20を通り、変速ファン3
2を通してキャビネット5の外部に排気される。排気流
16は案内板39によって投写光路41を含め、キャビ
ネット5の上部に入り込まない。
【0030】図5は本発明による投写形表示装置の更に
他の実施例を示す側断面図である。図において、キャビ
ネット5の背面板22に取付けられた変速ファン32を
取り囲むように、断面コ字状の仕切板12が設けられ、
このコ字状の中間部に投写ユニット6が取付けられてい
る。また、仕切板12の上面に接し、且つ、キャビネッ
ト5を上下に仕切る他の仕切板12a設けられる。仕切
板12aには鏡筒穴25が設けられ、この鏡筒穴25に
投写ユニット6の投写部が挿入される。また、仕切板1
2,12a断熱板28、28aが取付けられている。吸
気口9から流入された吸気流16は投写ユニット6を通
過して、この内部を冷却した後、排気流20として排気
路40を通ってキャビネット5外に排出される。
【0031】以上述べたように、図1〜図5に示す実施
例においては、1段1列の形態の投写ユニットを示して
いる。投写形表示装置1は一般に居室壁3の際の床上4
に設置している。図2、図4、図5は投写形表示装置1
を居室壁3より少し離して設置した状態を示している。
図1〜図5に示した投写形表示装置1の放熱に関わる主
要構成品は、キャビネット5、投写ユニット6、ミラー
7、スクリーン8、吸気口9、排気口10、遮光板1
1、仕切板12から成る。
【0032】次に、本実施例の投写形表示装置における
キャビネット5内での投写ユニット6の放熱方法につい
て述べる。1)図1〜図5に示す投写形表示装置におい
ては、投写ユニット6内のファン13を駆動することに
よって、床4とキャビネット5の底面板14との間、又
はキャビネット5と居室壁3の間から外気15をキャビ
ネット5の吸気口9から低温の吸気流16としてキャビ
ネット5内に吸い込み、投写ユニット6の吸気口17に
設けたフィルター18で除塵して投写ユニット6内のラ
ンプの発熱で温度上昇した液晶パネル、偏光板、ランプ
等(何れも図示せず)を冷却して投写ユニット6の排気
口19から、キャビネット5内に排気流20として排出
される。この排気流20は約25〜30℃程度温度上昇
されており、自然にミラー7の周縁21を抜けて、又は
投写光路41に流入すること無く直接、キャビネット5
の背面22上に設けられた遮光板11を通り排気口10
より投写形表示装置1の外である居室に自然に排出させ
るる。ここで仕切板12、又は仕切板12、12aは、
投写ユニット6の吸気口17から排気流20の一部が逆
流し、吸気流16との混流を吸気しない様にするために
設けられている。従って、この仕切板12又は仕切板1
2、12aを境にキャビネット5内を吸気流16側と排
気流20側とに完全に分離することができる。吸気流と
排気流が混流すると、キャビネット5内での投写ユニッ
ト6の吸気口17の吸気温度は投写ユニット6をキャビ
ネット5に入れずに居室で使用した時より約4〜8℃程
度上昇するが、この仕切板12、又は仕切板12、12
aで混流を防ぎ、居室で使用された時の投写ユニット6
の吸気温度と同等とすることによって、投写ユニットの
液晶パネル、偏光板、等の略数千時間毎の交換と同等ま
でに寿命を向上させることがでる。
【0033】2)又、仕切板12には、キャビネット5
内で投写ユニットを前面板23側から組立分解が出来き
る組具24が設けられているため、投写ユニット6の組
付けのために個別に投写ユニット台(図示せず)を必要
としない。又、図1、図3、図5に示した様に、仕切板
12、又は12aには、鏡筒穴25を設け、必要に応じ
て投写ユニット6を吸気流16側(冷気側)に配置する
ことができるような板構造としたので、投写ユニット6
のケース27やケース27内の電源基板、信号基板、等
(図示せず)をキャビネット5内の冷気側で冷却でき
る。更に、図2、図4に示した様に、仕切板12に点検
蓋26を設け、キャビネット5内の仕切板12の前後の
点検が出来きるようにした。このように、本実施例にお
いては、仕切板12、12aを用いることにより、キャ
ビネット5内の投写ユニット6の放熱効果や組付け、取
扱性を向上させることができる。
【0034】3)更に、図1〜図5に示した実施例にお
いては、仕切板12に断熱板28を一様に張付け、投写
ユニット6のファン13の吸気口17、又は排気口19
に合わせた位置に仕切板12の通気孔29を設け、その
外周面に気密用のパッキン31を設けたので、キャビネ
ット5内でより高温の排気流20側から吸気流16側へ
仕切板12を介しての伝熱と、より高温、高圧力の排気
流20側から吸気流16側へ漏れ込による混流、及びキ
ャビネット5外への吸排気力や風量の低下やる吸気流1
6側の温度上昇とを防ぎ投写ユニット6の放熱効果を向
上させることができる。
【0035】4)図1〜図5で示した様に、仕切板1
2、又は仕切板12、12aを設けた上で、キャビネッ
ト5の背面22上側にあるの排気口10には、投写ユニ
ット6内のファン13と直列配置となる変速ファン32
と風速センサ33とを設けている。従って、風速センサ
33で変速ファン32の回転数を制御して過流量となる
ことを制限しながら、投写ユニット6内のファン13へ
の負荷を軽減することができる。また、キャビネット5
の底面板14や背面板22に設けた吸気口9には、投写
ユニット6の吸気口17のフィルタ18の有無に関係な
く、投写ユニット6の吸気口17面積の約2倍程度以上
の面積のフィルタ34を設けている。従って、フィルタ
18、フィルタ34の急速な目詰まりを防ぐことができ
るため、投写ユニット6内に所要量の約1.5倍程度以
上の吸排気流量を長期安定して確保することができる。
このように、居室で投写ユニット6を単体で使用した時
より過冷却することができるので、投写ユニット6内の
液晶パネル、偏光板等やフィルタ18、フィルタ34の
交換時期を約1.5倍程度以上の延長を図れる。
【0036】以下、投写ユニット6内の液晶パネルの寿
命について、信頼性光学入門(塩見著、丸善発行)の電
子部品の使用温度による寿命推定式を参照して説明す
る。液晶パネルの寿命は温度を10℃降下させると、約
1.5〜2倍に延びる。すなわち、液晶パネルの寿命を
従来の1.5〜2倍にするために必要な風量は、現状の
温度上昇を30℃とし、本実施例による温度上昇を20
℃とすると、風量比で約1.5倍にする必要がある。従
って、フィルタ34に相当する従来のフィルタの面積を
Aoとすると、寿命を1.5倍にするためにはフィルタ
34の面積を約2.25Ao程度とする必要があり、寿
命を2倍にするためにはフィルタ34の面積を約3Ao
程度とする必要がある。このことから、液晶パネルの寿
命を1.5〜2倍にするには、フィルタ34の面積を従
来のこれに対応する面積の約2〜3倍にする必要があ
る。
【0037】5)図3で示した様に、仕切板12とミラ
ー7の支持板35の下面を結ぶ案内板36を設け、図4
で示したように、スクリーン8の下面37とミラー7の
支持板35の下面を結ぶ鏡筒穴25付の案内板39を設
け、図5に示すように、鏡筒穴38付の仕切板12aを
設けて、専用の排気路40を構成することによって、キ
ャビネット5の排気口10からの漏れ光を遮断するとと
もに、投写光路41を横断した排気流20を無くして、
排気口10からの漏れ光と排気流20の揺らぎによるス
クリーン8上の画質変化を防いでいる。
【0038】6)図2、図4で示したように、投写形表
示装置1の外側でキャビネット5の背面板22の排気口
10と吸気口9の間に、或いは図1、図3、図5で示し
たキャビネット5の背面板22の排気口10と底面板1
4の吸気口9との間に、投写形表示装置1の設置場所の
居室壁3や、床4までの寸法に合わせて水平、又は垂直
に断熱板42を張付けた間仕切板43を設け、更に、こ
の間仕切板43と仕切板12とを結ぶキャビネットの背
面板22や底面板14にも断熱板44を一様に張付ける
ことによって、投写形表示装置1の外での吸気流16と
排気流20の混流や、伝熱を防いで、投写ユニット6の
放熱効果を向上させることができる。
【0039】図6は本発明によるマルチスクリーンの投
写形表示装置の一実施例を示す側断面図である。図で
は、2段1列の形態のマルチスクリーンを示している
が、2段以上縦に重ねて投写形表示装置を構成してもよ
いし、複数段横に並べると共に、複数段縦に積み重ねた
構成としてもよい。
【0040】図において、キャビネット5の底面板14
と天井板45の間に断熱板46が張り付けられた仕切板
47が設けられ、この仕切板47の投写ユニット6が取
り付けられる部分には通気口29が設けられる。この通
気口29にはガイド56が設けられている。また、投写
ユニット6の吸気口17側には絞り板55が設けられて
いる。更に、前述の実施例と同様にキャビネット5には
変速ファン32が取付けられ、その近傍に風速センサ3
3が設けられている。
【0041】次に、本実施例のマルチスクリーンの投写
形表示装置におけるキャビネット5内での投写ユニット
6の放熱方法について述べる。 1)大画面表示を可能とした図6のマルチスクリーンの
投写形表示装置2においては、キャビネット5内を前後
に分ける手段としてキャビネット5の略底面板14から
天井板45までの間に仕切板47を設け、この仕切板4
7に断熱板46を一様に張付ける。また、仕切板47に
各段列毎に配置される投写ユニット6用の通気口29を
設けると共に、その外周面に気密用のパッキン31を組
付けている。このため、キャビネット5内の仕切板47
の後ろ側の排気流48と前側の吸気流49との混流と伝
熱を防ぎ、キャビネット5内の投写ユニット6の放熱効
果を上げている。また、吸気流49側(冷気側)となる
キャビネット5の前面板50側に投写ユニット6とミラ
ー7を各段列毎に組付け、又、必要に応じて、キャビネ
ット5内の仕切板47の前面板50側に点検蓋51を設
けることによって、組付け取扱性を向上させることがで
きる。
【0042】2)キャビネット5内に仕切板47を設
け、更に、キャビネット5の背面板22に、各段列毎に
組付けて成る投写ユニット6内のファン13と直列配置
とした変速ファン32と風速センサ33とを複数列の排
気口10に組付けている。又、仕切板47の底面板14
には、例えば各列毎に段方向に配置した各投写ユニット
6の吸気口17面積の和の約2〜3倍程度以上となる面
積のフィルタ34を各列毎の吸気口9に設けて、各段列
毎の投写ユニット6内のファン13への負荷を軽減し、
風速センサ33で変速ファン32の回転数を制御して過
流量となることを制限しながら、フィルタ18、フィル
タ34の急速な目詰まりを防いでいる。このため、各段
各列の投写ユニット6内に所要量の約1.5倍程度以上
の吸排気流量を長期安定して確保して、居室で投写ユニ
ット6単体で使用する時より各段列毎に組付けた投写ユ
ニット6を過冷却できるので、各段列毎に組付けた投写
ユニット6内の液晶パネル、偏光板等やフィルタ18、
フィルタ34の交換時期を、居室で投写ユニット6単体
で使用した時と同等以上に寿命を向上させることができ
る。又、この仕切板47で排気口10からの漏れ光と揺
らぎの有る排気流47をスクリーン8から遮断して、ス
クリーン8上の画質変化を防ぐことができる。
【0043】3)キャビネット5内の仕切板47の最上
部52には、数個の通気用の小孔53を設け、この小孔
53に対応する部分に他の仕切板54を設けて仕切板を
二重にし、この仕切板54の排気口10からの外光の遮
光可能な位置に数個の通気用の小孔53aを設けてい
る。この通気用の小孔53、53aより吸気流49の一
部をキャビネット5の排気口10から排気することによ
って、仕切板47、等の伝熱による最上位段列と最下位
段列の投写ユニット6の吸気口17の吸気温度差を軽減
している。更に、各段列毎の投写ユニット6の吸気口1
7、又は排気口19に個別の絞り板55やガイド56を
組付け各段各列の投写ユニット6内の流量を均等に1.
5倍以上とし、各投写ユニット6を過冷却して、投写ユ
ニット6間の排気口19の排気温度差も軽減することが
できるので、各段列毎の投写ユニット6の寿命を従来の
約1.5倍以上とすることができると共に、各投写ユニ
ット6の寿命の均一化ができ、点検保守等の作業を、よ
り定期的に行うことができるように安定させることがで
きる。
【0044】尚、本発明による仕切板は、投写ユニット
の吸気口、排気口の位置や方向とその数や形状によって
異なった形状になり、異なった場所に取り付けられる。
又、キャビネット内で投写ユニットやミラーの組付け姿
勢や投写方向により形状、構造、その支持方法が異な
る。本発明による仕切板は、要はキャビネット内でこれ
らの条件に合わせて投写ユニットを境に吸気流と排気流
とを分離できればよく、これを目的に設けた仕切板の構
造は全て本発明に含まれる。従って、大画面表示を可能
としたマルチスクリーン形投写表示装置においても、縦
上向きの投写ユニットやミラーを横向きにして、各段列
毎に投写ユニットやミラーを組付けて成る仕切板の板構
造も本発明に含まれる。
【0045】又、キャビネット内で、仕切板とキャビネ
ット背面の奥行き方向の空間に投写ユニットの列毎に略
底面板から天井板までの間仕切板を追加して、投写ユニ
ットの列毎に段方向に排気流専用の流路を設けることも
本発明に含まれる。更に、列毎に並べた投写ユニット間
やミラー間の空間を利用して列毎に段方向に排気流専用
の流路を設けたり、左右列で対象配置と成る投写ユニッ
ト間やミラー間の空間を利用して左右列の投写ユニット
の排気流をまとめ段方向に排気流専用の流路を作ること
や、変速ファンや風速センサを各投写ユニットごとに、
投写ユニットの吸気口側、排気口側又は仕切板の通気口
に組付けて図示の背面板をなくして仕切板をキャビネッ
トの背面板と兼ねることで、キャビネットの奥行き寸法
を薄くした仕切板の板構造も本発明に含まれる。
【0046】以上述べたように、本発明によれば以下の
効果を得ることができる。 (1)キャビネット内に設けられた仕切板を境に、キャ
ビネット内で吸気流側と排気流側とを完全に分離するこ
とができるので、混流を無くしてキャビネット内での投
写ユニットの吸気温度の上昇を防ぐことができる。従っ
て、広い居室内で投写ユニット単体で使用した時の液晶
パネル等と同等の、略数千時間毎に交換すればよいとい
う程度までに寿命を向上させることができる。
【0047】(2)仕切板には、キャビネット内で投写
ユニットを前方で組立分解が出来きる組具を設けると共
に、投写ユニットを吸気側(冷気側)に配置するために
必要に応じて鏡筒穴を設け、更に、点検蓋を設けた板構
造としたので、投写ユニットの組付けのために個別に投
写ユニット台を必要とせず、投写ユニットのケースやケ
ース内の電源基板、信号基板等をキャビネット内の冷気
側で冷却でき、更に、キャビネット内の仕切板の前後の
点検が出来きる等、キャビネット内の投写ユニットの放
熱効果や組付け、取扱性を向上させることができる。
【0048】(3)仕切板には断熱板を一様に張付け、
投写ユニットのファンの吸気口、又は排気口と合う位置
のみに通気孔を設け、その外周面に気密用のパッキンを
設けたので、キャビネット内でより高温の排気流側から
吸気流側へ仕切板を介しての伝熱と、より高温、高圧力
の排気流側から吸気流側へ漏れ込による混流とキャビネ
ット外への吸排気力や風量の低下や吸気流側の温度上昇
とを防ぐことができるため、投写ユニットの放熱効果を
さらに向上させることができる。
【0049】(4)仕切板を設けた上で、キャビネット
の背面上側にある排気口には、投写ユニット内のファン
と直列配置となる変速ファンと風速センサとを設け、キ
ャビネットの床面や背面下側の吸気口には、投写ユニッ
トの吸気口面積の約2倍程度以上の面積のフィルタを設
けたので、投写ユニット内のファンへの負荷を軽減し、
風速センサで変速ファンの回転数を制御して過流量とな
ることを制限することができる。従って、フィルタの急
速な目詰まりを防ぎながら投写ユニット内に所要量の約
1.5倍程度以上の吸排気流量を長期安定して確保で
き、居室内で投写ユニット単体で使用した時より過冷却
できるので、投写ユニット内の液晶パネル、偏光板等や
フィルタの交換時期を約1.5倍程度以上延長すること
が可能になった。
【0050】(5)仕切板と背面のミラー下面を結ぶ案
内板を設け、又は、スクリーン下面と背面のミラー下面
を結ぶ鏡筒穴付の案内板を設けて、専用の排気路を設け
たので、キャビネットの排気口からの漏れ光を遮断し、
投写光路を横断した排気流を無くし、排気口からの漏れ
光と排気流の揺らぎによるスクリーン上の画質変化を防
ぐことができる。
【0051】(6)投写形表示装置の外側で、キャビネ
ットの背面板に設けた排気口と吸気口の間、或いはキャ
ビネットの背面板に設けた排気口と底面板に設けた吸気
口との間には、投写形表示装置の設置場所の居室壁や、
床までの寸法に合わせて水平、又は垂直に断熱板を張付
けた間仕切板を設けると共に、この間仕切板と仕切板と
を結ぶキャビネットの背面板や底面板にも断熱板を一様
に張付けたので、投写形表示装置の外での吸気流と排気
流の混流や、伝熱を防ぐことができ、投写ユニットの放
熱効果を更に向上させるこができる。
【0052】(7)大画面表示を可能としたマルチスク
リーンの投写形表示装置においても、キャビネット内を
前後に分ける手段として略底面板から天井板まで垂直に
断熱板が一様に張付けられ、各段列毎に配置される投写
ユニット用の通気口が設けられ、その外周面に気密用の
パッキンが組付けられた構造の仕切板を設けたので、キ
ャビネット内の仕切板の後ろ側の排気流と前側の吸気流
との混流と伝熱を防ぐことができる。また、この仕切板
の吸気流側(冷気側)となる前面側に投写ユニットとミ
ラーを各段列毎に組付けて、又、必要に応じキャビネッ
ト内の仕切板の前面より後方への点検蓋を設けたので、
組付け取扱性を向上させることが出来る。このように、
キャビネット内の投写ユニットの放熱効果や組付け取扱
性を向上させることができる。
【0053】(8)キャビネット内に仕切板を設け、更
に、キャビネットの背面板には、各段列毎に組付けられ
る投写ユニット内のファンと直列配置とした変速ファン
と風速センサとを複数列の排気口に組付け、又、仕切板
の前側の底面板等には、例えば各列毎に段方向に配置し
た各投写ユニットの吸気口面積の和の約2倍程度以上と
なる面積のフィルタを各列毎の吸気口に設けた。従っ
て、投写ユニット内のファンへの負荷を軽減し、風速セ
ンサで変速ファンの回転数を制御して過流量となること
を制限できるので、フィルタの急速な目詰まりを防ぎな
がら、各段各列の投写ユニット内に所要量の約1.5倍
程度以上の吸排気流量を長期安定して確保できる。これ
により、居室内で投写ユニット単体で使用した時より各
段列毎に組付けられた投写ユニットを過冷却して、投写
ユニット内の液晶パネル、偏光板等やフィルタの交換時
期を、居室で投写ユニット単体で使われた時と同等以上
に寿命を向上させることができる。又、この仕切板で排
気口からの漏れ光と揺らぎの有る排気流をスクリーンか
ら遮断して、スクリーン上の画質変化を防ぐことができ
る。
【0054】(9)キャビネット内の仕切板の最上部に
は、数個の通気用の小孔を設け、この小孔に対応した部
分に他の仕切板を設けて二重にし、この他の仕切板の排
気口からの外光の遮光可能な位置に数個の通気用の小孔
を設け、この通気用の小孔より吸気流の一部をキャビネ
ットの排気口から排気することによって、仕切板等の伝
熱による最上位段列と最下位段列の投写ユニットの吸気
口の吸気温度差を軽減している。又、各段列毎の投写ユ
ニットの吸気口、又は排気口に個別の絞り板やガイド、
等を組付け各段各列の投写ユニット内の流量を均等に
1.5倍以上化し、各投写ユニットを過冷却して、投写
ユニット間の排気口の排気温度差も軽減させている。こ
のため、各段列毎の投写ユニットの寿命を約1.5倍以
上となるように寿命の均一化が出来ると共に、点検保守
等の作業をより定期的に安定させることができる。
【0055】
【発明の効果】本発明よれば、投写ユニットの放熱効果
を向上させて、投写ユニットの寿命を向上させることが
できる。また、投写ユニットの放熱効果を向上させると
共に投写ユニットの組立が容易である。また、投写ユニ
ットの放熱効果を向上させると共に排気流による画像の
揺らぎを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による投写形表示装置の一実施例を示す
側断面図である。
【図2】本発明による投写形表示装置の他の実施例を示
す側断面図である。
【図3】本発明による投写形表示装置の更に他の実施例
を示す側断面図である。
【図4】本発明による投写形表示装置の更に他の実施例
を示す側断面図である。
【図5】本発明による投写形表示装置の更に他の実施例
を示す側断面図である。
【図6】本発明によるマルチスクリーンの投写形表示装
置の一実施例を示す側断面図である。
【符号の説明】
1…投写形表示装置、2…マルチスクリーン形投写表示
装置、3…居室壁、4…床、5…キャビネット、6…投
写ユニット、7…ミラー、8…スクリーン、9…吸気口
(第1の吸気口)、10…第2の排気口、11…遮光
板、12、12a…仕切板、13…ファン、14…底面
板、15…外気、16…吸気流、17…吸気口(第2の
吸気口)、18…フィルター(第2のフィルタ)、19
…排気口(第1の排気口)、20…排気流、21…ミラ
ーの周縁、22…背面板、23…前面板、24…組具、
25…鏡筒穴、26…点検蓋、27…ケース、28、2
8a…断熱板、29…通気孔、31…パッキン、32…
変速ファン、33…風速センサ、34…フィルタ(第1
のフィルタ)、35…ミラーの支持板、36…案内板、
37…スクリーン下面、39…案内板、40…排気路、
41…投写光路、42…断熱板、43…間仕切板、44
…断熱板、45…天井板、47…仕切板、48…排気
流、49…吸気流、50…前面板、51…点検蓋、52
…最上部、53、53a…小孔、54…仕切板、55…
絞り板、56…ガイド、61…ふさぎ板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神原 崇 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディアシステ ム事業部内 (72)発明者 市川 公舟 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディアシステ ム事業部内 (72)発明者 坂本 修一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディアシステ ム事業部内 (72)発明者 松田 裕 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディアシステ ム事業部内 (72)発明者 仕明 卓也 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディアシステ ム事業部内 (72)発明者 荻野 正規 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディアシステ ム事業部内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャビネット内に取付けられた投写ユニッ
    トからの光をミラーで反射させてスクリーンに投写する
    投写形表示装置において、キャビネットに設けられた吸
    気口を含む空間を形成するように前記キャビネットに取
    付板を取り付け、前記キャビネットと前記取付板で形成
    された他の空間を形成するキャビネット部分に排気口を
    設け、前記取付板に前記投写ユニットを取付け、前記吸
    気口より取り入れた吸気流によって前記投写ユニットを
    冷却し、前記投写ユニットを冷却した排気流と吸気流と
    の混流を前記取付板によって防止することを特徴とする
    投写形表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の投写形表示装置において、
    前記他の空間に、前記投写ユニットからの投写光路を避
    けるように排気路を形成し、前記排気路によって排気流
    を前記排気口に導くことを特徴とする投写形表示装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の投写形表示装置において、
    前記投写ユニットは、第1のファンとフィルタを備え、
    前記排気口近傍に第2のファン及び風速センサを取り付
    けることを特徴とする投写形表示装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の投写形表示装置において、
    前記投写ユニットに、第1のファンと第1のフィルタを
    設け、前記吸気口に第2のフィルタを設け、前記第2の
    フィルタの面積を前記第1のフィルタの面積の2倍以上
    に設定して、フィルタの目詰まりによる吸排気流の風量
    低下を防止することを特徴とする投写形表示装置。
  5. 【請求項5】投写ユニットとミラーを内蔵したキャビネ
    ットの前面にスクリーンを組付け、キャビネットの上下
    に排気口と吸気口を設けた投写形表示装置において、前
    記キャビネット内で、前記吸気口を含む空間を形成する
    ようにキャビネットを仕切る仕切板を設け、前記投写ユ
    ニット内のファンでできる吸気流と排気流を、この仕切
    手段を境にキャビネット内で吸気流側と排気流側とに分
    離して、混流を防いで放熱効果を向上させることを特徴
    とする投写形表示装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の投写形表示装置において、
    前記投写ユニットの吸気温度を居室内で投写ユニット単
    体で使用された時の吸気温度と同等になるようにして、
    前記投写ユニットの液晶パネル、偏光板の寿命を略数千
    時間毎の交換と同等までに向上させることを特徴とする
    投写形表示装置。
  7. 【請求項7】請求項5記載の投写形表示装置において、
    前記仕切板には、前記キャビネット内で前記投写ユニッ
    トを前方で組立分解が出来きる組具と、鏡筒穴と、点検
    蓋とを設け、前記鏡筒穴に前記投写ユニットの投写部を
    挿入して前記投写ユニットを前記取付板の前記吸気側に
    前記組具で取り付けることを特徴とする投写形表示装
    置。
  8. 【請求項8】請求項5記載の投写形表示装置において、
    前記仕切板に通気孔を設けると共に、断熱板を取り付
    け、前記通気口に前記投写ユニットのファンの吸気口及
    び排気口の一方に合わせ、気密用のパッキンを介して前
    記投写ユニットを取付け、キャビネット内で排気流側か
    ら吸気流側への伝熱と漏れ込を防ぐいで、前記投写ユニ
    ットの放熱効果を向上させることを特徴とする投写形表
    示装置。
  9. 【請求項9】請求項5記載の投写形表示装置において、
    キャビネットの背面上側にある遮光板付の前記排気口に
    は、投写ユニット内のファンと直列配置となる変速ファ
    ンと風速センサとを設け、前記吸気口には、投写ユニッ
    トの吸気口面積の約2倍程度以上の面積のフィルタを設
    け、前記変速ファンの回転数を制御して、前記投写ユニ
    ット内のファンへの負荷を軽減すると共に、過流量とな
    ることを制限し、前記投写ユニット内に所要の約1.5
    倍程度以上の吸排気流量を確保して、居室内で投写ユニ
    ット単体で使用した時より過冷却することによって、前
    記投写ユニット内の液晶パネル、偏光板やフィルタの交
    換時期の約1.5倍程度以上の延長を図れるようにする
    ことを特徴とする投写形表示装置。
  10. 【請求項10】請求項5記載の投写形表示装置におい
    て、案内板を用いて排気路を形成し、キャビネットの排
    気口からの漏れ光を遮断すると共に、投写光路を横断す
    る排気流を無くして、前記排気口からの漏れ光と排気流
    の揺らぎによるスクリーン上の画質変化を防ぐことを特
    徴とする投写形表示装置。
  11. 【請求項11】投写ユニットとミラーを内蔵したキャビ
    ネットの前面にスクリーンを組付け、前記キャビネット
    の上下に排気口と吸気口を設けた投写形表示装置におい
    て、前記キャビネットに設けられた排気口と吸気口の間
    で、且前記キャビネットの外側にに断熱板を張付けた間
    仕切板を設けることによって、前記キャビネット外での
    吸気流と排気流の混流や伝熱を防いで、投写ユニットの
    放熱効果を向上させることを特徴とする投写形表示装
    置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の投写形表示装置におい
    て、前記キャビネットを吸気側と排気側に分離し、前記
    吸気側のキャビネット部分で、前記排気口から排気され
    た排気流と接する部分に断熱板を張付けることを特徴と
    する投写形表示装置。
  13. 【請求項13】大画面表示を可能としたマルチスクリー
    ン形投写表示装置において、キャビネットの底面板と天
    井板の間に仕切板を設け、前記仕切板に投写ユニット用
    の通気口とその外周面に気密用のパッキンを設け、キャ
    ビネット内の仕切板の後ろ側の排気流と前側の吸気流と
    の混流と伝熱を防ぎ、前記仕切板の吸気流側となる前面
    側に投写ユニットとミラーを各段列毎に組付け、キャビ
    ネット内の投写ユニットの放熱効果を向上させることを
    特徴とするマルチスクリーンの投写形表示装置。
  14. 【請求項14】請求項13記載の投写形表示装置におい
    て、前記排気流側の前記キャビネットに、各段列毎に組
    付けられた投写ユニット内のファンと直列配置とした変
    速ファンと風速センサとを複数列の排気口に組付け、吸
    気流側のキャビネットに吸気口を設け、前記吸気口には
    各投写ユニットの吸気口面積の和の約2倍程度以上とな
    る面積のフィルタを設け、前記変速ファンを駆動するこ
    とによって、前記投写ユニット内のファンへの負荷を軽
    減し、前記風速センサで前記変速ファンの回転数を制御
    して過流量となることを制限してフィルタの急速な目詰
    まりを防ぎながら、前記投写ユニット内に所要量の約
    1.5倍程度以上の吸排気流量を確保し、居室内で投写
    ユニット単体で使用した時より各段列毎に組付けた前記
    投写ユニットを過冷却することによって、各段列毎に組
    付けた投写ユニット内の液晶パネル、偏光板やフィルタ
    の交換時期を、居室内で投写ユニット単体で使われた時
    と同等以上に寿命を向上させ、前記仕切板で前記排気口
    からの漏れ光と揺らぎの有る排気流をスクリーンから遮
    断して、前記スクリーン上の画質変化を防ぐことを特徴
    とするマルチスクリーンの投写形表示装置。
  15. 【請求項15】請求項14記載の投写形表示装置におい
    て、前記キャビネット内の前記仕切板の最上部に、数個
    の通気用の小孔を設け、通気用の前記小孔近傍に他の仕
    切板を二重になるように設け、前記他の仕切板の内、前
    記排気口からの外光を遮光できる位置に数個の通気用の
    他の小孔を設け、通気用の前記小孔及び前記他の小孔よ
    り吸気流の一部をキャビネットの排気口から排気するこ
    とによって、前記仕切板の伝熱による最上位段列と最下
    位段列の投写ユニットの吸気口の吸気温度差を軽減し、
    各段列毎の前記投写ユニットの吸気口及び排気口の一方
    に個別の絞り板、ガイドを組付け、投写ユニット内の流
    量を均等に1.5倍以上とすることによって、前記各投
    写ユニットを過冷却して、前記投写ユニット間の排気口
    の排気温度差を軽減して、各段列毎の前記投写ユニット
    の寿命を約1.5倍以上の寿命に均一化し、点検保守等
    の作業をより定期的に安定させることを特徴とするマル
    チスクリーンの投写形表示装置。
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