JP2001208591A - 計量器を備えたケースユニット - Google Patents

計量器を備えたケースユニット

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    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/05Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using mechanical effects
    • G01F1/06Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using mechanical effects using rotating vanes with tangential admission

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上メータケース30の、下メータケース10
に対する周方向の相対的な装着角度位置の如何にかかわ
らず、計量器20の指示と所定事項の表示との周方向の
相対的な装着角度位置を容易に整合させるようにするこ
と。 【解決手段】 下メータケース10と、下メータケース
10の側壁11の開口部を覆うよう下メータケース10
に装着される計量器20と、上メータケース30とを備
え、上メータケース30を該側壁11にねじ係合させる
ことにより計量器20を該側壁11に保持する水道メー
タ。上面側に所定事項が表示された表示用環状体50を
備え、表示用環状体50は、上メータケース30に対す
る周方向の全ての相対的角度位置における係止を許容す
る係止手段を介して上メータケース30の上端部に装着
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば水道メータ
等の、計量器を備えたケースユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】計量器を備えたケースユニットの代表的
なものとしては、一般家庭用として広く実用化されてい
る水道メータを挙げることができる。水道メータの典型
例は、円形状をなす底壁及び底壁の周縁から上方に延び
る円筒状側壁を備えた下メータケースと、上端部外周に
形成された環状の段部が下メータケースの側壁の上端面
に載置されることにより下メータケースに離脱自在に装
着された計量器と、下メータケースの側壁の上端部外周
面に離脱自在に装着された環状の上メータケースとを備
えている。金属製の下メータケースの側壁の下端部に
は、半径方向外側に延び出す一対の導管部が一体に形成
されている。導管部の各々は、下メータケースを軸方向
に見て、軸心を通る直線によって分けられる片側の領域
に若干偏った位置に配置され、各々の貫通孔は、半径方
向外側から内側に向かってかつ該片側の領域における側
壁の内周面側に若干傾斜して延在するよう形成されてい
る。下メータケースの底壁の軸心部には、支持軸がその
上面から上方に延び出すよう固定され、この支持軸には
羽根車が回転自在に支持されている。羽根車の軸心部に
は上方に延びる支柱が形成され、該支柱の上端部には出
力ギヤが配設されている。下メータケースの側壁の上端
部における半径方向内側には大径部が形成され、大径部
と該大径部よりも下方の小径部との間には環状の段部が
形成されている。この段部には周方向位置決め用のピン
が直立して設けられている。下メータケースの側壁の上
端部(開口部)における外周面には雄ねじが形成されて
いる。
【0003】計量器は、全体として容器のような形状を
なし、その上端部には円筒壁が配設され、円筒壁の上端
部の半径方向内側は、透明な円板部を含む蓋体により閉
塞されている。計量器の円筒壁の外周面は、軸方向上側
の大径部と下側の小径部とにより構成され、大径部と小
径部との間には環状の上段部が形成されている。計量器
の上記円筒壁の下端は外周面から半径方向内側に延びる
環状の下段部により規定され、該円筒壁の下端部におけ
る外周面には下段部から上方に延びる周方向位置決め用
の切欠きが形成されている。計量器の円筒壁の内部には
全面液封の積算指示部が形成され、回転式数値指示部、
指針等が配設されている。積算指示部は、計量器の上方
から透明な円板部を介して視認することができる。積算
指示部の軸方向下側には複数のギヤを含む回転伝達機構
が配設されている。回転伝達機構は入力ギヤを備えてい
る。なお計量器は、一部を除くほとんど全ての構成部材
が適宜の合成樹脂から形成されている。
【0004】金属製の上メータケースは、環状の本体
と、該本体の外周部にヒンジ手段を介して開閉自在に配
設された蓋とを備えている。本体の内周面には雌ねじが
形成され、また本体の上端部には半径方向内側に延び出
す環状の押さえフランジが形成されている。本体の外周
面には、半径方向外側に延び出す、締付&締付解除操作
用の突部が、複数個、周方向に等間隔をおいて配設され
ている。押さえフランジの内周面は、軸方向の下方から
上方に向かうに従ってその内径が徐々に拡大されるよう
なフレア形状に形成されている。上メータケースの上端
面、したがって環状フランジの上端面には、一般に検定
日、製造・販売・修理業者等のロゴ、器物番号等の所定
事項が刻印により表示されている。
【0005】上記計量器は、下メータケースの上端開口
部からその内部に挿入される。計量器の上段部が下メー
タケースの上端面上に、リング形状のシール部材を介し
て載置される。シール部材の外径、及びシール部材より
も上方の、計量器の側壁の外径は、下メータケースの上
端面の外径とほぼ同じ又は若干小さく規定されている。
計量器の側壁の下端部に形成された周方向位置決め用の
切欠きが下メータケースの段部に配設された周方向位置
決め用のピンに嵌合させられることにより、計量器の、
下メータケースに対する周方向の相対的装着角度位置が
所定の装着角度位置に規定される。計量器の下段部は、
下メータケースの段部に若干の隙間をおいて軸方向に対
向するよう位置付けられる。計量器の回転伝達機構に含
まれる入力ギヤは羽根車の出力ギヤに離脱自在に駆動結
合される。以上のとおりにして計量器は下メータケース
内に、その上端部のみが外部に露呈される形態で装着さ
れる。上メータケースは、その雌ねじが下メータケース
の雄ねじに係合されることにより、環状のワッシャ部材
を介して下メータケースに装着される。このワッシャ部
材は、上メータケースの押さえフランジの内面と計量器
の上面の周縁部との間に介在される。計量器は、積算指
示部のみが外部に露呈された状態で下メータケースに対
し、上メータケースによって締め付け固定される。上メ
ータケースに設けられた蓋を開閉することにより、計量
器の積算指示部を外部に露呈し、又は閉塞することがで
きる。
【0006】水道水は下メータケースに設けられた導管
部の一方から下メータケース内を通過して他方へ流れ
る。水道水が導管部の一方から他方へ流れると、羽根車
が回転させられる。羽根車の回転は、その出力ギヤ及び
計量器の入力ギヤを介して計量器の回転伝達機構に伝達
される。その結果、羽根車の回転は、計量器において、
下メータケース内を通過する水道水の流量に変換され、
積算指示部において積算・指示される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】計量器を備えたケース
ユニットである上記水道メータにおいては、上述したよ
うに、計量器の、下メータケースに対する周方向の相対
的装着角度位置は、上記周方向位置決め用の切欠き及び
周方向位置決め用のピンによって常に所定の周方向装着
角度位置に規定される。しかしながら、上メータケース
が下メータケースにねじ結合されることによって、計量
器が締め付け固定されるよう構成されているので、その
締め付けトルクに応じて、あるいは計量器の軸方向高さ
の相違によって、上メータケースの、下メータケース、
したがって計量器に対する周方向の相対的な装着角度位
置が異なってしまうことになる。その結果、計量器の積
算指示部における指示、具体的には、回転式数値指示
部、指針等による指示と、上メータケースの上端面に刻
印された、検定日、製造・販売・修理業者等のロゴ、器
物番号等の所定事項の表示、との、所定の周方向の相対
的な角度位置が整合せず、換言すれば、ある視点から上
記指示及び表示全体を容易に読み取ることができる所定
の周方向の相対的な角度位置に整合せず、これらを読み
取る作業者にとって見辛くなり、積算指示部における数
値、指針等の指示及び所定事項の表示の読み取り作業が
困難となる。
【0008】他方、器物番号は、契約者が変わった場合
には変更しなければならず、該変更の場合には、金属製
の上メータケースの上端面の器物番号の部分を研削した
後、再刻印することにより対応せざるをえなかった。こ
のため、器物番号の変更作業が大掛かりで困難であり、
また変更作業を迅速に遂行することができなかった。
【0009】以上の問題は、水道メータに限定されるも
のではなく、同様な構成を有する他の計量器を備えたケ
ースユニットにおいても共通して存在するものである。
【0010】本発明は上記事実に基づいてなされたもの
で、その目的は、上メータケースの、下メータケース、
したがって計量器に対する周方向の相対的な装着角度位
置の如何にかかわらず、計量器の積算指示部における指
示と、検定日、製造・販売・修理業者等のロゴ、器物番
号等の所定事項の表示との周方向の相対的な装着角度位
置を容易かつ確実に整合させることができ、その結果、
積算指示部における指示及び所定事項の表示の読み取り
作業を従来に比べて容易にすることを可能にする、計量
器を備えたケースユニットを提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、器物番号の変更作業
を従来に比べて容易にかつ迅速に遂行することを可能に
する、計量器を備えたケースユニットを提供することで
ある。
【0012】本発明のその他の目的及び特徴は、本発明
による計量器を備えたケースユニットの実施形態につい
て添付図面を参照して詳細に説明する後の記載から明ら
かになるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、円筒状
側壁を有する下メータケースと、該側壁の開口部を覆う
よう下メータケースに装着されかつ上面側に指示部を有
する計量器と、環状の上メータケースとを備え、上メー
タケースを下メータケースの該側壁の開口部外周にねじ
係合させることにより計量器を下メータケースの該側壁
の開口部に保持する、計量器を備えたケースユニットに
おいて、上面側に所定事項が表示された表示用環状体を
備え、この表示用環状体は、上メータケースに対する周
方向の全ての相対的角度位置における係止を許容する係
止手段を介して上メータケースの上端部に装着される、
ことを特徴とする計量器を備えたケースユニットが提供
される。
【0014】表示用環状体の上面に、直接、所定事項が
表示されている、ことが好ましい。表示用環状体の上面
には、上面に所定事項が表示された被表示部材が離脱自
在に装着される、ことが好ましい。表示用環状体の上面
には、周方向に間隔をおいて位置付けられた一端及び他
端間を周方向に連続して延在する係止溝が形成され、こ
の係止溝には、上面に所定事項が表示されかつ係止溝に
実質上整合するよう形成された被表示部材が離脱自在に
嵌合される、ことが好ましい。表示用環状体には、蓋
が、表示用環状体の上面及び計量器の上面を閉塞する閉
位置と、表示用環状体の上面及び計量器の上面を上方に
露呈させる開位置との間を、ヒンジ手段を介して開閉自
在に装着され、ヒンジ手段は、表示用環状体の上面の、
係止溝が形成されていない周方向の領域であって、表示
用環状体の外周縁の半径方向内側領域と、蓋の下面の、
該領域に対し軸方向に対向する領域であって、蓋の外周
縁の半径方向内側領域との間に設けられている、ことが
好ましい。表示用環状体の上面には周方向に連続して延
在する環状の係止溝が形成され、この係止溝には、上面
に所定事項が表示されかつ係止溝に実質上整合するよう
形成された環状の被表示部材が離脱自在に嵌合される、
ことが好ましい。表示用環状体には、蓋が、表示用環状
体の上面及び計量器の上面を閉塞する閉位置と、表示用
環状体の上面及び計量器の上面を上方に露呈させる開位
置との間を、ヒンジ手段を介して開閉自在に装着され、
表示用環状体及び蓋の各々には、各々の外周縁から半径
方向外側に延び出しかつ相互に軸方向に対向する突出部
が形成され、ヒンジ手段は、該突出部の各々間に形成さ
れている、ことが好ましい。係止溝の底部には周方向に
間隔をおいて複数の係止孔が形成され、被表示部材の、
該係止孔の各々に整合する位置には、被係止ピンが、被
表示部材の下面から延び出すよう配設され、被表示部材
の被係止ピンの各々は、係止溝の、対応する係止孔に離
脱自在に係止される、ことが好ましい。上メータケース
は、環状の本体と、該本体の上端部から半径方向内側に
延び出す環状の押さえフランジとを備え、計量器の上端
部には円筒壁が備えられ、この円筒壁の外周部には下メ
ータケースの該側壁の上端面に載置しうる環状の段部が
形成され、該本体の内周面には雌ねじが形成され、下メ
ータケースの該側壁の上端部における外周面には雄ねじ
が形成され、上メータケースの該本体の雌ねじを下メー
タケースの該側壁の雄ねじに係合させることにより、押
さえフランジの下面で計量器上面の周縁部を下メータケ
ースに向けて強制することにより計量器の円筒壁の段部
を下メータケースの該側壁の上端面に押圧し、計量器上
面の周縁部と押さえフランジの下面との間には、環状の
合成樹脂製ワッシャ&連結部材が介在され、ワッシャ&
連結部材は、ワッシャ部と、ワッシャ部の半径方向内側
端部から上方に延び出す係止円筒部とから構成され、表
示用環状体の下面における半径方向内側端部には下方に
延び出す被係止円筒部が形成され、係止手段は、相互に
半径方向に対向して位置付けられるワッシャ&連結部材
の係止円筒部と表示用環状体の被係止円筒部との間に形
成される、ことが好ましい。係止手段は、ワッシャ&連
結部材の係止円筒部の内周面又は外周面の一方に形成さ
れた環状の係止凹条又は環状の係止突条の一方と、該内
周面又は該外周面に対向して位置付けられる、表示用環
状体の被係止円筒部の外周面又は内周面のうちの一方に
形成された環状の被係止突条又は環状の被係止凹条の一
方とから形成される、ことが好ましい。上メータケース
の押さえフランジの内周面は、軸方向の下方から上方に
向かうに従って内径が徐々に拡大させられるように傾斜
したフレア形状に形成され、ワッシャ&連結部材の係止
円筒部は、押さえフランジの内周面よりも半径方向内側
に位置付けられ、表示用環状体の被係止円筒部は、係止
円筒部の外周面に整合する内周面と押さえフランジの内
周面に整合する外周面とを有すると共に係止円筒部の外
周面と押さえフランジの内周面との間に実質上密接して
位置付けられ、係止手段は、係止円筒部の外周面に形成
された係止凹条と、被係止円筒部の内周面に形成された
被係止突条とから形成される、ことが好ましい。係止手
段は、上メータケースの周面部の半径方向内側又は外側
の一方に形成された環状の係止凹条又は環状の係止突条
の一方と、該半径方向内側又は外側の一方に対向して位
置付けられる、表示用環状体の周面部の半径方向外側又
は内側の一方に形成された環状の被係止突条又は環状の
被係止凹条の一方とから形成される、ことが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従って構成された計量器を備えたケースユニットの
典型例である水道メータの好適実施形態について、更に
詳細に説明する。
【0016】図1〜図3を参照して、全体を番号100
で示す水道メータは、円筒状の側壁11を有する下メー
タケース10と、側壁11の開口部を覆うよう下メータ
ケース10に装着されかつ上面側に指示部21を有する
計量器20と、環状の上メータケース30と、計量器2
0と上メータケース30との間に介在される環状のワッ
シャ&連結部材40と、上メータケース30に装着され
る表示用環状体50とを備えている。
【0017】それ自体は周知の構成を利用することでよ
い金属製の下メータケース10は、ほぼ円板形状をなす
底壁12を備え、円筒状側壁11は底壁12の周縁から
上方に延びるよう一体に形成されている。側壁11の下
端部には、半径方向外側に延び出す一対の導管部13が
一体に形成されている。図2に示されているように、導
管部13の各々は、下メータケース10を軸方向に見
て、軸心を通る直線によって分けられる片側の領域に若
干偏った位置に配置されている。そして導管部13の各
々の貫通孔13aは、半径方向外側から内側に向かって
かつ該片側の領域における側壁11の内周面側に若干傾
斜して延在するよう形成されている。下メータケース1
0の底壁12の軸心部には、支持軸12aがその上面か
ら上方に延び出すよう固定されている。この支持軸12
aには羽根車14が回転自在にかつ離脱自在に支持され
ている。適宜の合成樹脂から一体成形することができる
羽根車14の軸心部には上方に延びる支柱14aが形成
され、この支柱14aの上端部には図示しない出力ギヤ
が一体に形成されている。円筒状側壁11の上端部にお
ける内周面には大径部11aが形成されている。大径部
11aは、側壁11の上端から軸方向下方に一定の幅を
有しかつ全周にわたって延在するよう形成されている。
大径部11aと、大径部11aよりも下方の小径部11
bとの間には、環状の段部11cが形成されている。側
壁11の上端面及び段部11cは、それぞれ下メータケ
ース10の軸線に直交する平面上に位置付けられてい
る。段部11cの所定の周方向位置には位置決め用のピ
ン15が直立して設けられている。側壁11の上端部
(開口部)における外周面には雄ねじ11dが形成され
ている。なお図1において、番号16は、下メータケー
ス10の底壁12の下面に配設されたリブを示し、底壁
12の下面における軸心部から相互に90度の周方向角
度をなすように半径方向に直線状に延在するよう配設さ
れている。
【0018】それ自体は周知の構成を利用することでよ
い計量器20は、全体としてほぼ円形状の外周部を有す
る容器のような形状をなし、その上端部には円筒壁21
が配設されている。円筒壁21における上端部の半径方
向内側は、透明な合成樹脂又はガラスから形成された円
板部を含む蓋体(図示せず)により密閉されている。計
量器20の円筒壁21の外周面は、軸方向上側の大径部
21aと下側の小径部21bとにより構成され、大径部
21aと小径部21bとの間には環状の上段部21cが
形成されている。大径部21aは、下メータケース10
の上端部内周面(大径部11a)よりも大径に形成され
ている。計量器20の上記円筒壁21の下端は外周面か
ら半径方向内側に延びる環状の下段部21dにより規定
されている。円筒壁21の上端面、上段部21c及び下
段部21dは、計量器20の軸線に直行する平面上に位
置付けられている。円筒壁21の下端部における外周面
には、下段部21dから上方に延びる周方向位置決め用
の切欠き22が形成されている。計量器20の円筒壁2
1の内部には全面液封の積算指示部(図示せず)が形成
されている。積算指示部には、回転式数値指示部、指針
等が配設され、これらは、計量器20の上方から透明な
円板部を介して視認することができる。図示はされてい
ないが、計量器20の下端は円板形状の底壁が配設さ
れ、この底壁の周縁には周方向に間隔をおいて複数の円
弧形状をなす板状の支柱が配設され、支柱の各々の上端
に、積算指示部を含む円筒壁21が支持されている。そ
して計量器20の、上記底壁と積算指示部との間の空間
部には、複数のギヤを含む回転伝達機構(図示せず)が
配設されている。回転伝達機構は入力ギヤを備えてい
る。なお計量器20は、一部を除くほとんど全ての構成
部材が適宜の合成樹脂から形成されている。
【0019】金属製の上メータケース30は、円環状の
(円筒状の)本体31と、本体31の上端部から半径方
向内側に延び出す環状の押さえフランジ32とを備えて
いる。本体31の内周面には雌ねじ31aが形成され、
本体31の外周面には、半径方向外側に延び出す、締付
&締付解除操作用の突部31bが4個、周方向に等間隔
をおいて配設されている。押さえフランジ32の上面及
び下面は、上メータケース30の軸線に直交する平面上
に位置付けられている。押さえフランジ32の内周面
は、図1及び図3に明示されているように、上メータケ
ース30の軸方向の下方から上方に向かうに従ってその
内径が徐々に拡大されるように傾斜した傾斜面からなる
フレア形状に形成されている。上メータケース30の上
端部外周面と押さえフランジ32の上面(上メータケー
ス30の上端面)との間の角部には、小径部と環状の段
部とからなる切欠き33が形成されている。切欠き33
の段部は、上メータケース30の軸線に直交する平面上
に位置付けられている。
【0020】上記計量器20は、下メータケース10の
円筒状側壁11の上端開口部からその内部に挿入され
る。計量器20の上段部21cが下メータケース10の
側壁11の上端面上に、リング形状のシール部材2を介
して載置される。断面が薄板矩形状をなすシール部材2
の外径、及びシール部材2よりも上方に位置付けられ
る、計量器20の円筒壁21における大径部21aの外
径は、下メータケース10の円筒状側壁11の上端面の
外径とほぼ同じ又は若干小さく規定されている。計量器
20の側壁21の下端部に形成された周方向位置決め用
の切欠き22が、下メータケース10の段部11cに配
設された周方向位置決め用のピン15に嵌合させられる
ことにより、計量器20の、下メータケース10に対す
る周方向の相対的な装着角度位置が所定の装着角度位置
に規定される。計量器20の下段部21dは、下メータ
ケース10の段部11cに若干の隙間をおいて軸方向に
対向するよう位置付けられる。計量器20の回転伝達機
構に含まれる入力ギヤは羽根車14の出力ギヤに離脱自
在に駆動結合される。以上のとおりにして計量器20は
下メータケース10内に、その上端部(円筒壁21にお
ける大径部21a)のみが外部に露呈される形態で装着
される。上メータケース30は、その雌ねじ31aが下
メータケース10の側壁11に形成された雄ねじ11d
に係合されることにより、下メータケース10の側壁1
1に装着される。上記のとおりにして上メータケース3
0が下メータケース10にねじ結合されることにより、
計量器20上面の周縁部が上メータケース30の押さえ
フランジ32の下面によって軸方向下方に下メータケー
ス10に向けて強制させられる。計量器20は、その円
筒壁21の段部21cが下メータケース10の側壁11
の上端面に押圧させられて、下メータケース10に離脱
自在に装着される。
【0021】計量器20の上面における周縁部と上メー
タケース30の押さえフランジ32の下面との間には、
環状の合成樹脂製ワッシャ&連結部材40が介在され
る。例えばポリカーボネート等の適宜の合成樹脂から一
体に形成することができるワッシャ&連結部材40は、
断面が薄板矩形状をなす円形リング状のワッシャ部41
と、ワッシャ部41の半径方向内側端部から上方に直角
に延び出す係止円筒部42とから構成されている。係止
円筒部42の外周面には環状の係止凹条42aが全周に
わたって延在するよう形成されている。係止凹条42a
の横断面は、この形状に限定されるものではないが、ほ
ぼ矩形状をなしている。ワッシャ&連結部材40のワッ
シャ部41は、上メータケース30の押さえフランジ3
2の下面と計量器20の上面における周縁部との間にサ
ンドイッチ状に介在され、係止円筒部42は押さえフラ
ンジ32の内周面よりも半径方向内側に隣接して位置付
けられる。ワッシャ&連結部材40の係止円筒部42の
外周面は、押さえフランジ32の傾斜した内周面に対向
して位置付けられ、両者の間には断面がほぼV形状をな
す環状の隙間が形成される。上メータケース30は、図
示しないねじ締め装置により、上メータケース30の本
体31の外周面に形成された突部31bの各々を利用し
て、所定の締付トルクで下メータケース10に対し締め
付けられる。該締め付けにより計量器20は、その上面
の外周縁部がワッシャ&連結部材40のワッシャ部41
を介して、上メータケース30の押さえフランジ32の
下面によって軸方向下方に下メータケース10に向かっ
て強制される。そして計量器20の円筒壁21における
上段部21cが下メータケース10の側壁11の上端面
にシール部材2を介して圧接させられ、下メータケース
10内には水道水が通過する密封空間が形成される。計
量器20は、積算指示部を含む円筒壁21の大径部21
aのみが外部に露呈された状態で下メータケース10に
装着される。
【0022】図3及び図4を参照して、例えばポリカー
ボネート等の適宜の合成樹脂から一体に形成することが
できる表示用環状体50は、全体として円形リング状を
なし、その軸線に直交する上面50a及び下面50bを
有している。表示用環状体50には、下面50bにおい
て、一定の半径方向幅をもって全周に延在する半径方向
内側縁部領域の半径方向外側に隣接して、下面50bか
ら軸方向に下方に延び出すよう形成された被係止円筒部
51と、被係止円筒部51に対し半径方向外側に一定の
間隔をおいて下面50bから軸方向に下方に延び出す環
状の外側垂下壁52とを備えている。外側垂下壁52の
内周面は、表示用環状体50の下面50bにおける半径
方向外側縁を規定し、また外側垂下壁52の外周面は、
表示用環状体50の半径方向外周縁を規定している。ま
た外側垂下壁52の内径は、上メータケース30の上端
部外周面と押さえフランジ32の上面との間の角部に形
成された切欠き33の小径部外周面に実質上密着して嵌
合しうるような大きさに規定されている。被係止円筒部
51の内周面の内径は、ワッシャ&連結部材40の係止
円筒部42の外周面に嵌合しうる大きさ規定され、被係
止円筒部51の外周面は、上メータケース30の押さえ
フランジ32の傾斜した内周面に実質上密着しうるよう
な傾斜面に形成されている。被係止円筒部51の内周面
には、ワッシャ&連結部材40の係止円筒部42の外周
面に形成された係止凹条42aに係合しうる環状の被係
止突条51aが全周にわたって延在するよう形成されて
いる。被係止突条51aの横断面は、この形状に限定さ
れるものではないが、ほぼ矩形状をなしている。表示用
環状体50は、図4に示されているように、軸方向に見
て、その内周縁(面)及び外周縁(面)は同心円上に位
置付けられている。そして表示用環状体50の内周面
は、図3に示されているように、軸方向下端部において
は軸線に平行に延在するよう形成されているが、該下端
部と上端との間は、該下端部から上端に向かうに従って
その径が徐々に拡大されるように傾斜した傾斜面からな
るフレア形状に形成されている。
【0023】表示用環状体50の上面50aには、周方
向に間隔をおいて位置付けられた一端53a及び他端5
3b(図4参照)間を周方向に連続して円形状に延在す
る係止溝53が形成されている。係止溝53は、一定の
周方向幅及び一定の軸方向深さをもって表示用環状体5
0と同心円状に延在するよう形成され、その横断面は上
面50aに平行に細長く延びる矩形状をなしている。表
示用環状体50の下面50bには、係止溝53に対向し
て延在する溝54が形成されている。溝54の横断面も
ほぼ矩形状をなしている。係止溝53の底面と溝54の
底面との間には一定の厚さを有する仕切壁が形成され、
この仕切壁には複数個、実施形態においては7個の係止
孔55が、周方向に間隔をおいて形成されている。
【0024】係止溝53には、上面に所定事項が表示さ
れ(図示せず)かつ係止溝53に実質上整合するよう形
成された被表示部材60が離脱自在に嵌合される。図5
に示されているように、被表示部材60は、周方向に間
隔をおいて位置付けられた一端60a及び他端60b間
を周方向に連続して円形状に延在するよう形成され、ま
たその横断面は矩形状をなしている。したがって被表示
部材60は、薄板リング体の周方向の一部を除去したよ
うな形状をなしている。被表示部材60の、表示用環状
体50における係止溝53に形成された上記係止孔55
の各々に整合する位置には、被係止ピン61が、被表示
部材60の下面から直角に延び出すよう配設されてい
る。被表示部材60は、その被係止ピン61の各々が、
表示用環状体50における係止溝53の、対応する係止
孔55に離脱自在に係止されることにより、表示用環状
体50の係止溝53に離脱自在に嵌合・装着される。被
表示部材60が表示用環状体50に装着された状態で、
被表示部材60の上面は、表示用環状体50の上面50
aと実質上同一面上に位置付けられる。被表示部材60
の上面には、図示はされていないが、検定日、製造・販
売・修理業者等のロゴ、器物番号等の所定事項が表示さ
れている。このうち、検定日及び製造・販売・修理業者
等のロゴは、被表示部材60の射出成形時に一体に形成
することができ、また器物番号は、射出成形後に図示し
ない刻印機によって打刻することにより形成することが
できる。
【0025】表示用環状体50の上面50a側の、係止
溝53の一端53aと他端53bとの間であって、係止
溝53が形成されていない周方向の領域、しかも表示用
環状体50の外周縁の半径方向内側領域には、上方から
軸方向に見てほぼ三日月形状の平坦面50cが形成され
ている。この平坦面50cは表示用環状体50の上面5
0aよりも低く、かつ上面50aと平行な面上に存在す
るよう形成され、平坦面50cと上面50aとの境界
は、表示用環状体50の図示しない接線に平行に延在す
るよう形成されている。平坦面50cの上記接線方向中
央部には、グリップ部56が平坦面50cから軸方向に
上方に延び出すよう形成されている。グリップ部56
は、実質上直方体形状をなす基部の上端から、半径方向
に間隔をおいて上方に延び出し、かつ表示用環状体50
の接線方向に平行に延在する一対のグリップ用側壁56
a及び56bとを備えている。グリップ用側壁56a及
び56b間には、上端及び上記接線方向両端が開放され
た保持溝56cが形成されている。この保持溝56cの
横断面は、保持溝56cの上端を除く下方の大部分が円
形の内周面を有し、上方に開放された上端の半径方向幅
が、該円形内周面の直径よりも狭くなるように形成され
ている。グリップ部56の上記接線方向の両端を規定す
る両側面は、表示用環状体50の軸方向に見て、上記接
線に直交しかつ相互に平行に延在するよう形成されてい
る。
【0026】以上のように構成された表示用環状体50
には蓋70が開閉自在に装着される。図3、図4及び図
6を参照して、例えばポリカーボネート等の適宜の合成
樹脂から、後述するヒンジピン73を除いて一体に形成
することができる蓋70は、表示用環状体50の外周縁
と実質上同じ直径の外周縁を有するほぼ円板形状をな
し、表示用環状体50の上面50aに対し上方から離脱
自在に密着しうる下面70aを備えている。下面70a
には、周方向に間隔をおいて複数の、円弧状に延びる溝
71が形成されている。蓋70の下面70a側の、溝7
1が形成されていない周方向領域であって蓋70の外周
縁の半径方向内側領域には、表示用環状体50の上面側
に形成された上記三日月形状の平坦面50cにほぼ整合
した、三日月形状の平坦面70bが形成されている。こ
の平坦面70bは、蓋70の上記下面70aよりも軸方
向上方側に後退した位置にあり、かつ下面70aと平行
な面上に存在するよう形成されている。平坦面70bと
下面70aとの境界は、蓋70の図示しない接線に平行
に延在するよう形成されている。
【0027】平坦面70bの上記接線方向中央部には、
一対の支持フランジ部72が、蓋70の接線方向に間隔
をおいて平坦面70bから軸方向に下方に延び出すよう
形成されている。支持フランジ部72の各々の、接線方
向に対向する側面は、蓋70の上記接線に直交しかつ平
坦面70bに直角に延在するよう形成されている。支持
フランジ部72の各々間に形成される上記間隔は、表示
用環状体50のグリップ部56の上記両側面を挟んで相
対移動可能に嵌合しうる大きさに規定されている。支持
フランジ部72の各々には同径の貫通孔72aが形成さ
れている。貫通孔72aの各々は、上記接線方向に延在
する共通の軸線を有している。支持フランジ部72の各
々の貫通孔72aにはヒンジピン73が装着されてい
る。一端に抜け止め用の頭部が備えられたヒンジピン7
3は、貫通孔72aの各々に挿入された後、他端をかし
めることにより、支持フランジ部72の各々間に延在し
かつ軸方向に抜け出さないように装着される。
【0028】以上のように構成された蓋70は、支持フ
ランジ部72の各々間に延在するヒンジピン73を、表
示用環状体50の上記グリップ部56の保持溝56cに
離脱自在に嵌合することによって、表示用環状体50に
開閉自在に装着される。ヒンジピン73の直径は、表示
用環状体50のグリップ部56における保持溝56cの
円形内周面とほぼ同じに形成され、また保持溝56c
の、上方に開放された上端の半径方向幅はヒンジピン7
3の直径よりも小さく形成されている。ヒンジピン73
を上方から保持溝56c内に強制すると、グリップ用側
壁56a及び56bは半径方向に相互に離れる方向に弾
性変形させられ、ヒンジピン73の、保持溝56cの上
端の半径方向隙間の通過が許容され、ヒンジピン73は
保持溝56cに相対的に旋回可能に嵌合させられる。ヒ
ンジピン73は、グリップ用側壁56a及び56bによ
って、表示用環状体50に対する軸方向上方への離脱が
阻止されるよう弾性的にグリップされる。蓋70の支持
フランジ部72の各々は、表示用環状体50のグリップ
部56の上記両側面を挟んで位置付けられ、蓋70の、
表示用環状体50に対する接線方向への離脱が阻止され
る。
【0029】表示用環状体50の、上記保持溝56cを
含むグリップ部56と、蓋70の支持フランジ部72の
各々及び支持フランジ部72の各々間に支持されたヒン
ジピン73とは、ヒンジ手段を構成する。そしてこのヒ
ンジ手段は、表示用環状体50の上面の、係止溝53が
形成されていない周方向の領域であって、表示用環状体
50の外周縁の半径方向内側領域と、蓋70の下面の、
該領域に対し軸方向に対向する領域であって、蓋70の
外周縁の半径方向内側領域との間に設けられることにな
る。上記説明から容易に理解されるように、蓋70の、
表示用環状体50に対する装着は、ワンタッチで容易に
遂行することができ、実用上便利である。なお、必要に
応じて、蓋70を表示用環状体50から離脱させる場合
には、保持溝56c内のヒンジピン73を、グリップ用
側壁56a及び56bの上端間の隙間に向かって、表示
用環状体50に対する軸方向上方へ強制することによ
り、容易に可能である。
【0030】図3を参照して、蓋70が装着された表示
用環状体50は、上メータケース30の上端部に装着さ
れる。具体的に説明すると、表示用環状体50の係止円
筒部51を、ワッシャ&連結部材40の係止円筒部42
に対し、ほぼ同軸上に整合させた状態で上方から下方に
向かって軸方向に移動させることにより、表示用環状体
50の係止円筒部51を、ワッシャ&連結部材40の係
止円筒部42の外周面と上メータケース30の押さえフ
ランジ32の傾斜した内周面との間の断面がほぼV形状
の環状の隙間に軸方向の上方から挿入する。表示用環状
体50の係止円筒部51の内周面に形成された被係止突
条51aが、ワッシャ&連結部材40の係止円筒部42
の上端部を半径方向内側に弾性変形させながら乗り越え
て、係止円筒部42の係止突条42aに係止させられ
る。その結果、表示用環状体50は、ワッシャ&連結部
材40に対し、したがって上メータケース30の押さえ
フランジ32に対し、軸方向上方への離脱が阻止され
る。表示用環状体50の係止円筒部51の内周面は、ワ
ッシャ&連結部材40の係止円筒部42の外周面に実質
上密着して嵌合させられ、係止円筒部51の外周面は、
押さえフランジ32の内周面に実質上密着して嵌合させ
られる。また、表示用環状体50の外側垂下壁52の内
周面は、上メータケース30の上端部外周面と押さえフ
ランジ32の上端面との間の角部に形成された切欠き3
3の小径部外周面に実質上密着して嵌合させられる。表
示用環状体50の下面50bは、上メータケース30の
押さえフランジ32の上端面及びワッシャ&連結部材4
0の係止円筒部42の上端面に密着して載置される。
【0031】蓋70が装着された表示用環状体50は、
以上のとおりにして、上メータケース30の上端部に装
着される。ワッシャ&連結部材40の係止円筒部42の
外周面に形成された係止凹条42aと、表示用環状体5
0の被係止円筒部51の内周面に形成された被係止突条
51aとは、表示用環状体50が上メータケース30の
上端部に装着される係止手段を構成する。この係止手段
は、表示用環状体50の、ワッシャ&連結部材40に対
する、したがって上メータケース30に対する、したが
って計量器20に対する周方向の全ての相対的角度位置
における係止を許容しかつ係止後は、表示用環状体50
の、ワッシャ&連結部材40に対する、したがって上メ
ータケース30に対する軸方向上方への離脱を阻止する
ものであり、表示用環状体50の、上メータケース30
の上端部への装着を可能にするものである。表示用環状
体50が上メータケース30の上端部に装着された状態
において、蓋70は、表示用環状体50の上面及び計量
器20の上面を閉塞する閉位置(図1及び図3において
実線で示される位置)と、表示用環状体50の上面及び
計量器20の上面を上方に露呈させる開位置(図1にお
いて2点鎖線で示される位置)との間を、上記ヒンジ手
段を旋回中心として旋回自在となる。水道メータ100
が、図示しない水道水の流路に、下メータケース10の
導管部13を介して装着された状態では、蓋70は閉位
置に位置付けられているが、計量器20の積算指示部及
び表示用環状体50に装着された被表示部材60の上面
の表示を読み取る作業時等、必要に応じてヒンジ手段を
旋回中心として閉位置から開位置に容易に旋回させるこ
とができる。更にはまた、開位置から閉位置に容易に旋
回させることができる。
【0032】上記説明から容易に理解されるように、上
記水道メータ100においては、表示用環状体50の被
係止円筒部51を、ワッシャ&連結部材40の係止円筒
部42に対し、ほぼ同軸上に整合させた状態で上方から
下方に向かって軸方向に移動させるだけの簡単な操作に
より、蓋70が装着された表示用環状体50を、上メー
タケース30の上端部に装着することができる。もちろ
ん、蓋70が装着されない状態で表示用環状体50をワ
ッシャ&連結部材40の係止円筒部42に装着した後、
表示用環状体50に蓋70を装着することも容易に可能
である。また表示用環状体50の、上メータケース30
の上端部への装着は、表示用環状体50の被係止円筒部
51をワッシャ&連結部材40の係止円筒部42に強制
的に嵌合させて、表示用環状体50の被係止円筒部51
の内周面に形成された被係止突条51aを、ワッシャ&
連結部材40の係止円筒部42の外周面に形成された係
止凹条42aに係止させることにより遂行されるので、
表示用環状体50を、ワッシャ&連結部材40に対し、
したがって上メータケース30に対し、したがって計量
器20に対し、いかなる周方向の相対的角度位置で装着
しても、その装着が可能である。このことに起因して、
上メータケース30の、下メータケース10、したがっ
て下メータケース10に対する周方向の相対的装着角度
位置が所定の装着角度位置に規定されている計量器20
に対する周方向の相対的装着角度位置の如何にかかわら
ず、計量器20の積算指示部における指示に対し、表示
用環状体50の被表示部材60に表示された検定日、製
造・販売・修理業者等のロゴ、器物番号等の所定事項の
表示との相対的周方向位置を、最適の読み取り位置に容
易かつ確実に整合させることができる。その結果、積算
指示部における指示及び所定事項の表示の読み取り作業
を従来に比べて容易にすることを可能にするものであ
る。
【0033】上記水道メータ100において、表示用環
状体50の上面には、周方向に間隔をおいて位置付けら
れた一端及び他端間を周方向に連続して延在する係止溝
53が形成され、この係止溝53には、上面に所要事項
が表示されかつ係止溝53に実質上整合するよう形成さ
れた被表示部材60が離脱自在に嵌合されるので、契約
者が変わり、器物番号を変更する必要が生じた場合に
は、被表示部材60を表示用環状体50の係止溝53か
ら取り外し、新しい器物番号を打刻した別の被表示部材
60を、その被係止ピン61の各々を係止溝53の対応
する係止孔55に挿入・係止して表示用環状体50の係
止溝53に嵌合・装着することにより対応することがで
きる。その結果、器物番号の変更作業を従来に比べて容
易かつ迅速に遂行することを可能にするものである。
【0034】上記水道メータ100において、表示用環
状体50には、蓋70が、ヒンジ手段を介して開閉自在
に装着され、ヒンジ手段は、表示用環状体50の上面
の、係止溝53が形成されていない周方向の領域であっ
て、表示用環状体50の外周縁の半径方向内側領域と、
蓋70の下面の、該領域に対し軸方向に対向する領域で
あって、蓋70の外周縁の半径方向内側領域との間に設
けられているので、ヒンジ手段が表示用環状体50の外
周面から半径方向外側に突出することがなく、水道メー
タ100の構成をコンパクトにすることができ、また外
観を向上させることができる。
【0035】なお、図1〜図6に示される水道メータ1
00の実施形態において、ヒンジ手段が表示用環状体5
0の外周面から半径方向外側に突出することがないよう
に構成する形態を維持しながら、表示用環状体50の上
面に、周方向に連続して延在する環状の係止溝53を形
成し、この係止溝53に、上面に所要事項が表示されか
つ係止溝53に実質上整合するよう形成された環状の被
表示部材60を離脱自在に嵌合する他の実施形態も形成
可能である。この実施形態の場合、ヒンジ手段を若干コ
ンパクト化させ、また表示用環状体50の内径を若干小
さくすることによりその上端面の面積を増加させ、更に
は、ヒンジ手段が配設された部分における、係止溝53
及び被表示部材60の外周部をほぼ三日月形状に除去し
たような形状(係止溝53及び被表示部材60の各々に
おける周方向の同位置の外周面は接線と平行な直線と一
致する直線面となるような形状)とすることにより、成
立させることができる。この実施形態においては、水道
メータ100における上記被表示部材60(図1〜図6
に示される水道メータ100に備えられている被表示部
材60)に比べて上記所定事項の表示範囲が拡大され、
所定事項の表示の読み取り作業が一層容易な表示が可能
となり、その結果、積算指示部における指示及び所定事
項の表示の読み取り作業を一層容易かつ迅速に遂行する
ことが可能になる。しかもヒンジ手段が表示用環状体5
0の外周面から半径方向外側に突出しない構成が保持さ
れるので、水道メータ100の構成をコンパクトにする
ことができ、また外観を向上させることができる、との
効果も保持される。なおこの実施形態においては、計量
器20の指示部の視認可能な面積は若干縮小されるが、
実用上の問題はない。
【0036】上記水道メータ100において、表示用環
状体50が上メータケース30の上端部に装着される係
止手段は、ワッシャ&連結部材40の係止円筒部42の
外周面に形成された係止凹条42aと、表示用環状体5
0の被係止円筒部51の内周面に形成された被係止突条
51aとにより構成されているが、ワッシャ&連結部材
40の係止円筒部42の外周面に係止突条を形成し、表
示用環状体50の被係止円筒部51の内周面に被係止凹
条を形成することにより係止手段を構成する他の実施形
態もある。また表示用環状体50の被係止円筒部51の
外周面をワッシャ&連結部材40の係止円筒部42の内
周面に嵌合しうる形状に形成し、両者の間に上記した係
止凹条と被係止突条とからなる係止手段、あるいは係止
突条と被係止凹条とからなる係止手段を形成する更に他
の実施形態もある。更にはまた、表示用環状体50の被
係止円筒部51の外周面又は内周面を、ワッシャ&連結
部材40の内周面又は外周面に圧入することにより、上
記係止手段を形成する更に他の実施形態もある。
【0037】上記ワッシャ&連結部材40は、ワッシャ
部41と、ワッシャ部41の半径方向内側端部から上方
に延び出す係止円筒部42とから構成され、したがって
従来の水道メータ100におけるワッシャ部材に係止円
筒部42を一体に付加することにより形成することがで
きるので、比較的低コストで容易に実用化することがで
きる。また上メータケース30も、その構成を変更する
ことなく在庫品を利用することができるので、本発明を
比較的低コストで容易に実用化することに寄与するもの
である。上メータケース30の在庫品が存在しなくなっ
た後においては、従来において必要であった締付&締付
解除操作用の突部31bに形成されているヒンジピン挿
通用の孔の形成を止めることにより対応できるので、上
メータケース30の加工コストは更に低減されることに
なる。
【0038】表示用環状体50が上メータケース30の
上端部に装着される係止手段は、上記した実施形態にお
いては、ワッシャ&連結部材40の係止円筒部42と表
示用環状体50の被係止円筒部51との間に形成されて
いるが、この部分に限定されるものではなく、上メータ
ケース30の周面部の半径方向内側又は外側の一方に形
成された環状の係止凹条又は環状の係止突条の一方と、
該半径方向内側又は外側の一方に対向して位置付けられ
る、表示用環状体50の周面部の半径方向外側又は内側
の一方に形成された環状の被係止突条又は環状の被係止
凹条の一方とから形成する、更に他の実施形態もある。
【0039】更に具体的に説明すると、上メータケース
30の押さえフランジ32の内周面を傾斜面ではなく、
上メータケース30の軸線に平行に延在する内周面と
し、押さえフランジ32の内周面と、表示用環状体50
の被係止円筒部51の外周面との間に、上記のような係
止手段を設ける実施形態が考えられる。この実施形態に
おいては、押さえフランジ32の内周面に環状の係止突
条又は環状の係止凹条の一方が形成され、表示用環状体
50の被係止円筒部51の外周面に環状の被係止突条又
は環状の被係止凹条の一方が形成される。また、上メー
タケース30の上端部の外周面と、表示用環状体50の
外側垂下壁52の内周面との間に、上記のような係止手
段を設ける実施形態が考えられる。この実施形態におい
ては、上メータケース30の切欠き33の外周面に環状
の係止突条又は環状の係止凹条の一方が形成され、表示
用環状体50の外側垂下壁52の内周面に環状の被係止
凹条又は環状の被係止突条の一方が形成される。更には
また、切欠き33を設けない上メータケース30の外周
面に環状の係止突条又は環状の係止凹条の一方を形成
し、表示用環状体50の外側垂下壁52の内周面に環状
の被係止凹条又は環状の被係止突条の一方を形成する更
に他の実施形態もある。上メータケース30の周面部と
表示用環状体50の周面部との間に形成される上記係止
手段を圧入により形成する更に他の実施形態もある。な
おこれらの実施形態においては、ワッシャ&連結部材4
0における係止円筒部42は不必要となるので除去さ
れ、ワッシャ部41のみの構成、したがって従来の構成
を利用することでよい。
【0040】図7には、本発明による水道メータの他の
実施形態が示されている。図7に示されている水道メー
タ200が、図1〜図6を参照して説明した先の水道メ
ータ100と相違する主要なところは、表示用環状体5
0の上面に形成されている係止溝53及び係止溝53に
嵌合される被表示部材60が周方向に連続した環状に形
成されていること、蓋70のヒンジ手段が表示用環状体
50及び蓋70の外周縁から半径方向外側に突出した位
置に配置されていることであり、その他の構成は、先の
水道メータ100と実質上同一であるので、同一部分に
は同一符号を付し、説明は省略する。
【0041】図7に示されている水道メータ200にお
いて、表示用環状体50の上面には周方向に連続して円
形に延在する環状の係止溝53が形成されている。係止
溝53には、上面に先に述べた所定事項が表示されかつ
係止溝53に実質上整合するよう形成された環状の被表
示部材60が離脱自在に嵌合される。表示用環状体50
には、蓋70がヒンジ手段を介して開閉自在に装着され
ている。表示用環状体50には、その円形外周縁から半
径方向外側に延び出す突出部57が形成され、突出部5
7には、先に述べたと実質上同一の構成を有するグリッ
プ部56が設けられている。蓋70には、その円形外周
縁から半径方向外側に延び出す突出部74が形成されて
いる。突出部74の中央部には、先に述べたと実質上同
一の構成を有する一対の支持フランジ部72(図7にお
いてはその片方のみが示されている)が形成されてい
る。支持フランジ部72の各々には先に述べたと実質上
同一の構成を有する貫通孔72aが形成されている。支
持フランジ部72の各々の貫通孔72aには先に述べた
と実質上同一の構成を有するヒンジピン73が装着され
ている。
【0042】以上のように構成された蓋70は、先に述
べたと同様に、支持フランジ部72の各々間に延在する
ヒンジピン73を、表示用環状体50の上記グリップ部
56の保持溝56cに離脱自在に嵌合することによっ
て、表示用環状体50に開閉自在に装着される。表示用
環状体50の、上記保持溝56cを含むグリップ部56
と、蓋70の支持フランジ部72の各々及び支持フラン
ジ部72の各々間に支持されたヒンジピン73とは、ヒ
ンジ手段を構成する。したがってヒンジ手段は、表示用
環状体50の突出部57と蓋70の突出部74との間に
形成される。換言すれば、このヒンジ手段は、表示用環
状体50の外周縁の半径方向外側領域と、蓋70の、該
領域に対向する、外周縁の半径方向外側領域との間に配
置される。
【0043】図7に示されている水道メータ200にお
いては、環状の被表示部材60が表示用環状体50に形
成された環状の係止溝53に離脱自在に嵌合・装着され
るよう構成されているので、水道メータ100における
被表示部材60に比べて上記所定事項の表示範囲が拡大
され、所定事項の表示の読み取り作業が一層容易な表示
が可能となり、その結果、積算指示部における指示及び
所定事項の表示の読み取り作業を一層容易かつ迅速に遂
行することが可能になる。水道メータ200は、水道メ
ータ100が有する、先に述べた多くの特徴ある構成と
実質上同じ構成を有しているので、水道メータ100と
実質上同じ作用効果を達成することができる。
【0044】以上、本発明による計量器を備えたケース
ユニットを実施形態に基づいて説明したが、本発明は図
示の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術
思想の範囲を逸脱することなく種々の変形あるいは修正
が可能である。例えば、本発明による計量器を備えたケ
ースユニットは、上記実施形態においては水道メータ1
00及び200として示されているが、本発明は、水道
メータに限定されるものではなく、円筒状側壁を有する
下メータケースと、該側壁の開口部を覆うよう下メータ
ケースに装着されかつ上面側に指示部を有する計量器
と、環状の上メータケースとを備え、上メータケースを
下メータケースの該側壁の開口端部外周にねじ係合させ
ることにより計量器を下メータケースの該側壁の開口部
に保持する、計量器を備えたケースユニットであれば、
計量すべき流体が液体、気体のどのような種類のもので
あっても適用可能である。
【0045】また、上記実施形態においては、検定日、
製造・販売・修理業者等のロゴ、器物番号等の所定事項
は被表示部材60に表示され、被表示部材60は表示用
環状体50の上面の係止溝53に離脱自在に嵌合・装着
されるよう構成されているが、表示用環状体50の上面
に係止溝53を形成することなく、その上面に被表示部
材60を離脱自在に装着する他の実施形態もある。この
実施形態の場合、表示用環状体50には複数の係止孔5
5を形成し、被表示部材60にはそれに対応して複数の
被係止ピン61を形成しておくことで成立する。更には
また、上記実施形態においては、上記所定事項は被表示
部材60に表示するよう構成されているが、表示用環状
体50の上面に、直接、表示する他の実施形態もある。
この実施形態の場合、契約者が変わり、器物番号を変更
する必要が生じた場合には、表示用環状体50を、新し
い器物番号を打刻した別の表示用環状体50と交換する
ことにより、比較的容易に対応することができる。な
お、表示用環状体50の交換は、上メータケース30
を、下メータケース10に対し締付解除方向に回転させ
ることによって、ワッシャ&連結部材40、及び、蓋7
0が装着された表示用環状体50と共に下メータケース
10から離脱させた後、ワッシャ&連結部材40及び表
示用環状体50を弾性変形させて相互の係止を解除させ
て分離し、表示用環状体50から蓋70を取り外すこと
により遂行することができる。この実施形態は、被表示
部材60を使用しないので、部品点数が少なくなり、し
たがって先に述べた実施形態に比べてより低コストで製
造することが可能になる。
【0046】更にはまた、表示用環状体50と上メータ
ケース30との間の係止手段も、上記実施形態に限定さ
れるものではなく、表示用環状体50の、上メータケー
ス30に対する周方向の全ての相対的角度位置における
係止を許容する係止手段であれば、どのような構成であ
ってもよい。なお、表示用環状体50と上メータケース
30との間の係止手段が、上記実施形態におけるよう
に、環状の係止凹条又は環状の係止突条の一方と、環状
の被係止突条又は環状の被係止凹条の一方とにより構成
される形態の場合、係止突条又は被係止突条を環状では
なく、周方向に不連続に形成しても(周方向に間隔をお
いて複数個形成しても)、相手側の被係止凹条又は係止
凹条を環状に形成しておくことにより、表示用環状体5
0の、上メータケース30に対する周方向の全ての相対
的角度位置における係止を許容することができる。
【0047】
【発明の効果】本発明による計量器を備えたケースユニ
ットによれば、上メータケースの、下メータケース、し
たがって計量器に対する周方向の相対的な装着角度位置
の如何にかかわらず、計量器の積算指示部における指示
と、検定日、製造・販売・修理業者等のロゴ、器物番号
等の所定事項の表示との周方向の相対的な装着角度位置
を容易かつ確実にに整合させることができ、その結果、
積算指示部における指示及び所定事項の表示の読み取り
作業を従来に比べて容易にすることを可能にする。ま
た、器物番号の変更作業を従来に比べて容易にかつ迅速
に遂行することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された、計量器を備えたケ
ースユニットの典型例である水道メータの実施形態の要
部を破断して示す正面図。
【図2】図1に示す水道メータの平面図。
【図3】図1の一部を拡大して示す図。
【図4】図1に示す水道メータに備えられている表示用
環状体の平面図。
【図5】図1に示す水道メータに備えられている被表示
部材の平面図。
【図6】図1に示す水道メータに備えられている蓋の下
面図。
【図7】本発明に従って構成された、計量器を備えたケ
ースユニットの典型例である水道メータの他の実施形態
の要部の断面図であって、図2と同様な断面図。
【符号の説明】
10 下メータケース 11 円筒状側壁 11d 雄ねじ 20 計量器 30 上メータケース 31a 雌ねじ 32 押さえフランジ 40 ワッシャ&連結部材 42 係止円筒部 42a 係止凹条 50 表示用環状体 51 被係止円筒部 51a 被係止突条 53 係止溝 60 被表示部材 70 蓋

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状側壁を有する下メータケースと、
    該側壁の開口部を覆うよう下メータケースに装着されか
    つ上面側に指示部を有する計量器と、環状の上メータケ
    ースとを備え、上メータケースを下メータケースの該側
    壁の開口部外周にねじ係合させることにより計量器を下
    メータケースの該側壁の開口部に保持する、計量器を備
    えたケースユニットにおいて、 上面側に所定事項が表示された表示用環状体を備え、こ
    の表示用環状体は、上メータケースに対する周方向の全
    ての相対的角度位置における係止を許容する係止手段を
    介して上メータケースの上端部に装着される、ことを特
    徴とする計量器を備えたケースユニット。
  2. 【請求項2】 表示用環状体の上面に、直接、所定事項
    が表示されている、請求項1記載の計量器を備えたケー
    スユニット。
  3. 【請求項3】 表示用環状体の上面には、上面に所定事
    項が表示された被表示部材が離脱自在に装着される、請
    求項1記載の計量器を備えたケースユニット。
  4. 【請求項4】 表示用環状体の上面には、周方向に間隔
    をおいて位置付けられた一端及び他端間を周方向に連続
    して延在する係止溝が形成され、この係止溝には、上面
    に所定事項が表示されかつ係止溝に実質上整合するよう
    形成された被表示部材が離脱自在に嵌合される、請求項
    1記載の計量器を備えたケースユニット。
  5. 【請求項5】 表示用環状体には、蓋が、表示用環状体
    の上面及び計量器の上面を閉塞する閉位置と、表示用環
    状体の上面及び計量器の上面を上方に露呈させる開位置
    との間を、ヒンジ手段を介して開閉自在に装着され、ヒ
    ンジ手段は、表示用環状体の上面の、係止溝が形成され
    ていない周方向の領域であって、表示用環状体の外周縁
    の半径方向内側領域と、蓋の下面の、該領域に対し軸方
    向に対向する領域であって、蓋の外周縁の半径方向内側
    領域との間に設けられている、請求項4記載の計量器を
    備えたケースユニット。
  6. 【請求項6】 表示用環状体の上面には周方向に連続し
    て延在する環状の係止溝が形成され、この係止溝には、
    上面に所定事項が表示されかつ係止溝に実質上整合する
    よう形成された環状の被表示部材が離脱自在に嵌合され
    る、請求項1記載の計量器を備えたケースユニット。
  7. 【請求項7】 表示用環状体には、蓋が、表示用環状体
    の上面及び計量器の上面を閉塞する閉位置と、表示用環
    状体の上面及び計量器の上面を上方に露呈させる開位置
    との間を、ヒンジ手段を介して開閉自在に装着され、表
    示用環状体及び蓋の各々には、各々の外周縁から半径方
    向外側に延び出しかつ相互に軸方向に対向する突出部が
    形成され、ヒンジ手段は、該突出部の各々間に形成され
    ている、請求項6記載の計量器を備えたケースユニッ
    ト。
  8. 【請求項8】 係止溝の底部には周方向に間隔をおいて
    複数の係止孔が形成され、被表示部材の、該係止孔の各
    々に整合する位置には、被係止ピンが、被表示部材の下
    面から延び出すよう配設され、被表示部材の被係止ピン
    の各々は、係止溝の、対応する係止孔に離脱自在に係止
    される、請求項4又は請求項6記載の計量器を備えたケ
    ースユニット。
  9. 【請求項9】 上メータケースは、環状の本体と、該本
    体の上端部から半径方向内側に延び出す環状の押さえフ
    ランジとを備え、計量器の上端部には円筒壁が備えら
    れ、この円筒壁の外周部には下メータケースの該側壁の
    上端面に載置しうる環状の段部が形成され、該本体の内
    周面には雌ねじが形成され、下メータケースの該側壁の
    上端部における外周面には雄ねじが形成され、上メータ
    ケースの該本体の雌ねじを下メータケースの該側壁の雄
    ねじに係合させることにより、押さえフランジの下面で
    計量器上面の周縁部を下メータケースに向けて強制する
    ことにより計量器の円筒壁の段部を下メータケースの該
    側壁の上端面に押圧し、計量器上面の周縁部と押さえフ
    ランジの下面との間には、環状の合成樹脂製ワッシャ&
    連結部材が介在され、ワッシャ&連結部材は、ワッシャ
    部と、ワッシャ部の半径方向内側端部から上方に延び出
    す係止円筒部とから構成され、表示用環状体の下面にお
    ける半径方向内側端部には下方に延び出す被係止円筒部
    が形成され、係止手段は、相互に半径方向に対向して位
    置付けられるワッシャ&連結部材の係止円筒部と表示用
    環状体の被係止円筒部との間に形成される、請求項1〜
    8のいずれか1項に記載の計量器を備えたケースユニッ
    ト。
  10. 【請求項10】 係止手段は、ワッシャ&連結部材の係
    止円筒部の内周面又は外周面の一方に形成された環状の
    係止凹条又は環状の係止突条の一方と、該内周面又は該
    外周面に対向して位置付けられる、表示用環状体の被係
    止円筒部の外周面又は内周面のうちの一方に形成された
    環状の被係止突条又は環状の被係止凹条の一方とから形
    成される、請求項9記載の計量器を備えたケースユニッ
    ト。
  11. 【請求項11】 上メータケースの押さえフランジの内
    周面は、軸方向の下方から上方に向かうに従って内径が
    徐々に拡大させられるように傾斜したフレア形状に形成
    され、ワッシャ&連結部材の係止円筒部は、押さえフラ
    ンジの内周面よりも半径方向内側に位置付けられ、表示
    用環状体の被係止円筒部は、係止円筒部の外周面に整合
    する内周面と押さえフランジの内周面に整合する外周面
    とを有すると共に係止円筒部の外周面と押さえフランジ
    の内周面との間に実質上密接して位置付けられ、係止手
    段は、係止円筒部の外周面に形成された係止凹条と、被
    係止円筒部の内周面に形成された被係止突条とから形成
    される、請求項9記載の計量器を備えたケースユニッ
    ト。
  12. 【請求項12】 係止手段は、上メータケースの周面部
    の半径方向内側又は外側の一方に形成された環状の係止
    凹条又は環状の係止突条の一方と、該半径方向内側又は
    外側の一方に対向して位置付けられる、表示用環状体の
    周面部の半径方向外側又は内側の一方に形成された環状
    の被係止突条又は環状の被係止凹条の一方とから形成さ
    れる、請求項1〜8のいずれか1項に記載の計量器を備
    えたケースユニット。
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