JP2959614B2 - 仕切弁の開度計 - Google Patents

仕切弁の開度計

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JP2959614B2 JP12995094A JP12995094A JP2959614B2 JP 2959614 B2 JP2959614 B2 JP 2959614B2 JP 12995094 A JP12995094 A JP 12995094A JP 12995094 A JP12995094 A JP 12995094A JP 2959614 B2 JP2959614 B2 JP 2959614B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば内ねじ式仕切弁
などの弁体開閉用の回転操作軸に嵌装されて使用される
仕切弁の開度計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の仕切弁の開度計としては、図8に
示すものがある。図8において、仕切弁31は、弁棒の
先端にキャップ32が設けられている。また、一対のケ
ーシング33,34によって形成される環状の本体枠3
5が取付金具36を介して弁装置31の固定部材37に
取り付けられており、上方の表側に位置するケーシング
33は透明のプラスチック材で形成されている。
【0003】そして、本体枠35の内部には第1大歯車
38と第2大歯車39が同軸心上に重ねて配置されてお
り、第1大歯車38と第2大歯車39はともに本体枠3
5に回転自在に支持されている。また、上方の表側に位
置する第1大歯車38は透明のプラスチック材で形成さ
れ、伝達板40を介してキャップ32に係合している。
さらに、第1大歯車38と第2大歯車39は歯数を異な
らせて形成されており、第1大歯車38の歯数が100
であるに対して第2大歯車39の歯数は99に形成され
ている。そして、遊転小歯車41が第1大歯車38と第
2大歯車39にともに噛合して配置されており、遊転小
歯車41は本体枠35に回転自在に支持されている。ま
た、遊転小歯車41は歯数が20に形成されている。
【0004】そして、第1大歯車38の重なり合う側面
には矢印42が書き込まれており、第2大歯車39の重
なり合う側面には目盛り43が円周方向に沿って書き込
まれている。
【0005】この構成においては、弁棒の回転によって
弁体が全開位置と全閉位置とにわたって移動する。そし
て、伝達板40を介してキャップ32に係合する第1大
歯車38が弁棒の回転にともなって回転し、第1大歯車
38の回転が遊転小歯車41を介して第2大歯車39に
伝達される。このとき、第1大歯車38と第2大歯車3
9は歯数が異なるので、第1大歯車38の回転に対して
第2大歯車39が歯数比に応じて早く回転し、目盛り4
3に対して矢印42が相対的に移動する。したがって、
弁装置31の弁体が全開もしくは全閉する状態において
矢印42に対応する目盛り43を基準とすることによ
り、目盛り43に対する矢印42の位置関係によって弁
装置31の弁体の開度が表示される。このとき、矢印4
2が透明なケーシング33を通して目視されるととも
に、目盛り43が透明なケーシング33および透明な第
1大歯車38を通して目視される。したがって、弁体の
開度を常に一目で認知することができる。また、キャッ
プ32に伝達板40を係合させるだけで容易に既存の弁
装置31に取り付けることができ、装着作業が簡略なも
のである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成においては、ケーシング33および第1大歯車3
8を透明にて製作する必要があるが、仕切弁31を地下
埋設する構造においては、土砂、ほこり、汚水の付着に
よって見え難くなり易い問題があった。。また、透明に
製作するためにはプラスチック、ガラス等で製作する必
要があるが、破損しやすい問題があった。
【0007】本発明は上記の実情に鑑みてなされたもの
で、プレス成形による製作を導入可能にして、製作コス
トの低減を図ることができるとともに、小形化も図るこ
とができ、しかも、堅牢性にも優れた仕切弁の開度計を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る仕切弁の開度計は、仕切弁の回転
操作軸を挿通可能な中央孔部を有する環状形のケーシン
グと、このケーシング内にケーシングの軸心と平行な支
軸で回転自在に枢支して設けた小歯車と、ケーシング内
に同心状に配設されて中央部に回転操作軸に嵌合する嵌
合孔を有する第1回転板と、第1回転板の周縁に形成し
た円筒状の周壁部と、前記小歯車に噛合する内歯車をな
して前記周壁部の内周面に形成した第1歯車部と、第1
回転板を覆って同心状に配設した第2回転板と、この第
2回転板の周縁に形成した縦断面L形の環状体と、前記
小歯車に歯合する内歯車をなして前記環状体の内周縁に
形成した第2歯車部とを備え、第1歯車部と第2歯車部
の歯数を両者間に適当な歯数差が存在するように設定
し、第1回転板と第2回転板の何方か一方に指針を設け
るとともに、他方に開度目盛を設け、ケーシング、第1
回転板、第2回転板の各々を薄肉の金属板で構成したも
のである。
【0009】
【作用】上記した構成によれば、ケーシング、第1回転
板、第2回転板の各々を薄肉の金属板で構成したので、
これらの部材をプレス加工にて容易に成形することがで
きるため、それらの製作コストの低減を図ることができ
る。また、薄肉の金属板で構成することにより、鋳造品
によるものに比して、歯車部などの細かい部分も高精度
に加工することが可能となり、小型化を進め易くなり、
また、合成樹脂成形品によるものに比して十分な強度を
得ることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1および図2において、環状形のケーシング
1は薄肉の金属板、たとえばステンレス鋼板を用いて構
成したものであり、ケーシング1は、外周部2aが縦断
面凹状に形成されたケース本体2と、キャップ状に形成
されて上記ケース本体2の開口端部に嵌着されたカバー
3とからなる。ケース本体2の中央部には、図4に示す
仕切弁側の回転操作軸Dが挿通可能な円形の孔部2bを
形成しており、カバー3の中央部にも、回転操作軸Dが
挿通可能な円形の孔部3aを指針表示窓孔を兼ねて形成
している。
【0011】小歯車4はケース本体2の内周部2aに配
設しており、ケーシング1の軸心に沿った方向、つまり
上下方向に立設した支軸5で回転自在に枢支している。
ケーシング1内に同心状に配置する第1回転板6は小歯
車4の上側に位置しており、薄肉の金属板、たとえばス
テンレス鋼板からなる。第1回転板6の中央部には、取
付時に回転操作軸Dに回転不能に嵌合する四角形の嵌合
孔7を形成しており、第1回転板6の外周縁には、歯車
部形成用の周壁部6aを一体形成している。この周壁部
6aの内周面には、図3に示すように、ケーシング1の
径方向外側から小歯車4に噛合する内歯車をなす第1歯
車部8を形成している。第1回転板6の上面には、第1
歯車部8の歯車ピッチ間隔の開度目盛Fを第1回転板6
の周側に沿って表示している。
【0012】開度目盛表示用の第1回転板6の外側に
は、薄肉の金属板、たとえばステンレス鋼板からなる指
針付設用の環状の第2回転板9を同心状に配設してお
り、その周縁には、第1回転板6側の周壁部6aよりも
大径の周壁部9aを一体形成している。また、上記周壁
部9aの開口端の周方向の少なくとも1個所には、図3
に示すように、結合用の切欠部10を形成しており、第
2回転板9の上面には、回転操作軸Dの操作量に応じて
開度目盛Fを指示する指針Eを付設している。
【0013】指針付設用の環状の第2回転板9の周縁に
は、縦断面L形の歯車部形成用の環状体11を配置して
おり、環状体11は薄肉の金属板、たとえばステンレス
鋼板により第2回転板9とは別途に構成している。環状
体11の内周縁には、第1の歯車部8よりも一つ多い歯
数を有し、小歯車4に径方向外側から噛合する第2歯車
部12を形成している。環状体11の周壁部11aの開
口端には、切欠部10に対応して突片13を形成してお
り、突片13を切欠部10に嵌着して環状体11の周壁
部11aと指針付設用の第2回転板9の周壁部9aとを
固定している。
【0014】尚、周壁部9a,11a同士は溶接、嵌め
込みや噛み会わせ手段、あるいは接着手段などの任意の
手段で一体に接合してもよい。以下、上記構成における
作用を説明する。図4に示すように、開度計Cを仕切弁
側の回転操作軸Dに嵌装し、開度目盛表示用の第1回転
板6の嵌合孔7を回転操作軸Dに嵌合させる。この状態
で、開度計Cを固定部材Bにより弁箱Aに対して固定す
る。
【0015】仕切弁の開度調整時などにおいて回転操作
軸Dを回転操作すると、開度目盛表示用の第1回転板6
も一体に回転する。この第1回転板6の回転にともない
第1歯車部8を介して小歯車4が回転し、小歯車4に噛
合する第2の歯車部12を介して指針付設用の第2回転
板9が開度目盛表示用の第1回転板6と同方向に同時に
回転する。ここで、第1歯車部8の歯数よりも第2歯車
部12の歯数が一つ多くなっているので、開度目盛表示
用の第1回転板6が1回転する毎に、第1回転板6と指
針付設用の第2回転板9との間に、第2歯車部12の1
ピッチ分だけ相対的にずれが生じ、このずれた位置にお
いて針針Eが指示する開度目盛Fから仕切弁の開度を読
み取ることができる。
【0016】ところで、ケーシング1、第1回転板6、
第2回転板9、環状体11等をステンレス鋼により別々
に構成することにより、これらをそれぞれプレス加工法
により容易に成形することができる。すなわち、第2回
転板9においては、ステンレス鋼板からなる円板状の母
材をプレスしてその外周部位を、図3のように、周壁部
9aとして折曲すればよい。また、環状体11において
も、ステンレス鋼からなる円板状の母材をプレスしてそ
の外周部位を、図3のように、周壁部11aとして折曲
すればよく、この時、第2歯車部12も形成される。こ
のように指針付設用の第2回転板9と、環状体11とを
それぞれ別々にプレス加工で成形できることにより、鋳
造品などを使用するものに比して金型構造が簡単で、製
作コストの低減を図ることができる。
【0017】さらに、第1回転板6についても、ステン
レス鋼板からなる円板状の母材の外周縁に第1歯車部8
をプレスにより形成した後、さらにプレスしてその外周
部位を、図3のように、周壁部6aとして折曲し、さら
に第1歯車部8の部位を径方向内方へ折曲すればよい。
【0018】また、第1回転板6や第2回転板9などを
ステンレス鋼板からプレス成形することにより、鋳造品
の場合に比して歯車部8,12などの微細な部位の加工
に制約されることがなく、小型化に容易に対応可能とな
り、また、ステンレス鋼板の使用により、合成樹脂成形
品の場合に比して高い強度を得ることができる。
【0019】なお、上記の実施例では、開度目盛表示用
の第1回転板6や指針付設用の第2回転板9などをステ
ンレス鋼板を用いて製作したもので説明したが、他の薄
肉金属板を任意に採用可能である。
【0020】さらに、第1回転板6は、図5〜図7に示
すように形成することも可能である。すなわち、プレス
成形によって周壁部6aを形成するとともに、天板部6
bの周縁角部に複数の凹部Pを形成する。この凹部Pは
内側においては複数の突起部P1 をなし、突起部P1
歯車として作用する。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、各
部材を薄肉の金属板を用いて別々に構成したので、これ
ら両者をプレス加工法により容易に成形でき、低コスト
化を図ることができ、鋳造品によるものに比して全体を
コンパクトにすることができ、さらに十分な強度も得る
ことができ、堅牢な開度計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による仕切弁の開度計を示す
一部破断平面図である。
【図2】同上実施例における仕切弁の開度計を示す半截
縦断側面図である。
【図3】同上開度計をケーシングを省いて示す分解斜視
図である。
【図4】開度計を仕切弁に取り付けた使用態様を示す斜
視図である。
【図5】本発明の他の実施例における第1回転板の斜視
図である。
【図6】図5におけるW−W矢視図である。
【図7】図6におけるZ−Z矢視図である。
【図8】従来の仕切弁の開度計を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2b,3a 中央孔部 4 小歯車 5 支軸 6 第1回転板 6a 周壁部 7 嵌合孔 8 第1歯車部 9 第2回転板 11 環状体 11a 周壁部 12 第2歯車部 D 回転操作軸 E 指針 F 開度目盛

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕切弁の回転操作軸を挿通可能な中央孔
    部を有する環状形のケーシングと、このケーシング内に
    ケーシングの軸心と平行な支軸で回転自在に枢支して設
    けた小歯車と、ケーシング内に同心状に配設されて中央
    部に回転操作軸に嵌合する嵌合孔を有する第1回転板
    と、第1回転板の周縁に形成した円筒状の周壁部と、前
    記小歯車に噛合する内歯車をなして前記周壁部の内周面
    に形成した第1歯車部と、第1回転板を覆って同心状に
    配設した第2回転板と、この第2回転板の周縁に形成し
    た縦断面L形の環状体と、前記小歯車に歯合する内歯車
    をなして前記環状体の内周縁に形成した第2歯車部とを
    備え、第1歯車部と第2歯車部の歯数を両者間に適当な
    歯数差が存在するように設定し、第1回転板と第2回転
    板の何方か一方に指針を設けるとともに、他方に開度目
    盛を設け、ケーシング、第1回転板、第2回転板の各々
    を薄肉の金属板で構成したことを特徴とする仕切弁の開
    度計。
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