JP2001208464A - 保冷庫 - Google Patents
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- JP2001208464A JP2001208464A JP2000022029A JP2000022029A JP2001208464A JP 2001208464 A JP2001208464 A JP 2001208464A JP 2000022029 A JP2000022029 A JP 2000022029A JP 2000022029 A JP2000022029 A JP 2000022029A JP 2001208464 A JP2001208464 A JP 2001208464A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】軸部材、及び開扉方向へのハンドルの回転を制
限する扉部分の変形を防止する保冷庫を提供すること。 【解決手段】ハンドル30の開方向への回動をハンドル
30と接して制限する、溝部22の左方の角部25周辺
に補強部材40を設け、角部25周辺の強度を所要に高
めることにより、誤操作に基づく角部25のへこみを防
止する。またハンドル30を閉方向へ常に付勢するねじ
りコイルスプリング50を軸部材31に環装し、誤操作
の要因となる開方向への最大回動状態へ向かおうとする
ハンドル30をねじりコイルスプリング50によって閉
方向へ戻すことにより、誤操作を回避し、軸部材31の
変形及び角部25のへこみを防止する。
限する扉部分の変形を防止する保冷庫を提供すること。 【解決手段】ハンドル30の開方向への回動をハンドル
30と接して制限する、溝部22の左方の角部25周辺
に補強部材40を設け、角部25周辺の強度を所要に高
めることにより、誤操作に基づく角部25のへこみを防
止する。またハンドル30を閉方向へ常に付勢するねじ
りコイルスプリング50を軸部材31に環装し、誤操作
の要因となる開方向への最大回動状態へ向かおうとする
ハンドル30をねじりコイルスプリング50によって閉
方向へ戻すことにより、誤操作を回避し、軸部材31の
変形及び角部25のへこみを防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵/冷凍物品を
収納・保冷し車両等で運送するために使用する保冷庫に
関するものである。
収納・保冷し車両等で運送するために使用する保冷庫に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、生鮮食品等の保冷を要する物
品を運送すべく保冷庫が車両等に搭載されて用いられて
いる。かかる保冷庫は、それぞれ所要の断熱性が付与さ
れた、前方を開放する箱状の保冷庫本体と保冷庫本体の
前方を開閉する扉とから基本的に構成され、保冷庫本体
内に収納された物品は蓄冷剤、ドライアイス等の冷却源
を含む冷却ユニットによって所要に保冷される。
品を運送すべく保冷庫が車両等に搭載されて用いられて
いる。かかる保冷庫は、それぞれ所要の断熱性が付与さ
れた、前方を開放する箱状の保冷庫本体と保冷庫本体の
前方を開閉する扉とから基本的に構成され、保冷庫本体
内に収納された物品は蓄冷剤、ドライアイス等の冷却源
を含む冷却ユニットによって所要に保冷される。
【0003】保冷庫には扉開閉機構が備っており、扉開
閉機構は、扉の開閉時に把持し水平面上に正逆回動操作
するハンドルと、扉の上下方向に沿って設けられ、ハン
ドルの回動に伴って軸心を中心に回転する軸部材と、扉
の上下端外側に外れる軸部材の上下両端部に設けられ、
軸部材の回転に伴って正逆回動する爪部と、保冷庫本体
側の爪部に対応する箇所に設けられ、爪部を出し入れさ
せる爪受け部とを有している。そして、閉扉時にはハン
ドルを一方向(閉方向)に回動し爪部を爪受け部に入り
込ませるように操作し、開扉時にはハンドルを他方向
(開方向)に回動し爪部を爪受け部から脱出させるよう
に操作する。
閉機構は、扉の開閉時に把持し水平面上に正逆回動操作
するハンドルと、扉の上下方向に沿って設けられ、ハン
ドルの回動に伴って軸心を中心に回転する軸部材と、扉
の上下端外側に外れる軸部材の上下両端部に設けられ、
軸部材の回転に伴って正逆回動する爪部と、保冷庫本体
側の爪部に対応する箇所に設けられ、爪部を出し入れさ
せる爪受け部とを有している。そして、閉扉時にはハン
ドルを一方向(閉方向)に回動し爪部を爪受け部に入り
込ませるように操作し、開扉時にはハンドルを他方向
(開方向)に回動し爪部を爪受け部から脱出させるよう
に操作する。
【0004】またハンドルの開方向への回動は、ハンド
ルが扉の一部、更に詳しくは、軸部材を収容すべく扉に
上下全長に亘って設けられた溝部と扉の外表面との境目
を成す左右一対の角部の内の左方の角部(図3の符号2
5参照)、に接するまで許容される。
ルが扉の一部、更に詳しくは、軸部材を収容すべく扉に
上下全長に亘って設けられた溝部と扉の外表面との境目
を成す左右一対の角部の内の左方の角部(図3の符号2
5参照)、に接するまで許容される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ハ
ンドルの開方向への最大回動状態において、爪部は爪受
け部の受け口から外れる(図9参照)。従って、閉扉時
にハンドルを開方向最大回動状態のまま押すと、爪部は
爪受け部の受け口から外れた部分に衝突し、この衝突に
よって爪部は開方向(爪受け部から脱出する方向)へ回
動させられる力を受け、この反力は軸部材を介して開方
向最大回動状態のハンドルを更に開方向へ回動させるよ
うに伝わり、ハンドルは上記角部を押し付ける。このよ
うな誤操作が経年的に繰り返されると、軸部材が変形し
たり、あるいは上記角部にへこみが生じ、扉の開閉が円
滑に行えなくなるといった問題がった。
ンドルの開方向への最大回動状態において、爪部は爪受
け部の受け口から外れる(図9参照)。従って、閉扉時
にハンドルを開方向最大回動状態のまま押すと、爪部は
爪受け部の受け口から外れた部分に衝突し、この衝突に
よって爪部は開方向(爪受け部から脱出する方向)へ回
動させられる力を受け、この反力は軸部材を介して開方
向最大回動状態のハンドルを更に開方向へ回動させるよ
うに伝わり、ハンドルは上記角部を押し付ける。このよ
うな誤操作が経年的に繰り返されると、軸部材が変形し
たり、あるいは上記角部にへこみが生じ、扉の開閉が円
滑に行えなくなるといった問題がった。
【0006】本発明の目的は以上の問題点に鑑み、軸部
材、及びハンドルの開扉方向への回動を制限する扉部分
の変形を有効に防止することができる保冷庫を提供する
ことにある。
材、及びハンドルの開扉方向への回動を制限する扉部分
の変形を有効に防止することができる保冷庫を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に係る本発明では、前方を開放する保冷庫本体
と、保冷庫本体の前方を開閉する扉と、扉の開閉時に回
動操作するハンドルと、扉に上下方向に沿って設けた、
ハンドルの回動に伴って軸心を中心に回転する軸部材
と、軸部材の上下両端部に設けた、軸部材の回転に伴っ
て回動する爪部と、保冷庫本体に設けた、扉の開閉時に
爪部を出し入れさせる爪受け部とを備えた保冷庫におい
て、爪部を爪受け部から脱出させる方向へのハンドルの
回動をハンドルと接して制限する扉部分に当該扉部分の
強度を高める補強部材を設けている。
請求項1に係る本発明では、前方を開放する保冷庫本体
と、保冷庫本体の前方を開閉する扉と、扉の開閉時に回
動操作するハンドルと、扉に上下方向に沿って設けた、
ハンドルの回動に伴って軸心を中心に回転する軸部材
と、軸部材の上下両端部に設けた、軸部材の回転に伴っ
て回動する爪部と、保冷庫本体に設けた、扉の開閉時に
爪部を出し入れさせる爪受け部とを備えた保冷庫におい
て、爪部を爪受け部から脱出させる方向へのハンドルの
回動をハンドルと接して制限する扉部分に当該扉部分の
強度を高める補強部材を設けている。
【0008】請求項1に係る本発明によれば、ハンドル
の開方向への回動を制限する扉部分を補強部材によって
補強することにより、当該扉部分のへこみを防止するこ
とができる。
の開方向への回動を制限する扉部分を補強部材によって
補強することにより、当該扉部分のへこみを防止するこ
とができる。
【0009】請求項2に係る本発明では、前方を開放す
る保冷庫本体と、保冷庫本体の前方を開閉する扉と、扉
の開閉時に回動操作するハンドルと、扉に上下方向に沿
って設けた、ハンドルの回動に伴って軸心を中心に回転
する軸部材と、軸部材の上下両端部に設けた、軸部材の
回転に伴って回動する爪部と、保冷庫本体に設けた、扉
の開閉時に爪部を出し入れさせる爪受け部とを備えた保
冷庫において、爪部を爪受け部に入り込ませる方向へハ
ンドルを付勢する弾性部材を設けている。
る保冷庫本体と、保冷庫本体の前方を開閉する扉と、扉
の開閉時に回動操作するハンドルと、扉に上下方向に沿
って設けた、ハンドルの回動に伴って軸心を中心に回転
する軸部材と、軸部材の上下両端部に設けた、軸部材の
回転に伴って回動する爪部と、保冷庫本体に設けた、扉
の開閉時に爪部を出し入れさせる爪受け部とを備えた保
冷庫において、爪部を爪受け部に入り込ませる方向へハ
ンドルを付勢する弾性部材を設けている。
【0010】請求項2に係る本発明によれば、ハンドル
が誤操作の要因となる開方向への最大回動状態へ向かお
うとしても弾性部材の弾性的な付勢によって閉方向へ戻
されるため、誤操作を回避し、軸部材の変形及び扉部分
のへこみを防止することができる。
が誤操作の要因となる開方向への最大回動状態へ向かお
うとしても弾性部材の弾性的な付勢によって閉方向へ戻
されるため、誤操作を回避し、軸部材の変形及び扉部分
のへこみを防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
添付図面を参照して説明する。
添付図面を参照して説明する。
【0012】図1〜図7は本発明に係る保冷庫の第一の
実施形態の要部を概略的に示すもので、図1は保冷庫の
斜視図、図2は扉の平面図、図3は図2のA−A線断面
図、図4は補強部材の斜視図、図5は図2のB−B線断
面図、図6は図2のC−C線断面図、図7は爪受け部に
入る直前の爪部を示す説明図、図8は爪受け部に入り込
んだ爪部を示す説明図、図9は誤操作時の爪受け部に対
する爪部の位置を示す説明図である。
実施形態の要部を概略的に示すもので、図1は保冷庫の
斜視図、図2は扉の平面図、図3は図2のA−A線断面
図、図4は補強部材の斜視図、図5は図2のB−B線断
面図、図6は図2のC−C線断面図、図7は爪受け部に
入る直前の爪部を示す説明図、図8は爪受け部に入り込
んだ爪部を示す説明図、図9は誤操作時の爪受け部に対
する爪部の位置を示す説明図である。
【0013】保冷庫1は前部に物品出し入れ口11を有
する箱状の保冷庫本体10と、保冷庫本体10の物品出
し入れ口11の右縁に蝶番2を介して連結され、蝶番2
から枢動して物品出し入れ口11を開閉する方形板状の
扉20とから基本的に構成されており、保冷庫本体10
は金属製の外箱−内箱間に、扉20は金属製の外板21
(図3等参照)−内板間にそれぞれ硬質ウレタンフォー
ム等の断熱材を充填して成る。保冷庫本体10には収納
物品保冷用の冷却源を含む周知の冷却ユニット(図示せ
ず)が設けられている。
する箱状の保冷庫本体10と、保冷庫本体10の物品出
し入れ口11の右縁に蝶番2を介して連結され、蝶番2
から枢動して物品出し入れ口11を開閉する方形板状の
扉20とから基本的に構成されており、保冷庫本体10
は金属製の外箱−内箱間に、扉20は金属製の外板21
(図3等参照)−内板間にそれぞれ硬質ウレタンフォー
ム等の断熱材を充填して成る。保冷庫本体10には収納
物品保冷用の冷却源を含む周知の冷却ユニット(図示せ
ず)が設けられている。
【0014】保冷庫1にはまた扉20の次の扉開閉機構
が備わっている。即ち、扉開閉機構は扉20の開閉時に
把持し水平面上に正逆回動操作するハンドル30と、扉
20に上下方向に沿って設けられ、ハンドル30の回動
に伴って軸心を中心に回転するロッド状の軸部材31
と、扉20の上下両端外側に外れる軸部材31の上下両
端部に設けられ、軸部材31の回転に伴って正逆回動す
る爪部32と、保冷庫本体10の物品出し入れ口11の
上下両縁に設けられ、爪部32を出し入れさせる爪受け
部12とから基本的に構成されている。
が備わっている。即ち、扉開閉機構は扉20の開閉時に
把持し水平面上に正逆回動操作するハンドル30と、扉
20に上下方向に沿って設けられ、ハンドル30の回動
に伴って軸心を中心に回転するロッド状の軸部材31
と、扉20の上下両端外側に外れる軸部材31の上下両
端部に設けられ、軸部材31の回転に伴って正逆回動す
る爪部32と、保冷庫本体10の物品出し入れ口11の
上下両縁に設けられ、爪部32を出し入れさせる爪受け
部12とから基本的に構成されている。
【0015】扉20の外表面における左端からやや離れ
た箇所には凹状の溝部22が上下全長に亘って設けら
れ、溝部22には軸部材31が四つの固定部材33によ
って回転を許容されて収納・固定されている(図5参
照)。扉20の外表面における閉扉状態(図1参照)の
ハンドル30の周囲には溝部22と同じ深さで溝部22
から右方に連続する方形凹状のハンドル受け部23が設
けられ、ハンドル受け部23には閉扉状態のハンドル2
0を係止するフック状のハンドル係止部24が設けられ
ている。尚、上記四つの固定部材33は溝部22におけ
る上下両端及びハンドル受け部23に対応する部分の上
下やや外側に設けられており、以下、後者二つの固定部
材を「中間固定部材33a」という。
た箇所には凹状の溝部22が上下全長に亘って設けら
れ、溝部22には軸部材31が四つの固定部材33によ
って回転を許容されて収納・固定されている(図5参
照)。扉20の外表面における閉扉状態(図1参照)の
ハンドル30の周囲には溝部22と同じ深さで溝部22
から右方に連続する方形凹状のハンドル受け部23が設
けられ、ハンドル受け部23には閉扉状態のハンドル2
0を係止するフック状のハンドル係止部24が設けられ
ている。尚、上記四つの固定部材33は溝部22におけ
る上下両端及びハンドル受け部23に対応する部分の上
下やや外側に設けられており、以下、後者二つの固定部
材を「中間固定部材33a」という。
【0016】ハンドル30は軸部材31から軸部材31
の径方向に沿って突出し、軸部材31を中心に回動す
る。図3を参照して、ハンドル30の一方向D(以下
「開方向」という。)への回動は、扉20の外表面20
aと溝部22との境目を成す(左方の)角部25に接し
て制限される(破線参照)。尚、溝部22のハンドル受
け部23に対応する部分には溝部22の右方の角部26
は存在しない。一方、ハンドル30の他方向E(以下
「閉方向」という。)への回動は、ハンドル30がハン
ドル受け部23のハンドル係止部24によって受け止め
られ扉20の外表面20aと平行になるまで許容され
る。
の径方向に沿って突出し、軸部材31を中心に回動す
る。図3を参照して、ハンドル30の一方向D(以下
「開方向」という。)への回動は、扉20の外表面20
aと溝部22との境目を成す(左方の)角部25に接し
て制限される(破線参照)。尚、溝部22のハンドル受
け部23に対応する部分には溝部22の右方の角部26
は存在しない。一方、ハンドル30の他方向E(以下
「閉方向」という。)への回動は、ハンドル30がハン
ドル受け部23のハンドル係止部24によって受け止め
られ扉20の外表面20aと平行になるまで許容され
る。
【0017】扉20にはまた、溝部22の中間固定部材
33a間に対応する部分に図4に示す補強部材40が設
けられている。補強部材40は所要の強度を有する金属
板を所要に折り曲げて次の部分に区分されている。即
ち、補強部材40は、中間固定部材33a間に亘って溝
部22の左方の角部25を補強する断面L字状の補強部
41と、中間固定部材33a間におけるハンドル受け部
23から外れる上下部分に現れる溝部22の右方の角部
26に固定のために重ねる上下二片の断面L字状の固定
専用部42と、補強部41−固定専用部42間を連結
し、中間固定部材33a間における溝部22の底部に重
なる連結部43とから成る。補強部材40は図5及び図
6に示すように、扉20の外板21の内側面に重合さ
れ、中間固定部材33aを固定するためのビス27によ
って補強部41及び固定専用部42から固定されてい
る。
33a間に対応する部分に図4に示す補強部材40が設
けられている。補強部材40は所要の強度を有する金属
板を所要に折り曲げて次の部分に区分されている。即
ち、補強部材40は、中間固定部材33a間に亘って溝
部22の左方の角部25を補強する断面L字状の補強部
41と、中間固定部材33a間におけるハンドル受け部
23から外れる上下部分に現れる溝部22の右方の角部
26に固定のために重ねる上下二片の断面L字状の固定
専用部42と、補強部41−固定専用部42間を連結
し、中間固定部材33a間における溝部22の底部に重
なる連結部43とから成る。補強部材40は図5及び図
6に示すように、扉20の外板21の内側面に重合さ
れ、中間固定部材33aを固定するためのビス27によ
って補強部41及び固定専用部42から固定されてい
る。
【0018】上下の爪部32は軸部材31からハンドル
30とは略反対側の径方向に沿ってやや屈曲して突出し
ている。そして、扉20を閉める場合は、少なくとも閉
扉直前において、図7に示すように爪部32の先端32
aを爪受け部12の受け口12aに突き合わせるべくハ
ンドル30を扉20に対し略垂直に立てる。この状態か
ら扉20を押して閉めると、爪部31は先端32aが爪
受け部12の湾曲面12bに案内され図8に示すように
爪受け部12に入り込む。これによりハンドル30は扉
20の外表面と平行になるまで自動的に閉方向に回動す
る。その後、ハンドル30をハンドル係止部24に係止
することにより、扉20は開放不能となる。一方、扉2
0を開ける場合は、ハンドル係止部24によるハンドル
30の係止を解き、ハンドル30を開方向へ回動操作す
ると同時に引く。これによって爪部32は軸部材31の
回転を介して回動しながら爪受け部12から脱出し、更
にハンドル30を引くことにより扉20は開く。
30とは略反対側の径方向に沿ってやや屈曲して突出し
ている。そして、扉20を閉める場合は、少なくとも閉
扉直前において、図7に示すように爪部32の先端32
aを爪受け部12の受け口12aに突き合わせるべくハ
ンドル30を扉20に対し略垂直に立てる。この状態か
ら扉20を押して閉めると、爪部31は先端32aが爪
受け部12の湾曲面12bに案内され図8に示すように
爪受け部12に入り込む。これによりハンドル30は扉
20の外表面と平行になるまで自動的に閉方向に回動す
る。その後、ハンドル30をハンドル係止部24に係止
することにより、扉20は開放不能となる。一方、扉2
0を開ける場合は、ハンドル係止部24によるハンドル
30の係止を解き、ハンドル30を開方向へ回動操作す
ると同時に引く。これによって爪部32は軸部材31の
回転を介して回動しながら爪受け部12から脱出し、更
にハンドル30を引くことにより扉20は開く。
【0019】ハンドル30の開方向への回動は既述した
ように溝部22の左方の角部25に接して制限されるが
(図3の破線で示されるハンドル30参照)、この状態
において爪部32の先端32aは図9に示すように爪受
け部12の受け口12aから右方に外れる。従って、閉
扉時にハンドル30を開方向最大回動状態のまま押す
と、爪部32は爪受け部12の受け口12aから外れた
部分12cに衝突し、この衝突によって爪部32は矢印
F方向(図9参照)へ回動させられる力を受ける。この
反力は軸部材31を介して開方向最大開放状態のハンド
ル30を更に開方向へ回動させるよう作用し、ハンドル
30は爪部22の左方の角部25を押し付ける。このよ
うな誤操作が繰り返されても、角部25は上述したよう
に補強部材40の補強部41によって補強され強度が所
要に高められているため、本実施形態の保冷庫1では従
来のように角部25が経年的にへこむようなことはな
い。
ように溝部22の左方の角部25に接して制限されるが
(図3の破線で示されるハンドル30参照)、この状態
において爪部32の先端32aは図9に示すように爪受
け部12の受け口12aから右方に外れる。従って、閉
扉時にハンドル30を開方向最大回動状態のまま押す
と、爪部32は爪受け部12の受け口12aから外れた
部分12cに衝突し、この衝突によって爪部32は矢印
F方向(図9参照)へ回動させられる力を受ける。この
反力は軸部材31を介して開方向最大開放状態のハンド
ル30を更に開方向へ回動させるよう作用し、ハンドル
30は爪部22の左方の角部25を押し付ける。このよ
うな誤操作が繰り返されても、角部25は上述したよう
に補強部材40の補強部41によって補強され強度が所
要に高められているため、本実施形態の保冷庫1では従
来のように角部25が経年的にへこむようなことはな
い。
【0020】図10及び図11は本発明に係る保冷庫の
第二の実施形態の要部を概略的に示すもので、図10は
弾性部材を軸部材及びハンドルに装着した状態を示す部
分斜視図、図11は図10の平面断面説明図である。
尚、本実施形態における既述した第一実施形態と異なる
点は、第一実施形態における補強部材40を備えていな
い点と本実施形態に後述する弾性部材としてのねじりコ
イルスプリング50が備わっている点であり、以下の本
実施形態の説明において第一実施形態と共通する部分は
同じ番号を付すか、あるいはその説明を省略する。
第二の実施形態の要部を概略的に示すもので、図10は
弾性部材を軸部材及びハンドルに装着した状態を示す部
分斜視図、図11は図10の平面断面説明図である。
尚、本実施形態における既述した第一実施形態と異なる
点は、第一実施形態における補強部材40を備えていな
い点と本実施形態に後述する弾性部材としてのねじりコ
イルスプリング50が備わっている点であり、以下の本
実施形態の説明において第一実施形態と共通する部分は
同じ番号を付すか、あるいはその説明を省略する。
【0021】本実施形態では、軸部材31の途中ハンド
ル30上部分にねじりコイルスプリング(以下単に「ス
プリング」という。)50が環装されている。スプリン
グ50の一端部51は軸部材31の接線方向左側に延び
てL字状に屈曲し、溝部22の左側部に接するよう配設
されている。一方、スプリング50の他端部52は軸部
材31の径方向右側に延びてハンドル30の狭い上面上
に載置され、ハンドル30の上面に突設されたスプリン
グ受け部34の前面で受け止めらている。
ル30上部分にねじりコイルスプリング(以下単に「ス
プリング」という。)50が環装されている。スプリン
グ50の一端部51は軸部材31の接線方向左側に延び
てL字状に屈曲し、溝部22の左側部に接するよう配設
されている。一方、スプリング50の他端部52は軸部
材31の径方向右側に延びてハンドル30の狭い上面上
に載置され、ハンドル30の上面に突設されたスプリン
グ受け部34の前面で受け止めらている。
【0022】スプリング50はハンドル30をスプリン
グ受け部34を介して常に閉方向へ回動させるよう弾性
的に付勢する。そのため、ハンドル30は溝部22の左
方の角部25に接する開方向最大回動状態(図3の破線
で示されるハンドル30参照)に向かおうとしても、ス
プリング50によって閉方向に戻されるため、ハンドル
30は誤操作の要因である開方向最大回動状態になら
ず、軸部材31の変形や角部25のへこみは確実に防止
される。
グ受け部34を介して常に閉方向へ回動させるよう弾性
的に付勢する。そのため、ハンドル30は溝部22の左
方の角部25に接する開方向最大回動状態(図3の破線
で示されるハンドル30参照)に向かおうとしても、ス
プリング50によって閉方向に戻されるため、ハンドル
30は誤操作の要因である開方向最大回動状態になら
ず、軸部材31の変形や角部25のへこみは確実に防止
される。
【0023】尚、本発明では以上に述べた補強部材40
及びねじりコイルスプリング50を共に設置することも
できる。
及びねじりコイルスプリング50を共に設置することも
できる。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明で
は、ハンドルの開方向への回動を制限する扉部分を補強
部材によって補強したため、ハンドルが該扉部分を押し
付けるような誤操作が繰り返されても、該扉部分が経年
的にへこむようなことはなくなる。 請求項2の発明で
は、ハンドルが誤操作の要因となる開方向への最大回動
状態へ向かおうとしても弾性部材によって閉方向へ戻さ
れるため、誤操作を有効に回避して、軸部材の変形及び
扉部分のへこみを確実に防止することができる。
は、ハンドルの開方向への回動を制限する扉部分を補強
部材によって補強したため、ハンドルが該扉部分を押し
付けるような誤操作が繰り返されても、該扉部分が経年
的にへこむようなことはなくなる。 請求項2の発明で
は、ハンドルが誤操作の要因となる開方向への最大回動
状態へ向かおうとしても弾性部材によって閉方向へ戻さ
れるため、誤操作を有効に回避して、軸部材の変形及び
扉部分のへこみを確実に防止することができる。
【図1】保冷庫の斜視図
【図2】扉の平面図
【図3】図2のA−A線断面図
【図4】補強部材の斜視図
【図5】図2のB−B線断面図
【図6】図2のC−C線断面図
【図7】爪受け部に入る直前の爪部を示す説明図
【図8】爪受け部に入り込んだ爪部を示す説明図
【図9】誤操作時の爪受け部に対する爪部の位置を示す
説明図
説明図
【図10】ねじりコイルスプリングを軸部材及びハンド
ルに装着した状態を示す部分斜視図
ルに装着した状態を示す部分斜視図
【図11】図10の平面断面説明図
1…保冷庫、10…保冷庫本体、12…爪受け部、20
…扉、22…溝部、25…(溝部の左方の)角部、30
…ハンドル、31…軸部材、32…爪部、34…スプリ
ング受け部、40…補強部材、50…ねじりコイルスプ
リング
…扉、22…溝部、25…(溝部の左方の)角部、30
…ハンドル、31…軸部材、32…爪部、34…スプリ
ング受け部、40…補強部材、50…ねじりコイルスプ
リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 恵介 群馬県伊勢崎市寿町20番地 サンデン株式 会社内 Fターム(参考) 3L102 JA06 KA01 KB01 KB05 KB11
Claims (2)
- 【請求項1】 前方を開放する保冷庫本体と、保冷庫本
体の前方を開閉する扉と、扉の開閉時に回動操作するハ
ンドルと、扉に上下方向に沿って設けた、ハンドルの回
動に伴って軸心を中心に回転する軸部材と、軸部材の上
下両端部に設けた、軸部材の回転に伴って回動する爪部
と、保冷庫本体に設けた、扉の開閉時に爪部を出し入れ
させる爪受け部とを備えた保冷庫において、 爪部を爪受け部から脱出させる方向へのハンドルの回動
をハンドルと接して制限する扉部分に当該扉部分の強度
を高める補強部材を設けたことを特徴とする保冷庫。 - 【請求項2】 前方を開放する保冷庫本体と、保冷庫本
体の前方を開閉する扉と、扉の開閉時に回動操作するハ
ンドルと、扉に上下方向に沿って設けた、ハンドルの回
動に伴って軸心を中心に回転する軸部材と、軸部材の上
下両端部に設けた、軸部材の回転に伴って回動する爪部
と、保冷庫本体に設けた、扉の開閉時に爪部を出し入れ
させる爪受け部とを備えた保冷庫において、 爪部を爪受け部に入り込ませる方向へハンドルを付勢す
る弾性部材を設けたことを特徴とする保冷庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000022029A JP2001208464A (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | 保冷庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000022029A JP2001208464A (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | 保冷庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001208464A true JP2001208464A (ja) | 2001-08-03 |
Family
ID=18548374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000022029A Pending JP2001208464A (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | 保冷庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001208464A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1424461A2 (de) * | 2002-11-29 | 2004-06-02 | GEBHARDT Transport- und Lagersysteme GmbH | Verriegelungsvorrichtung für einen Behälter, insbesondere Isolierbehälter |
CN115143708A (zh) * | 2022-06-30 | 2022-10-04 | 合肥华凌股份有限公司 | 箱体装置及制冷设备 |
-
2000
- 2000-01-31 JP JP2000022029A patent/JP2001208464A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1424461A2 (de) * | 2002-11-29 | 2004-06-02 | GEBHARDT Transport- und Lagersysteme GmbH | Verriegelungsvorrichtung für einen Behälter, insbesondere Isolierbehälter |
EP1424461A3 (de) * | 2002-11-29 | 2005-09-21 | GEBHARDT Transport- und Lagersysteme GmbH | Verriegelungsvorrichtung für einen Behälter, insbesondere Isolierbehälter |
CN115143708A (zh) * | 2022-06-30 | 2022-10-04 | 合肥华凌股份有限公司 | 箱体装置及制冷设备 |
CN115143708B (zh) * | 2022-06-30 | 2023-11-10 | 东芝家用电器制造(南海)有限公司 | 箱体装置及制冷设备 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040323 |