JP2001208018A - 結束バンドの二重係止構造 - Google Patents
結束バンドの二重係止構造Info
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- JP2001208018A JP2001208018A JP2000022116A JP2000022116A JP2001208018A JP 2001208018 A JP2001208018 A JP 2001208018A JP 2000022116 A JP2000022116 A JP 2000022116A JP 2000022116 A JP2000022116 A JP 2000022116A JP 2001208018 A JP2001208018 A JP 2001208018A
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Abstract
減させることができるとともに、引張り応力に抗してバ
ンド本体を強固に係止することができ、同時に、ロック
アームの係止爪の破損防止を図ることができるようにす
る。 【解決手段】 バンド本体10をバンド嵌合部20に挿
通し、バンド本体10に連続形成した係止歯11に、バ
ンド嵌合部20に設けたロックアーム21を二重係止さ
せる結束バンドの二重係止構造において、バンド嵌合部
20に挿通されたバンド本体10の一の係止歯11Aに
係止する単一の係止爪23をロックアーム21に設ける
とともに、バンド嵌合部20に挿通されたバンド本体1
0に、該バンド本体10の挿通方向Oと反対方向Pの力
が作用したとき、ロックアーム21がバンド本体10側
に揺動し、該ロックアーム21の後端部21aが、バン
ド本体10の他の係止歯11Bに係止する構成としてあ
る。
Description
ドクランプ(バンド嵌合部)への挿通抵抗を低減させる
ことができるとともに、引張り応力に抗してバンド本体
を強固に係止することができ、同時に、ロックアームの
係止爪の破損防止と、金型の簡単化及びローコスト化と
を図ることができる結束バンドの二重係止構造に関す
る。
ドとして、例えば、実開昭50−24587号で提案さ
れているものがある。以下、この従来の結束バンドにつ
いて、図3及び図4を参照しつつ説明する。
り、同図(a)は平面図,同図(b)は部分断面側面図
である。図4は上記従来の結束バンドの二重係止構造を
示す断面図である。
バンドは合成樹脂からなり、帯状のバンド本体110の
一端に、該バンド本体110の挿通が可能なバンドクラ
ンプ120を一体成形した構成となっている。
歯111が鋸歯状に連続的に形成してある。バンドクラ
ンプ120は、バンド本体110の挿通孔120aを有
し、該挿通孔120a内には、バンド本体110を係止
するためのロックアーム121が設けてある。
は、可撓性支持部122によって弾力的に支持されてお
り、バンド本体110の係止歯111に二重係止する第
一及び第二係止爪123,124が突設してある。
ンド本体110をバンドクランプ120に挿通したと
き、内壁120bに当接して、ロックアーム121をバ
ンド本体110側に付勢する反力体125が設けてあ
る。
造では、バンドクランプ120の挿通孔120aに、バ
ンド本体110を図中矢印O方向に挿通すると、該バン
ド本体110の二つの係止歯111,111に、ロック
アーム121の第一及び第二係止爪123,124が二
重係止する。
体125が内壁120bに当接して、該ロックアーム1
21をバンド本体110側に付勢し、係止歯111,1
11と第一及び第二係止爪123,124の二重係止を
強固にする。
されたバンド本体110の図中矢印P方向(バンド本体
110の反挿入方向)の移動が制限され、バンド本体1
10は、図中矢印O方向(バンド本体110の挿入方
向)のみ移動可能となる。
従来の結束バンドの二重係止構造では、バンド本体11
0をバンドクランプ120に挿通したと同時に、反力体
125がロックアーム121をバンド本体110側に付
勢するので、これ以後、バンド本体110のバンドクラ
ンプ120への挿通抵抗が増大する。
体110をバンドクランプ120に挿通すれば、バンド
本体110の係止歯111…、又は、バンドクランプ1
20の第一及び第二係止爪123,124がへたり、あ
るいは、変形してしまうという問題があった。
二係止爪123,124のへたり、変形が、結局、バン
ド本体110とバンドクランプ120の結合力の低下を
まねき、バンド本体110に引張り応力(バンドクラン
プ120に挿通されたバンド本体110に加わる、該バ
ンド本体110の挿通方向Oと反対方向Pの力)が作用
したとき、バンド本体110とバンドクランプ120の
係止が不意に解除されてしまうという問題を生じた。
120への挿通抵抗の低減を図るために、ロックアーム
121の第一又は第二係止爪123,124の一方を削
除し、あるいは、ロックアーム121の反力体125を
削除することも考えられる。しかし、このような構成と
した場合、バンド本体110とバンドクランプ120の
結合力を積極的に低下させることとなり、引張り応力に
よるバンド本体110とバンドクランプ120の不意の
係止解除をまねいてしまう。
ランプ120への挿入抵抗は、両者の結合力に比例する
ものであり、バンド本体110の挿入抵抗の低減を図ろ
うとすれば、両者の結合力も低減してしまい、バンド本
体110の挿入抵抗のみを低減させつつ、引張り応力に
抗するバンド本体110とバンドクランプ120の結合
力をもたせることが困難であった。
爪123,124を設けた構成となっているので、金型
成形上、これら係止爪123,124のいずれかがアン
ダカットとなり、スライド型の使用を余儀なくされるた
め、金型の複雑化及びハイコスト化をまねくという問題
もあった。
のであり、バンド本体のバンドクランプへの挿通抵抗を
低減させることができるとともに、引張り応力に抗して
バンド本体を強固に係止することができ、同時に、ロッ
クアームの係止爪の破損防止と、金型の簡単化及びロー
コスト化とを図ることができる結束バンドの二重係止構
造の提供を目的とする。
に、本発明の結束バンドの二重係止構造は、バンド本体
をバンド嵌合部に挿通し、前記バンド本体に連続形成し
た係止歯に、前記バンド嵌合部に設けたロックアームを
二重係止させる結束バンドの二重係止構造において、前
記バンド嵌合部に挿通された前記バンド本体の一の係止
歯に係止する単一の係止爪を前記ロックアームに設ける
とともに、前記バンド嵌合部に挿通された前記バンド本
体に、該バンド本体の挿通方向と反対方向の力が作用し
たとき、前記ロックアームが前記バンド本体側に揺動
し、該ロックアームの後端部が、前記バンド本体の他の
係止歯に係止する構成としてある。
合部に挿通すると、バンド嵌合部の単一の係止爪が、バ
ンド本体の一の係止歯に係止(単一係止)する構成とし
てあるので、バンド本体の挿入抵抗を低減することがで
きる。この結果、過大な挿入抵抗による係止歯と係止爪
のへたり、変形を防止することができる。
体に、該バンド本体の挿通方向と反対方向の力(引張り
応力)が作用したときは、ロックアームがバンド本体側
に揺動し、該ロックアームの後端部が、バンド本体の他
の係止歯に係止する。すなわち、バンド本体が、ロック
アームの係止爪と後端部によって二重係止される。これ
により、バンド本体の引張り応力に抗して、該バンド本
体を強固に係止することができる。
止構造によれば、ロックアームの係止爪を単一とするこ
とができるので、金型成形上のアンダカットがなくな
り、スライド型を用いずに結束バンドを金型成形するこ
とができる。これにより、結束バンドを製造するための
金型の簡単化及びローコスト化を図ることができる。
係止構造の実施形態について、図面を参照しつつ説明す
る。
ドの二重係止構造を示すものであり、同図(a)はバン
ドクランプの断面図,同図(b)はバンド本体の断面図
である。また、図2(a),(b)は、上記結束バンド
の二重係止構造の係止動作を示す断面図である。
の前提として、結束バンドは、これら図面に示すバンド
クランプ(バンド嵌合部)20とバンド本体10を合成
樹脂により一体成形した構成となっており、構造上の特
徴は、専らバンドクランプ20の構成にある。
20の挿通孔20a内には、バンド本体10を係止する
ためのロックアーム21が設けてある。ロックアーム2
1は、可撓性支持部22によって内壁20bに弾力的に
支持されており、該可撓性支持部22により揺動可能と
なっている。
が突設してある。該係止爪23は、図1(b)に示すバ
ンド本体10が、バンドクランプ20の挿通孔20aに
挿通されたとき、図2(a)に示すように、該バンド本
体10の表面に連続形成された複数の係止歯11,11
…のいずれか一の係止歯11Aに係止する。
は、図2(b)に示すように、バンドクランプ20に挿
通されたバンド本体10に、引張り応力(図中矢印P方
向の力)が作用したとき、ロックアーム21の揺動によ
って、バンド本体10の他の係止歯11Bに係止するよ
うになっている。
ド本体10の他の係止歯11Bに係止させるため、図1
(a),(b)に示すように、ロックアーム21の係止
爪23から後端部21aまでの長さL1を、バンド本体
10の一の係止歯11Aから他の係止歯11Bまでの間
隔L2とほぼ同じ寸法にしてある。
したときのみ、ロックアーム21の後端部21aに係止
動作をさせるため、図2(a)に示すように、バンド本
体10に引張り応力が作用していない状態で、一の係止
歯11Aに対する係止爪23のストロークL3と、他の
係止歯11Bに対する後端部21aのストロークL4と
を確保してある。
バンドの二重係止構造によれば、図2(a)に示すよう
に、バンド本体10をバンドクランプ20に挿通する
と、バンドクランプ20の単一の係止爪23が、バンド
本体10の一の係止歯11Aに係止(単一係止)する構
成としてあるので、バンド本体10の挿入抵抗を低減す
ることができる。この結果、過大な挿入抵抗による係止
歯11,11…と係止爪23のへたり、変形を防止する
ことができる。
ランプ20に挿通されたバンド本体10に、該バンド本
体10の挿通方向O(図2(a)参照)と反対方向Pの
力(引張り応力)が作用したときは、ロックアーム21
がバンド本体10側に揺動し、該ロックアーム21の後
端部21aが、バンド本体10の他の係止歯11Bに係
止する。すなわち、バンド本体10が、ロックアーム2
1の係止爪23と後端部21aによって二重係止され
る。これにより、バンド本体10の引張り応力に抗し
て、該バンド本体10を強固に係止することができる。
重係止構造によれば、ロックアーム21の係止爪23を
単一とすることができるので、金型成形上のアンダカッ
トがなくなり、スライド型を用いずに結束バンドを金型
成形することができる。これにより、結束バンドを製造
するための金型の簡単化及びローコスト化を図ることが
できる。
重係止構造によれば、バンド本体のバンド嵌合部への挿
通抵抗を低減させることができるとともに、引張り応力
に抗してバンド本体を強固に係止することができ、同時
に、ロックアームの係止爪の破損防止と、金型の簡単化
及びローコスト化とを図ることができる。
止構造を示すものであり、同図(a)はバンドクランプ
の断面図,同図(b)はバンド本体の断面図である。
係止構造の係止動作を示す断面図である。
(a)は平面図,同図(b)は部分断面側面図である。
面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 バンド本体をバンド嵌合部に挿通し、前
記バンド本体に連続形成した係止歯に、前記バンド嵌合
部に設けたロックアームを二重係止させる結束バンドの
二重係止構造において、 前記バンド嵌合部に挿通された前記バンド本体の一の係
止歯に係止する単一の係止爪を前記ロックアームに設け
るとともに、前記バンド嵌合部に挿通された前記バンド
本体に、該バンド本体の挿通方向と反対方向の力が作用
したとき、前記ロックアームが前記バンド本体側に揺動
し、該ロックアームの後端部が、前記バンド本体の他の
係止歯に係止することを特徴とする結束バンドの二重係
止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000022116A JP3936511B2 (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | 結束バンドの二重係止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000022116A JP3936511B2 (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | 結束バンドの二重係止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001208018A true JP2001208018A (ja) | 2001-08-03 |
JP3936511B2 JP3936511B2 (ja) | 2007-06-27 |
Family
ID=18548450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000022116A Expired - Lifetime JP3936511B2 (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | 結束バンドの二重係止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3936511B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012056629A (ja) * | 2010-09-03 | 2012-03-22 | Ks Terminals Inc | 取り外し可能なタイプの結束バンド |
CN112086595A (zh) * | 2020-09-03 | 2020-12-15 | 立马车业集团有限公司 | 电动车铅酸电池组 |
-
2000
- 2000-01-31 JP JP2000022116A patent/JP3936511B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012056629A (ja) * | 2010-09-03 | 2012-03-22 | Ks Terminals Inc | 取り外し可能なタイプの結束バンド |
TWI414250B (zh) * | 2010-09-03 | 2013-11-11 | Ks Terminals Inc | 可退開式束緊帶 |
CN112086595A (zh) * | 2020-09-03 | 2020-12-15 | 立马车业集团有限公司 | 电动车铅酸电池组 |
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JP3936511B2 (ja) | 2007-06-27 |
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