JP4248681B2 - 留め具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両ボデーなどのパネルに対してオーバーフェンダーなどの取付部材を着脱可能に取付けるために用いる留め具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両ボデーなどのパネルにオーバーフェンダーなどの取付部材を着脱可能に取付けるには、例えば合成樹脂製の雌雄二部材からなる留め具を使用している。パネルには一般的に複数個の取付孔があけられ、これらの取付孔には、雌部材がパネルとの間にパッキンを挟んで取付けられるようになっている。
【0003】
一方、雄部材は取付部材の裏面に形成された取付用台座に対してスライド可能に取付け可能になっている。また雄部材には、雌部材に挿通させることで互いに係止する係止部が形成されている。そこでパネルに対する取付部材の取付けに際しては、まず雄部材の係止部に雌部材をパッキンを挟んで組み付け、かつ雄部材を取付部材の取付用台座に取付けておく。この後、雌部材をパネルの取付孔にパッキンを挟んで挿入することにより、取付部材がパネルに取付けられる。この取付状態において、パネルと雌部材との間及び雌部材と雄部材との間は、それぞれのパッキンによってシールされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の留め具では雌雄二部材を有し、これらの二部材及び二種類のパッキンをあらかじめ組み付けておくための手間が必要であり、かつ一つの留め具が複数の個別部品で構成されているため、部品管理も煩雑となる。またパネルから取付部材を取外したときには、パネル側に雌部材が残される。したがって取付部材を再び取り付けるときには、雌部材の小径の孔に雄部材の係止部を挿入しなければならず、しかもリサイクルの際にはパネルから雌部材を取外さなければならない。なお雌雄二部材に対して個々に組み付けられるパッキンでは、わずかながら水漏れを起こすことがある。
【0005】
本発明は、前記課題を解決するためになされてもので、その目的は、車両ボデーなどのパネルに対し、取付部材を単一構造の留め具によって着脱可能に取り付けることを可能とし、しかもシール性の向上を図ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するものであって、請求項1記載の発明は、車両ボデーなどのパネルに所定の取付部材を着脱可能に取付けるための留め具であって、硬質樹脂材からなる基軸部と軟質樹脂材からなる止水部との一体成形によって構成されている。そして基軸部は、取付部材に取付け可能な嵌合部と、パネルにあけられた取付孔に係脱可能に形成された係止部とを備えている。一方、前記止水部は、嵌合部と係止部との間において取付孔周りのパネルに圧着可能な第1圧着片と第2圧着片とを備えている。第1圧着片は止水部の基板外周から外側に向けて延出され、第2圧着片は第1圧着片の内側において止水部の基板から第1圧着片との間に空間部をもって外側に向けて延出されている。
【0007】
このように留め具は基軸部と止水部との一体成形による単体部品であるため、その取り扱い及びパネルに対する取付部材の取り付け作業が容易であるとともに、部品管理も簡素化される。またパネルから取付部材を取外したときに、パネル側には何も残らないので、取付部材を再び取り付けるときも当初と同じ作業でよく、かつリサイクルにも適している。しかも基軸部と一体成形された止水部の圧着片が取付孔周りのパネルに圧着されることで、この取付孔のシール性を確保しているので、止水機能が高い。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の留め具であって、基軸部はその軸心部において係止部の先端から突出する長さの軸部を備えている。また止水部は軸部の外周に位置して取付孔に弾性をもって当接可能な弾性ガイド片を備えている。この構成によれば、パネルの取付孔に係止部を挿入するときに留め具の軸部がその案内をするとともに、取付孔の内周に弾性ガイド片が当接され、留め具が取付孔に対して適正な姿勢に保たれる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
図1は留め具の正面図、図2は図1の下面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図2のB−B線断面図、図5は留め具の使用状態を表した断面図である。本実施形態の留め具は、例えば図5に示すように、車両ボデーなどのパネル1にあけられた複数の取付孔2に対して、例えばオーバーフェンダーなどの取付部材3を着脱可能に取付けるためのものである。
【0010】
この留め具は、所定の剛性を有する硬質樹脂材からなる基軸部6と、弾性を有する軟質樹脂材からなる止水部21との一体成形(二色成形)によって構成されている。基軸部6は、図5で示すように取付部材3の裏面側の所定の位置に形成された取付用台座4にスライド可能に嵌合される板状の嵌合部7が形成されている。また嵌合部7には首部8を介して同じく板状の係止受け部9が形成され、嵌合部7と係止受け部9との間は、取付用台座4の縁部が係合する受け溝10となっている。
【0011】
また係止受け部9の中心箇所には軸部11が所定長さで形成され、この軸部11の内部は前記首部8を通じて嵌合部7の中心部で開口する中空部12となっている。また軸部11の先端には所定長さで例えば断面略十字形状の挿入部13が形成されている。さらに係止受け部9には、軸部11を中心とする円周上において係止部15が形成されている。この係止部15は、パネル1の取付孔2に挿通できるように、円周上で等角度位置に配置された4本の係止片16により構成されている。これらの係止片16の外側面は、取付孔2の内周に沿うように円弧面となっている。そして各係止片16の先端部には、図4に示すように急傾斜の傾斜面18と緩い傾斜の傾斜面19とを有する係止爪17が形成されている。
【0012】
前記止水部21は基軸部6の外周部において一体化されている。この止水部21は、パネル1の取付孔2の周りをシールする2枚の圧着片23,24と、軸部11に沿って形成された4枚の弾性ガイド片26とより構成されている。すなわち、係止受け部9の片面側には所定の厚さで止水部21の基板22が形成され、その外周には図3および図4に示すように係止受け部9の外周に形成した凹部9aから所定の角度で外側に向けて延出された吸盤状の第1圧着片23が形成されている。また第1圧着片23の内側には、図4に示すように係止部15の基部から所定の角度で外側に向けて延出された吸盤状の第2圧着片24が形成されている。この第2圧着片24の断面形状は、第1圧着片23より若干薄肉となっている。また両圧着片23,24の間には空間部25がある。
【0013】
弾性ガイド片26は、基板22から挿入部13の十字形状の各片に向けて形成されている。つまり弾性ガイド片26は、所定の幅を有する保持片27と、これらの先端側に形成されたテーパー面28とを備えている。なお各保持片27は前記の各係止片16の間に位置しており、取付孔2に挿入可能となっている。
【0014】
前記構成の留め具によりパネル1に取付部材3を取り付ける手順について説明する。
先ず、留め具の嵌合部7を取付部材3の取付用台座4に嵌め込む。そして基軸部6の先端の挿入部13をパネル1の取付孔2に挿入する。この挿入に伴って各弾性ガイド片26のテーパー面27が取付孔2の内周に当接して取付孔2に対する挿入部13の挿入を案内する。
【0015】
これで取付部材3に外力を与えていくと、係止部15が取付孔2に挿入され、各係止片16の係止爪17における緩い傾斜面19が孔内周に案内されて各係止片16が軸部11の側へ撓む。これと並行して各保持片27が孔内周に接し、両圧着片23,24がパネル1に近接する。各係止爪17の緩い傾斜面19が取付孔2を通過すると、係止片16の撓みが戻り、係止爪17は取付孔2に係止される。これと同時に両圧着片23,24がパネル1の取付孔2周りに圧着される。これにより取付部材3がパネル1に取り付けられる。
【0016】
取付部材3を取り外す場合には、この取付部材3を強く引っ張ると各係止爪17の急な傾斜面18が取付孔2の内周に案内され、各係止片16が軸部11の側に撓み、傾斜面18が孔縁を通過する。この結果、係止部15が取付孔2から抜き取られ、パネル1から取付部材3を取り外すことができる。このとき、留め具は取付部材3の側に付いており、パネル1の側には何も残らない。
【0017】
このように本実施の形態の留め具によれば、パネル1に対する取付部材3の取付作業が容易となり、また取付孔2周りのシール性がよくなる。そしてパネル1から取付部材2を取り外した際、このパネル1の側には何も残らないので、再び取付部材2を取付ける作業が容易になるとともに、リサイクルにも都合がよい。またこの留め具の取付孔2への係止状態は、各係止片16の係止爪17と内外二重の圧着片23,24との間にパネル1が保持され、かつ取付孔2の内周には弾性ガイド片26の保持片27が当接している。したがって留め具が取付孔2に対して適正な姿勢に保持され、ひいては取付部材3の取付け状態が安定する。
【0018】
なお、係止片16,弾性ガイド片26を4箇所に形成した場合を例示したが、これに限定するものではなく、例えば3箇所、5箇所等とする構成であってもよい。また挿入部13を断面略十字形状に形成したが、この形状についても何ら限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】留め具の正面図である。
【図2】図1の下面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】留め具による取付部材の取付状態の断面図である。
【符号の説明】
1 パネル
2 取付孔
3 取付部材
5 留め具
6 基軸部
7 嵌合部
15 係止部
21 止水部
23,24 圧着片

Claims (2)

  1. 車両ボデーなどのパネルに所定の取付部材を着脱可能に取付けるための留め具であって、
    硬質樹脂材からなる基軸部と軟質樹脂材からなる止水部との一体成形によって構成され、基軸部は、取付部材に取付け可能な嵌合部と、パネルにあけられた取付孔に係脱可能に形成された係止部とを備え、前記止水部は、嵌合部と係止部との間において取付孔周りのパネルに圧着可能な第1圧着片と第2圧着片とを備え、第1圧着片は止水部の基板外周から外側に向けて延出され、第2圧着片は第1圧着片の内側において止水部の基板から第1圧着片との間に空間部をもって外側に向けて延出されている留め具。
  2. 請求項1記載の留め具であって、
    基軸部はその軸心部において係止部の先端から突出する長さの軸部を備え、止水部は軸部の外周に位置して取付孔に弾性をもって当接可能な弾性ガイド片を備えている留め具。
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