JP2001207965A - 空気圧縮機 - Google Patents
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- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B39/00—Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
- F04B39/12—Casings; Cylinders; Cylinder heads; Fluid connections
- F04B39/125—Cylinder heads
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
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- F04B39/10—Adaptations or arrangements of distribution members
- F04B39/102—Adaptations or arrangements of distribution members the members being disc valves
-
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- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
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- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
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- F04B39/1073—Adaptations or arrangements of distribution members the members being reed valves
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸入弁の構造等を変更する場合にコスト面で
有利な空気圧縮機を提供する。。 【解決手段】 シリンダヘッド１１は、吸入弁１６の弁
座面１６Ａおよび吸入孔１６Ｂと吐出弁１７の弁座面１
７Ａおよび吐出孔１７Ｂが形成されたプレート１１Ａ
と、吸入弁１６、吐出弁１７およびプレート１１Ａを内
部に収容するハウジング１１Ｂとを備えており、プレー
ト１１Ａがシリンダ１２の開口端面と対向した状態にて
ハウジング１１Ｂに係止させた締付具１９Ａによりシリ
ンダに対して締付固定される。
有利な空気圧縮機を提供する。。 【解決手段】 シリンダヘッド１１は、吸入弁１６の弁
座面１６Ａおよび吸入孔１６Ｂと吐出弁１７の弁座面１
７Ａおよび吐出孔１７Ｂが形成されたプレート１１Ａ
と、吸入弁１６、吐出弁１７およびプレート１１Ａを内
部に収容するハウジング１１Ｂとを備えており、プレー
ト１１Ａがシリンダ１２の開口端面と対向した状態にて
ハウジング１１Ｂに係止させた締付具１９Ａによりシリ
ンダに対して締付固定される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、空気圧式
車高調整装置の構成要素等に使用される空気圧縮機に関
し、特に吸入弁および吐出弁が装着されたシリンダヘッ
ドと、このシリンダヘッドにより閉鎖された開口を有す
るシリンダと、このシリンダ内に往復運動自在に嵌合さ
れてシリンダヘッドとの間に可変容積室を形成するピス
トンと、このピストンを往復運動させるピストン駆動装
置とを備えた空気圧縮機に関するものである。
車高調整装置の構成要素等に使用される空気圧縮機に関
し、特に吸入弁および吐出弁が装着されたシリンダヘッ
ドと、このシリンダヘッドにより閉鎖された開口を有す
るシリンダと、このシリンダ内に往復運動自在に嵌合さ
れてシリンダヘッドとの間に可変容積室を形成するピス
トンと、このピストンを往復運動させるピストン駆動装
置とを備えた空気圧縮機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の従来装置においては、シリンダ
ヘッドは、吸入弁の弁座面および吐出弁の弁座面が形成
され且つ吸入弁および吐出弁を内部に収容するハウジン
グと、このハウジングの上端開口を塞ぐカバープレート
とから成り、ハウジングがシリンダの開口端面に当接し
た状態にてカバープレートに係止させた締付具によりシ
リンダに対して締付固定されている。
ヘッドは、吸入弁の弁座面および吐出弁の弁座面が形成
され且つ吸入弁および吐出弁を内部に収容するハウジン
グと、このハウジングの上端開口を塞ぐカバープレート
とから成り、ハウジングがシリンダの開口端面に当接し
た状態にてカバープレートに係止させた締付具によりシ
リンダに対して締付固定されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来装置は、吸入弁の
構造を変更したり、吐出弁の開弁圧を変更したり、吸入
弁の吸入孔や吐出弁の吐出孔の径を変えて空気圧縮機の
特性を変更する場合、ハウジングを変更する必要があ
る。しかし、ハウジングはシリンダヘッドの構成部材の
中で最大の部材で高価あるため、上記の変更を行う上で
コスト面で不利である。
構造を変更したり、吐出弁の開弁圧を変更したり、吸入
弁の吸入孔や吐出弁の吐出孔の径を変えて空気圧縮機の
特性を変更する場合、ハウジングを変更する必要があ
る。しかし、ハウジングはシリンダヘッドの構成部材の
中で最大の部材で高価あるため、上記の変更を行う上で
コスト面で不利である。
【０００４】この出願の発明は、上記の変更を行う上で
コスト面で有利な空気圧縮機を提供することを目的とす
る。
コスト面で有利な空気圧縮機を提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、請求
項１に記載したように、吸入弁および吐出弁が装着され
たシリンダヘッドと、このシリンダヘッドにより閉鎖さ
れた開口を有するシリンダと、このシリンダ内に往復運
動自在に嵌合されて前記シリンダヘッドとの間に可変容
積室を形成するピストンと、このピストンを往復運動さ
せるピストン駆動装置とを備えた空気圧縮機において、
前記シリンダヘッドは、前記吸入弁の弁座面および吸入
孔と前記吐出弁の弁座面および吐出孔が形成されたプレ
ートと、前記吸入弁、前記吐出弁および前記プレートを
内部に収容するハウジングとを備えており、前記プレー
トが前記シリンダの開口端面と対向した状態にて前記ハ
ウジングに係止させた締付具により前記シリンダに対し
て締付固定されていることを特徴とする空気圧縮機であ
る。
項１に記載したように、吸入弁および吐出弁が装着され
たシリンダヘッドと、このシリンダヘッドにより閉鎖さ
れた開口を有するシリンダと、このシリンダ内に往復運
動自在に嵌合されて前記シリンダヘッドとの間に可変容
積室を形成するピストンと、このピストンを往復運動さ
せるピストン駆動装置とを備えた空気圧縮機において、
前記シリンダヘッドは、前記吸入弁の弁座面および吸入
孔と前記吐出弁の弁座面および吐出孔が形成されたプレ
ートと、前記吸入弁、前記吐出弁および前記プレートを
内部に収容するハウジングとを備えており、前記プレー
トが前記シリンダの開口端面と対向した状態にて前記ハ
ウジングに係止させた締付具により前記シリンダに対し
て締付固定されていることを特徴とする空気圧縮機であ
る。
【０００６】かかる空気圧縮機において、請求項２に記
載したように、吸入弁がプレートの組付けられているこ
とが望ましい。また、請求項３に記載したように、シリ
ンダの周方向におけるプレートとハウジングの相対位置
を設定するための凹凸係合部がプレートおよびハウジン
グに設けられていることが望ましい。更に、請求項４に
記載したように、締付具による締付によってプレートと
ハウジングとの間で締付られるシール部材が設置されて
いることが望ましい。更には、請求項５に記載したよう
に、プレートおよびハウジングとは別体であり且つ締付
具による締付によってプレートとハウジングとの間で締
付られるシール部材が設置されており、シリンダの周方
向におけるプレート、シール部材およびハウジングの相
対位置を設定するための凹凸係合部がプレート、シール
部材およびハウジングに設けられていることが望まし
い。更には請求項６に記載したように、プレートが金属
からなり、ハウジングが樹脂からなることが望ましい。
載したように、吸入弁がプレートの組付けられているこ
とが望ましい。また、請求項３に記載したように、シリ
ンダの周方向におけるプレートとハウジングの相対位置
を設定するための凹凸係合部がプレートおよびハウジン
グに設けられていることが望ましい。更に、請求項４に
記載したように、締付具による締付によってプレートと
ハウジングとの間で締付られるシール部材が設置されて
いることが望ましい。更には、請求項５に記載したよう
に、プレートおよびハウジングとは別体であり且つ締付
具による締付によってプレートとハウジングとの間で締
付られるシール部材が設置されており、シリンダの周方
向におけるプレート、シール部材およびハウジングの相
対位置を設定するための凹凸係合部がプレート、シール
部材およびハウジングに設けられていることが望まし
い。更には請求項６に記載したように、プレートが金属
からなり、ハウジングが樹脂からなることが望ましい。
【０００７】かかる空気圧縮機は、吸入弁の構造を変更
したり、吐出弁の開弁圧を変更したり、吸入孔や吐出孔
の径を変えて空気圧縮機の特性を変更する場合、プレー
トの変更は必要であるが、ハウジングの変更は必要では
ないため、コスト面で従来装置よりも有利である。
したり、吐出弁の開弁圧を変更したり、吸入孔や吐出孔
の径を変えて空気圧縮機の特性を変更する場合、プレー
トの変更は必要であるが、ハウジングの変更は必要では
ないため、コスト面で従来装置よりも有利である。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１はこの出願の発明に係る空気
圧縮機の第１実施形態の縦断面図であり、図２は図１の
上方から見た図、図３はシリンダヘッドの縦断面図であ
る。図１〜図３に示されるように、空気圧縮機１０は、
吸入弁１６および吐出弁１７と圧縮空気を逃がす電磁弁
１８が装着されたシリンダヘッド１１と、このシリンダ
ヘッド１１により閉鎖された上端開口を有するシリンダ
１２と、このシリンダ１２内に往復運動自在に嵌合され
てシリンダヘッド１１との間に可変容積室１３を形成す
るピストン１４と、このピストン１４を往復運動させる
ピストン駆動装置１５とを備えている。
圧縮機の第１実施形態の縦断面図であり、図２は図１の
上方から見た図、図３はシリンダヘッドの縦断面図であ
る。図１〜図３に示されるように、空気圧縮機１０は、
吸入弁１６および吐出弁１７と圧縮空気を逃がす電磁弁
１８が装着されたシリンダヘッド１１と、このシリンダ
ヘッド１１により閉鎖された上端開口を有するシリンダ
１２と、このシリンダ１２内に往復運動自在に嵌合され
てシリンダヘッド１１との間に可変容積室１３を形成す
るピストン１４と、このピストン１４を往復運動させる
ピストン駆動装置１５とを備えている。
【０００９】ピストン駆動装置１５は、電動機１５Ａ
と、この電動機１５Ａにより回転される回転部材１５Ｂ
と、上端にてピストン１４に枢着されるとともに下端に
て回転部材１５Ｂに、該回転部材１５Ｂの回転軸線から
径方向に離間させて枢着されたコンロッド１５Ｃとから
成る。
と、この電動機１５Ａにより回転される回転部材１５Ｂ
と、上端にてピストン１４に枢着されるとともに下端に
て回転部材１５Ｂに、該回転部材１５Ｂの回転軸線から
径方向に離間させて枢着されたコンロッド１５Ｃとから
成る。
【００１０】シリンダヘッド１１は、プレート１１Ａ
と、このプレート１１Ａ、吸入弁１６および吐出弁１７
を内部に収容するハウジング１１Ｂと、プレート１１Ａ
とハウジング１１Ｂとの間に介在するシール部材１１Ｃ
を備えており、プレート１１Ａがシリンダ１２の開口端
面と対向した状態にてハウジング１１Ｂの外周のフラン
ジを貫通して電動機１５Ａのハウジング１５Ａ１に螺合
される３つのボルト（締付具）１９Ａによりシリンダ１
２に対して締付固定されている。ボルト１９Ａは３つの
限定されるものではない。
と、このプレート１１Ａ、吸入弁１６および吐出弁１７
を内部に収容するハウジング１１Ｂと、プレート１１Ａ
とハウジング１１Ｂとの間に介在するシール部材１１Ｃ
を備えており、プレート１１Ａがシリンダ１２の開口端
面と対向した状態にてハウジング１１Ｂの外周のフラン
ジを貫通して電動機１５Ａのハウジング１５Ａ１に螺合
される３つのボルト（締付具）１９Ａによりシリンダ１
２に対して締付固定されている。ボルト１９Ａは３つの
限定されるものではない。
【００１１】図４はプレート１１Ａを図３の上方から見
た図であり、図５はプレート１１Ａを図３の下方から見
た図である。この図４及び図５に示されるように、プレ
ート１１Ａは概ね円板状であり、吸入弁１６の弁座面１
６Ａおよび吸入孔１６Ｂと吐出弁１７の弁座面１７Ａお
よび吐出孔１７Ｂが形成されている。また、プレート１
１Ａの外周には位置決め用凸部１１Ａ１が２つ形成され
ている。更に、プレート１１Ａには、シリンダ１２の上
端面と対向する部位に、円形断面を持つリング状のシー
ル部材２０を設置するためのリング状の溝１１Ａ２が形
成されている。シール部材２０は、ボルト１９Ａの締付
によりプレート１１Ａとシリンダ１２の間をシールす
る。
た図であり、図５はプレート１１Ａを図３の下方から見
た図である。この図４及び図５に示されるように、プレ
ート１１Ａは概ね円板状であり、吸入弁１６の弁座面１
６Ａおよび吸入孔１６Ｂと吐出弁１７の弁座面１７Ａお
よび吐出孔１７Ｂが形成されている。また、プレート１
１Ａの外周には位置決め用凸部１１Ａ１が２つ形成され
ている。更に、プレート１１Ａには、シリンダ１２の上
端面と対向する部位に、円形断面を持つリング状のシー
ル部材２０を設置するためのリング状の溝１１Ａ２が形
成されている。シール部材２０は、ボルト１９Ａの締付
によりプレート１１Ａとシリンダ１２の間をシールす
る。
【００１２】図６はシール部材１１Ｃを図３の下方から
見た図である。図３および図６に示されるように、シー
ル部材１１Ｃは概ねリング状で且つ板状である。そし
て、その外周には位置決め用凸部１１Ｃ１が２つ形成さ
れている。このシール部材１１Ｃは、ボルト１９Ａの締
付によりプレート１１Ａとハウジング１１Ｂの間をシー
ルする。
見た図である。図３および図６に示されるように、シー
ル部材１１Ｃは概ねリング状で且つ板状である。そし
て、その外周には位置決め用凸部１１Ｃ１が２つ形成さ
れている。このシール部材１１Ｃは、ボルト１９Ａの締
付によりプレート１１Ａとハウジング１１Ｂの間をシー
ルする。
【００１３】図７はシール部材１１Ｃを収容したハウジ
ング１１Ｂを図３の下方から見た図である。この図７に
示されるように、ハウジング１１Ｂには、吸入管１１Ｂ
１および吐出管１１Ｂ２と、吸入管１１Ｂ１および吸入
孔１６Ｂに連通する室１１Ｂ３と、吐出管１１Ｂ２に連
通しかつ吐出弁１７を収容する室１１Ｂ４とが設けられ
ている。そして、室１１Ｂ４に連通する圧縮空気逃がし
用の孔１１Ｂ５が設けられている。この孔１１Ｂ５は電
磁弁１８により選択的に開閉されるものである。また、
ハウジング１１Ｂにはシール部材１１Ｃの凸部１１Ｃ１
が係合する凹部１１Ｂ６が２つ設けられている。これら
凸部１１Ｃ１と凹部１１Ｂ６の係合により、シリンダ１
２の周方向におけるハウジング１１Ｂとシール部材１１
Ｃの相対位置が決められる。
ング１１Ｂを図３の下方から見た図である。この図７に
示されるように、ハウジング１１Ｂには、吸入管１１Ｂ
１および吐出管１１Ｂ２と、吸入管１１Ｂ１および吸入
孔１６Ｂに連通する室１１Ｂ３と、吐出管１１Ｂ２に連
通しかつ吐出弁１７を収容する室１１Ｂ４とが設けられ
ている。そして、室１１Ｂ４に連通する圧縮空気逃がし
用の孔１１Ｂ５が設けられている。この孔１１Ｂ５は電
磁弁１８により選択的に開閉されるものである。また、
ハウジング１１Ｂにはシール部材１１Ｃの凸部１１Ｃ１
が係合する凹部１１Ｂ６が２つ設けられている。これら
凸部１１Ｃ１と凹部１１Ｂ６の係合により、シリンダ１
２の周方向におけるハウジング１１Ｂとシール部材１１
Ｃの相対位置が決められる。
【００１４】シール部材１１Ｃはプレート１１Ａにゴム
を焼付けて形成することとしても良く、この場合には凸
部１１Ｃ１を省略する。
を焼付けて形成することとしても良く、この場合には凸
部１１Ｃ１を省略する。
【００１５】図８はシリンダヘッド１１を図１の下方か
ら見た図、図９は図８の９−９線に沿う断面図である。
この図８および図９に示されるように、ハウジング１１
Ｂには、プレート１１Ａの凸部１１Ａ１が係合する凹部
１１Ｂ７が２つ設けられている。これら凸部１１Ａ１と
凹部１１Ｂ７の係合により、シリンダ１２の周方向にお
けるプレート１１Ａとハウジング１１Ｂの相対位置が決
められる。吸入弁１６は、板ばね材から成る舌状の弁体
１６Ｃとこの弁体１６Ｃのリフト量を制限するガイド１
６Ｅを備える。この弁体１６Ｃおよびガイド１６Ｅは、
その一端にて２つのピン１６Ｄによりプレート１１Ａに
固定されており、自己の荷重および可変容積室１３の正
圧で弁座面１６Ａに当接して吸入孔１６Ｂを閉じ、可変
容積室１３の負圧によって弁座面１６Ａから離間されて
吸入孔１６Ｂを開く。このように、吸入弁１６の構造は
いわゆるリード弁構造である。
ら見た図、図９は図８の９−９線に沿う断面図である。
この図８および図９に示されるように、ハウジング１１
Ｂには、プレート１１Ａの凸部１１Ａ１が係合する凹部
１１Ｂ７が２つ設けられている。これら凸部１１Ａ１と
凹部１１Ｂ７の係合により、シリンダ１２の周方向にお
けるプレート１１Ａとハウジング１１Ｂの相対位置が決
められる。吸入弁１６は、板ばね材から成る舌状の弁体
１６Ｃとこの弁体１６Ｃのリフト量を制限するガイド１
６Ｅを備える。この弁体１６Ｃおよびガイド１６Ｅは、
その一端にて２つのピン１６Ｄによりプレート１１Ａに
固定されており、自己の荷重および可変容積室１３の正
圧で弁座面１６Ａに当接して吸入孔１６Ｂを閉じ、可変
容積室１３の負圧によって弁座面１６Ａから離間されて
吸入孔１６Ｂを開く。このように、吸入弁１６の構造は
いわゆるリード弁構造である。
【００１６】図１０は図３の吐出弁１７の拡大図であ
る。吐出弁１７は、弁体１７Ｃと、この弁体１７とハウ
ジング１１Ｂとの間に縮設されて弁体１７Ｃを弁座面１
７Ａに押圧するスプリング１７Ｄとを備える。弁体１７
Ｃは、スプリング１７Ｄの荷重で弁座面１７Ａに当接し
て吐出孔１７Ｂを閉じ、可変容積室１３の正圧で弁座面
１７Ａから離間されて吐出孔１７Ｂを開く。このよう
に、吐出弁１７の構造は、いわゆるポペット弁構造であ
る。
る。吐出弁１７は、弁体１７Ｃと、この弁体１７とハウ
ジング１１Ｂとの間に縮設されて弁体１７Ｃを弁座面１
７Ａに押圧するスプリング１７Ｄとを備える。弁体１７
Ｃは、スプリング１７Ｄの荷重で弁座面１７Ａに当接し
て吐出孔１７Ｂを閉じ、可変容積室１３の正圧で弁座面
１７Ａから離間されて吐出孔１７Ｂを開く。このよう
に、吐出弁１７の構造は、いわゆるポペット弁構造であ
る。
【００１７】以上に説明した構成を有する空気圧縮機１
０の作動は従来装置と変わらないので、その説明を省略
する。ここで、吐出弁１７が開く圧力、いわゆる開弁圧
は、シリンダヘッド１１のプレート１１Ａに形成した弁
座面１７Ａの高さ（図１０においてプレート１１Ａの上
面に対する高さ）変更することによりスプリング１７Ｄ
の荷重が変わる。従って、吐出弁の開弁圧は、プレート
１１Ａの変更だけで可能である。また、吸入孔１６Ｂお
よび吐出孔１７Ｂがプレート１１Ａに形成されているの
で、吸入孔１６Ｂや吐出孔１７Ｂの径を変えて空気圧縮
機の特性を変更する場合も、プレート１１Ａを変更する
だけで可能である。プレート１１Ａは、ハウジング１１
Ｂに比べて小さい部品であり、ハウジング１１Ｂを変更
する場合に比べてコスト面で有利である。更に、ハウジ
ング１１Ｂを樹脂材にて成形することができ、この点か
らのコスト面および重量面で有利である。
０の作動は従来装置と変わらないので、その説明を省略
する。ここで、吐出弁１７が開く圧力、いわゆる開弁圧
は、シリンダヘッド１１のプレート１１Ａに形成した弁
座面１７Ａの高さ（図１０においてプレート１１Ａの上
面に対する高さ）変更することによりスプリング１７Ｄ
の荷重が変わる。従って、吐出弁の開弁圧は、プレート
１１Ａの変更だけで可能である。また、吸入孔１６Ｂお
よび吐出孔１７Ｂがプレート１１Ａに形成されているの
で、吸入孔１６Ｂや吐出孔１７Ｂの径を変えて空気圧縮
機の特性を変更する場合も、プレート１１Ａを変更する
だけで可能である。プレート１１Ａは、ハウジング１１
Ｂに比べて小さい部品であり、ハウジング１１Ｂを変更
する場合に比べてコスト面で有利である。更に、ハウジ
ング１１Ｂを樹脂材にて成形することができ、この点か
らのコスト面および重量面で有利である。
【００１８】図１１は、図１〜図１０に示される第１実
施形態の吸入弁をポペット弁構造の吸入弁に変更した第
２実施形態の、図９に相当する図であり、図１２および
図１３は第１実施形態の図４および図５に相当する図で
あり、図１４はプレートの断面図である。図１１〜図１
４に示されるように、第２実施形態の吸入弁１１６は、
プレート１１１Ａに形成された弁座面１１６Ａと、プレ
ート１１１Ａに形成された吸入孔１１１Ｂと、弁体１１
６Ｃと、弁体１１６Ｃに取付けられたリテーナ１１６Ｄ
とプレート１１１Ａとの間に縮設されたスプリング１１
６Ｅとで構成されている。プレート１１１Ａには、リテ
ーナ１１６Ｄやスプリング１１６Ｅを収容する筒状部１
１１Ａ３が形成されている。また、プレート１１１Ａに
は、吐出弁の弁座面１１７Ａおよび吐出孔１１７Ｂと、
位置決め用凸部１１１Ａ１と、溝１１１Ａ２が形成され
ている。この吸入弁１１６を組付けたプレート１１１Ａ
と第１実施形態のプレート１１Ａとの間に互換性を持た
せることにより、吸入弁の構造を変更する場合でもプレ
ートを変更するだけで可能であり、コスト面で有利であ
る。
施形態の吸入弁をポペット弁構造の吸入弁に変更した第
２実施形態の、図９に相当する図であり、図１２および
図１３は第１実施形態の図４および図５に相当する図で
あり、図１４はプレートの断面図である。図１１〜図１
４に示されるように、第２実施形態の吸入弁１１６は、
プレート１１１Ａに形成された弁座面１１６Ａと、プレ
ート１１１Ａに形成された吸入孔１１１Ｂと、弁体１１
６Ｃと、弁体１１６Ｃに取付けられたリテーナ１１６Ｄ
とプレート１１１Ａとの間に縮設されたスプリング１１
６Ｅとで構成されている。プレート１１１Ａには、リテ
ーナ１１６Ｄやスプリング１１６Ｅを収容する筒状部１
１１Ａ３が形成されている。また、プレート１１１Ａに
は、吐出弁の弁座面１１７Ａおよび吐出孔１１７Ｂと、
位置決め用凸部１１１Ａ１と、溝１１１Ａ２が形成され
ている。この吸入弁１１６を組付けたプレート１１１Ａ
と第１実施形態のプレート１１Ａとの間に互換性を持た
せることにより、吸入弁の構造を変更する場合でもプレ
ートを変更するだけで可能であり、コスト面で有利であ
る。
【００１９】
【発明の効果】以上に説明したように、この出願の発明
に係る空気圧縮機は、吸入弁の構造を変更したり、吐出
弁の開弁圧を変更したり、吸入弁の吸入孔や吐出弁の吐
出孔の径を変えて空気圧縮機の特性を変更する場合、シ
リンダヘッドの構成部材のうちで最大部品であるハウジ
ングを変更する必要がなく、プレートを変更することに
よって可能であり、コスト面で有利である。
に係る空気圧縮機は、吸入弁の構造を変更したり、吐出
弁の開弁圧を変更したり、吸入弁の吸入孔や吐出弁の吐
出孔の径を変えて空気圧縮機の特性を変更する場合、シ
リンダヘッドの構成部材のうちで最大部品であるハウジ
ングを変更する必要がなく、プレートを変更することに
よって可能であり、コスト面で有利である。
【図１】この出願の発明に係る空気圧縮機の第１実施形
態の縦断面図である。
態の縦断面図である。
【図２】図１の上方から見た図である。
【図３】シリンダヘッドの縦断面図である。
【図４】プレート１１Ａを図３の上方から見た図であ
る。
る。
【図５】プレート１１Ａを図３の下方から見た図であ
る。
る。
【図６】シール部材１１Ｃを図３の下方から見た図であ
る。
る。
【図７】シール部材１１Ｃを収容したハウジング１１Ｂ
を図３の下方から見た図である。
を図３の下方から見た図である。
【図８】シリンダヘッド１１を図１の下方から見た図で
ある。
ある。
【図９】図８の９−９線に沿う断面図である。
【図１０】図３の吐出弁の拡大図である。
【図１１】この出願の発明に係る空気圧縮機の第２実施
形態の、図９に相当する図である。
形態の、図９に相当する図である。
【図１２】この出願の発明に係る空気圧縮機の第２実施
形態の、図４に相当する図である。
形態の、図４に相当する図である。
【図１３】この出願の発明に係る空気圧縮機の第２実施
形態の、図５に相当する図である。
形態の、図５に相当する図である。
【図１４】この出願の発明に係る空気圧縮機の第２実施
形態の、プレートの断面図である。
形態の、プレートの断面図である。
１０・・・空気圧縮機 １１・・・シリンダヘッド １１Ａ・・・プレート １１Ａ１・・・凸部 １１Ｂ・・・ハウジング １１Ｂ６、１１Ｂ７・・・凹部 １１Ｃ・・・シール部材 １１Ｃ１・・・凸部 １２・・・シリンダ １３・・・可変容積室 １４・・・ピストン １５・・・ピストン駆動装置 １６・・・吸入弁 １６Ａ、１１６Ａ・・・弁座面 １６Ｂ、１１６Ｂ・・・吸入孔 １７・・・吐出弁 １７Ａ、１１７Ａ・・・弁座面 １７Ｂ、１１７Ｂ・・・吐出孔 １９Ａ・・・ボルト（締付具）
Claims (6)
- 【請求項１】 吸入弁および吐出弁が装着されたシリン
ダヘッドと、このシリンダヘッドにより閉鎖された開口
を有するシリンダと、このシリンダ内に往復運動自在に
嵌合されて前記シリンダヘッドとの間に可変容積室を形
成するピストンと、このピストンを往復運動させるピス
トン駆動装置とを備えた空気圧縮機において、前記シリ
ンダヘッドは、前記吸入弁の弁座面および吸入孔と前記
吐出弁の弁座面および吐出孔が形成されたプレートと、
前記吸入弁、前記吐出弁および前記プレートを内部に収
容するハウジングとを備えており、前記プレートが前記
シリンダの開口端面と対向した状態にて前記ハウジング
に係止させた締付具により前記シリンダに対して締付固
定されていることを特徴とする空気圧縮機。 - 【請求項２】 請求項１に記載の空気圧縮機であって、
前記吸入弁が前記プレートに組付けられていることを特
徴とする空気圧縮機。 - 【請求項３】 請求項１に記載の空気圧縮機であって、
前記シリンダの周方向における前記プレートと前記ハウ
ジングの相対位置を設定するための凹凸係合部が前記プ
レートおよび前記ハウジングに設けられていることを特
徴とする空気圧縮機。 - 【請求項４】 請求項１に記載の空気圧縮機であって、
前記締付具による締付によって前記プレートと前記ハウ
ジングとの間で締付られるシール部材が設置されている
ことを特徴とする空気圧縮機。 - 【請求項５】 請求項１に記載の空気圧縮機であって、
前記プレートおよび前記ハウジングとは別体であり且つ
前記締付具による締付によって前記プレートと前記ハウ
ジングとの間で締付られるシール部材が設置されてお
り、前記シリンダの周方向における前記プレート、前記
シール部材および前記ハウジングの相対位置を設定する
ための凹凸係合部が前記プレート、前記シール部材およ
び前記ハウジングに設けられていることを特徴とする空
気圧縮機。 - 【請求項６】 請求項１に記載の空気圧縮機であって、
前記プレートが金属からなり、前記ハウジングが樹脂か
らなることをことを特徴とする空気圧縮機。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000017439A JP2001207965A (ja) | 2000-01-26 | 2000-01-26 | 空気圧縮機 |
| US09/768,263 US6508637B2 (en) | 2000-01-26 | 2001-01-25 | Air compressor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000017439A JP2001207965A (ja) | 2000-01-26 | 2000-01-26 | 空気圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001207965A true JP2001207965A (ja) | 2001-08-03 |
Family
ID=18544436
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000017439A Pending JP2001207965A (ja) | 2000-01-26 | 2000-01-26 | 空気圧縮機 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6508637B2 (ja) |
| JP (1) | JP2001207965A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2019199813A (ja) * | 2018-05-14 | 2019-11-21 | 東芝産業機器システム株式会社 | シリンダヘッド、エアコンプレッサ |
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| IT201800002995A1 (it) * | 2018-02-23 | 2019-08-23 | Comet Spa | Pompa a pistoni con testata semplificata |
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2000
- 2000-01-26 JP JP2000017439A patent/JP2001207965A/ja active Pending
-
2001
- 2001-01-25 US US09/768,263 patent/US6508637B2/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019199813A (ja) * | 2018-05-14 | 2019-11-21 | 東芝産業機器システム株式会社 | シリンダヘッド、エアコンプレッサ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US20010022942A1 (en) | 2001-09-20 |
| US6508637B2 (en) | 2003-01-21 |
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