JP2001207538A - 耐震補強金具 - Google Patents

耐震補強金具

Info

Publication number
JP2001207538A
JP2001207538A JP2000014942A JP2000014942A JP2001207538A JP 2001207538 A JP2001207538 A JP 2001207538A JP 2000014942 A JP2000014942 A JP 2000014942A JP 2000014942 A JP2000014942 A JP 2000014942A JP 2001207538 A JP2001207538 A JP 2001207538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel
seismic
building structural
bracket
steel plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000014942A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Iwakawa
徹 岩川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Eisei Center Co Ltd
Original Assignee
Nippon Eisei Center Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Eisei Center Co Ltd filed Critical Nippon Eisei Center Co Ltd
Priority to JP2000014942A priority Critical patent/JP2001207538A/ja
Publication of JP2001207538A publication Critical patent/JP2001207538A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震、台風等により木造家屋が大きく振動し
ても崩壊しないように、土台、柱、梁、桁等の建築構造
材の接合部に取付けて補強する耐震補強金具を提供す
る。 【解決手段】 鋼製プレート11に鋼製ホルダー12が
溶接一体化されていると共に、該鋼製ホルダー12の遊
端部121が湾曲形成されてなる一対の金具本体1−
1,1−2と、該一対の金具本体1−1,1−2の相互
間を連結する締着具13とから耐震補強金具1を構成す
る。前記金具本体1−1,1−2の鋼製ホルダー12の
遊端部121の端末に各々連結部122を設け、該連結
部122,122間を締着固定することにより、建築構
造材X,Yの直交接合部Zを耐震補強する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震、台風等によ
り木造家屋が大きく振動しても崩壊しないように、土
台、柱、梁、桁等の建築構造材の直交接合部に取付けて
補強することを目的とし、施工性に優れた安価な耐震補
強金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木造家屋における建築構造材の接
合部を補強する耐震補強金具として、筋かい、火打梁、
かすがい、L型金具など、種々なものが採用されてい
る。
【0003】例えば、特開平10−37305号公報に
は、図5に斜視図で示すような耐震補強金具51が開示
されている。即ち、この耐震補強金具51は、L字状に
折曲した当接板部52に略三角形状の補強板部53を固
着し、当接板部52の当接面54a,55aに先端部を
尖鋭状とした短鋲状突起57,57,…を多数固着し、
補強板部53の斜辺部53aに被打撃部58を突設して
耐震補強金具51を構成したものである。
【0004】上記構成の耐震補強金具51は、土台5A
と柱5Bの接合部において、当接面55aを土台5Aの
上面に、また、当接面54aを柱5Bの側面に対向さ
せ、被打撃部58を打撃して、短鋲状突起57,57,
…を土台5A及び柱5Bに食い込ませ、土台5Aと柱5
Bの接合部に固定させるものであるが、当接板部52の
全面に多数の短鋲状突起57,57,…を設けてあるの
で、これを土台5Aと柱5Bの両接合部にハンマー59
などで同時に打ち込んで、土台5Aと当接面55a間、
並びに、柱5Bと当接面54a間を完全に密着させるに
は大変な労力を要し手間取るものである。また、上記耐
震補強金具51は一体物で嵩張り易い構造なので、施工
現場へ持ち込むまでの保管、輸送コストが高くつくとい
う問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記補強金
具に見られるような課題を解決すべく為されたものであ
って、地震、台風等により木造家屋が大きく振動しても
崩壊することがないように、耐震性能の向上を図ったも
のであることは勿論のこと、嵩張らない構造に設定し、
施工現場への搬送が容易で輸送コストが低廉で済み、且
つ、施工し易い耐震補強金具を提供せんとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、建築構造材の
直交接合部を補強する耐震補強金具であって、鋼製プレ
ートに鋼製ホルダーが溶接一体化されていると共に、該
鋼製ホルダーの遊端部が湾曲形成されてなる一対の金具
本体と、該一対の金具本体の相互間を連結する締着具と
からなり、前記金具本体の鋼製ホルダーの遊端部の端末
に各々連結部を設け、該連結部間を締着固定することに
より、建築構造材の直交接合部を耐震補強するようにし
た構成であることを特徴とする耐震補強金具である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の耐震補強金具の好
適な実施形態について、図面に基づき具体的に説明す
る。図1は本発明の一実施例に係る耐震補強金具の斜視
図であり、図2は図1の耐震補強金具の取付け方法を示
す側面図であり、図3(A)、(B)は各々本発明に係
る鋼製ホルダーの連結部の例を示す正面図であり、図4
は本発明を建築構造材の直交接合部に取付けた状態を示
す斜視図である。
【0008】本発明は、図示したように、建築構造材
X,Yの直交接合部Zを補強する耐震補強金具1であっ
て、鋼製プレート11に鋼製ホルダー12が溶接一体化
されていると共に、該鋼製ホルダー12の遊端部121
が湾曲形成されてなる一対の金具本体1−1,1−2
と、該一対の金具本体1−1,1−2の相互間を連結す
る締着具13とからなり、上記金具本体1−1,1−2
の鋼製ホルダー12の遊端部121の端末に各々連結部
122を設け、該連結部122,122間を締着固定す
ることにより、建築構造材X,Yの直交接合部Zを耐震
補強するようにした構成であることを特徴とするもので
ある。
【0009】また、上記金具本体1−1,1−2の鋼製
プレート11の裏面側に鋲釘111を剣山状に配設した
構成であることを特徴とするものであり、更に、上記金
具本体1−1,1−2の鋼製ホルダー12の各連結部1
22,122に咬合片123を形成し、該咬合片123
が締結具13により締着固定される構成であることを特
徴とし、また好ましくは、金具本体1−1又は1−2の
鋼製プレート11に位置決め片112を突設した構成で
あることを特徴とするものである。
【0010】本発明により、木造家屋の建築構造材X,
Yの直交接合部Zに一対の金具本体1−1,1−2を固
着すると共に、該金具本体1−1,1−2から各々突設
した湾曲状の鋼製ホルダー12,12同士を締着固定す
れば、地震や台風等で建築構造材X,Yの直交接合部Z
に強度の振動が付加されても、耐震補強金具1が簡単に
ずれたり、外れたりすることもなく十分に耐える構造の
ものである。
【0011】即ち、金具本体1−1,1−2の鋼製プレ
ート11には多数の鋲釘111を剣山状に配設してある
ので、これを建築構造材X,Yに打ち込むことにより、
確実強固に耐震補強金具1を固定することができると共
に、各鋼製ホルダー12,12の連結部122の咬合片
123を互いに噛み合わせ、ここを締着具13により締
結して、両金具本体1−1,1−2同士を強固に連結さ
せることができ、また金具本体1−1又は1−2の鋼製
プレート11に位置決め片112を突設しておくことに
より、これを建築構造材X,Yの直交接合部Zに取付け
るのに手間取らず、施工し易いなどの作用効果を奏す
る。
【0012】そして、本発明の耐震補強金具1を構成す
る一対の金具本体1−1,1−2は、各々が嵩張らない
構造のものであるので、保管に場所を取らず、施工現場
への搬送も容易であって、保管、輸送コストが安上がり
である。
【0013】
【実施例】本発明は、図1に斜視図で示すように、一対
の金具本体1−1,1−2と、該一対の金具本体1−
1,1−2の相互間を連結する締着具13とからなるも
のであり、金具本体1−1,1−2は共に横断面が略2
0mm角の中実の鋼製ホルダー12と略1mm厚の鋼製
プレート11とからなり、遊端部121が湾曲形成され
た鋼製ホルダー12と鋼製プレート11とが、十ヶ所程
度のスポット溶接によって一体化されている。
【0014】そして、上記金具本体1−1,1−2を構
成する鋼製ホルダー12の遊端部121の端末には、鋼
製ホルダー12同士が噛み合う咬合片123を存して連
結部122が形成されている。この連結部122には、
咬合片123と直交する位置にボルト挿通孔133を穿
設して、締着具13のボルト131とナット132によ
り金具本体1−1,1−2間を強固に連結させることが
できるようになっている。
【0015】なお、連結部122は、図3(A)に示す
ように、咬合片123が金具本体1−1,1−2のどち
ら側の鋼製ホルダー12の遊端部121に二片づつ形成
してもよいが、図3(B)に示すように、咬合片123
が金具本体1−1,1−2の何れか一方側に二片、他方
側に三片を形成し、これらを噛み合わせ形成したもので
あってもよい。
【0016】また、上記鋼製ホルダー12が取付けられ
ている鋼製プレート11の反対面、即ち、鋼製プレート
11の裏面側には、多数の鋲釘111を剣山状に形成し
てある。上記多数の鋲釘111は、図示の如く、鋼製プ
レート11を表面側から裏面側に向け打出し形成しても
よいが、鋲釘111を溶接により鋼製プレート11の裏
面側に一体に形成してもよい。そして、上記金具本体1
−1,1−2の何れか一方の鋼製プレート11に、位置
決め片112を突設しておくことが好ましい。
【0017】上記構成を有する本発明の耐震補強金具1
を建築構造材X,Yの直交接合部Zに取付けるには、図
2に側面図で示すように、先ず、金具本体1−1の位置
決め片112を建築構造材Yの側面に当接したのち、金
具本体1−1の鋼製ホルダー12の上面をハンマー等に
より衝打して、鋼製プレート11の鋲釘111を建築構
造材Xの上面に打ち込んでこれを固定し、しかる後、実
線で示す金具本体1−2を矢印方向から建築構造材Yの
側面に打ち込み、鋼製ホルダー12同士の連結部122
で咬合片123を噛み合わせ締着具13を用い締結し
て、金具本体1−1と金具本体1−2間を連結固定す
る。
【0018】上記本発明により、木造家屋の建築構造材
X,Yの直交接合部Zに、一対の金具本体1−1,1−
2を固着すると共に、該金具本体1−1,1−2に一体
に形成した湾曲状の鋼製ホルダー12,12同士を締着
固定すれば、地震や台風等で建築構造材X,Yの直交接
合部Zに強度の振動が付加されても、耐震補強金具1が
簡単にずれたり、外れたりすることもなく十分に耐えら
れるものである。
【0019】即ち、上記金具本体1−1,1−2の鋼製
プレート11には多数の鋲釘111を剣山状に配設して
あるので、これを建築構造材X,Yに打ち込むことによ
り、耐震補強金具1を確実強固に固定することができる
と共に、各鋼製ホルダー12,12の連結部122の咬
合片123を互いに噛み合わせて締着具13で締結すれ
ば、両金具本体1−1,1−2同士を強固に連結させる
ことができ、また、金具本体1−1又は1−2の鋼製プ
レート11に位置決め片112を突設しておけば、耐震
補強金具1を建築構造材X,Yの直交接合部Zに取付け
るのに手間取らず、施工し易いという作用効果を奏す
る。
【0020】そして、本発明の耐震補強金具1を構成す
る一対の金具本体1−1,1−2は各々が嵩張らず、保
管並びに施工現場への搬送が容易であるので、保管、輸
送コストが安上がりである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る耐震補強金具の斜視図
である。
【図2】図1の耐震補強金具の取付け方法を示す側面図
である。
【図3】(A)、(B)は各々本発明に係る鋼製ホルダ
ーの連結部の例を示す正面図である。
【図4】本発明を建築構造材の直交接合部に取付けた状
態を示す斜視図である。
【図5】従来技術に係る耐震補強金具の斜視図である。
【符号の説明】
1 耐震補強金具 1−1 金具本体 1−2 金具本体 11 鋼製プレート 111 鋲釘 112 位置決め片 12 鋼製ホルダー 121 遊端部 122 連結部 123 咬合片 13 締着具 131 ボルト 132 ナット 133 ボルト挿通孔 X 建築構造材 Y 建築構造材 Z 直交接合部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築構造材の直交接合部を補強する耐震
    補強金具であって、鋼製プレートに鋼製ホルダーが溶接
    一体化されていると共に、該鋼製ホルダーの遊端部が湾
    曲形成されてなる一対の金具本体と、該一対の金具本体
    の相互間を連結する締着具とからなり、前記金具本体の
    鋼製ホルダーの遊端部の端末に各々連結部を設け、該連
    結部間を締着固定することにより、建築構造材の直交接
    合部を耐震補強するようにした構成であることを特徴と
    する耐震補強金具。
  2. 【請求項2】 金具本体の鋼製プレートの裏面側に鋲釘
    を剣山状に配設した構成であることを特徴とする請求項
    1に記載の耐震補強金具。
  3. 【請求項3】 金具本体の鋼製ホルダーの各連結部に咬
    合片を形成し、該咬合片が締結具により締着固定される
    構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載の耐
    震補強金具。
  4. 【請求項4】 何れか一方の金具本体の鋼製プレートに
    位置決め片を突設した構成であることを特徴とする請求
    項1乃至3の何れかに記載の耐震補強金具。
JP2000014942A 2000-01-24 2000-01-24 耐震補強金具 Pending JP2001207538A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000014942A JP2001207538A (ja) 2000-01-24 2000-01-24 耐震補強金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000014942A JP2001207538A (ja) 2000-01-24 2000-01-24 耐震補強金具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001207538A true JP2001207538A (ja) 2001-08-03

Family

ID=18542319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000014942A Pending JP2001207538A (ja) 2000-01-24 2000-01-24 耐震補強金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001207538A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004324270A (ja) ガセットプレートを用いた構造物の接合構造および建築物
JP2001207538A (ja) 耐震補強金具
JPH0967862A (ja) 緊結補強金物
JP2001200591A (ja) 耐震用補強金具
JP3549488B2 (ja) 木造軸組住宅用筋交い
JPH0642035Y2 (ja) コーナー部のタイル施工構造
JP4654674B2 (ja) 木造建築物の耐震補強金具の取付け方法
JP2002371632A (ja) 建築用補強金具
JP2003166512A (ja) かすがい
KR20030002541A (ko) 내진 보강 금구
JP2001200592A (ja) 建物の耐震補強金具
JP2004084353A (ja) 屋根用トラス梁の据付構造及び据付方法
JP4673506B2 (ja) 建築用補強金具
JPH08199848A (ja) 柱の補強装置
JPH1150535A (ja) 建築用補強具
JPH07310386A (ja) 軽量鋼骨組の組立壁
JP2003193563A (ja) 耐震引き抜き補強金物
JPH09291605A (ja) 建築部材用継手装置
JP3084496U (ja) 木造建築物における柱・土台締結構造とその締結金具
JP2001207535A (ja) ホールダウン金物
JP3377485B2 (ja) 枠組緊結金物及び枠組緊結構造
JP2002188213A (ja) 引寄せ金物
JP2745380B2 (ja) ボルト取付構造
JP3025693U (ja) 木造建築の筋交い材の固定金具
JP2000017739A (ja) 接合金具