JP2001200592A - 建物の耐震補強金具 - Google Patents
建物の耐震補強金具Info
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- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/02—Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems
- F16F15/04—Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems using elastic means
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- F16F2230/0023—Purpose; Design features protective
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 地震、台風等により木造家屋が大きく振動し
ても崩壊することがないように、耐震性能の向上を図っ
た建物の耐震補強金具を提供する。 【解決手段】 耐震補強金具1は、建築構造材に固着す
る一対の金具本体1−1,1−2と該一対の金具本体1
−1,1−2相互間を弾発的に連結する締着具2とから
構成される。金具本体1−1,1−2は、その一端部を
折り曲げた対向片11,11を有し、該一対の金具本体
1−1,1−2の両対向片11,11を、一方の建築構
造材とこれに隣接する他方の建築構造材間で突合わせ配
設し、弾性材23を介在させた締着具2を用いて対向片
11,11同士を弾発的に締着することにより、建築構
造材同士の接合部を耐震補強する。
ても崩壊することがないように、耐震性能の向上を図っ
た建物の耐震補強金具を提供する。 【解決手段】 耐震補強金具1は、建築構造材に固着す
る一対の金具本体1−1,1−2と該一対の金具本体1
−1,1−2相互間を弾発的に連結する締着具2とから
構成される。金具本体1−1,1−2は、その一端部を
折り曲げた対向片11,11を有し、該一対の金具本体
1−1,1−2の両対向片11,11を、一方の建築構
造材とこれに隣接する他方の建築構造材間で突合わせ配
設し、弾性材23を介在させた締着具2を用いて対向片
11,11同士を弾発的に締着することにより、建築構
造材同士の接合部を耐震補強する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震、台風等によ
り木造家屋が大きく振動しても崩壊しないように、土
台、柱、梁、桁等の建築構造材の接合部に取付けて補強
することを目的とする建物の耐震補強金具に関する。
り木造家屋が大きく振動しても崩壊しないように、土
台、柱、梁、桁等の建築構造材の接合部に取付けて補強
することを目的とする建物の耐震補強金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木造建築物のトラス構造を有する
構造材の接合部を補強する方法として、筋かいや火打梁
を設けたり、かすがい、L型金具を取付けたりする等の
様々な方法が採用されている。しかし、上記のような補
強方法では、地震、台風等により強度の振動が付加され
た場合に、衝撃が集中する接合部で構造材が離反したり
破損してズレを生じ、復元しなくなるなど補強効果は十
分ではなく、そのために木造建築物が破壊したり倒壊し
たりしてしまう虞れもある。
構造材の接合部を補強する方法として、筋かいや火打梁
を設けたり、かすがい、L型金具を取付けたりする等の
様々な方法が採用されている。しかし、上記のような補
強方法では、地震、台風等により強度の振動が付加され
た場合に、衝撃が集中する接合部で構造材が離反したり
破損してズレを生じ、復元しなくなるなど補強効果は十
分ではなく、そのために木造建築物が破壊したり倒壊し
たりしてしまう虞れもある。
【0003】例えば、図12に示すような補強金具61
が一般に使用されている。すなわち、この補強金具61
は、高張力鋼よりなる板材をL型アングル状に90゜折
曲してボルト孔を穿設した固定片61a,61bを形成
したものであって、一方の固定片61aをアンカーボル
ト62を用いて土台の角材Xに固定し、他方の固定片6
1bをボルトや釘等の固定手段63により柱Yに固定し
て、土台の角材Xと柱Yとの接合部を補強するものであ
る。
が一般に使用されている。すなわち、この補強金具61
は、高張力鋼よりなる板材をL型アングル状に90゜折
曲してボルト孔を穿設した固定片61a,61bを形成
したものであって、一方の固定片61aをアンカーボル
ト62を用いて土台の角材Xに固定し、他方の固定片6
1bをボルトや釘等の固定手段63により柱Yに固定し
て、土台の角材Xと柱Yとの接合部を補強するものであ
る。
【0004】上記構成の補強金具61では、建築構造材
の接合部に急激な振動が付加された場合に、緩衝の余裕
なく固着されているので概ねこれを吸収して復元させる
機能に欠け、土台の角材Xと固定片61aとの接合部a
−1、或いは、柱Yと固定片61bとの接合部b−1が
離反したり破損してズレを生じたまま復元しなくなる等
の問題を起し易く、補強効果は十分とはいえないもので
あって、木造建築物が破壊したり倒壊したりしてしまう
虞れもある。
の接合部に急激な振動が付加された場合に、緩衝の余裕
なく固着されているので概ねこれを吸収して復元させる
機能に欠け、土台の角材Xと固定片61aとの接合部a
−1、或いは、柱Yと固定片61bとの接合部b−1が
離反したり破損してズレを生じたまま復元しなくなる等
の問題を起し易く、補強効果は十分とはいえないもので
あって、木造建築物が破壊したり倒壊したりしてしまう
虞れもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の補強
金具の有する問題点を解決すべくなされたものであっ
て、垂直方向や水平方向の振動、鉛直回りの揺動を吸収
すると共に復元機能を付与せしめて、地震、台風等によ
り木造家屋が大きく振動しても崩壊することがないよう
に、耐震性能の向上を図った建物の耐震補強金具を提供
せんとするものである。
金具の有する問題点を解決すべくなされたものであっ
て、垂直方向や水平方向の振動、鉛直回りの揺動を吸収
すると共に復元機能を付与せしめて、地震、台風等によ
り木造家屋が大きく振動しても崩壊することがないよう
に、耐震性能の向上を図った建物の耐震補強金具を提供
せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の耐震補強金具は、建築構造材相互の接合部を
補強する補強金具であって、建築構造材に固着する一対
の金具本体と該一対の金具本体相互間を弾発的に連結す
る締着具とからなり、前記金具本体はその一端部を折り
曲げた対向片を有し、該一対の金具本体の両対向片を、
一方の建築構造材とこれに隣接する他方の建築構造材間
で突合わせ配設し、弾性材を介在させた締着具を用いて
前記対向片同士を弾発的に締着することにより、建築構
造材同士の接合部を耐震補強するように構成されたもの
である。
の本発明の耐震補強金具は、建築構造材相互の接合部を
補強する補強金具であって、建築構造材に固着する一対
の金具本体と該一対の金具本体相互間を弾発的に連結す
る締着具とからなり、前記金具本体はその一端部を折り
曲げた対向片を有し、該一対の金具本体の両対向片を、
一方の建築構造材とこれに隣接する他方の建築構造材間
で突合わせ配設し、弾性材を介在させた締着具を用いて
前記対向片同士を弾発的に締着することにより、建築構
造材同士の接合部を耐震補強するように構成されたもの
である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の建物の耐震補強金
具の好適な実施形態について、図面に基づき具体的に説
明する。
具の好適な実施形態について、図面に基づき具体的に説
明する。
【0008】本発明は、建築構造材A−1、A−2相互
の接合部Bを補強する耐震補強金具1において、上記耐
震補強金具1は、建築構造材に固着する二個の金具本体
1−1、1−2と該二個の金具本体1−1、1−2相互
間を弾発的に連結する締着具2とからなり、上記金具本
体1−1、1−2にはその一端部を折り曲げて各々に対
向片11、11が形成され、該二個の金具本体1−1、
1−2の対向片11、11を、一方の建築構造材A−1
とこれに隣接する他方の建築構造材A−2間で突合わせ
配設し、弾性材23を介在させた締着具2を用いて前記
対向片11、11同士を弾発的に締着することにより、
建築構造材A−1、A−2同士の接合部Bを耐震補強す
るようにした構成であることを特徴とするものである。
の接合部Bを補強する耐震補強金具1において、上記耐
震補強金具1は、建築構造材に固着する二個の金具本体
1−1、1−2と該二個の金具本体1−1、1−2相互
間を弾発的に連結する締着具2とからなり、上記金具本
体1−1、1−2にはその一端部を折り曲げて各々に対
向片11、11が形成され、該二個の金具本体1−1、
1−2の対向片11、11を、一方の建築構造材A−1
とこれに隣接する他方の建築構造材A−2間で突合わせ
配設し、弾性材23を介在させた締着具2を用いて前記
対向片11、11同士を弾発的に締着することにより、
建築構造材A−1、A−2同士の接合部Bを耐震補強す
るようにした構成であることを特徴とするものである。
【0009】そして、上記耐震補強金具1の金具本体1
−1、1−2の裏側に、鋲釘121、122が剣山状に
立設された構成とするか、金具本体1−1、1−2に固
定部材3を挿通する固定孔13が穿設された構成とする
のが好ましい。
−1、1−2の裏側に、鋲釘121、122が剣山状に
立設された構成とするか、金具本体1−1、1−2に固
定部材3を挿通する固定孔13が穿設された構成とする
のが好ましい。
【0010】本発明により、金具本体1−1を建築構造
材A−1に固着すると共に金具本体1−2を建築構造材
A−2に固着して、突合わせ配設される対向片11、1
1同士を、弾性材23を介在させた締着具2を用いて締
着しておくことにより、地震や台風等で強度の振動が付
加され、建築構造材A−1、A−2同士の接合部Bに垂
直方向や水平方向、或いは鉛直回りに揺動を生じてもこ
れを吸収し復元する緩衝機能が備わっているので、耐震
性能が向上して木造家屋等の倒壊を未然に防止すること
ができる。
材A−1に固着すると共に金具本体1−2を建築構造材
A−2に固着して、突合わせ配設される対向片11、1
1同士を、弾性材23を介在させた締着具2を用いて締
着しておくことにより、地震や台風等で強度の振動が付
加され、建築構造材A−1、A−2同士の接合部Bに垂
直方向や水平方向、或いは鉛直回りに揺動を生じてもこ
れを吸収し復元する緩衝機能が備わっているので、耐震
性能が向上して木造家屋等の倒壊を未然に防止すること
ができる。
【0011】[実施例1]本例の耐震補強金具1は、図
1に平面図で示す如く、二個の金具本体1−1、1−2
と、該二個の金具本体1−1、1−2の相互間を連結す
る締着具2とからなる。
1に平面図で示す如く、二個の金具本体1−1、1−2
と、該二個の金具本体1−1、1−2の相互間を連結す
る締着具2とからなる。
【0012】金具本体1−1、1−2は、亜鉛メッキ鋼
板、ステンレス鋼板等を材料とし、各々の一端部を90
゜折り曲げて対向片11、11を形成し、該対向片1
1、11には締着具2のボルト21を遊嵌する連結孔1
11が穿設されている。金具本体1−2の対向片11に
は、連結孔111に同芯上に重ねてナット22を一体に
固着してある。また、金具本体1−1、1−2の対向片
11の折れ部には、図3に示されているように、プレス
加工によって裏側から表面側に突出させた凸部112、
112が設けてある。凸部112、112は折れ部を補
強するリブの作用をなすものである。
板、ステンレス鋼板等を材料とし、各々の一端部を90
゜折り曲げて対向片11、11を形成し、該対向片1
1、11には締着具2のボルト21を遊嵌する連結孔1
11が穿設されている。金具本体1−2の対向片11に
は、連結孔111に同芯上に重ねてナット22を一体に
固着してある。また、金具本体1−1、1−2の対向片
11の折れ部には、図3に示されているように、プレス
加工によって裏側から表面側に突出させた凸部112、
112が設けてある。凸部112、112は折れ部を補
強するリブの作用をなすものである。
【0013】図2に示すように、金具本体1−1、1−
2の裏側には多数の鋲釘12を剣山状に立設してある。
この鋲釘12は、図4に示すように、金具本体にZ字形
の切り込み121を入れ、この切り込みで縁取られた部
分の板材を裏側に垂直に折り曲げてなるものである。
2の裏側には多数の鋲釘12を剣山状に立設してある。
この鋲釘12は、図4に示すように、金具本体にZ字形
の切り込み121を入れ、この切り込みで縁取られた部
分の板材を裏側に垂直に折り曲げてなるものである。
【0014】二個の金具本体1−1、1−2の対向片1
1、11相互間を連結する締着具2は、高張力鋼を材料
として、ボルト21、前記対向片11に固着されたナッ
ト22、弾性材23及び締結ナット24から構成されて
いる。弾性材23は、鋼製スプリング形態のもののほ
か、復元弾性機能を有する材料からなるものであれば何
れであってもよい。
1、11相互間を連結する締着具2は、高張力鋼を材料
として、ボルト21、前記対向片11に固着されたナッ
ト22、弾性材23及び締結ナット24から構成されて
いる。弾性材23は、鋼製スプリング形態のもののほ
か、復元弾性機能を有する材料からなるものであれば何
れであってもよい。
【0015】図2及び図6に示す如く、金具本体1−1
と金具本体1−2の対向片11同士を、その連結孔11
1を符合させて突合わせ配置し、一方、締着具2のボル
ト頭部寄りに弾性材23を嵌着しておき、ボルト尾部を
金具本体1−1の対向片11側の連結孔111に通して
金具本体1−2の対向片11側の連結孔111へ挿入
し、金具本体1−2の対向片11に固着されたナット2
2にボルト21を螺合し、さらにボルト21にナット2
4を螺合して金具本体1−1と金具本体1−2間が連結
される。
と金具本体1−2の対向片11同士を、その連結孔11
1を符合させて突合わせ配置し、一方、締着具2のボル
ト頭部寄りに弾性材23を嵌着しておき、ボルト尾部を
金具本体1−1の対向片11側の連結孔111に通して
金具本体1−2の対向片11側の連結孔111へ挿入
し、金具本体1−2の対向片11に固着されたナット2
2にボルト21を螺合し、さらにボルト21にナット2
4を螺合して金具本体1−1と金具本体1−2間が連結
される。
【0016】そして、図5及び図6に示す如く、金具本
体1−1と金具本体1−2間を、T字状に交差接合して
いる一方の建築構造材A−1に金具本体1−1を当て、
その表側を衝打して建築構造材A−1に金具本体1−1
の鋲釘12をめり込ませ固着した後、或いは同時に、他
方の建築構造材A−2に金具本体1−2を当て、その表
側を衝打して建築構造材A−2に金具本体1−2の鋲釘
12をめり込ませ固着する。
体1−1と金具本体1−2間を、T字状に交差接合して
いる一方の建築構造材A−1に金具本体1−1を当て、
その表側を衝打して建築構造材A−1に金具本体1−1
の鋲釘12をめり込ませ固着した後、或いは同時に、他
方の建築構造材A−2に金具本体1−2を当て、その表
側を衝打して建築構造材A−2に金具本体1−2の鋲釘
12をめり込ませ固着する。
【0017】さらに、建築構造材A−1、A−2間に跨
設した金具本体1−1、1−2間を、弾性材23が嵌着
された締着具2のボルト21とナット22及びナット2
4を締付けることにより、両金具本体が弾発的に締着す
る。ここで、ナット22及びナット24の締付け度合
は、完全に締付けるのではなく弾発付勢の余地を残して
締付けておくことが望ましい。
設した金具本体1−1、1−2間を、弾性材23が嵌着
された締着具2のボルト21とナット22及びナット2
4を締付けることにより、両金具本体が弾発的に締着す
る。ここで、ナット22及びナット24の締付け度合
は、完全に締付けるのではなく弾発付勢の余地を残して
締付けておくことが望ましい。
【0018】[実施例2]本例の耐震補強金具1も、図
7及び図8に示す如く、実施例1と同様に、二個の金具
本体1−1、1−2と、該二個の金具本体1−1、1−
2の相互間を連結する締着具2とからなるが、金具本体
1−1と金具本体1−2とで立設された鋲釘の形態が異
なる。すなわち、金具本体1−1に立設された鋲釘12
1の剣山状表面と金具本体1−2に立設された鋲釘12
2の剣山状表面とは略直交状となっている。
7及び図8に示す如く、実施例1と同様に、二個の金具
本体1−1、1−2と、該二個の金具本体1−1、1−
2の相互間を連結する締着具2とからなるが、金具本体
1−1と金具本体1−2とで立設された鋲釘の形態が異
なる。すなわち、金具本体1−1に立設された鋲釘12
1の剣山状表面と金具本体1−2に立設された鋲釘12
2の剣山状表面とは略直交状となっている。
【0019】そして、本例の耐震補強金具1も、図9に
示す如く、実施例1と同様に、金具本体1−1と金具本
体1−2間を、T字状に交差接合している一方の建築構
造材A−1に金具本体1−1を当て、その表側を衝打し
て建築構造材A−1に金具本体1−1の鋲釘121をめ
り込ませ固着した後、或いは同時に、他方の建築構造材
A−2に金具本体1−2を当て、その表側を衝打して建
築構造材A−2に金具本体1−2の鋲釘122をめり込
ませ固着する。
示す如く、実施例1と同様に、金具本体1−1と金具本
体1−2間を、T字状に交差接合している一方の建築構
造材A−1に金具本体1−1を当て、その表側を衝打し
て建築構造材A−1に金具本体1−1の鋲釘121をめ
り込ませ固着した後、或いは同時に、他方の建築構造材
A−2に金具本体1−2を当て、その表側を衝打して建
築構造材A−2に金具本体1−2の鋲釘122をめり込
ませ固着する。
【0020】本例の耐震補強金具1によれば、金具本体
1−1、1−2を建築構造材A−1、A−2の木目に対
応して固着することができるから、鋲釘121、122
を容易に建築構造材A−1、A−2にめり込ませること
ができるとともに、固着状態もより確実となる。
1−1、1−2を建築構造材A−1、A−2の木目に対
応して固着することができるから、鋲釘121、122
を容易に建築構造材A−1、A−2にめり込ませること
ができるとともに、固着状態もより確実となる。
【0021】[実施例3]本例の耐震補強金具1は、金
具本体1−1、1−2の一端部を、図10の形態のもの
は90゜折り曲げて対向片11が各々形成され、また、
図11の形態のものは45゜折り曲げて対向片11が各
々形成されており、そして、各金具本体1−1、1−2
には、固定部材3を挿通する固定孔13が複数個所に穿
設されている。
具本体1−1、1−2の一端部を、図10の形態のもの
は90゜折り曲げて対向片11が各々形成され、また、
図11の形態のものは45゜折り曲げて対向片11が各
々形成されており、そして、各金具本体1−1、1−2
には、固定部材3を挿通する固定孔13が複数個所に穿
設されている。
【0022】そして、実施例1と同様に、二個の金具本
体1−1,1−2の対向片11,11の相互間を連結す
る締着具2は、ボルト21、ナット22及び弾性材であ
るスプリング23とから構成されている。金具本体1−
1と金具本体1−2の対向片11,11を突合わせ配置
した後、締着具2のボルト頭部側にスプリング23を嵌
着し、次いで、ボルト尾部を金具本体1−1の対向片1
1側から金具本体1−2の対向片11へ挿入し、該金具
本体1−2の対向片11側から突出したボルト尾部にナ
ット22を螺着して、金具本体1−1と金具本体1−2
間を連結しておく。
体1−1,1−2の対向片11,11の相互間を連結す
る締着具2は、ボルト21、ナット22及び弾性材であ
るスプリング23とから構成されている。金具本体1−
1と金具本体1−2の対向片11,11を突合わせ配置
した後、締着具2のボルト頭部側にスプリング23を嵌
着し、次いで、ボルト尾部を金具本体1−1の対向片1
1側から金具本体1−2の対向片11へ挿入し、該金具
本体1−2の対向片11側から突出したボルト尾部にナ
ット22を螺着して、金具本体1−1と金具本体1−2
間を連結しておく。
【0023】しかる後、金具本体1−1と金具本体1−
2間を、T字状に交差接合している一方の建築構造材A
−1に金具本体1−1を当て、複数個所に穿設されてい
る固定孔13に、釘等の固定部材3を打ち込んで建築構
造材A−1に金具本体1−1を固着した後、或いは同時
に、他方の建築構造材A−2に金具本体1−2を当て、
同様に固定孔13に釘等の固定部材3を打ち込んで建築
構造材A−2に金具本体1−2を固着する。
2間を、T字状に交差接合している一方の建築構造材A
−1に金具本体1−1を当て、複数個所に穿設されてい
る固定孔13に、釘等の固定部材3を打ち込んで建築構
造材A−1に金具本体1−1を固着した後、或いは同時
に、他方の建築構造材A−2に金具本体1−2を当て、
同様に固定孔13に釘等の固定部材3を打ち込んで建築
構造材A−2に金具本体1−2を固着する。
【0024】そして、実施例1と同様に、建築構造材A
−1、A−2間に跨設した金具本体1−1,1−2間
を、締着具2のボルト21、ナット22を締付けること
により両金具本体は弾発的に締着される。ナット22に
よる締付け度合は、完全に締付けるのではなく弾発付勢
の余地を残して締付けておく。
−1、A−2間に跨設した金具本体1−1,1−2間
を、締着具2のボルト21、ナット22を締付けること
により両金具本体は弾発的に締着される。ナット22に
よる締付け度合は、完全に締付けるのではなく弾発付勢
の余地を残して締付けておく。
【0025】尚、実施例1,2では金具本体1−1,1
−2の裏側に多数の鋲釘12を剣山状に立設し、実施例
3では金具本体1−1,1−2に固定孔13を複数穿設
してあるが、金具本体1−1,1−2の裏側に鋲釘12
を剣山状に立設するとともに、固定孔13を複数穿設し
てもよい。
−2の裏側に多数の鋲釘12を剣山状に立設し、実施例
3では金具本体1−1,1−2に固定孔13を複数穿設
してあるが、金具本体1−1,1−2の裏側に鋲釘12
を剣山状に立設するとともに、固定孔13を複数穿設し
てもよい。
【0026】本発明により、金具本体1−1を建築構造
材A−1に固着すると共に、金具本体1−2を建築構造
材A−2に固着して、突合わせ配設される対向片11,
11同士間を弾性材23を介在させた締着具2により適
度に締付け締着しておけば、地震や台風等で木造家屋に
強度の振動が付加されて建築構造材A−1、A−2同士
の接合部Bに垂直方向や水平方向、或いは鉛直回りに揺
動を生じてもこれを吸収し復元する緩衝機能が備わって
いるので、耐震性能が向上して家屋の倒壊を未然に防止
することができる。
材A−1に固着すると共に、金具本体1−2を建築構造
材A−2に固着して、突合わせ配設される対向片11,
11同士間を弾性材23を介在させた締着具2により適
度に締付け締着しておけば、地震や台風等で木造家屋に
強度の振動が付加されて建築構造材A−1、A−2同士
の接合部Bに垂直方向や水平方向、或いは鉛直回りに揺
動を生じてもこれを吸収し復元する緩衝機能が備わって
いるので、耐震性能が向上して家屋の倒壊を未然に防止
することができる。
【図1】本発明の耐震補強金具の一実施例の平面図であ
る。
る。
【図2】図1の耐震補強金具の分解縦断面である。
【図3】図1の金具本体の縦断面図である。
【図4】図1の金具本体に形成された鋲釘の構造を示す
図である。
図である。
【図5】図1の耐震補強金具の取付状態を示す図であ
る。
る。
【図6】図1の耐震補強金具の取付状態を示す要部側断
面図である。
面図である。
【図7】本発明の耐震補強金具の他実施例の平面図であ
る。
る。
【図8】図7の耐震補強金具の分解縦断面である。
【図9】図7の耐震補強金具の取付状態を示す図であ
る。
る。
【図10】本発明の耐震補強金具の他実施例の斜視図で
ある。
ある。
【図11】本発明の耐震補強金具の他実施例を示す斜視
図である。
図である。
【図12】従来の耐震補強金具を示す斜視図である。
1 補強金具 1−1 金具本体 1−2 金具本体 11 対向片 111 連結孔 112 凸部 121 鋲釘 122 鋲釘 13 固定孔 2 締着具 21 ボルト 22 ナット 23 弾性材(スプリング) 24 ナット 3 固定部材 A−1 一方の建築構造材 A−2 他方の建築構造材 B 接合部
Claims (3)
- 【請求項1】 建築構造材相互の接合部を補強する耐震
補強金具において、前記耐震補強金具は、建築構造材の
表面に固着する一対の金具本体と該一対の金具本体相互
間を弾発的に連結する締着具とからなり、前記金具本体
はその一端部を折り曲げた対向片を有し、該一対の金具
本体の両対向片を、一方の建築構造材とこれに隣接する
他方の建築構造材間で突合わせ配設し、弾性材を介在さ
せた締着具を用いて前記対向片同士を弾発的に締着する
ことにより、建築構造材同士の接合部を耐震補強するよ
うに構成された建物の耐震補強金具。 - 【請求項2】 耐震補強金具の金具本体の裏側に鋲釘が
剣山状に立設された構成を有する請求項1記載の建物の
耐震補強金具。 - 【請求項3】 耐震補強金具の金具本体に固定部材を挿
通する固定孔が穿設されている構成を有する請求項1記
載の建物の耐震補強金具。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000011330A JP2001200592A (ja) | 2000-01-20 | 2000-01-20 | 建物の耐震補強金具 |
KR1020000031409A KR20000054479A (ko) | 2000-01-20 | 2000-06-08 | 건물의 내진 보강 기구 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000011330A JP2001200592A (ja) | 2000-01-20 | 2000-01-20 | 建物の耐震補強金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001200592A true JP2001200592A (ja) | 2001-07-27 |
Family
ID=18539210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000011330A Pending JP2001200592A (ja) | 2000-01-20 | 2000-01-20 | 建物の耐震補強金具 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001200592A (ja) |
KR (1) | KR20000054479A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101087943B1 (ko) | 2003-02-05 | 2011-11-28 | 가부시키가이샤 닛뽄 에이세이 센터 | 내진보강금구 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002201820A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-19 | Nippon Eisei Center:Kk | 耐震補強金具 |
-
2000
- 2000-01-20 JP JP2000011330A patent/JP2001200592A/ja active Pending
- 2000-06-08 KR KR1020000031409A patent/KR20000054479A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101087943B1 (ko) | 2003-02-05 | 2011-11-28 | 가부시키가이샤 닛뽄 에이세이 센터 | 내진보강금구 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20000054479A (ko) | 2000-09-05 |
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