JP2001207059A - 酸化チタン充填付加反応硬化型シリコーンゴム組成物及びその硬化物 - Google Patents

酸化チタン充填付加反応硬化型シリコーンゴム組成物及びその硬化物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸化チタンを多量に含有するにも拘わらず、
低粘度、低チキソ性で取扱いやすく、特に遮光剤や反射
剤の用途での作業性が優れた酸化チタン充填付加反応硬
化型シリコーンゴム組成物を提供する。 【解決手段】 該組成物は(A)一分子中に少なくとも
2個のアルケニル基を含有するジオルガノポリシロキサ
ン、(B)ケイ素原子に結合する水素原子を一分子中に
少なくとも2個含有するオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサン、(C)白金族金属系触媒、及び(D)テトラ
アルコキシシラン及びテトラアルコキシシランの部分加
水分解縮合物よりなる群から選ばれる少なくとも1種の
化合物で表面処理した酸化チタン粉末;成分(A)100
重量部に対して15重量部以上、を含有してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は低粘度で低チキソ性
の酸化チタン充填付加反応硬化型シリコーンゴム組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より酸化チタンは、着色剤としてシ
リコーン組成物に添加されてきたが、新しい用途とし
て、例えば薄膜での遮光剤や、逆に反射剤としての要求
がある。具体的には、フォトカプラー素子の並列型タイ
プの反射剤や、LEDの下地反射コーティング等が挙げ
られる。これらの要求ニーズに合わせるためには、酸化
チタンを多量に添加する必要がある。しかし、従来のよ
うにシリコーンゴム組成物に酸化チタンを多量に添加す
ると、粘度やチキソ性が高くなり、このため組成物の取
扱いが困難で、かつ十分な作業性が得られなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、酸化チタンを多量に含有するにも拘わらず、低粘
度、低チキソ性で取扱いやすく、特に遮光剤や反射剤の
用途での作業性が優れた酸化チタン充填付加反応硬化型
シリコーンゴム組成物を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するも
のとして、本発明は、(A)一分子中に少なくとも2個
のアルケニル基を含有するジオルガノポリシロキサン、
(B)ケイ素原子に結合する水素原子を一分子中に少な
くとも2個含有するオルガノハイドロジェンポリシロキ
サン、(C)白金族金属系触媒、及び(D)テトラアル
コキシシラン及びテトラアルコキシシランの部分加水分
解縮合物よりなる群から選ばれる少なくとも1種の化合
物で表面処理した酸化チタン粉末;成分(A)100重量
部に対して15重量部以上を含有してなる酸化チタン充填
付加反応硬化型シリコーンゴム組成物、及び該組成物を
硬化して得られる硬化物を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 (A)アルケニル基含有ジオルガノポリシロキサン:成
分(A)のアルケニル基含有ジオルガノポリシロキサン
は、ケイ素原子に結合するアルケニル基を一分子中に少
なくとも2個含有するもので、本発明組成物のベースポ
リマーとして使用される。このアルケニル基含有ジオル
ガノポリシロキサンは、一般的には主鎖部分が基本的に
ジオルガノシロキサン単位の繰り返しからなり、分子鎖
両末端がトリオルガノシロキシ基で封鎖された直鎖状の
ものであるが、これは分子構造の一部に分岐状の構造を
含んでいてもよく、また全体が環状体であってもよい。
中でも、硬化物の機械的強度等の物性の点から直鎖状の
ジオルガノポリシロキサンが好ましい。該アルケニル基
は、分子鎖の両末端のみに存在していても、側鎖置換基
として分子鎖の途中のみに存在していても、或いは分子
鎖の両末端及び分子鎖の途中に存在していてもよい。こ
のようなアルケニル基含有ジオルガノポリシロキサンの
代表例としては、例えば、下記一般式(1):
【0006】
【化1】 (式中、R1は独立に脂肪族不飽和結合を含有しない非
置換又は置換の1価炭化水素基であり、Xはアルケニル
基であり、Yはアルケニル基又はR1であり、nは0又
は1以上の整数であり、mは0又は1以上の整数であ
り、かつ分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合し
たアルケニル基を有する。)で表されるジオルガノポリ
シロキサンが挙げられる。
【0007】一般式(1)において、R1の脂肪族不飽
和結合を含有しない非置換又は置換の1価炭化水素基と
しては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イ
ソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル
基、ペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、ヘプチ
ル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基等
のアルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基、
シクロヘプチル基等のシクロアルキル基;フェニル基、
トリル基、キシリル基、ナフチル基、ビフェニリル基等
のアリール基;ベンジル基、フェニルエチル基、フェニ
ルプロピル基、メチルベンジル基等のアラルキル基;並
びにこれらの基の炭素原子に結合した水素原子の少なく
とも一部がフッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子、シア
ノ基等で置換された基、例えば、クロロメチル基、2−
ブロモエチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−
トリフルオロプロピル基、クロロフェニル基、フルオロ
フェニル基、シアノエチル基、3,3,4,4,5,
5,6,6,6−ノナフルオロヘキシル基等の、ハロゲ
ン置換アルキル基、シアノ置換アルキル基、ハロゲン置
換アリール基などが挙げられる。代表的なR1は炭素原
子数が1〜10、特に1〜6のものであり、好ましくは、
メチル基、エチル基、プロピル基、クロロメチル基、ブ
ロモエチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、
シアノエチル基等の炭素原子数1〜3の非置換又は置換
のアルキル基;及びフェニル基、クロロフェニル基、フ
ルオロフェニル基等の非置換又は置換のフェニル基であ
る。
【0008】一般式(1)において、Xのアルケニル基
としては、例えば、ビニル基、アリル基、プロペニル
基、イソプロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基、シ
クロヘキセニル基等の通常炭素原子数2〜8程度のもの
が挙げられ、中でも、ビニル基、アリル基等の低級アル
ケニル基が好ましい。
【0009】一般式(1)において、nは0又は1以上
の整数であり、mは0又は1以上の整数である。また、n
及びmは、10≦n+m≦10,000で、かつ0≦m/(m+
n)≦0.2を満たす整数であるのが好ましく、特に50≦n
+m≦2,000で、かつ0≦m/(n+m)≦0.05を満足する
整数であるのが好ましい。Yはアルケニル基又はR1
あり、このアルケニル基としては前記したXで例示した
ものと同じものが挙げられ、またR1は前記と同じ意味
を示すものであるが、分子鎖両末端のケイ素原子に結合
する置換基としてのYは、いずれもアルケニル基である
ことが好ましい。また、このアルケニル基含有ジオルガ
ノポリシロキサンは、25℃における粘度が1〜100,000 P
(ポイズ)、特に10〜50,000 P程度のものが好ましい。
【0010】(B)オルガノハイドロジェンポリシロキ
サン:成分(B)のオルガノハイドロジェンポリシロキ
サンは、ケイ素原子に結合する水素原子(即ち、SiH
基)を一分子中に少なくとも2個、好ましくは3個以上
含有するもので、架橋剤として使用される。このオルガ
ノハイドロジェンポリシロキサンは、直鎖状、分岐状、
環状、或いは三次元網状構造の樹脂状物のいずれでもよ
い。このようなオルガノハイドロジェンポリシロキサン
の代表例としては、例えば、下記平均組成式(2): Ha2 bSiO(4-a-b)/2 (2) (式中、R2は独立に脂肪族不飽和結合を含有しない非
置換又は置換の1価炭化水素基であり、a及びbは、0
<a<2、0.7≦b≦2 かつ 0.8≦a+b≦3、好まし
くは0.001≦a≦1.2、0.8≦b≦2 かつ 1≦a+b≦
2.7、より好ましくは0.01≦a≦1、1.2≦b≦2 かつ
1.8≦a+b≦2.4を満足する数である。)で表わされる
オルガノハイドロジェンポリシロキサンが挙げられる。
【0011】平均組成式(2)において、R2の脂肪族
不飽和結合を含有しない非置換又は置換の1価炭化水素
基としては、前記一般式(1)のR1として例示したも
のと同じものが挙げられる。代表的なR2は炭素原子数
が1〜10、特に炭素原子数が1〜7のものであり、好まし
くはメチル基等の炭素原子数1〜3の低級アルキル基;フ
ェニル基;及び3,3,3−トリフルオロプロピル基であ
る。このようなオルガノハイドロジェンポリシロキサン
の例としては、例えば、1,1,3,3−テトラメチルジシロ
キサン、1,3,5,7−テトラメチルテトラシクロシロキサ
ン、1,3,5,7,8−ペンタメチルぺンタシクロシロキサン
等のシロキサンオリゴマー;分子鎖両末端トリメチルシ
ロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、分
子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサ
ン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、分子鎖
両末端シラノール基封鎖メチルハイドロジェンポリシロ
キサン、分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキ
サン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、分子
鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチ
ルポリシロキサン、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェ
ンシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサ
ン、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封
鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサ
ン共重合体、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジ
メチルシロキサン・ジフェニルシロキサン・メチルハイ
ドロジェンシロキサン共重合体、分子鎖両末端ジメチル
ハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・ジ
フェニルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン
共重合体等;R2(H)SiO1/2単位とSiO4/2単位
からなり、任意にR3SiO1/2単位、R2SiO2/2
位、R(H)SiO2/2単位、(H)SiO3/2単位又は
RSiO3/2単位を含み得るシリコーンレジン(但し、
式中、Rは前記のR1として例示した非置換又は置換の
1価炭化水素基と同様のものである。)等が挙げられ
る。更には下記式:
【0012】
【化2】
【0013】
【化3】 等で表わされるものが挙げられる。
【0014】この成分(B)のオルガノハイドロジェン
ポリシロキサンとしては、通常、25℃における粘度が0.
002〜10 P、特に0.005〜5 P程度のものが好適に使用さ
れる。
【0015】成分(B)のオルガノハイドロジェンポリ
シロキサンは、公知の方法で製造することができ、例え
ば、下記一般式(3)及び(4): R2SiHCl2 (3) R2 2SiHCl (4) (式中、R2は平均組成式(2)で定義したとおりであ
る。)よりなる群から選ばれる少なくとも1種のクロロ
シラン又はそのアルコキシ誘導体(例えばメトキシ誘導
体)を共加水分解するか、或いは該クロロシラン又はそ
のアルコキシ誘導体と下記一般式(5)及び(6): R2 3SiCl (5) R2 2SiCl2 (6) (式中、R2は平均組成式(2)で定義したとおりであ
る。)よりなる群から選ばれる少なくとも1種のクロロ
シラン又はそのアルコキシ誘導体(例えばメトキシ誘導
体)とを一緒に共加水分解して製造することができる。
また、オルガノハイドロジェンポリシロキサンは、この
ように共加水分解して得られるポリシロキサンを平衡化
反応させて製造したものでもよい。
【0016】成分(B)の使用量は、成分(A)のアル
ケニル基含有ジオルガノポリシロキサン中のアルケニル
基1モル当たり、成分(B)のオルガノハイドロジェン
ポリシロキサン中のケイ素原子に結合した水素原子(即
ち、SiH基)が、通常0.5〜8モルとなるような量、好
ましくは1〜5モルとなるような量である。
【0017】(C)白金族金属系触媒:成分(C)の白
金族金属系触媒は、前記の成分(A)のアルケニル基と
成分(B)のSiH基との付加反応(ヒドロシリル化反
応)を促進するための触媒である。このような白金族金
属系触媒としては、周知のヒドロシリル化反応用触媒が
使用できる。その具体例としては、例えば、白金(白金
黒を含む)、ロジウム、パラジウム等の白金族金属単
体;H2PtCl4・nH2O、H2PtCl6・nH2O、
NaHPtCl6・nH2O、KHPtCl6・nH2O、
Na2PtCl6・nH2O、K2PtCl4・nH2O、P
tCl4・nH2O、PtCl2、Na2HPtCl4・n
2O、(但し、式中、nは0〜6の整数であり、好まし
くは0又は6である)等の塩化白金、塩化白金酸及び塩化
白金酸塩;アルコール変性塩化白金酸(米国特許第3,
220,972号明細書参照);塩化白金酸とオレフィ
ンとのコンプレックス(米国特許第3,159,601
号明細書、同第3,159,662号明細書、同第3,
775,452号明細書参照);白金黒、パラジウム等
の白金族金属をアルミナ、シリカ、カーボン等の担体に
担持させたもの;ロジウム−オレフィンコンプレック
ス;クロロトリス(トリフェニルフォスフィン)ロジウ
ム(ウィルキンソン触媒);塩化白金、塩化白金酸又は
塩化白金酸塩とビニル基含有シロキサン、特にビニル基
含有環状シロキサンとのコンプレックス等が挙げられ
る。
【0018】成分(C)の使用量は、所謂触媒量でよ
く、通常、成分(A)及び成分(B)の合計量に対し、
白金族金属の重量換算で、0.1〜1,000 ppm、特に0.5〜5
00 ppm程度でよい。
【0019】(D)テトラアルコキシシラン及び/又は
テトラアルコキシシランの部分加水分解縮合物で表面処
理した酸化チタン:成分(D)の表面処理した酸化チタ
ン粉末は、テトラアルコキシシラン及びテトラアルコキ
シシラン部分加水分解縮合物よりなる群から選ばれる少
なくとも1種の化合物で酸化チタン微粉末を表面処理し
たもので、硬化物に主として着色(白色)、遮光性、反
射性、耐熱性、機械的特性等を付与又は補強する成分で
ある。
【0020】テトラアルコキシシラン及び/又はテト
ラアルコキシシランの部分加水分解縮合物 酸化チタン粉末の表面処理に用いるテトラアルコキシシ
ランは、下記一般式(7): Si(OR34 (7) (式中、R3は独立に非置換又は低級アルコキシ置換の
アルキル基である)で表わされる。
【0021】一般式(7)において、R3の非置換又は
低級アルコキシ置換のアルキル基としては、例えば、メ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプピル基、ブチル
基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ネオ
ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノ
ニル基、デシル基、ドデシル基、メトキシメチル基、メ
トキシエチル基、エトキシメチル基、エトキシエチル基
等の、通常炭素数1〜12、好ましくは炭素数1〜6程
度のもの等が挙げられる。
【0022】このようなテトラアルコキシシランの部分
加水分解縮合物としては、1分子中に少なくとも1個、
好ましくは2個以上の残存アルコキシ基を有するシロキ
サン縮合物であればよく、例えば、下記平均組成式
(8): [(OR3)3SiO1/2]K[(OR3)2SiO2/2]L[(OR3)SiO3/2]M[SiO4/2]N (8) (式中、R3は前記と同じであり、K、L、M及びNは、K+L
+M+N=1、0.002≦K≦1、0≦L≦0.998、0≦M≦0.998及
び0≦N≦0.35を満足する数である。)で表わされるもの
等が挙げられ、特に代表的なものは、下記一般式
(9):
【0023】
【化4】 (式中、R3は前記と同じであり、jは2以上の整数、
好ましくは2〜1,000、より好ましくは2〜200の整数であ
る。)で表わされるものである。このようなテトラアル
コキシシランの部分加水分解縮合物は、ポリスチレン換
算の重量平均分子量が150〜100,000のものが好ましく、
より好ましくは200〜20,000のものである。
【0024】この表面処理剤としては、1種又は2種以
上のテトラアルコキシシランを単独で使用しても、1種
又は2種以上のテトラアルコキシシランの部分加水分解
縮合物を単独で使用してもよく、また、テトラアルコキ
シシランとテトラアルコキシシランの部分加水分解縮合
物とを任意の割合で併用して使用してもよい。
【0025】酸化チタン 表面処理に用いる酸化チタン粉末は公知のものでよい。
一般的には、ルチル形及びアナターゼ形の2種類がある
が、特に電子部品の遮光剤や反射剤の用途にはアルミニ
ウムや有機物等で表面処理されていないものが好まし
い。平均粒子径は通常0.05〜10μm程度、好ましくは0.
1〜5μm程度でよく、用途により適宜選択することがで
きる。なお、平均粒子径は、通常、例えば電子顕微鏡に
よる測定や、レーザー光回折法による重量平均値(或い
はメジアン径)等として求めることができる。
【0026】表面処理の方法としては、公知の湿式処理
法又は乾式処理法を使用することができる。このような
表面処理法の具体例としては、前記のテトラアルコキシ
シラン及び/又はテトラアルコキシシランの部分加水分
解縮合物を適当な溶媒に溶解又は分散した後、この溶液
又は分散液に酸化チタン粉末を混合し、加熱・乾燥する
方法が挙げられる。前記溶媒としては、例えば、トルエ
ン、キシレン等が挙げられる。加熱・乾燥の条件は、例
えば、80〜200℃で0.5〜10時間程度でよく、この時減圧
処理を併用してもよい。
【0027】別の表面処理方法として、例えば前記成分
(A)であるアルケニル基含有ジオルガノポリシロキサ
ンの少なくとも一部(通常30重量%以上、特に50重量%
以上)と、酸化チタン粉末と、テトラアルコキシシラン
及び/又はテトラアルコキシシランの部分加水分解縮合
物とを混合した後、該混合物を加熱処理する方法が挙げ
られる。加熱処理の条件は、例えば80〜200℃で0.5〜10
時間程度でよい。このように成分(A)の少なくとも一
部と酸化チタン粉末とテトラアルコキシシラン及び/又
はテトラアルコキシシランの部分加水分解縮合物とを混
合して表面処理する方法は、後述するように成分(A)
〜(D)及び必要ならば他の添加剤成分を混合又は混練
して本発明の組成物を製造する際に、前記混合又は混練
工程において同時に酸化チタン粉末の表面処理が行える
ので、省エネルギー及び工程時間短縮等による合理化が
図れる点で好ましい。
【0028】前記のテトラアルコキシシラン及び/又は
テトラアルコキシシランの部分加水分解縮合物の使用量
は、酸化チタン粉末の比表面積やその他の性状に合わせ
て適宜調節できるが、通常、酸化チタン粉末100重量部
当たり、0.1〜20重量部、好ましくは0.5〜10重量部程度
でよい。このような表面処理により、酸化チタン粉末の
表面にシロキサンの被膜が形成され、シリコーン樹脂成
分とのヌレ性(即ち、親和性)が向上し、低粘度、低チ
キソ性で流動性に富む組成物が得られる。
【0029】成分(D)の表面処理した酸化チタン粉末
の量は、成分(A)のアルケニル基含有ジオルガノポリ
シロキサン100重量部当たり、通常15重量部以上、好ま
しくは15〜300重量部、より好ましくは20〜250重量部、
特に好ましくは30〜200重量部である。この量が少なす
ぎると、遮光性や反射効果が少なくなる場合がある。
【0030】その他の成分:本発明の組成物には、前記
成分(A)〜(D)以外に、必要に応じて、通常使用さ
れている添加剤を添加することができる。添加剤として
は、例えばヒュームドシリカ、沈降シリカ、ヒュームド
二酸化チタン等の補強性無機フィラー;破砕シリカ、溶
融シリカ、結晶性シリカ(石英粉)、けい酸カルシウ
ム、酸化第二鉄、カーボンブラック等の非補強性無機フ
ィラー等が挙げられる。これらの無機フィラーの添加量
は、(A)〜(D)成分の合計量100重量部当たり、通
常0〜200重量部である。また、後述するように、特に組
成物を2液型で使用する場合は、アセチレンアルコール
や、アセチレンアルコールのシラン変性誘導体やシロキ
サン変性誘導体等の硬化抑制剤を添加することができ
る。更に、組成物の接着性を向上する目的で、前記成分
以外にエポキシ基含有ポリシロキサン化合物やエステル
シロキサン化合物を添加することができる。
【0031】シリコーンゴム組成物及びその硬化物の製
造法、用途:本発明の組成物は、基本的には、前記成分
(A)〜(D)及び必要に応じて添加剤成分を混合又は
混練することにより製造される。この場合、通常の付加
硬化型シリコーンゴム組成物と同様に、例えば、成分
(A)の一部、成分(C)及び成分(D)と、成分(A)の残部
及び成分(B)というように、前記の成分(A)〜(D)
を2液に分け、使用時にこれら2液を混合して硬化させ
る所謂2液型の組成物としてもよい。他の2液型の組成
物としては、酸化チタン粉末を表面処理する際に、成分
(A)の少なくとも一部と、酸化チタン粉末と、テトラ
アルコキシシラン及び/又はテトラアルコキシシランの
部分加水分解縮合物とを混合又は混練し、該混合物又は
混練物を加熱処理したものを予め調製し、これを1液と
し、他の成分を混合又は混練して別の1液としたものが
挙げられる。また、成分(A)〜(D)を少量の硬化抑
制剤と共に混合又は混練して所謂1液型の組成物として
もよい。
【0032】本発明の硬化物は、このようなシリコーン
ゴム組成物を硬化して得られる。硬化条件としては、公
知の付加反応硬化型シリコーンゴム組成物と同様でよ
く、例えば室温でも十分硬化するが、必要に応じ加熱し
てもよい。こうして得られる本発明の硬化物は、高い遮
光性と反射特性を有しかつ低粘度、低チキソ性であると
いうことから、電気・電子部品の遮光用又は反射用のコ
ーティング剤、ポッティング剤等に利用できる。
【0033】
【実施例】実施例1 下記式:
【0034】
【化5】 (式中、nはこのシロキサンの25℃における粘度が1、00
0 cP(センチポイズ)となるような数である。)
【0035】で表されるビニル基含有直鎖状ジメチルポ
リシロキサン100重量部、平均粒径0.15μmの酸化チタ
ン粉末(純度98%、石原産業社製)120重量部及びテト
ラエトキシシラン3重量部を3本ロールで混練した後、
プラネタリーミキサーを使用して、この混練物を更に1
60℃で3時間混練した。次に、この混練物にメチルハ
イドロジェンポリシロキサン〔ケイ素原子に結合する水
素原子(SiH基)の含有量:0.7モル/100g〕
8重量部((A)成分中のビニル基に対する(B)成分
中のSiH基のモル比:4.5)及び塩化白金酸のオク
チルアルコール変性物溶液(白金含有量:2重量%)
0.02重量部を加えて撹拌し、付加反応硬化型シリコ
ーンゴム組成物を得た。この組成物の粘度(25℃での
粘度、以下同様)をB型回転粘度計を用いて測定したと
ころ、64P(ポイズ)であった。
【0036】得られた組成物について、下記方法に従っ
て流動性(フロー値)、硬化物のゴム物性及び他の特
性、薄膜の光透過性を測定した。結果を表1に示す。 <流動性(フロー値)>上記組成物1gをガラス板上に
正確に計量し、該ガラス板ごと水平台上に室温で30分間
放置し、次いで150℃で30分間加熱硬化させた後、組成
物の直径をノギスで測定した。 <硬化物のゴム物性>上記組成物を150mm×100mm
×2mmの金型に流し込み、これを真空脱泡した後、15
0℃で4時間加熱してシート状の硬化物を得た。この硬
化物について、JIS K 6249に準じてゴム物性
(硬さ、引張り強さ、伸び)を測定した。なお、硬さは
スプリング式硬さ試験機デュローメータータイプAを使
用して測定した。 <硬化物の電気特性>上記組成物を150mm×100
mm×1mmの金型に流し込み、これを真空脱泡した
後、150℃で4時間加熱し、シート状の硬化物を得
た。この硬化物について、JIS K 6249に準じ
て体積抵抗率を測定した。 <硬化物の耐熱性>前記ゴム物性の測定に使用したもの
と同様のシート状の硬化物を250℃で24時間加熱し
た後の硬さ、及び同温度で48時間加熱した後の硬さを
JIS K6249に準じて測定した(スプリング式硬
さ試験機デュローメータータイプAを使用)。
【0037】<硬化物の接着性>上記組成物を、電気・
電子部品に用いられる、150mm×100mm×1m
mのニッケル、アルミニウム、シリコンの各基板上に流
延し、これを真空脱泡した後、150℃で4時間加熱
し、シート状の硬化物を得た。得られた硬化物につい
て、これをミクロスパチラを用いて基板から剥ぎ取る際
に、凝集破壊(硬化物の断面で破壊したもの)の部分と
界面剥離(硬化物と基板との接着界面で破壊したもの)
の部分との割合(面積比)を観察し、下記基準で接着性
を評価した。 ○:凝集破壊率が80%を越えるもので、良好に接着す
る。 △:凝集破壊率が20〜80%のもので、接着する。 ×:凝集破壊率が20%未満のもので、殆ど接着しない
(容易に剥離する)。 <薄膜の遮光性(光透過率)>離型剤をコーティングし
たガラス板上に各厚さのスペーサーを置き、上記組成物
をポッティング、真空脱泡した後、150℃で4時間硬化
して得られた厚さ50μm、100μm又は200μm
の薄膜について、分光光度計により800nmでの光透
過率を測定(リファレンスは空気)した。
【0038】実施例2 テトラエトキシシランに代えてテトラエトキシシランの
部分加水分解縮合物(SiO2含有量:40重量%)
[コルコート(株)製、商品名エチルポリシリケート4
0T]2重量部を使用した以外は実施例1と同様にして
付加反応硬化型シリコーンゴム組成物を得た。この組成
物の粘度をB型回転粘度計を用いて測定したところ、6
0P(ポイズ)であった。次に、得られた組成物につい
て、実施例1に記載した方法に従って各種性能を測定し
た。その結果を表1に示す。
【0039】実施例3 テトラエトキシシランに代えてテトラメトキシシランの
部分加水分解縮合物[重量平均分子量(Mw):78
8]2重量部を使用した以外は実施例1と同様にして付
加反応硬化型シリコーンゴム組成物を得た。この組成物
の粘度をB型回転粘度計を用いて測定したところ、61
P(ポイズ)であった。次に、得られた組成物につい
て、実施例1に記載した方法に従って各種性能を測定し
た。その結果を表1に示す。
【0040】実施例4 酸化チタン粉末を60重量部に減量した以外は実施例1と
同様にして付加反応硬化型シリコーンゴム組成物を得
た。この組成物の粘度をB型回転粘度計を用いて測定し
たところ、41P(ポイズ)であった。次に、得られた
組成物について、実施例1に記載した方法に従って各種
性能を測定した。その結果を表1に示す。
【0041】実施例5 酸化チタン粉末を20重量部に減量した以外は実施例1と
同様にして付加反応硬化型シリコーンゴム組成物を得
た。この組成物の粘度をB型回転粘度計を用いて測定し
たところ、25P(ポイズ)であった。次に、得られた
組成物について、実施例1に記載した方法に従って各種
性能を測定した。その結果を表1に示す。
【0042】比較例1 テトラエトキシシランを添加しなかった以外は実施例1
と同様にして付加反応型シリコーンゴム組成物を得た。
この組成物の粘度をB型回転粘度計を用いて測定したと
ころ、400P(ポイズ)であった。次に、得られた組
成物について、実施例1に記載した方法に従って各種性
能を測定した。その結果を表2に示す。
【0043】比較例2 テトラエトキシシランに代えて下記一般式:
【0044】
【化6】 (式中、x及びyは、x+yが平均値で30となる数で
ある。)で示されるシロキシシラザン化合物28重量部
を使用した以外は実施例1と同様にして付加反応硬化型
シリコーンゴム組成物を得た。この組成物の粘度をB型
回転粘度計を用いて測定したところ、375P(ポイ
ズ)であった。次に、得られた組成物について、実施例
1に記載した方法に従って各種性能を測定した。その結
果を表2に示す。
【0045】比較例3 テトラエトキシシランに代えて、ヘキサメチルジシラザ
ン3重量部を使用した以外は実施例1と同様にして、付
加反応硬化型シリコーンゴム組成物を得た。この組成物
の粘度をB型回転粘度計を用いて測定したところ、28
0P(ポイズ)であった。次に、得られた組成物につい
て、実施例1に記載した方法に従って各種性能を測定し
た。その結果を表2に示す。
【0046】比較例4 酸化チタン粉末を10重量部に減量した以外は実施例1と
同様にして付加反応硬化型シリコーンゴム組成物を得
た。この組成物の粘度をB型回転粘度計を用いて測定し
たところ、37P(ポイズ)であった。次に、得られた
組成物について、実施例1に記載した方法に従って各種
性能を測定した。その結果を表2に示す。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
【発明の効果】本発明の組成物は、酸化チタン粉末を多
量に含有するにも拘わらず、低粘度、低チキソ性で取扱
いやすい上、経時による変化も少ない。また流動性に富
んでいるので、特に遮光剤や反射剤の用途での作業性が
優れており、コーティングした製品の特性向上、信頼性
向上が期待される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)一分子中に少なくとも2個のアルケ
    ニル基を含有するジオルガノポリシロキサン、(B)ケ
    イ素原子に結合する水素原子を一分子中に少なくとも2
    個含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
    (C)白金族金属系触媒、及び(D)テトラアルコキシ
    シラン及びテトラアルコキシシランの部分加水分解縮合
    物よりなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物で表
    面処理した酸化チタン粉末;成分(A)100重量部に対
    して15重量部以上を含有してなる酸化チタン充填付加反
    応硬化型シリコーンゴム組成物。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のシリコーンゴム組成物を
    硬化して得られる硬化物。
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