JP2001206560A - シート分離供給装置とこの装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

シート分離供給装置とこの装置を備えた画像形成装置

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JP2001206560A
JP2001206560A JP2000013347A JP2000013347A JP2001206560A JP 2001206560 A JP2001206560 A JP 2001206560A JP 2000013347 A JP2000013347 A JP 2000013347A JP 2000013347 A JP2000013347 A JP 2000013347A JP 2001206560 A JP2001206560 A JP 2001206560A
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Kenichiro Isobe
健一郎 磯辺
Minoru Kawanishi
稔 川西
Yasuhiro Uchida
康浩 内田
Makoto Izumi
誠 泉
Takashi Kuwata
隆 桑田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートにジャムが発生しないようにする。 【解決手段】 シート分離供給装置20は、シートが積
載されるシート積載手段1と、シート積載手段を昇降さ
せる昇降手段26と、シートを分離し供給するシート分
離供給手段と、を備え、シート積載手段のシート積載面
の下流端側を上流端側より高くしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積載されたシート
を1枚ずつ供給するシート分離供給装置と、このシート
分離供給装置を本体に備えた複写機、プリンタ、ファク
シミリ、及びこれらの複合機器等の画像形成装置とに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、シート分離供給装置は、例えば、
画像形成装置の本体の下部に設けられてシートを収納保
管し、画像形成装置の本体からの要求によってシートを
1枚ずつ分離して供給するようになっている。
【0003】図6において、シート分離供給装置14
は、フレーム4と、シートを積載して昇降可能なトレイ
1と、このトレイ1を収納しトレイ1にシートSを積載
するときフレーム4から引き出される出し入れ可能な収
納庫2と、トレイ1の四隅近辺に固定されてトレイ1を
収納庫2内に吊り下げるワイヤ9と、このワイヤ9を巻
取ったり送り出したりする巻取りウインチ12と、収納
庫2をフレーム4に支持して収納庫2の出し入れを案内
するガイド3と、トレイ1上のシートSを分離して供給
するシート分離供給手段19と、このシート分離供給手
段19によって画像形成装置の本体にシートSを送り込
むシート搬送路15等を備えている。
【0004】シート分離供給手段19は、トレイ1上に
積載された最上位のシートSを供給する給送ローラ5
と、この給送ローラ5のシート供給方向の下流側でシー
トSの送り方向に回転するフィードローラ6と、このフ
ィードローラ6に接離可能で、且つフィードローラ6に
所定の押圧力で押圧されて、シートが1枚送られてきた
ときフィードローラ6に従動回転するとともに、シート
が重送されてきたときシート供給方向の上流側にシート
を送り返すように回転可能なリタードローラ8とを備え
ている。
【0005】給送ローラ5は、揺動アーム25の揺動端
に設けられて、フィードローラ6とリタードローラ8と
が当接するニップ部にシートSを供給するようになって
いる。リタードローラ8は、シートSの送り方向に対し
て逆回転するリタード軸7に、不図示のトルクリミッタ
ーユニットを介して設けられている。
【0006】収納庫2の内側には、シートSを積載する
トレイ1が、トレイ1の四隅近辺に固定されたワイヤ9
によって吊り下げられている。各ワイヤ9の他端は、収
納庫2に固定されたプーリ軸10に回転可能に設けられ
たプーリ11を経由して、前後に設けられた巻取りウイ
ンチ12に夫々連結している。
【0007】巻取りウインチ12は、歯車が取り付けら
れた1本の軸に固定されており、収納庫2がフレーム4
に収納された状態で、上記歯車とフレーム4に設けられ
たモータMの歯車とが噛合し、モータMを駆動すること
でウインチ12のドラムが回転し、各ワイヤ9を巻き付
けてトレイ1を上昇させるようになっている。
【0008】また、収納庫2をフレーム4から引き出す
と、収納庫2に取り付けられた巻取りウインチ12の歯
車と、フレーム4に固定されたモータMの歯車との噛合
が外れ、トレイ1は、トレイ1及びシートSの自重によ
って下降するようになっている。
【0009】フレーム4には、上昇してきたトレイ(紙
面)の上面を検知する検知センサ13が設けられてい
る。検知センサ13は、上昇してきたトレイ(紙面)を
検知すると巻取りウインチ12を駆動するモータMを止
めるようになっている。また、検知センサ13は、フレ
ーム4に設置されたシート分離供給手段19によってト
レイ1上のシートが送り出されて、シートが低くなると
モータMを作動させてシートを検知する位置までトレイ
1を上昇させるようになっている。これによって、最上
位のシートは、常時、同じ高さに保持されている。
【0010】ワイヤ9が経由するプーリ11は、トレイ
1とワイヤ9の固定点9aを通る垂直線上にプーリ11
とワイヤ9との接点がくるように設置されている。トレ
イ1は収納庫2に接触しないようにワイヤ9によって吊
り下げられている。
【0011】なお、プーリ11は、巻取りウインチ12
の軸方向にワイヤ9が巻き取られ、ワイヤ9が巻取りウ
インチ12の軸方向に移動してもワイヤ9にストレスが
加わらないように、プーリ軸10の軸方向に移動可能に
取り付けられている。
【0012】シートには、普通紙、普通紙の代用品であ
る厚みの薄い樹脂製のシート、葉書、ボール紙、封書、
プラスチック製の薄板等がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のシート分離供給
装置14のトレイ1は、図7に示すようにトレイ1、ワ
イヤ9など各部材の寸法のガタなどにより、最上位のシ
ートが所定の高さより低い位置にあることがある。この
ような場合、給送ローラ5から供給されたシートSは、
フィードローラ6とリタードローラ8とのニップ部へ給
送される以前に、先端がリタードローラ8に当接しジャ
ムになることがあった。
【0014】すなわち、リタードローラ8は、供給方向
とは逆方向にも回転するようになっており、フィードロ
ーラ6に比べて供給方向への回転力は小さい。このた
め、シートはリタードローラ8に当接すると、そのまま
ニップ部へ搬送されず、ジャムになる。逆に、最上位の
シートが所定の高さより高い位置にあるとき、最上位の
シートはフィードローラ6に当接し、回転力の大きいフ
ィードローラ6の回転によってニップ部へ運ばれて、ジ
ャムになるようなことがない。
【0015】なお、トレイ1上のシートSは、検知セン
サ13によって検知され常時所定の高さに維持されるよ
うになっているが、検知センサ13がシートを検知する
位置と、シートが送り出される位置とは互いに離れてい
るため、検知センサ13によって検知されたシートの位
置と、シートが送り出される位置とに、高低差が生じ、
シートが送り出される位置が所定の高さより低くなるこ
とがある。
【0016】また、シート搬送路15が、図8に示すよ
うに水平に排出されたシートを急に上昇させて画像形成
装置本体に搬送するように急に上向きに傾斜した形状に
なっていると、シートは、シート搬送路15に沿って湾
曲することが困難であり、ジャムの発生原因となること
がある。
【0017】さらに、図9に示すようなシートの種類に
よるシート同士の摩擦抵抗や、シートの縁のバリ、シー
トの先端折れなどによって、シートの搬送抵抗が大きく
なると、給送ローラ5が揺動アーム25の揺動端に設け
られているため、最上位のシートSに対する給送ローラ
5の押圧力も大きくなり、トレイ1が下方に傾むけられ
ることがあった。このような場合、検知センサ13の設
置位置によっては、一旦検知状態になった検知センサ
が、非検知状態に戻り、モータMを再度作動させ、トレ
イ1を傾けられたまま上昇させて、シートの後端を別の
別部材18に干渉させることがあった。
【0018】本発明は、シートを斜め上方に向けた状態
でシート分離供給手段に送り込み、シートにジャムを発
生させたり、シート積載手段を他の部材に干渉させたり
することなくシートを確実に分離供給できるシート分離
供給装置と、このシート分離供給装置を備えた画像形成
装置とを提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のシート供給装置
は、シートが積載されるシート積載手段と、前記シート
積載手段を昇降させる昇降手段と、前記シートを分離し
供給するシート分離供給手段と、を備え、前記シート積
載手段のシート積載面の下流端側を上流端側より高くし
た。
【0020】本発明のシート分離供給装置は、シートが
積載されるシート積載手段と、前記シート積載手段を昇
降させる昇降手段と、前記シートを分離し供給するシー
ト分離供給手段と、を備え、前記シート積載手段のシー
ト積載面の重心を前記シート積載面の下流端側より上流
端側に近づけてある。
【0021】本発明のシート分離供給装置のシート分離
供給手段は、シートを下流側に搬送する方向に回転する
フィードローラと、前記フィードローラに接離して追従
回転可能で、且つシートを上流側に搬送する方向に回転
可能なリタードローラとを有している。
【0022】本発明のシート分離供給装置の前記昇降手
段は、前記シート積載手段のシート供給方向の上流端側
と下流端側とを吊す索状体と、前記索状体を巻取り、且
つ送り出すことによって前記シート積載手段を昇降させ
る巻取り手段と、を有している。
【0023】本発明のシート分離供給装置は、前記シー
ト積載手段の上流端側を吊す索状体の長さを、前記シー
ト積載手段の下流端側を吊す索状体の長さより短くして
ある。
【0024】本発明のシート分離供給装置は、前記索状
体がワイヤであり、前記巻取り手段がウインチである。
【0025】本発明のシート分離供給装置の前記シート
積載手段のシート積載面は、上流端側を下流端側より高
く傾斜した傾斜面である。
【0026】本発明のシート分離供給装置は、前記シー
ト積載手段の下流端側より上流端側の近い位置に、重り
を設けてある。
【0027】本発明のシート分離供給装置は、前記シー
ト積載手段に積載された最上位のシートが所定の高さま
で上昇したとき、当該最上位のシートを検知する検知手
段を備えている。
【0028】本発明の画像形成装置は、上記いずれか1
項に記載のシート分離供給装置と、前記シート分離供給
装置によって供給された前記シートに画像を形成する画
像形成手段と、を備えている。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の各実施の形態のシート分
離供給装置は、画像形成装置の1例であるプリンタ30
の本体31の下部に設けられて、プリンタ本体31内の
カセットでは収納しきれない大容量のシートSを積載し
ており、プリンタ本体31の要求に応じてシートを1枚
ずつ供給するようになっており、プリンタ30の一部分
を構成している。
【0030】従って、プリンタ本体31は、各実施形態
のシート分離供給装置に共通であるので、先ず、プリン
タ本体の内部構造を説明する。
【0031】図1において、プリンタ30のプリンタ本
体31は、外部から入力された画像情報を、画像形成手
段3によって普通紙やOHP(オーバーヘッドプロジェ
クト)用のシート等の記録シート(以下、単に「シー
ト」という)に記録するものである。
【0032】プリンタ本体31の下部には、シートSを
積載収納するシートカセット32が上下2段に取り付け
られている。これらのシートカセット32は、プリンタ
本体31の手前側に引き出してシートSを補給すること
ができるようになっている。
【0033】このシートカセット32から搬送ローラ3
3によって搬送され、分離ローラ対34によって1枚に
分離されたシートは、画像形成手段35において電子写
真方式によって画像が記録される。すなわち、光学手段
36からの情報に基づいてレーザ光を感光体ドラム37
に照射して潜像を形成し、この潜像をトナー現像してシ
ートに転写する。シートは、定着手段38へ搬送され
る。トナー像は熱及び圧力によってシートに永久定着さ
れる。その後、シートは、排出ローラ対39によって、
排出トレイ40に排出される。
【0034】なお、各実施の形態のシート分離供給装置
において、従来のシート分離供給装置と同一部分につい
ては同一の符号を付し、一部説明を省略した部分もあ
る。
【0035】(第1の実施の形態)図1において、シー
ト分離供給装置20は、フレーム4と、シートを積載し
て昇降可能なシート積載手段であるトレイ1と、このト
レイ1を収納しトレイ1にシートSを積載するときフレ
ーム4から引き出される出し入れ可能な収納庫2と、ト
レイ1の四隅近辺に固定されてトレイ1を収納庫2内に
吊り下げる索状体であるワイヤ9と、このワイヤ9を巻
取ったり送り出したりする巻取り手段である巻取りウイ
ンチ12と、収納庫2をフレーム4に支持して収納庫2
の出し入れを案内するガイド3と、トレイ1上のシート
Sを分離して供給するシート分離供給手段19と、この
シート分離供給手段19によってプリンタ本体31にシ
ートSを送り込むシート搬送路15等を備えている。ワ
イヤ9、巻取りウインチ12、モータM等は、昇降手段
26を構成している。
【0036】シート分離供給手段19は、トレイ1上に
積載された最上位のシートSを供給する給送ローラ5
と、この給送ローラ5のシート供給方向の下流側でシー
トSの送り方向に順回転するフィードローラ6と、この
フィードローラ6に接離可能で、且つフィードローラ6
に所定の押圧力で押圧されて、フィードローラ6に従動
回転するとともに、シートが重送されてきたとき、シー
ト供給方向の上流側にシートを搬送するように回転可能
なリタードローラ8とを備えている。
【0037】給送ローラ5は、揺動アーム25の揺動端
に設けられて、フィードローラ6とリタードローラ8と
が当接するニップ部にシートSを供給するようになって
いる。リタードローラ8は、シートSの送り方向に対し
て逆回転するリタード軸7に、不図示のトルクリミッタ
ーユニットを介して設けられている。
【0038】収納庫2の内側には、シートSを積載する
トレイ1が、トレイ1の四隅近辺に固定されたワイヤ9
によって吊り下げられている。各ワイヤ9の他端は、収
納庫2に固定されたプーリ軸10に回転可能に設けられ
たプーリ11を経由して、前後に設けられた巻取りウイ
ンチ12に夫々連結している。
【0039】巻取りウインチ12は、歯車が取り付けら
れた1本の軸に固定されており、収納庫2がフレーム4
に収納された状態で、上記歯車とフレーム4に設けられ
たモータMの歯車とが噛合し、モータMを駆動すること
でウインチ12のドラムが回転し、各ワイヤ9を巻き付
けてトレイ1を上昇させるようになっている。
【0040】また、収納庫2をフレーム4から引き出す
と、収納庫2に取り付けられた巻取りウインチ12の歯
車と、フレーム4に固定されたモータMの歯車との噛合
が外れ、トレイ1は、トレイ1及びシートSの自重によ
って下降するようになっている。
【0041】フレーム4には、上昇してきたトレイ(紙
面)の上面を検知する検知センサ13が設けられてい
る。検知センサ13は、上昇してきたトレイ(紙面)を
検知すると巻取りウインチ12を駆動するモータMを止
めるようになっている。また、検知センサ13は、フレ
ーム4に設置されたシート分離供給手段19によってト
レイ1上のシートが送り出されて、シートが低くなると
モータMを作動させてシートを検知する位置までトレイ
1を上昇させるようになっている。これによって、最上
位のシートは、常時、同じ高さに保持されている。
【0042】ワイヤ9が経由するプーリ11は、トレイ
1とワイヤ9の固定点9aを通る垂直線上にプーリ11
とワイヤ9との接点がくるように設置されている。トレ
イ1は収納庫2に接触しないようにワイヤ9によって吊
り下げられている。
【0043】なお、プーリ11は、巻取りウインチ12
の軸方向にワイヤ9が巻き取られ、ワイヤ9が巻取りウ
インチ12の軸方向に移動してもワイヤ9にストレスが
加わらないように、プーリ軸10の軸方向に移動可能に
取り付けられている。
【0044】トレイ1を吊り下げるワイヤ9において、
トレイ1の下流端側を吊り下げている長さL1は、トレ
イ1の上流端側を吊り下げている長さL2より短く設定
してある。これにより、トレイ1は、ワイヤ9に吊り下
げられた状態において、シート供給方向の下流端側が上
側に傾いている。これにともない、トレイ1に積載され
たシートSは、シート供給方向の下流端側が上側に傾い
ている。
【0045】トレイ1、ワイヤ9等、各部材の寸法、ガ
タなどにより最上位のシートの高さが所定の高さより低
いときにおいても、給送ローラ5から給送されたシート
3の先端がリタードローラ8に当接することなくフィー
ドローラ6とリタードローラ8とのニップ部へ給送され
易くなる。
【0046】すなわち、リタードローラ8は、供給方向
とは逆方向にも回転するようになっており、フィードロ
ーラ6に比べて供給方向への回転力は小さい。しかし、
フィードローラ6の回転力は大きい。このため、最上位
のシートの先端が上向きになると、シートの先端が、フ
ィードローラ6に接触して、回転力の大きいフィードロ
ーラ6の回転によってニップ部へ運ばれるか、或は、フ
ィードローラ6とリタードローラ8とのニップ部に進入
して、ジャムになるようなことがない。
【0047】また、図3に示すように、シートSは、シ
ート供給方向の下流端側が上側に向いているため、シー
ト搬送路15がプリンタ本体31に搬送するように急に
上向きに傾斜形状になっていても、ジャムを発生するこ
となく円滑に給送される。
【0048】さらに、給送ローラ5の最上部のシートS
に与える押圧力が、必要以上に大きくなりトレイ1がシ
ート供給方向の下流端側が下方に傾いても、ワイヤの長
さの差によって吸収され、シートの後端が別部材18
(図9参照)に干渉するようなことがない。
【0049】(第2の実施の形態)図4に示す、シート
分離供給装置21において、シートSを積載するシート
積載手段であるトレイ22のシート積載面22aがシー
ト供給方向の下流端側を上流端側より高くした傾斜面に
なっている。これによりトレイ22に積載されたシート
Sはシート供給方向の下流端側が上側に傾いている。
【0050】トレイ22、ワイヤ9等、各部材の寸法、
ガタなどにより最上位のシートの高さが所定の高さより
低いときにおいても、給送ローラ5から給送されたシー
ト3の先端がリタードローラ8に当接することなくフィ
ードローラ6とリタードローラ8とのニップ部へ給送さ
れ易くなる。
【0051】また、シートSは、シート供給方向の下流
端側が上側に向いているため、シート搬送路15がプリ
ンタ本体31に搬送するように急に上向きに傾斜形状に
なっていても、ジャムを発生することなく円滑に給送さ
れる。
【0052】さらに、給送ローラ5の最上部のシートS
に与える押圧力が、必要以上に大きくなりトレイ22が
シート供給方向の下流端側が下方に傾いても、ワイヤの
長さの差によって吸収され、シートの後端を受け止める
シート後端規制板17(図9参照)が別部材18(図9
参照)に干渉するようなことがない。
【0053】(第3の実施の形態)図5に示す、シート
分離供給装置23は、シートSを積載するトレイ1のシ
ート供給方向の上流側の下面に重り24を取り付け、ト
レイ1の重心を下流端側より上流端側に近付けてある。
【0054】これにより、トレイ1はシートの供給方向
の下流端側よりもシート供給方向の上流側端の方が重く
なるため、給送ローラ5の最上部のシートSに与える押
圧力が、必要以上に大きくなっても、重り24によっ
て、トレイ1のシート供給方向の下流端側が下方に傾く
ことが防止されて、フィードローラ6とリタードローラ
8とのニップ部へ確実に給送される。
【0055】さらに、給送ローラ5の最上部のシートS
に与える押圧力が、必要以上に大きくなっても、トレイ
1が傾くことがないため、シートの後端が別部材18
(図9参照)に干渉するようなことがない。
【0056】
【発明の効果】本発明のシート分離供給装置は、シート
を斜め上方に向けた状態でシート分離供給手段に送り込
むことができるので、シート分離供給手段や、シート分
離供給手段の下流側の急に曲がっている搬送路等によっ
て、シートにジャムを発生させたり、シート積載手段を
他の部材に干渉させたりすることなくシートを確実に分
離供給することができる。
【0057】本発明のシート分離供給装置は、シート積
載手段のシート積載面の重心をシート積載面の下流端側
より上流端側に近づけたので、シート積載面の傾きを防
止して、シートを確実にシート分離供給手段に送り込み
むことができ、シートを確実に分離供給することができ
る。
【0058】本発明の画像形成装置は、シートを確実に
分離給送することができる上記シート分離供給装置を備
えているので、シートに画像を確実に形成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のシート分離供給装置を本体
に備えた画像形成装置であるプリンタの正面概略断面図
である。
【図2】第1の実施の形態に係るシート分離供給装置の
シート積載手段であるトレイとシートとが傾いた状態を
示す図である。
【図3】図2のシート分離供給装置において、シートを
供給している状態の図である。
【図4】第2の実施の形態のシート分離供給装置の正面
概略断面図である。
【図5】第3の実施の形態のシート分離供給装置の正面
概略断面図である。
【図6】従来のシート分離供給装置の正面概略断面図で
ある。
【図7】図6の従来シート分離供給装置において、シー
トを供給している状態の図である。
【図8】図6の従来のシート分離供給装置において、供
給しているシートが所定の位置より低くなっているた
め、シート分離供給手段によってジャム状態になった図
である。
【図9】図6の従来のシート分離供給装置において、供
給しているシートが急に湾曲した搬送路によってジャム
状態になった図である。
【符号の説明】
S シート M モータ 1 トレイ(シート積載手段) 5 給送ローラ 6 フィードローラ 8 リタードローラ 9 ワイヤ(索状体) 12 巻取りウインチ(巻取り手段) 13 紙面高さ検知センサ 15 シート搬送路 16 搬送ローラ 18 別部材 19 シート分離供給手段 20 第1の実施の形態に係るシート分離供給装置 21 第2の実施の形態に係るシート分離供給装置 22 トレイ(シート積載手段) 22a シート積載面 23 第3の実施の形態に係るシート分離供給装置 24 重り 25 揺動アーム 26 昇降手段 30 プリンタ(画像形成装置) 31 プリンタ本体(画像形成装置本体) 35 画像形成手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 康浩 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 泉 誠 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 桑田 隆 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 3F049 LA02 LB03 3F343 FA02 FB02 FC01 GA02 GB01 GC01 GD01 HD16 JA01 JD09 LA04 LA14 LD10 LD23

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートが積載されるシート積載手段と、 前記シート積載手段を昇降させる昇降手段と、 前記シートを分離し供給するシート分離供給手段と、を
    備え、 前記シート積載手段のシート積載面の下流端側を上流端
    側より高くしたことを特徴とするシート分離供給装置。
  2. 【請求項2】 シートが積載されるシート積載手段と、 前記シート積載手段を昇降させる昇降手段と、 前記シートを分離し供給するシート分離供給手段と、を
    備え、 前記シート積載手段のシート積載面の重心を前記シート
    積載面の下流端側より上流端側に近づけたことを特徴と
    するシート分離供給装置。
  3. 【請求項3】 シート分離供給手段が、シートを下流側
    に搬送する方向に回転するフィードローラと、前記フィ
    ードローラに接離して追従回転可能で、且つシートを上
    流側に搬送する方向に回転可能なリタードローラとを有
    していることを特徴とする請求項1又は2に記載のシー
    ト分離供給装置。
  4. 【請求項4】 前記昇降手段が、前記シート積載手段の
    シート供給方向の上流端側と下流端側とを吊す索状体
    と、前記索状体を巻取り、且つ送り出すことによって前
    記シート積載手段を昇降させる巻取り手段と、を有して
    いることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート分
    離供給装置。
  5. 【請求項5】 前記シート積載手段の上流端側を吊す索
    状体の長さを、前記シート積載手段の下流端側を吊す索
    状体の長さより短くしたことを特徴とする請求項4に記
    載のシート分離供給装置。
  6. 【請求項6】 前記索状体がワイヤであり、前記巻取り
    手段がウインチであることを特徴とする請求項4又は5
    に記載のシート分離供給装置。
  7. 【請求項7】 前記シート積載手段のシート積載面が、
    上流端側を下流端側より高く傾斜した傾斜面であること
    を特徴とする請求項1,2,4,5,6の内、いずれか
    1項に記載のシート分離供給装置。
  8. 【請求項8】 前記シート積載手段の下流端側より上流
    端側の近い位置に、重り設けたことを特徴とする請求項
    2,4,5,6,7の内、いずれか1項に記載のシート
    分離供給装置。
  9. 【請求項9】 前記シート積載手段に積載された最上位
    のシートが所定の高さまで上昇したとき、当該最上位の
    シートを検知する検知手段を備えたことを特徴とする請
    求項1,2,3乃至8の内、いずれか1項に記載のシー
    ト分離供給装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9の内、いずれか1項に
    記載のシート分離供給装置と、 前記シート分離供給装置によって供給された前記シート
    に画像を形成する画像形成手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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