JP2001206251A - トラクタの運転キャビン - Google Patents

トラクタの運転キャビン

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JP2001206251A JP2000017393A JP2000017393A JP2001206251A JP 2001206251 A JP2001206251 A JP 2001206251A JP 2000017393 A JP2000017393 A JP 2000017393A JP 2000017393 A JP2000017393 A JP 2000017393A JP 2001206251 A JP2001206251 A JP 2001206251A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャビンフレームの組付け作業性を向上する
ことができるとともに、サイドドアに対するシール性を
高めることができる運転キャビンを提供する。 【解決手段】 左右のサイドフレーム21を複数個所に
おいてクロスフレーム22,23,24で連結してキャ
ビンフレーム10を構成し、キャビンフレーム10の前
面にフロントガラス11を装着して前窓FWを構成する
とともに、キャビンフレーム10の上面に天板12を装
着して天井Rを構成するようにしたトラクタの運転キャ
ビンにおいて、サイドフレーム21における前支柱部と
これの上端に連なる上枠部とを、1本の中空フレーム材
を曲げ加工した一体の主フレーム25で構成するととも
に、この中空状の主フレーム25の外側には、サイドド
アSDの前縁および上縁を受け止め支持する凹入段部4
1と、フロントガラス11の側端辺および天板12の前
端辺を受け止め支持する凹入段部42を形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として農用に利
用されるトラクタに装着される運転キャビンに関する。
【0002】
【従来の技術】トラクタに装備する運転キャビンとし
て、例えば特開平11−171051号に開示されてい
るように、アルミ材の枠材で組上げた中空構造のキャビ
ンフレームの前面、上面、左右側面、および、後面のそ
れぞれに、前窓、天井、サイドドア、および、開閉式の
後窓を装着した構造のものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の運転キャビ
ンは軽量小型に構成することができるものであり、小型
のトラクタに有効に利用できるものであるが、強度上お
よび組み立て作業性の面で改良の余地があった。つま
り、提案構造においては、キャビンフレームは、ループ
状に組上げた左右のサイドフレームを複数のクロスフレ
ームで連結して構成されるのであるが、サイドフレーム
は、前支柱部と上枠部と下枠部と後支柱部をコーナー部
材で繋ぐとともに、左右のサイドフレームのコーナー部
材同士をクロスフレームで連結するものとなっており、
フレーム材の連結個所が多くて組付け作業性の面で改良
の余地があった。
【0004】また、サイドドアの前端辺と上端辺は、サ
イドフレームの前支柱部と上枠部とによって受け止め支
持されるのであるが、これらフレーム材はがコーナー部
材を介して連結されるために、各フレーム材に形成した
サイドドア受け止めシール面に製作誤差に起因する段差
が発生しやすくなり、これによってシール性が低下する
おそれがあった。
【0005】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、キャビンフレームの組付け作業性を向
上することができるとともに、サイドドアに対するシー
ル性を高めることができる運転キャビンを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】〔請求項1に係る発明の
構成、作用および効果〕
【0007】(構成) 請求項1に係る発明のトラクタ
の運転キャビンは、左右のサイドフレームを複数個所に
おいてクロスフレームで連結してキャビンフレームを構
成し、キャビンフレームの前面にフロントガラスを装着
して前窓を構成するとともに、キャビンフレームの上面
に天板を装着して天井を構成するようにしたトラクタの
運転キャビンにおいて、前記サイドフレームにおける前
支柱部とこれの上端に連なる上枠部とを、1本の中空フ
レーム材を曲げ加工した一体の主フレームで構成すると
ともに、この中空状の主フレームの外側には、サイドド
アの前縁および上縁を受け止め支持する凹入段部と、フ
ロントガラスの側端辺および天板の前端辺を受け止め支
持する凹入段部を形成してあることを特徴とする。
【0008】(作用) 上記構成によると、曲げ加工し
た主フレームによって、キャビンフレームにおけるサイ
ドフレームの前支柱部と上枠部とを一体形成するので、
前支柱部と上枠部とを繋ぐコーナー部材は不要となる。
また、サイドドアの前縁および上縁を受け止め支持する
ように主フレームに形成された一連の凹入段部は、主フ
レーム長手方向に沿って段差なく連続して形成されるの
で、サイドドアの前縁および上縁における水封性能は均
一で良好なものとなる。
【0009】(効果) 従って、請求項1に係る発明に
よると、キャビンフレームにおけるサイドフレームを、
コーナー部材を少なくして構成することができ、組付け
個所が少なくなって、組付け作業性を高めることが可能
となった。また、サイドドアにおいて最も水が浸入しや
すい前縁および上縁で水封性能を均一良好に維持するこ
とで防水性能を高めることができるようになった。
【0010】〔請求項2に係る発明の構成、作用および
効果〕
【0011】(構成) 請求項2に係る発明のトラクタ
の運転キャビンは、請求項1記載の発明において、前記
主フレームの内部を、左右方向に面する中間壁によって
複数区画に仕切ってある。
【0012】(作用) 上記構成によると、アルミ材の
押し出し成形などによって直線状に形成された中空の筒
状素材を前後方向から曲げ加工して前支柱部と上枠部と
を有する主フレームを形成する場合、内部を複数区画に
仕切る中間壁の補強機能によって、筒状素材が曲げ方向
に偏平に変形するのを阻止する。
【0013】(効果) 従って、請求項2に係る発明に
よると、中空の筒状素材を曲げ加工するにかかわらず、
その断面形状の変形を抑制して主フレームを構成するこ
とができ、フロントガラスや天板を受け止め支持する凹
入段差面や、サイドドアの前縁および上縁を受け止め支
持する凹入段差面の支持面精度を確保して、請求項1の
発明の上記効果を助長する。
【0014】〔請求項3に係る発明の構成、作用および
効果〕
【0015】(構成) 請求項3に係る発明のトラクタ
の運転キャビンは、請求項1または2記載の発明におい
て、前記主フレームに沿って連結用筒部を形成し、主フ
レームの連結用筒部と、主フレームに突き合わされた他
のフレーム材とに亘って連結ピンを挿入止着するよう構
成してある。
【0016】(作用) 上記構成によると、主フレーム
と他のフレーム材とを連結する場合、主フレームの突き
合わせ端と他のフレーム材の突き合わせ端に亘って連結
ピンを挿入して固定することで、主フレームと他のフレ
ーム材とを突き合わせ連結することができる。
【0017】(効果) 従って、請求項3に係る発明に
よると、連結用の中間部材である連結ピンが外部に露出
することがなく、化粧カバーなどで連結部を隠す必要が
なくなり、部品点数を少なくしてコスト低減を図りなが
ら体裁のよい外観に仕上げることができる。
【0018】〔請求項4に係る発明の構成、作用および
効果〕
【0019】(構成) 請求項4に係る発明のトラクタ
の運転キャビンは、請求項3記載の発明において、前記
筒部の外面にクロスフレームを連結してある。
【0020】(作用・ 効果) 上記構成によると、主フ
レームに形成した連結用筒部は、他のフレーム材との突
き合わせ連結に利用するために、厚肉部を備える等して
強度を高めた構造となっており、この連結用筒部を左右
の主フレーム同士を架橋連結するクロスフレームの連結
に利用することで、キャビンフレーム全体を剛性の高い
ものに組上げるのに有効となる。
【0021】〔請求項5に係る発明の構成、作用および
効果〕
【0022】(構成) 請求項5に係る発明のトラクタ
の運転キャビンは、請求項1〜4のいずれか一項に記載
の発明において、前記主フレームにおける湾曲部の上部
終端部位を越えた直線部分をクロスフレームとの連結部
位としてある。
【0023】(作用・ 効果) 上記構成によると、湾曲
部を外れた直線部分でクロスフレームを廉潔するので、
湾曲部で連結する場合に比較して、位置決めおよび連結
操作が容易になるとともに、前窓の上端位置がフロント
ガラスの主面よりも後方に位置することになり、運転者
の視界が前方上方に広がって、見通しの利いた運転を行
う上で有効となる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1に、低床型に構成されたキャ
ビン付きトラクタが示されている。そのトラクタ本機1
は、機体後部に備えたリフトアーム2を上下に揺動駆動
するリフトシリンダ3を、後部ミッションケース4の後
端上部に斜めに起立した姿勢で配置して、その前方個所
で、運転座席5をミッションケース4の上面に十分接近
して配置することで、運転部の地上高を一般のトラクタ
より十分低くしたものであり、この運転部を囲むように
運転キャビンCが装備されている。
【0025】図11に示すように、運転部の前部には空
調装置90が装備されている。この空調装置90は、エ
ンジンボンネット6の後部に設けた外気取入れ口91か
ら吸入した外気をエアークリーナ92で浄化した後、ダ
ンパー93によって開閉される外気導入口94を介して
ユニットケース95内に導き、ファン96を介して熱交
換部97に供給し、熱交換した後の調温空気を適所に設
けた吹き出し口98から室内に吹き出し供給するよう構
成されている。前記ダンパー93は、手元に配備された
吸気切換えレバー99にワイヤ連係されており、ダンパ
ー93を揺動して外気導入口94を閉じると、図示しな
い室内吸気口から吸入された内気を外気導入口94を介
さずに直接にユニットケース95内に導いてファン96
に吸引させ、室内空気を循環空調するようになってい
る。なお、吸気切換えレバー99に並んで、温調空気の
吹き出し位置を切換え選択するための吹出し切換えレバ
ー100が配備されている。
【0026】運転キャビンCは、図2に示すように、各
種枠材を組み合わせ連結してなるキャビンフレーム10
の前面、上面、左右側面、および、後面に、前窓FWを
形成するフロントガラス11、天井Rを形成する天板1
2、ヒンジ13を介して開閉可能される左右のサイドド
アSDを形成するドアガラス14、後部左右の横窓SW
を形成するサイドガラス15、および、ヒンジ16を介
して上下に揺動開閉される後窓RW18を形成するリア
ガラス17をそれぞれ装着して構成されている。なお、
フロントガラス11にはワイパー18が装備されるとと
もに、ドアガラス14やリアガラス17には開閉用の取
っ手19,20等が装着される。
【0027】の前記キャビンフレーム11は、左右の出
入り口と横窓用開口を形成するループ状に構成された左
右のサイドフレーム21,21、これらの上部を前後二
箇所において架橋連結する前部クロスフレーム22と後
部クロスフレーム23、および、左右のサイドフレーム
21,21の後端下部に亘って架橋連結される下部クロ
スフレーム24とから構成されている。また、前記サイ
ドフレーム21自体は、上枠部と前支柱部とを一体化し
た主フレーム25と、この主フレーム25の上端に連な
る上方後部フレーム26と、前記主フレーム25の下端
にコーナー部材27を介して連結された下端フレーム2
8と、この下端フレーム28の後端にコーナー部材29
を介して連結された弓形の下部フレーム30と、この下
部フレーム30の後端に連なる下方後部フレーム31
と、上方後部フレーム26と下方後部フレーム31とを
前後において連結する中間支柱フレーム32と後端支柱
フレーム33とから構成されており、主フレーム25、
下端フレーム28、下部フレーム30、中間支柱フレー
ム32、および、後端支柱フレーム33はアルミ押し出
し材で構成されるとともに、コーナー部材27,29と
上下の後部フレーム26,31はアルミダイカスト成形
品で構成されている。なお、主フレーム25および下部
フレーム28は直線状に成形された素材を湾曲加工して
使用される。また、前部クロスフレーム22には板金プ
レス品が使用されるとともに、後部クロスフレーム23
にはアルミ押し出し材が使用される。
【0028】図7に、アルミ押し出し材からなる前記主
フレーム25の前支柱部を横断した平面が示されてい
る。この主フレーム25は、左右に面する2つの中間壁
25a,25bと、前後に面する1つの中間壁25cに
よって内部が4つの区画に仕切られた複雑な断面形状と
なっている。つまり、最外側には、無塗装の意匠外表面
となる湾曲外面sを有するコーナー筒部25Aが形成さ
れるとともに、その内側には、中間筒部25Bが形成さ
れ、さらにその内側には、他のフレーム材との連結に利
用する連結用筒部25Cが形成され、かつ、中間筒部2
5Bの後方にはドア支持用筒部25Dが形成されている
のである。
【0029】ここで、コーナー筒部25Aと、中間筒部
25Bおよびドア支持用筒部25Dとは直交して配置さ
れ、これらの外面の間に横外側方に向かう凹入段差部4
1が形成されるとともに、コーナー筒部25Aの前方の
一部と中間筒部25Bおよび連結用筒部25Cの前向き
外面との間には前方外方に向かう(主フレーム25の上
枠部では上方に向かう)凹入段差部42が形成されてい
る。
【0030】そして、図5〜図7に示すように、主フレ
ーム25の前支柱部および上枠部における横向きの凹入
段差部41に、サイドドアSDにおけるドアガラス14
の前縁部および上縁部が入り込んで、ドア支持用筒部2
5Dの横外側面tにシール材43を介して当て付け支持
される。また、主フレーム25の前支柱部では、前方外
方に向かう凹入段差部42にフロントガラス11が係入
されて、パッキン材44を介して水封状に支持されるて
いる。また、図5,図7に示すように主フレーム25の
上枠部では、上方に向かう凹入段差部42に天井Rにお
ける天板12の左右側縁が係入されて、カシメナット4
5およびボルト46によって連結固定されるとともに、
天板12と連結用筒部25Cとの間に介装したパッキン
材47によって水封性が確保されている。なお、ドア支
持用筒部25Dにおける横外側面tの先端部には水切り
用の庇部48が突設され、室内への雨水の伝い込みを阻
止している。また、図7中に示すように、ドア支持用筒
部25Dには、カシメナット49およびボルト50によ
ってドアキャッチャー51が装着されており、サイドド
アSDを閉じると取っ手19の内側に備えられるドアロ
ック用のフック(図示せず)がドアキャッチャー51に
係合するようになっている。
【0031】そして、前窓FWの上端部は主フレーム2
5の湾曲形状に合わせて後方に向けて湾曲されており、
その湾曲部位の終端の直後方部位において、左右の主フ
レーム25同士が前部クロスフレーム22によって架橋
連結されている。
【0032】この前部クロスフレーム22は、図3〜図
5に示すように、下向きに開放されたコの字状の断面形
状を有する横長枠状に鉄板をプレス加工して成形したも
のであり、その左右両端に溶接固定した連結片22aを
前記主フレーム25における連結用筒部25Cに内側よ
り前後一対のボルト52によって連結されている。な
お、この連結にもカシメナット53が利用される。
【0033】そして、前部クロスフレーム22における
上面の前部に、フロントガラス12の上端部がパッキン
材54を介して水封状に支持されるとともに、前部クロ
スフレーム22における上面の後部に、天板12の前端
辺がカシメナット55およびボルト56によって連結さ
れ、天板12と前部クロスフレーム22との間に介在し
たパッキン材59によって水封されている。また、主フ
レーム25の上枠部においては、ドア支持用筒部25D
の下面に内装材57が樹脂製の圧入ピン58によって取
付けられ、前部クロスフレーム22が内装材57によて
室内側から隠されている。
【0034】図9,10に、主フレーム25の端部と他
のフレーム材との連結構造を代表して、主フレーム25
の後端と上方後部フレーム26との連結構造が示されて
いる。つまり、主フレーム25における連結用筒部25
Cの内面には一対のピン支持部61が対向して形成され
ており、このピン支持部61の間に連結ピン62を挿入
してボルト63で固定するとともに、主フレーム25の
後端から突出させた連結ピン62を、相手フレーム材で
ある上方後部フレーム26の前端に挿入してボルトで6
4連結し、もって、主フレーム25と上方後部フレーム
26とを強固に連結している。
【0035】前部クロスフレーム22における左右端近
くの上面には、外装機器取付け用の支持アーム71が突
設され、前方に向けて延出されている。この支持アーム
71は、丸パイプ材を屈曲して構成したものであり、そ
の基端が前部クロスフレーム22の上面に差し込まれて
溶接固定されるとともに、アーム前端には平板材の取付
け座71aが固着されている。
【0036】支持アーム前端の取付け座71aにはミラ
ー72、作業灯73、および、ウオッシャーノズル74
を装備した外装機器ユニット75が支持部材76を介し
て脱着自在にボルト連結されている。前記支持部材76
は、支持アーム71の取付け座71aに連結される主部
76aと、その一端に連設される横側辺76bとを、板
材を略L形に屈曲して形成したものであり、その横側辺
76bにミラー取付け用の横軸77が溶接固定されると
ともに、主部76aの前面に作業灯取付け用のブラケッ
ト78が前方に向けて延出されている。
【0037】前記横軸77には、横向きボス79が横軸
心a周りに回動自在かつ横軸心a方向にスライド可能に
遊嵌装着されるとともに、この、横向きボス79に溶接
固定した縦向きボス80に、ミラー支持アーム81の基
端縦軸部81aが縦軸心b周りに回動自在かつ横軸心b
方向にスライド可能に貫通装着されている。ここで、横
軸77の根元側にはストッパピン82が貫通固着される
とともに、横向きボス79の端部には前記ストッパピン
82に浅く係合する係止凹部83が形成されており、横
向きボス79を圧縮コイルバネ84によってストッパピ
ン82側にスライド付勢することで、ストッパピン82
への係止凹部73の係合状態を弾性維持して、横向きボ
ス79の横軸心a周りでの装着姿勢を一定に維持し、横
向きボス79に設定以上の上下回動力が作用すると、ス
トッパピン82に対して係止凹部83が乗り越えるよう
に圧縮コイルバネ74を少し圧縮変形させながら横軸心
a周りで回動するようになっている。また、ミラー支持
アーム81の基端縦軸部81aにもストッパピン85が
貫通固着されるとともに、縦向きボス80の上端部には
前記ストッパピン85に浅く係合する係止凹部86が形
成されており、基端縦軸部81aを圧縮コイルバネ87
によって下方にスライド付勢することで、係止凹部86
へのストッパピン85の係合状態を弾性維持して、ミラ
ー支持アーム81の縦軸心b周りでの装着姿勢を一定に
維持し、ミラー支持アーム81に設定以上の左右回動力
が作用すると、係止凹部86に対してストッパピン85
が乗り越えるように圧縮コイルバネ87を少し圧縮変形
させながら縦軸心b周りで回動するようになっている。
【0038】つまり、ミラー支持アーム81は横軸心a
周りおよび縦軸心b周りに回動できるよう弾性的に係合
維持されており、ミラー72やミラー支持アーム81が
他物にぶつかって設定以上の力を受けると、横軸心a周
りあるいは縦軸心b周りに後退回動して、大きい損傷の
発生を防止できるとともに、キャビン横外方に張り出し
た使用姿勢と、キャビン横幅内に収まる格納姿勢に、工
具を要することなく手動によって切換え操作することが
できるようになっている。なお、ミラー72自体はミラ
ー支持アーム81の先端に備えた球支点81bに上下左
右に向き変更可能に支持されている。また、ミラー支持
アーム81の上端の高さを運転キャビンCの上端高さに
揃えてあり、ミラー支持アーム81の高さを目安にして
走行することで、運転キャビンCを障害物に接触させる
ことを防止することができるようになっている。
【0039】前記作業灯取付け用のブラケット78の先
端には、中間金具88が縦軸心c周りに向き調節可能に
ボルト89によって取付けられるとともに、この中間金
具88の先端に、作業灯63が横軸心d周りに向き調節
可能に取付けられている。
【0040】また、支持部材76における主部76aの
端部にはウオッシャーノズル74が取付けられ、図示し
ないが、ウオッシャー液の送水チューブや、前記作業灯
73の電線は、支持アーム71の内部に挿通されてい
る。
【0041】なお、運転キャビンCの天井内にラジオを
装備する場合には、外装機器ユニット75の支持部材7
6における横側辺76bの先端部にアンテナを取付ける
とともに、アンテナ線を支持アーム71に挿通して室内
に導くことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャビン付きトラクタの全体側面図
【図2】運転キャビンの分解斜視図
【図3】運転キャビンの前部の一部を示す縦断側面図
【図4】運転キャビンの前部の一部を示す平面図
【図5】図3におけるV- V線断面図
【図6】図3におけるVI- VI線断面図
【図7】運転キャビンの左側角部を示す横断平面図
【図8】外装機器取付け部の一部切り欠き平面図
【図9】主フレーム後端と他のフレーム材との連結構造
を示す縦断側面図
【図10】図9におけるX- X線断面図
【図11】空調装置付近の縦断側面図
【符号の説明】
10 キャビンフレーム 11 フロントガラス 12 天板 21 サイドフレーム 22 クロスフレーム(前部) 25 主フレーム 25a 中間壁 25b 中間壁 25C 連結用筒部 41 凹入段部 42 凹入段部 62 連結ピン FW 前窓 R 天井 SD サイドドア

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のサイドフレームを複数個所におい
    てクロスフレームで連結してキャビンフレームを構成
    し、キャビンフレームの前面にフロントガラスを装着し
    て前窓を構成するとともに、キャビンフレームの上面に
    天板を装着して天井を構成するようにしたトラクタの運
    転キャビンにおいて、 前記サイドフレームにおける前支柱部とこれの上端に連
    なる上枠部とを、1本の中空フレーム材を曲げ加工した
    一体の主フレームで構成するとともに、この中空状の主
    フレームの外側には、サイドドアの前縁および上縁を受
    け止め支持する凹入段部と、フロントガラスの側端辺お
    よび天板の前端辺を受け止め支持する凹入段部を形成し
    てあることを特徴とするトラクタの運転キャビン。
  2. 【請求項2】 前記主フレームの内部を、左右方向に面
    する中間壁によって複数区画に仕切ってある請求項1記
    載のトラクタの運転キャビン。
  3. 【請求項3】 前記主フレームに沿って連結用筒部を形
    成し、主フレームの連結用筒部と、主フレームに突き合
    わされた他のフレーム材とに亘って連結ピンを挿入止着
    するよう構成してある請求項1または2記載のトラクタ
    の運転キャビン。
  4. 【請求項4】 前記筒部の外面にクロスフレームを連結
    してある請求項3記載のトラクタの運転キャビン。
  5. 【請求項5】 前記主フレームにおける湾曲部の上部終
    端部位を越えた直線部分をクロスフレームとの連結部位
    としてある請求項1〜4のいずれか一項に記載のトラク
    タの運転キャビン。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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