JP3534173B2 - キャブオーバ型車両のフロントボディ構造 - Google Patents

キャブオーバ型車両のフロントボディ構造

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、キャブオーバ型車
両のフロントボディ構造に関する。 【0002】 【従来の技術】図5に示すようなキャブオーバ型車両の
キャブ1の前部は、フロントパネル2、ガーニッシュ
3、ラジエータグリル4等により構成されている。フロ
ントパネル2は、図6に示すように上部がウィンドアウ
タパネル5と一体とされフロントウィンドインナパネル
6と協働してフロントウィンドレール7を構成し、下端
がフロントエンドクロス8の前端に溶着された構造、或
いは、図7に示すようにフロントパネル2の上端がウィ
ンドレール9の下端に、下端がフロントエンドクロス8
の前端に溶着された構造のものがある。 【0003】図6に示す構造においては、フロントパネ
ル2とインストルメントパネルアセンブリ12との間に
ワイパシステム13を収納し、図7に示す構造において
は、フロントウィンドレール9のフロントウィンドアウ
タパネル10に開口10aを設け、当該ウィンドレール
9内にワイパシステム13を収納している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示す構造においてはワイパシステム13のワイパリンク
アセンブリやワイパモータアセンブリ等の交換や修理等
を行う場合、インストルメントパネルアセンブリ12を
取り外して行う必要があり非常に手間が掛かる。また、
図7に示す構造においては、ワイパシステム13のワイ
パリンクアセンブリやワイパモータアセンブリ等をフロ
ントウィンドレール9の開口10aから車外に取り外し
を行うことが可能である。しかしながら、フロントウィ
ンドレール9の一部は、開口10aを補強するための補
強部材等の部品点数も多く、フロントボディ部の構造が
複雑となり、更に防錆鋼板が多用されると共にボディシ
ーラ等も必要とされ、コストが高くなる。 【0005】このため、本発明では、キャブオーバ型車
両のフロントボディ部に収納するワイパシステムの組付
性や整備性の向上及びコストの低減を図るようにしたキ
ャブオーバ型車両のフロントボディ構造を提供すること
を目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、キャブオーバ型車両のフロントボディ
部を構成するフロントパネルの上部の上端をフロントウ
ィンドレールの上部の上端に接合し、前記フロントパネ
ルの前記フロントウィンドレールの下側を車室側に凹ま
せて凹部を形成し、前記フロントウィンドレールの下部
を前記凹部に接合して前記フロントパネルの上部とフロ
ントウィンドレールの上部とにより車幅方向に全幅に亘
り閉断面構造を形成し、前記凹部の所定箇所に車室内と
連通する開口を設け、この開口を通して車外からワイパ
モータアセンブリを車室内に収納し、且つ前記開口の周
縁部に車外から固定して車外から着脱可能とし、前記凹
部に前記ワイパモータアセンブリにより駆動されるワイ
パリンクアセンブリを着脱可能に収納する。これによ
り、キャブのフロントボディ部に収納するワイパシステ
ムを車外から組み付け、取り外し等が可能となる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施例を例示的に詳しく説明する。図1は、本発明
に係るキャブオーバ型車両のキャブの概略斜視図を示
し、図2は、図1のフロントボディ部とワイパシステム
の分解斜視図、図3は、図2のフロントボディ部を組み
付けた状態におけるワイパモータアセンブリの取付位置
における断面図、図4は、図2のフロントボディ部を組
み付けた状態におけるピボットホルダの取付位置におけ
る断面図を示す。 【0008】図1及び図2に示すようにキャブ20のフ
ロントボディ部21は、フロントウィンドレール22、
フロントパネル23、ガーニッシュ24、左右のコーナ
パネル25、グリル26等により構成されている。図2
乃至図3に示すようにフロントウィンドレール22は、
端面視略逆L状をなし、上部22aが車室側に湾曲し、
続く下部22bがフロントボディ部21の前面形状に沿
って長く延出した形状とされている。 【0009】一方、フロントパネル23は、上部23a
がフロントウィンドレール22の上部22aに対応して
車室側に湾曲し、続く23bがフロントウィンドレール
22の下部22bに沿って延出し徐々に前方に張り出し
て形成され、車室側に大きく凹んだ凹部30が一体に形
成されている。このようにして、フロントパネル23の
上部には、フロントウィンドレール22の下側にフロン
トレールの長手方向に即ち、車幅方向に任意の幅に亘り
凹部30が形成されている。フロントパネル23の上部
23aに続く23bは、凹部30の底部とされており、
以下説明の便宜上底部23bという。 【0010】フロントウィンドレール22の上端のフラ
ンジとフロントパネル23の上端のフランジとが溶着接
合され、下部22bとフロントパネル23の凹部30の
底部23bとが重ねられて溶着接合されている。これに
より、フロントウィンドレール22の下部22bが補強
部材として作用し、底部23bの強度アップが図られ
る。また、フロントウィンドレール22は、上部22a
とフロントパネル23の上部23aとにより全長に亘り
(車幅方向に全幅に亘り)閉断面構造とされており、十
分な強度が確保される。また、フロントボディ部21の
構造が簡単となり、且つボディシーラ等も不要となる。 【0011】図2及び図3に示すように凹部30の底部
23b及びフロントウィンドレール22の下部22bの
所定箇所には車室内に連通する開口31が穿設されてい
る。そして、凹部30は、ワイパシステムのワイパリン
クアセンブリ35の収納空間とされ、開口31は、ワイ
パモータアセンブリ36を車外から車室内へ出し入れす
るための出入口とされ、周縁部には、ワイパモータアセ
ンブリ36を取り付けるための取付孔30aが複数設け
られており、当該位置のフロントウィンドレール22の
下部22bの室内側に固定ナット33が溶着されてい
る。 【0012】また、凹部30の底部23bの所定位置に
はワイパリンクアセンブリ35の各ピボットホルダ42
を取り付けるための取付孔30bが夫々複数例えば3箇
所づつ設けられており、当該位置のフロントウィンドレ
ール22の下部22bの室内側に夫々固定ナット34が
溶着されている。そして、凹部30のプレス工程と、底
部23bの開口31、ワイパリンクアセンブリ35、ワ
イパモータアセンブリ36の各取付孔30a、30bの
穿孔工程とが同時に行われる。これにより、穿孔位置の
誤差が少なく、正確に位置決めされる。フロントウィン
ドレール22にはウエザストリップ27を介してウィン
ドシールドガラス28が取り付けられる。 【0013】以下に、フロントボディ部21へのワイパ
システムの取り付けについて説明する。図3に示すよう
にワイパモータアセンブリ36は、車外から凹部30の
開口31を通して車室内に収納され、ワイパモータアセ
ンブリ36が固定されているブラケット37が、パッキ
ン38を介して開口31の周縁部に取り付けられ、固定
ナット33に螺合するボルト39により固定される。 【0014】また、図4に示すようにワイパリンクアセ
ンブリ35は、車外から凹部30に収納され、ピボット
ホルダ42の取付部42aの取付面42dが凹部30の
底部23bに当接され、ボルト孔42fを挿通するボル
ト40により固定ナット34に固定される。そして、ピ
ボットアーム43の先端とワイパモータアセンブリ36
がワイパリンク35aにより連結される。ワイパリンク
アセンブリ35とワイパモータアセンブリ36は、凹部
30のプレス工程と開口31、ワイパリンクアセンブリ
35、ワイパモータアセンブリ36の各取付孔30a、
30bの穿孔工程が同時に行われることで穿孔位置の誤
差が少なく、キャブ剛性の高い場所に正確に位置決めさ
れて取り付けられる。 【0015】ワイパモータアセンブリ36の回転運動
を、ワイパリンクアセンブリ35と、ピボットアーム4
3とで往復運動へ、更にワイパアーム51の揺動運動に
変換する機構では、夫々の取付位置精度が揺動運動の揺
動角精度に大きく影響するため、ワイパ装置には重要な
要素である。次いで、凹部30にガーニッシュ24が装
着され、孔24aから前方に突出したピボットホルダ4
2の先端にブッシュ50が冠着され、ピボットシャフト
41の先端にワイパアーム51の基端が取り付けられて
固定される。これにより、ワイパシステム即ち、ワイパ
リンクアセンブリ35、ワイパモータアセンブリ36等
を車外から簡単に取り付け、取り外すことが可能とな
る。更に、フロントボディ部の構造が簡単となり、且つ
ボディシーラ等が不要となり、コストの低減が図られ
る。 【0016】 【発明の効果】本発明によれば、フロントパネルに形成
した凹部にワイパリンクアセンブリを収納し、前記凹部
に設けた開口を介して車外から車室内にワイパモータア
センブリを収納することで、キャブのフロントボディ部
に収納されるワイパシステムを車外から組み付け、取り
外しが可能となり、組付性や整備性の向上が図られ、作
業性の向上が図られる。更に、フロントボディ部の構造
が簡単となり、且つボディシーラ等が不要となり、コス
トの低減が図られる。 【0017】また、ワイパモータ、ワイパリンク、ピボ
ットホルダ夫々が精度良く取り付けられるので、ワイパ
装置の払い範囲が所望通り出し易いと共に、ワイパリン
作動による騒音等を低減できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るキャブオーバ型車両のキャブの斜
視図である。 【図2】図1のフロントボディ部の分解斜視図である。 【図3】図2のフロントボディ部を組み付けた状態にお
けるワイパモータアセンブリの取付位置における断面図
である。 【図4】図2のフロントボディ部を組み付けた状態にお
けるピボットホルダの取付位置における断面図である。 【図5】従来のキャブオーバ型車両の正面図である。 【図6】図5の矢線VI−VIに沿う断面図である。 【図7】従来のキャブオーバ型車両のフロントボディ部
の他の構造を示す断面図である。 【符号の説明】 20 キャブ 21 フロントボディ部 22 フロントウィンドレール 23 フロントパネル 30 凹部 35 ワイパリンクアセンブリ 36 ワイパモータアセンブリ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 キャブオーバ型車両(20)のフロント
    ボディ部(21)を構成するフロントパネル(23)の
    上部(23a)の上端をフロントウィンドレール(2
    2)の上部(22a)の上端に接合し、前記フロントパ
    ネル(23)の前記フロントウィンドレール(22)
    下側(23b)を車室側に凹ませて凹部(30)を形成
    し、前記フロントウィンドレール(22)の下部(22
    b)を前記凹部(30)に接合して前記フロントパネル
    (23)の上部(23a)とフロントウィンドレール
    (22)の上部(22a)とにより車幅方向に全幅に亘
    り閉断面構造を形成し、前記凹部(30)の所定箇所に
    車室内と連通する開口(31)を設け、 前記開口(31)を通してワイパモータアセンブリ(3
    6)車外から車室に収納し、且つ前記開口(31)
    周縁部に車外から着脱可能に固定し前記ワイパモー
    タアセンブリ(36)により駆動されるワイパリンクア
    センブリ(35)を前記凹部(30)に着脱可能に収納
    することを特徴とするキャブオーバ型車両のフロントボ
    ディ構造。
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