JP2001206058A - 自動車用合成樹脂製バイザー - Google Patents

自動車用合成樹脂製バイザー

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JP2001206058A
JP2001206058A JP2000018685A JP2000018685A JP2001206058A JP 2001206058 A JP2001206058 A JP 2001206058A JP 2000018685 A JP2000018685 A JP 2000018685A JP 2000018685 A JP2000018685 A JP 2000018685A JP 2001206058 A JP2001206058 A JP 2001206058A
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JP
Japan
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visor
synthetic resin
resin
transparent
colored
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JP2000018685A
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Masahiro Uchida
正博 内田
Kazuo Honma
一生 本間
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DIC Plastics Inc
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DIC Plastics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 着色剤を含有する合成樹脂製バイザーに
於いて、その幅方向に透明部分と着色部分とを有し、該
着色部分が自動車車体の取り付け側となる自動車用合成
樹脂製バイザー。 【効果】 本発明のバイザーは、生産性に優れ、日差し
や雨の吹き込みを低減し、しかも運転者の視界に妨げと
ならない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイドバイザー、
フロントバイザー、バックバイザー、サンバイザー等自
動車の内部あるいは外部に取り付けられる合成樹脂製バ
イザー関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のサイドバイザーは乗員の
視界を必要以上に遮らないように幅の狭い金属製の物が
使用されたいたが、近年のRV嗜好や雨天時窓をやや開
けても雨が社内に入らないようにするため等から幅広の
物が好まれるようになって来た。しかし、幅を広くする
ことにより乗員の視界を必要以上に遮らないようにする
ため無色透明、又は淡色透明にする必要があり、その結
果、外側から取り付け構造が見える等美観を損ねてい
た。そこで、サイドバイザーの根本部付近、つまり自動
車への取付構造側にフイルムを貼ったり、塗装したりす
る方法が行われている。
【0003】又フロントバイザー、バックバイザー、サ
ンバイザー等のバイザーも装飾のの目的でフイルムを貼
ったり、塗装したりする物が好まれるようになって来て
いる。しかし、フイルムを貼った場合は、長期間使用す
るとフイルムが剥がれることがあり、焼き付け塗装する
場合は、合成樹脂製バイザーが変形するという問題があ
った。そこで、特開平10−202183に記載されて
いるように、紫外線硬化型塗料を使った方法が考案され
ている。この方法では、バイザーを成形する行程とは別
に紫外線硬化工程がさらに必要であり、作業が繁雑であ
りコスト高となり、しかも部分的に着色の濃淡を付ける
ことが困難であることや塗料が表面にあるために物がぶ
つかると剥がれたり変色してしまうなどの欠点があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、生産
性に優れ、日差しや雨の吹き込みを低減し、しかも運転
者の視界に妨げとならないような自動車用合成樹脂製バ
イザーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、着色剤を含有
する合成樹脂製バイザーに於いて、その幅方向に透明部
分と着色部分とを有し、該着色部分が自動車車体の取り
付け側となる自動車用合成樹脂製バイザーに関する。
【0006】本発明は、着色部分がその表層が透明、半
透明、淡色透明、又は淡色半透明の合成樹脂で形成さ
れ、且つ、中心層が表層より濃色、或いは表層より不透
明な合成樹脂で形成されている前記自動車用合成樹脂製
バイザーに関する。
【0007】本発明は、中心層の樹脂肉厚が透明部分に
近づくに従って薄くなる前記自動車用合成樹脂製バイザ
ーに関する。本発明は、透明部分が幅方向に於いて10
〜70%である前記自動車用合成樹脂製バイザーに関す
る。本発明は、射出成形されたものである前記自動車用
合成樹脂製バイザーに関する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の自動車用合成樹脂
製バイザーの一例を図面に示す。その図面に従って本発
明を説明する。尚、本発明は当該図面に示すもののみに
限定されるものではない。図1は、本発明に係わるバイ
ザー(サイドバイザー)の一例を示す斜視図であり、図
2は、本発明に係わるバイザーの一例を示す断面図であ
り、図3は、図2に於いて丸で囲んだ10部分の部分拡
大断面図であり、図4は、図2に於いて丸で囲んだ11
部分の部分拡大断面図であり、図5は、本発明に係わる
バイザーの車体取り付け部にブラケット(取付金具)が
取り付けられる状態図であり、図6は、本発明に係わる
バイザーを、自動車車体に取り付けるための取付金具
(ブラケット)6に取り付けた状態を示す断面図であ
る。
【0009】本発明は、その幅方向に透明部分Xと着色
部分Yとを有し、該着色部分が自動車車体の取り付け側
となる自動車用合成樹脂製バイザーに関する。即ち、図
6に示すように幅方向に透明部分Xと着色部分Yとから
なり、該透明部分が幅方向に於いて好ましくは10〜7
0%、より好ましくは30〜50%を占めるようにす
る。この透明部分は運転者が外を見る場合に視界を良好
にし、また、着色部分が車体部分や車体取り付け部7を
隠蔽し、しかも運転者に対して太陽光の照射を防御する
というメリットをもたらすことができる。本発明では、
表層2が透明、又は半透明の合成樹脂で、中心層3が表
層2とは違った色の半透明、又は不透明な合成樹脂で形
成され、且つ、成形条件により、中心層3の樹脂肉厚が
根本部4から先端部5に近づくに従って薄くした合成樹
脂製バイザーが好ましい。また、図1に示すようにバイ
ザー1には車体取り付け部7が形成されている。かかる
車体取り付け部7をブラケット(取付金具)6を介して
車体に接合される(図6参照)。
【0010】本発明に係わるバイザー1は、生産性を考
慮すると、射出成形法、特にサンドイッチ成形法により
成形されるのが好ましい。即ち、2組の射出シリンダー
を持つサンドイッチ成形用射出成形機の一方の射出シリ
ンダーからは表層2となる樹脂Aが供給される。又他方
の射出シリンダーからは中心層3となる樹脂Bが供給さ
れる。表層に使われる樹脂Aとしては、例えばポリカー
ボネート樹脂、メチルメタクリレート樹脂、スチレン樹
脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等の透明な合成樹脂
や半透明な合成樹脂、又はこれらの樹脂に着色剤を添加
し淡色透明にした樹脂が好ましい。また、中心層に使わ
れる樹脂Bとしては、上記樹脂Aに使われる透明或いは
半透明な合成樹脂に着色剤、金属粉末等を添加して表層
より濃色に着色、或いは表層より不透明にした樹脂が好
ましく、場合により樹脂Bにガラス繊維等で強化した樹
脂を使用しバイザー全体の強度を増すことも可能であ
る。更に又、樹脂A、樹脂B共に、上記合成樹脂に紫外
線吸収剤等を添加することで紫外線の透過量を抑えるこ
ともできる。
【0011】通常、2組の射出シリンダーを持つサンド
イッチ成形用射出成形機の一方の射出シリンダーから樹
脂Aをランナーを介してバイザー1用金型に射出する。
樹脂Aを射出した状態のまま、樹脂Aを射出開始してか
ら1秒後に、該成形機の他方の射出シリンダーから樹脂
Bをランナーを介して射出を開始する。この際、ランナ
ーは、ゲートが2点以上でもかまわないが、ゲートが2
点以上だとウエルドラインが発生するので1点ゲートの
場合が好ましい。樹脂Aから樹脂Bを射出するまでの時
間はバイザーの重量(大きさ)によってもちがうが、通
常0秒を越えて〜5.0秒以内とするのが良い。0秒だ
とバイザー1の先端部5から樹脂Bが分布し、バイザー
1全体が同一の色調となり、乗員の視認性確保する為の
無色透明、或いは淡色透明層を作成できなくなる点でわ
ずかでも時間差を設けた方がよく、又該時間差があまり
大きくなると根本付近にまで樹脂Aが幅広く分布し過ぎ
るので、0.5〜3.0秒が好ましい。
【0012】樹脂Aは、バイザーの金型に充填が完了す
るまで射出を続行するが、樹脂Bの射出時間を制御する
ことで、該バイザーでの樹脂Bの分布幅を変えることが
可能である。樹脂Bの射出時間を短くすると、樹脂Bの
分布幅が狭くなる。又樹脂Aと樹脂Bの射出時間を同一
にすると該バイザーの全幅に渡って表層に樹脂A、中心
層に樹脂Bが分布される。通常、樹脂Bの射出時間は、
樹脂Aの射出時間の30%〜90%に設定する。上記射
出のタイミング、及び射出時間で樹脂Aと樹脂Bとを射
出する際に、樹脂Aは射出開始後、徐々に射出スピード
を上げて行くと共に、樹脂Bは射出後、徐々に射出スピ
ードを落として行く方法で成形することも可能である。
そうすることで、図2に示すように中心層3の樹脂肉厚
を根本部4から先端部5に近づくに従って薄くすること
ができる。中心層3の樹脂肉厚を根本部4から先端部5
に近づくに従って薄くすることにより、根本部4から先
端部5に近づくに従って色を薄くしたり、又は透明度を
上げて行くことでグラデーション状に装飾を施すことが
できる。
【0013】上記成形方法は、フロントバイザー、バッ
クバイザー、サンバイザー等自動車の内部あるいは外部
に取り付けられる合成樹脂バイザーを成形する際にも適
用できる。
【0014】本発明では、射出成形加工工程のみで、バ
イザーの車体取り付け部付近とそれよりも外側の部分と
は違った色で着色ができ、又好みに応じて、取り付け部
から先端部(透明部分)に近づくに従って該着色濃度を
薄くした合成樹脂サイドバイザーを提供することができ
る。即ち、本発明に係わる合成樹脂製バイザーは、車両
等に取り付ける根本付近の着色濃度を上げたり、透明度
を落とし、その外側の先端部では運転者の視界を妨げな
いように透明度を上げることが一つの加工工程ででき、
従来の煩雑な作業を解消することができる。又成形条件
の変更だけで根本付近の着色幅を自由に変更が可能であ
り、更に又グラデーション状に装飾を施すことも容易に
できる。
【0015】
【発明の効果】本発明の自動車用合成樹脂製バイザー
は、生産性に優れ、日差しや雨の吹き込みを低減し、し
かも運転者の視界に妨げとならないものである。また、
本発明のバイザーは、車両等に取り付ける根本付近の着
色濃度を上げたり、透明度を落とし、先端部では運転者
の視界を妨げないように透明度を上げることができ、根
本付近の着色幅を自由に変更が可能であり、更に又グラ
デーション状に装飾を施すことも容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるサイドバイザーの一例を示す斜
視図である。
【図2】本発明に係わるサイドバイザーの一例を示す断
面図である。
【図3】本発明に係わるサイドバイザーの一例で、2図
に於いて丸で囲んだ10部分の部分拡大断面図である。
【図4】本発明に係わるサイドバイザーの一例で、2図
に於いて丸で囲んだ11部分の部分拡大断面図である。
【図5】本発明に係わるサイドバイザーの車体取り付け
部にブラケット(取付金具)が取り付けられる状態図で
ある。
【図6】本発明に係わるサイドバイザーに自動車に取付
する為の取付金具を取り付けた状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 サイドバイザー 2 表層 3 中心層 4 根本部 5 先端部 6 取付金具 7 車体取り付け部 X 透明部分 Y 着色部分

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色剤を含有する合成樹脂製バイザーに
    於いて、その幅方向に透明部分と着色部分とを有し、該
    着色部分が自動車車体の取り付け側となることを特徴と
    する自動車用合成樹脂製バイザー。
  2. 【請求項2】 着色部分がその表層が透明、半透明、淡
    色透明、又は淡色半透明の合成樹脂で形成され、且つ、
    中心層が表層より濃色、或いは表層より不透明な合成樹
    脂で形成されていることを特徴とする請求項1記載の自
    動車用合成樹脂製バイザー。
  3. 【請求項3】 中心層の樹脂肉厚が透明部分に近づくに
    従って薄くなることを特徴とする請求項2記載の合成樹
    脂製バイザー。
  4. 【請求項4】 透明部分が幅方向に於いて10〜70%
    であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの自動
    車用合成樹脂製バイザー。
  5. 【請求項5】 射出成形されたものであることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかの自動車用合成樹脂製バイ
    ザー。
JP2000018685A 1999-11-15 2000-01-27 自動車用合成樹脂製バイザー Pending JP2001206058A (ja)

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JP11-324154 1999-11-15
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003146074A (ja) * 2001-11-08 2003-05-21 Tamura Plastic Mfg Co Ltd 自動車用バイザー
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Effective date: 20050727