JP2001206035A - 車高調整装置 - Google Patents

車高調整装置

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JP2001206035A
JP2001206035A JP2000020510A JP2000020510A JP2001206035A JP 2001206035 A JP2001206035 A JP 2001206035A JP 2000020510 A JP2000020510 A JP 2000020510A JP 2000020510 A JP2000020510 A JP 2000020510A JP 2001206035 A JP2001206035 A JP 2001206035A
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JP
Japan
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hydraulic cylinder
spring
liquid
vehicle height
liquid chamber
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Application number
JP2000020510A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Okuzumi
宏 奥住
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G17/00Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
    • B60G17/02Spring characteristics, e.g. mechanical springs and mechanical adjusting means
    • B60G17/027Mechanical springs regulated by fluid means
    • B60G17/0272Mechanical springs regulated by fluid means the mechanical spring being a coil spring
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G17/00Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
    • B60G17/02Spring characteristics, e.g. mechanical springs and mechanical adjusting means
    • B60G17/027Mechanical springs regulated by fluid means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Actuator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】乗り心地を悪化させることなく、少ない消費エ
ネルギで車両姿勢を維持することができ、耐久性の向
上、小型軽量化及び低コスト化を図った車高調整装置を
提供する。 【解決手段】アクチュエータ6は、ばね上部材5及びば
ね下部材7の間に配置した第1コイルスプリング24
と、第1コイルスプリングの上部及び下部を支持する上
部及び下部スプリングシート26、28と、下部スプリ
ングシートを下側から受ける第2コイルスプリング3
0、下部液圧シリンダ32と、上部スプリングシートを
上側から受けており、下部液圧シリンダの液室32aに
対して大きな受圧面積の液室34aを有する上部液圧シ
リンダ34と、下部液圧シリンダの液室及び上部液圧シ
リンダの液室間を連通する液体移動路36と、下部液圧
シリンダの及び上部液圧シリンダの一方の液室から他方
の液室に向けて液体を強制的に移動させる油圧ポンプ2
8とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ばね下部材とば
ね上部材間に設けたアクチュエータを動作させて車両姿
勢を制御する車高調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車高調整装置として、車輪のばね下部材
とばね上部材間に設けたアクチュエータを動作してばね
下部材及びばね上部部材の間に相対変位を生じさせ、車
両姿勢を制御する装置が知られている。この種の技術と
して、例えば、特開平5−85131号公報(以下、従
来技術1と称する)、特開平8−108721号公報
(以下、従来技術2と称する)がある。
【0003】従来技術1は、コイルスプリングと同軸に
アクチュエータを備えたサスペンション装置であり、ア
クチュエータは、ピストンロッドの中間部に連結したピ
ストンをシリンダ内に配置し、そのピストンにより作動
油を充填したシリンダ内を第1油室及び第2油室に区画
した両ロッド複動シリンダである。そして、ピストンロ
ッドの上端を車体に連結し、ピストンロッドの下端にラ
ック&ピニオン機構を連結し、且つラック&ピニオン機
構を内蔵したハウジングを車軸側に連結した構造とし、
ラック&ピニオン機構の作動によりアクチュエータのピ
ストンロッドを車軸側に対して上下させることで車高制
御を行う装置である。
【0004】また、従来技術2は、ショックアブソーバ
シリンダと、このシリンダの外周に配置したコイルスプ
リングを備えた懸架装置であり、ショックアブソーバシ
リンダの外周ねじ部に対して、ねじ込み量を調節しなが
らスプリング受板及び、ロックワッシャ及びロックナッ
トを順にねじ込むことにより、ショックアブソーバシリ
ンダのストローク及びコイルスプリングのばね力を所定
値に設定して車高を調整するとともに地面の凹凸や発進
・停止時のショックを吸収する装置である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術1は、コイルスプリングと並列(同軸)にアクチュエ
ータを組み込んでいるので、路面からの振動入力に対し
て感度が高くなり、特に高周波領域での乗心地が悪化す
るという問題がある。また、ピストンロッドの下端にラ
ック&ピニオン機構を連結した構造では大型の装置とな
ってしまい、車両レイアウトの自由度が大幅に制約され
てしまう。
【0006】また、従来技術2は、ショックアブソーバ
シリンダに車両の輪荷重が加わると、ショックアブソー
バシリンダの外周ねじ部及びロックナットに大きなフリ
クションが生じてしまい、外周ねじ部及びロックナット
を相対回転させるために大きな回転エネルギが必要とな
る。また、これら従来技術1、2の他に、空気圧を使っ
てショックアブソーバにより姿勢制御を行う装置が実用
化されているが、空気洩れによる耐久性の問題が生じ易
い。また、高価な制御バルブ等を使用しなければなら
す、装置コストの面でも問題がある。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてされたものであ
り、乗り心地を悪化させることなく、少ない消費エネル
ギで車両姿勢を維持することができ、耐久性の向上、小
型軽量化及び低コスト化を図った車高調整装置を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の車高調整装置は、車両状態
を検知するセンサ情報に基づき、各車輪のばね下部材と
ばね上部材間に配置したアクチュエータを動作させて車
両姿勢を制御する車高調整装置において、アクチュエー
タは、前記ばね上部材及び前記ばね下部材の間に配置し
た第1スプリングと、前記第1スプリングの上部及び下
部を支持する上部及び下部スプリングシートと、前記ば
ね下部材の上部に配置して前記下部スプリングシートを
下側から受ける第2スプリングと、前記第2スプリング
とともに前記下部スプリングシートを下側から受け、液
体を液室に溜めている下部液圧シリンダと、前記バネ上
部材及び前記上部スプリングシートの間に配置して前記
上部スプリングシートを上側から受けており、前記下部
液圧シリンダの液室に対して異なる受圧面積とした上部
液圧シリンダと、前記下部液圧シリンダの液室及び前記
上部液圧シリンダの液室の間を連通している液体移動路
と、前記液体移動路を介して前記下部液圧シリンダの液
室及び前記上部液圧シリンダの一方の液室から他方の液
室に向けて液体を強制的に移動させ、下部液圧シリンダ
及び上部液圧シリンダを上下方向に変位させる液体強制
移動手段とを備えている。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の車高制御装置において、前記上部液圧シリンダの液
室の受圧面積を、前記下部液圧シリンダの受圧面積より
大きく設定した。また、請求項3記載の発明は、請求項
1又は2記載の車高調整装置において、前記液体強制移
動手段を、前記液体移動路の途中に介装した液圧ポンプ
により構成した。
【0010】また、請求項4記載の発明は、請求項1又
は2記載の車高調整装置において、前記液体強制移動手
段を、前記上部液圧シリンダ及び前記下部液圧シリンダ
の少なくとも一方に配置し、液室を挟んだ上下方向の一
方側の内壁に配設した永久磁石と、この永久磁石に対向
した上下方向の他方側の内壁に配設し、磁力の発生によ
り前記永久磁石に対して引き付け力、反発力を発生して
前記液室の容積を変化させる磁力発生部とで構成した。
【0011】また、請求項5記載の発明は、請求項1乃
至4の何れかに記載の車高調整装置において、前記上部
液圧シリンダ及び前記下部液圧シリンダの液室を、蛇腹
形状が上下方向に延在しているベローズを側面として液
密を保持した空間とし、前記ベローズを上下に伸縮させ
て前記液室の内部容積を変化させるようにした。また、
請求項6記載の発明は、請求項請求項1乃至5の何れか
に記載の車高調整装置において、前記液体移動路の途中
に、前記下部液圧シリンダの液室及び前記上部液圧シリ
ンダの液室の間の液体移動を停止する移動停止手段を設
けた。
【0012】さらに、請求項7記載の発明は、請求項1
乃至6の何れかに記載の車高調整装置において、前記第
1スプリングをコイル状のスプリングで構成し、この第
1スプリングのコイル軸心位置に、前記第2スプリング
及び前記下部液圧シリンダを配置した。さらにまた、請
求項8記載の発明は、請求項7記載の車高調整装置にお
いて、前記第2スプリングを、前記第1スプリングのコ
イル径より小さなコイル径としたコイル状のスプリング
で構成し、この第2スプリングのコイル軸心位置に、前
記下部液圧シリンダを配置した。
【0013】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、上部液圧
シリンダの液室と、下部液圧シリンダの液室との間で液
体を強制移動させて下部スプリングシートを上下方向に
移動し、車体の姿勢変化を抑制するようにしているの
で、一般道路の走行時のような高周波域での乗心地を悪
化させることなく、急操舵、急発進、急制動時のように
低周波域での不快な車両挙動を抑制することができる。
【0014】また、請求項2記載の発明によると、上部
液圧シリンダの液室の受圧面積を、下部液圧シリンダの
液室の受圧面積より大きく設定したことから、上部液圧
シリンダの液室の容積増減により車高が上下した分以上
に、下部液圧シリンダの液室の変位が大きく変化し、そ
れに伴い下部スプリングシートが上下方向に移動して車
高が調整されるという簡便な機構となっているので、製
造コストの低減化を図ることができる。また、上部液圧
シリンダには輪荷重の全てが加わるが、受圧面積を大き
くしたことで液室内の液圧が小さくなり、外部への油漏
れが起こりにくくなって耐久性が向上する。
【0015】また、請求項3記載の発明によると、液体
強制移動手段として前記液体移動路の途中に介装した液
圧ポンプを使用している、輪荷重を第2スプリングが受
けていることから、液体を強制移動させる液圧ポンプの
必要駆動力は、第2スプリングのスプリング反力が作用
することで、小さな必要駆動力で済む。したがって、液
圧ポンプの小型化を図ることができる。
【0016】また、請求項4記載の発明によると、液体
強制移動手段として永久磁石と、磁力発生部とで構成し
たことから、コンパクトな装置構成となって車両レイア
ウトの自由度を大幅に増大させることができる。また、
請求項5記載の発明によると、上部液圧シリンダ及び下
部液圧シリンダの液室を、ベローズを側面として液密を
保持した空間としたことから、高い液圧が加わって容易
に劣化しにくく液漏れがほとんどないので、耐久性が向
上する。
【0017】また、請求項6記載の発明によると、液体
移動路の途中に移動停止手段を設けたことから、ロール
制御、車両の制動時・発進時のピッチ制御、バウンス制
御を行った後に、移動停止手段により上部液圧シリンダ
の液室と下部液圧シリンダの液室とを遮断すると、不必
要な液体の移動を阻止して最適な車高姿勢を維持できる
ので、少ない消費エネルギで車両姿勢を保持することが
できる。また、車両が停止したときに、移動停止手段の
停止状態を解除して上部液圧シリンダの液室と下部液圧
シリンダの液室とを連通すると、下部スプリングシート
が上昇するので、予想される積載重量に応じて第2スプ
リングのスプリング反力や上部液圧シリンダ及び下部液
圧シリンダの受圧面積比を適切に設定すると、車高を空
車状態と同じ位置まで上昇させて車両への乗り降りを快
適にすることができる。
【0018】さらに、請求項7及び8記載の発明による
と、アクチュエータ全体の小型化を図ることができ、さ
らに車両レイアウトの自由度を向上させることができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車高調整装置に係
る実施形態を、図面を参照して説明する。図1は車両の
概略構成図を示すものであり、図中符号2FL〜2RR は、
前左車輪〜後右車輪を示し、符号4は、姿勢制御装置を
示している。姿勢制御装置4は、各車輪2FL〜2RR のば
ね下部材5とばね上部材7との間に設置したショックア
ブソーバ3と、このショックアブソーバ3と別置きでば
ね下部材5とばね上部材7との間に設置したアクチュエ
ータ6と、操舵角センサ8、車高センサ10、横加速度
センサ12、上下加速度センサ13及び前後加速度セン
サ14から検出した信号に基づいて車両状態を検知し、
姿勢制御情報を出力するコントローラ16と、このコン
トローラ16から入力した姿勢制御情報に基づいて各ア
クチュエータ6に動作信号を出力する駆動回路18とを
備えている。
【0020】図2は、第1実施形態のアクチュエータ6
を示すものであり、ばね上部材7及びばね下部材5との
間にコイル軸線を上下方向に向けて配置した第1コイル
スプリング(第1スプリング)24と、この第1コイル
スプリング24のコイル上端及びコイル下端に係合して
いる上部スプリングシート26及び下部スプリングシー
ト28と、第1コイルスプリング24と軸線を一致させ
てばね下部材5側に配置しており、下部スプリングシー
ト28を下側から受ける第2コイルスプリング(第2ス
プリング)30と、第2コイルスプリング30の内側に
配置されて第2コイルスプリング30とともに下部スプ
リングシート28を下側から受ける下部油圧シリンダ3
2と、ばね上部材7及び上部スプリングシート26の間
に配置して上部スプリングシート26を上側から受ける
上部油圧シリンダ34と、下部油圧シリンダ32の下部
油室(下部液室)32a及び上部油圧シリンダ34の上
部油室(上部液室)34a間を連通している連通管36
と、連通管36の途中に介装されている可逆回転形の油
圧ポンプ38及び電磁開閉弁40とを備えている。
【0021】すなわち、下部スプリングシート28は、
中央部に設けた円形空洞部28aと、この円形空洞部2
8aの外周に設けた環状凹部28bと、環状凹部28b
の外周に設けた環状鍔部28aとを備えた部材である。
また、上部スプリングシート26は、下部スプリングシ
ート28の環状鍔部28aと同一径の環状鍔部26aを
備えた部材である。
【0022】そして、第1コイルスプリング24は、そ
のコイル上端が上部スプリングシート26の環状鍔部2
6aに支持され、コイル下端が下部スプリングシート2
8の環状鍔部28aに支持されている。第2コイルスプ
リング30は、第1コイルスプリング24よりコイル径
が小さい部材であり、そのコイル下端を、ばね下部材5
に固定したばね下側部材22上に緩衝材42を介して当
接し、コイル上端側を、前述した環状凹部28bに挿入
して下部スプリングシート28を受けている。
【0023】下部油圧シリンダ32は、ばね下側部材2
2から上方に突出している円筒形状のピストン32b
と、このピストン32bの上部に外挿されて上下方向に
滑らかに摺動するカップ形状のシリンダ32cと、シリ
ンダ32c及びピストン32bで画成した内部空間の側
周面を囲っているベローズ32dとを備え、このベロー
ズ32dで囲んだ内部空間が、作動油を封入した下部油
室32aとなっている。ここで、ベローズ32dは、上
下方向に伸縮自在となるように蛇腹形状が上下方向に延
在しているとともに、その上下端部が、ピストン32b
の上端及びシリンダ32cの天井内面に液密を保持して
固着されている。また、シリンダ32cの外周面は、下
部スプリングシート28の円形空洞部28aの内周面に
固着されている。
【0024】そして、下部油室32aは、ピストン32
b及びばね下側部材22に形成した油路32eの一端に
連通しているとともに、その油路32eの他端は、前述
した連通管36の一端に接続している。一方、前述した
上部スプリングシート26の中央部は、円盤形状のラバ
ー44内に溶着されており、ラバー44は、上部油圧シ
リンダ34を構成しているベース部材34bの下面に固
着されている。
【0025】上部油圧シリンダ34は、ばね上部材20
に設けた開口部20a内に配設されており、上部円板3
4cと、下部円板34dと、これら上部及び下部円板3
4c、34dとの間を液密を保持して固着することによ
り円周側面を形成しているベローズ34eと、下部円板
34dに当接しているベース部材34bとで構成されて
いる。そして、この上部油圧シリンダ34は、開口部2
0aの上縁に固着した係止部材20bに上部円板34c
が係合しているので、ばね上部材20に対する上方への
相対移動が規制されている。
【0026】ここで、ベローズ34eは、上下方向に伸
縮自在となるように蛇腹形状が上下方向に延在している
とともに、このベローズ34e、上部円板34c及び下
部円板34dで囲んだ内部空間が、作動油のみを封入し
た上部油室34aとなっている。また、上部油圧シリン
ダ34の受圧面積S1 は、下部油圧シリンダ32の受圧
面積S2 より大きく設定されている(S1 >S2 :図3
参照)。
【0027】そして、上部油室34aは、上部円板34
cに形成した油路34fを介して連通管36の他端に接
続している。また、油圧ポンプ38は、モータ38aの
正転駆動、或いは逆転駆動により、下部油圧シリンダ3
2と上部油圧シリンダ34の間の作動油の流れを制御す
る装置である。さらに、電磁開閉弁40は、ソレノイド
40aが非通電状態であると作動油の移動を許容する開
位置40bを保持し、ソレノイド40aが通電状態にな
ると、作動油の移動を阻止する閉位置40cを保持する
弁である。
【0028】また、前記コントローラ16は、図示しな
いが入力検出装置、演算処理装置、演算処理装置で実行
される制御プログラム及び演算結果を格納する記憶回
路、出力回路等を含むマイクロコンピュータを含んで構
成されており、演算処理装置では、操舵角センサ8、車
高センサ10、横加速度センサ12、上下加速度センサ
13及び前後加速度センサ14で検出した信号に基づい
て車両姿勢を安定させるための制御値を得て、その制御
値に相当する制御信号を駆動回路18に出力する。
【0029】駆動回路18は、各車輪2FL〜2RR のアク
チュエータ6を構成している油圧ポンプ38のモータ3
8a、電磁開閉弁40のソレノイド40aに対して制御
電流を出力する。そして、本実施形態の各アクチュエー
タ6の油圧ポンプ38は、モータ38aが正転駆動する
と、上部油圧シリンダ34から連通管36を介して下部
油圧シリンダ32に作動油を移動し、モータ38aが逆
転駆動すると、下部油圧シリンダ32から連通管36を
介して上部油圧シリンダ34に作動油を強制的に移動す
るようになっている。
【0030】次に、本実施形態のアクチュエータ6の作
用について、図3の力学モデルを参照して説明する。ば
ね上側部材20に車両の輪荷重Wが作用すると、第2コ
イルスプリング30及び下部油圧シリンダ32とが受け
るので、第2コイルスプリング30のスプリング反力を
Fa、下部油室32aの受圧面積をS2 とし、下部油室
32aの圧力をP2 とすると、 W=Fa+S2 *P2 ……… (1) の関係となる。
【0031】また、第2スプリング30のばね定数を
K、第2スプリング30のノーマル時の縮み量をL、下
部スプリングシートの変位量をXcとすると、 Fa=K*(L−Xc) ……… (2) の関係が得られる。また、上部油圧シリンダ34も輪荷
重Wを支持しているので、上部油室34aの受圧面積を
1 とし、上部油室34aの圧力をP1 とすると、 W=S1 *P1 ……… (3) となる。
【0032】また、上部油室34aの上下方向の変位を
Xu、下部油室32aの上下方向の変位をXlとし、上
部油室34aの最大容積をVmax とすると、下部油室3
2a及びの間にはガス室が存在せず、作動油が非圧縮性
なので、 Vmax −S1 *Xu=S2 *Xl ……… (4) の関係が成立する。
【0033】また、上記式から、車高変化Xbは、 Xb=Xl+Xu=Vmax /S2 +(1−S1 /S2 )*Xu ……(5) の式で表される。そして、車高を上昇させる場合には、
油圧ポンプ38の駆動により上部油室34aから下部油
室32aに作動油を移動させる。この際、下部油室32
aに作動油を送り込むと、上部油室34aではその分の
容積が減って車高が下がるが、前述したように上部油圧
シリンダ34の受圧面積S1 が、下部油圧シリンダ32
の受圧面積S2 より大きく設定されていることから(S
1 >S2 )、上部油室34aの容積減少により車高が下
がった分以上に下部油室32aの変位Xlが増大し、下
部スプリングシート28が上方に移動するので、結果的
に車高が上昇する。
【0034】そして、車高を上昇させた後には、油圧ポ
ンプ38の駆動を停止するとともに、電磁開閉弁40の
閉動作により上部油室34a及び下部油室32a間の作
動油の移動を停止する。また、車高を下げる場合には、
油圧ポンプ38の駆動により下部油室32から上部油室
34aに作動油を移動させる。この際にも、上部油室3
4aに作動油を送り込むと、上部油室34aの容積増大
により車高が上がるが、上部油圧シリンダ34の受圧面
積S1 と下部油圧シリンダ32の受圧面積S2 の受圧面
積比がS 1 >S2 であるため、上部油室34aの容積増
大により車高が上がった分以上に下部油室32aの変位
Xlが減少し、下部スプリングシート28が下方に移動
するので、結果的に車高が下がる。そして所定位置まで
車高が下がったときに、油圧ポンプ38の駆動を停止す
るとともに、電磁開閉弁40の閉動作により上部油室3
4a及び下部油室32a間の作動油の移動を停止する。
【0035】なお、車高調整の際に駆動する油圧ポンプ
38の必要駆動力Fmは、 Fm=W−Fa ……(6) となり、第2コイルスプリング30のスプリング反力F
aが作用することで、小さな必要駆動力で作動油を移動
させる。ここで、油圧ポンプ38の駆動を停止して電磁
開閉弁40を開状態とし、上部油室34a及び下部油室
32aを連通すると、上部油室34a及び下部油室32
aの圧力P1 、P2 が等しくなり(P1 =P2 )、 W=Fa+X*S2 /S1 =K*(L−Xc)+X*S2 /S1 ……(7) の関係となる。(7)式を展開すると、 Xc=L+W(S2 /S1 −1)/K ……(8) となり、下部スプリングシート28は、変位量Xcだけ
移動する。
【0036】この際、車高変化Xbは、 Xb=(1−S2 /S1 )*Xc ……(9) だけ増大する。これら(7)〜(9)式から明らかなよ
うに、積載などにより第1コイルスプリング24が縮ん
で車高が下がっても、第2スプリング30のスプリング
反力Faや受圧面積比S2 /S1 を適切に設定すること
で、上部油室34a及び下部油室32aを連通すると下
部スプリングシート28を所定位置まで上昇させること
ができる。
【0037】次に、具体的な車両の状態を説明して本実
施形態の作用を説明すると、例えば車両がコーナを旋回
する際には、外輪側の車体が沈み込もうとする姿勢変化
に対して外輪側のショックアブソーバ3が減衰力を発生
してその姿勢変化を抑制し、内輪側の車体が浮き上がろ
うとする姿勢変化に対して内輪側のショックアブソーバ
3が減衰力を発生してその姿勢変化を抑制する。
【0038】それに加えて、車体をロールさせようとす
る慣性力をセンサが検出すると、コントローラ16は、
検出値に基づいて、各アクチュエータ6のソレノイド4
0aを非通電状態として電磁開閉弁40を開状態とする
とともに、外輪側のアクチュエータ6のモータ38aが
逆転駆動し、且つ、内輪側のアクチュエータ6のモータ
38aが逆転駆動するような制御信号を駆動回路18に
出力する。
【0039】モータ38aが逆転駆動する外輪側のアク
チュエータ6は、油圧ポンプ38が上部油室34aから
連通管36を介して下部油室32aに作動油を強制移動
させ、下部油室32aの容積増大により下部油圧シリン
ダ32を介して下部スプリングシート28が上方に移動
することで、車高を上昇させる。また、モータ38aが
正転駆動する内輪側のアクチュエータ6は、油圧ポンプ
38が下部油室32aから上部油室34aに作動油を強
制移動させ、下部油室32aの容積減少により下部油圧
シリンダ32を介して下部スプリングシート28が下方
に移動することで、車高を下げる。
【0040】このように、コーナ旋回時には、コントロ
ーラ16が各アクチュエータ6を制御し、下部油圧シリ
ンダ32及び上部油圧シリンダ34間の作動油の強制移
動により下部スプリングシート28を上下方向に移動さ
せて車体に対する慣性力を打ち消してロールを防止する
ように姿勢変化を抑制する。また、車両の制動時には、
車体をピッチングさせようとする慣性力をセンサが検出
するが、コントローラ16は、検出値に基づいてフロン
ト側のアクチュエータ6のモータ38aを逆転駆動し、
且つ、リヤ側の車輪のアクチュエータ6のモータ38a
を正転駆動する。これにより、フロント側の車輪のアク
チュエータ6は、油圧ポンプ38が上部油室34aから
下部油室32aに作動油を強制移動させ、下部油室32
aの容積増大により下部油圧シリンダ32を介して下部
スプリングシート28が上方に移動することで、フロン
ト側の車体が沈み込もうとするときの反力となって姿勢
変化を抑制する。また、リヤ側の車輪のアクチュエータ
6は、油圧ポンプ38が下部油室32aから上部油室3
4aに作動油を強制移動させ、下部油室32aの容積減
少により下部油圧シリンダ32を介して下部スプリング
シート28が下方に移動することで、リヤ側の車体が浮
き上がろうとするときの反力となって姿勢変化を抑制す
る。これにより、車体に対する慣性力を打ち消してノー
ズダイブを抑制する車両の姿勢制御を行う。また、発進
時には、慣性力が逆側に作用するので前述した制御と逆
の制御を行う。
【0041】また、悪路などを車両が走行するときに
は、路面からの入力により車体が上下方向にバウンスす
るが、車体の上下方向の絶対速度をセンサが検出し、コ
ントローラ16は、検出値に基づいて各車輪のアクチュ
エータ6のモータ38aが正転駆動し、或いは逆転駆動
するような制御信号を駆動回路18に出力する。これに
より、各車輪のアクチュエータ6は、油圧ポンプ38が
下部油室32aと上部油室34aの間で作動油を強制移
動させ、下部スプリングシート28が上下方向に移動す
ることで、車体が上下方向にバウンスするのを抑制する
車両の姿勢制御を行う。
【0042】そして、ロール制御、車両の制動時・発進
時のピッチ制御、バウンス制御を行った後、コントロー
ラ16は各アクチュエータ6のソレノイド40aを通電
状態として電磁開閉弁40を閉状態(符号40cの位
置)とする。これにより、下部油室32aと上部油室3
4aの間の不必要な作動油の移動が阻止される。また、
車両が停止したときには、各センサが検出した信号に基
づいて各アクチュエータ6の電磁開閉弁40を非通電状
態とするとともに、モータ38aを非通電状態とするよ
うな制御信号を駆動回路18に出力する。このようにす
ると、下部油圧シリンダ32の下部油室32aと上部油
室シリンダ34の上部油室34aとが連通して下部スプ
リングシート28が上昇するので、予想される積載重量
に応じて第2スプリング30のスプリング反力Faや受
圧面積比S2 /S1 を適切に設定すると、車高を空車状
態と同じ位置まで上昇させることができる。
【0043】したがって、本実施形態の姿勢制御装置
は、以下の作用効果を得ることができる。先ず、姿勢制
御装置4は、各車輪2FL〜2RR のばね下部材5とばね上
部材7との間に設置したショックアブソーバ3の減衰特
性には影響を与えず、各アクチュエータ6が、下部油圧
シリンダ32の下部油室32aと上部油圧シリンダ34
の上部油室34aの間で作動油を強制移動させて下部ス
プリングシート28を上下方向に移動し、車体の姿勢変
化を抑制するようにしているので、一般道路の走行時の
ような高周波域での乗心地を悪化させることなく、急操
舵、急発進、急制動時のように低周波域での不快な車両
挙動をも抑制することができる。
【0044】また、上部油圧シリンダ34の受圧面積S
1 を、下部油圧シリンダ32の受圧面積S2 より大きく
設定していることから(S1 >S2 )、上部油室34の
容積増減により車高が上下した分以上に、下部油室32
aの変位が大きく変化し、それに伴い下部スプリングシ
ート28が上下方向に移動して車高が調整されるという
簡便な機構となっているので、製造コストの低減化を図
ることができる。
【0045】また、上部油圧シリンダ34には輪荷重W
の全てが加わるが、受圧面積S1 を大きくしたことで上
部油室34a内の液圧が小さくなり、上部油室34aか
ら外部への油漏れが起こりにくくなり、耐久性が向上す
る。また、下部油室32a及び上部油室34aを、蛇腹
方向が上下方向に延在しているベローズ32d、34e
を側周部として液密を保持した空間としたことから大き
な内圧が加わって容易に劣化しにくく油漏れがほとんど
ないので、耐久性がさらに向上する。また、下部油室3
2aを形成しているピストン32b及びシリンダ32c
の摺動部は、液密性を確保しなくて済むのでOリング等
のシール部品が不要となり、フリクション等が減少して
スムースにピストン32b及びシリンダ32cを摺動さ
せることができる。
【0046】また、下部油室32a及び上部油室34a
間の作動油の強制移動を行う手段として可逆回転形の油
圧ポンプ38を使用しているが、この油圧ポンプ38の
作動油を移動させるための必要駆動力は、(6)式で示
したように、第2コイルスプリング30のスプリング反
力Faが作用することで、小さな必要駆動力で済む。し
たがって、油圧ポンプ38の小型化を図ることができ
る。
【0047】また、ロール制御、車両の制動時・発進時
のピッチ制御、バウンス制御を行った後に、連通管36
に設けた電磁開閉弁40を閉状態とすると、下部油室3
2aと上部油室34aの間の不必要な作動油の移動を阻
止して最適な車高姿勢を維持できるので、少ない消費エ
ネルギで車両姿勢を保持することができる。また、車両
走行中における路面からの入力による作動油の移動も阻
止するので、作動油の移動による異音の発生も抑制する
ことができる。
【0048】さらに、車両が停止したときに、電磁開閉
弁40を開状態とすると下部油室32aと上部油室34
aとが連通して下部スプリングシート28が上昇するの
で、予想される積載重量に応じて第2スプリング30の
スプリング反力Faや受圧面積比S2 /S1 を適切に設
定すると、車高を空車状態と同じ位置まで上昇させて車
両への乗り降りを快適にすることができる。
【0049】さらにまた、第1コイルスプリング24の
コイル軸心位置に、第2コイルスプリング30を配置
し、しかも、第2コイルスプリング30のコイル軸心位
置に下部油圧シリンダ32を配置しているので、アクチ
ュエータ6の小型化を図ることができる。したがって、
車両レイアウトの自由度が大幅に向上する姿勢制御装置
4を提供することができる。
【0050】次に、図4に示すものは、第2実施形態の
アクチュエータ6を示すものである。なお、図2で示し
た第1実施形態と同一構成部分は、同一符号を付してそ
の説明を省略する。本実施形態では、第1実施形態で使
用した油圧ポンプ28の代わりに、上部油圧シリンダ3
4に、永久磁石50及び磁力発生部52を備えている。
これら永久磁石50及び磁力発生部52が、本発明の液
体強制移動手段に相当する。
【0051】すなわち、永久磁石50は、ベース部材3
4bの上部に埋設されている。また、磁力発生部52
は、上部円盤34cの下面に固定されている。そして、
車高を上昇させるために上部油室34aから下部油室3
2aに作動油を強制移動する場合には、永久磁石50を
引き付ける(上方に移動する)磁力が磁力発生部52で
発生するように、駆動回路18から磁力発生部52に制
御信号を出力する。これにより、磁力発生部52側に永
久磁石50が近づいて上部油室34aの容積が減少し、
上部油室34aから連通管36を介して作動油が移動し
た下部油室32aの容積が増大し、下部スプリングシー
ト28が上方に移動することで、車高が上昇する。
【0052】また、車高を下げるために下部油室32a
から上部油室34aに作動油を強制移動する場合には、
永久磁石50を反発させる(下方に移動する)磁力が磁
力発生部52で発生するように、駆動回路18から磁力
発生部52に制御信号を出力する。これにより、磁力発
生部52から離れる方向に永久磁石50が移動して上部
油室34aの容積が増大し、下部油室32aの容積が減
少して下部スプリングシート28が下方に移動すること
で、車高が下がる。
【0053】このように、ロール制御、車両の制動時・
発進時のピッチ制御、バウンス制御を行うときに、磁力
発生部52に対して磁力を発生する制御を行うと、第1
実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実
施形態では、第1実施形態の油圧ポンプ38と比較し
て、軽量で小型の磁力発生部52及び永久磁石50を使
用することからコンパクトな装置構成となり、車両レイ
アウトの自由度を大幅に増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車高調整装置を搭載した車両を示す模
式図である。
【図2】本発明に係る第1実施形態のアクチュエータを
示す図である。
【図3】第1実施形態のアクチュエータの作用を説明す
るためのモデル図である。
【図4】本発明に係る第2実施形態のアクチュエータを
示す図である。
【符号の説明】
2FL〜2RR 車輪 3 ショックアブソーバ 4 姿勢制御装置 5 ばね下部材 6 アクチュエータ 7 ばね上部材 16 コントローラ 18 駆動回路 24 第1コイルスプリング(第1スプリング) 26 上部スプリングシート 28 下部スプリングシート 30 第2コイルスプリング(第2スプリング) 32 下部油圧シリンダ(下部液圧シリンダ) 32a 下部油室(液室) 32b ピストン 32c シリンダ 32d ベローズ 32e、34f 油路 34 上部油圧シリンダ(上部液圧シリンダ) 34a 上部油室(液室) 34b ベース部材 34c 上部円板 34d 下部円板 34e ベローズ 36 連通管(液体移動路) 38 油圧ポンプ(液圧ポンプ、液体強制移動手段) 40 電磁開閉弁(移動停止手段) 50 永久磁石 52 磁力発生部 S1 上部油圧シリンダの受圧面積 S2 下部油圧シリンダの受圧面積

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両状態を検知するセンサ情報に基づ
    き、各車輪のばね下部材とばね上部材間に配置したアク
    チュエータを動作させて車両姿勢を制御する車高調整装
    置において、 アクチュエータは、前記ばね上部材及び前記ばね下部材
    の間に配置した第1スプリングと、前記第1スプリング
    の上部及び下部を支持する上部及び下部スプリングシー
    トと、前記ばね下部材の上部に配置して前記下部スプリ
    ングシートを下側から受ける第2スプリングと、前記第
    2スプリングとともに前記下部スプリングシートを下側
    から受け、液体を液室に溜めている下部液圧シリンダ
    と、前記バネ上部材及び前記上部スプリングシートの間
    に配置して前記上部スプリングシートを上側から受けて
    おり、前記下部液圧シリンダの液室に対して異なる受圧
    面積とした上部液圧シリンダと、前記下部液圧シリンダ
    の液室及び前記上部液圧シリンダの液室の間を連通して
    いる液体移動路と、前記液体移動路を介して前記下部液
    圧シリンダの液室及び前記上部液圧シリンダの一方の液
    室から他方の液室に向けて液体を強制的に移動させ、下
    部液圧シリンダ及び上部液圧シリンダを上下方向に変位
    させる液体強制移動手段と、を備えていることを特徴と
    する車高制御装置。
  2. 【請求項2】 前記上部液圧シリンダの液室の受圧面積
    を、前記下部液圧シリンダの受圧面積より大きく設定し
    たことを特徴とする請求項1記載の車高制御装置。
  3. 【請求項3】 前記液体強制移動手段を、前記液体移動
    路の途中に介装した液圧ポンプにより構成したことを特
    徴とする請求項1又は2記載の車高調整装置。
  4. 【請求項4】 前記液体強制移動手段を、前記上部液圧
    シリンダ及び前記下部液圧シリンダの少なくとも一方に
    配置し、液室を挟んだ上下方向の一方側の内壁に配設し
    た永久磁石と、この永久磁石に対向した上下方向の他方
    側の内壁に配設し、磁力の発生により前記永久磁石に対
    して引き付け力、反発力を発生して前記液室の容積を変
    化させる磁力発生部とで構成したことを特徴とする請求
    項1又は2記載の車高調整装置。
  5. 【請求項5】 前記上部液圧シリンダ及び前記下部液圧
    シリンダの液室を、蛇腹形状が上下方向に延在している
    ベローズを側面として液密を保持した空間とし、前記ベ
    ローズを上下に伸縮させて前記液室の内部容積を変化さ
    せるようにしたことを特徴とする請求項1乃至4の何れ
    かに記載の車高調整装置。
  6. 【請求項6】 前記液体移動路の途中に、前記下部液圧
    シリンダの液室及び前記上部液圧シリンダの液室の間の
    液体移動を停止する移動停止手段を設けたことを特徴と
    する請求項請求項1乃至5の何れかに記載の車高調整装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第1スプリングをコイル状のスプリ
    ングで構成し、この第1スプリングのコイル軸心位置
    に、前記第2スプリング及び前記下部液圧シリンダを配
    置したことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載
    の車高調整装置。
  8. 【請求項8】 前記第2スプリングを、前記第1スプリ
    ングのコイル径より小さなコイル径としたコイル状のス
    プリングで構成し、この第2スプリングのコイル軸心位
    置に、前記下部液圧シリンダを配置したことを特徴とす
    る請求項7記載の車高調整装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2840257A1 (fr) * 2002-05-31 2003-12-05 Renault Sa Systeme actif de suspension pour vehicule
CN112092556A (zh) * 2020-09-22 2020-12-18 广东博智林机器人有限公司 悬架机构、轮系装置及移动底盘
WO2021019040A1 (de) * 2019-07-31 2021-02-04 Vibracoustic AG & Co. KG Vorrichtung und verfahren zum verstellen eines fusspunktes eines federelements fuer ein fahrzeug

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