JP2001205539A - プリント配線板加工機のプレッシャフット - Google Patents

プリント配線板加工機のプレッシャフット

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JP2001205539A
JP2001205539A JP2000016640A JP2000016640A JP2001205539A JP 2001205539 A JP2001205539 A JP 2001205539A JP 2000016640 A JP2000016640 A JP 2000016640A JP 2000016640 A JP2000016640 A JP 2000016640A JP 2001205539 A JP2001205539 A JP 2001205539A
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pressure foot
wiring board
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rolling element
brush
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Manabu Mochizuki
望月  学
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Tungaloy Corp
Original Assignee
Toshiba Tungaloy Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント配線板の反りを矯正し、また、浮き
上がりを防止して、方向自在に円滑に移行することので
きるプレッシャフットを提供する。 【解決手段】 プレッシャフット5を、プレッシャフッ
ト本体6、ブラシ8及び転動体7から略構成する。ブラ
シ8は、プレッシャフット本体6下端の端面縁部に環状
に形成し、また、転動体7は、プレッシャフット本体6
下端の端面内に回転可能に埋設するとともに、少なくと
も3つの球状の転動体を周方向に等間隔に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線板の
加工、特に、溝加工を行う際に好適するプレッシャフッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】先ず、このようなプレッシャフットとし
て、図5に開示されたものが知られている。当該発明
は、穴明け加工を行う際に使用されるプレッシャフット
に関するものである。このプレッシャフット20は、ス
ピンドル21及びドリル22を囲うように、スピンドル
ユニット23の軸方向に摺動可能に取り付けられてい
る。このプレッシャフット20の側面には、加工によっ
て発生する切り屑を集塵機へ導くためのダクト24が形
成されている。プレッシャフット20の下端は、テーブ
ル上に載置されたプリント配線板25に対面するように
なっており、また、プリント配線板25の加工部近傍を
押圧することができるように、全体として窄んだ形状を
成している。プレッシャフット20下端には、環状の当
て板を設けることもできる。当て板の材料には、ゴム又
は弾性を有する合成樹脂等が使用されている。
【0003】このような構成により、ドリル22が下降
するとプレッシャフット20も同時に下降し、そして、
プリント配線板25に当接すると、プレッシャフット2
0の動きは止まるようになっている。さらに、ドリル2
2が下降すると、プレッシャフット20の下端は、プリ
ント配線板25を強く押し付けた状態となり、このよう
にして、プリント配線板25の反りが矯正され、また、
浮き上がりを生ずることなく穴明け加工が行われるよう
になっている。
【0004】次に、第2の従来技術を図6に示す。当該
従来技術は、溝加工を行う際に使用されるブラシ付きの
プレッシャフット26であり、エンドミルを前後左右に
移動させても、プレッシャフット26の下部がプリント
配線板27に干渉することなく、加工を行うことのでき
る構成のものである。このプレッシャフット26は、前
記第1の従来技術と同様に取り付けられる点では共通す
るが、その下端がプリント配線板27から離間している
点では相違している。プレッシャフット26の下端には
ブラシ28が備わっており、このブラシ28は切り屑を
除去する役割と切り屑をダクト29へ効果的に導くため
の密閉性を確保する役割を有している。
【0005】このような構成により、エンドミル30の
下降と同時にプレッシャフット26も下降し、ブラシ2
8がプリント配線板27の上面に接した状態となり、さ
らに、テーブルの前後左右の移動を伴いながら、溝加工
が行われるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、以下に従来技
術の問題点を記述する。
【0007】前記第1の従来技術は、穴明け加工に使用
されるプレッシャフットである。穴明け加工は、工具を
その軸方向の上下に移動させることにより行われる加工
である。したがって、穴明け位置が定まった後は、加工
中にプレッシャフットを前後左右に移動させる必要がな
く、加工が終了するまで振動のない安定した加工を行う
ことができる。
【0008】しかしながら、溝加工では、工具及びプレ
ッシャフットを前後左右に移動させて行う加工であるた
め、前述した穴明け加工用のプレッシャフットでは、プ
リント配線板を擦るような格好になり、上面に傷を付け
たりして、品質を損なうおそれがある。したがって、精
度の高い加工を行うことができないという問題がある。
【0009】そこで、前記第2の従来技術は、このよう
な問題点を解決したものであり、プレッシャフット下端
とプリント配線板との間に隙間を形成したものである。
また、プレッシャフット下端には、環状のブラシを備え
ることにより、切り屑を除去し、プレッシャフットの内
部空間の密閉性を確保するようにしたものである。
【0010】しかしながら、プレッシャフットとプリン
ト配線板との間に隙間を形成したのでは、プリント配線
板の上面を押さえるというプレッシャフットの一義的役
割を果たすことができない。すなわち、プリント配線板
の反りや浮き上がりを有効に防止することができないと
いう問題がある。また、振動の発生によりエンドミルに
折損を生ずることもある。
【0011】このようなことから、本発明は、かかる問
題点を解決することのできるプレッシャフットを提供す
るものである。すなわち、プリント配線板の反りを矯正
し、また、浮き上がりを防止して、方向自在に円滑に移
行することのできるプレッシャフットを提供することを
目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の如き
課題に鑑みなされたもので、プリント配線板加工機のス
ピンドルユニットの先端部に軸心方向に摺動自在に外嵌
され、プリント配線板の穴明け、溝加工を行う際に、プ
リント配線板を上下方向に付勢するとともに切り屑の飛
散を防止するプリント配線板加工機のプレッシャフット
において、前記プレッシャフットは、プレッシャフット
本体、ブラシ及び転動体から略構成され、前記ブラシ
は、前記プレッシャフット本体下端の端面縁部に環状に
形成されており、また、前記転動体は、前記プレッシャ
フット本体下端の端面内に設けられた凹部に回転可能に
埋設されるとともに、少なくとも3つの球状の前記転動
体が周方向に等間隔に配設されていることを特徴とする
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図1〜図4を参照しながら説明する。
【0014】図1において、ドリル、エンドミル等の工
具2は、コレットチャックに緊締された状態でスピンド
ルユニット1に着脱自在に把持されており、上下方向に
移動できるようになっている。プリント配線板4は、下
板を介して加工テーブルに載置されており、加工テーブ
ルとともに水平方向へ移動できるようになっている。ス
ピンドルユニット1の外周には、プレッシャフット5が
摺動自在に外嵌されている。プレッシャフット5は、加
工中に、常時、プリント配線板4を付勢して、プリント
配線板4の浮き上がり等を生じないようにするためのも
のであり、プレッシャフット本体6、ブラシ8及び転動
体7から略構成されている。プレッシャフット本体6
は、筒状の中空体であり、その内部中心には、工具2が
備わっている。プレッシャフット本体6の側面には、切
り屑を排出するためのダクト12が形成されており、ダ
クト12はホース等を介して集塵装置に接続されてい
る。
【0015】図1及び図2において、転動体7は、球状
を成し、方向自在に回転できるようにプレッシャフット
本体6下端の端面内に埋設されている。また、転動体7
は、底面視6箇所の位置に、周方向に等間隔に配置され
ている。等間隔としたのは、各転動体7に作用するスラ
スト荷重を平均化するためである。転動体7の個数につ
いては、スラスト荷重の分散効果とバランスを考慮して
決定されるものである。転動体7の直径寸法について
は、プレッシャフット本体6下端の端面よりはみ出さな
い寸法、例えば5〜20mmに設定される。転動体7の
構成材料には、プリント配線板を傷つけることのないよ
うに、ゴム又はプラスチックその他の高分子材料が用い
られる。ブラシ8は、環状を成し、プレッシャフット本
体6下端の外周側の端面縁部に下方向を向いて形成され
ている。ブラシ8を外周側に配置したのは、転動体7で
加工部近傍を付勢し、浮き上がりを生じないようにする
ためである。なお、ブラシ8を、内周側の端面縁部に形
成してもよい。この場合は、加工時に発生する切り屑の
飛散を効果的に防止でき、また、転動体7に切り屑が付
着するのを回避することができる。ブラシ8と転動体7
とは、離間した状態になくてもよく、接触した状態に形
成してもよい。
【0016】次に、図3及び図4において、転動体7の
保持方法について説明する。図3では転動体7がお椀状
の凹部9に埋設されている点、図4では転動体7が球面
受座11の備わる円筒状の凹部9に埋設されている点で
両者は相違している。しかし、転動体7は、その直径よ
り小さい貫通穴の形成されたシールドプレート10を宛
うことにより、転動体7が着脱自在に取り付けられる点
で両者は共通している。シールドプレート10は、転動
体7の直径の10〜30%を露出することができるよう
に、締付ボルト等により固定されている。
【0017】このような構成のプレッシャフット5によ
り、工具2は、転動体7とブラシ8とがプリント配線板
4の上面に接する位置まで下降させられ、続いて加工テ
ーブルを上下に送ることにより穴明け加工が行われ、又
は加工テーブルを前後左右に送ることにより溝加工が行
なわれる。加工時には、ダクト12により切り屑の排出
が連続的に行われ、加工部周辺の切り屑が堆積すること
なく除去される。
【0018】本発明のプレッシャフット5は、テーブル
上に載置されたプリント配線板4を付勢しながら、上下
又は前後左右に移動して加工を行う場合に用いられるも
のであり、特に、溝加工を行うのに好適するものであ
る。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、エンドミルを水平方向
に移動して溝加工を行う際であっても、球状の転動体が
常時プリント配線板を付勢した状態で加工を行うことが
できるため、プリント配線板に浮き上がりを生ずること
なく、精度の高い溝加工を行うことができる。また、穴
曲がりや振動が抑制され、工具の折損を防止することが
できる。さらに、加工時に発生する切り屑は、連続して
ダクトから集塵装置に集められ、切り屑の噛み込みも防
止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すプレッシャフ
ットの正面断面図である。
【図2】図1に示すプレッシャフットの底面図である。
【図3】転動体の保持方法の一例を示す説明図である。
【図4】転動体の保持方法の他の一例を示す説明図であ
る。
【図5】従来の一例を示す正面断面図である。
【図6】従来の他の一例を示す正面断面図である。
【符号の説明】
5 プレッシャフット 7 転動体 8 ブラシ 9 凹部 10 シールドプレート 11 球面受座

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線板加工機のスピンドルユニ
    ットの先端部に軸心方向に摺動自在に外嵌され、プリン
    ト配線板の穴明け、溝加工を行う際に、プリント配線板
    を上下方向に付勢するとともに切り屑の飛散を防止する
    プリント配線板加工機のプレッシャフットにおいて、前
    記プレッシャフットは、プレッシャフット本体、ブラシ
    及び転動体から略構成され、前記ブラシは、前記プレッ
    シャフット本体下端の端面縁部に環状に形成されてお
    り、また、前記転動体は、前記プレッシャフット本体下
    端の端面内に設けられた凹部に回転可能に埋設されると
    ともに、少なくとも3つの球状の前記転動体が周方向に
    等間隔に配設されていることを特徴とするプリント配線
    板加工機のプレッシャフット。
  2. 【請求項2】 前記転動体は、高分子材料をその構成材
    料としており、その直径の10〜30%以上が露出する
    ように埋設されていることを特徴する請求項1記載のプ
    リント配線板加工機のプレッシャフット。
  3. 【請求項3】 前記転動体は、お椀状又は球面受座の備
    わる円筒状の前記凹部に埋設され、その直径より小さい
    貫通穴の形成されたシールドプレートを宛てがうことに
    より着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請
    求項1又は2記載の記載のプリント配線板加工機のプレ
    ッシャフット。
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