JP2001205340A - 曲げ加工方法および曲げ加工装置 - Google Patents

曲げ加工方法および曲げ加工装置

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JP2001205340A
JP2001205340A JP2000012771A JP2000012771A JP2001205340A JP 2001205340 A JP2001205340 A JP 2001205340A JP 2000012771 A JP2000012771 A JP 2000012771A JP 2000012771 A JP2000012771 A JP 2000012771A JP 2001205340 A JP2001205340 A JP 2001205340A
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work
punch
thickness
stroke
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Junichi Koyama
純一 小山
Kazunari Imai
一成 今井
Hitoshi Komata
均 小俣
Osamu Hayama
修 羽山
Hidekatsu Ikeda
英勝 池田
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Amada Co Ltd
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Amada Co Ltd
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲げ加工中に生じるワークの板厚の変化を考
慮してD値を算出することにより高精度の曲げ加工を行
うことのできる曲げ加工方法および曲げ加工装置を提供
する。 【解決手段】 加工前板厚T1を板厚測定手段41によ
り測定し、これと加工データからスプリングバック量演
算手段27がスプリングバック量Δθを算出し、これか
ら挟み込み角度演算手段29が挟み込み角度θ1を算出
する。挟み込み角度θ1に対するパンチPの相対的スト
ローク量をストローク演算手段33が算出し、挟み込み
角度θ1の曲げ加工に対するパンチ直下におけるワーク
Wの曲率半径ρをワーク曲率半径演算手段31が算出
し、ワーク曲率半径ρと加工前板厚T1から加工後板厚
T2を板厚演算手段35が算出して、加工前板厚T1と
加工後板厚T2と挟み込み角度θ1から最終的なパンチ
のストローク量STBを最終ストローク演算手段37が
算出した後、ストローク指令部39が曲げ加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パンチを相対的
にストロークさせてダイとの協働によりワークの曲げ加
工を行う曲げ加工方法および曲げ加工装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、曲げ加工を行う際に、パンチ
とダイの相対距離であるD値を制御することにより所望
の角度を得るようにしている。このような曲げ加工に際
して、ワークの板厚を測定し、この板厚をNC装置に入
力して所望の曲げ角度(例えば90度)に対するD値を
計算し、曲げ加工を行うのが一般的である。
【0003】また、特開昭63−157722号公報に
示されているように、ラムを昇降させるサーボモータの
トルクからダイに対するパンチの相対的な加圧力を測定
し、トルクの立ち上がり位置をワークの上面位置として
板厚を検出することも行われている。
【0004】さらに、特開平6−74746号公報に示
されているように、ラムを駆動するボールネジのバック
ラッシュに基づく、リニアスケールの値とNC装置の指
令値との差が発生する時点を、パンチがワークに接触す
る基準点として板厚の測定を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような特開昭63−157722号公報に示されている
場合も、特開平6−74746号公報に示されている場
合も、曲げ加工中にワークの実際の板厚が変化(減少)
する現象が生じるが、この板厚の減少分を考慮してD値
を算出したものではなく、曲げ加工スタート時のパンチ
とワークの接触位置検出に基づいてワークの板厚を検出
している。従って、D値が、曲げ加工が完全にスタート
した後の板厚変化(減少)をとらえて算出されたもので
はないため、目標角度を正確に得ることができないとい
う問題がある。
【0006】この発明の目的は、以上のような従来の技
術の問題点に着目してなされたものであり、曲げ加工中
に生じるワークの板厚の変化を考慮してD値を算出する
ことにより高精度の曲げ加工を行うことのできる曲げ加
工方法および曲げ加工装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明の曲げ加工方法は、入力され
たワーク条件、金型条件および曲げ加工条件等の加工デ
ータに基づいてパンチを相対的にストロークさせて、ダ
イの内部に設けられダイのV溝に突出して上下移動自在
の変位計により、パンチのダイに対する相対的ストロー
ク量を直接検出してパンチの相対的ストロークを制御す
る曲げ加工方法において、前記ワークの曲げ加工前の板
厚を測定し、この測定されたワークの加工前板厚および
前記加工データに基づいてワークのスプリングバック量
を算出し、算出されたスプリングバック量に基づいて挟
み込み角度を算出し、この挟み込み角度に対して曲げ加
工を行うためのパンチの相対的ストローク量を算出し、
前記挟み込み角度に対して曲げ加工を行った場合のパン
チ直下におけるワークの曲率半径を算出し、算出された
ワーク曲率半径と前記ワークの加工前板厚に基づいて曲
げ加工終了時におけるワークの加工後板厚を算出し、前
記ワークの加工前板厚および加工後板厚と前記挟み込み
角度に基づいて最終的なパンチのストローク量を算出
し、前記変位計によりストロークを監視しながら前記最
終的なストローク量となるようにパンチを相対的に移動
させて曲げ加工を行うこと、を特徴とするものである。
【0008】従って、ワーク条件、金型条件および曲げ
加工条件等の加工データを入力して、パンチを相対的に
ストロークさせてダイとの協働によりワークの曲げ加工
を行う際に、ワークを曲げ加工する前の加工前板厚を測
定し、入力されている加工データおよび加工前板厚から
加工後におけるワークのスプリングバック量を算出す
る。この算出されたスプリングバック量に基づいて所望
の曲げ角度に対する挟み込み角度を算出し、この挟み込
み角度で曲げ加工を行う際のパンチの相対的ストローク
量を算出すると共に前記挟み込み角度に対して曲げ加工
を行った場合のパンチ直下におけるワークの曲率半径を
算出する。この算出されたワークの曲率半径とワークの
加工前板厚に基づいて曲げ加工終了時におけるワークの
加工後板厚を算出し、加工前板厚および加工後板厚と挟
み込み角度に基づいて最終的なパンチのストローク量を
算出した後、この最終的なストローク量に対して実際に
パンチを相対的に移動させ、ダイの内部に設けられダイ
のV溝に突出して上下移動自在の変位計によりパンチの
相対的変位を直接検出しながら曲げ加工を行う。
【0009】請求項2による発明の曲げ加工装置は、入
力手段により入力されたワーク条件、金型条件および曲
げ加工条件等の加工データに基づいてパンチを相対的に
ストロークさせて、ダイの内部に設けられダイのV溝に
突出して上下移動自在の変位計により、パンチのダイに
対する相対的ストローク量を直接検出してパンチの相対
的ストロークを制御する曲げ加工装置であって、前記ワ
ークの曲げ加工前の加工前板厚を測定する板厚測定手段
と、この測定されたワークの加工前板厚および前記加工
データに基づいて前記ワークのスプリングバック量を算
出するスプリングバック量演算手段と、算出されたスプ
リングバック量に基づいて挟み込み角度を算出する挟み
込み角度演算手段と、この挟み込み角度に対して曲げ加
工を行うためのパンチの相対的ストローク量を算出する
ストローク演算手段と、前記挟み込み角度に対して曲げ
加工を行った場合のパンチ直下におけるワークの曲率半
径を算出するワーク曲率半径演算手段と、算出されたワ
ーク曲率半径と前記ワークの加工前板厚に基づいて曲げ
加工終了時の加工後板厚を算出する板厚演算手段と、前
記ワークの加工前板厚および加工後板厚と前記挟み込み
角度に基づいて最終的なパンチのストローク量を算出す
る最終ストローク演算手段と、前記変位計によりストロ
ークを監視しながら前記最終的なストローク量に基づい
てパンチを相対的に移動させて曲げ加工を行うストロー
ク指令部と、を備えてなることを特徴とするものであ
る。
【0010】従って、パンチを相対的にストロークさせ
てダイとの協働によりワークの曲げ加工を行う際に、ワ
ークの曲げ加工前の加工前板厚を板厚測定手段により測
定し、この測定されたワークの加工前板厚および加工デ
ータに基づいてスプリングバック量演算手段によりワー
クのスプリングバック量を算出し、算出されたスプリン
グバック量に基づいて挟み込み角度演算手段が挟み込み
角度を算出して、この挟み込み角度に対して曲げ加工を
行うためのパンチの相対的ストローク量をストローク演
算手段により算出する。そして、前記挟み込み角度に対
して曲げ加工を行った場合のパンチ直下におけるワーク
の曲率半径をワーク曲率半径演算手段により算出し、こ
の算出されたワーク曲率半径と加工前板厚に基づいて曲
げ加工終了時におけるワークの加工後板厚を板厚演算手
段により算出して、加工前板厚および加工後板厚と挟み
込み角度に基づいて最終的なパンチのストローク量を最
終ストローク演算手段により算出した後、変位計により
ストロークを監視しながらストローク指令部の指令によ
り最終的なストローク量に対して実際にパンチを相対的
に移動させ、ダイの内部に設けられダイのV溝に突出し
て上下移動自在の変位計によりパンチの相対的変位を直
接検出しながら曲げ加工を行う。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1および図2には、この発明に係る曲げ
加工装置であるプレスブレーキ1が示されている。な
お、プレスブレーキ1自体はすでによく知られているも
のなので、概略のみ説明する。
【0013】プレスブレーキ1は、全面中央部にギャッ
プGを有する全体C字状の左右の側板3L、3Rが立設
されており、この側板3L、3Rの上部前面にはラムで
ある上部テーブル5Uが上下移動自在に設けられてい
る。この上部テーブル5Uは、下端部にパンチPが交換
自在に装着されており、側板3L、3Rの上部に設けら
れている上下シリンダ7により上下移動する。
【0014】一方、側板3L、3Rの下部前面には、上
端にダイDが交換自在に装着されている下部テーブル5
Lが設けられている。なお、ダイDの上部にはワークW
の曲げ加工を行うためのV溝9(図3,図4参照)が、
ダイDの長手方向に設けられている。また、プレスブレ
ーキ1の近傍には、上下シリンダ7等を制御する制御装
置11が設けられている。
【0015】上記構成により、パンチPとダイDの間に
位置決めされたワークWに対してパンチPを上下シリン
ダ7により下降させて、パンチPとダイDとの協働によ
りワークWの曲げ加工を行う。
【0016】図3,図4を併せて参照するに、ダイDの
内部にはダイDの長手方向に複数の変位計13が設けら
れている。この変位計13では、スプリング15により
常時上方へ付勢されてダイDのV溝9に上下移動自在に
突出する検出ピン17が設けられており、この検出ピン
17の上下位置を検出するリニアスケール19が設けら
れている。
【0017】従って、パンチPにより押し曲げられたワ
ークWが検出ピン17を下方へ押し、この時の検出ピン
17の上下位置をリニアスケール19により検出して、
図4に示されているように、検出ピン17の上端部とダ
イDの上面との距離を刃間距離STとして求め、パンチ
Pのストローク位置を検出する。
【0018】図5を参照するに、制御装置11では、中
央処理装置であるCPU21を有しており、このCPU
21には、種々のデータを入力するキーボードのごとき
入力手段23や種々のデータを表示するCRTのごとき
出力手段25が接続されている。さらに、変位計13が
接続されており、検出信号が伝達されるようになってい
る。
【0019】また、CPU21には、入力された曲げ条
件に基づいてスプリングバック量Δθを算出するスプリ
ングバック量演算手段27と、スプリングバック量Δθ
に基づいて挟み込み角度θ1を算出する挟み込み角度演
算手段29と、挟み込み角度θ1に基づいてパンチP直
下におけるワークWの曲率半径ρを算出するワーク曲率
半径演算手段31と、曲げ加工開始前における真の板厚
である加工前板厚T1に基づく目標挟み込み角度θ1を
得るストローク演算手段33と、算出されたワークWの
曲率半径ρと加工前板厚T1から曲げ加工終了時t1の
加工後板厚T2を算出する板厚演算手段35と、加工前
板厚T1と加工後板厚T2から最終のストローク(底位
置)を算出する最終ストローク演算手段37と、が接続
されている。なお、上下シリンダ7に指令してパンチP
を昇降させるストローク指令部39もCPU21に接続
されている。
【0020】次に、図6〜図10を参照して、この発明
に係る曲げ加工方法について説明する。
【0021】スタートしたら(ステップSS)、入力手
段23により、目標曲げ角度θや金型条件であるダイ溝
角度DA、ダイV幅V、ダイ肩アールDR、パンチ先端
アールPR、また材料条件としてn乗硬化指数、ヤング
率E、塑性係数F等の曲げ条件を入力する(ステップS
1)。
【0022】ノギス等の板厚測定手段41によりワーク
Wの板厚測定を行って真の板厚である加工前板厚T1図
8参照)を入力手段23から入力し(ステップS2)、
板厚演算手段35が、加工前板厚T1で曲げ計算を実施
して、ストローク量STおよび曲げ加工後のワークWの
パンチP直下の加工後板厚T2を求める(ステップS
3)。
【0023】図9を参照するに、最終ストローク演算手
段37が、ワークW下面の目標底位置ST0を、ST0
=ST−(T1−T2)から算出して(ステップS
4)、目標底位置ST0まで曲げ加工を実施する(ステ
ップS5)。
【0024】図7を参照するに、前記曲げ加工において
は、前述のステップS1およびステップS2において入
力された曲げ角度θ、ワークWの実板厚T1、曲げ長さ
B、摩擦係数μ、ダイ溝角度DA、ダイVの幅V、ダイ
肩アールDR、パンチ先端アールPR、材料条件として
のn乗硬化指数、ヤング率E、塑性係数F等の曲げ条件
から(ステップS6)、スプリングバック量演算手段2
7がスプリングバック量Δθを算出する(ステップS
7)。すなわち、Δθ=f1(θ1、T1、B、μ、D
A、V、DR、PR、n、E、F)からスプリングバッ
ク量Δθを算出する。
【0025】次いで、挟み込み角度演算手段29が、目
標曲げ角度θからスプリングバック量Δθを除して挟み
込み角度θ1を算出する。すなわち、θ1=θ−Δθか
ら算出される(ステップS8)。
【0026】ワーク曲率半径演算手段31が。算出され
た挟み込み角度θ1で曲げ加工された時のパンチP直下
におけるワークWの曲率半径ρを、ρ=f3(θ1、T
1、B、μ、DA、V、DR、PR、n、F)により算
出する(ステップS9)。そして、図10を参照する
に、板厚演算手段35が、挟み込み角度θ1で曲げ加工
を行った後のパンチP直下の加工後板厚T2を、T2=
f4(ρ、T1)から算出する(ステップS10)。
【0027】ストローク演算手段33は、曲げ加工中の
ワークWの板厚が加工前板厚T1であるとした時の目標
挟み込み角度θ1に対する仮の目標底位置となるパンチ
ストロークStを、St=f2(θ1、T1、B、μ、
DA、V、DR、PR、n、F)から算出する(ステッ
プS11)。
【0028】曲げ加工中にワークWの板厚が減少して現
実のワークWの底位置がずれるため、先に求めた仮の目
標底位置Stを板厚減少分(T1−T2)だけ上方へシ
フトさせてパンチPの底位置を修正する(ステップS1
2)。すなわち、最終底位置のパンチストロークSTB
は、STB=St−(T1−T2)より得られるので、
ストローク指令部39はこのパンチストロークSTBで
パンチPのストロークを制御して曲げ加工を行う(ステ
ップS13)。
【0029】そして、図6に戻って、曲げ加工を終了す
る(ステップSE)。
【0030】以上の結果から、曲げ加工に伴うワークW
の板厚の減少を考慮して最終的なパンチPのストローク
量を算出し、このストローク量に基づいて曲げ加工を行
うので、高精度な曲げ加工を行うことができる。
【0031】なお、この発明は前述の発明の実施の形態
に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、
その他の態様で実施し得るものである。すなわち、前述
の発明の実施の形態においては、パンチPが昇降してワ
ークWの曲げ加工を行うプレスブレーキ1について説明
したが、ダイDが昇降するタイプのプレスブレーキでも
まったく同様に適用することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よる曲げ加工方法では、ワーク条件、金型条件および曲
げ加工条件等の加工データを入力して、パンチを相対的
にストロークさせてダイとの協働によりワークの曲げ加
工を行う際に、ワークを曲げ加工する前の加工前板厚を
測定し、入力されている加工データおよび加工前板厚か
ら加工後におけるワークのスプリングバック量を算出す
る。この算出されたスプリングバック量に基づいて所望
の曲げ角度に対する挟み込み角度を算出し、この挟み込
み角度で曲げ加工を行う際のパンチの相対的ストローク
量を算出すると共に前記挟み込み角度に対して曲げ加工
を行った場合のパンチ直下におけるワークの曲率半径を
算出する。この算出されたワーク曲率半径とワークの加
工前板厚に基づいて曲げ加工終了時におけるワークの加
工後板厚を算出し、加工前板厚および加工後板厚と挟み
込み角度に基づいて最終的なパンチのストローク量を算
出した後、この最終的なストローク量に対して実際にパ
ンチを相対的に移動させ、ダイの内部に設けられダイの
V溝に突出して上下移動自在の変位計によりパンチの相
対的変位を直接検出しながら曲げ加工を行うので、曲げ
加工に伴う板厚の減少を考慮した高精度の曲げ加工を行
うことができる。
【0033】請求項2の発明による曲げ加工装置では、
パンチを相対的にストロークさせてダイとの協働により
ワークの曲げ加工を行う際に、ワークの曲げ加工前の加
工前板厚を板厚測定手段により測定し、この測定された
ワークの加工前板厚および加工データに基づいてスプリ
ングバック量演算手段によりワークのスプリングバック
量を算出し、算出されたスプリングバック量に基づいて
挟み込み角度演算手段が挟み込み角度を算出して、この
挟み込み角度に対して曲げ加工を行うためのパンチの相
対的ストローク量をストローク演算手段により算出す
る。そして、前記挟み込み角度に対して曲げ加工を行っ
た場合のパンチ直下におけるワークの曲率半径をワーク
曲率半径演算手段により算出し、この算出されたワーク
曲率半径と加工前板厚に基づいて曲げ加工終了時におけ
るワークの加工後板厚を板厚演算手段により算出して、
加工前板厚および加工後板厚と挟み込み角度に基づいて
最終的なパンチのストローク量を最終ストローク演算手
段により算出した後、変位計によりストロークを監視し
ながらストローク指令部の指令により最終的なストロー
ク量に対して実際にパンチを相対的に移動させ、ダイの
内部に設けられダイのV溝に突出して上下移動自在の変
位計によりパンチの相対的変位を直接検出しながら曲げ
加工を行うので、曲げ加工に伴う板厚の減少を考慮した
高精度の曲げ加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる曲げ加工装置としてのプレス
ブレーキを示す正面図である。
【図2】図1中II方向から見た側面図である。
【図3】変位計を示す断面図である。
【図4】刃間距離を示す説明図である。
【図5】制御装置の構成を示すブロック図である。
【図6】この発明にかかる曲げ加工方法を示すフローチ
ャートである。
【図7】曲げによるワークの板厚減少をストローク制御
に反映するフローチャートである。
【図8】ワークの加工前板厚を示す説明図である。
【図9】ワークの加工後板厚を示す説明図である。
【図10】ワークの曲率半径と加工後板厚の関係を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 プレスブレーキ(曲げ加工装置) 9 V溝 13 変位計 23 入力手段 27 スプリングバック量演算手段 29 挟み込み角度演算手段 31 ワーク曲率半径演算手段 33 ストローク演算手段 35 板厚演算手段 37 最終ストローク演算手段 39 ストローク指令部 41 板厚測定手段 P パンチ D ダイ W ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 英勝 神奈川県秦野市南ヶ丘2−2 Fターム(参考) 4E063 AA01 BA07 FA05 JA07 LA10 LA15 LA17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたワーク条件、金型条件および
    曲げ加工条件等の加工データに基づいてパンチを相対的
    にストロークさせて、ダイの内部に設けられダイのV溝
    に突出して上下移動自在の変位計により、パンチのダイ
    に対する相対的ストローク量を直接検出してパンチの相
    対的ストロークを制御する曲げ加工方法において、前記
    ワークの曲げ加工前の板厚を測定し、この測定されたワ
    ークの加工前板厚および前記加工データに基づいてワー
    クのスプリングバック量を算出し、算出されたスプリン
    グバック量に基づいて挟み込み角度を算出し、この挟み
    込み角度に対して曲げ加工を行うためのパンチの相対的
    ストローク量を算出し、前記挟み込み角度に対して曲げ
    加工を行った場合のパンチ直下におけるワークの曲率半
    径を算出し、算出されたワーク曲率半径と前記ワークの
    加工前板厚に基づいて曲げ加工終了時におけるワークの
    加工後板厚を算出し、前記ワークの加工前板厚および加
    工後板厚と前記挟み込み角度に基づいて最終的なパンチ
    のストローク量を算出し、前記変位計によりストローク
    を監視しながら前記最終的なストローク量となるように
    パンチを相対的に移動させて曲げ加工を行うこと、を特
    徴とする曲げ加工方法。
  2. 【請求項2】 入力手段により入力されたワーク条件、
    金型条件および曲げ加工条件等の加工データに基づいて
    パンチを相対的にストロークさせて、ダイの内部に設け
    られダイのV溝に突出して上下移動自在の変位計によ
    り、パンチのダイに対する相対的ストローク量を直接検
    出してパンチの相対的ストロークを制御する曲げ加工装
    置であって、前記ワークの曲げ加工前の加工前板厚を測
    定する板厚測定手段と、この測定されたワークの加工前
    板厚および前記加工データに基づいて前記ワークのスプ
    リングバック量を算出するスプリングバック量演算手段
    と、算出されたスプリングバック量に基づいて挟み込み
    角度を算出する挟み込み角度演算手段と、この挟み込み
    角度に対して曲げ加工を行うためのパンチの相対的スト
    ローク量を算出するストローク演算手段と、前記挟み込
    み角度に対して曲げ加工を行った場合のパンチ直下にお
    けるワークの曲率半径を算出するワーク曲率半径演算手
    段と、算出されたワーク曲率半径と前記ワークの加工前
    板厚に基づいて曲げ加工終了時の加工後板厚を算出する
    板厚演算手段と、前記ワークの加工前板厚および加工後
    板厚と前記挟み込み角度に基づいて最終的なパンチのス
    トローク量を算出する最終ストローク演算手段と、前記
    変位計によりストロークを監視しながら前記最終的なス
    トローク量に基づいてパンチを相対的に移動させて曲げ
    加工を行うストローク指令部と、を備えてなることを特
    徴とする曲げ加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7056596B2 (en) * 2002-06-27 2006-06-06 Bwg Gmbh & Co. Kg Method for coating a surface of a track component, in addition to a track component

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