JP2001205253A - 活性炭およびそれを備えた浄水器 - Google Patents

活性炭およびそれを備えた浄水器

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原水からのトリハロメタン類の吸着容量が大
きく、濁度除去寿命にも優れた活性炭と、これを備えた
浄水器を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の活性炭は、含有率(%)で表し
た粒度分布において、含有率(%)が、粒度分布の75
から275(μm)の範囲に含有率(%)が15%以上
の少なくとも2個以上のピーク値を備えていることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浄水処理におい
て、水中の有害成分である有機塩素系化合物、特にトリ
ハロメタン類等の吸着特性に優れ、さらに濁度除去性能
にも優れた活性炭およびそれを備えた浄水器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】飲料用に供される水道水は、殺菌を目的
に添加される残留塩素を一定濃度以上含有することが必
要で、健康・公衆衛生の観点から水道法等によって運用
方法等が規定されている。しかし、殺菌を目的に添加さ
れる塩素は、殺菌作用の他に、無機物の酸化作用や有機
物の酸化分解作用も持っており、水道水の原水に含まれ
る天然有機物の一種であるフミン質等が酸化分解され、
発ガン性物質であるトリハロメタン類を生成してしま
う。一方、水道水等に利用される原水の水質は、汚染の
拡大により近年劣化傾向にあり、これに伴い原水中に含
まれるフミン質等も増加してきているので、フミン質等
の酸化分解により発生するトリハロメタン類の濃度も増
加傾向にある。
【0003】このため、トリハロメタン類の除去手段と
して、吸着作用を有する活性炭による浄化処理が種々検
討されている。一般に、従来の水処理用活性炭は、除去
対象物の単位容量当りの吸着容量を高めるために、ヨウ
素吸着性能、メチレンブルー吸着性能等の特性が良い表
面積が大きい活性炭が使用されてきたが、トリハロメタ
ン類の吸着除去には表面積以外にも10Å以下の細孔直
径の孔部を多く有する活性炭が種々検討されている。
【0004】さらに活性炭の粒度を小さくすることによ
って、かさ比重を大きくし、浄水カートリッジ等に充填
する効率を高め、接触効率の良い活性炭も検討されてい
る。例えば、特開平9−110409号公報には、有機
塩素系化合物を除去するため、フェノール樹脂を基材と
した活性炭を用い、そのなかでも特に細孔直径100Å
以下の細孔容積に占める細孔直径6〜8Åの占める割合
が65vol%以上である活性炭が開示されている。
【0005】これらはトリハロメタン類の静的吸着力で
ある平衡吸着量は大きく、その吸着容量は活性炭1g当
たり3mg以上であった。また、水処理用の活性炭は、
親水性も高いことが望ましく、ガス賦活として水蒸気賦
活されるものが圧倒的に多いが、ほかに、水酸化アルカ
リで賦活処理して得られる薬品賦活活性炭も用いられ
る。活性炭の形状は多様で、粉末状、破砕状、球状、粒
状、繊維状のほかに、成形された円筒状や円盤状、顆粒
状、球状のものなどが製造され使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の活性炭は、原水を通水するとトリハロメタンが吸着さ
れる吸着帯が形成されるが、10Å以下の細孔直径の孔
が少なく、トリハロメタン除去には吸着性能が十分でな
いという課題があった。
【0007】そこで、活性炭の粒径を小さくすると、充
填効率が上がり、水と活性炭の接触効率が高まってトリ
ハロメタンの通水吸着性能が高まるはずであるが、活性
炭間の隙間が小さいため、濁度成分による急激な目詰ま
りが生じ、濁度寿命が短くなるという課題があった。
【0008】また、上記の課題を改善するため、粒度分
布を従来の範囲よりも小さい方向のみ広げることによっ
て、濁度寿命を従来とほぼ同等に保ち、トリハロメタン
除去性能を高めようとすることが考えられるが、活性炭
を造粒する場合にはその粒度分布の大きい方へ偏ってピ
ークが形成される傾向があることから、1種類の活性炭
からトリハロメタン除去性能に優れた理想的な粒度分布
を作ることは困難という問題があった。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、原水からのトリハロメタン類の吸着容量が大きく、
濁度除去寿命にも優れた活性炭と、これを備えた浄水器
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の活性炭は、含有率(%)で表した粒度分布
において、含有率(%)が、粒度分布の75から275
(μm)の範囲に含有率(%)が15%以上の少なくと
も2個以上のピーク値を備えたことを特徴とする。
【0011】これにより、原水からのトリハロメタン類
の吸着容量が大きく、悪臭成分や着色成分等の吸着特性
にも優れた活性炭を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、含有率(%)で表した粒度分布において、含有率
(%)が、粒度分布の75から275(μm)の範囲に
含有率(%)が15%以上の少なくとも2個以上のピー
ク値を備えている活性炭であるから、動的吸着特性が向
上し吸着容量がさらに大きくなるので、濁度成分や残留
塩素、色度成分、臭気成分等、その他の吸着特性にも優
れる。
【0013】ここで、含有率(%)とは、活性炭のさま
ざまな粒度の総量の中で、所定の粒度の活性炭の占める
割合である。
【0014】粒度分布の75から275(μm)の範囲
にピークがひとつだけであると、粒の成形上、大きな粒
度の方にその分布が偏るので、濁度除去寿命は高いがト
リハロメタン除去寿命は低くなる傾向にあり、好ましく
ない。
【0015】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の活性炭において、前記粒度分布が75から1
65(μm)の範囲と165から275(μm)の範囲
で、少なくとも1個以上のピーク値を備えている活性炭
であるから、吸着力が高くなりトリハロメタン以外の各
種成分に対しても吸着除去能力を高めることができる。
【0016】ここで、活性炭の原料は、ヤシガラである
ヤシガラを主材として用いるものとして、ヤシガラ及び
数種類の産地の異なるヤシガラの混合品や、混合物とし
てセルロース質(たとえば木屑や籾殻)や澱粉質(たと
えば米、麦、粟、稗、トウモロコシ、芋類)の他に、有
機質、或いは無機質のバインダーを混合したものを用い
てもよい。
【0017】また、合成樹脂であるフェノール樹脂でも
よく、そのほかに、炭素源となりうる合成樹脂(アクリ
ロニトリル系樹脂やメラニン樹脂、ポリビニルアルコー
ル樹脂)やセルロース質(たとえば木屑や籾殻)や澱粉
質(たとえば米、麦、粟、稗、トウモロコシ、芋類)の
他、有機質、或いは無機質のバインダーを混合したもの
を用いることもできる。これにより、吸着帯を形成し、
吸着帯中を披処理水が通過する、水中のトリハロメタン
類の浄化処理法において、活性炭の吸着速度を高めるこ
とができるので、トリハロメタン類の吸着容量を向上さ
せることができる。
【0018】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または2記載の活性炭を充填して原水を濾過する浄水
器であるから、濾過性能に優れた浄水器を得ることがで
きる。
【0019】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における活性炭の粒度分布を示す図、図2は本発明
の実施の形態1における活性炭の混合比率を変えた場合
の粒度分布を示す図である。
【0020】図1に示すように、本発明の活性炭は、含
有率(%)で表した粒度分布において、含有率(%)
が、粒度分布の75から275(μm)の範囲に含有率
(%)が15%以上の少なくとも2個以上のピーク値を
備えている。この粒度分布について以下説明する。
【0021】活性炭の除去性能の中でトリハロメタン除
去寿命と濁度除去寿命は相反する性能である。活性炭の
粒子径が275(μm)より大きければ、活性炭粒子の
外表面積が小さくなるとともに活性炭粒子間の間隙が大
きくなりすぎ、通水速度が上がることによって通水時の
接触効率が低くなり、総トリハロメタン類の除去寿命は
短くなる。これに対し活性炭の粒子径が75(μm)よ
り小さくなると微細なため逆に高密度となって圧力損失
が大きくなり、濁度寿命が短くなる。このように、濁度
除去のためには粒子径が75(μm)より大きくなけれ
ばならず、トリハロメタン除去のためには275(μ
m)以下でなければならなかった。トリハロメタンがク
ローズアップされなかった従来は濁度除去寿命を主に考
えればよく、その粒度分布は図1の比較例1で示す10
0から275(μm)であった。これに対し、総トリハ
ロメタン除去寿命に優れているのは比較例3で示す75
から150(μm)である。この2つの事情から、両者
の最大幅で粒度分布75から275(μm)を構成すれ
ば、トリハロメタン除去と濁度除去が同時にはかれる活
性炭を得られるはずであるが、比較例1で示すとおり粒
度分布のピークは275μmに近いところに形成され、
全体の中心である160(μm)付近には形成されな
い。活性炭を造粒する場合には、その粒度分布の大きい
方へ偏ってピークが形成される傾向があることから、1
種類の活性炭からトリハロメタン除去性能に優れた理想
的な粒度分布を作ることは困難である。すなわち、1種
類の活性炭によって粒度分布75から275(μm)の
粒度分布の活性炭を形成しても、75から150(μ
m)の粒度で含有率(%)がピーク値をもつようなこと
はなく、濁度除去はできるがトリハロメタ除去性能は低
くなるものである。
【0022】そこで、図1、2に示すとおり、本発明
は、後述する実施例に代表される活性炭の粒度分布を得
るために、75から275(μm)の範囲の中で2種類
の活性炭を混合することによって理想的な活性炭の粒度
分布を実現したものである。この2種類の活性炭は、粒
度分布が100から275(μm)の範囲のものと75
から150(μm)の範囲のものの2つである。このよ
うに、2種類の活性炭を所定の比率で混合することで、
含有率15(%)以上に少なくとも2つのピークを形成
させることができる。
【0023】次に、この2種類の活性炭がなぜ含有率1
5(%)以上でないと2つ以上のピークを形成しないか
という理由と、混合する比率を変化させたときどのよう
に粒度分布が変化するかという点について説明する。
【0024】図2において混合されて作られた活性炭の
粒度分布は、75から275(μm)のうち、100か
ら275(μm)のものと75から150(μm)のも
のとの比率が、それぞれ1:1(実施例3)、3:2
(実施例1)、2:1(実施例2)のものである。この
図2から分かるように、100から275(μm)の粒
度と75から150(μm)の粒度との比率が2:1よ
りも大きくなると、75から150(μm)の範囲に形
成される粒度分布のピークが閾値15%より低くなって
しまい、単独の種類で作られた活性炭(比較例2)の6
0から275(μm)の範囲の分布と特性がほぼ接近
し、総トリハロメタン類除去性能が低くなってしまう。
すなわち、トリハロメタン除去性能は、1種類の活性炭
で構成した比較例2を超える性能を示さない。しかも、
このときの100から275(μm)のピーク値は、2
30(μm)付近で比較例2のように高くはならず、少
なくとも濁度除去性能は比較例2より劣るものである。
以上説明したような理由から、単独の粒度分布で構成し
た従来の活性炭(比較例2)よりトリハロメタン除去性
能を向上させるには、少なくとも75から150(μ
m)の範囲のピーク値を閾値15(%)以上にする必要
がある。図2から分かるように、上記2種類の活性炭の
混合の比率を3.5:1を上回る比率にすると15
(%)以下になってしまうので避ける必要があるが、ト
リハロメタン除去のため顕著にピーク値を出現させるた
めには2:1(実施例2)以下の比率を選ぶのが適当で
ある。
【0025】以上説明したように、粒度分布の75から
275(μm)の範囲に含有率(%)が15%以上の少
なくとも2個以上のピーク値を備えた活性炭とするの
で、総トリハロメタン類除去性能と濁度除去性能が高い
活性炭を実現することができる。さらに、粒度分布が7
5から165(μm)の範囲と165から275(μ
m)の範囲で、それぞれ1個以上のピーク値を備えてい
る活性炭とすれば、さらに吸着力が高くなりトリハロメ
タン以外の各種成分に対しても吸着除去能力を高めるこ
とができる。
【0026】(実施の形態2)図3は本発明の実施の形
態における浄水器の構造図である。
【0027】図3において、1は浄水器本体、2は実施
の形態1で説明した活性炭、3は浄水器本体1に設けら
れた原水の流入口、4は活性炭2で処理された処理水の
流出口、5は中空糸膜、6は原水として水道水を供給す
る蛇口である。水道水の蛇口6から吐出された原水は、
浄水器本体1に設けられた流入口3から浄水器内に流入
する。浄水器には活性炭2が充填されており、濁度除去
とトリハロメタン除去が行われ、中空糸膜5によって一
般細菌類を除去されて、流出口4から吐出される。
【0028】本実施の形態2の浄水器は、このように実
施の形態1で説明した活性炭2を充填しているので、流
入口3から流入した原水は、活性炭2によって濁度と総
トリハロメタン類の両方を高効率に除去することができ
る。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について、(表1)を
用いて説明する。
【0030】
【表1】
【0031】(実施例1)市販のヤシガラ粒状活性炭
(クラレケミカル=クラレコールGW)の2種類の粒度
分布である100−275(μm)と75−150(μ
m)を3:2の割合で混合したものでBET法により求
めた比表面積は1020m2/gである。
【0032】(実施例2)市販のヤシガラ粒状活性炭
(クラレケミカル=クラレコールGW)の2種類の粒度
分布である100−275(μm)と75−150(μ
m)を2:1の割合で混合したものでBET法により求
めた比表面積は1020m2/gである。
【0033】(実施例3)市販のヤシガラ粒状活性炭
(クラレケミカル=クラレコールGW)の2種類の粒度
分布である100−275(μm)と75−150(μ
m)を1:1の割合で混合したものでBET法により求
めた比表面積は1020m2/gである。
【0034】(比較例1)市販のヤシガラ粒状活性炭
(クラレケミカル=クラレコールGW)の1種類の粒度
分布である100−275(μm)でBET法により求
めた比表面積は1020m2/gである。
【0035】(比較例2)市販のヤシガラ粒状活性炭
(クラレケミカル=クラレコールGW)の1種類の粒度
分布である75−275(μm)でBET法により求め
た比表面積は1020m2/gである。
【0036】(比較例3)市販のヤシガラ粒状活性炭
(クラレケミカル=クラレコールGW)の1種類の粒度
分布である75−150(μm)でBET法により求め
た比表面積は1020m2/gである。
【0037】上述の特性を有する活性炭のトリハロメタ
ンの吸着特性を以下の方法で測定した。JIS S32
01(1999)6.2.3揮発性有機化合物除去性能
試験に準拠した。まず、予め活性炭と0.2μmフィル
ターにより浄化処理した水道浄化水に、トリハロメタン
類を100ppb添加したものを調整原水とした。つい
で、体積容量50ml、厚さ20mmの円筒形カラムに
上述の特性を有する活性炭を充填し、前述の調整原水を
SV値900で活性炭層に通過させた。活性炭層を通過
した流出水中のトリハロメタン類の濃度を、パージ・ア
ンド・トラップ法で濃縮前処理し、ガスクロマトグラフ
−質量分析装置で定量測定した。この時、活性炭層通過
前後で、流入水に対する流出水のトリハロメタン類の水
中濃度が、20%以上になる点を破過点とし、活性炭の
吸着材としての寿命とした。また、上述の特性を有する
活性炭の濁度性能は、JIS S3201(1999)
6.2.2濁り除去性能試験に準拠した。まず、予め活
性炭と0.2μmフィルターにより浄化処理した水道浄
化水に、試験用カオリン添加し、濁度2±0.2度を保
持したものを調整原水とした。圧力一定の条件下で流量
(L/分)が初期の50%となるところを寿命とした。
【0038】得られた実施例1から3と比較例1から3
の粒状活性炭の濁度除去寿命と総トリハロメタン類除去
寿命を(表1)に示す。いずれの実施例も比較例1に比
べると総トリハロメタン類の除去性能は上回っており、
その中でも特に実施例1は比較例1と比較して総トリハ
ロメタン類は1.1倍となっており、濁度除去性能は比
較例3に比べると1.6倍となっており、やはり比較例
2の単独で作られた活性炭と比較すると濁度除去寿命と
総トリハロメタン類除去寿命がバランスのとれた活性炭
となっている。
【0039】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の発明によれ
ば、同じ材質の粒状活性炭で、濁度除去性能と総トリハ
ロメタン類除去性能を高めることができる。
【0040】本発明の請求項2に記載の発明によれば、
請求項1に記載の発明の効果に加え、さらに精度よく高
めることができる。
【0041】本発明の請求項3に記載された発明によれ
ば、濾過性の優れた浄水器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における活性炭の粒度分
布を示す図
【図2】本発明の実施の形態1における活性炭の混合比
率を変えた場合の粒度分布を示す図
【図3】本発明の実施の形態における浄水器の構造図
【符号の説明】
1 浄水器本体 2 活性炭 3 流入口 4 流出口 5 中空糸膜 6 蛇口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平石 裕二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松尾 直人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4D024 AA02 AB11 BA02 BB01 CA13 DB05 4G066 AA05B BA09 BA20 BA26 BA38 CA33 DA07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】含有率(%)で表した粒度分布において、
    含有率(%)が、粒度分布の75から275(μm)の
    範囲に含有率(%)が15%以上の少なくとも2個以上
    のピーク値を備えていることを特徴とする活性炭。
  2. 【請求項2】前記粒度分布が75から165(μm)の
    範囲と165から275(μm)の範囲で、少なくとも
    1個以上のピーク値を備えていることを特徴とする請求
    項1に記載の活性炭。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の活性炭を充填して
    原水を濾過する浄水器。
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