JP2001202642A - 部品の取付構造及びそれを使用した光ピックアップ - Google Patents

部品の取付構造及びそれを使用した光ピックアップ

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JP2001202642A
JP2001202642A JP2000010530A JP2000010530A JP2001202642A JP 2001202642 A JP2001202642 A JP 2001202642A JP 2000010530 A JP2000010530 A JP 2000010530A JP 2000010530 A JP2000010530 A JP 2000010530A JP 2001202642 A JP2001202642 A JP 2001202642A
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JP
Japan
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overlapping portion
mounting member
mounting
bobbin
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JP2000010530A
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English (en)
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Masanori Tanaka
正宣 田中
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ACTベース上に、ボビンと弾性支持部材と
をそれぞれ複数箇所においてねじ止めしなければなら
ず、ねじ止め作業が面倒であった。 【解決手段】 ボビン2には、重なり部2bと突起11
a,11bとが設けられ、弾性支持部材3には、重なり
部3bと位置決め突起12a,12bとが設けられてい
る。重なり部2bは、重なり部3bと重ねられ、双方の
当接部は傾斜面により形成されている。重なり部2bと
重なり部3bとがねじ26によりACTベース20に対
して締め付け固定されることにより、前記突起11a,
11bと突起12a,12bには、位置決め孔21a,
21bと位置決め孔22a,22bの内面に押し付けら
れる押し付け力が発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの部品をベー
スに固定する場合の部品の取付構造及びそれを使用した
光ピックアップに係り、特に2つの部品を1つの締付部
材により確実に固定することができる部品の取付構造及
びそれを使用した光ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】光ピックアップは、例えばCD(Compac
t Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、MD
(Mini Disk)などの光ディスク装置に搭載して使用さ
れている。
【0003】この種の光ピックアップには、ディスク面
に対して対物レンズを走査させて記録データの読み取り
などを行なう駆動手段がキャリッジ上に設けられてい
る。この駆動手段は、対物レンズをワイヤで支持する弾
性支持部材と、前記弾性支持部材に隣接して設けられる
ボビンとがアクチュエータベース(ACTベース)に設
けられている。
【0004】従来の光ピックアップは、ACTベースの
キャリッジへの後づけに伴い半田付けの必要性や強度問
題などによりACTベースが金属により形成される必要
性があった。そのためACTベースには、ボビンが2本
のねじによりねじ止めされ且つ弾性支持部材が2本のね
じによりねじ止めされ、計4点におけるねじ止めが必要
であった。またボビンと弾性支持部材とが、接着剤によ
りACTベースに固定されている場合もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の光ピックアップでは、以下に示す問題があっ
た。
【0006】すなわち、ボビンと弾性支持部材との双方
がACTベースにねじ止めにより固定される場合には、
多数のねじ止め作業が必要となり、このようなねじ止め
作業は面倒であり、作業(製造)時間の短縮を図ること
ができず、全体としてコスト高に至るものであった。ま
たボビンと弾性支持部材との双方に対してそれぞれ1箇
所のねじ止めのみでは、ねじ止めされていない対向部に
がたつきが生じ使用に耐え得るものではなかった。
【0007】またボビン及び/または弾性支持部材とが
ACTベースに接着により固定される場合には、接着時
に使用される接着剤の塗布、硬化及び乾燥からなる工程
が必要となり製造工程数が増加し、その結果製造時間を
長期化させ、コストアップを招くものであった。
【0008】本発明は、上記課題を解決するものであ
り、弾性支持部材とボビンとをACTベースに確実且つ
強固に取り付けることができ、工程の簡略化及び時間の
短縮化を図ることができる部品の取付構造及びそれを使
用した光ピックアップに関する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の取付部
材と第2の取付部材の双方の底面がベース上に当接した
状態で、前記両取付部材が前記ベースに位置決め固定さ
れている部品の取付構造において、前記第1の取付部材
と前記第2の取付部材には、互いに重ねられる第1の重
なり部および第2の重なり部と、前記第1の重なり部お
よび前記第2の重なり部を貫通する貫通孔が設けられ、
前記第1の重なり部と前記第2の重なり部のうちの少な
くとも一方には、前記第1の重なり部と第2の重なり部
とに締付け力を与えたときに前記第1の取付部材と前記
第2の取付部材とをベースに沿って移動させる分力を発
生する傾斜面が形成されており、前記第1の取付部材お
よび前記第2の取付部材と、前記ベースとの間には、前
記分力により位置決めが行われる位置決め部が設けら
れ、前記第1の重なり部と前記第2の重なり部の貫通孔
に挿入された締付部材が前記ベースに締付けられた状態
で、前記第1の重なり部と前記第2の重なり部とがベー
スに固定されるとともに、前記位置決め部によりベース
上で前記第1の取付部材と前記第2の取付部材とが位置
決めされていることを特徴とするものである。
【0010】上記手段により、締付部材のベースへの締
め付けにより第1の重なり部と第2の重なり部とが接す
る傾斜面が互いにスライドさせられて、第1の取付部材
と第2の取付部材とが位置決め側へそれぞれ移動させら
れる。これにより、第1の取付部材と第2の取付部材と
の双方がベースに対して強固に且つ安定して固定され
る。
【0011】本発明は、前記位置決め部では、前記第1
の取付部材および前記第2の取付部材と、前記ベースと
の一方に突起が他方に穴または凹部が設けられ、前記分
力により前記突起が前記穴または凹部の縁部に押し付け
られることが好ましい。
【0012】例えば、位置決め部材として、第1の取付
部材および第2の取付部材側にそれぞれ突起が設けら
れ、ベース側に穴または凹部が設けられている場合に
は、締付部材の締め付けにより、第1の取付部材と第2
の取付部材との双方がベース上に取り付けられるととも
に、さらなる締付部材の締め付け力により、第1の取付
部材および第2の取付部材の突起とがベースの穴または
凹部の周縁部に押し付けられて、1つの締付部材により
両取付部材のベースへの強固な取り付けが可能になる。
【0013】また本発明では、前記傾斜面は、前記ベー
スに対して15°以上45°以下に設定されていること
が好ましく、15°未満に設定されると第1の重なり部
と第2の重なり部とに対する押し付け力が十分に発揮さ
れなくなり、また45°を超えると締付部材による第1
の取付部材と第2の取付部材との双方のベースへの締め
付け力が不足する。
【0014】また本発明は、対物レンズを保持するレン
ズホルダと、このレンズホルダを微動自在に支持する弾
性支持部材と、前記レンズホルダを微駆動させる駆動手
段とが設けられ、前記第1の取付部材と前記第2の取付
部材の一方に、前記駆動手段を構成するコイルまたは磁
石が搭載され、他方に前記弾性支持部材が固定され、前
記レンズホルダには、前記取付部材に搭載されたコイル
に対向する磁石、または前記取付部材に搭載された磁石
に対向するコイルが設けられ、前記第1の取付部材と前
記第2の取付部材が上記したいずれかの取付構造により
前記ベース上に位置決め固定されていることを特徴とす
るものである。
【0015】上記手段により、従来のように複数のねじ
による締付部材を用いて締め付け作業を行なう必要性が
なくなり、よって作業を簡略化することができ、作業時
間の短縮及びコストダウンを図ることが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光ピックアップの
一例について図1乃至図6を参照して説明する。図1は
本発明の部品の取付構造を使用した光ピックアップを示
す斜視図、図2はACTベースにボビンと弾性支持部材
とを固定する場合の説明図、図3はボビンと弾性支持部
材とがACTベースに締め付けられるときの動作を説明
するための説明図、図4はボビンと弾性支持部材とがA
CTベースに取り付けられるときの状態をACTベース
の下側から見たときの斜視図、図5はボビンと弾性支持
部材とがACTベースに取り付けられた後の状態をAC
Tベースの上側から見たときの斜視図、図6は図5の6
−6線で切断したときの断面図である。
【0017】本発明の光ピックアップ10は、図1及び
図2に示すように、ボビン(第1の取付部材)2と弾性
支持部材(第2の取付部材)3とがACTベース(ベー
ス)20上に固定され、前記ACTベース20がキャリ
ッジ1に固定される。
【0018】前記ボビン2は、前記弾性支持部材3と隣
接して設けられ、且つ弾性支持部材3と対物レンズ4と
の間に設けられている。またボビン2は、非導電性の樹
脂等により角型のリング状に形成されており、その中心
に前記ACTベース20に対して直交する方向(高さ方
向)へ孔2aが形成されている。またボビン2には、そ
の周囲にフォーカシングコイル7が予め巻回されてい
る。
【0019】前記ボビン2には、前記弾性支持部材3側
へ突出する重なり部(第1の重なり部)2bがボビン2
と一体に形成されている。
【0020】前記重なり部2bは、その基端から先端に
かけて高さ方向の寸法が小さく形成されており、且つ重
なり部2bの下面はACTベース20上のボビン2が載
置される面に対して傾斜する傾斜面2cである。
【0021】またボビン2には、図3及び図4に示すよ
うに、一方の位置決め部としての1対の突起11a,1
1bが下方へ突出して形成されている。突起11a,1
1bは円柱状に形成されており、前記ボビン2の下面か
ら所定間隔を置いて突出して形成されている。
【0022】さらにボビン2には、前記重なり部2bと
前記突起11a,11bとの間に下方へ突出する端子部
9が形成され、端子部9の先端にはピン状の端子9aが
形成されている。なお、ボビン2の上面にも図示しない
端子が形成されている。
【0023】前記弾性支持部材3は、前記ボビン2に隣
接して設けられ、対物レンズ4を可動状態に支持するも
のである。また弾性支持部材3には、前記重なり部2b
と重ねられる重なり部3bが形成されている。この重な
り部3bは、前記重なり部2bの下側に配置される。ま
た重なり部3bの上面側は、前記重なり部2bの下面側
と同様の傾斜角度を有する傾斜面3cが形成され、重な
り部3bの下面側は、ACTベース20の上面と平行に
形成されている。
【0024】また弾性支持部材3の下面には、図3及び
図4に示すように、一方の位置決め部として下方へ突出
する1対の突起12a,12bが形成されている。突起
12a,12bは、円柱状に形成されており、前記ボビ
ン2と同様に、所定間隔を開けて形成されている。
【0025】また、重なり部2bと重なり部3bとに
は、両重なり部を上下方向に連続して貫通する貫通孔2
b1,3b1がそれぞれ形成されている。
【0026】前記ACTベース20は、ボビン2と弾性
支持部材3との双方が設けられる水平な取付面20aが
形成されている。この取付面20aには、前記突起11
a,11bが挿通可能な位置決め部としての位置決め孔
21a,21bが形成され、前記突起12a,12bが
挿通可能な位置決め孔22a,22bがそれぞれ形成さ
れている。なお、位置決め部としての位置決め孔21
a,21b,22a,22bは、ACTベース20を貫
通する孔ではなく、ACTベース20を貫通しない凹部
であってもよい。
【0027】さらに取付面20aには、前記位置決め孔
22aと22bとの間に円形のねじ取付孔23が形成さ
れ、さらに前記端子部9が挿通可能な幅広の挿通孔24
が形成されている。
【0028】またACTベース20には、前記取付面2
0aの縁部に下方へ折り曲げられる脚部25a,25
b,25cが形成されている。
【0029】上記したボビン2と弾性支持部材3とAC
Tベース20とは、図2に示すようにして組立てられ
る。
【0030】すなわち、ボビン2の重なり部2bには、
弾性支持部材3の重なり部3bが重ねられるが、このと
き重なり部2b側が重なり部3bに対して上側となるよ
うに重ねられ、重なり部2bの傾斜面2cと重なり部3
bの傾斜面3cとが当接して重ねられる。またこのと
き、重なり部2bの貫通孔2b1と重なり部3bの貫通
孔3b1とが積層されて1つの貫通孔となり、重なり部
2bの上面から重なり部3bの下面まで貫通した状態と
なる。
【0031】上記により、ACTベース20の位置決め
孔21a,21bには、突起11a,11bが挿通、嵌
合させられ、ACTベース20の位置決め孔22a,2
2bには、突起12a,12bが挿通、嵌合させられ
る。またACTベース20の挿通孔24には、端子部9
が挿通される。
【0032】上記により、ボビン2と弾性支持部材3と
がACTベース20上に取り付けられる。すなわち、A
CTベース20の取付面20aには、ボビン2の前記端
子部9を除く底面が当接させられるとともに、弾性支持
部材3の底面3dが当接させられる。
【0033】さらに、ボビン2と弾性支持部材3とに
は、それぞれ上部から締付部材としてのねじ26が設け
られる。ねじ26は、まずボビン2の重なり部2bの貫
通孔2b1に挿通され、そして弾性支持部材3の重なり
部3bの貫通孔3b1に挿通され、ACTベース20の
ねじ取付孔23にねじ止めされる(図2の矢印参照)。
さらにねじ26は、ボビン2と弾性支持部材3とがAC
Tベース20に対して確実に固定されるまで締め付けら
れる。
【0034】次に、ボビン2と弾性支持部材3とがねじ
26によりACTベースに締め付けられるときの動作に
ついて図2及び図3を参照して説明する。
【0035】すなわち、ACTベース20に対してボビ
ン2と弾性支持部材3とがねじ26により締め付けられ
ると、ねじ26による締め付け力Fが下向きに入力され
る。これにより、ボビン2の重なり部2bと弾性支持部
材3の重なり部3bとが接触している傾斜面2c,3c
には、水平方向への水平分力fHとf′Hとが発生し、
それに伴って前記傾斜面2c,3cの傾斜方向とそれと
直交する方向へそれぞれ力fbとfwとがそれぞれ発生
する。前記力fbは、突起11a及び11bに与えら
れ、前記力fwは突起12a及び12bに与えられる。
これにより、図3に示すように、突起11aと11bと
には水平方向への押し付け力F1が発生し、突起12a
と12bとには前記押し付け力F1とは逆方向の押し付
け力F2が発生する。
【0036】よって、突起11a,11bは、ACTベ
ース20に形成された位置決め孔21a,21b内の一
方の縁部へ押し付けられ、また突起12a,12bは、
ACTベース20に形成された位置決め孔22a,22
b内の他方の縁部へ押し付けられる。すなわち、突起1
1a,11bと突起12a,12bとが互いに離間する
方向へと押し付けられる。上記により、ねじ26による
ACTベース20側への締め付け力と、突起11a,1
1b,12a,12bと位置決め孔21a,21b,2
2a,22bとの間の締め付け力とにより、ボビン2と
弾性支持部材3とからなる2つの部品が、ACTベース
20に対して1つのねじを用いて強固に固定される。
【0037】また、ボビン2の重なり部2bと弾性支持
部材3の重なり部3bとの傾斜面の角度は、図3に示す
ように、ACTベース20の取付面20aに対して角度
αに設定されている。この角度αは、15°以上45°
以下に設定されることが好ましく、αが15°より小さ
いと突起11a,11b,12a,12bが位置決め孔
21a,21b,22a,22bを押圧するときの押圧
力が不足し、ボビン2と弾性支持部材3とをACTベー
ス20に強固に取り付けることができなくなる。またα
が45°を超えるとねじ26による締め付け力が不足
し、ボビン2と弾性支持部材3とをACTベース20に
確実に固定できなくなる。特に、角度αはほぼ30°に
設定されることが好ましく、これにより水平方向への押
し付け力とねじ26の締め付け力とが不足することな
く、ボビン2と弾性支持部材3のいずれもがACTベー
ス20に確実且つ強固に取り付けられる。
【0038】上記のように形成することにより、ねじ推
力(締め付け力)Fを斜めに分力させることができる。
上記により、例えば前記傾斜面2c,3cを形成せずに
単に前記傾斜面2c,3cを水平に形成して重ねてねじ
26により締め付けしただけではねじ下のみに固定力が
集中して前記以外の場所に固定力が発生せず、それによ
ってボビン2と弾性支持部材3の各端部がACTベース
20の取付面20aから浮き上がってしまい強固に固定
することができないといった不都合が防止される。
【0039】なお、前記ACTベース20には、上記し
たボビン2及び弾性支持部材3以外に、対物レンズ4を
微駆動補正させるための駆動手段16が設けられてい
る。
【0040】前記駆動手段16は、ボビン2側に、前記
したフォーカシングコイル7と、トラッキングコイル
8,8とが設けられ、前記ボビン2が前記弾性支持部材
3とともにACTベース20上に設けられている。また
レンズホルダ5にはヨーク18とマグネット19とが設
けられている。
【0041】すなわち、フォーカシングコイル7は、上
記したようにボビン2の周囲に巻回されており、前記フ
ォーカシングコイル7の前面(対物レンズ側)にトラッ
キングコイル8,8が非導電体を介して設けられてい
る。一方、ヨーク18は、対物レンズ4を保持している
レンズホルダ5に取り付けられており、ヨーク18の一
部が前記ボビン2の孔2aに挿通されて設けられてい
る。またヨーク18の内面には、マグネット19が設け
られている。またレンズホルダ5は、前記弾性支持部材
3と弾性体よりなる4本のワイヤ6とで支持されてい
る。さらにレンズホルダ5には、対物レンズ4の下側に
選択波長開口制限板17が設けられている。
【0042】上記のように形成することにより、前記フ
ォーカシングコイル7に与えられる補正電流により、対
物レンズ4がフォーカシング方向へと微駆動され、また
前記トラッキングコイル8,8に与えられる補正電流に
より、対物レンズ4がトラッキング方向へと微駆動され
て、光ディスクの記録面に対して適正な検出値が得られ
るように位置補正制御が行なわれる。
【0043】上記したように、本発明の光ピックアップ
10は、ACTベース20がキャリッジ1上に設けられ
る(図1参照)。キャリッジ1は、板金などを用いて折
り曲げ形成されるものであり、底板1aと側板1b,1
c,1dとで構成されている。前記側板1bと側板1c
は、対を成して対向して形成され、側板1b、1cの一
端には、ガイド軸(図示せず)が挿通されるガイド軸挿
通孔1e,1eがそれぞれ形成され、側板1b,1cの
他端には、キャリッジ1をディスクの半径方向Rへ駆動
させるための駆動部(図示せず)が接続されるガイド部
1f,1fが形成されている。さらに、側板1bの先部
と側板1cの先部との対向間隙には側板1dが折り曲げ
られて形成されている。
【0044】またキャリッジ1の底板1aには、光学部
材として反射板27、コリメータレンズ28、及びビー
ムスプリッタ(図示せず)が設けられている。また反射
板27、コリメータレンズ28、ビームスプリッタから
構成される光学部材は、底板1aから上方へ折り曲げ形
成された1対の取付片27a,27aの間、1対の取付
片28a,28aの間、図示しない1対の取付片の間
に、それぞれ接着固定されている。
【0045】また、本発明の光ピックアップ10は、D
VDとCDと兼用可能な光ディスク装置に設けられるも
のであり、キャリッジ1にはDVD用の光素子30とC
D用の光素子40とがそれぞれ設けられている。前記光
素子30,40はいずれも、例えば発光系と受光系とが
一体に設けられた複合素子により形成されているもので
あり、光素子30は側板1dに設けられ、光素子40は
底板1aの上部に設けられている。また光素子30は、
側板1dに形成された図示しない貫通孔に挿通されて取
り付けられ、また光素子40は図1に示すように両側方
へ延びる腕部41a,41aと底板1a側へ延びる取付
部41b,41bとを介して所定の位置に固定されてい
る。
【0046】また、キャリッジ1の周囲にはプリント配
線基板29が設けられ、前記ボビン2、光素子30、及
び光素子40などに接続されている。
【0047】本発明の光ピックアップは、上記した実施
の形態に限られるものではなく、前記重なり部2bと重
なり部3bとは、上下逆さまであってもよい。
【0048】また、位置決め部材は、ACTベース20
側に凸部、ボビン2及び弾性支持部材3側に穴又は凹部
であってもよい。また凸部と凹部とによる位置決めだけ
でなく、ACTベース上にボビン2と弾性支持部材3と
が当接可能な壁部を設けたものであってもよい。
【0049】また本発明は、取付面(ベース)上に、隣
接する2部品を1つの締付部材により固定することがで
きるものであれば、光ピックアップに限られるものでは
ない。
【0050】
【発明の効果】本発明は、2つの部品を1つの締付部材
を用いてベース上に確実に強固に固定することができる
ものである。例えば光ピックアップに用いられるボビン
と弾性支持部材の2つの部品をACTベース上に1本の
ねじを用いて確実に強固に固定することができるもので
あり、その結果、製造工程の簡略化を図ることができる
ようになり、製造時間を短縮させ、全体としてコストダ
ウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部品の取付構造を使用した光ピックア
ップを示す斜視図、
【図2】ACTベースにボビンと弾性支持部材とを固定
する場合の説明図、
【図3】ボビンと弾性支持部材とがACTベースへ締め
付けられるときの動作を説明するための説明図、
【図4】ボビンと弾性支持部材とがACTベースに取り
付けられるときの状態をACTベースの下側から見たと
きの斜視図、
【図5】ボビンと弾性支持部材とがACTベースに取り
付けられた後の状態をACTベースの上側から見たとき
の斜視図、
【図6】図5の6−6線で切断したときの断面図、
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 ボビン 3 弾性支持部材 2b,3b 重なり部 2b1,3b1 貫通孔 4 対物レンズ 5 レンズホルダ 6 ワイヤ 7 フォーカシングコイル 8 トラッキングコイル 10 光ピックアップ 11a,11b,12a,12b 突起 20 ACTベース 20a 取付面 21a,21b,22a,22b 位置決め孔 23 ねじ取付孔 24 挿通孔 26 ねじ 30 DVD用の光素子 40 CD用の光素子
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/08 G11B 7/22 5D119 7/22 G02B 7/04 E Fターム(参考) 2H044 AA02 BE09 3J001 AA06 CA01 DB00 DC02 DE06 3J022 DA11 DA12 EA11 EB02 EC02 ED06 ED13 FB06 FB13 GA12 5D117 GG00 HH13 5D118 AA03 AA06 BA01 BB02 CD02 CD03 CD08 EF09 FA29 FB16 FB20 FC10 5D119 AA38 BA01 JA43 JC05 JC07 NA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の取付部材と第2の取付部材の双方
    の底面がベース上に当接した状態で、前記両取付部材が
    前記ベースに位置決め固定されている部品の取付構造に
    おいて、 前記第1の取付部材と前記第2の取付部材には、互いに
    重ねられる第1の重なり部および第2の重なり部と、前
    記第1の重なり部および前記第2の重なり部を貫通する
    貫通孔が設けられ、前記第1の重なり部と前記第2の重
    なり部のうちの少なくとも一方には、前記第1の重なり
    部と第2の重なり部とに締付け力を与えたときに前記第
    1の取付部材と前記第2の取付部材とをベースに沿って
    移動させる分力を発生する傾斜面が形成されており、 前記第1の取付部材および前記第2の取付部材と、前記
    ベースとの間には、前記分力により位置決めが行われる
    位置決め部が設けられ、 前記第1の重なり部と前記第2の重なり部の貫通孔に挿
    入された締付部材が前記ベースに締付けられた状態で、
    前記第1の重なり部と前記第2の重なり部とがベースに
    固定されるとともに、前記位置決め部によりベース上で
    前記第1の取付部材と前記第2の取付部材とが位置決め
    されていることを特徴とする部品の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記位置決め部では、前記第1の取付部
    材および前記第2の取付部材と、前記ベースとの一方に
    突起が他方に穴または凹部が設けられ、前記分力により
    前記突起が前記穴または凹部の縁部に押し付けられる請
    求項1記載の部品の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記傾斜面は、前記ベースに対して15
    °以上45°以下に設定されている請求項1または2記
    載の部品の取付構造。
  4. 【請求項4】 対物レンズを保持するレンズホルダと、
    このレンズホルダを微動自在に支持する弾性支持部材
    と、前記レンズホルダを微駆動させる駆動手段とが設け
    られ、 前記第1の取付部材と前記第2の取付部材の一方に、前
    記駆動手段を構成するコイルまたは磁石が搭載され、他
    方に前記弾性支持部材が固定され、 前記レンズホルダには、前記取付部材に搭載されたコイ
    ルに対向する磁石、または前記取付部材に搭載された磁
    石に対向するコイルが設けられ、 前記第1の取付部材と前記第2の取付部材が請求項1な
    いし3のいずれかの取付構造により前記ベース上に位置
    決め固定されていることを特徴とする光ピックアップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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