JPH0793780A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

Info

Publication number
JPH0793780A
JPH0793780A JP25935793A JP25935793A JPH0793780A JP H0793780 A JPH0793780 A JP H0793780A JP 25935793 A JP25935793 A JP 25935793A JP 25935793 A JP25935793 A JP 25935793A JP H0793780 A JPH0793780 A JP H0793780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing member
end side
objective lens
free end
leaf spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25935793A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Kasahara
章裕 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP25935793A priority Critical patent/JPH0793780A/ja
Publication of JPH0793780A publication Critical patent/JPH0793780A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】トラッキング方向に高速に駆動した場合でも、
十分な制御特性が得られ、安定した情報処理を可能とし
た光学装置を提供する。 【構成】互いに平行に設けられ自由端および固定端を有
し、自由端側で対物レンズ6を光ディスク1と直交する
フォーカス方向に移動可能に支持する第1および第2の
板ばね部材62,63と、第1の板ばね部材62の両端
に溶接により固定された第1の補強部材65と、第2の
板ばね63の両端に一体的にモールドされた樹脂よりな
る第2の補強部材66とを具備してなる構成とした

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光ディスク装置
の光学ヘッドなどに適用される光学装置に係わり、詳し
くは、情報記憶面に光ビームを集光する対物レンズの支
持構造を改良した光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報記憶媒体である光ディスク
に、光ビームを照射して情報処理を行う光ディスク装置
が広く普及しつつある。
【0003】この光ディスク装置にあっては、光ビーム
を情報記憶面に集光する対物レンズを備え、かつ前記情
報記憶面に沿って移動する光学ヘッドを有する。
【0004】また、前記対物レンズは、対物レンズ支持
装置を介して前記情報記憶面に対して接離する方向、す
なわちフォーカス方向に移動可能に支持され、光ディス
クに反り等が有っても確実に情報記憶面に対して焦点合
わせが行えるようになっている。
【0005】従来の最も一般的な対物レンズ支持装置
は、図23に分解して示すように、平行板ばね装置aと
の組合わせで構成されている。
【0006】その平行板ばね装置aは、図24に分解し
て示すように、平行な2枚の板ばねb,cの一端部を固
定部dに接着固定し、他端側をボビンeに接着固定した
ものとなっている。
【0007】前記ボビンeの外周には、フォーカス方向
に駆動力を発生させるための電磁駆動要素であるフォー
カスコイルfが取付けられる。そして、このフォーカス
コイルfに電流を流すことにより、図23に示す磁石g
とヨークhとで構成される磁気回路により発生された磁
場との相互作用によりフォーカス方向に移動されるよう
になっている。
【0008】前記平行板ばね装置aのフォーカス方向に
移動される自由端側には、レンズホルダーjが板ばねb
に接着され、前記ボビンeとレンズホルダーjでフォー
カス板ばねbを挟み込む形になっている。レンズホルダ
ーjには対物レンズkが接着固定され、結果として対物
レンズkがフォーカス方向に移動自在で、他の方向の自
由度が規制される構成が取られている。
【0009】また、組立性を改善する方法として、板ば
ねb,c、固定部d、ボビンe、及びレンズホルダーj
を一体的に射出成型する方式も提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た方式にあっては、以下に示す問題点があった。
【0011】すなわち、接着により板ばね支持装置aを
構成する場合は、確かに、フォーカス方向の駆動特性に
おいては何ら問題を生じていないが、上記装置aをフォ
ーカス方向と直角の方向であるトラッキング方向に高速
に駆動しようとした場合、接着部のトラッキング方向の
剛性不足により、十分な制御特性が得られないといった
問題があった。
【0012】また、一体的に射出成型する場合も、上下
の板ばねb,cの間に、板ばねの面内方向に移動可能な
スライド型を含む金型構成にする必要がある。このた
め、スライド型をスライドするためのクリアランス内
で、板ばねの位置が不定になり、成型時の樹脂の流れに
板ばねが押されて、板ばねが変形した状態でアウトサー
トされることになり、その板ばねの歪みにより、トラッ
キング方向の振動特性が劣化し、やはり十分な振動特性
が得られないといった問題があった。
【0013】本発明は、上記問題点を解決した光学装置
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決し得る光学装置として、情報記憶媒体に対し光ビーム
を照射し、情報記憶媒体からの反射光に基づいて少なく
とも情報記憶媒体に記憶された情報を再生処理する光学
装置において、情報記憶媒体に対し光ビームをフォーカ
ス状態に照射する対物レンズと、互いに平行に設けられ
自由端および固定端を有し、自由端側で前記対物レンズ
を情報記憶媒体と直交するフォーカス方向に移動可能に
支持する第1および第2の板ばね部材と、第1の板ばね
部材の両端にかしめにより固定された第1の補強部材
と、第2の板ばねの両端に一体的にモールドされた樹脂
よりなる第2の補強部材とを具備してなる構成としたも
のである。
【0015】また、情報記憶媒体に対し光ビームを照射
し、情報記憶媒体からの反射光に基づいて少なくとも情
報記憶媒体に記憶された情報を再生処理する光学装置に
おいて、情報記憶媒体に対し光ビームをフォーカス状態
に照射する対物レンズと、互いに平行に設けられ自由端
および固定端を有し、自由端側で前記対物レンズを情報
記憶媒体と直交するフォーカス方向に移動可能に支持す
る第1および第2の板ばね部材と、第1の板ばね部材の
両端に溶接により固定された第1の補強部材と、第2の
板ばねの両端に一体的にモールドされた樹脂よりなる第
2の補強部材とを具備してなる構成としたものである。
【0016】
【作用】上記手段の光学装置にあっては、第1の板ばね
部材と第2の板ばね部材の補強部が個別にモールドまた
はかしめられて構成される。したがって、金型で押さえ
た状態でモールドまたはかしめることができ、モールド
時の歪みを板ばねに与えることがなく、また、接合時は
変形し易い板ばね部ではなく、補強部同志の接合になる
ために、板ばね部の精度が向上する。
【0017】さらに、補強部材が対物レンズを保持する
レンズホルダを兼用することになり、補強部材は、かし
めまたは溶接等の手段により強固に接合されるため、ラ
ジアル方向の剛性が高い対物レンズ支持装置が実施で
き、ラジアル方向に対物レンズを移動させる制御を行う
ときに、その制御特性を著しく向上させることが可能と
なる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0019】まず、図1及び図2を参照して、本発明の
光学装置が適用された光ディスク装置100の主要部の
構成について説明する。
【0020】この光ディスク装置100は、情報記憶媒
体である光ディスク1を保持して回転駆動するディスク
駆動手段としてのスピンドルモータ2(図2参照)を有
する。
【0021】また、このスピンドルモータ2により回転
される前記光ディスク1の下面側には、移動光学系3を
搭載し、矢印A方向、すなわち、前記光ディスク1の半
径方向(トラック制御方向)に移動可能な光学装置とし
ての光学ヘッド4を有する。
【0022】この光学ヘッド4は、移動手段であるキャ
リッジ5に、移動光学系3の構成部材である対物レンズ
6を保持した対物レンズ支持装置7と、移動光学系3の
構成部材であるガイド手段としての立上ミラー8とを搭
載した構成となっている。
【0023】一方、光学ヘッド4の移動路の光ディスク
1の外周方向の延長線上には、固定光学ユニット9が設
けられており、前記光学ヘッド4に搭載された前記移動
光学系3に向けて光ビームとしてのレーザビームLBを
照射するようになっている。
【0024】この移動光学系3に向けて照射されたレー
ザビームLBは、ガイド手段としての光学素子である立
上ミラー8により直角に立上げられ、対物レンズ6を通
して光ディスク1の情報記憶面1aに集光される。ま
た、情報記憶面1aで反射されたレーザビームLBは、
対物レンズ3を通過した後、立上ミラー8により水平に
曲げられて固定光学ユニット9に送られ、情報の処理が
行われるようになっている。
【0025】固定光学ユニット9は、図2に示すよう
に、レーザビームLBを発生する半導体レーザ (光源)
10、レーザ10からのレーザビームLBをコリメート
するコリメートレンズ15、レーザ10からのレーザビ
ームLBを光ディスク1に向かうレーザビームLBと光
ディスク1で反射された反射レーザビームとを分離する
第1のビームスプリッタ16、光ディスク1で反射され
た反射レーザビームLBをフォーカス制御及び情報再生
に利用される第1のビームとトラック制御に利用される
第2のビームに分割する第2のビームスプリッタ17、
第1及び第2のビームをそれぞれ集束させる第1及び第
2の集束レンズ18及び19、及び、それぞれのビーム
を電気信号に変換する第1及び第2の光検出器20及び
21などを含んでいる。
【0026】また、この様に構成された固定光学ユニッ
ト9は、信号ケーブル25を介して制御部30に接続し
ている。制御部30は、図示しない外部装置、例えば、
ホストコンピュータなどから入力される情報に応じて記
録信号を発生する記録信号発生回路31、固定光学ユニ
ット9を介して検出された検出信号から光ディスク1に
記録されている情報を再生する情報再生回路32、対物
レンズ6のトラッキングを制御するためのトラック制御
信号を発生するトラック制御回路33、及び、対物レン
ズ6のフォーカスを制御するためのフォーカス制御信号
を発生するフォーカス制御回路34などの回路を含んで
いる。
【0027】しかして、レーザ10から発生されたレー
ザビームLBは、コリメートレンズ15を介して平行ビ
ームに変換され、第1のビームスプリッタ16で90°
折り曲げられて、光学ヘッド4の移動光学系3に入射さ
れる。そして、立上ミラー8を介して対物レンズ6に入
射される。対物レンズ6に入射されたレーザビームLB
は、対物レンズ6を介して集束性が与えられ、光ディス
ク1の情報記憶面1aに集光される。
【0028】光ディスク装置100が再生状態である場
合には、光ディスク1に導かれたレーザビームLBは、
情報記憶面1aに記録されている情報( 即ちピット) の
有無に応じて強度変調され、再び、対物レンズ6に戻さ
れる。
【0029】対物レンズ6に戻された反射レーザビーム
LBは、立上ミラー8を介して固定光学ユニット9に導
かれる。そして、第1のビームスプリッタ16を通過さ
れ、第2のビームスプリッタ17で2つの分割されて、
それぞれ、集束レンズ18及び19を介して第1及び第
2の光検出器20及び21に結像される。
【0030】光検出器20及び21に導かれた反射レー
ザビームLBは、それぞれ、ビームスポットの大きさに
対応する電気信号に変換され、トラック制御回路33及
びフォーカス制御回路34に供給されて、対物レンズ6
のフォーカス制御及びトラック制御に利用される。尚、
光検出器21に導かれた反射レーザビームLBは、情報
再生回路32にも供給され、光ディスク1に記録されて
いる情報として図示しないホストコンピュータなどに出
力される。
【0031】この場合、光学ヘッド4は、光ディスク1
の情報記憶面1aの記録すべきトラックの位置に応じ
て、光ディスク1の半径方向(矢印A方向)に移動制御
される。
【0032】つぎに、光学ヘッド4の構成について、図
1を参照して説明する。
【0033】光学ヘッド4は、前記対物レンズ6、立上
ミラー8等の移動光学系3、及び対物レンズ支持装置7
等を搭載するキャリッジ5を有する。
【0034】キャリッジ5の両側部には、板ばね40、
40を介して支持された2個を対とした複数のローラ4
1…を有しており、これらローラ41…を、図1に示す
ように、光ディスク1の半径方向に沿って水平かつ平行
に配設された2本のガイドシャフト42,42に転接さ
せることで、前記光ディスク1の半径方向(トラック制
御方向)に移動可能に支持されている。
【0035】さらに、キャリッジ5の両側部には、ラジ
アルコイル45,45が取付けられており、これらラジ
アルコイル45,45は、磁気回路47,47の形成部
材である内ヨーク48,48に外嵌した状態となってい
る。
【0036】磁気回路47は、ラジアルコイル45に供
給される電力に応じて発生される磁力に対応する磁界を
提供するためのもので、それぞれ前記内ヨーク48と、
この内ヨーク48の外側かつ両端が接続状態に設けられ
た外ヨーク49と、この外ヨーク49の内側に取着され
たマグネット50とを有している。そして、これら、前
記ラジアルコイル45,45に電力を供給することによ
り、磁気回路47,47から供給される磁界に対応する
推進力が発生し、キャリッジ5を移動させるリニアモー
タ51を構成している。
【0037】また、キャリッジ5には、上面側から、対
物レンズ6を支持した後述する対物レンズ支持装置7、
フォーカシング用磁石56,フォーカシング用ヨーク5
7、フォーカスコイル58、及びトラックコイル59等
が組込まれるようになっている。また、下面側から、立
上ミラー8が組込まれるようになっている。さらに、前
記ラジアルコイル45,45、フォーカスコイル58、
及びトラックコイル59に電力を供給するためのケ−ブ
ル(図示しない)が接続されている。
【0038】つぎに、本発明の要部である対物レンズ支
持装置7について説明する。
【0039】まず、図3ないし図6を参照して、対物レ
ンズ支持装置7の全体構成を説明する。また、図3は組
立状態の断面図、図4は上面図、図5は下面図、図6は
図4のA−A線に沿う断面図である。
【0040】対物レンズ支持装置7は、前記キャリッジ
5に固定される補強部材でもある樹脂製の固定側支持部
材60と、樹脂製の補強部材でもある可動側支持部材6
1と、これら両部材を連結する平行な第1の板ばね62
と第2の板ばね63とを有した平行板ばね装置からな
る。
【0041】上側に位置する第1の板ばね62には、そ
の一端に第1の補強部材65が、また、他端に第2の補
強部材66が取付けられている。
【0042】第1の補強部材65は、板ばね62を挟み
込む形で取付けられる2枚の金属製の補強板65a,6
5bからなる。また、第2の補強部材66は、板ばね6
2を挟み込む形で取付けられる2枚の金属製の補強板6
6a,66bからなる。
【0043】これら補強板65a,65b及び66a,
66bは、後述するようにカシメ、又はレーザスポット
熔接、又は電気スポット熔接などの手段で固定されてい
る。
【0044】また、下側に位置する第2の板ばね63の
両端部には、樹脂製の前記固定側支持部材60と可動側
支持部材61が一体的にモールドされている。
【0045】そして、第1の板ばね62の一端側に設け
られた第1の補強部材65の下面、すなわち、補強板6
5bと固定側支持部材60の上面を、また、第1の板ば
ね62の他端側に設けられた第2の補強部材66の下
面、すなわち、補強板66bと可動側支持部材61の上
面とを、それぞれ、熱溶着、超音波カシメ、接着などの
適宜な手段により接合することで一体化し、対物レンズ
支持装置7を構成するようになっている。
【0046】一方、前記可動側支持部材61の上端側外
周部は、他の部分より小径に形成されていて、前記フォ
ーカスコイル58を外嵌するための嵌合段部67となっ
ている。そして、補強板66bと可動側支持部材61の
上面とを接合する前に、嵌合段部67にフォーカスコイ
ル58を予め嵌合しておくことで、このフォーカスコイ
ル58を補強板66bと可動側支持部材61との間に挟
持させるようになっている。
【0047】また、前記可動側支持部材61には、レ−
ザビームLBが透過できる透孔70が設けられている。
また、可動側支持部材61に対して重合状態にある2枚
の補強板66a,66b及び第1の板ばね62を貫通す
る状態に前記透孔70と連通する透孔71が設けられて
おり、前記補強板66a,66bからなる第2の補強部
材66が対物レンズ6を保持する対物レンズホルダとな
っていている。
【0048】一方、固定側支持部材60には、前記キャ
リッジ5の上面に突設された2本の取付ピン72,72
と嵌合することで、固定側支持部材60の位置決めを行
うピン挿入孔73,73が形成されている。また、固定
側支持部材60に対して重合状態にある2枚の補強板6
5a,65b及び第1の板ばね62を貫通する状態に前
記ピン挿入孔73,73と連通する透孔74,74が設
けられている。
【0049】ここで、図7の(A)に示すように、従来
の接着による対物レンズ支持装置の振動モデルは、取付
部と可動質量(対物レンズ6とそれを支持する部材)の
間に、板ばねのトラッキング方向のばね定数Kと、接着
部のばねKBが直列に接続されているのに対し、本発明
によれば、図7の(B)に示す様な支持部と可動質量の
間に板ばねのトラッキング方向のばね定数Kのみが存在
する形で近似できる。
【0050】なぜなら、より厳密にモデル化すると図7
の(C)に示すように、可動質量はM1とM2の2つに
分裂し、M1とM2が接合剛性KBのばねで連結される
振動モデルになるが、M1と第1の板ばねによるトラッ
キング方向の固有振動数と、M2と第2の板ばねによる
固有振動数をほぼ一致させることにより、M1とM2の
結合強度に無関係で、図7の(B)に示すモデルと同一
の挙動を示すからである。
【0051】そのため、接合部を、従来装置のように、
板ばねと可動部にするのではなく、2つに分割した可動
部同士にする。すなわち、それぞれの可動部である第2
の補強部材66と第1の板ばね60との接合をカシメ又
は熔接により行ない、補強部材でもある可動側支持部材
61と第2の板ばね63との接合を一体成型により行な
うことにより、トラッキング方向の共振点を高く設定で
き、結果として良好な制御特性が実現できるものとなっ
ている。
【0052】つぎに、図8及び図9を参照して、第1の
板ばね62と第2の補強部材66である金属製の補強板
66a,66bとの締結方法を詳細に説明する。
【0053】第1の板ばね62には孔部75が設けら
れ、前記孔部75と同心的に補強板66aにはバーリン
グ加工等による突出部76が設けられ、補強板66bに
は孔部77が設けられている。
【0054】そして、図8に示すように、前記突出部7
6は孔部75と孔部77を貫通する状態で組合わされた
後、図9に示すように、突出部76の先端を塑性変形さ
せて頭をつぶすことにより、金属製の補強板66aと、
板ばね62と、金属製の補強板66bとを締結する。
【0055】このように、機械的に圧力がかかった状態
で締結されるため、2枚の補強板66a,66bからな
る第2の補強部材66と板ばね62の結合強度は極めて
大きく、接着剤を使用した場合の様な結合部のばね性は
無くなる。
【0056】また、補強部材としてアルミニウムやステ
ンレスなどの金属が使用できるため、トラッキング方向
の剛性が一層大きくなり、良好なトラッキング方向の制
御特性が得られる。
【0057】また、締結部が対物レンズ6が取付けられ
る透孔71を兼ねる構造であるため、対物レンズ6の最
も近傍で締結されることにより、キャリッジ5に固定さ
れる側の第1の補強部材65から対物レンズ6までの力
の伝達経路の総合ばね定数を一層大きくすることがで
き、結果として安定な制御特性が得られる。
【0058】つぎに、図10及び図11を参照して、第
1の板ばね62と第2の補強部材66である金属製の補
強板66a,66bとの第2の締結方法を説明する。
【0059】この第2の締結方法は、レーザスポット熔
接による方法で、第1の締結方法のように補強板66a
にはバーリングによる突出部76を設ける必要がない
が、第1の板ばね62には孔部75が設けられ、前記孔
部75と同心的に補強板66bには孔部77が、また、
補強板66aには孔部78が設けられている。
【0060】そして、図10に示すように、前記孔部7
5,77,78が同心状態になるように第1の板ばね6
2と補強板66a,66bを組合わせた後、圧力をかけ
て密着させた状態で図11に示すようにレーザを照射さ
せて部分的に溶融凝固させることで、第1の板ばね62
と補強板66a,66bを締結する。
【0061】このように、機械的に圧力がかかった状態
で締結され、かつ部分的に溶融凝固部79で一体になっ
ているため、第1の板ばね62と第2の補強部材66を
構成する補強板66a,66bとの結合強度は極めて大
きく、接着剤を使用した場合の様な結合部のばね性は無
くなる。
【0062】また、補強部材66としてアルミニウムや
ステンレスなどの金属を使用できるため、トラッキング
方向の剛性が一層大きくなり、良好なトラッキング方向
の制御特性が得られる。
【0063】さらに、上記のようなレーザスポット熔接
の替わりに、電気スポット熔接で締結しても全く同様な
効果が得られる。
【0064】つぎに、図12ないし図15を用いて、前
述のように締結された第1の板ばね62と補強板66
a,66bの組立体と、可動側支持部材61との締結方
法に関して説明する。
【0065】図12は締結部分の上面図、図13は図1
2のB−B線に沿う断面図、図14は図12のC−C線
に沿う断面図、図15はカシメた後のC−C線に沿う断
面図である。
【0066】第1の板ばね62と補強板66a,66b
の組立体には、前記補強板66a(66b)の四隅に位
置して締結孔80…が設けられ、一方、樹脂で構成され
た補強部材でもある可動側支持部材61の上面には、締
結突起81…が突設されている。
【0067】そして、図14に示すように、前記締結孔
80…に締結突起81…を貫通させ、その先端突出部を
図15に示すように超音波または熱でカシメることによ
り両者を締結するようになっている。
【0068】超音波、又は熱によるカシメ作業は、タク
トタイム短縮による生産性向上に役立つため、板ばねを
直接カシメる手法が試みられているが、その場合はカシ
メ部に作用する応力が穴の内面方法に作用し(穴を広げ
ようとする方向)板ばねを歪めて振動特性を劣化させて
いたが、本発明によれば金属補強部材にカシメているた
め、振動特性に重要な影響を与える板ばねには何等与え
る心配がない。
【0069】また、上記のように、第1の板ばね62と
補強板66a,66bの組立体と、可動側支持部材61
とを締結する前に、予めフォーカスコイル58を可動側
支持部材61の嵌合段部67に嵌合させ、嵌合段部67
と補強板66bとでフォーカスコイル58を挾持させ
る。
【0070】また、図13に示すように、可動側支持部
材61に対して重合状態にある2枚の補強板66a,6
6b及び第1の板ばね62を貫通する状態に、可動側支
持部材61に形成された透孔70と連通する透孔71が
設けられており、前記補強板66a,66bからなる第
2の補強部材66が対物レンズ6を保持する対物レンズ
ホルダとなっていている。そして、対物レンズ6のフラ
ンジ部6aを補強板66aに接着することで取付ける。
【0071】一方、第1の板ばね62と補強板65a,
65bの組立体と、固定側支持部材60との締結は、接
着等の手段で行う。接着等の手段であっても、第1の板
ばね62と補強板65a,65bの組立体には、キャリ
ッジ5に突設された取付ピン72,72と嵌合する透孔
74,74が形成されていて、トラッキング方向の力を
透孔74,74の内周面部で受けることができ、トラッ
キング方向の剛性を十分有するものとなる。また、この
第1の板ばね62と補強板65a,65bの組立体と、
固定側支持部材60との締結は、前記の第1の板ばね6
2と補強板66a,66bの組立体と、可動側支持部材
61との締結方法と同様に、締結孔80…と締結突起8
1…とによって、締結しても良い。
【0072】つぎに、図16ないし図21を用いて、前
記固定側支持部材60、可動側支持部材61、第1の板
ばね62、補強板65a,65b、補強板66a,66
b、及び第2の板ばね63等からなる対物レンズ支持装
置7の製造工程を説明する。
【0073】図16は、第1の板ばね62を、一枚の帯
状の基板85からエッチング又はプレス加工により、複
数枚を一度に成型した状態を示す。各第1の板ばね62
…は、それぞれ複数の連結部86…によって基板85に
接続された状態となっており、また、基板85の長さ方
向、すなわち、第1の板ばね62…の配設方向に沿う両
側縁部には、前記第1の板ばね62…に対して所定の位
置関係となる複数の位置決め孔87…が設けられた状態
となっている。
【0074】図17は、第1の補強部材65となる補強
板65aと第2の補強部材66となる補強板66aを、
一枚の帯状の基板90からエッチング又はプレス加工に
より、複数枚を一度に成型した状態を示す。各補強板6
5a…、66a…は、それぞれ一対の連結部91,91
によって基板90に接続された状態となっており、ま
た、基板90の長さ方向、すなわち、補強板65a…、
66a…配設方向に沿う両側縁部には、前記補強板65
a…、66a…に対して所定の位置関係となる複数の位
置決め孔92…が設けられた状態となっている。
【0075】また、補強板65bおよび補強板66b
も、前記補強板65a,66aと同様に基板95からエ
ッチング又はプレス加工により、複数枚を一度に成型さ
れる。この説明においては、図17中に異なる部分のみ
括弧書きで符号を付し、他は共通なので重複説明は省略
する。
【0076】図18は、上記の第1の板ばね62…が成
型された基板85を、補強板65a,66aが成型され
た基板90と、補強板65b,66bが成型された基板
95とで挟む状態に重合わせた状態を示す。
【0077】これら3枚の基板90,85,95は、位
置決め孔92…,87…,92…により、相互の位置合
わせがなされており、この重合わせた状態で、カシメ、
またはレーザスポット熔接、電気スポット熔接にて、第
1の板ばね62に対して補強板65a,66aおよび補
強部材65b,66bを接合する。
【0078】図19は、第2の板ばね63を、一枚の帯
状の基板96からエッチング又はプレス加工により、複
数枚を一度に成型した状態を示す。各第2の板ばね63
…は、それぞれ複数の連結部97…によって基板96に
接続された状態となっており、また、基板96の長さ方
向、すなわち、第2の板ばね63…の配設方向に沿う両
側縁部には、前記第2の板ばね63…に対して所定の位
置関係となる複数の位置決め孔98…が設けられた状態
となっている。
【0079】そして、第2の板ばね63…が成型された
基板96を、前記位置決め孔98…により射出成型用金
型(図示しない)に位置決めし、図20に示すように、
補強部材でもある固定側支持部材60と可動側支持部材
61が、第2の板ばね63の両端側にアウトサート加工
される。
【0080】ついで、上記のように第1の板ばね62…
に補強板65a,65b,66a,66bを接合した状
態にある前記基板85,90,95と、第2の板ばね6
3…に固定側支持部材60および可動側支持部材61が
アウトサート加工された基板27は、可動側支持部材6
1の嵌合段部67にフォーカスコイル58を挿入した
後、接合加工または射出成型時に用いた位置決め孔87
…,92…,98…を用いて、両者の位置を定めた状態
で重ね合わせ、第1の補強部材65と固定側支持部材6
0、及び第2の補強部材66と可動側支持部材61を、
超音波溶着、熱カシメ、または接着等の手段により固定
することになる。
【0081】ここで、基板85,90,95に設けられ
た位置決め孔87…,92…の孔径は、基板96に設け
られた位置決め孔98…の孔径より小さくなっており、
図21に示すように、位置決め手段である同心段付き棒
99で一定の間隔を保ち保持することができるようにな
っている。
【0082】また、上記のように固定された後は、連結
部86…,91…,97…を、レーザまたは、抜打ち金
型により切断するが、その際、切断を容易にするため
に、各連結部86…,91…,97…の位置が,ズレた
位置に配置されている。
【0083】上述した製造工程をとることにより、以下
に示す効果が得られる。
【0084】すなわち、成型時の位置決め87…,92
…,98…を,補強部材接合時の位置決め孔として共用
することにより、補強部材間のピッチが金型ピッチの精
度まで向上させることができるため、精度の高い平行板
ばねが構成できる。
【0085】また、接合後に連結部86…,91…,9
7…を切離すために、切断前の工程では、基板85,9
0,95及び基板96が、板ばね62,63を保護し、
ハンドリン時に、板ばね部に過大な応力を作用させて板
ばねを損傷させる危険が少なくなる等の実用上多大な効
果が奏せられる。
【0086】なお、本発明は、上記実施例に限らず、要
旨を変えない範囲で種々変形実施可能なことは勿論であ
る。
【0087】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、第1の板ばね部材と第2の板ばね部材の補強部が個
別にモールドまたはかしめられて構成される。したがっ
て、金型で押さえた状態でモールドまたはかしめること
ができ、モールド時の歪みを板ばねに与えることがな
く、また、接合時は変形し易い板ばね部ではなく、補強
部同志の接合になるために、板ばね部の精度が向上す
る。
【0088】さらに、補強部材が対物レンズを保持する
レンズホルダを兼用することになり、補強部材は、かし
めまたは溶接等の手段により強固に接合されるため、ラ
ジアル方向の剛性が高い対物レンズ支持装置が実施で
き、ラジアル方向に対物レンズを移動させる制御を行う
ときに、その制御特性を著しく向上させることができる
といった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学装置としての光学ヘッドの一実施
例が適用された光ディスク装置の主要部の構成を示す概
略的斜視図。
【図2】同じく、光ディスク装置の制御系と光学系を示
す図。
【図3】本発明の光学装置としての光学ヘッドの主要部
の構成を示す断面図。
【図4】同じく、上面図。
【図5】同じく、下面図。
【図6】図4のA−A線に沿う断面図。
【図7】振動モデルを説明する図。
【図8】本発明の要部における板ばねと金属補強部材の
第1の締結方法を説明する断面図。
【図9】同じく、板ばねと金属補強部材の第1の締結方
法を説明する断面図。
【図10】本発明の要部における板ばねと金属補強部材
の第2の締結方法を説明する断面図。
【図11】同じく、板ばねと金属補強部材の第2の締結
方法を説明する断面図。
【図12】本発明の要部における補強部材同士の締結方
法を説明する上面図。
【図13】図12のB−B線に沿う断面図。
【図14】図12のB−B線に沿うカシメ前の状態を示
す断面図。
【図15】図12のB−B線に沿うカシメ後の状態を示
す断面図。
【図16】基板に対し第1の板ばねを複数枚を一度に成
型した状態を示す図。
【図17】基板に対し補強部材となる補強板を複数枚を
一度に成型した状態を示す図。
【図18】第1の板ばねが成型された基板を、補強板が
成型された2枚の基板で挟む状態に重合わせた状態を示
す図。
【図19】基板に対し第2の板ばねを複数枚を一度に成
型した状態を示す図。製造工程を説明する図。
【図20】第2の板ばねの両端側に補強部材でもある固
定側支持部材と可動側支持部材が、アウトサート加工さ
れ状態を示す図。
【図21】第1の板ばねに補強板を接合した状態にある
基板と、第2の板ばねに固定側支持部材および可動側支
持部材がアウトサート加工された基板を位置決めした状
態を示す図。
【図22】従来例を説明する図。
【図23】従来例を説明する図。
【符号の説明】
1…光ディスク(情報記憶媒体)、1a…情報記憶面、
3…移動光学系、4…光学ヘッド光学装置)、5…キャ
リッジ(移動手段)、6…対物レンズ、7…対物レンズ
支持装置、9…固定光学ユニット、LB…レーザビーム
(光ビーム)、60…固定側支持部材(補強部材)、6
1…可動側支持部材(補強部材)、62…第1の板ば
ね、63…第2の板ばね、65…第1の補強部材、65
a,65b…補強板、66…第2の補強部材(レンズホ
ルダ)、66a,66b…補強板、100…光ディスク
装置。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報記憶媒体に対し光ビームを照射し、情
    報記憶媒体からの反射光に基づいて少なくとも情報記憶
    媒体に記憶された情報を再生処理する光学装置におい
    て、 情報記憶媒体に対し光ビームをフォーカス状態に照射す
    る対物レンズと、 互いに平行に設けられ自由端および固定端を有し、自由
    端側で前記対物レンズを情報記憶媒体と直交するフォー
    カス方向に移動可能に支持する第1および第2の板ばね
    部材と、 第1の板ばね部材の両端にかしめにより固定された第1
    の補強部材と、 第2の板ばねの両端に一体的にモールドされた樹脂より
    なる第2の補強部材と、を具備してなることを特徴とす
    る光学装置。
  2. 【請求項2】情報記憶媒体に対し光ビームを照射し、情
    報記憶媒体からの反射光に基づいて少なくとも情報記憶
    媒体に記憶された情報を再生処理する光学装置におい
    て、 情報記憶媒体に対し光ビームをフォーカス状態に照射す
    る対物レンズと、 互いに平行に設けられ自由端および固定端を有し、自由
    端側で前記対物レンズを情報記憶媒体と直交するフォー
    カス方向に移動可能に支持する第1および第2の板ばね
    部材と、 第1の板ばね部材の両端に溶接により固定された第1の
    補強部材と、 第2の板ばねの両端に一体的にモールドされた樹脂より
    なる第2の補強部材と、を具備してなることを特徴とす
    る光学装置。
  3. 【請求項3】情報記憶媒体に対し光ビームを照射し、情
    報記憶媒体からの反射光に基づいて少なくとも情報記憶
    媒体に記憶された情報を再生処理する光学装置におい
    て、 情報記憶媒体に対し光ビームをフォーカス状態に照射す
    る対物レンズと、 互いに平行に設けられ自由端および固定端を有し、自由
    端側で前記対物レンズを情報記憶媒体と直交するフォー
    カス方向に移動可能に支持する第1および第2の板ばね
    部材と、 第1の板ばね部材の両端にかしめにより固定された第1
    の補強部材と、 第2の板ばねの両端に一体的にモールドされた樹脂より
    なる第2の補強部材と、 前記自由端側の前記第1の補強部材と前記自由端側の前
    記第2の補強部材との間に挾持されることにより配置さ
    れ、前記対物レンズを前記ホーカス方向に移動するフォ
    ーカスコイルと、 を具備し、 前記自由端側の前記第1の補強部材と前記自由端側の前
    記第2の補強部材及び前記固定端側の前記第1の補強部
    材及び前記固定端側の前記第2の補強部材と前記固定端
    側の前記第2の補強部材が熱溶着により接合されている
    ことを特徴とする光学装置。
  4. 【請求項4】情報記憶媒体に対し光ビームを照射し、情
    報記憶媒体からの反射光に基づいて少なくとも情報記憶
    媒体に記憶された情報を再生処理する光学装置におい
    て、 情報記憶媒体に対し光ビームをフォーカス状態に照射す
    る対物レンズと、 互いに平行に設けられ自由端および固定端を有し、自由
    端側で前記対物レンズを情報記憶媒体と直交するフォー
    カス方向に移動可能に支持する第1および第2の板ばね
    部材と、 第1の板ばね部材の両端にかしめにより固定された第1
    の補強部材と、 第2の板ばねの両端に一体的にモールドされた樹脂より
    なる第2の補強部材と、 前記自由端側の前記第1の補強部材と前記自由端側の前
    記第2の補強部材との間に挾持されることにより配置さ
    れ、前記対物レンズを前記ホーカス方向に移動するフォ
    ーカスコイルと、を具備し、 前記自由端側の前記第1の補強部材と前記自由端側の前
    記第2の補強部材及び前記固定端側の前記第1の補強部
    材及び前記固定端側の前記第2の補強部材と前記固定端
    側の前記第2の補強部材が超音波かしめにより接合され
    ていることを特徴とする光学装置。
  5. 【請求項5】情報記憶媒体に対し光ビームを照射し、情
    報記憶媒体からの反射光に基づいて少なくとも情報記憶
    媒体に記憶された情報を再生処理する光学装置におい
    て、 情報記憶媒体に対し光ビームをフォーカス状態に照射す
    る対物レンズと、 互いに平行に設けられ自由端および固定端を有し、自由
    端側で前記対物レンズを情報記憶媒体と直交するフォー
    カス方向に移動可能に支持する第1および第2の板ばね
    部材と、 第1の板ばね部材の両端にかしめにより固定された第1
    の補強部材と、 第2の板ばねの両端に一体的にモールドされた樹脂より
    なる第2の補強部材と、 前記自由端側の前記第1の補強部材と前記自由端側の前
    記第2の補強部材との間に挾持されることにより配置さ
    れ、前記対物レンズを前記ホーカス方向に移動するフォ
    ーカスコイルと、を具備し、 前記自由端側の前記第1の補強部材と前記自由端側の前
    記第2の補強部材及び前記固定端側の前記第1の補強部
    材及び前記固定端側の前記第2の補強部材と前記固定端
    側の前記第2の補強部材が接着により接合されているこ
    とを特徴とする光学装置。
  6. 【請求項6】情報記憶媒体に対し光ビームを照射し、情
    報記憶媒体からの反射光に基づいて少なくとも情報記憶
    媒体に記憶された情報を再生処理する光学装置におい
    て、 情報記憶媒体に対し光ビームをフォーカス状態に照射す
    る対物レンズと、 互いに平行に設けられ自由端および固定端を有し、自由
    端側で前記対物レンズを情報記憶媒体と直交するフォー
    カス方向に移動可能に支持する第1および第2の板ばね
    部材と、 第1の板ばね部材の両端に溶接により固定された第1の
    補強部材と、 第2の板ばねの両端に一体的にモールドされた樹脂より
    なる第2の補強部材と、 前記自由端側の前記第1の補強部材と前記自由端側の前
    記第2の補強部材との間に挾持されることにより配置さ
    れ、前記対物レンズを前記ホーカス方向に移動するフォ
    ーカスコイルと、を具備し、 前記自由端側の前記第1の補強部材と前記自由端側の前
    記第2の補強部材及び前記固定端側の前記第1の補強部
    材及び前記固定端側の前記第2の補強部材と前記固定端
    側の前記第2の補強部材が熱溶着により接合されている
    ことを特徴とする光学装置。
  7. 【請求項7】情報記憶媒体に対し光ビームを照射し、情
    報記憶媒体からの反射光に基づいて少なくとも情報記憶
    媒体に記憶された情報を再生処理する光学装置におい
    て、 情報記憶媒体に対し光ビームをフォーカス状態に照射す
    る対物レンズと、 互いに平行に設けられ自由端および固定端を有し、自由
    端側で前記対物レンズを情報記憶媒体と直交するフォー
    カス方向に移動可能に支持する第1および第2の板ばね
    部材と、 第1の板ばね部材の両端に溶接により固定された第1の
    補強部材と、 第2の板ばねの両端に一体的にモールドされた樹脂より
    なる第2の補強部材と、 前記自由端側の前記第1の補強部材と前記自由端側の前
    記第2の補強部材との間に挾持されることにより配置さ
    れ、前記対物レンズを前記ホーカス方向に移動するフォ
    ーカスコイルと、を具備し、 前記自由端側の前記第1の補強部材と前記自由端側の前
    記第2の補強部材及び前記固定端側の前記第1の補強部
    材及び前記固定端側の前記第2の補強部材と前記固定端
    側の前記第2の補強部材が超音波かしめにより接合され
    ていることを特徴とする光学装置。を具備してなること
    を特徴とする光学装置。
  8. 【請求項8】情報記憶媒体に対し光ビームを照射し、情
    報記憶媒体からの反射光に基づいて少なくとも情報記憶
    媒体に記憶された情報を再生処理する光学装置におい
    て、 情報記憶媒体に対し光ビームをフォーカス状態に照射す
    る対物レンズと、 互いに平行に設けられ自由端および固定端を有し、自由
    端側で前記対物レンズを情報記憶媒体と直交するフォー
    カス方向に移動可能に支持する第1および第2の板ばね
    部材と、 第1の板ばね部材の両端に溶接により固定された第1の
    補強部材と、 第2の板ばねの両端に一体的にモールドされた樹脂より
    なる第2の補強部材と、 前記自由端側の前記第1の補強部材と前記自由端側の前
    記第2の補強部材との間に挾持されることにより配置さ
    れ、前記対物レンズを前記ホーカス方向に移動するフォ
    ーカスコイルと、を具備し、 前記自由端側の前記第1の補強部材と前記自由端側の前
    記第2の補強部材及び前記固定端側の前記第1の補強部
    材及び前記固定端側の前記第2の補強部材と前記固定端
    側の前記第2の補強部材が接着により接合されているこ
    とを特徴とする光学装置。
  9. 【請求項9】情報記憶媒体に対し光ビームを照射し、情
    報記憶媒体からの反射光に基づいて少なくとも情報記憶
    媒体に記憶された情報を再生処理する光学装置におい
    て、 情報記憶媒体に対し光ビームをフォーカス状態に照射す
    る対物レンズと、 互いに平行に設けられ自由端および固定端を有し、自由
    端側で前記対物レンズを情報記憶媒体と直交するフォー
    カス方向に移動可能に支持する第1および第2の板ばね
    部材と、 第1の板ばね部材の両端にかしめにより固定された第1
    の補強部材と、 第2の板ばねの両端に一体的にモールドされた樹脂より
    なる第2の補強部材と、を具備し、 前記自由端側の前記第1の補強部材に形成された穴部に
    前記対物レンズが保持されていることを特徴とする光学
    装置。
  10. 【請求項10】情報記憶媒体に対し光ビームを照射し、
    情報記憶媒体からの反射光に基づいて少なくとも情報記
    憶媒体に記憶された情報を再生処理する光学装置におい
    て、 情報記憶媒体に対し光ビームをフォーカス状態に照射す
    る対物レンズと、 互いに平行に設けられ自由端および固定端を有し、自由
    端側で前記対物レンズを情報記憶媒体と直交するフォー
    カス方向に移動可能に支持する第1および第2の板ばね
    部材と、 第1の板ばね部材の両端に溶接により固定された第1の
    補強部材と、 第2の板ばねの両端に一体的にモールドされた樹脂より
    なる第2の補強部材と、を具備し、 前記自由端側の前記第1の補強部材に形成された穴部に
    前記対物レンズが保持されていることを特徴とする光学
    装置。
JP25935793A 1993-09-22 1993-09-22 光学装置 Pending JPH0793780A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25935793A JPH0793780A (ja) 1993-09-22 1993-09-22 光学装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25935793A JPH0793780A (ja) 1993-09-22 1993-09-22 光学装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0793780A true JPH0793780A (ja) 1995-04-07

Family

ID=17332995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25935793A Pending JPH0793780A (ja) 1993-09-22 1993-09-22 光学装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0793780A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011008886A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Pulstec Industrial Co Ltd 光ヘッド装置における対物レンズの支持機構
JP2017516960A (ja) * 2014-06-06 2017-06-22 サン−ゴバン パフォーマンス プラスティックス レンコール リミティド トレランスリング

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011008886A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Pulstec Industrial Co Ltd 光ヘッド装置における対物レンズの支持機構
JP2017516960A (ja) * 2014-06-06 2017-06-22 サン−ゴバン パフォーマンス プラスティックス レンコール リミティド トレランスリング

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20030043728A1 (en) Structure for connecting a lens to a lens holder without using an adhesive
US5161067A (en) Objective lens driving apparatus for an optical recording and/or reproducing apparatus
JP3819599B2 (ja) 対物レンズ駆動装置の製造方法
JP4850256B2 (ja) 対物レンズ駆動装置及びその製造方法
US6111827A (en) Optical pickup, and optical disc player
US20040130999A1 (en) Actuator for optical pickup, optical pickup apparatus, and optical recording/reproducing apparatus using same
JP4046666B2 (ja) 光ヘッド装置、および光ヘッド装置の製造方法
JPH0793780A (ja) 光学装置
US8938746B2 (en) Object lens driving device and optical disc drive including the same
WO2002069333A1 (fr) Dispositif d'entrainement de lentille d'objectif et dispositif de capteur optique utilisant le dispositif d'entrainement de lentille d'objectif
JP3317519B2 (ja) 光学系駆動装置
JP4073793B2 (ja) 光磁気ヘッド及び光磁気記憶装置
JP3831279B2 (ja) 光ピックアップ装置の製造方法および光ピックアップ装置
JP2000020982A (ja) 2レンズ光ヘッド装置及びディスク記録又は再生装置
JP2003196877A (ja) 光ヘッド装置
JPS61260431A (ja) 光学式ピツクアツプの対物レンズ支持装置および対物レンズ支持装置の製造方法
JPH1166585A (ja) 光学ピックアップにおける対物レンズ駆動装置
JP2000057611A (ja) 光学ピックアップ装置
JP2827004B2 (ja) 光学式情報読取装置におけるピックアップ装置
JPH08263862A (ja) 光ピックアップのアクチュエータ装置
JP2005071547A (ja) 対物レンズ駆動装置および光ピックアップ
JP2007184064A (ja) 光ピックアップ装置
JPH10162390A (ja) 対物レンズ駆動装置
JP2007035207A (ja) 光ヘッド装置
JP2000357332A (ja) 二軸アクチュエータ