JP2001202574A - 警報装置 - Google Patents

警報装置

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JP2001202574A
JP2001202574A JP2000011785A JP2000011785A JP2001202574A JP 2001202574 A JP2001202574 A JP 2001202574A JP 2000011785 A JP2000011785 A JP 2000011785A JP 2000011785 A JP2000011785 A JP 2000011785A JP 2001202574 A JP2001202574 A JP 2001202574A
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JP
Japan
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switch
alarm
vehicle
key
seat belt
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JP2000011785A
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English (en)
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Shoji Nishida
尚司 西田
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両を所有している一般のユーザに低コスト
で使い勝手の良い、しかも車室内において異常が発生し
そうなことを知らせることのできる警報装置を提供す
る。 【解決手段】 車両が駐車中であることを検出する駐車
検出手段と、前記車両に装着された拘束固定手段によっ
て乗員または物品が拘束固定されたことを検出する拘束
固定検出手段と、前記駐車検出手段からの出力信号と前
記拘束固定検出手段からの出力信号とが入力される制御
手段と、前記制御手段からの出力信号によって鳴動され
る警音発生手段とを備え、前記制御手段は、前記車両の
駐車状態時に前記拘束固定手段の拘束固定が解除される
と前記警音発生手段に出力信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、警報装置に関
し、詳しくは、駐車中の車両内での異常を知らせるよう
にした警報装置に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に、乳幼児や子供
を車両に同乗させる場合には、高い安全性を求めるため
に、子供の年齢、体型、体格に合わせたチャイルドベッ
ドやチャイルドシートなどのセーフティシートの装着が
常識化されている。一般に、セーフティシートは、車室
内の後部シートクッション上に載置された後、弛みがな
いようにシートベルトを掛けまわすことによってしっか
りと固定されるようになっている。また、ユーザが車両
のトランクルームに収納したくない物品を車室内のシー
トクッション上に載置した後、それをシートベルトによ
ってしっかりと拘束固定することも頻繁に行われてい
る。これらのことは、事故時の衝撃力、或いは車両の走
行振動、危険回避のための急ブレーキ、急ハンドルによ
る姿勢変化によって、セーフティシートや物品などがシ
ートクッションから放り出されてしまったり、フロアに
滑り落ちてしまうことを回避するためである。
【0003】ところで、シートクッションにセーフティ
シートを固定したり取り外したりするのは、シートベル
トを用いるので容易ではあるが、子供が同乗しない場合
でもセーフティシートをシートクッションからいちいち
取り外すユーザは殆どおらず、セーフティシートはシー
トベルトによってシートクッションにずっと固定された
ままの状態となることが多い。そのようなセーフティシ
ートや物品などが車室内に残されたままの車両を路上に
駐車しておかなければならない場合には、車室内の様子
が他人の目に触れることになってしまうために、シート
ベルトのロックが容易に外されてセーフティシートや物
品などが盗難されてしまう確率が非常に高くなる。
【0004】従来、車両や車載荷物などの盗難防止のた
めに、車室内に入ろうと車体の外側に誰かが触れたり、
或いは車室内へ入ると警音器が鳴動する盗難警報装置が
提案されてはいるが、そのような盗難警報装置は、ユー
ザが誤って作動させてしまう虞があって使い勝手が悪か
ったり、或いは高額な価格であるためにあまり普及して
おらず、一般的なユーザには浸透していない。
【0005】また、セーフティシートに子供を乗せたま
ま車両から離れた場合に、子供が自分でシートベルトを
外し、シフトレバーをいたずらしたり、車外へ出たりし
ても、上述のような盗難警報装置では反応しないので、
事故を引き起こしてしまいかねないという問題もある。
【0006】そこで、この発明は、上述したような従来
の盗難警報装置が有している問題点を解決するためにな
されたものであって、車両を所有している一般のユーザ
に低コストで使い勝手の良い、しかも車室内において異
常が発生しそうなことを知らせることのできる警報装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、車両が駐車中であることを検出す
る駐車検出手段と、前記車両に装着された拘束固定手段
によって乗員または物品が拘束固定されたことを検出す
る拘束固定検出手段と、前記駐車検出手段からの出力信
号と前記拘束固定検出手段からの出力信号とが入力され
る制御手段と、前記制御手段からの出力信号によって鳴
動される警音発生手段とを備え、前記制御手段は、前記
車両の駐車状態時に前記拘束固定手段の拘束固定が解除
されると前記警音発生手段に出力信号を出力することを
特徴としている。
【0008】また、前記警報装置は、前記制御手段での
演算処理を実行、或いは停止させるための出力信号を前
記制御手段に出力する検出手段を備えることを特徴とし
ている。
【0009】また、前記警報装置は、前記制御手段での
演算処理を遅延実行させるための出力信号を前記制御手
段に出力する遅延手段を備えることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1実施例) 以下、本発明の
第1実施例について図1,2を参照して説明する。な
お、典型例として、乗員5人乗りの車両に適用されたも
のを説明する。図1は、第1実施例に係る警報装置の構
成を示すブロック図であり、図2は、図1の警報装置の
作動を説明するためのフローチャートである。
【0011】図1に示すように、本発明の警報装置1
は、イグニッションキースイッチSWIG、シートベル
トスイッチSW、警報用の電子制御装置ECU(Electr
onic Control Unit)2およびホーン3から主に構成さ
れている。
【0012】イグニッションキースイッチ(以下、キー
スイッチという)SWIGは、エンジンの回転・停止を
制御するイグニッションキー(以下、キーという)のO
N−OFF状態が検出されるものであって、キーシリン
ダに合致するキーが挿入されて、ACC(アクセサ
リ),ON,STARTのいずれかの切替位置にある時
にON信号が出力されるとともに、OFFの切替位置に
キーがある時か、或いはキーシリンダにキーが未挿入の
状態の場合にはOFF信号が出力される。そのことによ
り、キースイッチSWIGからOFF信号出力時には、
車両が駐車中であることが判断されるものである。この
キースイッチSWIG以外にも車両駐車条件を判断する
ものとして、キーがキーシリンダに差し込まれている状
態を検出するキープレートスイッチを用いてもよい。こ
のキープレートスイッチを使用する場合、キーがキーシ
リンダに差し込まれている状態にはON信号が出力さ
れ、キーが未挿入の状態ではOFF信号が出力される。
また、車速センサ、加速度センサ、パーキングブレーキ
位置センサ、シフトレバー位置センサ、ドアロックセン
サなどの検出手段の出力値に基づいて駐車の判断処理が
行われるようにしてもよいし、それらの検出手段からの
出力値とキースイッチSWIGあるいはキープレートス
イッチからの出力値とに基づいて判断処理させるように
してもよい。
【0013】シートベルトスイッチSW1〜5は、各々
のシートベルトのタングプレートをバックルに挿入する
ことによってシートベルトの着脱状態が検出されるもの
であって、シートベルトがロック状態にはON信号が出
力され、アンロック状態にある時にはOFF信号が出力
されるものである。このことによって、シートベルトス
イッチSW1〜5からON信号出力時には、乗員、物
品、セーフティシートなどがシートクッション上に締結
固定されている状態であることが判断される。なお、こ
の判断処理に際し、シートクッション上に乗員が着座し
たことを検知する着座センサや温度センサなどの検出手
段からの出力値に基づいて判断処理が行われるようにし
てもよいし、それらの検出手段からの出力値とシートベ
ルトスイッチSW1〜5からの出力値とに基づいて判断
処理が行われるようにしてもよい。
【0014】ECU2は、予め設定されている演算処理
によって警報作動制御の作動決定条件を満たすための判
断処理と、アクチュエータ作動用の制御信号を出力する
ための作動開始条件を満たす判断処理とが行われるもの
である。ECU2に入力されるキースイッチSWIG、
シートベルトスイッチSW1〜5からの出力信号は、入
力インターフェース21を介して中央演算処理部CPU
(Central ProcessingUnit)22に入力データとして読
み込まれる。そこで、警報作動制御用に記録されている
プログラムにしたがって演算処理されて制御値が算出さ
れる。その結果、警報を発生させる場合と判断される
と、出力インターフェース23を介してホーン作動用の
制御信号をホーン3へ出力するように設定されている。
ところで、ECU2は、警報作動制御専用ではなく車両
に搭載されている他のECUに警報作動制御用のプログ
ラムを記憶させて使用するようにしてもよい。
【0015】ホーン3は、予め設定された所定音量の警
報を発生させる警報発生器であって、ECU2からの制
御信号によって作動制御される。なお、ホーン3は、予
め車両に装着されているものを使用してもよい。
【0016】次に、第1実施形態の警報装置1の警報作
動制御について図2のフローチャートを参照して説明す
る。ステップ100においては、キーがキーシリンダに
差し込まれたかどうかがキースイッチSWIG或いはキ
ープレートスイッチによって判断される。キースイッチ
SWIGの場合には、キーがACC位置以降にない、つ
まりOFF信号が出力されている状態では、キーの所有
者が車両に乗車したが警報作動制御を開始しようとする
意思がないものと判断して、キースイッチSWIGのA
CC位置以降にキーが位置されたかどうかの判断処理が
繰り返し実行されるようになっている。一方、キースイ
ッチSWIGのACC位置以降にキーがある、つまりキ
ースイッチSWIGからON信号が出力されている場合
は、キーの所有者が車両に乗車して警報作動制御を開始
しようとする意思があるものと判断し、ステップ101
に移行して、シートベルトスイッチSW1〜5について
の各々の判断フラグが“0”にセットされて記憶データ
として格納される。
【0017】次のステップ102以降では、警報作動制
御の作動決定条件を満たすための判断処理が行われる。
まず、ステップ102では、シートベルトスイッチSW
1〜5のON−OFF信号に基づいて各シートベルトの
着脱状態が判断される。ここで、全席分のシートベルト
がアンロック状態である、つまりシートベルトスイッチ
SW1〜5の全てからOFF信号が出力されている場合
は、ステップ100にリターンされて、いずれかのシー
トベルトスイッチSW1〜5がロック状態にされたかど
うかの判断処理が繰り返し実行される。一方、ロック状
態のシートベルトがある、つまりシートベルトスイッチ
SW1〜5のいずれかからON信号が出力されたと判断
すると、乗員、物品、セーフティシートなどがシートク
ッション上に締結固定されたと判断され、ステップ10
3に移行される。
【0018】ステップ103では、該当するシートベル
トスイッチSW#(ここで、#は1〜5のうちでロック
状態にあるものを示す)のフラグが“0”から“1”に
セットされて記憶データとして格納され、ステップ10
4に移行する。
【0019】ステップ104では、シートベルトスイッ
チSW1〜5のフラグのうちいずれかのフラグが“1”
にセットされた状態で、キースイッチSWIGからON
信号が出力され続けている場合とOFF信号が出力され
ている場合とで以降の処理内容を相違させるための判断
を行い、ON信号が出力されているとステップ105〜
106に移行され、OFF信号が出力されているとステ
ップ107以降の警報作動制御の処理へ移行させる。こ
のように、警報作動制御の作動決定条件は、キースイッ
チSWIG或いはキープレートスイッチにキーが挿入さ
れてON信号が出力されている状態のときにシートベル
トスイッチSW#からON信号が出力され、その後、キ
ースイッチSWIG或いはキープレートスイッチからO
FF信号が出力されることにある。
【0020】ステップ105に移行された場合は、フラ
グ“1”がセットされたロック状態のシートベルトスイ
ッチSW#からON信号が出力されているかどうかが判
断される。シートベルトスイッチSW#のロック状態が
維持されている場合は、ステップ102にリターンされ
て、他のアンロック状態のシートベルトがロックされた
かどうかの判断処理が繰り返し実行される。そして、ア
ンロック状態の他のシートベルトがロック状態になる
と、ステップ103で、それに該当するシートベルトス
イッチSWIGのフラグが“0”から“1”にセットさ
れて、記憶データとして格納され、ステップ104以降
の処理が繰り返し実行される。一方、シートベルトスイ
ッチSW#がアンロック状態になった場合は、ステップ
106に移行されて、アンロック状態となったシートベ
ルトスイッチSW#のフラグ“1”が“0”にセットさ
れて記憶データとして格納された後、ステップ102に
リターンされる。
【0021】そのようにステップ102〜106の処理
実行が繰り返されたところで、ステップ104でキース
イッチSWIGからOFF信号が入力されると、ホーン
3作動用の制御信号を出力するための作動開始判断処理
が実行される。
【0022】まず、ステップ107において、フラグ
“1”が設定されたシートベルトスイッチSW#がロッ
ク状態を維持されているならば、車室内に変化が生じて
いないと判断し、ステップ108へ移行される。ステッ
プ108では、キースイッチSWIG或いはキープレー
トスイッチからON信号が出力されているかどうかが判
断され、キースイッチSWIG或いはキープレートスイ
ッチからOFF信号が出力されている場合、ステップ1
07にリターンされてシートベルトスイッチSW#のロ
ック状態に変化が発生するまで同様の処理が繰り返し実
行される。一方、キースイッチSWIG或いはキープレ
ートスイッチからON信号が出力された場合には、キー
を所有している乗員が乗車したと判断され、ステップ1
00にリターンされる。
【0023】ステップ107で、フラグ“1”がセット
されてロック状態が維持されているシートベルトスイッ
チSW#のうちどれか一つでもアンロック状態とされて
OFF信号が出力された場合には、車室内に変化が発生
したと判断される。すると、次のステップ109に移行
して、予め設定された所定時間だけ警報を鳴動させるよ
うにホーン3への作動用制御信号が出力される。そし
て、ホーン3が警報を鳴動し終えると、ステップ100
にリターンされる。
【0024】次に、本発明の警報装置1の作動実施例を
セーフティシートを用いた場合について図2のフローチ
ャートに沿って説明する。まず、駐車中の車両の後部座
席側ドアが施錠されている場合は解錠し、後部座席側ド
アを開けてセーフティシートをシートクッション上に載
置する。セーフティシートを載置した座席位置に装着さ
れているシートベルトを引き出してセーフティシートの
所定箇所に掛けまわし、弛みや捻れがないようにしてシ
ートベルトのタングプレートをバックルに挿入してしっ
かりとロックさせる。このように、ただ単にドアを開け
て、セーフティシートを車両に取り付けるような場合、
警報装置1は全く警報作動制御用の設定処理を実行する
ことがなくて、車内に異常が発生しているものと判断さ
れずに通常どおりの使用勝手と何ら変わるところがな
い。
【0025】この状態で、警報装置1の警報作動制御を
実行させる場合には、前部座席、特に運転席側に配設さ
れているキーシリンダにキーを差し込む。そのことをキ
ースイッチSWIG或いはキープレートスイッチが判断
する(ステップ100〜103)。このように、先にシ
ートベルトをロックさせてからキースイッチSWIG或
いはキープレートスイッチによって警報作動制御を実行
させるようにしてもよいし、先にキーシリンダにキーを
差し込んだ状態をキースイッチSWIG或いはキープレ
ートスイッチによって判断させておき(ステップ100
〜101)、その後にシートベルトをロック(ステップ
102〜103)して警報作動制御を実行させてもよ
い。
【0026】セーフティシートを締結固定したシートベ
ルトスイッチSW#のフラグが“1”にセットされた際
に(ステップ103)、警報作動制御がセットされたこ
とをユーザに視認させるための警告灯がコンビネーショ
ンメータに点灯するようにしてもよい。この警告灯は、
フラグが“1”にセットされているシートベルトスイッ
チSW#が存在している間は、キーシリンダからキーを
抜出しても随時点灯しているものとされ、全てのシーベ
ルトスイッチSW1〜5のフラグが“0”にセットされ
ないと消灯されない。
【0027】その後、キースイッチSWIG或いはキー
プレートスイッチからON信号が出力されていて(ステ
ップ104)、アンロック状態であった他のシートベル
トスイッチSWが、乗車などのために締結固定されたな
らば、そのシートベルトスイッチSWのフラグが“0”
から“1”にセットされたことが記憶データとして格納
される(ステップ105〜103)。また、ロック状態
にあったシートベルトスイッチSW#が解離されてアン
ロック状態とされたならば、そのシートベルトスイッチ
SW#のフラグが“1”から“0”にセットされたこと
が記憶データとして格納される(ステップ106)。そ
して、シートベルトスイッチSWのフラグが全て
“0”、つまりセーフティシートや乗員の締結固定が解
離された状態となると警告灯は消灯されるとともに、警
報作動制御は初期状態、つまりステップ100にリター
ンされる(ステップ102)。
【0028】ところで、セーフティシートを締結固定し
てロック状態にあるシートベルトスイッチSW#が存在
している状態であって(ステップ103)、キースイッ
チSWIGのキーをOFF位置にしたり、或いはキーシ
リンダからキーを抜出すると(ステップ104)、警報
作動制御の作動決定条件が満たされることにより、ホー
ン3作動用の制御信号を出力するための作動開始判断処
理が次のように開始される。
【0029】車室内にセーフティシートが締結固定され
たまま車両が駐車している場合であって(ステップ10
7)、キーシリンダにキーが挿入されずにOFF信号が
出力されている場合は、セーフティシートに異常が発生
していないものと判断して、シートベルトスイッチSW
#がアンロック状態とされたかどうかの判断処理が繰り
返し実行される。また、キーシリンダにキーが挿入され
てON信号が出力された場合には、キーを所有する人員
が乗車したか、或いは作動開始判断処理が解除設定され
たと判断されることによって警報作動制御は初期状態
(ステップ100)にリターンされる(ステップ10
8)。一方、締結固定状態にあったセーフティシートが
ロック解除されたとすると(ステップ107)、車室内
に盗難や異常などが発生している状態であると判断され
て、ホーン3作動用制御信号がホーン3に対して直ちに
出力される。そして、ホーン3から所定時間だけ警報が
鳴動されることによって(ステップ109)、この車両
に盗難・異常が発生していることを所有者や近隣に知ら
せることができる。
【0030】この第1実施例によれば、車両に装着され
ている既存のイグニッションキースイッチ或いはキープ
レートスイッチ,シートベルトスイッチ,ECUおよび
ホーンを使用することで低コストに警報装置を構成する
ことができるようになり、しかも、車室内の異常の発生
をシートベルトスイッチの出力信号の変化によって判断
されることになるので、使い勝手の良い警報装置とする
ことができる。さらに、シートベルトスイッチを使用し
たことによって、セーフティシート内蔵型シートを装着
した車両にも適用することができるとともに、内蔵型、
或いは脱着式セーフティシートなどに一人乗せたままの
乳幼児、或いは子供などがシートベルトを外した場合で
も警報装置のホーンが鳴動するので、子供がシフトレバ
ーなどをいたずらしたり、車外へ出たりして事故が引き
起こされてしまうことが防止される。
【0031】(第2実施例) 次に、第2の実施例を図
3のブロック図、図4のフローチャートとともに説明す
る。なお、この第2実施例は、図3に示すように、第1
実施例の警報装置1の構成に、警報作動制御の実行処理
を継続、または中止する制御信号を優先的にECU2に
出力する検出手段を付設したものであり、第1実施例と
の相違点について対比しつつ説明することとする。ま
た、この実施例の特徴を示す図4の中で、第1実施例に
おける処理内容と同一または相当する部分については、
同一符号にて示すものとする。
【0032】図3に示すように、警報装置12は、イグ
ニッションキースイッチSWIG或いはキープレートス
イッチ、シートベルトスイッチSW、キャンセルスイッ
チSWC、ECU2およびホーン3から構成されてい
る。
【0033】検出手段としてのキャンセルスイッチSW
Cは、警報作動制御の実行処理を許容するOFF信号、
または警報作動制御の実行処理を中止するON信号をE
CU2に出力し続けるために車室内に付設される例えば
プッシュロックタイプのスイッチである。このキャンセ
ルスイッチSWCからのON−OFF出力信号は、キー
スイッチSWIGなどからのON−OFF信号の出力状
態に拘わらず、常にECU2に入力されるように設定さ
れている。なお、このキャンセルスイッチSWCは、キ
ースイッチSWIGなどからON信号が出力されている
状態でのみON−OFF出力信号の切替動作が可能とな
るように設定されてもよい。
【0034】次に、警報装置12の警報作動制御につい
て図4のフローチャートを参照して説明する。第1の実
施例で説明した図2中のステップ107〜109による
警報作動制御の実行処理を停止させるには、キースイッ
チSWIG或いはキープレートスイッチからON信号が
出力されなければならなかったが、この実施例では、キ
ャンセルスイッチSWCからのON信号によって警報作
動制御の実行処理を停止させることにより、ユーザが警
報作動制御の実行,停止を容易に決定することができる
ようにしたものである。
【0035】すなわち、ステップ104の処理が終了す
ると、ステップ200において、キャンセルスイッチS
WCからON信号が出力されているかどうかが判断され
る。ON信号出力時には警報作動制御がキャンセルされ
てステップ100にリターンされ、OFF信号出力時に
はステップ107以降の警報作動制御が実行される。こ
のとき、キャンセルスイッチSWCからON信号が出力
されたのなら、警報作動制御がキャンセルされたことを
ユーザに知らせる警告灯がコンビネーションメータに点
灯するようにしてもよい。この警告灯表示によってユー
ザは、キャンセルスイッチSWCのON−OFF動作を
確認することができる。
【0036】この第2実施例によれば、第1実施例の構
成に警報作動制御の処理を停止するキャンセルスイッチ
を付設したことによって、警報作動制御の実行,停止を
ユーザが簡単に決定することができるようになり、使い
勝手を向上させることができる。
【0037】(第3実施例) 次に、第3の実施例を図
5のブロック図、図6のフローチャートとともに説明す
る。なお、この第3実施例は、図5に示すように、第1
実施例の警報装置1の構成に、警報作動制御の実行処理
を遅延実行させる制御信号を優先的にECU2に出力す
る遅延手段を付設したものであり、第1実施例との相違
点について対比しつつ説明することとする。また、この
実施例の特徴を示す図6の中で、第1実施例における処
理内容と同一または相当する部分については、同一符号
にて示すものとする。
【0038】図5に示すように、警報装置13は、イグ
ニッションキースイッチSWIG或いはキープレートス
イッチ、シートベルトスイッチSW、タイマーT、EC
U2およびホーン3から構成されている。
【0039】遅延手段としてのタイマーTは、警報作動
制御の実行判断がなされた時に警報作動制御の実行処理
を遅延するように起動されるものである。このタイマー
Tは、起動後、予め設定された時間が経過すればON信
号をECU2に出力する一方、設定時間内の場合にはO
FF信号を出力し続けるように車室内に付設される。な
お、このタイマーTの設定時間は、たとえばキースイッ
チSWIGなどからON信号が出力されている状態にお
いて、設定時間が変更できるようにしてもよい。
【0040】次に、警報装置13の警報作動制御につい
て図6のフローチャートを参照して説明する。第1の実
施例で説明した図2中のステップ107〜109の処理
では、警報作動制御の実行処理が直ちに開始されてしま
う。そのため、警報作動制御開始直後にユーザが車内か
らシートベルトで拘束固定された物品を持ち出そうとす
る場合には、ユーザは、キーシリンダにキーを挿入して
キースイッチSWIG或いはキープレートスイッチから
ON信号を出力させて、警報作動制御を停止した後で物
品をシートベルトから取り外さなければならなかった
が、この実施例では、タイマーTによって警報作動制御
の実行処理を遅延実行させることにより、所定時間内な
らば、ユーザは警報を鳴動させることなく容易に物品を
シートベルトから取り外すことができるようにしたもの
である。
【0041】すなわち、図6中のステップ300におい
て、タイマーTの起動が開始されるとともに、タイマー
TからON信号が出力されているかどうかが判断され
る。設定時間内ならばOFF信号が出力されてステップ
100にリターンされる一方、設定時間が経過してON
信号が出力された時にはステップ107に移行される。
このように、設定時間内ならばタイマーTからOFF信
号が出力されてステップ100にリターンされることに
より、警報作動制御が遅延実行される。また、警報作動
制御が遅延実行されていることをユーザに知らせる警告
灯がコンビネーションメータに点灯するようにしてもよ
い。この警告灯表示によってユーザは、タイマーTの動
作状態を確認することができる。なお、第3の実施例
は、第1の実施例のみならず第2の実施例と組み合わせ
ることもできる。その場合、ステップ200が実行処理
されてからステップ300が実行処理されるようにして
もよい。
【0042】この第3実施例によれば、第1実施例の構
成に警報作動制御の処理を遅延実行する遅延手段として
のタイマーを付設したことによって、警報作動制御の実
行処理までの間に遅延時間を設けることができるように
なり、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0043】以上説明した第1乃至第3実施例において
は、すべてのシートベルトスイッチの状態を監視して警
報作動制御を実行しているが、本発明はそれに限るもの
ではなく、例えば、所定のシートベルトのみに対して警
報を設定するようにしてもよい。例えば、運転席後方の
リアシート座席のシートベルトのみにセーフティシート
や物品を拘束固定するように予め設定しておき、ECU
2は、それに対応するシートベルトスイッチのロック/
アンロック状態のみを監視する。これにより、警報作動
制御のための演算処理負荷を軽減することができる。
【0044】また、図7に示すように、ユーザにより手
動操作可能なプリセットスイッチSWPをECU2に付
設し、ユーザの判断により警報を仕掛けるシートベルト
を選択的に設定可能なようにしてもよい。すなわち、ユ
ーザが警報を仕掛ける際に、このプリセットスイッチS
WPによりセーフティシートや物品を拘束固定したシー
トベルトをECU2に指示入力するもので、これによ
り、ECU2は、プリセットスイッチSWPにより指示
されたシートベルトスイッチのロック/アンロック状態
のみを監視する。したがって、警報作動制御のための演
算処理負荷を軽減することができるとともに、プリセッ
トスイッチSWPによりシートベルトを限定することで
警報の誤作動を回避することが可能となる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明の警報装置に
よれば、車両に装着されている既存のイグニッションキ
ースイッチ或いはキープレートスイッチ,シートベルト
スイッチ,ECUおよびホーンを使用することで低コス
トに警報装置を構成することができるようになり、しか
も、車室内の異常の発生をシートベルトスイッチの出力
信号の変化によって判断することになるので、使い勝手
の良い警報装置とすることができる。さらに、シートベ
ルトスイッチを使用したことによって、セーフティシー
ト内蔵型シートを装着した車両にも適用することができ
るとともに、内蔵型、或いは脱着式セーフティシートな
どに一人乗せたままの乳幼児、或いは子供などがシート
ベルトを外した場合でも警報装置のホーンが鳴動するの
で、子供がシフトレバーなどをいたずらしたり、車外へ
出たりして事故が引き起こされてしまうことが防止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る警報装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1中の警報装置の作動を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図3】第2実施例に係る警報装置の構成を示すのブロ
ック図である。
【図4】図3中の警報装置の作動を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図5】第3実施例に係る警報装置の構成を示すのブロ
ック図である。
【図6】図5中の警報装置の作動を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図7】第4実施例に係る警報装置の構成を示すのブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 警報装置 12,13,14 警報装置 2 ECU 21 入力インターフェース 22 CPU 23 出力インターフェース 3 ホーン SWIG イグニッションキースイッチ SW1〜5 シートベルトスイッチ SWC キャンセルスイッチ SWT トランクスイッチ T タイマー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両が駐車中であることを検出する駐車
    検出手段と、 前記車両に装着された拘束固定手段によって乗員または
    物品が拘束固定されたことを検出する拘束固定検出手段
    と、 前記駐車検出手段からの出力信号と前記拘束固定検出手
    段からの出力信号とが入力される制御手段と、 前記制御手段からの出力信号によって鳴動される警音発
    生手段とを備え、 前記制御手段は、前記車両の駐車状態時に前記拘束固定
    手段の拘束固定が解除されると前記警音発生手段に出力
    信号を出力することを特徴とする警報装置。
  2. 【請求項2】 前記警報装置は、前記制御手段での演算
    処理を実行、或いは停止させるための出力信号を前記制
    御手段に出力する検出手段を備えることを特徴とする請
    求項1に記載の警報装置。
  3. 【請求項3】 前記警報装置は、前記制御手段での演算
    処理を遅延実行させるための出力信号を前記制御手段に
    出力する遅延手段を備えることを特徴とする請求項1〜
    2のいずれか1項に記載の警報装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007022226A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Altia Hashimoto Co Ltd 可動装置の報知システム
JP2007107343A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Yuhshin Co Ltd キーレスエントリー装置

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