JP2017039475A - 乗員検知方法及び乗員検知装置 - Google Patents

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宏行 藤井
勲 本田
Isao Honda
勲 本田
貴裕 伊津野
Takahiro Izuno
貴裕 伊津野
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Abstract

【課題】様々な状況において、シートに装着されたチャイルドシートの乗員検知を利用することができる乗員検知方法を提供すること。【解決手段】乗員検知装置としてのシートECUは、シートに対するチャイルドシートの装着が検知されたときのシート荷重Wsを第1荷重値W1として記憶する。また、シートECUは、チャイルドシートの装着が検知された時点から所定時間T1が経過したときのシート荷重Wsを第2荷重値W2として記憶する。更に、シートECUは、その第1荷重値W1と第2荷重値W2との差分値ΔWに基づいて、チャイルドシートに乗員(子供)が乗降することにより生ずる乗降時荷重変化量Wsdを推定する。そして、シートECUは、この乗降時荷重変化量Wsdに基づいて、そのチャイルドシートに対する乗員の乗降検知判定を実行する。【選択図】図3

Description

本発明は、乗員検知方法及び乗員検知装置に関するものである。
従来、車両のシートに装着されたチャイルドシートの乗員(子供)を検知する方法としては、例えば、特許文献1に示されるように、チャイルドシートに設けられた子供用のシートベルトが装着状態にあるか否かを判定する方法が知られている。そして、この特許文献1には、そのチャイルドシートに着座する乗員が車内に放置された状態にあるか否かを判定し、放置状態にあると判定された場合には、警報出力を実行する構成が開示されている。
特開2012−188035号公報
しかしながら、子供用のシートベルトが装着状態にあるか否かの判定を行うためには、その装着状態を検出する機能が予めチャイルドシートに備えられていることが前提条件となる。更に、その子供用のシートベルトが装着状態にあるという事実から推測できる事柄についてもまた、単に、そのチャイルドシートに乗員が着座している可能性が高いという範疇を超えるものではない。このため、上記従来技術には、そのチャイルドシートの乗員検知を利用することのできる状況が限られてしまうという問題があることから、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、様々な状況において、シートに装着されたチャイルドシートの乗員検知を利用することのできる乗員検知方法及び乗員検知装置を提供することにある。
上記課題を解決する乗員検知方法は、車両のシートに対するチャイルドシートの装着を検知する工程と、前記チャイルドシートの装着が検知されたとき、前記シートに付随して設けられた荷重センサの検出値を第1荷重値として記憶する工程と、前記チャイルドシートの装着が検知された時点から所定時間が経過したとき、前記荷重センサの検出値を第2荷重値として記憶する工程と、前記第1荷重値と前記第2荷重値との差分値に基づいて、前記チャイルドシートに乗員が乗降することにより生ずる乗降時荷重変化量を推定する工程と、を備えることが好ましい。
上記構成によれば、シートにチャイルドシートを装着した後、当該チャイルドシートに乗員(子供)を着座させるだけで、そのチャイルドシートに対して乗員が乗降することにより荷重センサの検出値に生ずる荷重変化量、つまりは乗降時荷重変化量を学習させることができる。また、その第1荷重値及び第2荷重値、並びに推定された乗降時荷重変化量は、そのチャイルドシートに着座する乗員の身体的特徴(体重や体格等)及びチャイルドシートの大きさ(重さ)との関連性を有している。そして、これにより、様々な状況において、そのシートに装着されたチャイルドシートの乗員検知を利用することができる。
上記課題を解決する乗員検知方法は、前記チャイルドシートの装着が検知されている場合に、前記荷重センサの検出値に生じた前記乗降時荷重変化量に相当する変化に基づいて、前記チャイルドシートに対する乗員の乗降を検知する工程を備えることが好ましい。
上記構成によれば、チャイルドシートの仕様に関わらず、そのシートに付随して設けられた荷重センサの検出値に基づいて、チャイルドシートに対する乗員の乗降検知判定を行うことができる。
上記課題を解決する乗員検知方法は、前記チャイルドシートに対する乗降を検知する工程は、前記荷重センサの検出値が前記第2荷重値を基準に設定される所定の着座時荷重領域にある状態から、前記乗降時荷重変化量に相当する離席方向の変化が生じた場合に、前記チャイルドシートから乗員が離席したものと判定する工程を含むことが好ましい。
上記構成によれば、より精度よく、そのチャイルドシートに着座する乗員の離席を検知することができる。
上記課題を解決する乗員検知方法は、前記チャイルドシートに対する乗降を検知する工程は、前記荷重センサの検出値が前記第1荷重値を基準に設定される所定の離席時荷重領域にある状態から、前記乗降時荷重変化量に相当する着座方向の変化が生じた場合に、前記チャイルドシートに乗員が着座したものと判定する工程を含むことが好ましい。
上記構成によれば、より精度よく、そのチャイルドシートに対する乗員の着座を検知することができる。
上記課題を解決する乗員検知方法は、前記チャイルドシートに対する乗員の着座が検知されている場合に、該乗員が車内に放置された状態にあるか否かを判定する工程と、前記乗員が車内に放置された状態にあると判定された場合に警報出力を実行する工程と、を備えることが好ましい。
上記構成によれば、チャイルドシートに着座する乗員が車内に放置された状態となることを抑制することができる。
上記課題を解決する乗員検知方法は、前記荷重センサの検出値は、シートクッションに印加されたシート荷重を示すものであることが好ましい。
上記課題を解決する乗員検知方法は、前記荷重センサの検出値は、シートベルトの引張荷重を示すものであることが好ましい。
上記各構成によれば、多くのシートに付随して設けられている荷重センサを用いることにより、様々な種類のシートにおいて、そのシートに装着されたチャイルドシートの乗員検知を利用することができる。
上記課題を解決する乗員検知方法は、前記シートに対する前記チャイルドシートの装着を検知する工程は、前記荷重センサの検出値に基づいて、前記シートに前記チャイルドシートが装着されたか否かを判定する工程を含むことが好ましい。
上記構成によれば、チャイルドシートの仕様に関わらず、シートに付随して設けられた荷重センサの検出値に基づいて、そのシートに対するチャイルドシートの装着検知判定を行うことができる。そして、これにより、様々な状況において、そのシートに装着されたチャイルドシートの乗員検知を利用することができる。
上記課題を解決する乗員検知装置は、車両のシートに対するチャイルドシートの装着を検知する装着検知部と、前記チャイルドシートの装着が検知されたとき、前記シートに付随して設けられた荷重センサの検出値を第1荷重値として記憶する第1記憶部と、前記チャイルドシートの装着が検知された時点から所定時間が経過したとき、前記荷重センサの検出値を第2荷重値として記憶する第2記憶部と、前記第1荷重値と前記第2荷重値との差分値に基づいて、前記チャイルドシートに乗員が乗降することにより生ずる乗降時荷重変化量を推定する乗降時荷重変化量推定部と、を備えることが好ましい。
上記課題を解決する乗員検知装置は、前記チャイルドシートの装着が検知されている場合に、前記荷重センサの検出値に生じた前記乗降時荷重変化量に相当する変化に基づいて、前記チャイルドシートに対する乗員の乗降を検知する乗降検知部を備えることが好ましい。
上記課題を解決する乗員検知装置は、前記チャイルドシートに対する乗員の着座が検知されている場合に、該乗員が車内に放置された状態にあるか否かを判定する放置判定部と、前記乗員が車内に放置された状態にあると判定された場合に警報出力を実行する警報出力部と、を備えることが好ましい。
本発明によれば、様々な状況において、シートに装着されたチャイルドシートの乗員検知を利用することができる。
チャイルドシートが装着されたシート、シートベルト装置、及び乗員検知装置の概略構成図(側面図)。 チャイルドシートが装着されたシート及びシートベルト装置を概略的に示す正面図。 シートに対するチャイルドシートの装着、及び当該チャイルドシートに対する乗員(子供)の乗降により変化するシート荷重を示す説明図。 シートに対するチャイルドシートの装着検知判定について、その処理手順を示すフローチャート。 第1荷重値及び第2荷重値の記憶、及びこれらの差分値に基づいた乗降時荷重変化量の推定について、その処理手順を示すフローチャート。 チャイルドシートに対する乗員の乗降検知判定について、その処理手順を示すフローチャート。 チャイルドシートの取り外し検知判定について、その処理手順を示すフローチャート。 チャイルドシートに着座する乗員の車内放置検知判定及び警報出力について、その処理手順を示すフローチャート。 シートに対するチャイルドシートの装着、及び当該チャイルドシートに対する乗員(子供)の乗降により変化するシートベルトの引張荷重を示す説明図。
[第1の実施形態]
以下、車両用のシートに実装された乗員検知装置に関する第1の実施形態を図面に従って説明する。
図1及び図2に示すように、車両用のシート1は、シートクッション2と、このシートクッション2の後端部に設けられたシートバック3と、を備えている。具体的には、本実施形態のシート1は、所謂ベンチシート型の後部座席を構成する。また、本実施形態の車両において、このシート1は、スライドレールやブラケット等の支持部材4を介して車両の床部5に固定されている。そして、これらの各図中には、そのシート1に装着されたチャイルドシート(CRS)10が示されている。
詳述すると、本実施形態の車両において、このシート1に付随するシートベルト装置20は、その一端側がアウターラップアンカー21に係止されるとともに他端側がスルー式のショルダーアンカー22を介してベルトリトラクター23に接続されたシートベルト25を有している。また、このシートベルト25の途中には、インナーラップアンカー26に設けられたバックル27に対して着脱可能に係合するタングプレート28が設けられている。尚、本実施形態では、アウターラップアンカー21及びショルダーアンカー22は、車体(の床部5及び側壁部29)に固定され、インナーラップアンカー26は、シート1の支持部材4に固定されている。そして、本実施形態のシートベルト装置20は、これにより、その三箇所に設けられた各シートベルトアンカー(21,22,26)を支持点とした所謂三点式のシートベルト装置としての構成を有するものとなっている。
また、本実施形態のシートベルト装置20において、ベルトリトラクター23は、シートベルト25の引き出しを途中で止めた場合、その位置において当該シートベルト25の引き出し方向の動作を規制し、巻き取り方向の動作のみを許容するように構成されている。そして、本実施形態のチャイルドシート10は、このシートベルト装置20に実装された「ALR機能(Automatic Locking Retractor)」を利用することにより、そのシート1上に固定される構成になっている。
さらに詳述すると、本実施形態のチャイルドシート10は、そのシートクッション10a及びシートバック10bを幅方向に貫通するベルト挿通孔30を有している。そして、シート1に装着する際には、このベルト挿通孔30にシートベルト25を挿通する構成になっている。
具体的には、このとき、シートベルト25のラップストラップ部25aは、ベルト挿通孔30のシートクッション10a部分に挿通され、ショルダストラップ部25bは、ベルト挿通孔30のシートバック10b部分に挿通される。また、このベルト挿通孔30から引き出されたシートベルト25のタングプレート28は、シート1に乗員が着座した場合と同じく、シート1のインナー側(車幅方向内側)に設けられたバックル27に対して係着される。そして、本実施形態のチャイルドシート10は、この状態で上記ALR機能を用いたシートベルト25の締め付けを行うことにより、そのシート1上に固縛される構成になっている。
(乗員検知装置)
次に、車両用のシートに実装された乗員検知装置の構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態のシート1は、シートクッション2の下方において、その着座面2sに印加されたシート荷重Wsを検出するシート荷重センサ41を備えている。尚、本実施形態では、このシート荷重センサ41には、そのシートクッション2の骨格を構成する図示しないシートフレーム(とシート1の支持部材4との間)に設けられた周知の歪みセンサが用いられている。また、本実施形態の車両において、このシート荷重センサ41のセンサ出力S1は、シートECU50に入力されるようになっている。そして、本実施形態のシートECU50は、これにより、そのシート1に着座した乗員を検知可能な乗員検知装置として機能する構成になっている。
詳述すると、本実施形態のシートECU50には、上記シート荷重センサ41のセンサ出力S1とともに、各種の制御信号が入力されるようになっている。具体的には、本実施形態のシート1には、その着座面2sを構成するシートクッション2が押し下げられることによりオン状態となる感圧式の着座センサ(メンブレンスイッチ)52が設けられている。また、シートベルト装置20を構成するアウターラップアンカー21には、そのシートベルト25の引張荷重Wbを検出するシートベルト荷重センサ53が設けられている。更に、シートベルト25のタングプレート28に係合するバックル27には、その係合状態を検知するシートベルト装着センサ54が設けられている。そして、本実施形態のシートECU50には、これら着座センサ52、シートベルト荷重センサ53及びシートベルト装着センサ54の各センサ出力S2〜S4が入力されるようになっている。
また、本実施形態のシートECU50には、上記のようなシート1に付随して設けられた各センサのセンサ出力S1〜S4の他、イグニッション信号Sig、ドアロック信号Sdl、及び車両が駐車状態にあることを示すパーキング信号Spk等が入力される。そして、本実施形態のシートECU50は、上記シート荷重センサ41のセンサ出力S1に示されるシート荷重Ws、及びこれらの各種制御信号に基づいて、そのシート1の乗員検知判定を実行する構成になっている。
(チャイルドシートの乗員検知判定)
次に、本実施形態のシートECU50が実行するチャイルドシート10の乗員検知判定について説明する。
図3に示すように、シート1に付随して設けられた荷重センサとしてのシート荷重センサ41の検出値、即ちシート荷重Wsは、そのシート1にチャイルドシート10を装着することにより変化する。また、シート荷重Wsは、そのチャイルドシート10に対する乗員60の乗降、即ちチャイルドシート10に対して子供61(図1参照)を着座させ、及び離席させることによっても変化する。そして、本実施形態のシートECU50は、このシート荷重Wsの変化に基づいて、そのシート1に対するチャイルドシート10の装着、及び当該チャイルドシート10に対する乗員60の乗降を検知する構成になっている。
詳述すると、シート1の着座面2s上にチャイルドシート10を載置することにより、シート荷重センサ41の検出値、即ちシート荷重Wsは増加する。また、通常、このチャイルドシート10をシートベルト25で固縛する際には、当該チャイルドシート10に荷重をかけ、下方に押し下げた状態で、その上記ALR機能を用いた締め付けが行われる。そして、このようなチャイルドシート10を押し下げる動作は、そのシート1に対するチャイルドシート10の固縛が完了するまで継続される。
本実施形態のシートECU50は、このとき、そのチャイルドシート10の押し下げ動作により生ずるシート荷重Wsの上下動を監視する。具体的には、装着判定部としてのシートECU50は、シート荷重センサ41により検出されるシート荷重Wsが、チャイルドシート10に対して乗員60が着座した場合と同じ方向、即ち増加方向に変化して所定の第1閾値TH1を上回ったか否かを判定する。また、シートECU50は、このシート荷重Wsが、その後、所定時間t0内に、チャイルドシート10から乗員60が離席した場合と同じ方向、即ち減少方向に変化して所定の第2閾値TH2を下回った否かを判定する。更に、シートECU50は、このシート荷重Wsが、所定時間t1、継続して安定した状態にあるか否かを判定する。そして、これらの各条件を満たした場合に、そのシート1に対してチャイルドシート10が装着されたものと判定する。
詳述すると、図4のフローチャートに示すように、本実施形態のシートECU50は、先ず第1判定フラグがセットされているか否かを判定し(ステップ101)、セットされていない場合(ステップ101:NO)には、続いて第2判定フラグがセットされているか否かを判定する(ステップ102)。更に、このステップ102において、第2判定フラグがセットされていない場合(ステップ102:NO)、シートECU50は、シート荷重センサ41により検出されるシート荷重Wsが第1閾値TH1を上回っているか否かを判定する(ステップ103)。そして、そのシート荷重Wsが第1閾値TH1を上回っている場合(Ws>TH1、ステップ103:YES)には、第1判定フラグをセットし、及び計時用のタイマをセットする(ステップ104)。
また、上記ステップ101において、第1判定フラグがセットされている場合(ステップ101:YES)、シートECU50は、続いてシート荷重Wsが第2閾値TH2を下回っているか否かを判定する(ステップ105)。そして、そのシート荷重Wsが第2閾値TH2を下回っている場合(Ws<TH2、ステップ105:YES)には、第2判定フラグをセットし、及び計時用のタイマをセットして(ステップ106)、第1判定フラグをクリアする(ステップ107)。
一方、上記ステップ105において、シート荷重Wsが第2閾値TH2を下回っていない場合(Ws≧TH2、ステップ105:NO)、シートECU50は、その第1判定フラグをセットしてからの経過時間tが、予め設定された所定時間t0に到達したか否かを判定する(ステップ108)。そして、その経過時間t、即ち上記のようにシート1にチャイルドシート10を固縛する際の押し下げ荷重に相当する荷重変化が検出されてからの経過時間tが所定時間t0に到達した場合(t≧t0、ステップ108:YES)、上記ステップ106の処理を実行することなく、ステップ107において、第1判定フラグをクリアする構成になっている。
また、シートECU50は、上記ステップ102において、第2判定フラグがセットされている場合(ステップ102:YES)には、その第2閾値TH2を下回ったシート荷重Wsが安定した状態にあるか否かを判定する(ステップ109)。尚、本実施形態では、このステップ109におけるシート荷重Wsの安定状態判定は、その一周期あたりの変化量が所定値以内にあるか否かにより行われる(以下同様)。更に、シートECU50は、その第2閾値TH2を下回ったシート荷重Wsが安定した状態にあると判定される場合(ステップ109:YES)、続いて、その第2判定フラグをセットしてからの経過時間tが、予め設定された所定時間t1に到達したか否かを判定する(ステップ110)。そして、その経過時間tが所定時間t1に到達した場合(t≧t1、ステップ110:YES)には、シート1に対してチャイルドシート10が装着されていることを示すCRS装着フラグをセットして(ステップ111)、第2判定フラグをクリアする構成になっている(ステップ112)。
尚、本実施形態のシートECU50は、上記ステップ103において、シート荷重Wsが第1閾値TH1以下である場合(Ws≦TH1、ステップ103:NO)、即ちチャイルドシート固縛時における「押し下げ荷重の印加」に相当する荷重変化が検出されない場合には、上記ステップ104の処理を実行しない。そして、上記ステップ108において、その「押し下げ荷重」に相当する荷重変化が検出された時点からの経過時間Tが、予め設定された所定時間t0に到達していない場合(t<t0、ステップ108:NO)には、ステップ107の処理を実行しない。
また、本実施形態のシートECU50は、上記ステップ110において、チャイルドシート10の固縛完了時における「押し下げ荷重の解除」に相当する荷重変化が検出された時点からの経過時間tが、予め設定された所定時間t1に到達していない場合(t<t1、ステップ110:NO)には、ステップ111及びステップ112の処理を実行しない。そして、上記ステップ109において、その第2閾値TH2を下回った後のシート荷重Wsが安定した状態にないと判定した場合には、上記ステップ110及びステップ111の処理を実行することなく、ステップ112において、第2判定フラグをクリアする構成になっている。
さらに詳述すると、図3に示すように、本実施形態のシートECU50は、シート1に対するチャイルドシート10の装着を検知したとき、その時点において検出されたシート荷重Wsの値を、第1荷重値W1として、その記憶領域50a(図1参照)に記憶する。また、シートECU50は、チャイルドシート10の装着が検知された時点から所定時間T1が経過したとき、その時点において検出されたシート荷重Wsの値を、第2荷重値W2として、その記憶領域50aに記憶する。更に、シートECU50は、これら第1荷重値W1と第2荷重値W2との差分値ΔWを演算する(ΔW=|W2−W1|)。そして、本実施形態のシートECU50は、この差分値ΔWに基づいて、乗降時荷重変化量Wsdを推定する。
即ち、本実施形態のシートECU50は、シート1に対してチャイルドシート10を装着した後、所定時間T1以内に、当該チャイルドシート10に乗員60を着座させることにより、そのチャイルドシート10に対して乗員60が乗降することにより生ずるシート荷重Wsの変化量、つまり上記乗降時荷重変化量Wsdを学習する機能を有している。そして、チャイルドシート10の装着が検知されている場合には、この乗降時荷重変化量Wsdに相当するシート荷重Wsの変化に基づいて、そのチャイルドシート10に対する乗員60の乗降、即ち着座及び離席を検知する構成になっている。
具体的には、図5のフローチャートに示すように、本実施形態のシートECU50は、上記CRS装着フラグがセットされているか否かを判定し(ステップ201)、セットされていない場合(ステップ201:NO)に、上記のようなチャイルドシート10の装着検知判定(CRS装着検知判定、図4参照)を実行する(ステップ202)。そして、第1記憶部としてのシートECU50は、このCRS装着検知判定において、シート1に対するチャイルドシート10の装着を検知した場合(ステップ203:YES)には、その時点において検出されたシート荷重Wsの値を第1荷重値W1として記憶する(ステップ204、W1=Ws)。
次に、シートECU50は、このシート荷重Wsの第1荷重値W1を記憶した時点から所定時間T1が経過したか否かを判定する(ステップ205)。更に、第2記憶部としてのシートECU50は、この所定時間T1の経過後(ステップ205:YES)、その時点において検出されたシート荷重Wsの値を第2荷重値W2として記憶する(ステップ206、W2=Ws)。そして、シートECU50は、このステップ206において記憶した第2荷重値W2と上記ステップ204において記憶した第1荷重値W1との差分値ΔWを演算する(ΔW=|W2−W1|、ステップ207)。
また、本実施形態のシートECU50は、このステップ207において演算された差分値ΔWが、予め設定された2つの閾値W3,W4により規定される所定範囲内にあるか否かを判定する(ステップ208)。そして、その差分値ΔWが、これらの2つの閾値W3,W4により規定される所定範囲内にあると判定した場合(W3<ΔW<W4、ステップ208:YES)に、そのチャイルドシート10に対する乗員60の着座を検知した旨を示す着座検知フラグをセットする(ステップ209)。
更に、シートECU50は、このステップ209において着座検知フラグをセットした後、その第1荷重値W1と第2荷重値W2との差分値ΔWを乗降時荷重変化量Wsdと推定する(Wsd=ΔW、ステップ210)。また、シートECU50は、上記ステップ206において記憶した第2荷重値W2から所定値Xの増減範囲を着座時荷重領域αとして設定し(α=W2±X、ステップ211)、及び上記ステップ204において記憶した第1荷重値W1から所定値Yの増減範囲を離席時荷重領域βとして設定する(β=W1±Y、ステップ212)。そして、チャイルドシート10に対する乗員60の乗降検知判定を行うべき旨を示す乗降検知実行フラグをセットする(ステップ213)。
尚、本実施形態のシートECU50は、上記ステップ208において、第1荷重値W1と第2荷重値W2との差分値ΔWが、2つの閾値W3,W4により規定される所定範囲内にないと判定した場合(ステップ208:NO)には、上記ステップ209〜ステップ213の処理を実行しない。そして、上記ステップ203において、シート1に対するチャイルドシート10の装着を検知しない場合(ステップ203:NO)には、上記ステップ204〜ステップ213の処理を実行しない。
また、本実施形態のシートECU50は、上記ステップ201において、CRS装着フラグがセットされていると判定した場合(ステップ201:YES)には、続いて乗降検知フラグがセットされているか否かを判定する(ステップ214)。そして、このステップ214において、乗降検知フラグがセットされていると判定した場合(ステップ214:YES)に、その推定された乗降時荷重変化量Wsd、及び設定された着座時荷重領域α、並びに離席時荷重領域βを用いたチャイルドシート10に対する乗員60の乗降検知判定を実行する構成になっている(ステップ215)。
尚、本実施形態のシートECU50は、上記ステップ214において、乗降検知フラグがセットされていないと判定した場合(ステップ214:NO)、このステップ215の乗降検知判定を実行しない。そして、本実施形態では、これにより、そのチャイルドシート10がシート1から取り外され、再装着されるまで、上記ステップ202〜ステップ213、及びステップ215の処理が実行されないようになっている。
さらに詳述すると、図6のフローチャートに示すように、本実施形態のシートECU50は、その乗降検知判定(図5参照、ステップ215)として、先ず、シート荷重センサ41により検出されるシート荷重Wsについて、上記乗降時荷重変化量Wsdに相当する変化が生じたか否かを判定する(ステップ301)。具体的には、乗降時荷重変化量Wsdから所定値Zの増減範囲を相当量(Wsd±Z)として、この相当量の変化がシート荷重Wsに発生したか否かを判定する。そして、このステップ301において、上記乗降時荷重変化量Wsdに相当する変化がシート荷重Wsに生じたと判定した場合(ステップ301:YES)には、着座検知フラグがセットされているか否かを判定する(ステップ302)。
次に、シートECU50は、上記ステップ302において、着座検知フラグがセットされていると判定した場合(ステップ302:YES)、続いて、そのシート荷重Wsに生じた変化が減少方向、即ち離席方向の変化であるか否かを判定する(ステップ303)。そして、そのシート荷重Wsの変化方向が離席方向であると判定した場合(ステップ303:YES)には、そのシート荷重Wsに生じた乗降時荷重変化量Wsdに相当する変化が、当該シート荷重Wsが着座時荷重領域αにある状態から生じたものであるか否かを判定する(ステップ304)。
即ち、本実施形態のシートECU50は、このステップ304において、そのシート荷重Wsの変化が、上記第2荷重値W2を基準とした「W2±X」の範囲から生じたものであるか否かを判定する(図3参照)。更に、シートECU50は、その乗降時荷重変化量Wsdに相当するシート荷重Wsの変化が着座時荷重領域αから生じたものである場合(ステップ304:YES)、この変化後のシート荷重Wsが所定時間t2、継続して安定した状態にあるか否かを判定する(ステップ305)。そして、本実施形態のシートECU50は、この変化後のシート荷重Wsが継続して安定した状態にあると判定した場合(ステップ305:YES)に、そのチャイルドシート10からの乗員60が離席したものと判定して着座検知フラグをクリアする(CRS乗員離席検知、ステップ306)。
また、本実施形態のシートECU50は、上記ステップ302において、着座検知フラグがセットされていないと判定した場合(ステップ302:NO)、続いて、そのシート荷重Wsに生じた変化が増加方向、即ち着座方向の変化であるか否かを判定する(ステップ307)。そして、そのシート荷重Wsに生じた変化が着座方向の変化であると判定した場合(ステップ307:YES)には、続いて、そのシート荷重Wsに生じた変化が、当該シート荷重Wsが離席時荷重領域βにある状態から生じたものであるか否かを判定する(ステップ308)。
即ち、本実施形態のシートECU50は、このステップ308において、そのシート荷重Wsの変化が、上記第1荷重値W1を基準とした「W1±Y」の範囲から生じたものであるか否かを判定する(図3参照)。更に、シートECU50は、その乗降時荷重変化量Wsdに相当するシート荷重Wsの変化が離席時荷重領域βから生じたものであると判定した場合(ステップ308:YES)、この変化後のシート荷重Wsが所定時間t3、継続して安定した状態にあるか否かを判定する(ステップ309)。そして、本実施形態のシートECU50は、この変化後のシート荷重Wsが継続して安定した状態にあると判定した場合(ステップ309:YES)に、そのチャイルドシート10に対して乗員60が着座したものと判定して着座検知フラグをセットする(CRS乗員着座検知、ステップ310)。
尚、本実施形態のシートECU50は、上記ステップ305において、変化後のシート荷重Wsが継続して安定した状態にないと判定した場合(ステップ305:NO)には、ステップ306の処理を実行しない。そして、上記ステップ309において、変化後のシート荷重Wsが継続して安定した状態にないと判定した場合(ステップ309:NO)もまた、ステップ310の処理を実行しない。
また、シートECU50は、上記ステップ304において、そのシート荷重Wsの変化が着座時荷重領域αから生じたものではないと判定した場合(ステップ304:NO)には、ステップ305及びステップ306の処理を実行しない。そして、上記ステップ308において、そのシート荷重Wsの変化が離席時荷重領域βから生じたものではないと判定した場合(ステップ308:NO)もまた、ステップ309及びステップ310の処理を実行しない。
更に、シートECU50は、上記ステップ303において、シート荷重Wsの変化方向が離席方向ではないと判定した場合(ステップ303:NO)には、ステップ304〜ステップ306の処理を実行しない。また、上記ステップ307において、シート荷重Wsの変化方向が着座方向ではないと判定した場合(ステップ307:NO)も同様に、ステップ308〜ステップ310の処理を実行しない。そして、上記ステップ301において、シート荷重Wsに乗降時荷重変化量Wsdに相当する変化が生じていないと判定した場合(ステップ301:NO)には、ステップ302〜ステップ310の処理を実行しない。
また、本実施形態のシートECU50は、シート1に対するチャイルドシート10の装着が検知されている場合(図3参照)、そのシート1に付随して設けられた各種センサのセンサ出力S1〜S4に基づいて(図1参照)、チャイルドシート10の取り外し検知判定を実行する。
具体的には、図7のフローチャートに示すように、シートECU50は、上記シートベルト荷重センサ53及びシートベルト装着センサ54の各センサ出力S3,S4に基づいて、そのシートベルト25が非装着状態にあるか否か、即ち当該シートベルト25によるチャイルドシート10の固縛が解除されているか否かを判定する(ステップ401)。更に、このステップ401において、シートベルト25が非装着状態にあると判定した場合(ステップ401:YES)、シートECU50は、上記シート荷重センサ41及び着座センサ52の各センサ出力S1,S2に基づいて、そのシート1が無負荷状態にあるか否かを判定する(ステップ402)。そして、このステップ402において、シート1が無負荷状態にあると判定した場合(ステップ402:YES)に、そのシート1からチャイルドシート10が取り外されたものと判定して、CRS装着フラグ(図4参照、ステップ111)をクリアする構成になっている。
(CRS乗員車内放置検知判定及び警報出力)
次に、本実施形態のシートECU50が実行するCRS乗員車内放置検知判定及び警報出力について説明する。
本実施形態のシートECU50は、上記のようにシート1に装着されたチャイルドシート10に対して乗員60(子供61)が着座していることを検知している場合、そのチャイルドシート10の乗員60が、車内に放置された状態(車内放置、置き去り状態)にあるか否かを判定する。そして、車内放置状態にあると判定した場合には、その車両に設けられた警報装置70(図1参照、例えば、スピーカーやウォーニングランプ、或いはウィンカーやホーン等といった外部出力装置を含む)を介した警報出力を実行する構成になっている。
詳述すると、図8のフローチャートに示すように、本実施形態のシートECU50は、シート1に装着されたチャイルドシート10に対する乗員60の着座を検知している場合(ステップ501:YES)には、先ず、車両が駐車状態にあるか否かを判定する(ステップ502)。また、このステップ502において、車両が駐車状態にあると判定した場合(ステップ502:YES)には、車両のイグニッションスイッチがオフであるか否かを判定する(ステップ503)。そして、このステップ503において、車両のイグニッションスイッチがオフであると判定した場合(ステップ503:YES)には、車両のドアが施錠されているか否かを判定する(ステップ504)。
また、本実施形態のシートECU50は、上記ステップ504において、車両のドアが施錠されていると判定した場合(ステップ504:YES)には、続いて、チャイルドシート10以外の各座席(運転席や助手席等、チャイルドシート10が装着されていない他の座席)が空席であるか否かを判定する(ステップ505)。そして、その他の各座席が空席であると判定した場合(ステップ505:YES)には、そのチャイルドシート10の乗員60が車内に放置された状態にあると判定して(CRS乗員車内放置確認、ステップ506)、上記警報装置70を介した警報出力を実行する構成になっている(ステップ507)。
以上、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)乗員検知装置としてのシートECU50は、シート1に対するチャイルドシート10の装着が検知されたときのシート荷重Wsを第1荷重値W1として記憶する。また、シートECU50は、チャイルドシート10の装着が検知された時点から所定時間T1が経過したときのシート荷重Wsを第2荷重値W2として記憶する。更に、シートECU50は、その第1荷重値W1と第2荷重値W2との差分値ΔWに基づいて、チャイルドシート10に乗員60(子供61)が乗降することにより生ずる乗降時荷重変化量Wsdを推定する。そして、シートECU50は、この乗降時荷重変化量Wsdに基づいて、そのチャイルドシート10に対する乗員60の乗降検知判定を実行する。
上記構成によれば、シート1にチャイルドシート10を装着した後、当該チャイルドシート10に乗員60を着座させるだけで、そのチャイルドシート10に対して乗員60が乗降することにより生ずるシート荷重Wsの変化量、つまりは乗降時荷重変化量Wsdを学習させることができる。その結果、チャイルドシート10の仕様に関わらず、そのシート1に付随して設けられた荷重センサとしてのシート荷重センサ41の検出値、即ちシート荷重Wsに基づいて、そのチャイルドシート10に対する乗員60の乗降検知判定を行うことができる。また、その第1荷重値W1及び第2荷重値W2、並びに推定された乗降時荷重変化量Wsdは、そのチャイルドシート10に着座する乗員60の身体的特徴(体重や体格等)、及びチャイルドシート10の大きさ(重さ)との関連性を有している。そして、これにより、様々な状況において、そのシート1に装着されたチャイルドシート10の乗員検知を利用することができる。
(2)乗降検知部としてのシートECU50は、シート荷重Wsが第2荷重値W2を基準に設定される所定の着座時荷重領域αにある状態から、当該シート荷重Wsについて乗降時荷重変化量Wsdに相当する離席方向(減少方向)の変化が生じたことを条件として、そのチャイルドシート10から乗員60が離席したものと判定する。これにより、より精度よく、そのチャイルドシート10に着座する乗員60の離席を検知することができる。
(3)シートECU50は、シート荷重Wsが第1荷重値W1を基準に設定される所定の離席時荷重領域βにある状態から、当該シート荷重Wsについて乗降時荷重変化量Wsdに相当する着座方向(増加方向)の変化が生じたことを条件として、そのチャイルドシート10に対して乗員60が着座したものと判定する。これにより、より精度よく、そのチャイルドシート10に対する乗員60の着座を検知することができる。
(4)放置判定部及び警報出力部としてのシートECU50は、チャイルドシート10に対する乗員60の着座が検知されている場合において、その乗員60が車内に放置された状態にある場合には、警報装置70を介した警報出力を実行する。これにより、そのチャイルドシート10に着座する乗員60が車内に放置された状態となることを抑制することができる。
(5)装着検知部としてのシートECU50は、シート荷重Wsが、チャイルドシート10に対して乗員60が着座した場合と同じ方向、即ち増加方向に変化して所定の第1閾値TH1を上回ったか否かを判定する。また、シートECU50は、このシート荷重Wsが、その後、所定時間t0内に、チャイルドシート10から乗員60が離席した場合と同じ方向、即ち減少方向に変化して所定の第2閾値TH2を下回った否かを判定する。そして、これらの各条件を満たすことを条件として、そのシート1に対してチャイルドシート10が装着されたものと判定する。
上記構成によれば、チャイルドシート10の仕様に関わらず、そのシート1に付随して設けられた荷重センサとしてのシート荷重センサ41の検出値、即ちシート荷重Wsに基づいて、そのシート1に対するチャイルドシート10の装着検知判定を行うことができる。そして、これにより、様々な状況において、そのシート1に装着されたチャイルドシート10の乗員検知を利用することができる。
(6)乗降時荷重変化量推定部としてのシートECU50は、第1荷重値W1と第2荷重値W2との差分値ΔWが、2つの閾値W3,W4により規定される所定範囲内にあることを条件として(W3<ΔW<W4)、その差分値ΔWを乗降時荷重変化量Wsdと推定する。これにより、より精度よく、その乗降時荷重変化量Wsdを推定することができる。
(7)シートECU50は、乗降時荷重変化量Wsdに相当するシート荷重Wsの変化後、そのシート荷重Wsが所定時間(t2,t3)、継続して安定した状態にあることを条件として、そのチャイルドシート10に対する乗員60の着座及びチャイルドシート10からの乗員60が離席を検知する。これにより、より精度よく、その乗降検知判定を行うことができる。
[第2の実施形態]
以下、車両用のシートに実装された乗員検知装置に関する第2の実施形態を図面に従って説明する。尚、説明の便宜上、上記第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略することとする。
図9に示すように、シート1に付随して設けられた荷重センサとしての上記シートベルト荷重センサ53の検出値、即ちシートベルト25の引張荷重Wbは、そのシート1にチャイルドシート10を装着することにより変化する。また、このシートベルト25の引張荷重Wbは、そのチャイルドシート10に対する乗員60の乗降、即ちチャイルドシート10に対して子供61(図1参照)を着座させ、及び離席させることによっても変化する。そして、本実施形態のシートECU50は、このシートベルト25の引張荷重Wbに生ずる変化に基づいて、そのシート1に対するチャイルドシート10の装着、及び当該チャイルドシート10に対する乗員60の乗降を検知する構成になっている。
詳述すると、シートベルト荷重センサ53により検出されるシートベルト25の引張荷重Wbは、シートベルト装置20のALR機能を用いてチャイルドシート10をシート1に固縛すべく、そのシートベルト25を引っ張ることにより増加する。そして、そのシート1に対するチャイルドシート10の固縛が完了し、シートベルト25を引っ張る力が緩められることにより減少する。
また、シートベルト25の引張荷重Wbは、そのチャイルドシート10に対して乗員60が着座し、当該チャイルドシート10を押し下げることにより減少する。そして、この乗員60がチャイルドシート10から離席し、そのチャイルドシート10を押し下げる力が低下することにより増加する。
本実施形態のシートECU50は、このようなシートベルト25の引張荷重Wbに生ずる変化を監視する。具体的には、本実施形態のシートECU50は、シートベルト荷重センサ53により検出されるシートベルト25の引張荷重Wbが増加方向に変化して所定の第1閾値TH1を上回ったか否かを判定する。また、シートECU50は、このシートベルト25の引張荷重Wbが、その後、所定時間t0内に減少方向に変化して所定の第2閾値TH2を下回った否かを判定する。更に、シートECU50は、シートベルト25の引張荷重Wbが、所定時間t1、継続して安定した状態にあるか否かを判定する。そして、これらの各条件を満たした場合に、そのシート1に対してチャイルドシート10が装着されたものと判定する。
また、本実施形態のシートECU50は、シート1に対するチャイルドシート10の装着を検知したとき、その時点においてシートベルト荷重センサ53により検出された引張荷重Wbの値を第1荷重値W1として、その記憶領域50aに記憶する。また、シートECU50は、チャイルドシート10の装着が検知された時点から所定時間T1が経過したとき、その時点においてシートベルト荷重センサ53により検出された引張荷重Wbの値を第2荷重値W2として、その記憶領域50aに記憶する。更に、本実施形態のシートECU50もまた、これら第1荷重値W1と第2荷重値W2との差分値ΔWに基づいて乗降時荷重変化量Wsdを推定する。そして、チャイルドシート10の装着が検知されている場合には、この乗降時荷重変化量Wsdに相当するシートベルト25の引張荷重Wbの変化に基づいて、そのチャイルドシート10に対する乗員60の乗降、即ち着座及び離席を検知する構成になっている。
尚、本実施形態のシートECU50もまた、上記第1の実施形態と同様の処理手順でCRS装着検知判定(図4参照)、第1荷重値W1及び第2荷重値W2の記憶、及びその差分値ΔWに基づいた乗降時荷重変化量Wsdの推定(図5参照)、及びCRS乗降検知判定(図6参照)を実行する。但し、本実施形態においては、シート荷重Wsの減少が「着座方向の変化」となり、シート荷重Wsの増加が「離席方向の変化」となる。そして、上記第1の実施形態と同様の処理手順でCRS取り外し検知判定を実行し(図7参照)、CRS乗員車内放置検知判定及び警報出力を実行する(図8参照)。
以上、本実施形態の構成によっても、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態では、シート1に付随して設けられた荷重センサ(シート荷重センサ41又はシートベルト荷重センサ53)の検出値に基づいて、そのシート1に対するチャイルドシート10の装着検知判定が行われることとした。しかし、これに限らず、CRS装着検知判定の内容については、任意に変更してもよい。例えば、シートベルト25の引張荷重Wbが所定の閾値を超えることをもって、そのシート1にチャイルドシート10が装着されたものと判定する構成であってもよい。更に、チャイルドシート装着信号が出力されるものであれば、これを用いてもよい。そして、そのチャイルドシート10の取り外し検知判定の内容についてもまた、例えば、そのシート1の無負荷状態判定を行わない等、任意に変更してもよい。
・上記各実施形態では、チャイルドシート10は、シートベルト装置20のALR機能を用いることにより、シートベルト25によってシート1に固縛されることとした。しかし、これに限らず、例えば、所謂ISOFIX型等、そのシート1に装着されるチャイルドシート10の型式は、どのようなものであってもよい。
・上記各実施形態では、チャイルドシート10は、所謂ベンチシート型の後部座席としての構成を有するシート1に装着されることとした。しかし、これに限らず、チャイルドシート10が装着されるシート1、即ちそのチャイルドシート10の乗員検知が行われるシート1は、例えば、助手席等、必ずしも後部座席でなくともよい。そして、そのシート1の型式についてもまた、任意に変更してもよい。
・上記各実施形態では、推定された乗降時荷重変化量Wsdに基づいて、そのチャイルドシート10に対する乗員60の乗降検知判定を実行することとしたが、このような乗降検知判定に限らず、例えば、エアバッグの展開制御等やチャイルドロックの制御等に、その乗降時荷重変化量Wsdを用いる構成であってもよい。
・上記第1の実施形態では、シート1に付随して設けられた荷重センサとして、そのシートクッション(の着座面2s)に印加されたシート荷重Wsを検出するシート荷重センサ41を用いる。そして、上記第2の実施形態では、そのシートベルト25の引張荷重Wbを検出するシートベルト荷重センサ53を用いることとした。しかし、これに限らず、そのシート1に付随する荷重センサとして、これらのシート荷重センサ41及びシートベルト荷重センサ53を併用する構成であってもよい。
・上記各実施形態では、シート荷重Wsが着座時荷重領域αにある状態から乗降時荷重変化量Wsdに相当する離席方向の変化が生じたことを離席検知の条件とし、シート荷重Wsが離席時荷重領域βにある状態から乗降時荷重変化量Wsdに相当する着座方向の変化が生じたことを着座検知の条件とした(図3及び図9参照)。しかし、これに限らず、このような着座時荷重領域α及び離席時荷重領域βからの変化であることをチャイルドシート10に対する乗員60の離席検知及び着座検知の条件としない構成であってもよい。
・また、上記各実施形態では、シート1に付随する荷重センサ(41,53)の検出値(Ws,Wb)に乗降時荷重変化量Wsdに相当する変化が生じた後、その検出値が所定時間(t2,t3)、継続して安定した状態にあることを、その離席検知及び着座検知の条件とすることとした(図3及び図9参照)。しかし、これに限らず、このような安定状態判定を行うことなく、荷重センサの検出値に乗降時荷重変化量Wsdに相当する変化が生じたことをもって、そのチャイルドシート10に着座する乗員60の離席、及びチャイルドシート10に対する乗員60の着座を検知する構成であってもよい。
・上記各実施形態では、第1荷重値W1と第2荷重値W2との差分値ΔWが、2つの閾値W3,W4により規定される所定範囲内にあることを条件として(W3<ΔW<W4)、その差分値ΔWを乗降時荷重変化量Wsdと推定することとした。しかし、これに限らず、このような条件判定を行うことなく、その差分値ΔWを乗降時荷重変化量Wsdと推定する構成であってもよい。
・また、チャイルドシート10の装着が検知された時点から所定時間T1が経過した時点における荷重センサ(41,53)の検出値(Ws,Wb)を第2荷重値W2として記憶する際、そのシート荷重Wsの値が安定した状態にあることを条件としてもよい。そして、チャイルドシート10の装着が検知された時点における荷重センサ(41,53)の検出値(Ws,Wb)を第1荷重値W1として記憶する際についてもまた、そのシート荷重Wsの値が安定した状態にあることを条件としてもよい。
・上記各実施形態では、チャイルドシート10の乗員60が車内に放置された状態にあるか否かの検知判定(図8参照)は、「車両が駐車状態にあるか」「車両のイグニッションスイッチがオフであるか」「車両のドアが施錠されているか」「チャイルドシート10以外の各座席が空席であるか」が全て成立することを要件とした。しかし、これに限らず、その車内放置検知判定の内容については、「シート1に装着されたチャイルドシート10に対する乗員60の着座を検知している」ことを除いて、任意に変更してもよい。
次に、以上の実施形態から把握することのできる技術的思想を効果とともに記載する。
(イ)前記乗降時荷重変化量を推定する工程は、前記第1荷重値と前記第2荷重値との差分値が所定範囲内にあることを条件とすること、を特徴とする乗員検知方法。
(ロ)前記第1荷重値及び前記第2荷重値を記憶する工程は、前記荷重センサの検出値が継続して安定した状態にあることを条件とすること、を特徴とする乗員検知方法。
上記各構成によれば、より精度よく、その乗降時荷重変化量を推定することができる。
(ハ)前記チャイルドシートに対する乗員の乗降を検知する工程は、前記乗降時荷重変化量に相当する変化が前記荷重センサの検出値に生じた後、該荷重センサの検出値が継続して安定した状態にあることを条件とすること、を特徴とする乗員検知方法。これにより、より精度よく、その乗降検知判定を行うことができる。
(ニ)前記乗降検知部は、前記荷重センサの検出値が前記第2荷重値を基準に設定される所定の着座時荷重領域にある状態から、前記乗降時荷重変化量に相当する離席方向の変化が生じたことを条件として、前記チャイルドシートから乗員が離席したものと判定すること、を特徴とする乗員検知装置。
(ホ)前記乗降検知部は、前記荷重センサの検出値が前記第1荷重値を基準に設定される所定の離席時荷重領域にある状態から、前記乗降時荷重変化量に相当する着座方向の変化が生じたことを条件として、前記チャイルドシートに乗員が着座したものと判定すること、を特徴とする乗員検知装置。
1…シート、2…シートクッション、2s…着座面、3…シートバック、4…支持部材、5…床部、10…チャイルドシート、10a…シートクッション、10b…シートバック、20…シートベルト装置、21…アウターラップアンカー、22…ショルダーアンカー、23…ベルトリトラクター、25…シートベルト、25a…ラップストラップ部、25b…ショルダストラップ部、26…インナーラップアンカー、27…バックル、28…タングプレート、29…側壁部、30…ベルト挿通孔、41…シート荷重センサ、50…シートECU、50a…記憶領域、52…着座センサ、53…シートベルト荷重センサ、54…シートベルト装着センサ、60…乗員、61…子供、70…警報装置、S1〜S4…センサ出力、Wb…引張荷重(荷重センサの検出値)、Ws…シート荷重(荷重センサの検出値)、TH1…第1閾値、TH2…第2閾値、W1…第1荷重値、T…経過時間、T1…所定時間、W2…第2荷重値、ΔW…差分値、Wsd…乗降時荷重変化量、α…着座時荷重領域、β…離席時荷重領域、W3,W4…閾値(所定範囲)、X,Y,Z…所定値、t…経過時間、t0,t1,t2,t3…所定時間、Sdl…ドアロック信号、Sig…イグニッション信号、Spk…パーキング信号。

Claims (11)

  1. 車両のシートに対するチャイルドシートの装着を検知する工程と、
    前記チャイルドシートの装着が検知されたとき、前記シートに付随して設けられた荷重センサの検出値を第1荷重値として記憶する工程と、
    前記チャイルドシートの装着が検知された時点から所定時間が経過したとき、前記荷重センサの検出値を第2荷重値として記憶する工程と、
    前記第1荷重値と前記第2荷重値との差分値に基づいて、前記チャイルドシートに乗員が乗降することにより生ずる乗降時荷重変化量を推定する工程と、
    を備える乗員検知方法。
  2. 請求項1に記載の乗員検知方法において、
    前記チャイルドシートの装着が検知されている場合に、前記荷重センサの検出値に生じた前記乗降時荷重変化量に相当する変化に基づいて、前記チャイルドシートに対する乗員の乗降を検知する工程を備えること、を特徴とする乗員検知方法。
  3. 請求項2に記載の乗員検知方法において、
    前記チャイルドシートに対する乗降を検知する工程は、前記荷重センサの検出値が前記第2荷重値を基準に設定される所定の着座時荷重領域にある状態から、前記乗降時荷重変化量に相当する離席方向の変化が生じた場合に、前記チャイルドシートから乗員が離席したものと判定する工程を含むこと、を特徴とする乗員検知方法。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の乗員検知方法において、
    前記チャイルドシートに対する乗降を検知する工程は、前記荷重センサの検出値が前記第1荷重値を基準に設定される所定の離席時荷重領域にある状態から、前記乗降時荷重変化量に相当する着座方向の変化が生じた場合に、前記チャイルドシートに乗員が着座したものと判定する工程を含むこと、を特徴とする乗員検知方法。
  5. 請求項2〜請求項4の何れか一項に記載の乗員検知方法において、
    前記チャイルドシートに対する乗員の着座が検知されている場合に、該乗員が車内に放置された状態にあるか否かを判定する工程と、
    前記乗員が車内に放置された状態にあると判定された場合に警報出力を実行する工程と、を備えること、を特徴とする乗員検知方法。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の乗員検知方法において、
    前記荷重センサの検出値は、シートクッションに印加されたシート荷重を示すものであること、を特徴とする乗員検知方法。
  7. 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の乗員検知方法において、
    前記荷重センサの検出値は、シートベルトの引張荷重を示すものであること、
    を特徴とする乗員検知方法。
  8. 請求項1〜請求項7の何れか一項に記載の乗員検知方法において、
    前記シートに対する前記チャイルドシートの装着を検知する工程は、前記荷重センサの検出値に基づいて、前記シートに前記チャイルドシートが装着されたか否かを判定する工程を含むこと、を特徴とする乗員検知方法。
  9. 車両のシートに対するチャイルドシートの装着を検知する装着検知部と、
    前記チャイルドシートの装着が検知されたとき、前記シートに付随して設けられた荷重センサの検出値を第1荷重値として記憶する第1記憶部と、
    前記チャイルドシートの装着が検知された時点から所定時間が経過したとき、前記荷重センサの検出値を第2荷重値として記憶する第2記憶部と、
    前記第1荷重値と前記第2荷重値との差分値に基づいて、前記チャイルドシートに乗員が乗降することにより生ずる乗降時荷重変化量を推定する乗降時荷重変化量推定部と、
    を備える乗員検知装置。
  10. 請求項9に記載の乗員検知装置において、
    前記チャイルドシートの装着が検知されている場合に、前記荷重センサの検出値に生じた前記乗降時荷重変化量に相当する変化に基づいて、前記チャイルドシートに対する乗員の乗降を検知する乗降検知部を備えること、を特徴とする乗員検知装置。
  11. 請求項10に記載の乗員検知装置において、
    前記チャイルドシートに対する乗員の着座が検知されている場合に、該乗員が車内に放置された状態にあるか否かを判定する放置判定部と、
    前記乗員が車内に放置された状態にあると判定された場合に警報出力を実行する警報出力部と、を備えること、を特徴とする乗員検知装置。
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