JP2001201051A - ガスこんろの異常過熱防止構造 - Google Patents

ガスこんろの異常過熱防止構造

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JP2001201051A
JP2001201051A JP2000008782A JP2000008782A JP2001201051A JP 2001201051 A JP2001201051 A JP 2001201051A JP 2000008782 A JP2000008782 A JP 2000008782A JP 2000008782 A JP2000008782 A JP 2000008782A JP 2001201051 A JP2001201051 A JP 2001201051A
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cooking utensil
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Sukeaki Chita
祐章 智多
Takeo Fukuda
剛生 福田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鍋等の調理器具が必要以上に壁側にずらされ
たり、大径鍋のような調理器具が使用されたりするとい
うような異常な使用がされたりしても壁面やカウンター
が異常な過熱されるのを防止できるガスこんろの異常過
熱防止構造を提供する。 【解決手段】 建物の壁1面に周辺を沿わせて設置した
ガスこんろ2である。ガスこんろ2の上面のトッププレ
ート2bの上記壁1面寄りの部分の温度を検出する温度
検出装置5を設ける。ガスこんろ2の五徳3の上に載置
した鍋4a等の調理器具4が所定の位置より上記壁1面
に接近した異常使用でトッププレート2bの壁1側の部
分の温度が所定温度を越えたことを温度検出装置5が検
出したとき最大火力を下げたり燃焼を停止したりする火
力制限装置6を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、システムキッチン
等で壁際に配置されるガスこんろの構造に関し、詳しく
はガスこんろの周辺に位置する壁やカウンターが異常に
過熱されるのを防止する異常過熱防止構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術及び発明の解決しようとする課題】一般に
システムキッチン等で壁面に沿ってガスこんろを設置す
る場合、ガスこんろと壁面との間の距離が15cm未満
なら、壁を不燃材料にて形成するか壁に防熱板を取り付
ける等の防火処理がなされている。
【0003】このように壁に防火処理をすると、鍋等の
調理器具が必要以上壁側にずれた位置で五徳に載置され
たり、大径鍋のような調理器具が使用されたりするとい
うような異常な使われ方により被加熱物としての鍋等の
調理器具が壁面に近づいても防火上さほど問題がない
が、上記のように壁を不燃材料にて形成するとコストア
ップにつながり、また防熱板を取り付けるとシステムキ
ッチンの美観を損ねると共に施工性を悪くさせ、さらに
コストアップにも繋がり好ましくないという問題があ
る。
【0004】ところが、上記のような防火処理をしない
で、壁面(可燃性)との距離が15cm未満でガスこん
ろを設けた場合、鍋等の調理器具が必要以上に壁側にず
れた位置で五徳に載置されたり、大径鍋のような調理器
具が使用されたりするというような異常な使われ方をす
ると、ガスこんろと壁面との距離が小さい分、被加熱物
としての鍋等の調理器具が壁面に近づき、壁面やカウン
ターが異常過熱され、防火上危険であるという問題があ
る。
【0005】本発明は叙述の点に鑑みてなされたもので
あって、鍋等の調理器具が必要以上に壁側にずらされた
り、大径鍋のような調理器具が使用されたりするという
ような異常な使用がされたりしたとき、最大火力を制限
したり燃焼を遮断したりして壁面やカウンターが異常に
過熱されるのを防止でき、ガスこんろと壁面との距離が
短い(15cm未満)設置であっても、防火処理してい
ない壁で防火上問題がないようにすることが可能で、施
工性、キッチンの美観を害することがなくなり、しかも
異常な使われ方をしたとき確実に動作して安全性を確保
できるガスこんろの異常過熱防止構造を提供することを
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の請求項1のガスこんろの異常過熱防止構造は、
建物の壁1面に周辺を沿わせて設置したガスこんろ2に
おいて、ガスこんろ2の上面のトッププレート2bの上
記壁1面寄りの部分の温度を検出する温度検出装置5を
設け、ガスこんろ2の五徳3の上に載置した鍋4a等の
調理器具4が所定の位置より上記壁1面に接近した異常
使用でトッププレート2bの壁1側の部分の温度が所定
温度を越えたことを温度検出装置5が検出したとき最大
火力を下げたり燃焼を停止したりする火力制限装置6を
設けたことを特徴とする。五徳3の上に載せた鍋4a等
の調理器具4が所定位置より壁1面側に接近したとき、
鍋4a等の調理器具4の底面に沿って流れる燃焼排気が
壁1面の方に接近してトッププレート2bの壁1面寄り
の部分が過熱されるが、この部分が所定温度以上に過熱
されたことが温度検出装置5で検出されると、火力制限
装置6にて最大火力を下げるように制御されたり燃焼を
停止するように制御されたりする。これにより、調理器
具4が必要以上に壁1側にずらされたり、大径鍋のよう
な調理器具4が壁1に近づいて使用されたりするという
ような異常な使用がされても壁1面やカウンター7が異
常に過熱されるのを防止できる。また壁1面が異常な過
熱がされないことにより、ガスこんろ2と壁1面との距
離が短い(15cm未満)設置であっても、防火処理し
ていない壁1で防火上問題がないようにすることが可能
で、施工性、キッチンの美観等を害することがないよう
にできる。またトッププレート2bの壁1面寄りの部分
の温度を温度検出装置5にて検出し、トッププレート2
bの温度が所定温度を越えたとき火力制限装置6が動作
するために異常使用のとき確実に動作して安全性を確保
できる。
【0007】また本発明の請求項2のガスこんろの異常
過熱防止構造は、建物の壁1面に周辺を沿わせて設置し
たガスこんろ2において、ガスこんろ2の上面のトップ
プレート2bの上記壁1面寄りの部分の温度を検出する
温度検出装置5を設け、ガスこんろ2の五徳3の上に載
置した鍋4a等の調理器具4が所定の位置より上記壁1
面に接近した異常使用でトッププレート2bの壁1側の
部分の温度が上昇する勾配が所定の勾配以上になったこ
とを温度検出装置5が検出したとき最大火力を下げたり
燃焼を停止したりする火力制限装置6を設けたことを特
徴とする。五徳3の上に載せた鍋4a等の調理器具4が
所定位置より壁1面側に接近したとき、鍋4a等の調理
器具4の底面に沿って流れる燃焼排気が壁1面の方に接
近してトッププレート2bの壁1面寄りの部分が過熱さ
れるが、この部分の温度上昇の勾配が所定の温度勾配以
上になったことが温度検出装置5で検出されると、火力
制限装置6にて最大火力を下げるように制御されたり燃
焼を停止するように制御されたりする。これにより、調
理器具4が必要以上に壁1側にずらされたり、大径鍋の
ような調理器具4が壁1に近づいて使用されたりすると
いうような異常な使用がされても壁1面やカウンター7
が異常に過熱されるのを防止できる。また壁1面が異常
に過熱されないことにより、ガスこんろ2と壁1面との
距離が短い(15cm未満)設置であっても、防火処理
していない壁1で防火上問題がないようにすることが可
能で、施工性、キッチンの美観等を害することがないよ
うにできる。また温度上昇の勾配にて異常使用を判定す
るために火力制限装置6の作動が遅れたりすることな
く、動作が確実で安全性を確保できる。
【0008】また本発明の請求項3のガスこんろの異常
過熱防止構造は、請求項1または請求項2において、上
記温度検出装置5の熱を受ける受熱部8をトッププレー
ト2bに直接接触させたことを特徴とする。受熱部8を
トッププレート2bに直接接触させることにより熱伝導
板等を介さず直接にトッププレート2bの温度を検出す
るために、コストダウンできると共に正確なトッププレ
ート2bの温度をタイムラグなしに検出できる。
【0009】また本発明の請求項4のガスこんろの異常
過熱防止構造は、請求項3において、上記受熱部8は壁
1面と平行な方向に長い板状であることを特徴とする。
受熱部8が壁1面と平行な方向に長い板状であることに
より、受熱面積を大きくすることでトッププレート2b
への接触を確実にして集熱効果を向上でき、しかもトッ
ププレート2bの壁1面と平行な方向に亙って受熱でき
て鍋4a等の調理器具4が壁1面と平行な方向にずれて
壁1面に近づいても温度を正確に検出できて正確に動作
するようにできる。
【0010】また本発明の請求項5のガスこんろの異常
過熱防止構造は、請求項3または請求項4において、受
熱部8はトッププレート2bに対して弾性的に押し付け
られていることを特徴とする。受熱部8がトッププレー
ト2bに弾性的に押し付けられることによりトッププレ
ート2bに受熱部8をより確実に接触させてトッププレ
ート2bの温度を一層正確に検出できて一層正確に動作
するようにできる。
【0011】また本発明の請求項6のガスこんろの異常
過熱防止構造は、請求項1乃至請求項5のいずれかにお
いて、温度検出装置5が調理器具4の壁1面への接近を
検出したとき最大火力を下げたり燃焼を停止したりして
ガスこんろ2の周辺の壁1面やカウンター7の温度が1
00℃以上になるのを防止するようにして成ることを特
徴とする。調理器具4が所定位置より壁1面に接近して
載せられたとき温度検出装置5が異常な温度を検出して
最大火力を下げたり燃焼を停止したりできて壁1面やカ
ウンター7が100℃以上に過熱されるのを防止でき、
防火性を向上できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に示すようにガスこんろ2は
本例の場合ビルトイン型であり、システムキッチンのカ
ウンター7の開口10に落とし込むように装着してあ
る。カウンター7の周辺の上方には壁1面が設けられて
いるが、この壁1には防火処理がされていない。ガスこ
んろ2のガスこんろ本体2aはケーシング11内にバー
ナ部12等を内装してあり、このガスこんろ本体2aの
上面開口にはこの上面開口を覆うトッププレート2bを
着脱自在に被着してある。トッププレート2bには開口
13を設けてあり、ガスこんろ本体2aのバーナ部12
を開口13から上方に露出させてある。トッププレート
2bの上には五徳3が着脱自在に載置され、この五徳3
の上に鍋4a等の調理器具4を載せてバーナ部12によ
る加熱調理ができるようになっている。五徳3は従来か
ら周知のように周囲を囲む矩形等の枠状の五徳枠3a
と、五徳枠3aから内方に向けて一体に突設した五徳爪
3bとで構成されており、五徳枠3aの下面をトッププ
レート2bに載置してある。
【0013】そしてこの五徳3の壁1面側の位置でトッ
ププレート2bの下面側の位置には図2に示すような温
度検出装置5を配置してあり、温度検出装置5に内装し
た温度センサーにてトッププレート2bの温度を検出で
きるようになっている。この温度検出装置5はバーナ部
12の真後ろに対応する位置に設けてある。温度検出装
置5は下部の固定部5aと固定部5aに対して上下動自
在に設けた可動部5bとで主体が構成され、可動部5b
が上に移動するようにばね14にて上方に弾性的に付勢
してある。ケーシング11内には取り付け片15を設け
てあり、この取り付け片15に固定部5aを取り付ける
ことで温度検出装置5を設置してある。温度検出装置5
の可動部5bの上端には銅、アルミニウム等の熱伝導性
のよい金属にて形成せる受熱部8を設けてあり、受熱部
8をトッププレート2bの下面に直接接触させてトップ
プレート2bの熱を受熱部8を介して温度センサーに伝
達できるようになっている。またこの受熱部8は壁1面
と平行な方向に長くなる細長い長方形状に形成されてお
り、また受熱部8はばね14の弾性力でトッププレート
2bの下面に弾接させてある。
【0014】ガスこんろ本体2aにはガスこんろ本体2
aを制御するマイクロコンピュータ16を内装してあ
り、温度検出装置5がリード線17にてマイクロコンピ
ュータ16に接続してあり、温度検出装置5で検出した
温度情報がマイクロコンピュータ16に伝達されるよう
になっている。また本発明の場合、ガスこんろ本体2a
には火力制限装置6を設けてあり、火力制限装置6はマ
イクロコンピュータ16にて制御されるようになってい
る。火力制限装置6は、異常な使用を検出したとき最大
火力が下がるように制限したり、異常な使用を検出した
ときガスの供給を遮断して燃焼を停止したりするもので
あり、電磁比例弁、電磁安全弁等で形成されている。
【0015】上記五徳3の上に鍋4a等の調理器具4が
載置され、バーナ部12の燃焼により加熱調理される
が、このとき温度検出装置5にてトッププレート2bの
温度が検出される。図1の実線に示すように鍋4a等の
調理器具4を載せた通常の使用では調理器具4の底面に
沿う燃焼排気が図1の矢印Aのように流れ、トッププレ
ート2bの温度検出装置5で温度を検出する部分の近傍
の温度が高くなったりこの部分の温度上昇の勾配が大き
くなったりすることがない。従って、火力制限装置6が
作動することなく、バーナ部12は通常の燃焼を行う。
ところが、鍋4a等の調理器具4が図1の想像線に示す
ように壁1側にずれて載置されたり、大径鍋のような調
理器具4が載置されたりした異常な使用状態になったと
き鍋4a等の調理器具4が壁1面側に近づく。すると、
調理器具4の底面に沿う燃焼排気が図1の矢印Bに示す
ように流れ、トッププレート2bの温度検出装置5で温
度を検出する部分の温度が所定温度を越えたり、温度上
昇する勾配が所定の勾配より大きくなったりする。これ
により異常使用になったと判定され、火力制限装置6が
作動し、最大火力を下げるように制御されてバーナ部1
2が小さい火力でしか燃焼しない状態にしたり、ガスの
供給を遮断して燃焼を停止したりするように制御され
る。これにより、調理器具4が必要以上に壁1側にずら
されたり、大径鍋のような調理器具4が壁1に近づいて
使用されたりするというような異常な使用がされても壁
1面やカウンター7が異常に過熱されるの防止できる
(壁1面を100℃以下の温度にすることができる)。
また壁1面が異常に過熱されないことにより、ガスこん
ろ2と壁1面との距離が短い(15cm未満)設置であ
っても、防火処理していない壁1で防火上問題がないよ
うにすることが可能で、施工性、キッチンの美観等を害
することがないようにできる。
【0016】図3はトッププレート2bの温度検出装置
5にて温度を検出する部分の温度が所定温度を越えたと
きに火力制限装置6が作動するようにした場合の例を説
明するグラフである。このグラフで縦軸は温度を示し、
横軸は時間を示す。通常の使用状態ではバーナ部12の
点火からトッププレート2bの温度が符号aの曲線のよ
うに変化し、異常な使用をした場合バーナ部12の点火
からトッププレート2bの温度が符号bに示すように急
激に変化をするが、火力制限装置6が作動する所定の設
定温度を符号cに示す線のように通常の使用状態と異常
使用状態の中間の位置に設定してある。これによりトッ
ププレート2bの温度検出装置5が検出する温度が符号
cに示す温度を越えたとき異常使用を判定されて火力制
限装置6が作動するようになっている。
【0017】また図4はトッププレート2bの温度検出
装置5にて温度を検出する部分の温度上昇の勾配が所定
の勾配を越えたときに火力制限装置6が作動するように
した場合の例を示すグラフである。このグラフで縦軸は
温度を示し、横軸は時間を示す。通常の使用状態ではバ
ーナ部12の点火からトッププレート2bの温度は緩い
温度勾配e1/hで変化し、異常な使用をした場合バー
ナ部12の点火からトッププレート2bの温度が急な温
度勾配e2/h(e1<e2)で変化をするが、火力制
限装置6が作動する温度勾配f/h(e1<f<e2)
を通常の使用状態と異常使用状態の中間の位置に設定し
てある。これによりトッププレート2bの温度検出装置
5にて検出する温度の温度勾配がf/hを越えた急勾配
になったとき異常使用と判定されて火力制限装置6が作
動するようになっている。
【0018】また上記のようにトッププレート2bの温
度上昇の勾配にて異常使用を判定するようにした場合、
トッププレート2bが所定の温度を越えたとき異常使用
と判定するより安全で使い勝手がよい。つまり、トップ
プレート2bの温度が所定の設定温度以上になると火力
制限装置6が作動する構造であると、壁1面及びカウン
ター7の異常過熱時に火力制限装置6の作動がしたり、
平常の使用時にも別の原因で温度が上がって火力制限装
置6が作動したりし、危険であったり、使い勝手を損ね
るおそれがある。ところが、通常の使用時に比べて異常
使用時の方が急激な温度上昇カーブを描くという特長に
着目し、その温度勾配によって判定すると、異常使用を
判定するのが早くできると共に正確に異常使用を判定で
き、より安全で使い勝手がよくなる。
【0019】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明は、建物の壁面
に周辺を沿わせて設置したガスこんろにおいて、ガスこ
んろの上面のトッププレートの上記壁面寄りの部分の温
度を検出する温度検出装置を設け、ガスこんろの五徳の
上に載置した鍋等の調理器具が所定の位置より上記壁面
に接近した異常使用でトッププレートの壁側の部分の温
度が所定温度を越えたことを温度検出装置が検出したと
き最大火力を下げたり燃焼を停止したりする火力制限装
置を設けたので、五徳の上に載せた鍋等の調理器具が所
定位置より壁面側に接近したときトッププレートが所定
温度以上に過熱されたことが温度検出装置で検出される
と、火力制限装置にて最大火力を下げるように制御され
たり燃焼を停止するように制御されたりするものであっ
て、調理器具が必要以上に壁側にずらされたり、大径鍋
のような調理器具が壁に近づいて使用されたりするとい
うような異常な使用がされても壁面やカウンターが異常
に過熱されるのを防止できるものであり、また壁面が異
常に過熱されないことにより、ガスこんろと壁面との距
離が短い設置であっても、防火処理していない壁で防火
上問題がないようにすることが可能で、施工性、キッチ
ンの美観等を害することがないようにできるものであ
り、またトッププレートの壁面寄りの部分の温度を温度
検出装置にて検出し、トッププレートの温度が所定温度
を越えたとき火力制限装置が動作するために異常使用の
とき確実に動作して安全性を確保できるものである。
【0020】また本発明の請求項2の発明は、建物の壁
面に周辺を沿わせて設置したガスこんろにおいて、ガス
こんろの上面のトッププレートの上記壁面寄りの部分の
温度を検出する温度検出装置を設け、ガスこんろの五徳
の上に載置した鍋等の調理器具が所定の位置より上記壁
面に接近した異常使用でトッププレートの壁側の部分の
温度が上昇する勾配が所定の勾配以上になったことを温
度検出装置が検出したとき最大火力を下げたり燃焼を停
止したりする火力制限装置を設けたので、五徳の上に載
せた鍋等の調理器具が所定位置より壁面側に接近したと
きトッププレートの温度上昇の勾配が所定の温度勾配以
上になったことが温度検出装置で検出されると、火力制
限装置にて最大火力を下げるように制御されたり燃焼を
停止するように制御されたりするものであって、調理器
具が必要以上に壁側にずらされたり、大径鍋のような調
理器具が壁に近づいて使用されたりするというような異
常な使用がされても壁面やカウンターが異常に過熱され
るのを防止できるものであり、また壁面が異常な過熱が
されないことにより、ガスこんろと壁面との距離が短い
設置であっても、防火処理していない壁で防火上問題が
ないようにすることが可能で、施工性、キッチンの美観
等を害することがないようにできるものであり、また温
度上昇の勾配にて異常使用を判定するために火力制限装
置の作動が遅れたりすることなく、動作が確実で安全性
を確保できるものである。
【0021】また本発明の請求項3の発明は、請求項1
または請求項2において、上記温度検出装置の熱を受け
る受熱部をトッププレートに直接接触させたので、熱伝
導板等を介さず直接にトッププレートの温度を検出する
ために、コストダウンできると共に正確なトッププレー
トの温度をタイムラグなしに検出できるものである。
【0022】また本発明の請求項4の発明は、請求項3
において、受熱部は壁面と平行な方向に長い板状である
ので、受熱面積を大きくすることでトッププレートへの
接触を確実にして集熱効果を向上できるものであり、し
かもトッププレートの壁面と平行な方向に亙って受熱で
きて鍋等の調理器具が壁面と平行な方向にずれて壁面に
近づいても温度を正確に検出できて正確に動作するよう
にできるものである。
【0023】また本発明の請求項5の発明は、請求項3
または請求項4において、受熱部はトッププレートに対
して弾性的に押し付けられているので、トッププレート
に受熱部をより確実に接触させてトッププレートの温度
を一層正確に検出できて一層正確に動作するようにでき
るものである。
【0024】また本発明の請求項6の発明は、請求項1
乃至請求項5のいずれかにおいて、温度検出装置が調理
器具の壁面への接近を検出したとき最大火力を下げたり
燃焼を停止したりしてガスこんろの周辺の壁面やカウン
ターの温度が100℃以上になるのを防止するようにし
たので、調理器具が所定位置より壁面に接近して載せら
れたとき温度検出装置が異常な温度を検出して最大火力
を下げたり燃焼を停止したりできて壁面やカウンターが
100℃以上に過熱されるのを防止でき、防火性を向上
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の正面から見た断面
図である。
【図2】同上の温度検出装置の部分の斜視図である。
【図3】同上の制御の一例を説明するグラフである。
【図4】同上の制御の他例を説明するグラフである。
【符号の説明】
1 壁 2 ガスこんろ 2a ガスこんろ本体 2b トッププレート 3 五徳 4 調理器具 4a 鍋 5 温度検出装置 6 火力制限装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の壁面に周辺を沿わせて設置したガ
    スこんろにおいて、ガスこんろの上面のトッププレート
    の上記壁面寄りの部分の温度を検出する温度検出装置を
    設け、ガスこんろの五徳の上に載置した鍋等の調理器具
    が所定の位置より上記壁面に接近した異常使用でトップ
    プレートの壁側の部分の温度が所定温度を越えたことを
    温度検出装置が検出したとき最大火力を下げたり燃焼を
    停止したりする火力制限装置を設けたことを特徴とする
    ガスこんろの異常過熱防止構造。
  2. 【請求項2】 建物の壁面に周辺を沿わせて設置したガ
    スこんろにおいて、ガスこんろの上面のトッププレート
    の上記壁面寄りの部分の温度を検出する温度検出装置を
    設け、ガスこんろの五徳の上に載置した鍋等の調理器具
    が所定の位置より上記壁面に接近した異常使用でトップ
    プレートの壁側の部分の温度が上昇する勾配が所定の勾
    配以上になったことを温度検出装置が検出したとき最大
    火力を下げたり燃焼を停止したりする火力制限装置を設
    けたことを特徴とするガスこんろの異常過熱防止構造。
  3. 【請求項3】 上記温度検出装置の熱を受ける受熱部を
    トッププレートに直接接触させたことを特徴とする請求
    項1または請求項2記載のガスこんろの異常過熱防止構
    造。
  4. 【請求項4】 上記受熱部は壁面と平行な方向に長い板
    状であることを特徴とする請求項3記載のガスこんろの
    異常過熱防止構造。
  5. 【請求項5】 受熱部はトッププレートに対して弾性的
    に押し付けられていることを特徴とする請求項3または
    請求項4記載のガスこんろの異常過熱防止構造。
  6. 【請求項6】 温度検出装置が調理器具の壁面への接近
    を検出したとき最大火力を下げたり燃焼を停止したりし
    てガスこんろの周辺の壁面やカウンターの温度が100
    ℃以上になるのを防止するようにして成ることを特徴と
    する請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のガスこん
    ろの異常過熱防止構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005140398A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 調理器とそのプログラム
JP2012097952A (ja) * 2010-11-02 2012-05-24 Osaka Gas Co Ltd ガスこんろ及びこれを備えたガスこんろ付きキャビネット

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