JP2001200934A - 水回り部品 - Google Patents

水回り部品

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JP2001200934A
JP2001200934A JP2000006753A JP2000006753A JP2001200934A JP 2001200934 A JP2001200934 A JP 2001200934A JP 2000006753 A JP2000006753 A JP 2000006753A JP 2000006753 A JP2000006753 A JP 2000006753A JP 2001200934 A JP2001200934 A JP 2001200934A
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JP
Japan
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plumbing
component
concave groove
sealing member
sealing
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JP2000006753A
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English (en)
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Toshiro Miwa
敏郎 三輪
Koji Maeno
孝司 前野
Hideyuki Matsui
英之 松井
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水回り部品本体に凹溝を形成し、この凹溝に
シール部材としてエラストマー部材をインジェクション
成形により充填或は接着した水回り部品において、筒状
の部品内に水回り部品を挿入・組み立てる際に、シール
部材にシール部分となる突出部が押されたときの逃げ代
を設けることを目的としている。 【解決手段】 水回り部品本体に凹溝を形成し、この凹
溝にシール部材としてエラストマー部材をインジェクシ
ョン成形により充填或は接着した水回り部品において、
そのシール部材が突出部と、この突出部の少なくとも片
側に凹み部を持つ断面形状としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水回り部品本体のシ
ール部材として、熱可塑性エラストマーで成形されたシ
ール部材を備えた水回り部品に関するものである。特に
水栓の通水用部品等の水回り部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水回り部品の漏水防止のために図
9に示すように水回り部品本体21に設けた凹溝22に
ゴム製のOリング23やパッキンなどのシール部品を組
み付け、筒状の部品内にこの水回り部品を挿入・組み立
てている。
【0003】しかしながら、この図9に示すものにおい
ては水回り部品本体21を樹脂で形成した場合、凹溝2
2にパーティングラインが入り、このパーティングライ
ンとOリング23との隙間から漏水するため、これを解
消するものとして、本出願人が出願した特願平11−1
11349号で提案した図10のもののように、水回り
部品本体21の凹溝22に熱可塑性エラストマーをイン
ジェクション成形してシール部材24を一体成形するこ
とにより、凹溝22のパーティングラインとシール部材
24との隙間をなくしている。この一体成形で得られた
シール部材24は図9に示すものと同等のシール性を維
持するため、従来のOリング23の断面形状に近似させ
た形、つまり水回り部品本体21に形成された凹溝22
周縁より半円状に突出した突出部25を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示すOリング方式では組み付け時には凹溝22底面両側
の空間にOリング23の逃げ代があって筒状の部品内に
この水回り部品を挿入するに際しては問題なかったが、
図10に示す水回り部品本体21とシール部材24とを
一体成形した水回り部品においては、凹溝22内に隙間
なくエラストマーが充填されているので、突出部25の
逃げ代が存在せず、組み付け時の挿入性が悪いなど不具
合が発生する。
【0005】本発明は上述の不具合を解決するため、筒
状の部品内にこの水回り部品を挿入・組み立てる際に、
シール部材にシール部分となる半円状突出部が押された
ときの逃げ代を設けることで、従来と同程度のシール性
を持ちながらも挿入性を向上させることを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明の水回り部品においては、水回り部品本体に
凹溝を形成し、この凹溝にシール部材としてエラストマ
ー部材をインジェクション成形により充填或は接着した
水回り部品において、上記シール部材が突出部と、この
突出部の少なくとも片側に凹み部を持つ断面形状を呈し
ていることを特徴としている。
【0007】この様に、突出部の少なくとも片側に逃げ
代となる凹み部を持たせることで、組み付け時に突出部
が圧縮された時、突出部がこの凹み部に逃げることによ
り挿入性が良くなる。
【0008】本発明では水回り部品本体の凹溝に傾斜部
を設けたアンダーカット形状にすることにより、水回り
部品本体の側面におけるシール部材も外れることなく組
み付けることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を説明すると、図1
は水回り部品の第1実施例を示す平面図、図2は同シー
ル部分の第一実施例を示す拡大断面図、図3はシール部
分の第2実施例を示す拡大断面図、図4はシール部分の
第3実施例を示す拡大断面図、図5はシール部分の第4
実施例を示す拡大断面図、図6はシール部分の第5実施
例を示す拡大断面図、図7は水回り部品の第2実施例を
示す斜視図、図8は同シール部分の拡大断面図である。
【0010】まず図1乃至図2について説明すると、水
栓本体を形成する筒状部品(図示せず)内に挿入・組み
付けられる水回り部品1の水回り部品本体2は金属、好
ましくはPOM・ABS・変性PPO・PPS・PSF
などの汎用樹脂又は高機能樹脂(エンプラ)で略円筒状
に形成され、内部にバルブ等の機能部品(図示せず)を
収納しており、その外周には凹溝3が刻設され、この凹
溝3には熱可塑性エラストマー(オレフィン系・スチレ
ン系・ウレタン系・シリコンゴム系など)からなるでシ
ール部材4がインジェクション成形により充填されてい
る。
【0011】図2に示すようにシール部材4は、凹溝3
の底面5から凹溝3の側壁6中途部まで充填された基部
7と、この基部7中央部より半円状に膨出して凹溝3周
縁より突出する突出部8が形成され、この突出部8の両
側と凹溝3側壁6との間に凹み部9が設けられている。
【0012】突出部8外径は筒状部品の内径よりも大き
めに設計してあり、筒状部品に水回り部品1を挿入・組
み立てた時、この突出部8と筒状部品との間で水密性を
確保している。
【0013】而して、筒状部品に水回り部品1を挿入す
る際には、突出部8が筒状部品によって押圧されて潰れ
るが突出部8の一部分が凹み部9に変形し、これにより
突出部8と筒状部品内周壁との摩擦力が低下し、挿入性
が向上する。
【0014】筒状部品と水回り部品1とを組み立てた後
に通水を行ったとき、凹み部9に水が流れ込むが、この
水によって突出部8の側面に水圧が加わり突出部8は変
形するが、この変形方向は筒状部品を押さえつける方
向、つまりシール性が向上する方向に変形するため、水
圧が低圧から高圧になるほどシール性は大きくなる効果
が生まれ、従来のOリング方式と同等の性能を確保でき
る。
【0015】また、基部7が凹溝3の底面5及び側壁6
中途部の広い面積に密着しているので、水圧が突出部8
に加わっても、シール部材4が凹溝3から外れたりしな
い。
【0016】図3はシール部材4の第2実施例であって
図2の変形であり、基部7から凹溝3の側壁6に沿って
薄肉部10を設け、この薄肉部10と中央部の突出部8
の間に凹み部9を設けている。この様に凹溝3の外表面
をシール部材4で覆うことにより、インジェクション成
形時に金型が直接水回り部品本体2の凹溝3に触れるこ
とを防止して、これにより水回り部品本体2や金型のカ
ケを防止する効果が生まれると共に、シール部材4が凹
溝3の底面5及び側壁6の全面積に密着しているので、
水圧が突出部8に加わっても、シール部材4が凹溝3か
ら外れたりしない。
【0017】図4はシール部材4の第3実施例であって
図3の変形であり、凹溝3の側壁6に沿って設けた薄肉
部10の間に、凹み部9を介して複数の突出部8を設け
たことを特徴としており、この複数の突出部8によりシ
ール性が向上すると共に、挿入性の向上、水回り部品本
体2及び金型のカケ防止や、シール部材4の外れ防止な
どの効果がある。
【0018】図5はシール部材4形状の第4実施例であ
り、凹溝3の両側の側壁6に連なって半円状に膨出する
2つの突出部8を設けると共に、この2つの突出部8間
に凹溝3の略半分の深さの凹み部9を設けている。そし
て、筒状部品と水回り部品1とを組み立てた後に通水し
たとき、まず、一方の突出部8でシールするが、耐えう
る水圧を超えると、凹み部9に水が流れ込み、他方の突
出部8の凹み部9側の側面に水圧が加わり突出部8が筒
状部品を押さえつける方向、つまりシール性が向上する
方向に変形するため、水圧が低圧から高圧になるほどシ
ール性は大きくなる効果が生まれ、これらの2つの突出
部8により確実にシールすることができる。筒状部品に
水回り部品1を挿入するに際しては、突出部8の一部分
が凹み部9に変形し、これにより突出部8と筒状部品内
周壁との摩擦力が低下し、挿入性が向上する。更に水回
り部品本体2及び金型のカケ防止や、シール部材4の外
れ防止などの効果がある。
【0019】図6はシール部材4の第5実施例であり、
凹溝3の片側の側壁6に沿って一部分だけ熱可塑性エラ
ストマーを充填して突出部8を形成し、残りの片側の側
壁6から底面5にかけて充填してない部分を設けてこれ
を凹み部9としたことを特徴としている。エラストマー
部材の充填がシール用凹溝3全般に渉って存在しないた
め、凹み部9の存在する方向から水圧が加わる場合のみ
シール性を確保できる。
【0020】図7は水回り部品本体2の側面にシール部
材4を設けた水回り部品1の第2実施例である。図9の
ように従来のゴム製Oリング方式、及び図10のように
従来のインジェクション成形方式においては、筒状部品
に水回り部品1を挿入、組み立ての際にOリング23や
シール部材24が水回り部品本体21の側面から外れや
すいが、これを解消するため、本実施例では水回り部品
本体2の凹溝3の側壁6に奥に行くほど広くなる傾斜部
11を設けている。また、シール部材4の突出部8や凹
み部9は、この例では図5と略同状で、その効果も同様
であるが、図2乃至図4の形状であっても良い。
【0021】また材料の組み合わせによって材料同士が
接着する組み合わせ、例えばPCとシリコーンゴム・A
BSとシリコーンゴム・熱可塑性樹脂とシリコーンゴム
など(特願平4−352676、特願平5−86811
・特願平6−337185参照)の特徴を利用すること
により、上記問題であった外れ易さを解消することが出
来る。
【0022】
【発明の効果】本発明は水回り部品本体に凹溝を形成
し、この凹溝にシール部材としてエラストマー部材をイ
ンジェクション成形により充填或は接着した水回り部品
において、上記シール部材が突出部と、この突出部の少
なくとも片側に凹み部を持たせることで、組み付け時に
突出部が圧縮された時、突出部がこの凹み部に逃げるこ
とにより挿入性を良くすることが出来るうえ、また、凹
み部に流れ込む水によって突出部の側面から水圧がかか
ると突出部が変形し、この変形方向はシール性向上方向
に働くため水圧が低圧から高圧になるほどシール性は大
きくなり、確実にシールできる。
【0023】シール部材の突出部の先端部を半円状とし
たため、組み付け時に半円状の突出部の低い部分から挿
入されるため、組み付けがより容易になる。
【0024】水回り部品本体の凹溝に傾斜部を設けたた
め、シール部材の断面形状と凹溝側面の傾斜部形状、及
び材料同士の接着特性を組み合わせることにより、挿入
性・シール性・組み立て性に優れた水回り部品を得るこ
とができる。
【0025】水回り部品本体の凹溝の側壁を奥に向かっ
て広がる傾斜部としたため、シール部材が水回り部品本
体側面よりも外れにくくなる。また、材料の組み合わせ
によりそれぞれの材料同士が接着する効果を利用し、同
じ効果を生むことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水回り部品の第1実施例を示す一部断
面した平面図である。
【図2】同シール部分の拡大断面図である。
【図3】シール部分の第2実施例を示す拡大断面図であ
る。
【図4】シール部分の第3実施例を示す拡大断面図であ
る。
【図5】シール部分の第4実施例を示す拡大断面図であ
る。
【図6】シール部分の第5実施例を示す拡大断面図であ
る。
【図7】水回り部品の第2実施例を示す斜視図である。
【図8】同、シール部分の拡大断面図である。
【図9】従来例を示すシール部分の拡大断面図である。
【図10】別の従来例を示すシール部分の拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
1…水回り部品 2…水回り部品本体 3…凹溝 4…シール部材 5…底面 6…側壁 7…基部 8…突出部 9…凹み部 10…薄肉部 11…傾斜部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H051 AA11 BB02 BB10 CC16 DD07 EE04 FF02 3J040 AA01 AA13 AA17 BA01 EA16 FA06 HA03 HA15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水回り部品本体に凹溝を形成し、この凹
    溝にシール部材としてエラストマー部材をインジェクシ
    ョン成形により充填あるいは接着した水回り部品におい
    て、上記シール部材が突出部と、この突出部の少なくと
    も片側に凹み部を持つ断面形状を呈していることを特徴
    とする水回り部品。
  2. 【請求項2】 上記シール部材の突出部の先端部を半円
    状としたことを特徴とする請求項1記載の水回り部品。
  3. 【請求項3】 上記水回り部品本体の凹溝に傾斜部を設
    けたことを特徴とする請求項1又は2記載の水回り部
    品。
  4. 【請求項4】 上記水回り部品本体の凹溝の側壁を奥に
    向かって広がる傾斜部としたことを特徴とする請求項3
    記載の水回り部品。
JP2000006753A 2000-01-14 2000-01-14 水回り部品 Pending JP2001200934A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010084850A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Toto Ltd 湯水混合カートリッジ
JP2014190522A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Kitz Corp 管継手と管継手用シールリング並びに管継手の管接続方法

Cited By (2)

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