JP2001199853A - 2つのポリウレタンポリエーテルの組み合わせを含有するケラチン繊維の脱色用組成物 - Google Patents

2つのポリウレタンポリエーテルの組み合わせを含有するケラチン繊維の脱色用組成物

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JP2001199853A
JP2001199853A JP2000378101A JP2000378101A JP2001199853A JP 2001199853 A JP2001199853 A JP 2001199853A JP 2000378101 A JP2000378101 A JP 2000378101A JP 2000378101 A JP2000378101 A JP 2000378101A JP 2001199853 A JP2001199853 A JP 2001199853A
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/84Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions otherwise than those involving only carbon-carbon unsaturated bonds
    • A61K8/87Polyurethanes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 適用時に流れ出さず、強力かつ均一に脱色で
きる脱色用組成物を提供する。 【解決手段】 脱色に適した媒体中に、少なくとも1種
の酸化剤と、(a)(i)少なくとも1つの50〜50
0モルのエチレンオキシドを含むポリエチレングリコー
ル、(ii)少なくとも1つのC−C30の脂肪アル
コール及び(iii)少なくとも1つのジイソシアナー
トの重縮合により得られる第1のポリウレタンポリエー
テル(a)、及び(b)(i)少なくとも1つの50〜
500モルのエチレンオキシドを含むポリエチレングリ
コール、(ii)ポリウレタンポリオール(a)以外の
少なくとも1つのC−C30の脂肪アルコール及び
(iii)少なくとも1つのジイソシアナートの重縮合
により得られる第二のポリウレタンポリエーテルとを含
有する脱色用組成物を調製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケラチン繊維、特
に毛髪等のヒトのケラチン繊維を脱色するための、少な
くとも1種の酸化剤と、2つの特定のポリウレタンポリ
エーテルの少なくとも1種の組み合わせとを含有する脱
色組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】少なくとも1種の酸化剤を含有する脱色
用組成物で、ケラチン繊維、特にヒトの毛髪の脱色を行
うことが知られている。従来から使用されている酸化剤
として、過酸化水素、又は過酸化尿素及び過ホウ酸遠、
過炭酸塩及び過硫酸塩等の過酸塩といった加水分解によ
り過酸化水素を放出する化合物を挙げることができ、過
酸化水素及び過硫酸塩が特に好ましいとされている。
【0003】前記脱色用組成物は、主に無水製品(粉末
又はクリーム)の形態であり、アルカリ性化合物(アル
カリ性ケイ酸塩及びアミン)、及びアンモニウム又はア
ルカリ金属の過硫酸塩、過ホウ酸塩又は過炭酸塩等の過
酸化試薬を含み、それは使用時に水性過酸化水素組成物
で希釈される。また脱色用組成物は、使用時に、過酸化
試薬の無水粉末をアルカリ性化合物を含む水性組成物及
び過酸化水素を含む他の水性組成物と混合することによ
って得ることもできる。また脱色用組成物は、使用準備
の整った増粘された水性過酸化水素組成物の形態でもあ
る。
【0004】本発明の目的で「使用準備の整った」とい
う表現は、改変されない形態で適用することを意図した
組成物を意味し、即ち、それは使用前に改変されない形
態で貯蔵することができ、あるいは2又はそれ以上の組
成物を使用時に混合することにより得ることができる。
【0005】脱色用製品を毛髪への適用に限定し、それ
が顔面や脱色しようとする領域を越えてに流れ落ちない
ようにするために、これまでは、架橋ポリアクリル酸、
ヒドロキシエチルセルロース、或る種のポリウレタン、
ワックス及び、また水性脱色用組成物の場合は、HLB
値(親水性親油性バランス)を適切に選ぶことにより、
水及び/又は界面活性剤で希釈するとゲル化を起こす非
イオン界面活性剤混合物といった従来の増粘剤が使用さ
れていた。
【0006】しかし本出願人は、上述した増粘系が、十
分に強力又は均一であり毛髪を粗くしない脱色結果を得
ることができないことを見出した。
【0007】さらに本出願人は、酸化剤と従来技術の増
粘剤とを含有する使用準備の整った脱色用組成物が、経
時的に流出又は粘度の低下を起こすことなく十分に正確
な適用をすることができないことも見出した。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】し
かしながら、この問題に関し鋭意研究を行った結果、本
出願人は、少なくとも2つの下記で定義するポリウレタ
ンポリエーテルの組み合わせを組成物に導入した場合、
流出せず、よって適用した点に十分に限定され、なおか
つ強力で均一な脱色結果が得られると同時に毛髪を粗く
しない使用準備の整った脱色用組成物が得られるとの知
見を得た。この発見が本発明の基礎をなすものである。
【0009】よって本発明の主題は、脱色に適した媒体
中に、少なくとも1種の酸化剤を含有してなる、ヒトの
毛髪等のケラチン繊維を脱色するための使用準備の整っ
た脱色組成物において、少なくとも: ・(i)少なくとも1つの50〜500モルのエチレン
オキシドを含むポリエチレングリコール、(ii)少な
くとも1つのC−C30の脂肪アルコール及び(ii
i)少なくとも1つのジイソシアナートを含む少なくと
も3つの化合物の重縮合により得られるポリウレタンポ
リエーテル(a)、及び ・(i)少なくとも1つの50〜500モルのエチレン
オキシドを含むポリエチレングリコール、(ii)ポリ
ウレタンポリオール(a)以外の少なくとも1つのC
−C30の脂肪アルコール及び(iii)少なくとも1
つのジイソシアナートを含む少なくとも3つの化合物の
重縮合により得られるポリウレタンポリエーテル(b)
の組み合わせを含有することを特徴とする組成物であ
る。
【0010】好ましくは、ポリエチレングリコールが1
50又は180モルのエチレンオキシドを含むポリウレ
タンポリエーテル(a)及び(b)が使用される。また
好ましくは、糖類、より詳細にはマルトデキストリンと
組み合わされたポリウレタンポリエーテル(a)又は
(b)が使用される。さらに特に好ましくは、ジイソシ
アナートがメチレンビス(4-シクロヘキシルイソシアナ
ート)であるポリウレタンポリエーテル(a)及び
(b)が使用される。
【0011】本発明でさらに特に好ましい脱色用組成物
は、ポリウレタンポリエーテル(a)が、150又は1
80モルのエチレンオキシドを含むポリエチレングリコ
ール、ステアリル(C18)アルコール及びメチレンビ
ス(4-シクロヘキシルイソシアナート)を含む少なくと
も3つの化合物の重縮合により得られ、ポリウレタンポ
リエーテル(b)が、150又は180モルのエチレン
オキシドを含むポリエチレングリコール、デシル(C1
0)アルコール及びメチレンビス(4-シクロヘキシルイ
ソシアナート)を含む少なくとも3つの化合物の重縮合
により得られる、上記で定義した組成物である。
【0012】ポリウレタンポリエーテル(a)の中で、
ローム・アンド・ハース(Rohm & Haas)社からアキュ
リン(Aculyn)46の商品名で市販されている製品を挙
げることができ、これは、成分として少なくとも、15
0又は180モルのエチレンオキシドを含むポリエチレ
ングリコール、ステアリルアルコール及びメチレンビス
(4-シクロヘキシルイソシアナート)(SMDI)を、
マルトデキストリン(4%)及び水(81%)のマトリ
クス中に15重量%で含有している。
【0013】ポリウレタンポリエーテル(b)の中で、
ローム・アンド・ハース社からアキュリン44の商品名
で市販されている製品を挙げることができ、これは、成
分として少なくとも、150又は180モルのエチレン
オキシドを含むポリエチレングリコール、デシルアルコ
ール及びメチレンビス(4-シクロヘキシルイソシアナー
ト)(SMDI)を、プロピレングリコール(39%)
及び水(26%)の混合物中に35重量%で含有してい
る。
【0014】本発明の使用準備の整った組成物が使用時
に幾つかの組成物を混合して得られるものである場合、
前記ポリウレタンポリエーテルの組み合わせは、混合さ
れる組成物の一又は複数又は全てに含有されていてもよ
い。その結果、前記ポリウレタンポリエーテルの組み合
わせは、無水組成物中に粉末状、好ましくは微粉状で、
あるいはクリーム状及び/又は一又は複数の水性組成物
の形態で存在していてもよい。
【0015】本発明では、前記ポリウレタンポリエーテ
ルは、好ましくは少なくとも1つの水性組成物中に存在
し、それは使用時に、少なくとも1つの酸化剤を含有す
る粉末またはクリーム状の無水組成物と混合される。さ
らに好ましくは、これらの水性組成物は、過酸化水素を
含有する無水組成物と混合される。
【0016】また本発明は、本発明に従って記述する仕
様準備の整った脱色用組成物を用いた、ヒトの毛髪等の
ケラチン繊維を脱色する方法にも関する。
【0017】また本発明は、祖のような使用準備の整っ
た組成物を含んでなる脱色具又は包装キットにも関す
る。即ち、2つの区画からなる脱色具は、少なくとも1
つの粉末又は無水クリーム又は水性組成物を含む第一の
区画と、水性組成物を含む第二の区画を含んでなり、2
つの区画の少なくとも一方が少なくとも1種の酸化剤を
含み、2つの区画の少なくとも一方が上記で定義された
ポリウレタンポリエーテル(a)及び(b)の少なくと
も1つの組み合わせを含む。
【0018】他の複数の区画からなる「キット」は、無
水の粉末又はクリーム含む第一の区画と、各々が水性組
成物を含む他の区画を含んでなり、3つのつの区画の少
なくとも一方が少なくとも1種の酸化剤を含み、3つの
区画の少なくとも一方が上記で定義されたポリウレタン
ポリエーテル(a)及び(b)の少なくとも1つの組み
合わせを含むものであってもよい。
【0019】しかし、本発明の他の特徴、態様、主題及
び利点は、この説明及び下記の実施例を読むことによ
り、さらに明確に理解されるであろう。
【0020】本発明におけるポリウレタンポリエーテル
(a)及び(b)は、米国特許第4079 028号、米国特許
第4 180 491号、米国特許第4 155 892号、及び米国特許
第5281 654号に記載された方法に従って調製することが
できる。
【0021】本発明の組成物において、重量によるポリ
ウレタンポリエーテル(a)の量は、組成物全重量に対
して0.01〜5%、より好ましくは0.02〜2重量
%の割合であり、ポリウレタンポリエーテル(b)は、
組成物全重量に対して0.01〜5%、より好ましくは
0.02〜2%である。これらの組成物において、ポリ
ウレタンポリエーテル(b)に対するポリウレタンポリ
エーテル(a)の重量比は、好ましくは0.1〜10の
間、より好ましくは0.5〜5の間である。
【0022】本発明で用いることのできる酸化剤は、好
ましくは、過酸化水素、及び過酸化尿素及び過酸塩等の
加水分解により過酸化水素を放出する化合物から選択さ
れる。
【0023】本発明で用いてもよい過酸塩は、過硫酸塩
及び過ホウ酸塩、特に過硫酸ナトリウム又は過硫酸カリ
ウムを含む。挙げることのできる他の酸化剤は亜塩素酸
塩である。酸化種、特に過酸化水素を生成する酵素系を
用いてもよい。このような酵素系の例として挙げられる
のは、空気の存在下でそのドナーと組み合わされた二電
子オキシドレダクターゼ、特に、ウレアーゼ、尿酸及び
空気の系である。有機ペルオキシダーゼを使用してもよ
い。
【0024】使用準備の整った組成物における過酸化水
素の濃度は2〜40容量の範囲とすることができる。特
に加水分解により過酸化水素を放出する化合物を含む他
の酸化化合物の濃度は、組成物全重量に対して約0.1
〜25重量%の範囲とすることができる。
【0025】また本発明の組成物は、上記で定義した酸
化剤に加えて、直接染料を含んでいてもよい。これらの
直接染料は、中性、酸性又はカチオン性に関わらず、特
にニトロ染料、アゾ染料及びアントラキノン染料から選
択することができる。
【0026】より詳細には、本発明の組成物は、少なく
とも1種のカチオン性もしくは両性の付着性(substanti
f)ポリマーを含むことができる。本発明の目的で「カチ
オン性ポリマー」という用語は、カチオン性基及び/又
はイオン化してカチオン性基になりうる基を含むすべて
のポリマーをさす。
【0027】本発明において使用することができるカチ
オン性ポリマーは、それ自体で毛髪の特性を向上させる
ことが既に知られているすべてのもの、特に、特許出願
EP−A−337354号、フランス特許第22708
46号、第2383660号、第2598611号、第
2470596号及び第2519863号に記載された
ものの中から選択することができる。
【0028】好ましいカチオン性ポリマーは、ポリマー
主鎖の一部をなすか、主鎖に直接結合する側鎖置換基に
よって担われている第1級、第2級、第3級及び第4級
アミノ基を含む単位を含むものの中から選択される。使
用されるカチオン性ポリマーは、一般に、約500から
5x10までの範囲、好ましくは、10から3x1
までの数平均分子量を有する。
【0029】カチオン性ポリマーの中で、より具体的に
は、第4級ポリアンモニウム、ポリアミノアミド及びポ
リアミン型のポリマーを挙げることができる。これらの
は公知の製品である。それらは特にフランス特許第25
05348号又は第2542997号に記載されてい
る。前記ポリマーの中で次のものを挙げることができ
る:
【0030】(1)アクリル酸又はメタクリル酸のエス
テル又はアミドから誘導され、以下に示す式(I)、
(II)、(III)又は(IV)で表される構造の少
なくとも1つを含むホモポリマー又はコポリマー:
【化4】 [上式中:Rは、同一でも異なっていてもよく、水素
原子又はCH基を表し;Aは、同一でも異なっていて
もよく、炭素原子が1ないし6個、好ましくは炭素原子
が2又は3個の直鎖又は分枝状アルキル基、又は炭素原
子が1ないし4個のヒドロキシアルキル基を表し;
、R、Rは、同一でも異なっていてもよく、炭
素原子が1ないし18個のアルキル基、又はベンジル
基、好ましくは炭素原子が1ないし6個のアルキル基を
表し;R及びRは、同一でも異なっていてもよく、
水素又は炭素原子が1ないし6個のアルキル基、好まし
くはメチル基又はエチル基を表し;Xは、メトスルフェ
ートアニオンのような無機又は有機酸から誘導されるア
ニオン又は塩化物イオン又は臭化物イオンのようなハロ
ゲン化物イオンを表す。]
【0031】また、(1)の群に属するポリマーには、
アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリ
ルアミド、そして窒素原子上を低級アルキル基(C
)で置換されたアクリルアミド及びメタクリルアミ
ドの群、アクリル酸又はメタクリル酸又はそれらのエス
テルの群、ビニルラクタムの群、例えばビニルピロリド
ンやビニルカプロラクタム及びビニルエステルの群から
選ぶことが可能なコモノマーから誘導される一又は複数
の構造を含む。
【0032】従って、(1)群に属するこれらのポリマ
ーの中で、以下のようなポリマーを挙げることができ
る: − アクリルアミドと、硫酸ジメチル又はハロゲン化ジ
メチルで第4級化したメタクリル酸ジメチルアミノエチ
ルとのコポリマー、例えば、ハーキュリーズ(Hercules)
社からHercoflocの名称で販売されているコポリマー;
【0033】− アクリルアミドとメタクリロイルオキ
シエチルトリメチルアンモニウムクロリドとのコポリマ
ー、例えば特許出願EP−A−080976号に記載さ
れているコポリマーやチバガイギー社からバイナ・クア
ット(BINA QUAT) P100の名称で販売されているコポリマ
ー; − アクリルアミドとメタクリロイルオキシエチルトリ
メチルアンモニウムのメトスルフェートとのコポリマ
ー、例えばハーキュリーズ社からレテン(Reten)の名称
で販売されているコポリマー;
【0034】− ビニルピロリドン/ジアルキルアミノ
アルキルアクリラート又はメタクリラートの第4級化さ
れたコポリマー又は第4級化されていないコポリマー、
例えばISP社から「Gafquat」の名称で販売されてい
るコポリマー、例えば「ガフクアット(Gafquat)73
4」又は「ガフクアット755」、あるいは「コポリマ
ー(Copolymer)845、958及び937」と呼ばれる
製品。これらのポリマーの詳細は、フランス特許第20
77143号及び第2393573号に記載されてい
る;
【0035】− メタアクリル酸ジメチルアミノエチル
/ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドンからなるタ
ーポリマー、例えばISP社からガフィックス(Gaffix)
VC713の名称で販売されている製品; − ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピル-ジ
メチルアミンのコポリマー、特にISP社からスティレ
ーゼ(Styleze) CC 10の名称で市販されているコポリマ
ー; − ビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルのメタ
クリルアミドの第4級化されたコポリマー、例えばIS
P社からガフクアットHS100の名称で販売されてい
る製品。
【0036】(2) 仏国特許第1492597号に開示
されている、第4級アンモニウム基を含有するセルロー
スエーテル誘導体、特に、ユニオン・カーバイド・コー
ポレーションから「JR」(JR400、JR125、
JR30M)又は「LR」(LR400、LR30M)の
名称で販売されているポリマー。また、これらのポリマ
ーは、トリメチルアンモニウム基で置換されたエポキシ
ドと反応したヒドロキシエチルセルロースの第4級アン
モニウムとしてCTFA辞典にも定義されている。
【0037】(3) カチオン性セルロース誘導体、例え
ば、水溶性の第4級アンモニウムモノマーがグラフトし
たセルロース誘導体又はセルロースのコポリマーで、特
に米国特許第4131576号に開示されているもの、
例えば、特に、メタクリロイルエチルトリメチルアンモ
ニウム、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニ
ウム又はジメチルジアリルアンモニウムの塩がグラフト
した、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル又はヒドロ
キシプロピルセルロースのようなヒドロキシアルキルセ
ルロース。この定義に相当する市販品としては、特に、
ナショナル・スターチ社から「セルクアット(Celquat)
L200」及び「セルクアットH100」の名称で販売
されている製品がある。
【0038】(4) カチオン性多糖類、より具体的に
は、カチオン性トリアルキルアンモニウム基を含むグア
ーガムが米国特許第3589578号及び第40313
07号に記載されている。例えば、2,3−エポキシプ
ロピルトリメチルアンモニウム塩(例えば塩化物)で変
性したグアーガムが使用される。この種の製品は、特
に、メイホール社(Meyhall)からジャガー(Jaguar)C1
3S、ジャガーC15、ジャガーC17又はジャガーC
162の商品名で販売されている。
【0039】(5) 酸素、硫黄又は窒素原子、もしくは
芳香環又は複素環が挿入されていてもよい、直鎖状又は
分枝状鎖を有する二価のアルキレン又はヒドロキシアル
キレン基と、ピペラジニル単位からなるポリマー、並び
にこれらのポリマーの酸化及び/又は第4級化生成物。
このようなポリマーは、特に、仏国特許第216202
5号及び同2280361号に開示されている。
【0040】(6) 特に、酸性化合物とポリアミンとの
重縮合により調製された水溶性のポリアミノアミド;こ
れらのポリアミノアミドは、エピハロヒドリン、ジエポ
キシド、二無水物(dianhydride)、不飽和の二無水物、
二不飽和(bis-insature)誘導体、ビスハロヒドリン、ビ
スアゼチジニウム(bis-azetidinium)、ビスハロアシル
ジアミン又はアルキルビスハライド、もしくは、ビスハ
ロヒドリン、ビスアゼチジニウム、ビスハロアシルジア
ミン、アルキルビスハライド、エピハロヒドリン、ジエ
ポキシド、又は二不飽和誘導体に対して反応性を有する
二官能化合物の反応の結果生じたオリゴマーで架橋され
ていてもよく;架橋剤は、ポリアミノアミドのアミン基
当りに0.025〜0.35モルの範囲の割合で使用さ
れ;これらのポリアミノアミドはアルキル化されていて
もよく、又はそれらが一又は複数の第3級アミン官能基
を含む場合には第4級化されていてもよい。このような
ポリマーは、特に仏国特許第2252840号及び同2
368508号に開示されている。
【0041】(7) ポリカルボン酸とポリアルキレンポ
リアミンを縮合させ、続いて二官能剤でアルキル化して
得られるポリアミノアミド誘導体。例えば、アルキル基
が1〜4の炭素原子を含み、好ましくはメチル、エチル
又はプロピルを示す、アジピン酸/ジアルキルアミノヒ
ドロキシアルキル/ジアルキレントリアミンのポリマー
を挙げることができる。このようなポリマーは、特に、
仏国特許第1583363号に開示されている。これら
の誘導体の中で、特に、サンド社(Sandoz)から「カルタ
レチン(Cartaretine)F、F4又はF8」の名称で販売
されている、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプ
ロピル/ジエチレントリアミンのポリマーを挙げること
ができる。
【0042】(8) 3〜8の炭素原子を有する、飽和し
た脂肪族のジカルボン酸、及びジグリコール酸から選択
されるジカルボン酸と、少なくとも1つの第2級アミン
基と、2つの第1級アミン基を含有するポリアルキレン
ポリアミンとを反応させて得られるポリマーで、ジカル
ボン酸に対するポリアルキレンポリアミンのモル比は、
0.8:1〜1.4:1であり;そこで得られたポリア
ミノアミドは、ポリアミノアミドの第2級アミンに対し
て、0.5:1〜1.8:1のモル比でエピクロロヒド
リンと反応させる。このようなポリマーは、特に、米国
特許第3227615号及び同2961347号に開示
されている。このタイプのポリマーは、特に、アジピン
酸/エポキシプロピル/ジエチレントリアミンのコポリ
マーの場合は、ハーキュレス社から「デルセット(Delse
tte)101」又は「PD170」の名称で、もしくはハ
ーキュリーズ社から「ヘルコセット(Hercosett)57」
の名称で販売されている。
【0043】(9) アルキルジアリルアミン、又はジア
ルキルジアリルアンモニウムのシクロポリマー、例え
ば、次の式(V)又は(VI):
【化5】 [上式中、k及びtは0又は1であり、k+tの合計は
1であり;Rは、水素原子又はメチル基を示し;R
及びRは、互いに独立して、1〜22の炭素原子を有
するアルキル基、アルキル基が好ましくは1〜5の炭素
原子を有するヒドロキシアルキル基、又は低級(C
)アミドアルキル基を示すか、又はRとRは、
それが結合している窒素原子と共同して、複素環基、例
えばピペリジニル又はモルホリニルを示してもよく;R
とRは、互いに独立に、好ましくは1〜4の炭素原
子を含むアルキル基を示し;Yは、アニオン、例えば
臭化物、塩化物、アセタート、ボラート、シトラート、
タータラート、ビスルファート、二亜硫酸塩、スルファ
ート又はホスファートである]に相当する単位の鎖を主
な構成要素として含有するホモポリマー又はコポリマ
ー。これらポリマーは、特に、仏国特許第208075
9号、及び追加特許証第2190406号に開示されて
いる。例えば、カルゴン社(Calgon)から「メルクアット
(Merquat)100」の名称で販売されている、塩化ジメ
チルジアリルアンモニウムのホモポリマー、及び「メル
クアット550」の名称で販売されているアクリルアミ
ドと塩化ジアリルジメチルアンモニウムのコポリマーを
特に挙げることができる。
【0044】(10) 次の式(VII):
【化6】 [上式(VII)中、R10、R11、R12及びR13
は、同一でも異なっていてもよく、1〜20の炭素原子
を有するアリール脂肪族、脂環式、又は脂肪族の基、も
しくは低級ヒドロキシアルキル脂肪族基を示すか、又は
10、R11、R12及びR13は、共同して、又は
別々に、それが結合する窒素原子とともに、窒素以外の
第2のヘテロ原子を含有していてもよい複素環を形成す
るか、又はR10、R11、R12及びR13は、R
14がアルキレンで、Dが第4級アンモニウム基であ
る、-CO-NH-R14-D又は-CO-O-R14-D基、
アミド、アシル、エステル又はニトリルで置換される、
直鎖状又は分枝状のC-Cアルキル基を示し;A
及びBは、直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和であっ
てよく、主鎖に、一又は複数の芳香環、もしくは一又は
複数の酸素又は硫黄原子、又はスルホキシド、スルホ
ン、ジスルフィド、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキ
シル、第4級アンモニウム、ウレイド、アミド又はエス
テル基が挿入、又は連結されてもよい、2〜20の炭素
原子を有するポリメチレン基を表し、Xは、無機又は
有機酸から誘導されるアニオンを示し;A、R10
びR12は、それらが結合する2つの窒素原子とともに
ピペラジン環を形成するものであってもよく;さらに、
が飽和又は不飽和で、直鎖状又は分枝状のアルキレ
ン又はヒドロキシアルキレン基を示す場合は、Bもま
た(CH)-CO-D-OC-(CH)-基を示し、D
が、 a)式:-O-Z-O-のグリコール残基 [上式中、Zは、直鎖状又は分枝状の炭化水素基、又は
次の式: -(CH-CH-O)-CH-CH- -[CH-CH(CH)-O]-CH-CH(CH)- (上式中、x及びyは、定まった一つの重合度を表す1
〜4の整数を示すか、又は平均重合度を表す1〜4の任
意の数を示す)の一つに相当する基を示す]; b)ビスセカンダリ(bis-secondaire)ジアミン残基、例
えば、ピペラジン誘導体; c)式:-NH-Y-NH-のビスプライマリ(bis-primair
e)ジアミン残基[上式中、Yは、次の式: -CH-CH-S-S-CH-CH-; で示される二価の基、又は直鎖状又は分枝状の炭化水素
含有基を示す]; d)式:-NH-CO-NH-のウレイレン基; を示す]に相当する繰り返し単位を含有する第4級ジア
ンモニウムポリマー。
【0045】Xは、好ましくはアニオン、例えば塩化
物又は臭化物である。これらのポリマーは、一般的に1
000〜100000の数平均分子量を有する。このタ
イプのポリマーは、特に、仏国特許第2320330
号、同2270846号、同2316271号、同23
36434号及び同2413907号、及び米国特許第
2273780号、同2375853号、同23886
14号、同2454547号、同3206462号、同
2261002号、同2271378号、同38748
70号、同4001432号、同3929990号、同
3966904号、同4005193号、同40256
17号、同4025627号、同4025653号、同
4026945号及び同4027020号に開示されて
いる。
【0046】より具体的には、次の式(VIII)に合
致する構造の繰り返しからなるポリマーを使用すること
ができる。
【化7】 上式中、R10、R11、R12及びR13は、同一で
も異なっていてもよく、炭素原子がおよそ1ないし4個
のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を表し、n及び
pは約2〜20まで変化する整数、Xは無機又は有機
酸から誘導されるアニオンを表す。
【0047】(11) 次の式(IX):
【化8】 [上式中、pは、約1〜6の整数であり、Dは、0であ
るか又は基-(CH)-CO-を表し、rは4〜7の数
であり、そして、Xは、無機又は有機酸から誘導され
たアニオンを示す]の単位からなる第4級ポリアンモニ
ウムポリマー。
【0048】式(IX)の単位を含むカチオン性ポリマ
ーは、特に欧州特許公開第122324号に開示されて
おり、米国特許第4157388号、同4390689
号、同4702906号及び同4719282号に開示
された方法に従って調製できる。
【0049】これらのポリマーの中で好ましいのは、炭
素-13NMRで測定した分子量が100000であ
り、式において:pが3であり、 a)Dが基-(CH)-CO-であって、Xが塩素原子
であり、炭素-13NMR(13C NMR)で測定した
分子量が約5600であるもの;この型のポリマーは、
ミラノール(Miranol)社からミラポール(Mirapol)-AD
1の名称で販売されている、 b)Dが基-(CH)-CO-であって、Xが塩素原子
であり、炭素-13NMR(13C NMR)で測定した
分子量が約8100であるもの;この型のポリマーは、
ミラノール社からミラポール-AZ1の名称で販売され
ている、 c)Dが0の値であり、Xが塩素原子であり、炭素-1
3NMR(13C NMR)で測定した分子量が約25
500であるもの;この型のポリマーは、ミラノール社
からミラポール-A15の名称で販売されている、 d)パラグラフa)及びc)に記載したポリマーに相当
する単位から形成される「ブロックコポリマー」であ
り、ミラノール社からミラポール-9(約7800のの
13C NMR分子量)、ミラポール-175(約800
0のの13C NMR分子量)、及びミラポール-95
(約12500の13C NMR分子量)の名称で販売
されている。
【0050】さらに、本発明で特に好ましいポリマー
は、式(IX)の単位を含むポリマーであって、pが3
であり、Dが0の値であり、Xが塩素原子であり、炭素
-13-NMR(13C NMR)で測定した分子量が2
5500のものである。
【0051】(12) ビニルピロリドンとビニルイミダ
ゾールの第4級ポリマー、例えば、BASF社からルビ
クアット(Luviquat)FC905、FC550及びFC3
70の名称で市販されている製品。 (13) ポリアミン類、例えば、CTFA辞典において
「ポリエチレングリコール(15)獣脂ポリアミン」の名
称で参照される、ヘンケル社から販売されているポリク
アート(Polyquart)H。
【0052】(14) メタクリロイルオキシ(C−C
)アルキルトリ(C−C)アルキルアンモニウム塩
の架橋したポリマー、例えば、塩化メチルで第4級化さ
れたメタクリル酸ジメチルアミノエチルの単独重合、又
は塩化メチルで第4級化されたメタクリル酸ジメチルア
ミノエチルとアクリルアミドとの共重合により得られた
ポリマーで、単独重合又は共重合の後、オレフィン性不
飽和を有する化合物、特に、メチレンビスアクリルアミ
ドで架橋化が続いて行われるもの。特に、鉱物性油に、
50重量%の架橋したアクリルアミド/メタクリロイル
オキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドのコポリ
マー(重量比20/80)を含有せしめてなる分散液の形
態の、該ポリマーを使用することができる。この分散液
は、アライド・コロイヅ社から「サルケア(Salcare)
SC92」の名称で販売されている。また、鉱物性油
に、約50重量%の架橋したメタクリロイルオキシエチ
ルトリメチルアンモニウムクロリドのホモポリマーを含
有せしめてなるものを使用することもできる。この分散
液は、アライド・コロイヅ社から「サルケアSC9
5」及び「サルケアSC96」の名称で市販されてい
る。
【0053】本発明で使用可能な他のカチオン性ポリマ
ーは、ポリアルキレンイミン、特に、ポリエチレンイミ
ン、ビニルピリジン又はビニルピリジニウム単位を含む
ポリマー、ポリアミンとエピクロロヒドリンの縮合物、
第4級ポリウレイレン及びキチン誘導体である。
【0054】本発明において使用できる全てのカチオン
性ポリマーの中で、(1)、(9)、(10)、(1
1)及び(14)群のポリマーが好ましく、次式(W)
及び(U)で表されるポリマー:
【化9】 特にゲル透過クロマトグラフィーで測定した分子量が9
500と9900の間のもの;
【化10】 特にゲル透過クロマトグラフィーで測定した分子量が約
1200であるものがさらに好ましく使用される。
【0055】本発明に係る組成物中のカチオン性ポリマ
ーの濃度は、組成物の全重量に対して0.01ないし1
0重量%、好ましくは0.05ないし5重量%、より好
ましくは0.1ないし3重量%の範囲で変えることがで
きる。
【0056】本発明において好適に使用できる両性ポリ
マーは、ポリマー鎖に無作為に分布する単位K及びMを
含むポリマーの中から選択され、そのKは少なくとも1
つの塩基性窒素原子を含むモノマーから誘導された単位
を表し、Mは1以上のカルボキシル基又はスルホン基を
含む酸モノマーから誘導された単位を表すか、あるいは
K及びMが、カルボキシベタイン型又はスルホベタイン
型双性イオンモノマーから誘導された基であってもよ
く;またK及びMが、第1級、第2級、第3級又は第4
級アミノ基を含み、そのアミノ基の少なくとも1つが、
炭化水素基を間にはさんでカルボキシル基又はスルホン
酸基を担うカチオン性ポリマー鎖であってもよく、ある
いは、K及びMが、α,β−ジカルボン酸エチレン単位
を持つポリマー鎖の一部をなし、そのカルボキシル基の
1つが、1個以上の第1級又は第2級アミノ基を含むポ
リアミンと反応している。
【0057】上に述べた定義に合致する両性ポリマー
は、より好ましくは次に挙げるポリマーの中から選択さ
れる: (1)具体的にはアクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、α−クロロアクリル酸等の、カルボキシル基を有す
るビニル化合物から誘導されるモノマー、及び、具体的
にはジアルキルアミノアルキルメタクリラート及びアク
リラート、ジアルキルアミノアルキルメタクリルアミド
及びアクリルアミド等の、少なくとも1つの塩基性原子
を含む置換されたビニル化合物から誘導される塩基性モ
ノマーの共重合によって生成するポリマー。この種の化
合物は米国特許第3836537号に記載されている。
また、ヘンケル社からポリクアート(Polyquart)KE3
033の名称で販売されているアクリル酸ナトリウム/
アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムコポリ
マーを挙げることができる。
【0058】また、ビニル化合物は、ジアルキルジアリ
ルアンモニウム塩、例えばジエチルジアリルアンモニウ
ムクロリドとすることもできる。アクリル酸と後者のモ
ノマーとの重合体は、カルゴン(Calgon)社からメルクア
ット(Merquat)280、メルクアット295及びメルク
アットPLUS3330の名称で販売されている。
【0059】(2)次に挙げるモノマーから誘導される
単位を含むポリマー: a)窒素原子上をアルキル基で置換されたアクリルアミ
ド又はメタクリルアミドから選択される少なくとも1つ
のモノマー b)反応性カルボキシル基を1個以上含む少なくとも1
つの酸性コモノマー c)第1級、第2級、第3級及び第4級アミン置換基を
有するアクリル酸及びメタクリル酸のエステル、及びジ
メチルアミノエチルメタアクリラートを硫酸ジメチル又
は硫酸ジエチルで第4級化した生成物などの、少なくと
も1つの塩基性コモノマー。
【0060】本発明において、さらにとりわけ好ましい
N-置換アクリルアミド又はメタクリルアミドとして
は、アルキル基が炭素原子2ないし12個を含む群、よ
り具体的にはN-エチルアクリルアミド、N-t-ブチル
アクリルアミド、N-t-オクチルアクリルアミド、N-
オクチルアクリルアミド、N-デシルアクリルアミド、
N-ドデシルアクリルアミド及びそれらに対応するメタ
クリルアミドである。
【0061】酸性コモノマーは、より具体的には、アク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレ
イン酸、フマル酸及びマレイン酸又はフマル酸、又は無
水酸の炭素原子が1ないし4個のアルキルのモノエステ
ルである。好ましい塩基性コモノマーは、アミノエチ
ル、ブチルアミノエチル、N,N'-ジメチルアミノエチ
ル、N-t-ブチルアミドエチルメタクリラートである。
具体的には、CTFA(第4版、1991)の中でオク
チルアクリルアミド/アクリラート/ブチルアミノエチ
ルメタクリラートコポリマーと名付けられているコポリ
マーが使用され、その製品は、ナショナル・スターチ社
からアンフォマー(Amphomer)又はロボクリル(Lovocryl)
47の名称で販売されている。
【0062】(3) 次の一般式:
【化11】 で表されるポリアミノアミドから部分的又は全体的に誘
導される架橋アルキル化ポリアミノアミド:上式中、R
19は、飽和ジカルボン酸、エチレン性二重結合を持つ
脂肪族モノ又はジカルボン酸、これらの酸と炭素原子が
1ないし6個の低級アルカノールとのエステルから誘導
される二価の基、又は前記酸の任意の1つとビス(第1
級)アミン又はビス(第2級)アミンへの付加に由来する
基から誘導される基を表し、Zは、ビス(第1級)、モノ
-又はビス(第2級)ポリアルキレンポリアミンの基を表
し、好ましくは以下のような基を表す:
【0063】a) 60ないし100モル%の割合で次
の基;
【化12】 [式中、x=2及びp=2又は3、あるいはx=3及び
p=2]この基は、ジエチレントリアミン、トリエチレ
ンテトラミン又はジプロピレントリアミンから誘導され
る;
【0064】b) 0ないし40モル%の割合で、エチ
レンジアミンから由来する上記の基(XI)(式中、x=
2及びp=1)、又はピペラジンから由来する下記の
基;
【化13】
【0065】c) 0ないし20モル%の割合で、ヘキ
サメチレンジアミンから誘導される基、-NH-(CH)
-NH-で、これらのポリアミノアミンは、エピハロヒ
ドリン、ジエポキシド、二無水物、ビス不飽和誘導体の
中から選択される二官能性架橋剤を添加することによ
り、0.025ないし0.35モル%の架橋剤でポリア
ミノアミドのアミノ基で架橋され、そしてアクリル酸、
クロロ酢酸又はアルカンスルトン又はそれらの塩を作用
させることによりアルキル化される。
【0066】飽和カルボン酸は、好ましくはアジピン
酸、2,2,4-トリメチルアジピン酸、2,2,4-トリメ
チルアジピン酸、テレフタル酸、そして例えばアクリル
酸、メタクリル酸、イタコン酸のようにエチレン二重結
合を有する酸など、炭素原子数が6ないし10個の酸の
中から選択される。
【0067】アルキル化に使用されるアルカンスルトン
は、好ましくはプロパンスルトン又はブタンスルトンで
あり、アルキル化剤の塩は好ましくはナトリウム塩又は
カリウム塩である。
【0068】(4) 次式で表される双性イオン構造を
含むポリマー:
【化14】 上式中、R20はアクリラート、メタクリラート、アク
リルアミド又はメタクリルアミドのような重合性の不飽
和基を表し、y及びzは1ないし3の整数を表し、R
21及びR22は水素原子、メチル、エチル又はプロピ
ル基を表し、R 及びR24は、水素原子又はR23
及びR24の炭素原子の合計が10を超えないようなア
ルキル基を表す。
【0069】このような構造単位を含むポリマーは、ジ
メチルアミノエチルもしくはジエチルアミノエチルアク
リラート又はメタクリラート、又はアクリル酸アルキ
ル、メタアクリル酸アルキル、アルキルアミド又はメタ
クリルアミド又は酢酸ビニルのような非双性イオン性モ
ノマーから誘導される構造を含むことも可能である。例
として、サンド(Sandoz)社のダイアフォーマー(Diafo
rmer)Z301という名称で販売されている製品のよう
な、メタクリル酸メチル/ジメチルカルボキシメチルア
ンモニオエチルメタクリル酸メチルのコポリマーを挙げ
ることができる。
【0070】(5)下記の式(XIII)、(XI
V)、(XV)に合致するモノマー単位を含むキトサン
から誘導されるポリマー:
【化15】 ここで単位(XIII)は0%ないし30%の割合で、
単位(XIV)は5%ないし50%の割合で、そして単
位(XV)は30%ないし90%の割合で存在し、単位
(XV)においてR25は下式で表される基を表し:
【化16】 [式中、q=0である場合、R26、R27及びR28
は、同じであっても異なっていてもよく、各々が、水素
原子、メチル、ヒドロキシル、アセトキシ又はアミノ残
基、又は、場合によっては1個以上の窒素原子が介在
し、及び/又は、場合によっては1個以上のアミノ基、
ヒドロキシル基、カルボキシル基、アルキルチオ基、ス
ルホン酸基で置換されたモノアルキルアミン残基又はジ
アルキルアミン残基、又はアルキル基がアミノ残基を含
むアルキルチオ残基を表し、そしてこの場合には、R
26、R27及びR28の少なくとも1つは水素原子で
あり、あるいはq=1である場合、R26、R27及び
28は、各々水素原子を表す]、並びにこれらの化合
物と塩基又は酸とから形成される塩である。
【0071】(6)キトサンのN−カルボキシアルキル
化によって誘導されるポリマー、例えばジャン・デッカ
ー(Jan Dekker)社から「エバルサン(Evalsan)」の名称
で販売されているN−カルボキシメチルキトサン又はN
−カルボキシブチルキトサン。
【0072】(7) 一般式(XVI)に合致するポリ
マー、例えばフランス特許第1400366号に記載さ
れているポリマー:
【化17】 式中、R29は、水素原子、CHO、CHCH
O、フェニル残基を表し、R30は、水素原子、又は
メチル基、エチル基のような低級アルキル基、R
は、水素原子、又はメチル基、エチル基のような低
級アルキル基又は次式に合致する基:R32は、メチル
基、エチル基のような低級アルキル基又は次式に合致す
る基:-R33-N(R31)、ここでR33は、-CH
-CH-、-CH-CH-CH-、-CH-CH
(CH)-を表し、R31は上述の意味を持ち、さらに
炭素原子数が6までの上位同族体も表す。
【0073】(8) 下記の中から選択される-D-X-
D-X-タイプの両性ポリマー: a) クロロ酢酸又はクロロ酢酸ナトリウムを、下式の
構造:-D-X-D-X-D- (XVII)を少なくとも
1つ含む化合物を作用させて得られるポリマー:上式
中、Dは、
【化18】 なる基を表し:Xは、記号E又はE’を表し、E又は
E’は二価の基であって、同一でも異なっていてもよ
く、置換されている主鎖又はヒドロキシル基で置換され
ている主鎖に7個までの炭素原子を含む直鎖又は分枝ア
ルキレン基、又はさらに酸素原子、窒素原子、硫黄原
子、1ないし3個の芳香環及び/又は複素環を含むこと
が可能な直鎖又は分枝アルキレン基である二価の基を表
し、酸素原子、窒素原子、及び硫黄原子は、エーテル、
チオエーテル、スルホキシド、スルホン、スルホニウ
ム、アルキルアミン、アルケニルアミン基、ヒドロキシ
ル、ベンジルアミン、アミンオキシド、第4級アンモニ
ウム、アミド、イミド、アルコール、エステル及び/又
はウレタン基の形で存在する。 b) 次式で表されるポリマー: -D-X-D-X- (XIII) 式中、Dは、
【化19】 なる基を表し:Xは、記号E又はE’を表し、少なくと
も1回はE’;そして、Eは上述と同じ意味を持ち、
E’は、主鎖に7個までの炭素原子を含む直鎖又は分枝
アルキレン基である二価の基を表し、そしてその基は、
ヒドロキシル基で置換されていないか、又は1個以上の
ヒドロキシル基で置換され、そして1個以上の窒素原子
を含み、窒素原子は、場合によっては酸素原子が介在す
るアルキル鎖で置換され、そしてそのアルキル基は1個
以上のカルボキシル基又は1個以上のヒドロキシル基の
存在が不可欠であり、そして窒素原子は、クロロ酢酸又
はクロロ酢酸ナトリウムとの反応でベタイン化される。
【0074】(9) アルキル(C−C)ビニルエー
テル/N,N-ジアルキルアミノアルキルアミン、例えば
N,N-ジメチルアミノプロピルアミンによる半アミド
化、あるいはN,N-ジアルカノールアミンによる半エス
テル化で部分的に変性された無水マレイン酸のコポリマ
ー。これらのコポリマーは、ビニルカプロラクタム等の
他のビニルモノマーも含むことができる。
【0075】本発明による特に好ましい両性ポリマー
は、(1)に属するポリマーである。本発明によるカチ
オン性又は両性ポリマーは、組成物の全重量に対して
0.01ないし10重量%、好ましくは0.05ないし
5重量%、さらに好ましくは0.1ないし3重量%であ
る。
【0076】本発明の組成物は、好ましくは1種類以上
の界面活性剤を含む。界面活性剤は、アニオン界面活性
剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、双性イオン
性界面活性剤及びカチオン界面活性剤の中から、単独又
は混合物の形で差別なく選択することができる。
【0077】本発明の実施に適する界面活性剤として
は、特に以下のものが挙げられる: (i)アニオン性界面活性剤(類):本発明において、これ
らの性質は、実際には、あまり重要な特徴ではない。よ
って、本発明において、単独で又は混合物として使用可
能なアニオン性界面活性剤の例として、特に(非限定的
列挙)、次の化合物:アルキルスルファート類、アルキ
ルエーテルスルファート類、アルキルアミドエーテルス
ルファート類、アルキルアリールポリエーテルスルファ
ート類、モノグリセリドスルファート類;アルキルスル
ホナート類、アルキルホスファート類、アルキルアミド
スルホナート類、アルキルアリールスルホナート類、α
-オレフィンスルホナート類、パラフィンスルホナート
類;(C−C24)アルキルスルホスクシナート類、
(C −C24)アルキルエーテルスルホスクシナート
類、(C−C24)アルキルアミドスルホスクシナート
類;(C−C24)アルキルスルホアセタート類;(C
−C24)アシルサルコシナート類及び(C
24)アルキルグルタマート類の塩類(特にアルカリ金
属塩、中でもナトリウムの塩、アンモニウム塩、アミン
塩、アミノアルコール塩、又はマグネシウム塩)を挙げ
ることができる。(C −C24)アルキルポリグリコシ
ドカルボン酸エステル、例えばアルキルグルコシドシト
ラート、アルキルポリグリコシドタートラート及びアル
キルポリグリコシドスルホスクシナート、アルキルスル
ホスクシナマート;アシルイセチオナート及びN-アシ
ルタウラートを使用することもでき、これら全ての種々
の化合物のアルキル又はアシル基は、好ましくは12〜
20の炭素原子を有し、アリール基は、好ましくはフェ
ニル又はベンジル基を示す。また、使用可能なアニオン
性界面活性剤として、脂肪酸塩、例えば、オレイン酸、
リシノレイン酸、パルミチン酸及びステアリン酸、ヤシ
油酸又は水素化ヤシ油酸の塩;又はアシル基が8〜20
の炭素原子を有するアシルラクチラート類を挙げること
ができる。さらに、アルキル-D-ガラクトシド-ウロン
酸及びそれらの塩、及びポリオキシアルキレン化(C-
24)アルキルエーテルカルボン酸、ポリオキシアル
キレン化(C -C24)アルキルアリールエーテルカル
ボン酸、ポリオキシアルキレン化(C −C24)アルキ
ルアミドエーテルカルボン酸及びそれらの塩類、特に2
〜50のアルキレン、特にエチレンのオキシド基を含有
するもの、及びそれらの混合物を使用することもでき
る。
【0078】(ii)非イオン性界面活性剤(類):非イオ
ン性界面活性剤は、それ自体よく知られている化合物
[これに関して、特にブラッキー・アンド・サン社(Bla
ckie & Son)(グラスゴー及びロンドン)から出版されて
いる、エム・アール・ポーター(M.R. Porter)の「界面
活性剤ハンドブック(Handbook of Surfactants)」(1991
年、116-178頁)を参照]であり、本発明において、それ
らの性質はあまり重要ではない。しかして、それらは、
特に(非限定的列挙)、例えば8〜18の炭素原子を含有
する脂肪鎖を有する、ポリエトキシル化又はポリプロポ
キシル化された、α-ジオール類、アルキルフェノール
類又はアルコール類であり、特にエチレンオキシド又は
プロピレンオキシド基の数が2〜50の範囲とできるも
のから選択することができる。また、エチレン及びプロ
ピレンオキシドのコポリマー、又は脂肪アルコールとエ
チレン及びプロピレンオキシドの縮合物;好ましくは2
〜30モルのエチレンオキシドを有するポリエトキシル
化脂肪アミド類、平均1〜5、特に1.5〜4のグリセ
ロール基を有するポリグリセロール化脂肪アミド類;好
ましくは2〜30モルのエチレンオキシドを有するポリ
エトキシル化脂肪アミン類;2〜30モルのエチレンオ
キシドを有するオキシエチレン化されたソルビタンの脂
肪酸エステル類、スクロースの脂肪酸エステル類、ポリ
エチレングリコールの脂肪酸エステル類、アルキルポリ
グリコシド類、N-アルキルグルカミン誘導体、又はア
ミンオキシド類、例えば(C10-C14)アルキルアミ
ンのオキシド類又はN-アシルアミノプロピルモルホリ
ンオキシド類を挙げることもできる。アルキルポリグリ
コシド類が、本発明の範囲内において、特に良好な非イ
オン性界面活性剤を構成することを特筆しておく。
【0079】(iii)両性又は双性イオン性界面活性剤
(類):本発明において、両性又は双性イオン性界面活性
剤の性質はあまり重要な特徴ではなく、特に(非限定的
列挙)、脂肪族基が8〜18の炭素原子を有する直鎖状
又は分枝状の鎖であり、少なくとも1種の水溶性のアニ
オン性基(例えば、カルボキシラート、スルホナート、
スルファート、ホスファート又はホスホナート)を含有
する、脂肪族の第2級又は第3級アミンの誘導体であっ
てよく;さらに、(C-C20)アルキルベタイン類、
スルホベタイン類、(C-C20)アルキルアミド(C
-C)アルキルベタイン類又は(C-C20)アルキル
アミド(C-C)アルキルスルホベタイン類を挙げる
ことができる。
【0080】アミン誘導体の中で、次の式: R34-CONHCHCH-N(R35)(R36)(C
COO) [上式中、R34は、加水分解されたヤシ油中に存在す
る酸R34-COOHのアルキル基、又はヘプチル、ノ
ニル又はウンデシル基を示し、R35は、β-ヒドロキ
シエチル基を示し、R36はカルボキシメチル基を示
す];及び R34'-CONHCHCH-N(B)(C) [上式中、Bは、-CHCHOX'を示し、Cは、z
=1又は2である-(CH )-Y'を示し、X'は、-C
CH-COOH基又は水素原子を示し、Y'は、-
COOH又は-CH-CHOH-SOH基を示し、R
34'は、加水分解された亜麻仁油又はヤシ油中に存在
する酸R37-COOHのアルキル基、アルキル基、特
にC、C、C11又はC13のもの、C アルキ
ル基及びそのイソ形、又は不飽和のC17基を示す];
の構造を有し、アンホカルボキシグリシナート類(Ampho
carboxyglycinates)及びアンホカルボキシプロピオナー
ト類(Amphocarboxypropionates)の名称で、CTFA辞
典、第3版、1982に分類され、米国特許第252837
8号及び米国特許第2781354号に開示され、ミラ
ノール(Miranol)の名称で販売されている製品を挙げる
ことができる。これらの化合物は、ココアンホニ酢酸ニ
ナトリウム、ラウロアンホニ酢酸ニナトリウム、カプリ
ルアンホニ酢酸ニナトリウム、カプリロアンホニ酢酸ニ
ナトリウム、ココアンホニプロピオン酸ニナトリウム、
ラウロアンホジプロピオン酸二ナトリウム、カプリルア
ンホジプロピオン酸二ナトリウム、カプリルアンホジプ
ロピオン酸二ナトリウム、ラウロアンホジプロピオン酸
及びココアンホジプロピオン酸の名称でCTFA辞典、
第5版、1993年に分類されている。例えば、ロディ
アケミー(Rhodia Chimie)社からミラノールC2M
濃縮物の商品名で販売されている、ココアンホジアセテ
ートを挙げることができる。
【0081】(iv)カチオン性界面活性剤:カチオン性
界面活性剤の中で、特に(非限定的列挙)、ポリオキシア
ルキレン化されていてもよい、第1級、第2級又は第3
級脂肪アミンの塩;第4級アンモニウム塩、例えばテト
ラアルキルアンモニウム、アルキルアミドアルキルトリ
アルキルアンモニウム、トリアルキルベンジルアンモニ
ウム、トリアルキルヒドロキシアルキルアンモニウム又
はアルキルピリジニウムクロリド又はブロミド;イミダ
ゾリン誘導体;又はカチオン性のアミンオキシド類を挙
げることができる。
【0082】本発明による使用準備の整った組成物中に
存在する界面活性剤の量は、組成物の総重量に対して
0.01ないし40重量%の間で変化させることがで
き、より好ましくは0.1ないし30重量%の範囲とす
ることができる。
【0083】本発明による組成物は、レオロジーを調整
するための別の添加剤、例えば、セルロース系増粘剤
(ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース等)、グアルガ
ムとその誘導体(ヒドロキシプロピルグアー等)、微生
物由来のガム(キサンタンガム、スクレログルカンガム
等)、架橋アクリル酸又はアクリルアミドプロパンスル
ホン酸のホモポリマー等の合成増粘剤、及びイオン会合
ポリマー又は非イオン性ポリマー、例えばグッドリッチ
(Goodrich)社からペミュレン(Pemulen)TR1又はTR
2、アライド・コロイズ(Allied Colloids)社からサ
ルケアSC90、ローム・アンド・ハース社からアキュ
リン(Aculyn)22、28、33、44又は46の名称
で、そしてアクゾー社からはエルファコス(Elfacos)T
210及びT212の名称で市販されているポリマーな
どを含むことができる。
【0084】これらの補助的増粘剤は、組成物の総重量
に対して0.05ないし10重量%にすることができ
る。
【0085】また本発明の組成物は、アルカリ化剤を都
合良く含有する。塩基性化剤としては、例えば、アンモ
ニア水、塩化アンモニウム、アルカリ金属又はアルカリ
土類金属の炭酸塩類、アルカリ金属又はアルカリ土類金
属のケイ酸塩類、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の
リン酸塩類、モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン及びトリエタノールアミンとその誘導体等のアルカノ
ールアミン類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及
び次の式(XIX):
【化20】 [ここで、Rは、場合によってはヒドロキシル基又はC
-Cアルキル基で置換されていてもよいプロピレン
残基であり;R38、R39、R40及びR41は、同
一でも異なっていてもよく、水素原子又はC-C
ルキル又はC-Cヒドロキシアルキル基を表す] の
化合物を挙げることができる。
【0086】また本発明の組成物は、金属イオン封鎖
剤、例えばエチレンジアミン四酢酸(EDTA)などを
含有することができる。
【0087】酸化剤及びアミノプラストエーテル骨格を
持つポリマーを含有する組成物が無水形態(粉末又はク
リーム)である場合、それらは上記の主剤及び添加剤を
自室的に無水の固体又は液体の形態で含有する。またそ
れらは、シリカ又はクレイ等の無機又は有機フィラーを
含有できる。またそれらは、ビニルピロリドン等のバイ
ンダー、油又はワックス、ポリアルキレングリコール又
はポリアルキレングリコール誘導体を含有できる。また
それらは、ポリオールステアラート又はアルカリ金属又
はアルカリ土類金属ステアラート等の潤滑剤、並びに酸
化チタン等の染料又はつや消し剤を含有できる。
【0088】酸化剤を含有する媒体が水性媒体である場
合、それは場合によって化粧品分野で許容される有機溶
剤、より具体的には、エチルアルコール、イソプロピル
アルコール、ベンジルアルコール及びフェニルエチルア
ルコールなどのアルコール類、グリコール類又はグリコ
ールエーテル類、例えばエチレングリコールのモノメチ
ル、モノエチル及びモノブチルエーテルなど、プロピレ
ングリコール又はそのエーテル、例えばプロピレングリ
コールのモノメチルエーテルなど、ブチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、及びジエチレングリコー
ルアルキルエーテル、例えばジエチレングリコールのモ
ノエチルエーテル又はモノブチルエーテルなどを、組成
物の総重量に対して約0.5ないし20重量%、好まし
くは約2ないし10重量%の間の濃度で含むことができ
る。
【0089】本発明による脱色用組成物は、種々の共通
アジュバント、例えば揮発性又は不揮発性の環状又は鎖
状又は分枝状の有機変性した(特にアミノ基による)又
は有機変性しないシリコーン、防腐剤、セラミド、植
物、鉱物又は合成ワックス又は油、酸、特にAHAなど
といった、従来から脱色において知られている他の添加
剤を効果量含めることができる。
【0090】言うまでもなく、当業者は上記の任意の付
加的化合物を、意図する添加によって本発明による脱色
用組成物が本来有している有利な特性を損なわないよう
に、又は実質的に損なわないように注意して選択するで
あろう。
【0091】本発明の使用準備の整った組成物のpH
は、一般に4から12の間である。好ましくは7から1
1.5、さらに好ましくは8から11の間である。
【0092】本発明による脱色方法は、好ましくは使用
準備の整った酸化組成物を濡れた又は乾燥したケラチン
繊維に塗布し、好ましくは約1〜60分間、より好まし
くは約10〜45分間の露出時間の間放置して作用さ
せ、繊維をすすぎ、次いで場合によってはシャンプーで
洗浄し、次いでもう一度すすぎ、そして乾燥させること
からなる。
【0093】
【実施例】本発明を例証する具体的な実施例を以下に与
えるが、その範囲を何ら限定するものではない。 実施例1:次に示す脱色用組成物(グラムで表記)を調
製した:
【表1】
【0094】上記の無水組成物の40gを次の水性組成
物の80gと混合した:
【表2】
【0095】このようにして使用準備の整った脱色用組
成物が得られ、それを適用してフード内で45分間放置
したところ、天然の黒髪を強力かつ均一に脱色すること
ができた。
【0096】実施例2:次に示す使用準備の整った脱色
用組成物(グラムで表記)を調製した:
【表3】
【0097】上記の使用準備の整った脱色用組成物を天
然毛髪に適用してフード内で45分間放置し、次いで水
で完全にすすいだ。均一な輝きの毛髪が得られた。

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱色に適した媒体中に、少なくとも1種
    の酸化剤を含有してなる、ヒトの毛髪等のケラチン繊維
    を脱色するための使用準備の整った脱色組成物におい
    て、少なくとも: ・(i)少なくとも1つの50〜500モルのエチレン
    オキシドを含むポリエチレングリコール、(ii)少な
    くとも1つのC−C30の脂肪アルコール及び(ii
    i)少なくとも1つのジイソシアナートを含む少なくと
    も3つの化合物の重縮合により得られるポリウレタンポ
    リエーテル(a)、及び ・(i)少なくとも1つの50〜500モルのエチレン
    オキシドを含むポリエチレングリコール、(ii)ポリ
    ウレタンポリオール(a)のおけるもの以外の少なくと
    も1つのC−C30の脂肪アルコール及び(iii)
    少なくとも1つのジイソシアナートを含む少なくとも3
    つの化合物の重縮合により得られるポリウレタンポリエ
    ーテル(b)の組み合わせをさらに含有することを特徴
    とする組成物。
  2. 【請求項2】 ポリウレタンポリエーテル(a)及び
    (b)において、ポリエチレングリコールが150又は
    180モルのエチレンオキシドを含むことを特徴とする
    請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 ポリウレタンポリエーテル(a)及び
    (b)を調製するのに使用されるジイソシアナートがメ
    チレンビス(4-シクロヘキシルイソシアナート)である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 ポリウレタンポリエーテル(a)のC
    −C30の脂肪アルコールがステアリルアルコールであ
    ることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記
    載の組成物。
  5. 【請求項5】 ポリウレタンポリエーテル(b)のC
    −C30の脂肪アルコールがデシルアルコールであるこ
    とを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の
    組成物。
  6. 【請求項6】 ポリウレタンポリエーテル(a)又はポ
    リウレタンポリエーテル(b)が糖類と組み合わせられ
    ることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記
    載の組成物。
  7. 【請求項7】 糖類がマルトデキストリンであることを
    特徴とする請求項6に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 ポリウレタンポリエーテル(a)が、1
    50又は180モルのエチレンオキシドを含むポリエチ
    レングリコール、ステアリルアルコール及びメチレンビ
    ス(4-シクロヘキシルイソシアナート)を含む少なくと
    も3つの化合物の重縮合により得られ、ポリウレタンポ
    リエーテル(b)が、150又は180モルのエチレン
    オキシドを含むポリエチレングリコール、デシルアルコ
    ール及びメチレンビス(4-シクロヘキシルイソシアナー
    ト)を含む少なくとも3つの化合物の重縮合により得ら
    れることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に
    記載の組成物。
  9. 【請求項9】 重量比[ポリウレタンポリエーテル
    (a)/ポリウレタンポリエーテル(b)]が0.1〜
    10の間であることを特徴とする請求項1から8のいず
    れか1項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 重量比[ポリウレタンポリエーテル
    (a)/ポリウレタンポリエーテル(b)]が0.5〜
    5の間であることを特徴とする請求項9に記載の組成
    物。
  11. 【請求項11】 ポリウレタンポリエーテル(a)が、
    組成物全重量に対して0.01〜5重量%の割合、好ま
    しくは0.02〜2重量%の割合で存在することを特徴
    とする請求項1から10のいずれか1項に記載の組成
    物。
  12. 【請求項12】 ポリウレタンポリエーテル(b)が、
    組成物全重量に対して0.01〜5重量%の割合、好ま
    しくは0.02〜2重量%の割合で存在することを特徴
    とする請求項1から11のいずれか1項に記載の組成
    物。
  13. 【請求項13】 酸化剤が、過酸化水素、及び過酸化尿
    素及び過酸塩等の加水分解により過酸化水素を放出する
    化合物、亜塩素酸塩、酸化種を生成する酵素系、及び有
    機過酸化物から選択されることを特徴とする請求項1か
    ら12のいずれか1項に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 過酸塩が、アルカリ金属又はアルカリ
    土類金属の過硫酸塩又は過ホウ酸塩であることを特徴と
    する請求項13に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 酵素系が、空気の存在下でそのドナー
    と組み合わされた二電子オキシドレダクターゼであるこ
    とを特徴とする請求項13に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 オキシドレダクターゼがウレアーゼで
    あり、そのドナーが尿酸であることを特徴とする請求項
    15に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 過酸化水素の濃度が2〜40容量の範
    囲であることを特徴とする請求項13に記載の組成物。
  18. 【請求項18】 酸化化合物の濃度が、組成物全重量に
    対して0.1〜25重量%の範囲であることを特徴とす
    る請求項13に記載の組成物。
  19. 【請求項19】 直接染料をさらに含有することを特徴
    とする請求項1から18のいずれか1項に記載の組成
    物。
  20. 【請求項20】 少なくとも1つのカチオン性又は両性
    ポリマーをさらに含有することを特徴とする請求項1か
    ら19のいずれか1項に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 カチオン性ポリマーが、下記式
    (W): 【化1】 に相当する繰り返し単位からなるポリ第4級アンモニウ
    ムポリマーであることを特徴とする請求項20に記載の
    組成物。
  22. 【請求項22】 カチオン性ポリマーが、下記式
    (U): 【化2】 に相当する繰り返し単位からなるポリ第4級アンモニウ
    ムポリマーであることを特徴とする請求項20に記載の
    組成物。
  23. 【請求項23】 両性ポリマーが、モノマーとして、少
    なくとも1つのアクリル酸及びジメチルジアリルアンモ
    ニウム塩を含むコポリマーであることを特徴とする請求
    項20に記載の組成物。
  24. 【請求項24】 カチオン性又は両性ポリマーが、組成
    物の全重量に対して0.01〜10重量%、好ましくは
    0.05〜5重量%、さらに好ましくは0.1〜3重量
    %に相当することを特徴とする請求項20から23のい
    ずれか1項に記載の組成物。
  25. 【請求項25】 アニオン性、カチオン性、非イオン性
    及び両性界面活性剤から選択される少なくとも1つの界
    面活性剤を含有することを特徴とする請求項1から24
    のいずれか1項に記載の組成物。
  26. 【請求項26】 界面活性剤が、組成物の全重量に対し
    て0.01〜40重量%、好ましくは0.1〜30重量
    %に相当することを特徴とする請求項25に記載の組成
    物。
  27. 【請求項27】 少なくとも1つの補助的増粘剤を含有
    することを特徴とする請求項1から26のいずれか1項
    に記載の組成物。
  28. 【請求項28】 補助的増粘剤が、セルロース誘導体、
    グアルガム誘導体、微生物由来のガム、又は合成増粘剤
    であることを特徴とする請求項27に記載の組成物。
  29. 【請求項29】 補助的増粘剤が、組成物の全重量に対
    して0.05〜10重量%に相当することを特徴とする
    請求項27又は28に記載の組成物。
  30. 【請求項30】 組成物の全重量に対して0.05〜3
    0重量%の範囲の、少なくとも1つのアルカリ化剤をさ
    らに含有することを特徴とする請求項1から29のいず
    れか1項に記載の組成物。
  31. 【請求項31】 塩基性化剤が、アンモニア水、塩化ア
    ンモニウム、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の炭酸
    塩類、アルカリ金属又はアルカリ土類金属のケイ酸塩
    類、アルカリ金属又はアルカリ土類金属のリン酸塩類、
    モノエタノールアミン、ジエタノールアミン及びトリエ
    タノールアミンとその誘導体等のアルカノールアミン
    類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及び次の式
    (XIX): 【化3】 [ここで、Rは、任意にヒドロキシル基又はC-C
    ルキル基で置換されていてもよいプロピレン残基であ
    り;R38、R39、R40及びR41は、同一でも異
    なっていてもよく、水素原子又はC-Cアルキル又
    はC-Cヒドロキシアルキル基を表す] の化合物か
    ら選択されることを特徴とする請求項30に記載の組成
    物。
  32. 【請求項32】 少なくとも1つの無水組成物と少なく
    とも1つの水性組成物とを使用時に即座に混合すること
    により得られ、当該無水組成物及び水性組成物の少なく
    とも一方がポリウレタンポリエーテル(a)及び(b)
    の少なくとも1つの組み合わせを含有することを特徴と
    する請求項1から31のいずれか1項に記載の組成物。
  33. 【請求項33】 無水組成物が微粉状であることを特徴
    とする請求項32に記載の組成物。
  34. 【請求項34】 無水組成物が、シリカ又はクレー等の
    無機又は有機フィラー、ビニルピロリドン等のバインダ
    ー、油又はワックス、ポリアルキレングリコール又はポ
    リアルキレングリコール誘導体、ポリオールステアラー
    ト又はアルカリ金属又はアルカリ土類金属ステアラート
    等の潤滑剤、及び酸化チタン等の染料又はつや消し剤か
    ら選択される少なくとも1つの添加剤を含有することを
    特徴とする請求項32又は33に記載の組成物。
  35. 【請求項35】 各添加剤が、組成物全重量に対して0
    〜30重量%の範囲の濃度で存在することを特徴とする
    請求項34に記載の組成物。
  36. 【請求項36】 水性であることを特徴とする請求項1
    から31のいずれか1項に記載の組成物。
  37. 【請求項37】 水性媒体が、一又は複数の有機溶媒を
    含有することを特徴とする請求項36に記載の組成物。
  38. 【請求項38】 溶媒の濃度が、組成物全重量に対して
    0.5〜20重量%、好ましくは2〜10重量%の範囲
    であることを特徴とする請求項37に記載の組成物。
  39. 【請求項39】 水性媒体が、過酸化水素を含有するこ
    とを特徴とする請求項36から38のいずれか1項に記
    載の組成物。
  40. 【請求項40】 4〜12、好ましくは7〜11.5、
    より好ましくは8〜11の範囲のpHを有することを特
    徴とする請求項1から39のいずれか1項に記載の組成
    物。
  41. 【請求項41】 ポリウレタンポリエーテル(a)及び
    (b)の組み合わせが、水性組成物中にあることを特徴
    とする請求項32に記載の組成物。
  42. 【請求項42】 脱色に適する媒体中に、少なくとも1
    種の酸化剤及び請求項1から12のいずれか1項に定義
    されたポリウレタンポリエーテル(a)及び(b)の少
    なくとも1つの組み合わせを含む組成物を、濡れた又は
    乾燥した繊維に塗布し、1〜60分間、好ましくは10
    〜45分間の露出時間の間組成物を放置して作用させ、
    繊維をすすぎ、場合によってはシャンプーで洗浄し、次
    いでもう一度すすぎ、そして乾燥させることからなる、
    ヒトの毛髪等のケラチン繊維を脱色する方法。
  43. 【請求項43】 2つの区画からなるヒトの毛髪等のケ
    ラチン繊維を脱色する脱色具又はキットにおいて、第一
    の区画が少なくとも1つの粉末又は水性組成物を含み、
    第二の区画が水性組成物を含み、2つの区画の少なくと
    も一方が少なくとも1種の酸化剤を含み、2つの区画の
    少なくとも一方が請求項1から12のいずれか1項に定
    義されたポリウレタンポリエーテル(a)及び(b)の
    少なくとも1つの組み合わせを含むことを特徴とする脱
    色具。
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