JP2001198634A - バーリングパンチ - Google Patents

バーリングパンチ

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JP2001198634A
JP2001198634A JP2000007583A JP2000007583A JP2001198634A JP 2001198634 A JP2001198634 A JP 2001198634A JP 2000007583 A JP2000007583 A JP 2000007583A JP 2000007583 A JP2000007583 A JP 2000007583A JP 2001198634 A JP2001198634 A JP 2001198634A
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JP
Japan
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burring
punch
hole
tip
burring punch
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JP2000007583A
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Satoshi Suzuki
諭 鈴木
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Shinko Seisakusho KK
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Shinko Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パンチ部における断面山形状の接合縁に工夫を
こらしてスクラップの落下を生じないようにしたスクラ
ップレスのバーリングパンチを提供する。 【解決手段】 本体部23と、この本体部の先端に接続
した円形断面のバーリング部25と、このバーリングの
先端に接続した円形断面の下孔パンチ部27と、からな
り、この下孔パンチ部の先端部を3面又は4つの山形面
30で断面山形状に形成したバーリングパンチ22にお
いて、上記下孔パンチ部27に形状した3乃至4つの山
形面30が接合し合う接合縁33の基縁側に平坦面35
を形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄板材等に孔明け
とバーリング加工とを同時に行うためのバーリングパン
チに係り、特に、パンチの先端形状に工夫をこらしてス
クラップの脱落を生じないようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄板材等にバーリング加工と孔明
けとを同時に行うスクラップレスのバーリングパンチ
は、実開昭60−176827号公報に見るものが提案
されている。このバーリングパンチは、下孔パンチ部の
先端部を断面山形状に形成し、スクラップが発生しない
ようにしたものである。また、特開昭60−96328
号公報は、ポンチ先端部を斜めカットした先端カット面
で板金を切り開いた板金片をポンチ根元部で押し開いて
板金にバーリング孔を形成するものである。
【0003】上記従来のバーリングパンチにおける実開
昭60−176827号公報に見るものは、バーリング
パンチ10におけるシャンク部17の先端にバーリング
パンチ部18と、このバーリングパンチ部18に接続し
た下孔パンチ部19と、を形成している。そして、この
尖端部20に2つの先細な断面山形状の平坦部21a,
21bが形成されている。このバーリングパンチ10に
よると、大きなスクラップSがバーリング部16の頂部
16aに形成される。そこで、このスクラップSを小さ
くしたい必要性から、図10に示すように、3つの平坦
部21a,21b,21cを形成し、3つの接合縁11
を持つバーリングパンチ10が多く採用されている。
【0004】上記バーリングパンチによると、図11〜
図16に示すような加工方法によって、バーリング孔H
が形成される。先ず、図11に示すように、バーリング
加工機3のダイス5と押板7の間に挟んだ鉄板材13
に、バーリングパンチ10の下孔パンチ部19における
断面山形状の先端部20を押し付ける。
【0005】そして、図12に示すように、3つ割の孔
hをあける。更に、図13に示すように、3つの山形面
における各接合縁11で3つ割の孔hを切り開いて拡大
させ、三角片15を形成する。この時、隣り合う三角片
15の基部に、亀裂aが生じる。
【0006】続いて、図14に示すように、上記3つ割
の孔hは、下孔パンチ部19で円形に押し拡げられる。
この時、接合縁11で切り開いた複数の三角片15の基
部ににくびれ部15Aが形成され、菱形の形状となる。
そして、図15に示すように、円断面のバーリングパン
チ部18により、孔hが更に押し拡げられ、且つ、筒状
孔のバーリング孔Hが形成される。この時、上記複数の
三角片15は、更に成長して、大きな菱形形状をなし、
くびれ部15Aでのみ接続された状態となる。
【0007】最後に、図16に示すように、バーリング
パンチ部18がバーリング孔Hをダイス5に押し付け
る。この時、バーリング孔Hの先端縁に付着している三
角片15は、ダイス5の内面に押し付けられる。このた
め、図17に示すように、菱形形状の部分はくびれ部1
5Aから簡単に折れる。従って、三角片15は、バーリ
ング孔Hの先端縁からスクラップ15´となって離脱・
落下してしまうこととなる。
【0008】そして、上記スクラップ15´は、バーリ
ングパンチを水平配置したり、下方から上向きに配置し
た形式のバーリング加工機において、スクラップ残りに
よる欠陥を製品に発生させてしまうという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
バーリングパンチが持つ問題に鑑みてなされたもので、
パンチの先端形状に工夫をこらしてスクラップの脱落を
生じないようにしたバーリングパンチを提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
バーリングパンチは、板材にバーリング部を形成するた
めの円形断面のバーリングパンチ部と、上記バーリング
パンチ部の先端に接続した円形断面の下孔パンチ部とを
有するバーリングパンチにおいて、上記下孔パンチ部の
先端部を3面又は4面の山形面で断面山形状に形成する
とともに、上記山形面が接合し合う接合縁の基縁側に平
坦面を形成したことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】請求項1記載のバーリングパンチの作用を3面
タイプの場合を例に説明する。先ず、鉄板材等をバーリ
ング加工機に取付けた後、バーリングパンチの下孔パン
チ部における断面山形状の先端を押し付けて孔をあけ
る。更に、上記下孔パンチ部は、これに設けた3つの山
形面における接合縁で孔を三角片状に切り開くととも
に、接合縁の基部に形成した平坦面により三角片がこれ
以上に大きくならないようにする。続いて、上記孔は、
円形断面のバーリング部で押し拡げられて孔径が更に拡
げられ、且つ、筒状孔のバーリング孔が形成される。こ
の時、上記三角片はバーリング孔の先端縁に三角形のま
ましっかりと付設している。これにより、複数の三角片
はバーリング孔からスクラップとなって離脱・落下する
ことがない。尚、この作用は4面タイプのバーリングパ
ンチにおいても同様である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1から図9を参照して本
発明のバーリングパンチの実施形態を説明する。本発明
の第1実施形態は3面タイプのバーリングパンチを示し
ている。先ず、本発明のバーリングパンチ22は、本体
部23と、この本体部の先端に接続した円形断面のバー
リングパンチ部25と、このバーリングパンチ部の先端
に接続した円形断面の下孔パンチ部27と、からなる。
【0013】そして、この下孔パンチ部27の先端部2
9は、3つの山形面30からなり、その断面形状が山形
をなしている。上記バーリングパンチ22において、下
孔パンチ部27に形状した3つの山形面30の各接合縁
33における接合基縁33Aには平坦面35を形成させ
ている。
【0014】下孔パンチ部27に形状した3つの山形面
30の各接合縁(稜線)33の基部に設ける平坦面35
は、成形研磨して3面を形成してもよいが、稜線の数分
加工が必要である。これに対して、平坦面35は、必ず
しも平面である必要はなく、平坦面を円錐面の一部とし
て置き換えることも可能である。すなわち、バーリング
パンチ部25及び下孔パンチ部27を円筒研削加工によ
り成形研磨する工程で、先端部を円錐状に成形してお
き、しかる後,山形面30の成形研磨を行えば、本発明
の平坦面35が円錐面の一部として形成される。これに
より、本発明の所期の作用効果を発揮できるとともに、
本発明のバーリングパンチの製造コストを低くでき、安
価に提供できる。
【0015】次に、本発明のバーリングパンチ22を使
用した鉄板材Sのバーリング加工方法を図3から図9を
参照して説明する。先ず、図3に示すように、鉄板材S
はバーリング加工機100のダイスJ上に載置され、上
面が押体Pにより固定される。次に、バーリングパンチ
22が押動体50に取り付けられて、バーリング加工に
入る。図4に示すように、バーリングパンチ22の下降
動で、バーリングパンチは下孔パンチ部27における断
面山形状をなす3つの山形面30の先端部29を押し付
けて3つ割の孔hをあける。
【0016】更に、図5に示すように、上記山形面30
の接合縁33は、3つ割の孔hを三角片状に切り開く。
しかし、接合縁33の基部33Aに形成した平坦面35
は、三角片35Aがこれ以上に大きくならないように抑
制する。このため、隣り合う三角片15の基部に亀裂が
生じない。そして、図6に示すように、下孔パンチ部2
7の根元部で3つ割の孔hを円形にあけ、上記三角片3
5Aの付け根にひびが入ったり、菱形に変形しない。
【0017】続いて、図7に示すように、上記孔hは、
円形断面のバーリングパンチ部25で押し拡げられて孔
径が更に拡げられる。最後に、図8に示すように、バー
リングパンチ部25が孔hの周囲を押し付け、筒状孔の
バーリング孔Hが形成される。この時、図9に示すよう
に、上記3つの三角片35Aはバーリング孔Hの先端縁
に三角形のまましっかりと付設している。これにより、
3つの三角片35Aは、バーリング加工時にダイス内面
に押される外力により、バーリング孔Hからスクラップ
となって離脱・落下することがない。
【0018】以上本実施形態のバーリングパンチ22に
よると、次のような効果を奏することができる。まず、
下孔パンチ部に形状した3つの山形面の接合基縁に平坦
面を形成しているから、下孔パンチ部における複数の山
形面の接合縁で切り開いた小孔を三角片とするととも
に、接合縁に形成した平坦面により三角片がこれ以上に
大きくならず、三角片はバーリング孔の先端縁に三角形
のまましっかりと付着し、バーリング孔からスクラップ
となって離脱・落下することがない。
【0019】このため、バーリング加工時に複数の三角
片はバーリング孔からスクラップとなって離脱・落下す
ることがない。これにより、バーリングパンチを水平配
置したり、下方から上向きに配置した形式のバーリング
加工機においても、スクラップ残りによる欠陥を製品に
発生させない。
【0020】更に、上記実施形態は、山形面が3面のタ
イプのものを図示したが、4面のタイプのものに適用す
ることもできる。すなわち、図18に示すように、下孔
パンチ部27の先端部29は、等分された4つの山形面
30からなり、その断面形状が山形をなしている。上記
バーリングパンチ22において、下孔パンチ部27に形
状した4つの山形面30の各接合縁33における接合基
縁33Aには平坦面35を形成させている。尚、その他
の構成は上記3面タイプのバーリングパンチと同様であ
り、その説明を省略する。この実施形態の場合には、4
つの山形面30の各接合縁33に対応して、4つ割の孔
hをあけるものであるが、それ以外は上記3面タイプの
バーリングパンチの作用と変わるところはなく、上記3
面タイプのものと同様の効果を奏することができる。
【0021】以上は、本発明の1つの実施形態を紹介し
たものであり、この実施形態に限定されず本発明要旨内
での設計変更が可能である。例えば、下孔パンチ先端部
の基本突き破り形状の角度と本発明の平坦面の角度と大
きさのバランスは微妙であり、被加工材の材質及び板厚
により、適宜設定されるものである。
【0022】
【発明の効果】本発明の請求項1のバーリングパンチ
は、下孔パンチ部に形状した3面又は4面の山形面の接
合縁の基端部に平坦面を形成しているから、下孔パンチ
部における複数の山形面の接合縁で切り開いた小孔を三
角片とするとともに、接合縁に形成した平坦面により三
角片がこれ以上に大きくならず、三角片はバーリング孔
の先端縁に三角形のまましっかりと付着し、バーリング
孔からスクラップとなって離脱・落下することがない効
果が発揮される。これにより、バーリングパンチの加工
方向に係わらず、製品に傷を付けないバーリング孔が高
精度にあけられる効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、バーリングパン
チの拡大部分図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示し、バーリングパン
チの側面図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示し、バーリング加工
機の断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態を示し、バーリング加工
の工程図である。
【図5】本発明の第1実施形態を示し、バーリング加工
の工程図である。
【図6】本発明の第1実施形態を示し、バーリング加工
の工程図である。
【図7】本発明の第1実施形態を示し、バーリング加工
の工程図である。
【図8】本発明の第1実施形態を示し、バーリング加工
の工程図である。
【図9】本発明の第1実施形態を示し、バーリング孔の
拡大斜視図である。
【図10】従来のバーリングパンチの斜視図である。
【図11】従来のバーリング加工機の断面図である。
【図12】従来のバーリング加工の工程図である。
【図13】従来のバーリング加工の工程図である。
【図14】従来のバーリング加工の工程図である。
【図15】従来のバーリング加工の工程図である。
【図16】従来のバーリング加工の工程図である。
【図17】従来のバーリング孔の拡大斜視図である。
【図18】本発明の第2実施形態を示し、バーリングパ
ンチの拡大部分図である。
【符号の説明】
22 バーリングパンチ 23 本体部 25 バーリングパンチ部 27 下孔パンチ部 29 先端部 30 山形面 33 接合縁 33A 接合基縁 35 平坦面 35A 三角片 H 孔 h バーリング孔 S 鉄板材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材にバーリング部を形成するための円
    形断面のバーリングパンチ部と、上記バーリングパンチ
    部の先端に接続した円形断面の下孔パンチ部とを有する
    バーリングパンチにおいて、上記下孔パンチ部の先端部
    を3面又は4面の山形面で断面山形状に形成するととも
    に、上記山形面が接合し合う接合縁の基縁側に平坦面を
    形成したことを特徴とするバーリングパンチ。
JP2000007583A 2000-01-17 2000-01-17 バーリングパンチ Pending JP2001198634A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006289399A (ja) * 2005-04-07 2006-10-26 Ricoh Co Ltd 加工方法、ダイ及び金型構造
JP2013053426A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Nippon Steel & Sumikin Coated Sheet Corp 二重折板屋根構造及び二重折板屋根の施工方法

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