JP2001198447A - 攪拌装置および攪拌方法 - Google Patents

攪拌装置および攪拌方法

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JP2001198447A JP2000010750A JP2000010750A JP2001198447A JP 2001198447 A JP2001198447 A JP 2001198447A JP 2000010750 A JP2000010750 A JP 2000010750A JP 2000010750 A JP2000010750 A JP 2000010750A JP 2001198447 A JP2001198447 A JP 2001198447A
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liquid
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F27/00Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders
    • B01F27/05Stirrers
    • B01F27/09Stirrers characterised by the mounting of the stirrers with respect to the receptacle
    • B01F27/091Stirrers characterised by the mounting of the stirrers with respect to the receptacle with elements co-operating with receptacle wall or bottom, e.g. for scraping the receptacle wall
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置内面に付着した材料を攪拌する材料の一部
で洗い落とすことができる攪拌装置または攪拌方法を提
供すること。 【解決手段】 少なくとも一種類の液体材料を含む複数
の材料を、閉鎖空間18内で攪拌する攪拌装置10であ
って、前記液体材料の少なくとも一部分を前記閉鎖空間
を形成する装置内面に噴射する噴射装置36が設けられ
ていることを特徴とする攪拌装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、攪拌装置および攪
拌方法に関連し、詳細には、少なくとも一種類の液体材
料を含む複数の材料を、閉鎖空間内で攪拌する攪拌装置
または攪拌方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液体材料を含む複数の材料を、
攪拌装置の閉鎖空間内で攪拌する場合には、各材料を攪
拌装置に設けられた投入口などの材料投入部から装置内
の閉鎖空間に投入し、閉鎖空間内に設けられた攪拌手段
を用いて複数の材料を攪拌混合している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】攪拌装置の投入口など
の材料投入部は閉鎖空間の上部に位置し、また、材料の
攪拌は閉鎖空間の底部で行われるのが一般的である。こ
のため、材料投入部から投入された材料の一部が、閉鎖
空間を形成する装置内面に付着してしまい、攪拌が行わ
れる閉鎖空間の底部に達しないことがある。
【0004】また、投入される材料が粉体材料を含む場
合等には、閉鎖空間内に投入された粉体材料が、投入時
の衝撃で閉鎖空間で舞い上がり、その一部が閉鎖空間を
形成する装置内面に付着してしまう場合もある。
【0005】上述したように、攪拌混合は閉鎖空間の底
部で行われるため、装置内面の上部、特に頂部付近に付
着した材料は、攪拌混合されないこととなる。このた
め、特に、バッチ式の処理(攪拌混合)を行う場合に
は、攪拌混合された結果物である製品中の各材料の比率
が、意図していた比率と異なってしまうという問題があ
る。また、装置内面への材料の付着状態がバッチ毎(攪
拌混合毎)に異なるため、バッチ毎に、製品中の各材料
の比率が異なってしまい、製品の品質がばらつくという
問題もある。
【0006】更に、食品を攪拌する場合には、装置の内
部に付着した材料が細菌の温床となる可能性があるた
め、衛生上の観点から、頻繁に装置を分解して装置を洗
浄等しなければならず、作業効率が悪化するという問題
がある。
【0007】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、装置内面に付着した材料を攪拌する材
料の一部で洗い落とすことができる攪拌装置または攪拌
方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本出願の第1の発明によ
れば、少なくとも一種類の液体材料を含む複数の材料
を、閉鎖空間内で攪拌する攪拌装置であって、前記液体
材料の少なくとも一部分を前記閉鎖空間を形成する装置
内面に噴射する噴射装置が設けられている攪拌装置が提
供される。
【0009】このような構成によれば、噴射装置から噴
射された液体材料により、装置内面に付着した材料が洗
い落とされる。本発明は、液体材料以外の材料が、粉体
材料、ペースト状材料などの装置内面に付着しやすい即
ち付着性の高い材料を含む場合に特に有効である。尚、
液体材料とは、水、温水などのほか、流動性を有する油
脂など、装置内面に付着した材料を洗い流すことができ
る材料全てを指す。
【0010】本発明の好ましい態様によれば、前記噴射
装置が前記装置内面の上部に前記液体材料を噴射する。
このような構成によれば、付着した材料が攪拌されずに
残り易い装置内面の上部に液体材料が噴射されるので、
装置内面の上部に付着した材料は噴射された液体材料に
より洗い落とされる。
【0011】本発明の他の好ましい態様によれば、前記
噴射装置が、前記閉鎖空間の頂部に配置され、該頂部を
形成する装置内面に前記液体材料を噴射するように構成
されている。このような構成によれば、付着した材料が
とれにくい閉鎖空間の頂部に、液体材料が噴射され、こ
れら付着した材料が洗い落とされる。
【0012】本発明の他の好ましい態様によれば、前記
噴射装置が、前記閉鎖空間の頂部を形成する装置内面に
沿って前記液体材料を噴射するように構成されている。
このような構成によれば、前記閉鎖空間の頂部を形成す
る装置内面に付着した材料が効率的に洗い落とされる。
【0013】本発明の他の好ましい態様によれば、前記
頂部を形成する装置内面が略円形部分を含み、前記噴射
装置が前記円形部分の略中央に配置され、前記噴射装置
は、該噴射装置を中心として前記円形部分の外周方向の
全方位に向けて液体材料を噴射する構成を備えている。
このような構成によれば、噴射装置から噴射された液体
材料は、閉鎖空間の頂部を形成する円形部分全体を洗い
流し、次いで、装置内面の他の部分を洗い流しながら装
置の底部に至る。従って、装置内面全体が満遍なく洗い
流される。また、閉鎖空間内を加熱する加熱手段を設け
てもよい。
【0014】本出願の他の発明によれば、少なくとも一
種類の液体材料を含む複数の材料を、攪拌装置の閉鎖空
間内で攪拌する攪拌方法であって、前記液体材料の一部
分と他の材料とを前記閉鎖空間内に投入し、前記液体材
料の残部を前記閉鎖空間を形成する装置内面に噴射しな
がら該閉鎖空間内に投入し、前記液体材料と他の材料と
を、前記閉鎖空間内に配置された攪拌手段により攪拌混
合することを特徴とする攪拌方法が提供される。
【0015】このような構成を有する発明によれば、先
に投入された材料が装置内面に付着しても、後に投入さ
れる液体材料の残部によって洗い流されて、攪拌装置の
底部方向に運ばれる。本発明は、液体材料以外の材料
が、粉体材料、ペースト状材料などの装置内面に付着し
やすい即ち付着性の高い材料を含む場合に特に有効であ
る。
【0016】本出願のもう一つの発明によれば、少なく
とも一種類の液体材料を含む複数の材料を、攪拌装置の
閉鎖空間内で攪拌する攪拌方法であって、前記液体材料
以外の他の材料を前記閉鎖空間内に投入し、前記液体材
料を前記閉鎖空間を形成する装置内面に噴射しながら該
閉鎖空間内に投入し、前記液体材料と他の材料とを、前
記閉鎖空間内に配置された攪拌手段により攪拌混合する
ことを特徴とする攪拌方法が提供される。
【0017】このような構成を有する発明によれば、液
体材料に先立って投入された材料が装置内面に付着して
も、後に投入される液体材料によって洗い流されて、攪
拌装置の底部方向に運ばれる。本発明は、液体材料以外
の材料が、粉体材料、ペースト状材料などの装置内面に
付着しやすい即ち付着性の高い材料を含む場合に特に有
効である。
【0018】本発明の好ましい態様によれば、前記液体
材料の噴射が、前記閉鎖空間の頂部を形成する装置内面
に向けて行われる構成を備えている。このような構成に
よれば、付着した材料がとれにくい閉鎖空間の頂部に、
液体材料が噴射され、これら付着した材料が洗い流され
る。
【0019】本発明の好ましい態様によれば、前記閉鎖
空間の頂部を形成する装置内面に沿って行われる構成を
備えている。このような構成によれば、前記閉鎖空間の
頂部を形成する装置内面に付着した材料が効率的に洗い
落とされる。
【0020】本発明の好ましい態様によれば、液体材料
は、流動性を有する油脂、又は、温水である。又、前記
他の材料には、ペースト状材料または粉体材料が含まれ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施の形態を詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明の好ましい実施形態の攪拌
装置の概略的な断面図である。本実施形態の攪拌装置1
0は、カレー又はシチューなどのルーを製造する工程で
使用される食品製造用の攪拌装置であり、前処理工程で
加工されたペースト状材料や粉状の材料等と、流動性を
有する油脂等の液体材料とを含む複数の材料を加熱調理
しながら混ぜ合わせる調理釜の形態の攪拌装置である。
【0023】図1に示されているように、攪拌装置10
は、床面に配置された架台12上に設置された本体14
を備えている。本体14は、上方に向かって開口する略
円筒形状の金属製の有底筒体であり、その開口部は、金
属製の蓋部材16によって開放可能に閉鎖されている。
尚、蓋部材16は、ボルトなどの締結具によって、本体
14に取付けられている。従って、本体14と蓋部材1
6とによって、攪拌装置10の内部に閉鎖空間18が形
成され、この閉鎖空間の頂部は蓋部材16の内面によっ
て形成されている。又、本体14の内面下部によって形
成される閉鎖空間の底部は、略半球状の形状を有してい
る。
【0024】本体14の壁の内部には、図示しないウォ
ータージャケットが形成されている。攪拌装置10は、
このウォータージャケット内に、水蒸気、温水、又は、
冷水などを注入することによって、閉鎖空間18内に投
入された材料を、必要に応じて、加熱、保温又は冷却で
きるように構成されている。
【0025】攪拌装置10は、更に、投入された材料を
攪拌混合する攪拌手段20を備えている。攪拌手段20
は、蓋部材16に取付けられた反転変速機能付きモータ
22と、基端がモータ22に連結され鉛直線に対して約
30°傾斜して配置された回転軸24と、回転軸24の
先端にその上端部が連結された内側攪拌羽根26および
外側攪拌羽根28とを有している。内側攪拌羽根26お
よび外側攪拌羽根28の下端は、容器本体に回転可能に
連結されている。
【0026】内側攪拌羽根26は、長方形状に配置され
た棒状部材からなる基部26aと該基部26aから回転
軸線に直交する方向に延びる複数の攪拌棒26bとを備
えている。又、外側攪拌羽根28は、環状部材であり、
閉鎖空間18の下部において、本体12の内面と接触し
て投入された材料を掻き取って攪拌を促進する、合成樹
脂製の掻き取り羽根28aが複数取り付けられている。
本実施形態の攪拌装置10は、内側攪拌羽根26および
外側攪拌羽根28を、モータ22および回転軸24など
の駆動機構によって、同一方向または互いに反転する方
向に任意の速度で回転させ、閉鎖空間18に投入された
材料を攪拌混合することができるように構成されてい
る。
【0027】また、攪拌装置10では、回転軸24の先
端に、棒状のセンサ取付け部材30が取付けられ、この
センサ取付け部材30の先端に取付けられた温度センサ
32によって、攪拌中の材料の温度を検出できるように
構成されている。
【0028】更に、本体14の底部には、攪拌した材料
即ち製品を攪拌装置10の外部に排出するためのパイプ
34が接続されている。パイプ34には、図示しない開
閉弁が設けられている。
【0029】蓋部材16には、複数の材料投入パイプ1
9、19が接続され、これらの材料投入パイプ19、1
9を通して、攪拌される材料が攪拌装置内に投入される
ように構成されている。
【0030】蓋部材16は、下方に向かって開口するカ
ップ状の形状を有し、その内面(裏面)は、上方に向か
って凸状に湾曲した円形部分を形成している。この円形
部分の略中央即ち蓋部材16の略中央に、液体材料を閉
鎖空間内に噴射しながら投入する噴射装置36が設けら
れている。この噴射装置36は、バルブ38を備えた液
体材料供給パイプ40を介して、液体材料供給タンク4
2に接続されている。
【0031】この液体材料供給タンク42には、噴射装
置36から噴射供給される液体材料が収容されている。
さらに、液体材料供給タンク42には、その中に収容さ
れた液体材料を加圧するように、液体材料供給タンク用
コンプレッサ44が接続されている。したがって、攪拌
装置10は、バルブ38を開くことにより、液体材料供
給タンク42に収容された加圧状態の液体材料を、液体
材料供給パイプ40を介して、噴射装置36に送ること
ができるように構成されている。
【0032】噴射装置36は、蓋部材16の裏面に向け
て、液体材料供給タンク42から供給された液体材料を
噴射することができるように構成されている。詳細に
は、噴射装置36は、攪拌装置10の閉鎖空間18に向
かって突出する噴射ヘッド46を備えている。この噴射
ヘッド46は、略長球状の金属製の中空体であり、その
内部空間が液体材料供給パイプ40と連通し、液体材料
供給タンク42から液体材料供給パイプ40を通して圧
送されてきた液体材料が、その内部空間に供給されるよ
うに構成されている。また、噴射ヘッド46は、蓋部材
16の裏面と略直交するように配置された液体材料供給
パイプ40の先端部分に、この先端部分の長手方向軸線
を中心として回転可能に取り付けられている。
【0033】噴射ヘッド46には、直径方向に対向する
位置に2本の溝状の切欠き部46aが形成され、噴射ヘ
ッド46の内部空間に供給されてきた加圧状態の液体材
料が、これらの切欠き部46aを通して、攪拌装置10
の閉鎖空間内に向けて噴射されるように構成されてい
る。これら切欠き部46aは、噴射ヘッド46から噴射
される液体材料の反作用で、噴射ヘッド46が液体材料
供給パイプ40の先端部に対して回転、即ち、蓋部材1
6に対して回転するように、形成されている。さらに、
これら切欠き部46aは、噴射ヘッド46から噴射され
た液体材料が、少なくとも蓋部材16の裏面に向けて、
又は、少なくとも裏面に沿って噴射させられるように形
成されている。具体的には、攪拌装置10では、切欠き
部46aは、噴射ヘッド46の上方側、即ち、液体材料
供給パイプ40側にのみ形成され、液体材料が、180
°上方(噴射ヘッドの長手方向中央を横断する水平面よ
り上方側)に向けて噴射される噴射パターンとなるよう
に形成されている。
【0034】上述したように、蓋部材16の略中央に設
けられた噴射ヘッド46は、噴射される液体材料の反作
用で、液体材料供給パイプ40の先端で回転するので、
噴射ヘッド46から噴射された液体材料は、噴射ヘッド
46から、蓋部材16の円周方向の全方位に向けて噴射
されることになる。
【0035】このような噴射装置36としては、例え
ば、大阪市のエバーロイ商事株式会社から入手できるサ
ニミジェット型の回転式噴霧装置が挙げられる。
【0036】また、液体材料供給タンク及び液体材料供
給パイプの外周には、図示しないウォータージャケット
が形成されており、このウォータージャケット内に、水
蒸気、温水、又は、冷水などを注入することによって、
閉鎖空間内に噴射される液体材料を、必要に応じて、加
熱、保温又は冷却できるように構成されている。したが
って、例えば、常温では固形状で流動性を有しない油脂
であっても、加熱溶融させて流動性を有する油脂即ち液
体材料として噴射させることができる。
【0037】次に、攪拌装置10の動作を説明する。
【0038】上述したように、本実施形態の攪拌装置1
0は、カレー又はシチューなどのルーを製造する工程で
使用される食品製造用の攪拌装置であり、前処理工程で
加工されたペースト状材料や粉状の材料等と、流動性を
有する油脂等の液体材料とを含む複数の材料を加熱調理
しながら混ぜ合わせる調理釜の形態の攪拌装置である。
【0039】まず、材料投入パイプ19から、ペースト
状材料や粉状の材料等の液体材料以外の材料を装置の閉
鎖空間内に投入する。ペースト状材料としては、例え
ば、小麦粉を油脂と共に加熱したペースト、チーズペー
スト、野菜ペースト等がある。また、他の液体材料以外
の材料としては、トマトケチャップ、小麦粉、香辛料、
スープの素、肉エキス等がある。
【0040】次いで、液体材料供給タンク用コンプレッ
サ44を作動させ、液体材料供給タンク42内の液体材
料を加圧し、バルブ38を開いて液体材料を噴射装置3
6に送り、噴射ヘッド46の切欠き部46aから噴出さ
せる。液体材料は、噴射ヘッド46を回転させながら、
噴射ヘッド46の切欠き部46aから、蓋部材16の裏
面に向けて全方位に噴射され、攪拌装置10内に投入さ
れる。液体材料の具体例としては、精製油、硬化油等の
油脂、食酢、水などが挙げられる。噴射された液体材料
は、蓋部材16の裏面を洗い流して、本体14の内面側
壁を流れ落ち、投入時にこれらの面に付着した液体材料
以外の材料を洗い落として、攪拌が行われる閉鎖空間の
底部に運ぶ。所定量の液体材料が投入されると、バルブ
38を閉鎖し、所定の温度条件の下で攪拌手段による攪
拌を行う。攪拌終了後、攪拌された材料すなわち製品
を、パイプ34を通して、排出する。
【0041】投入すべき液体材料の全てを、後から噴射
装置によって投入するのではなく、液体材料の大部分を
他の材料と共に投入し、液体材料の残部、例えば一割程
度、又は、複数種類の液体材料のあるものを、他の材料
の投入後に噴射装置によって噴射しながら投入してもよ
い。
【0042】上記実施形態は、カレールーなどを製造す
る食品製造用の攪拌装置であるが、本発明は、このよう
な攪拌装置に限定されるものではなく、少なくとも一種
類の液体材料を含む複数の材料を、閉鎖空間内で攪拌す
る他の攪拌装置または攪拌方法に適用できるものであ
る。本発明を適用可能な攪拌装置、攪拌方法としては、
他の食品、シャンプーあるいはリンスなどの化粧品、又
は、印刷用インキあるいは水性塗料など塗料等の製造工
程で使用される攪拌装置、攪拌方法がある。これらの場
合には、噴射装置から噴射される液体材料としては、
水、動植物油、又は他の油等が挙げられる。
【0043】又、噴射装置は、上記実施形態の噴射装置
に限定されるものではない。例えば、上記攪拌装置10
では、噴射ヘッド46の切欠き部46aは、液体材料を
噴射ヘッドを横断する水平面より上方にのみ噴射するよ
うに形成されていたが、この水平面より下方向(下方1
80°)に、噴射ヘッド46を中心とする全方向(36
0°)に、又は、鉛直方向下方の90°を除く方向(下
方270°)に液体材料が噴射される噴射パターンとな
るように、形成されていてもよい。
【0044】また、回転可能な噴射ヘッドを備えた噴射
装置に代えて、固定式の噴射装置を用いることもでき
る。この噴射装置では、液体材料供給パイプの先端に、
環状のスリットまたは環状に配置された複数の吹き出し
孔が設けられている。この環状スリットまたは環状に配
置された複数の吹き出し孔は、加圧された液体材料を、
蓋部材16の裏面の全方位に向けて噴出させるように形
成されている。
【0045】さらに、上記攪拌装置10では、蓋部材1
6の裏面に付着した材料を洗落すことに重点をおき、少
なくとも蓋部材16の裏面に向けて或いはこれに沿って
液体材料が噴射される構成としたが、攪拌装置の閉鎖空
間内の他の部分に付着した材料の洗い落としに重点を置
く場合には、この部分に向けて液体材料の噴射が重点的
に行われるように、噴射装置を構成することが好まし
い。
【0046】
【発明の効果】このような構成を有する本発明によれ
ば、装置内面に付着した材料を攪拌する材料の一部で洗
い落とすことができる攪拌装置または攪拌方法が提供さ
れる。
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の好ましい実施形態の攪拌装
置の概略的な断面図である。
【符号の説明】
10:攪拌装置 14:本体 16:蓋部材 18:閉鎖空間 20:攪拌手段 36:噴射装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一種類の液体材料を含む複数
    の材料を、閉鎖空間内で攪拌する攪拌装置であって、 前記液体材料の少なくとも一部分を前記閉鎖空間を形成
    する装置内面に噴射する噴射装置が設けられていること
    を特徴とする攪拌装置。
  2. 【請求項2】 前記噴射装置が前記装置内面の上部に前
    記液体材料を噴射する、請求項1に記載の攪拌装置。
  3. 【請求項3】 前記噴射装置が、前記閉鎖空間の頂部に
    配置され、該頂部を形成する装置内面に前記液体材料を
    噴射するように構成されている、請求項1または2に記
    載の攪拌装置。
  4. 【請求項4】 前記噴射装置が、前記閉鎖空間の頂部を
    形成する装置内面に沿って前記液体材料を噴射するよう
    に構成されている、請求項1ないし3のいずれか1項に
    記載の攪拌装置。
  5. 【請求項5】 前記頂部を形成する装置内面が略円形部
    分を含み、 前記噴射装置が前記円形部分の略中央に配置され、 前記噴射装置は、該噴射装置を中心として前記円形部分
    の外周方向の全方位に向けて液体材料を噴射する、請求
    項4に記載の攪拌装置。
  6. 【請求項6】 閉鎖空間内を加熱する加熱手段が更に設
    けられている、請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    の攪拌装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも一種類の液体材料を含む複数
    の材料を、攪拌装置の閉鎖空間内で攪拌する攪拌方法で
    あって、 前記液体材料の一部分と他の材料とを前記閉鎖空間内に
    投入し、 前記液体材料の残部を前記閉鎖空間を形成する装置内面
    に噴射しながら該閉鎖空間内に投入し、 前記液体材料と他の材料とを、前記閉鎖空間内に配置さ
    れた攪拌手段により攪拌混合することを特徴とする攪拌
    方法。
  8. 【請求項8】 少なくとも一種類の液体材料を含む複数
    の材料を、攪拌装置の閉鎖空間内で攪拌する攪拌方法で
    あって、 前記液体材料以外の他の材料を前記閉鎖空間内に投入
    し、 前記液体材料を前記閉鎖空間を形成する装置内面に噴射
    しながら該閉鎖空間内に投入し、 前記液体材料と他の材料とを、前記閉鎖空間内に配置さ
    れた攪拌手段により攪拌混合することを特徴とする攪拌
    方法。
  9. 【請求項9】 前記液体材料が流動性を有する油脂であ
    る、請求項7または8に記載の攪拌方法。
  10. 【請求項10】 前記他の材料がペースト状材料または
    粉体材料を含む、請求項7ないし9のいずれか1項に記
    載の攪拌方法。
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