JP2002102668A - 未利用有機物処理装置 - Google Patents
未利用有機物処理装置Info
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- JP2002102668A JP2002102668A JP2000301590A JP2000301590A JP2002102668A JP 2002102668 A JP2002102668 A JP 2002102668A JP 2000301590 A JP2000301590 A JP 2000301590A JP 2000301590 A JP2000301590 A JP 2000301590A JP 2002102668 A JP2002102668 A JP 2002102668A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01F—MIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
- B01F35/00—Accessories for mixers; Auxiliary operations or auxiliary devices; Parts or details of general application
- B01F35/10—Maintenance of mixers
- B01F35/145—Washing or cleaning mixers not provided for in other groups in this subclass; Inhibiting build-up of material on machine parts using other means
- B01F35/1452—Washing or cleaning mixers not provided for in other groups in this subclass; Inhibiting build-up of material on machine parts using other means using fluids
- B01F35/1453—Washing or cleaning mixers not provided for in other groups in this subclass; Inhibiting build-up of material on machine parts using other means using fluids by means of jets of fluid, e.g. air
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/40—Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse
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- Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 未利用有機物が攪拌翼や加温空気ノズルへ粘
着又は固着することを抑制して、長期にわたって能率よ
く連続処理することができ、さらに処理装置の操作およ
び維持管理も容易である、経済的な未利用有機物処理装
置を提供する。 【解決手段】 本発明の未利用有機物処理装置は、縦型
の攪拌機構を設けた処理糟と加熱空気供給機構とを備え
た有機物処理装置において、該攪拌機構の一部を構成す
る中空回転軸に連通する中空攪拌翼を半径方向に突設す
ると共に該中空攪拌翼に回転方向と逆向きの空気ノズル
を設け、該加熱空気供給機構から該中空回転軸に供給さ
れた加熱空気が該中空攪拌翼全体を加温したのち該空気
ノズルより該処理糟内に分散流出するように構成したも
ので、特に中空攪拌翼を、上面および下面のいずれもが
回転方向に対して下向きに傾斜して形成すること、およ
び内容物の共回り阻止部材を処理糟内に設けることが好
ましい。
着又は固着することを抑制して、長期にわたって能率よ
く連続処理することができ、さらに処理装置の操作およ
び維持管理も容易である、経済的な未利用有機物処理装
置を提供する。 【解決手段】 本発明の未利用有機物処理装置は、縦型
の攪拌機構を設けた処理糟と加熱空気供給機構とを備え
た有機物処理装置において、該攪拌機構の一部を構成す
る中空回転軸に連通する中空攪拌翼を半径方向に突設す
ると共に該中空攪拌翼に回転方向と逆向きの空気ノズル
を設け、該加熱空気供給機構から該中空回転軸に供給さ
れた加熱空気が該中空攪拌翼全体を加温したのち該空気
ノズルより該処理糟内に分散流出するように構成したも
ので、特に中空攪拌翼を、上面および下面のいずれもが
回転方向に対して下向きに傾斜して形成すること、およ
び内容物の共回り阻止部材を処理糟内に設けることが好
ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農産物、水産物、
林産物等の加工や消費に伴って発生する未利用有機物
を、肥料や飼料、その他の有価物等に転換するに用いる
未利用有機物処理装置に関する。
林産物等の加工や消費に伴って発生する未利用有機物
を、肥料や飼料、その他の有価物等に転換するに用いる
未利用有機物処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、農産物や林産物等の加工や消費に
伴って発生する未利用有機物は、多くが焼却や埋め立て
などによって処理され、一部が堆肥や飼料等として利用
されているに過ぎない。また水産物などからの未利用有
機物は腐敗しやすく、臭気の発生などのために堆肥等と
しての利用も多くはなかった。しかし近時は、厨芥など
を処理して、肥料や飼料その他の有価物等に転換するた
めの装置が種々提案され、環境に優しい処理物として再
利用される割合が増加してきている。
伴って発生する未利用有機物は、多くが焼却や埋め立て
などによって処理され、一部が堆肥や飼料等として利用
されているに過ぎない。また水産物などからの未利用有
機物は腐敗しやすく、臭気の発生などのために堆肥等と
しての利用も多くはなかった。しかし近時は、厨芥など
を処理して、肥料や飼料その他の有価物等に転換するた
めの装置が種々提案され、環境に優しい処理物として再
利用される割合が増加してきている。
【0003】上記のような未利用有機物の処理装置とし
て、攪拌機を備えた処理糟に未利用有機物を好気性微生
物基剤と共に投入し、加温した空気を吹き込みながら攪
拌することにより、含有水分を調整し且つ好気性発酵を
促進しするものがある。このような装置は、連続運転が
できて大量の未利用有機物を処理するに適しているとさ
れているが、運転中に処理物中の水分が蒸発すると粘化
し易く、処理物によっては加温空気の吹き出しノズルに
固着する傾向があるため、ノズルが詰まって処理が困難
となったり、攪拌抵抗が増加してモータの過負荷による
故障や事故が発生する恐れがある。そのため、時々装置
の運転を停止して清掃するなどの必要があり、装置の管
理が面倒であるほか、運転に要する電気エネルギー量も
多く、処理コストが嵩むという欠点があった。
て、攪拌機を備えた処理糟に未利用有機物を好気性微生
物基剤と共に投入し、加温した空気を吹き込みながら攪
拌することにより、含有水分を調整し且つ好気性発酵を
促進しするものがある。このような装置は、連続運転が
できて大量の未利用有機物を処理するに適しているとさ
れているが、運転中に処理物中の水分が蒸発すると粘化
し易く、処理物によっては加温空気の吹き出しノズルに
固着する傾向があるため、ノズルが詰まって処理が困難
となったり、攪拌抵抗が増加してモータの過負荷による
故障や事故が発生する恐れがある。そのため、時々装置
の運転を停止して清掃するなどの必要があり、装置の管
理が面倒であるほか、運転に要する電気エネルギー量も
多く、処理コストが嵩むという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
のような従来の未利用有機物の処理装置における欠点を
解消しようとするもので、投入した未利用有機物が、攪
拌翼や加温空気ノズルへの粘着又は固化することを抑制
して、長期にわたって能率よく連続処理することがで
き、さらに処理装置の操作および維持管理も容易であ
る、経済的な未利用有機物処理装置を提供することを目
的としたものである。
のような従来の未利用有機物の処理装置における欠点を
解消しようとするもので、投入した未利用有機物が、攪
拌翼や加温空気ノズルへの粘着又は固化することを抑制
して、長期にわたって能率よく連続処理することがで
き、さらに処理装置の操作および維持管理も容易であ
る、経済的な未利用有機物処理装置を提供することを目
的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の未利用有機物処理装置は、縦型の攪拌機
構を設けた処理糟と加熱空気供給機構とを備えた有機物
処理装置において、該攪拌機構の一部を構成する中空回
転軸に連通する中空攪拌翼を半径方向に突設すると共に
該中空攪拌翼に回転方向と逆向きの空気ノズルを設け、
該加熱空気供給機構から該中空回転軸に供給された加熱
空気が該中空攪拌翼全体を加温したのち該空気ノズルよ
り該処理糟内に分散流出するように構成したものであ
る。
めに、本発明の未利用有機物処理装置は、縦型の攪拌機
構を設けた処理糟と加熱空気供給機構とを備えた有機物
処理装置において、該攪拌機構の一部を構成する中空回
転軸に連通する中空攪拌翼を半径方向に突設すると共に
該中空攪拌翼に回転方向と逆向きの空気ノズルを設け、
該加熱空気供給機構から該中空回転軸に供給された加熱
空気が該中空攪拌翼全体を加温したのち該空気ノズルよ
り該処理糟内に分散流出するように構成したものであ
る。
【0006】このような本発明の未利用有機物処理装置
において、前記の中空攪拌翼は、前端で結合した上面と
下面とのそれぞれの後端の間に、複数の前記空気ノズル
を分布して設けた後面を配し、断面が略三角形状に形成
されることで、処理糟内の有機物を温和な条件で効率よ
く加温することができ、しかも有機物の粘化が発生する
加熱空気と有機物との接触位置を、中空攪拌翼の後面か
ら離れた空気ノズル先端よりさらに離したことで、攪拌
翼や空気ノズルへの有機物の固着を効果的に解消するこ
とができるものである。
において、前記の中空攪拌翼は、前端で結合した上面と
下面とのそれぞれの後端の間に、複数の前記空気ノズル
を分布して設けた後面を配し、断面が略三角形状に形成
されることで、処理糟内の有機物を温和な条件で効率よ
く加温することができ、しかも有機物の粘化が発生する
加熱空気と有機物との接触位置を、中空攪拌翼の後面か
ら離れた空気ノズル先端よりさらに離したことで、攪拌
翼や空気ノズルへの有機物の固着を効果的に解消するこ
とができるものである。
【0007】また、この中空攪拌翼を、上面および下面
のいずれもが回転方向に対して下向きとなるよう、傾斜
して形成することにより、処理糟内の処理物を効果的に
上下に、かつ均一に反転混合させることができ、さら
に、本発明の未利用有機物処理装置における攪拌機構の
一部として、内容物の共回り阻止部材を処理糟内に設け
ることにより、上記の中空攪拌翼の攪拌効果が相乗的に
高まり、未利用有機物の処理能率を一段と向上させるこ
とができる。
のいずれもが回転方向に対して下向きとなるよう、傾斜
して形成することにより、処理糟内の処理物を効果的に
上下に、かつ均一に反転混合させることができ、さら
に、本発明の未利用有機物処理装置における攪拌機構の
一部として、内容物の共回り阻止部材を処理糟内に設け
ることにより、上記の中空攪拌翼の攪拌効果が相乗的に
高まり、未利用有機物の処理能率を一段と向上させるこ
とができる。
【0008】そして、この中空攪拌翼の後面の開口部に
着脱可能に装着したノズル盤に、空気ノズルを設けるこ
とで、中空攪拌翼から空気ノズルをノズル盤ごと取り外
して、簡単に清掃することができるので、装置の維持管
理が大幅に容易となる利点があり、また空気ノズルの空
気噴出方向を、水平よりも下向きに傾斜させることによ
り、処理糟内の有機物を一層均一に加温することができ
るようになる。
着脱可能に装着したノズル盤に、空気ノズルを設けるこ
とで、中空攪拌翼から空気ノズルをノズル盤ごと取り外
して、簡単に清掃することができるので、装置の維持管
理が大幅に容易となる利点があり、また空気ノズルの空
気噴出方向を、水平よりも下向きに傾斜させることによ
り、処理糟内の有機物を一層均一に加温することができ
るようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の未利用有機物処理
装置を、図面に示す例に基づいて説明する。図1〜3に
おいて、1は処理糟であり、11は未利用有機物の投入
口、12は投入口蓋である。また13は処理物の排出口
で、常時は排出口扉14で閉鎖されている。さらに、攪
拌用モータ2により、処理糟1の中心位置に垂直に設け
た中空回転軸21を、駆動用チェーン2aやスプロケッ
ト2bなどを介して駆動できるように構成されている。
この中空回転軸21は、その上端には回転継ぎ手21a
を備えており、図示しない加熱空気供給機構に接続され
ている加熱空気導入管3の端部に、回転自在に結合され
ている。また中空回転軸21の下端は閉鎖されている
が、中空攪拌翼22を取り付ける位置の側面には、それ
ぞれ加熱空気供給孔が設けてある。
装置を、図面に示す例に基づいて説明する。図1〜3に
おいて、1は処理糟であり、11は未利用有機物の投入
口、12は投入口蓋である。また13は処理物の排出口
で、常時は排出口扉14で閉鎖されている。さらに、攪
拌用モータ2により、処理糟1の中心位置に垂直に設け
た中空回転軸21を、駆動用チェーン2aやスプロケッ
ト2bなどを介して駆動できるように構成されている。
この中空回転軸21は、その上端には回転継ぎ手21a
を備えており、図示しない加熱空気供給機構に接続され
ている加熱空気導入管3の端部に、回転自在に結合され
ている。また中空回転軸21の下端は閉鎖されている
が、中空攪拌翼22を取り付ける位置の側面には、それ
ぞれ加熱空気供給孔が設けてある。
【0010】また、中空攪拌翼22は、略長方形の上面
板22bと下面板22cと後面板22dとで形成され
た、断面が略三角形の中空柱体で、その一端をボス22
aに溶接するなどして固定し、他端を処理糟1の内周面
に近接した位置で回転できる形状に、封じて形成したも
のである。そして、上面板22bと下面板22cとはい
ずれも前端に向かって下向きに傾斜していて、それぞれ
の前端縁で一体に接合されている。また、上面板22b
と下面板22cとの後端は、後面板22dの上縁と下縁
とにそれぞれ接合されているが、後面板22dにはその
長さに沿って長孔が形成されており、複数の空気ノズル
22eを分布して設けたノズル盤22fが、その長孔を
塞ぐように着脱可能に取り付けられている。
板22bと下面板22cと後面板22dとで形成され
た、断面が略三角形の中空柱体で、その一端をボス22
aに溶接するなどして固定し、他端を処理糟1の内周面
に近接した位置で回転できる形状に、封じて形成したも
のである。そして、上面板22bと下面板22cとはい
ずれも前端に向かって下向きに傾斜していて、それぞれ
の前端縁で一体に接合されている。また、上面板22b
と下面板22cとの後端は、後面板22dの上縁と下縁
とにそれぞれ接合されているが、後面板22dにはその
長さに沿って長孔が形成されており、複数の空気ノズル
22eを分布して設けたノズル盤22fが、その長孔を
塞ぐように着脱可能に取り付けられている。
【0011】そして、このような中空攪拌翼22は、中
空回転軸21に嵌合して固定することができるボス22
aを介して、中空回転軸21から半径方向に向かうよう
に必要な個数が取り付けられ、中空攪拌翼22の内部空
間は、ボス22aに設けた流通孔22gと中空回転軸2
1の加熱空気供給孔とを介して、中空回転軸21の内部
空間と連通している。従って、加熱空気供給機構から加
熱空気導入管30を介して中空回転軸21に流入した加
熱空気は、流通孔22gから中空攪拌翼22の内部空間
に入り、中空攪拌翼22全体を温めたのち、複数の空気
ノズル22eから後方に向かって噴出するようなってい
る。
空回転軸21に嵌合して固定することができるボス22
aを介して、中空回転軸21から半径方向に向かうよう
に必要な個数が取り付けられ、中空攪拌翼22の内部空
間は、ボス22aに設けた流通孔22gと中空回転軸2
1の加熱空気供給孔とを介して、中空回転軸21の内部
空間と連通している。従って、加熱空気供給機構から加
熱空気導入管30を介して中空回転軸21に流入した加
熱空気は、流通孔22gから中空攪拌翼22の内部空間
に入り、中空攪拌翼22全体を温めたのち、複数の空気
ノズル22eから後方に向かって噴出するようなってい
る。
【0012】一方、処理糟1の壁面には、共回り阻止部
材4が内方に向かって突設されており、中空攪拌翼22
の回転に伴って、処理糟1の中に投入された処理物が処
理糟1内を周回移動することを、防止するように働く。
本実施の形態においては、共回り阻止部材4は丸棒形状
のものであり、略120°間隔となるような位置で、中
空攪拌翼22と衝突を起こさない高さに設けられている
が、必ずしもこれに限られるものではなく、平板状や曲
板状などの形状を有する共回り阻止部材4などであって
も構わない。更に共回り阻止部材4の個数、取り付け位
置、取り付け姿勢等は、処理物の共回りを防止でき、且
つ上下方向に移動することを阻害しない限り、適宜に設
定することができる。
材4が内方に向かって突設されており、中空攪拌翼22
の回転に伴って、処理糟1の中に投入された処理物が処
理糟1内を周回移動することを、防止するように働く。
本実施の形態においては、共回り阻止部材4は丸棒形状
のものであり、略120°間隔となるような位置で、中
空攪拌翼22と衝突を起こさない高さに設けられている
が、必ずしもこれに限られるものではなく、平板状や曲
板状などの形状を有する共回り阻止部材4などであって
も構わない。更に共回り阻止部材4の個数、取り付け位
置、取り付け姿勢等は、処理物の共回りを防止でき、且
つ上下方向に移動することを阻害しない限り、適宜に設
定することができる。
【0013】上記の構成を備えた本発明の未利用有機物
処理装置において、処理対象の未利用有機物は、攪拌混
合が可能な程度に、なるべく細かく砕かれたものである
ことが好ましい。そして未利用有機物には、必要に応じ
て、発酵させるための種菌やその担体などを、共に投入
することが好ましい。このような被処理投入物は、投入
口11から処理糟1内に投入して、加熱空気を送り込ま
れた中空攪拌翼22により攪拌され、発酵と消化が進ん
で処理物となり、排出口13から取り出される。
処理装置において、処理対象の未利用有機物は、攪拌混
合が可能な程度に、なるべく細かく砕かれたものである
ことが好ましい。そして未利用有機物には、必要に応じ
て、発酵させるための種菌やその担体などを、共に投入
することが好ましい。このような被処理投入物は、投入
口11から処理糟1内に投入して、加熱空気を送り込ま
れた中空攪拌翼22により攪拌され、発酵と消化が進ん
で処理物となり、排出口13から取り出される。
【0014】この間、投入物を混合する中空攪拌翼22
は、内部から加熱空気により加熱されており、また中空
攪拌翼22の後方に設けた複数の空気ノズル22eか
ら、加熱空気が噴出する。そして、回転中の中空攪拌翼
22は、投入物の下にもぐり込んで持ち上げるように作
用するので、中空攪拌翼22の下側に空間ができること
になる。その一方で持ち上げられた投入物は、中空攪拌
翼22の上面を滑って温められたのち落下する際に、空
気ノズルとは接触しないまま加熱空気が吹きつけるの
で、ほぐされると同時に更に温められることとなり、中
空攪拌翼22に粘着したり、固まったりすることがな
い。そして、共回り阻止部材4が設けられているので、
処理物の加熱と上下の混合とが効率よく行われることに
なる。
は、内部から加熱空気により加熱されており、また中空
攪拌翼22の後方に設けた複数の空気ノズル22eか
ら、加熱空気が噴出する。そして、回転中の中空攪拌翼
22は、投入物の下にもぐり込んで持ち上げるように作
用するので、中空攪拌翼22の下側に空間ができること
になる。その一方で持ち上げられた投入物は、中空攪拌
翼22の上面を滑って温められたのち落下する際に、空
気ノズルとは接触しないまま加熱空気が吹きつけるの
で、ほぐされると同時に更に温められることとなり、中
空攪拌翼22に粘着したり、固まったりすることがな
い。そして、共回り阻止部材4が設けられているので、
処理物の加熱と上下の混合とが効率よく行われることに
なる。
【0015】
【発明の効果】本発明の未利用有機物処理装置は、縦型
の攪拌機構を設けた処理糟と加熱空気供給機構とを備え
た有機物処理装置であって、その攪拌機構には中空回転
軸に連通する中空攪拌翼を半径方向に所望の個数突設し
てあるもので、その中空攪拌翼には回転方向と逆向きに
複数の空気ノズルが着脱可能に設けてあり、加熱空気供
給機構から中空回転軸に供給された加熱空気が、中空攪
拌翼全体を加温したのちに、空気ノズルから処理糟内に
分散流出するように構成してある。そして、特に内容物
の共回り阻止部材を処理糟内に設けること、および中空
攪拌翼を、上面および下面のいずれもが回転方向に対し
て下向きに傾斜して形成することなどにより、処理糟内
の処理物を効果的に上下に、かつ均一に反転混合させる
ことができるほか、均一の加温ができ、処理物が固まっ
たり、粘着したりすることがなく、長時間の連続運転を
することができ、大幅に経済性が改善される効果があ
る。
の攪拌機構を設けた処理糟と加熱空気供給機構とを備え
た有機物処理装置であって、その攪拌機構には中空回転
軸に連通する中空攪拌翼を半径方向に所望の個数突設し
てあるもので、その中空攪拌翼には回転方向と逆向きに
複数の空気ノズルが着脱可能に設けてあり、加熱空気供
給機構から中空回転軸に供給された加熱空気が、中空攪
拌翼全体を加温したのちに、空気ノズルから処理糟内に
分散流出するように構成してある。そして、特に内容物
の共回り阻止部材を処理糟内に設けること、および中空
攪拌翼を、上面および下面のいずれもが回転方向に対し
て下向きに傾斜して形成することなどにより、処理糟内
の処理物を効果的に上下に、かつ均一に反転混合させる
ことができるほか、均一の加温ができ、処理物が固まっ
たり、粘着したりすることがなく、長時間の連続運転を
することができ、大幅に経済性が改善される効果があ
る。
【図1】本発明の未利用有機物処理装置の実施形態の例
の一部を切欠いた斜視図である。
の一部を切欠いた斜視図である。
【図2】同上の例における攪拌機構部分を示す縦断面図
である。
である。
【図3】同上の例における中空攪拌翼を示し、(A) は後
面図、(B) は底面図、(C) は翼部の断面図である。
面図、(B) は底面図、(C) は翼部の断面図である。
1 処理糟 2 攪拌用モータ 21 中空回転軸 22 中空攪拌翼 22a ボス 22b 上面板 22c 下面板 22d 後面板 22e 空気ノズル 22f ノズル盤 22g 流通孔 3 加熱空気導入管 4 共回り阻止部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B09B 3/00 ZAB C05F 17/02 ZAB C05F 17/02 ZAB F26B 3/06 F26B 3/06 9/06 Q 9/06 11/14 11/14 B09B 3/00 ZABA Fターム(参考) 3L113 AA07 AB02 AC58 AC67 BA01 DA07 4D004 AA02 CA04 CA15 CA18 CA22 CB04 CB27 CB36 4G037 CA01 CA05 DA14 DA16 EA04 4G078 AA17 AB05 BA05 CA08 CA09 DA01 DC06 DC08 4H061 AA03 CC32 CC41 GG16 GG18 GG43 GG49 GG68
Claims (6)
- 【請求項1】 縦型の攪拌機構を設けた処理糟と加熱空
気供給機構とを備えた有機物処理装置において、該攪拌
機構の一部を構成する中空回転軸に連通する中空攪拌翼
を半径方向に突設すると共に該中空攪拌翼に回転方向と
逆向きの空気ノズルを設け、該加熱空気供給機構から該
中空回転軸に供給された加熱空気が該中空攪拌翼全体を
加温したのち該空気ノズルより該処理糟内に分散流出す
るよう構成したことを特徴とする未利用有機物処理装
置。 - 【請求項2】 前記中空攪拌翼は、前端で結合した上面
と下面とのそれぞれの後端の間に、複数の前記空気ノズ
ルを分布して設けた後面を配し、断面が略三角形状に形
成されている、請求項1に記載の未利用有機物処理装
置。 - 【請求項3】 前記中空攪拌翼は、上面および下面のい
ずれもが回転方向に対して下向きに傾斜している、請求
項2に記載の未利用有機物処理装置。 - 【請求項4】 前記空気ノズルは、前記後面の開口部に
着脱可能に装着したノズル盤に設けてなる、請求項1乃
至3のいずれかに記載の未利用有機物処理装置。 - 【請求項5】 前記空気ノズルの空気噴出方向が水平よ
りも下向きに傾斜している、請求項1乃至4のいずれか
に記載の未利用有機物処理装置。 - 【請求項6】 前記攪拌機構の一部として、内容物の共
回り阻止部材を処理糟内に設けてなる、請求項1乃至5
のいずれかに記載の未利用有機物処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000301590A JP2002102668A (ja) | 2000-10-02 | 2000-10-02 | 未利用有機物処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000301590A JP2002102668A (ja) | 2000-10-02 | 2000-10-02 | 未利用有機物処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002102668A true JP2002102668A (ja) | 2002-04-09 |
Family
ID=18783105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000301590A Pending JP2002102668A (ja) | 2000-10-02 | 2000-10-02 | 未利用有機物処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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