JP3166590U - 廃棄物処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 生ゴミ・食物残渣・畜糞などの有機廃棄物を攪拌して、発酵,分解する廃棄物処理装置の提供。【解決手段】 有機廃棄物を堆積する堆積槽1と、該堆積槽1内を前後左右に移動して有機廃棄物を攪拌する二軸一組のスクリュー攪拌機8とを備え、該二軸一組のスクリュー攪拌機8は、いずれも、長尺な軸部8aと該軸部8aに沿って螺旋状に設けられる羽根部8bとからなり、各軸部8aは、羽根部8bと共に傾斜角度をもって互いに反転するように支持されて、その各段の羽根部8b間と先端8cに消臭液を噴射する噴射口9を形成し、上記各羽根部8bは、攪拌において有機廃棄物の天地返しを繰り返すと同時に該有機廃棄物をスクリュー攪拌機8の進行方向とは逆方向に移動させるように構成することにより、有機廃棄物の堆肥化を可能となす。【選択図】 図1
Description
本考案は、生ゴミ・食物残渣・畜糞などの有機廃棄物を攪拌して、発酵,分解する廃棄物処理装置に関するものである。
従来において、生ゴミ・食物残渣・畜糞などの有機廃棄物を堆肥化する場合には、一般に、その堆積領域内にただ単に堆積して発酵,分解を施して堆肥化しているが、このままでは、有機廃棄物の内部に十分な空気が供給されないので、好気性の微生物が死滅して、臭気が発生するばかりか、発酵,分解が活発に促進されなかった。
そこで、通常は、この微生物の成長に空気と水分と温度が必要なことから、堆積されている有機廃棄物を天地返し(上下が逆となる)に積み直して空気を供給し、又、堆積されている有機廃棄物に水をかけて水分を供給しているので、いずれにしても、従来にあっては、堆肥化する上で、多大な労力と時間が強いられていた。尚、温度に関しては、発酵熱を利用していた。
本考案は、斯かる実情に鑑み開発されたもので、請求項1記載の考案は、生ゴミ・食物残渣・畜糞などの有機廃棄物を攪拌して、発酵,分解する廃棄物処理装置において、上記有機廃棄物を堆積する堆積槽と、該堆積槽内を前後左右に移動して有機廃棄物を攪拌する二軸一組のスクリュー攪拌機とを備え、該二軸一組のスクリュー攪拌機は、いずれも、長尺な軸部と該軸部に沿って螺旋状に設けられる羽根部とからなり、各軸部は、羽根部と共に傾斜角度をもって互いに反転するように支持されて、その各段の羽根部間と先端に消臭液を噴射する噴射口を形成し、上記各羽根部は、攪拌において有機廃棄物の天地返しを繰り返すと同時に該有機廃棄物をスクリュー攪拌機の進行方向とは逆方向に移動させるとことを特徴とする。
請求項2記載の考案は、請求項1を前提として、上記スクリュー攪拌機の軸部の傾斜角度は20〜30度であることを特徴とする。
請求項3記載の考案は、請求項1乃至請求項2を前提として、上記スクリュー攪拌機の羽根部に切断用刃を交換可能に取り付けたことを特徴とする。
依って、請求項1記載の考案にあっては、堆積槽内に堆積された有機廃棄物を攪拌する手段に二軸一組のスクリュー攪拌機を使用する関係で、天地返しを繰り返しながら有機廃棄物を効率良く攪拌できるので、有機廃棄物に十分な空気を供給して、微生物による有機廃棄物の発酵,分解が促進される。
又、このスクリュー攪拌機が堆積槽内で前後左右に移動するので、この移動機構手段に水分を含んだ消臭液などを散布するホースや管などを取り付けておけば、堆積槽全体に対する消臭効果が一様に向上する。その上、スクリュー攪拌機の軸部には、その先端を含めて消臭液の噴射口が上下方向に形成されているので、攪拌部分での消臭効果も大いに向上する。
更に、スクリュー攪拌機の羽根部は、攪拌において有機廃棄物の天地返しを繰り返すと同時に有機廃棄物をスクリュー攪拌機の進行方向とは逆方向に移動させることができるので、この機構を利用すれば、堆積槽から堆肥化された有機廃棄物を堆積槽の搬出口に移動させて、該搬出口から容易に取り出せる。
請求項2記載の考案にあっては、スクリュー攪拌機の軸部が20〜30度の傾斜角度に取り付けられているので、理想的な攪拌と移動が期待できる。即ち、スクリュー攪拌機の軸部をあんまり寝かせ過ぎると、攪拌しずらくなり、逆に、立て過ぎると、今度は、有機廃棄物を移動しずらくなるので、20〜30度の範囲であれば、このような心配は全くない。
請求項3記載の考案にあっては、スクリュー攪拌機の羽根部に切断用刃が交換可能に取り付けられているので、特に、有機廃棄物中の繊維質を細かく破砕して臭気の発生を抑えながら発酵,分解を促進できる。しかも、この切断用刃は交換性があるので、摩耗した切断用刃のみを交換でき経済的である。
本考案は、生ゴミ・食物残渣・畜糞などの有機廃棄物を攪拌して、発酵,分解する廃棄物処理装置を前提として、上記有機廃棄物を堆積する堆積槽と、該堆積槽内を前後左右に移動して有機廃棄物を攪拌する二軸一組のスクリュー攪拌機とを備え、該二軸一組のスクリュー攪拌機は、いずれも、長尺な軸部と該軸部に沿って螺旋状に設けられる羽根部とからなり、各軸部は、羽根部と共に傾斜角度をもって互いに反転するように支持されて、その各段の羽根部間と先端に消臭液を噴射する噴射口を形成し、上記各羽根部は、攪拌において有機廃棄物の天地返しを繰り返すと同時に該有機廃棄物をスクリュー攪拌機の進行方向とは逆方向に移動させることにより、有機廃棄物の堆肥化を効率良く行なわんとするものである。
以下、本考案を図示する好適な実施例に基づいて詳述すれば、該実施例に係る廃棄物処理装置も、生ゴミ・食物残渣・畜糞などの有機廃棄物を攪拌して、発酵,分解することにより堆肥化を図るもので、図1乃至図3に示す如く、密閉された家屋や畜舎Hの内側に、底部に複数のブロワー2と空気の吹出口3を有する堆積槽1を形成して、該堆積槽1に搬入口4と搬出口5を開設する一方、該堆積槽1の長手方向の両側壁部上面を前後方向に移動する基台6を設けると共に、該基台6上を左右方向に移動する台車7を設け、該台車7に上記堆積槽1内で前後左右に移動する二軸一組のスクリュー攪拌機8を一定の傾斜角度をもって支持する構成となっている。尚、有機廃棄物を堆積する堆積槽1内には、副資材として、おが屑・もみ殻・草などを混入するものとする。
そして、本実施例における二軸一組のスクリュー攪拌機8は、図4にも示す如く、いずれも、互いに逆方向に後述する歯車12・13・14・15を介して反転する長尺な軸部8aと、該軸部8aに沿って螺旋状に設けられた羽根部8bからなり、前者の軸部8aは、羽根部8bと共に傾斜角度もって上記台車7に吊下支持されると共に、その各段の羽根部8b間と先端8cに消臭液や消臭気を噴射する噴射口9を設け、後者の羽根部8bは、上記堆積槽1の内部に堆積された有機廃棄物を副資材ともに攪拌すると同時に有機廃棄物をスクリュー攪拌機8の進行方向とは逆方向、即ち、進行に伴い堆積槽1の搬出口5方向へ順次移動させるものである。
尚、この場合に、羽根部8bと共に軸部8aを上記台車7に傾斜状態をもって支持する場合、傾斜角度θに関しては、その垂直線に対して、これをあまり寝かせ過ぎると、有機廃棄物の攪拌がしずらくなり、逆に、あまり立て過ぎると、今度は、有機廃棄物を後方に移動させずらくなるので、本実施例にあっては、20〜30度の範囲を取り入れた。尚、この中でも、25度が最適である。
又、上記スクリュー攪拌機8の下では、図4に示す如く、羽根部8bの各段の外周縁に切断用刃10を交換可能にネジ止めする関係で、特に、生ゴミや食物残渣中の繊維質なものや、おが屑・もみ殻・草などを容易に細かく破砕できるので、発酵臭が少なくなると共に、攪拌,分解が促進される。その上、この切断用刃10は、交換式となっているので、例え、切断用刃10の先端縁が摩耗,損傷しても、スクリュー攪拌機8全体を交換する必要がないので、極めて経済的である。
更に、この二軸一組のスクリュー攪拌機8は、図5に示す如く、1個の駆動用モータ11からの駆動力を得て、伝達歯車12・13・14・15を介して互いに反転するように構成されて、基台6に沿って左右動する台車7に支持されており、又、上下用油圧シリンダー16によって、その傾斜角度θを25度などに調整できる構成となっている。
これに加えて、上記基台6に対しては、消臭液を噴射するパイプ17を設置して、スクリュー攪拌機8の前後移動と連動して、有機廃棄物上に消臭液を噴霧できる一方、堆積槽1の底部に設けられる吹出口3からブロワー2を介して空気が噴き出されて、発酵,分解の促進を図る構成を併せて採用している。
依って、上記構成の廃棄物処理装置の下で、生ゴミ・食物残渣・畜糞などの有機廃棄物を発酵させて堆肥化する場合には、上記有機廃棄物をおが屑やもみ殻などの副資材と一緒に上記堆積槽1内にその搬入口4から投入すると、投入された有機廃棄物を二軸一組のスクリュー攪拌機8を左右に移動させながら前進させ、同時に、軸部8aの先端8cと羽根部8b間に形成された噴射口9から水分を含んだ消臭液又は消臭気を噴射させて攪拌する。
すると、有機廃棄物はスクリュー攪拌機8の隣接する羽根部8b間で徐々に粘土状に破砕されるまで攪拌することとなるが、この時には、上記した切断用刃10が繊維質なものを細かく破砕できるので、一層発酵が促進される。これにより、処理すべき有機廃棄物は、堆積槽1の底部から吐き出される空気により、満遍なく好気性状態にされ、微生物の活性化が進み、上質な堆肥が製造できる。又、この時には、二軸一組のスクリュー攪拌機8が進行方向に向かって25度傾斜して攪拌を行なうことによって、最良の状態で有機廃棄物の天地返しを繰り返しながら攪拌ができるので、最良の状態で空気を供給しながら攪拌して、発酵処理化による分解が進み、堆肥化が大いに促進されることとなる。
従って、後は、このように、スクリュー攪拌機8が堆積槽1内を前後左右に移動すれば、堆肥化された有機廃棄物が堆積槽1の搬出口5側に移動して、該搬出口5から容易に取り出すことが可能となる。
本考案は、生ゴミ・食物残渣・畜糞などの有機廃棄物を簡単に堆肥化することができるので、これを廃棄物処理装置として広く利用すれば、頗る好都合なものとなる。
1 堆積槽
2 ブロワー
3 吹出口
4 搬入口
5 搬出口
6 基台
7 台車
8 スクリュー攪拌機
8a 軸部
8b 羽根部
8c 先端
9 噴射口
10 切断用刃
11 モーター
12 伝達歯車
13 伝達歯車
14 伝達歯車
15 伝達歯車
16 油圧シリンダー
17 ホース
H 家屋・畜舎
θ 軸部の傾斜角度
2 ブロワー
3 吹出口
4 搬入口
5 搬出口
6 基台
7 台車
8 スクリュー攪拌機
8a 軸部
8b 羽根部
8c 先端
9 噴射口
10 切断用刃
11 モーター
12 伝達歯車
13 伝達歯車
14 伝達歯車
15 伝達歯車
16 油圧シリンダー
17 ホース
H 家屋・畜舎
θ 軸部の傾斜角度
Claims (3)
- 生ゴミ・食物残渣・畜糞などの有機廃棄物を攪拌して、発酵,分解する廃棄物処理装置において、上記有機廃棄物を堆積する堆積槽と、該堆積槽内を前後左右に移動して有機廃棄物を攪拌する二軸一組のスクリュー攪拌機とを備え、該二軸一組のスクリュー攪拌機は、いずれも、長尺な軸部と該軸部に沿って螺旋状に設けられる羽根部とからなり、各軸部は、羽根部と共に傾斜角度をもって互いに反転するように支持されて、その各段の羽根部間と先端に消臭液を噴射する噴射口を形成し、上記各羽根部は、攪拌において有機廃棄物の天地返しを繰り返すと同時に該有機廃棄物をスクリュー攪拌機の進行方向とは逆方向に移動させるとことを特徴とする廃棄物処理装置。
- 上記スクリュー攪拌機の軸部の傾斜角度は20〜30度であることを特徴とする請求項1記載の廃棄物処理装置。
- 上記スクリュー攪拌機の羽根部に切断用刃を交換可能に取り付けたことを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の廃棄物処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010008472U JP3166590U (ja) | 2010-12-28 | 2010-12-28 | 廃棄物処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010008472U JP3166590U (ja) | 2010-12-28 | 2010-12-28 | 廃棄物処理装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3166590U true JP3166590U (ja) | 2011-03-10 |
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JP (1) | JP3166590U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015205790A (ja) * | 2014-04-18 | 2015-11-19 | 株式会社天神製作所 | 畜糞の発酵攪拌装置及び攪拌方法 |
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2010
- 2010-12-28 JP JP2010008472U patent/JP3166590U/ja not_active Expired - Fee Related
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