JP2001197853A - 電動リール及び電動リール用電源コード - Google Patents

電動リール及び電動リール用電源コード

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JP2001197853A
JP2001197853A JP2000010744A JP2000010744A JP2001197853A JP 2001197853 A JP2001197853 A JP 2001197853A JP 2000010744 A JP2000010744 A JP 2000010744A JP 2000010744 A JP2000010744 A JP 2000010744A JP 2001197853 A JP2001197853 A JP 2001197853A
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socket
lid
reel
cover
locking portion
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Application number
JP2000010744A
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English (en)
Inventor
Yuzo Kawabe
雄三 川辺
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Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動リールのソケットカバーを揺れ動かない
ようにする。 【解決手段】 電動リール用の電源コード30は、電力
供給用のソケット11と、ソケット11を水密に封止可
能な蓋部36aが先端に形成され基端がリール本体に係
止されたソケットカバー36とが設けられた電動リール
に外部電源の電力を供給するためのコードであって、コ
ネクタ部31と、蓋係止部33と、コード部32とを有
している。コネクタ部31は、ソケット11に着脱可能
に装着されかつソケット11と電気的に接続されるもの
である。蓋係止部33は、蓋部36aを係止可能にコネ
クタ部31に設けられている。コード部32は、コネク
タ部31に電気的に接続されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力供給用のソケ
ットと、ソケットを水密に封止可能な蓋部が先端に形成
され基端がリール本体に係止されたソケットカバーとが
設けられた電動リール及び電動リールに外部電源の電力
を供給するための電動リール用電源コードに関する。
【0002】
【従来の技術】電動リールは、一般に50m以上の比較
的深い水深にいる魚を釣るために使用されるリールであ
り、リール本体と、リール本体に回転自在に装着された
スプールと、スプールを回転駆動するモータとを備えて
いる。リール本体には、モータに電力を供給するための
ソケットが設けられている。
【0003】ソケットには、基端が蓄電池等の外部電源
に接続された電源コードが着脱自在に装着されている。
電源コードの先端にはソケットに係合するコネクタが設
けられており、このコネクタにより電源コードがソケッ
トに着脱自在に装着される。ソケットには、電源コード
を接続していないときに、着脱自在なソケットカバーが
装着される。これにより、電源コードを接続していない
ときに液体などがソケットに付着しないようにしてい
る。
【0004】ソケットカバーは、可撓性を有する合成樹
脂弾性体製の一体成形された部材である。ソケットカバ
ーは、ソケットを水密に封止可能に先端に形成された蓋
部と、蓋部と間隔を隔てた基端にリール本体に係止可能
に形成された係止部と、蓋部と係止部とを連結する連結
部とを有している。係止部は、通常、ソケットの根元に
はまり込むようにリング状に形成されており、ソケット
の根元でリール本体に係止されている。
【0005】このソケットカバーは、電源コードを接続
する際に蓋部がソケットから外される。そして、蓋部が
外されたソケットに電源コードのコネクタが装着され、
外部電源からの電力がモータに供給可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成では、
電源コードをソケットに装着したとき、外したソケット
カバーの先端の蓋部が係止部からぶら下がって揺れ動
き、釣りを行っているときに操作の邪魔になるおそれが
ある。とくに、ジギングのように頻繁に釣り竿をしゃく
る動作を行う場合、釣り竿をしゃくる都度ソケットカバ
ーが揺れ動いて視界の邪魔になる。
【0007】本発明の課題は、電動リールのソケットカ
バーを揺れ動かないようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明1に係る電動リール
は、電源コードを介して外部電源からの電力が供給され
る電動リールであって、リール本体と、スプールと、モ
ータと、ソケットと、ソケットカバーと、蓋係止部とを
備えている。リール本体は、釣り竿に装着可能なもので
ある。スプールは、リール本体に回転自在に装着された
ものである。モータは、スプールを回転駆動するもので
ある。ソケットは、リール本体に装着され、モータに電
力を供給するために電源コードが着脱自在に装着される
ものである。ソケットカバーは、ソケットを水密に封止
可能に先端に形成された蓋部、蓋部と間隔を隔てた基端
にリール本体に係止可能に形成された係止部、及び蓋部
と係止部とを連結する可撓性を有する連結部を有してい
る。蓋係止部は、蓋部を係止可能にリール本体に設けら
れたものである。
【0009】この電動リールでは、電源コードをソケッ
トに装着する場合には、ソケットカバーの蓋部をソケッ
トから外す。そして、蓋部が外れたソケットに電源コー
ドを装着し、外した蓋部をリール本体に設けられた蓋係
止部に係止する。また、電源コードをソケットから外す
場合には、蓋部を蓋係止部から外した後にソケットから
電源コードを外し、ソケットカバーをソケットに装着す
る。ここでは、ソケットカバーの蓋部がリール本体に設
けられた蓋係止部に係止可能であるので、ソケットカバ
ーをソケットから外してもソケットカバーが揺れ動きに
くくなる。
【0010】発明2に係る電動リールは、発明1に記載
のリールにおいて、リール本体は、対向して配置された
左右1対の側板と、両側板を少なくとも後部で連結する
複数の連結部材とを有し、ソケットは、後部の連結部材
に装着され、蓋係止部は、連結部材の釣り竿に対向する
部分に設けられている。この場合には、ソケットや蓋係
止部が連結部材の裏側(釣り竿に対向する部分)に設け
られているので、ソケットに接続される電源コード30
や蓋係止部がパーミングを行う手の邪魔にならず、パー
ミングを行いやすい。
【0011】発明3に係る電動リールは、発明1に記載
のリールにおいて、リール本体は、対向して配置された
左右1対の側板を含むフレームと、1対の側板の両側方
を覆う1対の側カバーとを有し、ソケットは、1対の側
カバーの一方に装着され、蓋係止部は、ソケットが装着
された側カバーに設けられている。この場合には、ソケ
ットが側カバーに設けられているので、ソケットからモ
ータへの電気配線を行いやすくなり、コストダウンを図
りやすい。
【0012】発明4に係る電動リールは、発明1から3
のいずれかに記載のリールにおいて、ソケットは、リー
ル本体に埋め込み固定されており、ソケットカバーの係
止部は、ソケットに係止されている。この場合には、ソ
ケットカバーの係止部がリール本体に埋め込まれたソケ
ットを介してリール本体に係止されているので、ソケッ
トカバーをリール本体の別の場所に係止する構成に比べ
て係止構造が簡素である。
【0013】発明5に係る電動リール用電源コードは、
電力供給用のソケットと、ソケットを水密に封止可能な
蓋部が先端に形成され基端がリール本体に係止されたソ
ケットカバーとが設けられた電動リールに外部電源の電
力を供給するためのコードであって、コネクタ部と、蓋
係止部と、コード部とを有している。コネクタ部は、ソ
ケットに着脱可能に装着されかつソケットと電気的に接
続されるものである。蓋係止部は、蓋部を係止可能にコ
ネクタ部に設けられている。コード部は、コネクタ部に
電気的に接続されたものである。
【0014】この電源コードを電動リールのソケットに
装着する際には、ソケットに装着されたソケットカバー
を外す。そして、コネクタ部をソケットに装着すると、
コネクタ部がソケットに電気的に接続され、コード部が
コネクタ部を介してソケットに電気的に接続される。こ
の状態でソケットカバーの蓋部をコネクタ部に設けられ
た蓋係止部に係止する。これにより外部電源からの電力
が電動リールに供給できる。一方、ソケットから電源コ
ードを外す場合には、ソケットカバーの蓋部を蓋係止部
から外す。そして、コネクタ部をソケットから外し、ソ
ケットカバーの蓋部をソケットに装着してソケットを防
水する。ここでは、ソケットカバーの蓋部が電源コード
のコネクタ部に設けられた蓋係止部に係止可能であるの
で、ソケットカバーをソケットから外してもソケットカ
バーが揺れ動きにくくなる。
【0015】発明6に係る電動リール用電源コードは、
発明5に記載のコードにおいて、ソケットは、外周面に
雄ネジ部が形成された有底筒状のソケット本体と、ソケ
ット本体の内周側で底部に間隔を隔てて立設された1対
の棒状端子とを有し、コネクタ部は、ソケット本体の内
周側に回転不能に装着され、かつ棒状端子に電気的に接
続可能でコード部が電気的に接続されたコネクタ本体
と、コネクタ本体の外周側に回転自在かつ軸方向移動不
能に装着され、雄ネジ部に螺合する雌ねじ部を有する筒
状の回転リングとを有し蓋係止部は、コネクタ本体に設
けられている。この場合には、雄ネジ部に雌ねじ部を螺
合させた状態で回転リングを回すと、コネクタ本体が棒
状端子に電気的に接続されて電源コードを介してソケッ
トに電力が供給される。この状態でコネクタ本体に設け
られた蓋係止部に蓋部を係止することによりソケットカ
バーの揺れ動きが生じにくくなる。ここでは、ソケット
に対して回転しないコネクタ本体に蓋係止部を設けたの
で、係止位置が常に同じ位置になり、蓋部を係止しやす
くなる。
【0016】発明7に係る電動リール用電源コードは、
発明6に記載のコードにおいて、ソケットカバーの蓋部
は、雄ネジ部の外周面に装着される有底筒状の蓋部本体
と、蓋部本体の底部に立設され棒状端子の外周側に装着
される内筒部とを有し、蓋係止部は、前記コネクタ本体
に一体形成され、内筒部の内周面に嵌合する突出部を有
する。この場合には、ソケットカバーの蓋部に設けられ
た内筒部を突出部で係止するように構成したので、蓋係
止部を簡素な構成で実現できる。
【0017】発明8に係る電動リール用電源コードは、
発明5から7のいずれかに記載のコードにおいて、ソケ
ットは、リール本体に埋め込み固定されており、ソケッ
トカバーの係止部は、ソケットに係止されている。この
場合には、ソケットカバーの係止部がリール本体に埋め
込まれたソケットを介してリール本体に係止されている
ので、ソケットカバーをリール本体の別の場所に係止す
る構成に比べて係止構造が簡素である。
【0018】
【発明の実施の形態】図1において、本発明の一実施形
態による電源コードが接続される電動リールは、釣竿R
に装着されるリール本体1と、リール本体1の側方に配
置されたスプール回転用のハンドル2と、ハンドル2の
リール本体1側に配置されたドラグ調整用のスタードラ
グ3とを主に備えている。
【0019】リール本体1は、間隔を隔てて配置された
側板6a、6bと、側板6a、6bの外方をそれぞれ覆
う側カバー7a、7bと、側板6a、6b間の前方を覆
う前カバー8とを有している。側板6a、6bはリール
本体1の後方に形成されたサムレスト9により連結され
ている。ハンドル2側の側カバー7bにはクラッチ操作
レバー19が揺動自在に設けられている。また、サムレ
スト9の下方には、外部電源25から電力を供給するた
めの電源コード30が連結可能である。電源コード30
は、サムレスト9の下方に配置されたホルダー部26に
設けられたソケット11に電気的に接続可能である。
【0020】リール本体1の内部には、ハンドル2に連
結されたスプール10が回転自在に支持されている。ス
プール10の内部には、スプール10を釣り糸巻き上げ
方向に回転駆動する直流駆動のモータ12が配置されて
いる。また、リール本体1の内部には、ハンドル2の回
転を増速するとともにスプール10に伝達する回転伝達
機構やモータ12の回転を減速する遊星歯車機構やスプ
ール10に釣り糸を均一に巻き取るためのレベルワイン
ド機構等が設けられている。
【0021】リール本体1の上部には、内部に空間を有
するカウンタケース14が固定されている。カウンタケ
ース14は、液晶ディスプレイからなる表示部15と、
カウンタケース14の上面において表示部15の周囲に
配置された複数のスイッチからなるスイッチ操作部16
と、表示部15やモータ12を制御するための制御部1
8(図2参照)と、モータ駆動部22(図2参照)とを
有している。
【0022】カウンタケース14の上面において表示部
15に対向する位置には、表示部15を視認するための
矩形の表示窓20が形成されている。この表示窓20や
スイッチ操作部16の周囲には、その機能等を示すため
の文字(図1にX印で図示)が書かれている。モータ駆
動部22は、図2に示すように、カウンタケース14の
下部に配置されている。カウンタケース14の下面には
開口が形成されており、その開口はアルミニウム製の冷
却部材23により封止されている。この冷却部材23に
モータ駆動部22のPWM駆動用のFET24が装着さ
れている。
【0023】表示部15では、水深の表示、棚及び底設
定値の表示及び表示モードの表示を含む複数の表示が可
能である。ここで表示モードとは、水深を水面からの深
さで表示する「上からモード」と、底からの深さで表示
する「底からモード」との2つのモードである。スイッ
チ操作部16は、表示窓20の図1右側に上下に並べて
配置された速度調整スイッチSK及びモータスイッチP
Wと、表示窓20の図1左側に上下に並べて配置された
さそいスイッチIB、棚メモスイッチTB及び底メモス
イッチSBとを有している。
【0024】速度調整スイッチSKは、上下2つのスイ
ッチからなるシーソー形のものである。速度調整スイッ
チSKの前方部を押すとスプール10の巻き上げ速度が
増加し、後方部を押すと巻き上げ速度が減少する。そし
て速度調整スイッチSKの操作をやめると調整された速
度を維持する。モータスイッチPWは、それを押し続け
る時間に応じてモータ12を低速から高速に徐々に増速
する。そして、モータスイッチPWを離すと、そのとき
の速度を維持する。
【0025】さそいスイッチIBは、仕掛けを棚近傍で
さそい上げるさそいモードやその動作パターンを学習す
るさそい学習を行う際や、それらを解除するために使用
されるスイッチである。棚メモスイッチTBは棚位置を
設定する際に使用され、底メモスイッチSBは底位置を
設定する際に使用される。ソケット11は、図1〜図3
に示すように、サムレスト9の下方中央に設けられたホ
ルダー部26内部に配置されている。また、ソケット1
1はサムレスト9の後方に突出して配置されており、ソ
ケット11の軸芯9aが釣竿Rと略平行に配置され得
る。
【0026】ソケット11は、外周に雄ネジが形成され
た筒状のソケット本体27と、ソケット本体27の内部
に絶縁して装着された2本の端子ピン28a、28b
(端子ピン28aのみ図示)とを有している。ソケット
本体27の内周部には隔壁27aが形成されており、内
部の空間は隔壁27aにより2つの空間に区画されてい
る。ソケット本体27の外周の軸方向中央部には他の部
分より大径の六角形状の鍔部27bが形成されている。
ソケット本体27は、鍔部27bを外側に配置してホル
ダー部26に形成された貫通孔26aに挿入し、ホルダ
ー部26の内側からナット29で締め込むことでホルダ
ー部26に装着されている。なお、鍔部27bとホルダ
ー部26の表面との間には防水用のシールリング35が
装着されている。また、ソケット本体27の外側の開口
にはソケットカバー36が着脱自在に装着可能である。
【0027】2本の端子ピン28a、28bは、ソケッ
ト本体27の内部に軸方向に沿いかつ径方向に間隔を隔
てて配置されている。この端子ピン28a、28bの先
端は隔壁27aを貫通して外方に突出している。この端
子ピン28a、28bの内側の端部にはリード線37
a、37bがたとえば半田付けされている。なお、ソケ
ット本体27の内側部は、絶縁樹脂が充填されて封止処
理及び絶縁処理が施されている。
【0028】サムレスト9には中央部下部及び左側側部
に孔部9cが形成されている。リード線37a、37b
は、半田付けされた端部から上方に導かれ、孔部9cを
挿通して側板6aと側カバー7aとの間に引き出され
る。そしてリード線37a、37bはカウンタケース1
4内部のモータ駆動部22に接続されている。ソケット
カバー36は、可撓性を有する合成樹脂製であり、ソケ
ット11を水密に封止可能に先端に形成された蓋部36
aと、蓋部と間隔を隔てた基端にソケット11に係止可
能に形成されたリング状の係止部36bと、蓋部36a
と係止部36bとを連結する連結部36cと有してい
る。蓋部36aは、ソケット11の開口端側からソケッ
ト本体27の外周面に装着される有底筒状の蓋部本体3
8aと、蓋部本体38aの底部に立設され端子ピン28
a,28bの外周側に装着される内筒部38bとを有し
ている。係止部36bは、ソケット本体27の鍔部27
bの開口側に装着可能なリング形状である。連結部36
cは、蓋部36aと係止部36bとを連結するように細
長い板状に形成されている。
【0029】ソケット11には、たとえば蓄電池等の外
部電源25をリールに接続するための電源コード30が
連結可能である。電源コード30は、ソケット11に着
脱可能に装着されかつソケット11と電気的に接続され
るコネクタ部31と、コネクタ部に電気的に接続された
コード部32と、蓋部を係止可能にコネクタ部31に設
けられた蓋係止部33とを有している。
【0030】コネクタ部31は、ソケット11に装着さ
れてソケット11と電気的に接続される。コネクタ部3
1は、先拡がりの略円錐台形状の絶縁体製のコネクタ本
体31aと、コネクタ本体31aの外周側に回転自在か
つ軸方向移動不能に装着され、ソケット本体27の雄ネ
ジ部に螺合する雌ねじ部を有する筒状金属製の回転リン
グ31bとを有している。コネクタ本体31aは、ソケ
ット本体27の内周側に回転不能に装着され、かつ端子
ピン28a,28bに電気的に接続可能でコード部32
が電気的に接続されている。コネクタ本体31aの先端
部には、端子ピン28a、28bが挿入可能な2つの端
子片34a、34b(端子片34aのみ図示)が装着さ
れている。端子片34a、34bの基端はコード部32
に半田付けされている。回転リング31bは、ソケット
本体27に螺合可能であり、この回転リング31bをソ
ケット本体27に螺合させることで、端子片34a,3
4bが端子ピン28a、28bとそれぞれ電気的に接続
し、外部電源25の電力がリールに供給可能になる。
【0031】コード部32は、たとえば2芯のキャプタ
イヤコードであり、一端が外部電源25に接続可能であ
る。コード部32の他端は、コネクタ部31の内部に挿
入され、コネクタ部31の端子片34a,34bに電気
的に接続されている。蓋係止部33は、コネクタ本体3
1aの外周部に径方向に突出して形成されている。蓋係
止部33は、ソケットカバー36の蓋部36aの内筒部
38bの内周面を係止可能に棒状に突出して形成されて
おり、その先端部に内筒部38bの内周面より僅かに大
径の突起部33aが形成されている。これにより蓋部3
6aを蓋係止部33にはめ込んだときに、蓋部36aが
弾性により僅かに拡がって蓋係止部33から抜けにくく
なる。
【0032】制御部18は、図4に示すように、カウン
タケース14内に配置されたCPU、RAM、ROM、
I/Oインターフェイス等を含むマイクロコンピュータ
を備えており、制御プログラムに沿って表示制御やモー
タ制御等の各種の制御動作を実行する。制御部18に
は、スプール10の回転方向及び回転速度を検出するた
めの1対のリードスイッチからなるスプールセンサ40
と、スイッチ操作部16とが接続されている。また、制
御部18には、警報用のブザー41と、表示部15と、
モータ駆動部22と、クラッチオンオフ用のソレノイド
42と、海底や棚位置等の各種のデータを記憶するたと
えばEEPROMからなる記憶部43と、他の入出力部
とが接続されている。また、制御部18とモータ駆動部
22とはソケット11にリード線37a、37bを介し
て接続されている。
【0033】次に電動リールの操作及び動作について説
明する。まず釣りを行う前に、図1及び図2に示すよう
に、電動リールを釣り竿Rに装着した後、図3(a)に
示すようにソケットカバー36をソケット11から外
す。そして、外部電源25に接続された電源コード30
をソケット11に装着する。具体的には、電源コード3
0のコネクタ部31のコネクタ本体31aをサムレスト
9下方のソケット11のソケット本体27に差し込み、
回転リング31bをソケット本体27にねじ込む。これ
により、端子片34a、34bが端子ピン28a、28
bと電気的に接触して外部電源25の電力が制御部18
及びモータ駆動部22に供給され、モータ12を駆動可
能になる。最後に、図3(b)に示すように、ソケット
カバー36の蓋部36aをコネクタ本体31aに設けら
れた蓋係止部33にはめ込み、ソケットカバー36を電
源コード30に係止する。これにより、釣りを行ってい
るときに、ソケットカバー36が揺れ動くことがなくな
る。
【0034】釣り糸をスプール10から繰り出すときに
は、たとえば左手でリールを握り、右手でクラッチ操作
レバー19を操作し、スプール10を自由回転状態にす
る。すると、仕掛けの自重によりスプール10が糸繰り
出し方向に回転し、釣り糸がスプール10から繰り出さ
れる。このとき、リールをサミングして左手の親指でス
プール10の糸繰り出し速度を調整する。このようなサ
ミングを行うときに、ソケット11がサムレスト9の下
方に設けられているので、電源コード30が手の邪魔に
ならず、サミングを行いやすい。しかも、ソケット11
がサムレスト9下方の空間に設けられているので、ソケ
ット11によってリール本体1の大きさが制限されるこ
とはなく、リール本体1の小型化を図ることができる。
【0035】そして、仕掛けが予め指定された棚位置に
到達すると、クラッチ操作レバー19の操作によりスプ
ール10をハンドル2及びモータ12に連結する。する
と、スプール10の繰り出しが停止する。また、棚メモ
スイッチTBを押して棚位置を設定する。この棚位置を
設定すると、以降の糸繰り出し時に棚位置でソレノイド
42によりクラッチが自動的にオンし、釣り糸の繰り出
しが停止する。
【0036】この状態で仕掛けに魚がかかると、左手で
パーミングによりリールを掴み、右手でモータスイッチ
PWを押す。すると、制御部18からモータ駆動部22
にモータオン信号が送信され、モータ12が糸巻取方向
に回転する。この結果、スプール10が糸巻取方向に回
転し、釣り糸がスプール10に巻き取られる。このと
き、表示部15の水深表示が糸巻取量に応じて徐々に減
少する。このようなパーミングによりリールを掴むと
き、ソケット11がサムレスト9下方にあるので、電源
コード30がパーミングを行う手の邪魔にならず、パー
ミングを行いやすい。
【0037】釣りを終わってリールをしまうときには、
ソケットカバー36を蓋係止部33から外し、回転リン
グ31bを装着時と逆方向に回転させてソケット11か
らコネクタ部31を外して電源コード30をリール本体
1から外す。そして、ソケットカバー36をソケット1
1に装着してソケット11をカバーし、リールを釣り竿
Rから取り外す。
【0038】このような電動リールでは、電源コード3
0をソケット11に装着したとき、ソケットカバー36
の蓋部36aを蓋係止部33に係止できるので、ソケッ
トカバー36をソケット11から外してもソケットカバ
ー36が揺れ動きにくくなる。しかも、電源コード30
にソケットカバー36を係止した状態で、蓋部36aの
内側面がコネクタ本体31a側に向いているので、蓋部
36aの内側面が海水などによって濡れにくくなる。こ
のため、ソケットカバー36をソケット11に装着した
際に、ソケット11に海水などが付着しにくくなる。
【0039】〔他の実施形態〕 (a)前記実施形態では、ソケットカバー36の蓋部3
6aを電源コード30に係止したが、図5に示すよう
に、リール本体1に係止してもよい。図5において、蓋
係止部33は、サムレスト9に設けられたホルダー部2
6の下部に形成されている。蓋係止部33をこのように
サムレスト9の下部に設けると、蓋係止部33もパーミ
ングを行う手の邪魔にならず、パーミングをより行いや
すい (b)前記実施形態では、ソケット11をリール本体1
の後部に設けたが、図6に示すようにリール本体1の側
部に設けてもよい。図6において、ソケット11は、リ
ール本体1の側カバー7aの前部側に斜め後方に向けて
配置されている。側カバー7aの前部には、ソケット1
1を装着するための膨出部7cが斜めに後方に突出して
形成されている。膨出部7cの外周面には、外方に突出
する棒状の蓋係止部33が形成されている。
【0040】ソケットカバー36は、前記実施形態と同
様の蓋部36aと、係止部36bと、連結部36cとを
有している。この蓋部36aの蓋部本体38aの外周面
には、蓋係止部33の先端に係止される係止穴38cが
形成されている。この実施形態では、内筒部38bでは
なく係止穴38cが蓋係止部33に係止される。また、
この実施形態では、ソケットカバー36は、ソケット1
1ではなく蓋係止部33に係止部36bが係止されてい
る。すなわち、係止部36bは、蓋係止部33の根元部
に係止されるようにリング状に形成されている。したが
って、ソケットカバー36を蓋係止部33に係止した状
態では、図5に二点鎖線で示すように、蓋部36aの内
側面が外側に向いた状態で配置される。このような実施
形態でも、前記同様な効果が得られる。また、この実施
形態では、電源コード30に特別な構造を設けることな
く電動リール単体でソケットカバー36の蓋部36aを
係止できる。なお、蓋係止部33と別にソケットカバー
36の係止部36bを設け、蓋部36aの内側面が側カ
バー7a側に向くようにしてもよい。また、前記実施形
態のようにソケット11に係止部36bを係止してもよ
い。
【0041】(c)前記実施形態では、蓋係止部33に
よるソケットカバー36の係止構造を棒状の突出した蓋
係止部で係止するといった凹凸嵌合による係止構造とし
たが、蓋係止部によるソケットカバーの係止構造は凹凸
嵌合による係止構造に限定されない。たとえば、面ファ
スナーのようなものをソケットカバー36と電源コード
30又はリール本体1とに設けて、ソケットカバー36
を係止するような構造にしてもよい。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、ソケットカバーの蓋部
がリール本体又は電源コードに設けられた蓋係止部に係
止可能であるので、ソケットカバーをソケットから外し
てもソケットカバーが揺れ動きにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による電源コードが装着さ
れる電動リールの平面図。
【図2】その電動リールの一部破断側面図。
【図3】その電動リール及び電源コードの接続部分を示
す一部断面拡大図。
【図4】その電動リールの制御部を示すブロック図。
【図5】他の実施形態の図2に相当する図。
【図6】他の実施形態の図1に相当する図。
【符号の説明】
1 リール本体 6a,6b 側板 9 サムレスト(連結部材) 7a 側カバー 10 スプール 11 ソケット 12 モータ 25 外部電源 27 ソケット本体 28a,28b 端子ピン 30 電源コード 31 コネクタ部 31a コネクタ本体 31b 回転リング 32 コード部 33 蓋係止部 36 ソケットカバー 36a 蓋部 36b 係止部 36c 連結部 38a 蓋部本体 38b 内筒部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源コードを介して外部電源からの電力が
    供給される電動リールであって、 釣り竿に装着可能なリール本体と、 前記リール本体に回転自在に装着されたスプールと、 前記スプールを回転駆動するモータと、 前記リール本体に装着され、前記モータに電力を供給す
    るために前記電源コードが着脱自在に装着されるソケッ
    トと、 前記ソケットを水密に封止可能に先端に形成された蓋
    部、前記蓋部と間隔を隔てた基端に前記リール本体に係
    止可能に形成された係止部、及び前記蓋部と前記係止部
    とを連結する可撓性を有する連結部を有するソケットカ
    バーと、 前記蓋部を係止可能に前記リール本体に設けられた蓋係
    止部と、を備えた電動リール。
  2. 【請求項2】前記リール本体は、対向して配置された左
    右1対の側板と、前記両側板を少なくとも後部で連結す
    る複数の連結部材とを有し、 前記ソケットは、前記後部の連結部材に装着され、 前記蓋係止部は、前記連結部材の前記釣り竿に対向する
    部分に設けられている、請求項1に記載の電動リール。
  3. 【請求項3】前記リール本体は、対向して配置された左
    右1対の側板を含むフレームと、前記1対の側板の両側
    方を覆う1対の側カバーとを有し、 前記ソケットは、前記1対の側カバーの一方に装着さ
    れ、 前記蓋係止部は、前記ソケットが装着された側カバーに
    設けられている、請求項1に記載の電動リール。
  4. 【請求項4】前記ソケットは、前記リール本体に埋め込
    み固定されており、 前記ソケットカバーの係止部は、前記ソケットに係止さ
    れている、請求項1から3のいずれかに記載の電動リー
    ル。
  5. 【請求項5】電力供給用のソケットと、前記ソケットを
    水密に封止可能な蓋部が先端に形成され基端がリール本
    体に係止されたソケットカバーとが設けられた電動リー
    ルに外部電源の電力を供給するための電動リール用電源
    コードであって、 前記ソケットに着脱可能に装着されかつ前記ソケットと
    電気的に接続されるコネクタ部と、 前記蓋部を係止可能に前記コネクタ部に設けられた蓋係
    止部と、 前記コネクタ部に電気的に接続されたコード部と、を備
    えた電動リール用電源コード。
  6. 【請求項6】前記ソケットは、外周面に雄ネジ部が形成
    された有底筒状のソケット本体と、前記ソケット本体の
    内周側で底部に間隔を隔てて立設された1対の棒状端子
    とを有し、 前記コネクタ部は、前記ソケット本体の内周側に回転不
    能に装着され、かつ前記棒状端子に電気的に接続可能で
    前記コード部が電気的に接続されたコネクタ本体と、前
    記コネクタ本体の外周側に回転自在かつ軸方向移動不能
    に装着され、前記雄ネジ部に螺合する雌ねじ部を有する
    筒状の回転リングとを有し、 前記蓋係止部は、前記コネクタ本体に設けられている、
    請求項5に記載の電動リール用電源コード。
  7. 【請求項7】前記ソケットカバーの蓋部は、前記雄ネジ
    部の外周面に装着される有底筒状の蓋部本体と、蓋部本
    体の底部に立設され前記棒状端子の外周側に装着される
    内筒部とを有し、 前記蓋係止部は、前記コネクタ本体に一体形成され、内
    筒部の内周面に嵌合する突出部を有する、請求項6に記
    載の電動リール用電源コード。
  8. 【請求項8】前記ソケットは、前記リール本体に埋め込
    み固定されており、 前記ソケットカバーの係止部は、前記ソケットに係止さ
    れている、請求項5から7のいずれかに記載の電動リー
    ル用電源コード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018050587A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 株式会社シマノ 両軸受リールのスプール、及び両軸受リール

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