JP2001195930A - ワイヤーハーネスの組み立てラインと作業台車 - Google Patents

ワイヤーハーネスの組み立てラインと作業台車

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JP2001195930A
JP2001195930A JP2000002447A JP2000002447A JP2001195930A JP 2001195930 A JP2001195930 A JP 2001195930A JP 2000002447 A JP2000002447 A JP 2000002447A JP 2000002447 A JP2000002447 A JP 2000002447A JP 2001195930 A JP2001195930 A JP 2001195930A
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line
sensor
cart
wire harness
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Toshiaki Suzuki
俊秋 鈴木
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AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing conductors or cables
    • H01B13/012Apparatus or processes specially adapted for manufacturing conductors or cables for manufacturing wire harnesses
    • H01B13/01218Apparatus or processes specially adapted for manufacturing conductors or cables for manufacturing wire harnesses the wires being disposed by hand
    • H01B13/01227Apparatus or processes specially adapted for manufacturing conductors or cables for manufacturing wire harnesses the wires being disposed by hand using a layout board

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産形態の変更が柔軟に、容易に、安価に行
える組み立てラインにする。 【解決手段】 各台車1を互いに縁切りしてモータMで
自動走行させるとともに、各台車1にセンサ(光学認識
装置)5を設け、センサ5の認識対象たる光学認識テー
プTを床面11の所定の搬送路に沿って装着して台車1
を誘導する。台車1の増減が必要となって搬送路を変更
する場合には、光学認識テープTを貼り替えるだけで行
えるので、経路がいかようにも、かつ、簡単に変更でき
て、隣接する台車1間に無駄な空間を発生させることな
く、どのような台数の台車1の増減も可能となる。台車
1の入れ換えについても、各台車1はいかなる機械的拘
束も受けていないので、無端チェーン駆動のラインの場
合のような、チェーンに対する台車1の取り付け取り外
しの手間や時間を必要としない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワイヤーハーネ
スの組み立てラインに関する。
【0002】
【従来の技術】上記ワイヤーハーネスの組み立てライン
では、各工程毎の作業図板を一つの台車に搭載して、そ
れらを工程順に搬送させて作業者の位置まで移動させて
ゆき、作業者が順次図板上で作業を行って製品を完成さ
せてゆく。この台車を搬送するライン形態の一従来例と
して図11に示すような無端チェーンで駆動するものが
ある。
【0003】このものは、図に示すように、台車21の
搬送路として、直線の往路23と復路24を平行に配設
して、その両側をターン部25、26で繋いだ閉路と
し、その閉路に沿って無端の駆動チェーン22を敷設
し、そのチェーン22に前記各台車26を工程順に連結
し、チェーン22をモータMcで駆動して一方向に移動
させて行くものである。図中、各台車21の後方に記号
で示したのが作業員mであり、各作業員mの位置に台車
21が到着すると、作業員mはその台車21の作業図板
の上で部品の組み付け作業を行う。
【0004】なお、両ターン部25、26は台車21が
方向転換するだけの場所であり、この位置では作業は行
われない。一方のターン部26の往路側には前工程の仕
上がり品の搬入口27が設けられており、復路側にはこ
のラインでの完成品の搬出口28が設けられている。
【0005】このような組み立てラインにおいて、分業
した流れ作業が行われ、ワイヤーハーネスが効率良く製
造されて行く。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような形態の従来の組み立てラインには、以下のような
問題がある。 (1)ラインにおける製作対象の生産形態(生産量や生
産機種)を変えようとした場合、前記台車21の増設や
間引きを必要とするが、上記のようなラインの形態では
台車21の搬送路に沿ってチェーン22が固定されてい
るので、台車21を増減しようとすれば、チェーン22
の交換や切断を行って搬送機構を大改造しなければなら
ないが、その作業は非常に大がかりで、ラインを長時間
停止させなければならない。
【0007】増設がすぐに可能なように搬送路を大きく
して余裕を持たせておけばよいが、そうすると、増設が
あるまでは、台車間のピッチが大きくなって搬送効率が
低下し、従って、生産効率が低下する。
【0008】その様な状態から台車21を間引くような
ことにでもなれば、台車間のピッチがさらに大きくなっ
てラインの生産効率がさらに低下する。
【0009】また、敷地の利用効率の点からも非常にロ
スの大きいものとなる。 (2)製作対象の生産量の変更がなく、従って、台車2
1の増減もないが、製作対象の機種の変更があって、台
車21を交換するだけの場合でも、チェーン22に対す
る取り付け取り外しに手間と時間がかかるので、ライン
が大幅に停滞する。 (3)チェーン22の欠損やその駆動モータMcに故障
が生じた場合、その修復に手間と時間がかかり、その修
理費用も一般に高価である。
【0010】そこで、この発明の課題は、そのような従
来のワイヤーハーネスの組み立てラインの不具合を解消
して、生産量ならびに機種等の生産形態の変更の必要が
生じた際に、ライン構成の変更がいかようにも行え、か
つ、それが手間なく安価に行えて、ラインの搬送効率の
低下、従って、生産効率の低下を来すことのないような
形態の組み立てラインにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、上記各台車を互いに縁切りさせてモー
タで駆動して自動走行させるとともに、各台車を床上の
所定の経路に沿って走行させるために、各台車にセンサ
を設け、前記床面の前記所定の経路に沿って前記センサ
の認識対象を装着した構成としたのである。
【0012】そのようにしたので、ラインを変更する場
合には、前記センサの認識対象を取り替えて台車の搬送
路を変更するだけで行え、そのセンサの認識対象は、一
般に、台車が走行する床面に装着する光学認識テープや
磁気認識テープ等であって、取り付け取り外しの容易な
ものであり、それらを貼り替えるだけで搬送路が簡単に
いかようにも変更できるので、どのような台数の台車の
増減に対しても、隣接する台車間に無駄な空間をもたら
すことのない最適の経路に定め直して、搬送効率(従っ
て、生産効率)を最大のものに設定することができる。
また、安価である。
【0013】そして、その台車として、その底面に、中
心線が台車の進行方向に平行となった矩形を定め、底辺
と高さが等しい二等辺三角形を、その対称軸を前記矩形
の中心線上に重ねて、かつ、その底辺が前記矩形の中心
線の中点を通るように定め、その二等辺三角形の頂点の
位置にステアリング機能を有する駆動輪と、底辺の両端
の位置に、回転面が台車の進行方向に平行な方向に固定
された従動輪を配置する構成とするのが好ましく、その
ようにすれば、後出の図6とその比較例の図8乃至図1
0に示すように、ラインのターン部での台車の方向転換
が最も効率良く小回りで行われてターン部での占有空間
が小さくなるので、ライン全体の大きさの縮小に繋げる
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るワイヤーハ
ーネスの組み立てラインの実施形態について説明する。
図1は実施形態の作業台車1を示し、台車部2は全体が
角パイプで直方体に形成されたもので、底面に車輪3を
備え、上面に作業図板(組み立て図板)4が搭載されて
いる。
【0015】車輪3は後にも詳述するように、台車1の
矩形底面の四隅に設けられた四つの補助輪3cと、中央
部に設けられた一つの駆動輪3mと二つの従動輪3sと
から成る。駆動輪3mは台車1の底面に垂下されたモー
タMで駆動され、ステアリング機能を有するものであ
り、従動輪3sはその回転面が台車1の進行方向(台車
1の長手方向)に平行に固定されたものである。前記補
助輪3cは単に台車1を安定に支えるだけのものであ
り、その回転面が垂直軸の周りに360°旋回自由とな
っている。
【0016】また、前記作業図板4の表面には組み立て
途中のワイヤーハーネスWが装填されている。
【0017】上記のような自力駆動の台車1とそれが走
行する床11の間には台車1を所定の搬送路に沿って移
動させるためのセンサ誘導システムが構築されている。
そのセンサ誘導システムとして、台車1の底部にセンサ
(光学認識装置)5が搭載されており、床11には、そ
の表面に前記センサ5の認識対象となる光学認識テープ
Tが所定の搬送路に沿って貼り付けられている。台車1
はこのセンサ5が光学認識テープTを認識することによ
って搬送路から外れることなく移動する。
【0018】このように、この台車1はモータMで駆動
される駆動輪3mと前記センサ誘導システムにより所定
の経路に沿って自動走行可能となった自走式搬送台車で
ある。
【0019】図2乃至図4はその搬送路12と、それに
沿って台車1が移動するワイヤーハーネスの組み立てラ
インを模式的に示したものであり、図に示すように、前
記従来例の無端チェーンの場合と同様、直線の往路13
と復路14が平行に配設され、その両端が曲線のターン
部15、16で連結された閉路である。この閉路の搬送
路12に沿って前記光学認識テープTが貼られている。
【0020】搬送路12の図の右側のターン部16の上
下の白抜きの矢印17、18はこのラインに対する製品
の出入りを示すものであり、下側の矢印17がこのライ
ンの前工程での仕上がり品の搬入を示し、上側の矢印1
8がこのラインでの仕上がり品の次工程への搬出を示し
ている。
【0021】この自走式搬送台車1が移動する組み立て
ラインでは、前出の図11に示した従来の無端チェーン
22を固定して搬送路を形成したラインと違って、床面
11の光学認識テープTを貼り変えれば、搬送路12は
いかようにも変更でき、しかも、その作業は手間なもの
でもなく、テープTも安価なものであるので、生産形態
(生産量と機種の割合)の変更が必要となって台車1を
増減させる場合には、即座に、容易に対応できる。図3
と図4はそのような変更の柔軟性を有したこの実施形態
の組み立てラインにおいて、図2を基本の生産形態のラ
インとして構築し直したものである。
【0022】図2に示したラインでは(1) から(20)の符
号を付した20台の作業台車1が搬送路12の上に配列
されており、これらでA、B、Cの3種の機種を分担製
作し、ライン内での各機種の製造比率は、50%、25
%、25%となっている。すなわち、Aの機種を製作す
る台車1が10台、Bの機種を製作する台車1が5台、
Cの機種を製作する台車1が5台となっている。
【0023】なお、図の状態で符号(10)、(20)が付され
た左右のターン部15、16の台車1は旋回するだけで
作業は行われないので、作業者mは台車1の搬送路12
の両直線部13、14に沿って配置される18名であ
る。作業者mは図の煩雑さを防ぐため、符号(5) 、(15)
の台車1の後方にのみ略号で示しているが、実際には、
前記した符号(10)、(20)が付された台車1以外の全ての
台車1の位置に配置されている。
【0024】これに対して、図3のものは、前記図2の
基本形態のものと製作機種の種類は変わらず、A、B、
Cの3種のものを製作し、その比率もそれぞれ50%、
25%、25%と同じであるが、全体の生産量が80%
に減少し、台車1の数が基本形態のものより4台間引か
れて16台となっている。Aの機種を製作する台車1は
8台、Bの機種を製作する台車1は4台、Cの機種を製
作する台車1は4台となっている。また、作業者も14
名に減っている。
【0025】この場合のラインの変更では、台車1が4
台間引かれて16台となるが、搬送路12が簡単に縮小
できるので、16台の台車の隣接するもの同士が無駄な
間隔を有することなく配列できて、搬送効率が100%
維持されるので、生産効率が低下することがない。
【0026】同様に、図4に示したものは、基本形態の
ものに対して、生産量はそのままで台車1の数に変化は
ない(20台、作業者も18人である)が、機種がA、
B、Cの3種にDが加わって4種類となり、それぞれの
生産比率も50%、25%、15%、10%に変化して
Aの機種の台車1が10台、Bの機種の台車1が5台、
Cの機種の台車1が3台、Dの機種の台車1が2台とな
っている。
【0027】この場合のラインの変更は台車1を取り替
えて行うが、台車1は互いに縁切りされており、前記セ
ンサ誘導システムによって走行時に搬送路12に沿って
走行するように誘導されるだけであって、無端チェーン
のラインの場合のように、チェーンに連結されていると
いった機械的な拘束は一切受けていないので、取り替え
の際にも、チェーンに対する取り付け取り外しの手間が
かからず、その分、時間のロスを防ぐことができる。
【0028】このように、この実施形態によれば、台車
1の搬送路12の形状がいかようにも簡単に変更でき
て、搬送効率の低下を来すことなく、台車1を交換する
場合にも、交換のための時間的ロスを来すことなく台車
1の増減が行える組み立てラインを構築することができ
る。
【0029】また、従来のチェーン駆動の場合には、故
障が起こった際、例えば、チェーンが切れたり駆動モー
タが故障したりした場合には、修理に多くの時間と手間
がかかるが、この実施形態のようなセンサ誘導システム
の場合は、センサそのものの故障も少なく、大きな故障
といっても、それは認識対象のテープTが汚れたり欠損
したりする程度であって、その修理は、それらのテープ
Tを貼り替えるだけで済み、その手間や時間は小さなも
のである。また、安価である。
【0030】なお、この実施形態でのセンサ誘導システ
ムはセンサを光学認識仕様のものとし、その認識対象を
光学認識テープとしたが、他にセンサを磁気感知仕様の
ものとし、その認識対象を磁気認識テープとするものも
ある。
【0031】ところで、この実施形態の組み立てライン
は以上のような利点を備え、従来例の無端チェーンのラ
インの問題点を解消したものであるが、この実施形態で
は更に、台車1の車輪3の配置に工夫を凝らして、ライ
ンの占有面積の縮小を図っている。すなわち、駆動輪3
m、従動輪3s、補助輪3cの3種類の車輪3の内、駆
動輪3mと従動輪3sの配置をある形に特定して搬送路
12のターン部15、16での旋回時の軌跡を小さくし
ようとするものである。なお、補助輪3cは前記したよ
うに、単に台車1を安定に支えるだけのものである。
【0032】図5は、この実施形態の台車1(台車部
2)の底面に設けられた車輪3の配置を模式的に示した
ものである。また、図6(a)は、図5の内の駆動輪3
m、従動輪3sのみを抜き出して描いた簡略図である。
その車輪配置の台車1を前記搬送路12の右のターン部
16で旋回させた場合の軌跡を図6(b)に示す。ライ
ンは対称形状であるので、左のターン部15の場合も同
様である。
【0033】また、従来例の無端チェーン駆動の組み立
てラインのターン部において、底面が同じ外形の台車1
を旋回させた場合の軌跡を図7に示す。
【0034】さらに、これらの比較例として、図8乃至
図10に他の形態の車輪配置の台車1を同じ搬送路12
のターン部16(ターン部15も同様)で旋回させた場
合の軌跡を、その車輪配置(各図の(a))とともに示
す。
【0035】台車1の外形寸法と、その四隅に補助輪3
cが設けられている構成は全ての台車1に共通であるの
で、車輪配置の図(各図の(a))では駆動輪3m、従
動輪3sのみを示している。以下、この実施形態とその
比較例の台車1の旋回の違いについて説明する。
【0036】先ず、この実施形態の台車1は、図5に示
すように、その長辺aは2800mm、短辺bは800
mmである。これは図8乃至図10に示した比較例のも
のと共通である。その長方形の長辺aに平行な中心線L
上の、その中心線の中点oから図の左に600mm離れ
た位置にステアリング機能を有した駆動輪3mを設けて
いる。
【0037】また、その中心線Lの中点oを通って、中
心線Lに直交する線上の、前記中心線Lに対称な位置に
600mmの間隔をおいて二つの従動輪3sを設けてい
る。この従動輪3sの回転面は台車1の長手方向に平行
に固定されている。
【0038】この図5(および図6(a))に示した車
輪配置の台車1のターン部16における旋回の軌跡は、
図6(b)に示すように、搬送路12の中心線に対して
対称で、往路側13に対しても復路側14に対しても等
しい張り出し形状を成しており、図7に示した従来の無
端チェーンの駆動による場合と同じようになっている。
【0039】他方、図8に示したものは、その車輪配置
を(a)のようにしており、これは、駆動輪3mを台車
1の底面の中心oに配置し、中心線L上、前記中心oか
ら図の右に1000mm離れた位置で中心線Lに交差す
る線上に、中心線Lに対称に600mmの間隔を持って
二つの従動輪3sを配置している。
【0040】それによる台車1のターン部16での旋回
の軌跡は(b)のようになるが、この図8および図9、
図10の(b)には、前記図6(b)と比較するため、
図6(b)の台車1の軌跡の外形を一点鎖線で示し、台
車1が直線部の復路14からターン部16に移行する位
置S6 とターン部16から直線部の往路13に移行する
位置T6 を併せて示している。
【0041】図から理解されるように、図6の台車1の
軌跡を示す一点鎖線の円と比較すると、この図8の台車
1の軌跡はその円からはみ出していて余分な空間を費や
している。
【0042】また、台車1が直線部の復路14からター
ン部16に移行するタイミングは、その移行の位置S8
が図6の場合の位置S6 より搬送路12の下流側にあっ
て遅く、ターン部16から直線部の往路13に移行する
場合も、その位置T8 が図6の場合の位置T6 より搬送
路12の下流側にあって移行のタイミングが遅い。この
ことは、作業を行う直線部と台車1の旋回部の間に全く
無駄な空間が存在していることを示している。こうし
て、前記旋回の軌跡の面積が大きいことと併せて、図8
の車輪配置の台車1では、図6に比べて、より大きな空
間を必要とすることが判る。
【0043】同様に、図9に示したものは、その車輪配
置を(a)のようにしており、これは、底面の中心oで
中心線Lに直交する線上に中心線Lに対称に600mm
の間隔を持って二つの従動輪3sを配置し、中心線L
上、中心oから図の左に1000mm離れた位置に駆動
輪3mを配置している。それによる台車1のターン部1
6での旋回の軌跡は(b)のようになる。
【0044】この場合は、一点鎖線で示した図6の台車
1の軌跡と比べると、その円より内側にあって、この点
では占有空間は縮小されており、台車1が復路14から
ターン部16に移行するタイミングも、その位置S9
図6の場合(位置S6 )より搬送路12の上流側にあっ
て早く、このことは図6の場合より優れているが、ター
ン部16から直線部の往路13に移行するタイミング
は、その位置T9 が図6の場合の位置T6 より搬送路1
2の下流側にあって遅く、このタイミングの遅さは先程
の有利な結果を相殺し、なおかつ、無駄が残る程に大き
いものであるので、最終的にはやはり図6のものと比べ
て、余分な空間を費やしていることになる。
【0045】また、図10に示したものは、その車輪配
置を(a)のようにしており、これは、中心線L上、中
心oから図の左に600mm離れた位置に駆動輪3mを
配置し、中心oから図の左に600mm離れた位置で中
心線Lに直交する線上に中心線Lに対称に600mmの
間隔を持って二つの従動輪3sを配置している。それに
よる台車1のターン部16での旋回の軌跡は(b)のよ
うになる。
【0046】この場合も、一点鎖線で示した図6の台車
1の旋回の軌跡と比べると、その円より内側にあり、こ
の点では、占有空間の縮小になっており、台車1が復路
14からターン部16に移行する位置S10も図6の場合
の位置S6 と殆ど同じであるが、ターン部16から直線
部の往路13に移行するタイミングは、その位置T10
図6の位置T6 より格段に搬送路12の下流側にあって
遅いので、最終的にはやはり図9の場合と同じように、
余分な空間を費やしていることになる。
【0047】この図8乃至図10に示したものの他に
も、車輪配置を様々に変えてシミュレーションを行った
ところ、その図8乃至図10に示したものと同じよう
に、そのターン部での旋回の軌跡は図6に示したこの実
施形態のものより無駄な空間を含んだものとなってい
る。
【0048】こうして、この実施形態の車輪配置をとれ
ば、ターン部16(15)での台車1の旋回の軌跡の占
有面積を最小にすることができ、全体として最も空間の
占有効率の良い組み立てラインを構築することができ
る。
【0049】なお、この実施形態の車輪配置を、図5や
図6(a)では実際の寸法で示したが、これを図5の符
号を用いて一般的に表現すると、「長手方向(台車1の
進行方向)の中心線L上に、底辺d1 と高さd2 の寸法
が等しい二等辺三角形Trの対称軸を重ねて、かつ、そ
の底辺d1 が中心線Lの中点oを通るように定めて、そ
の二等辺三角形Trの頂点の位置にステアリング機能を
有する駆動輪3mを配置し、底辺d1 の両端の位置に回
転面を台車1の進行方向に平行な方向に固定した従動輪
3sを配置する」ということになる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、ライ
ンを走行する複数の台車を互いに縁切りしてモータで駆
動して自動走行させるとともに、各台車にセンサを設
け、そのセンサの認識対象をラインの床面の所定の搬送
路に沿って装着して台車を誘導するようにしたので、台
車の増減が必要となって、その搬送路を変更する必要が
生じた場合、センサの認識対象を貼り替えるだけで行え
るので、経路がいかようにも、かつ、簡単に変更でき
て、搬送効率の低下を来すことなく、どのような台数の
台車の増減も可能となる。
【0051】また、台車の入れ換えについても、個々の
台車は互いに縁切りされているとともに、前記センサ誘
導システムによって搬送路に沿うよう誘導されるだけで
あって、何らの機械的拘束を受けていないので、無端チ
ェーン駆動のラインの場合のように、チェーンに対する
台車の取り付け取り外しといった手間や時間を必要とし
ない。
【0052】その台車として、「底面に、中心線が台車
の進行方向に平行となった矩形を定め、底辺と高さが等
しい二等辺三角形を、その対称軸を前記矩形の中心線上
に重ねて、かつ、その底辺が前記矩形の中心線の中点を
通るように定めて、その二等辺三角形の頂点の位置にス
テアリング機能を有する駆動輪と、底辺の両端の位置
に、回転面を台車の進行方向に平行な方向に固定した従
動輪を配置する」ようにすれば、ターン部での台車の旋
回の軌跡が最も小さくなり、ラインの占有面積の縮小に
繋げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)にこの実施形態の作業台車の正面図を示
し、(b)に側面図を示したものである。
【図2】実施形態のラインの基本生産形態を示す模式図
である。
【図3】図2の変更形態を示す模式図である。
【図4】図2の他の変更形態を示す模式図である。
【図5】実施形態の台車の車輪の配置を示す模式図であ
る。
【図6】実施形態の台車について、(a)にその車輪配
置を、(b)にターン部の軌跡を示したものである。
【図7】従来例のラインのターン部での台車の軌跡であ
る。
【図8】図6の比較例であり、(a)にその車輪配置
を、(b)にターン部の軌跡を示したものである。
【図9】同上。
【図10】同上。
【図11】従来のワイヤーハーネスの組み立てラインを
示す模式図である。
【符号の説明】
1、21 台車 2 台車部 3 車輪 3m 駆動輪 3s 従動輪 3c 補助輪 4 図板 5 センサ(光学認識装置) 11 床 12 搬送路 13、23 往路 14、24 復路 15、16、25、26 ターン部 22 チェーン L 中心線 T 光学認識テープ Tr 二等辺三角形

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業台車を工程順に移動させてワイヤー
    ハーネスを組み立ててゆくワイヤーハーネスの組み立て
    ラインであって、 前記各台車を互いに縁切りしてモータで駆動して自動走
    行させるとともに、各台車を床上の所定の経路に沿って
    走行させるために、各台車にセンサを設け、前記床面の
    前記所定の経路に沿って前記センサの認識対象を装着し
    たことを特徴とするワイヤーハーネスの組み立てライ
    ン。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の組み立てラインに用い
    る作業台車であって、 上記台車の底面に、中心線が台車の進行方向に平行とな
    った矩形が定められており、底辺と高さが等しい二等辺
    三角形が、その対称軸を前記矩形の中心線上に重ねて、
    かつ、その底辺が前記矩形の中心線の中点を通るように
    定められており、その二等辺三角形の頂点の位置にステ
    アリング機能を有する駆動輪と、底辺の両端の位置に、
    回転面が台車の進行方向に平行な方向に固定された従動
    輪が配置されていることを特徴とする作業台車。
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