JP2001195139A - 定電圧電源回路および定電圧電源回路基板 - Google Patents

定電圧電源回路および定電圧電源回路基板

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JP2001195139A JP2000003970A JP2000003970A JP2001195139A JP 2001195139 A JP2001195139 A JP 2001195139A JP 2000003970 A JP2000003970 A JP 2000003970A JP 2000003970 A JP2000003970 A JP 2000003970A JP 2001195139 A JP2001195139 A JP 2001195139A
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    • G05F1/56Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体集積回路の高速化に伴う高い周波数領域
での試験を安定に行える半導体集積回路の試験装置に使
用される定電圧電源回路を提供する。 【解決手段】負荷に対して電圧を印加する演算増幅器と
出力電圧を演算増幅器に帰還させる帰還回路とを有する
定電圧印加回路、定電圧印加回路および負荷の間に設け
られた第1インダクタンス部材並びに、第1インダクタ
ンス部材と負荷との間に一端が接続され、定電位部に他
端が接続される第1バイパスコンデンサ、を備える定電
圧電源回路において、それぞれの一端が互いに接続され
た第2抵抗器、第2インダクタンス部材および第2バイ
パスコンデンサを有する補償回路をさらに備え、第2抵
抗器の他端が第1インダクタンス部材の定電圧印加回路
側へ接続され、第2インダクタンス部材の他端が第1イ
ンダクタンス部材の負荷側へ接続され、第2バイパスコ
ンデンサの他端が定電位部に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定電圧電源回路お
よび定電圧電源回路基板に関する。特に本発明は、定電
圧における半導体集積回路の電流特性を測定する試験装
置に使用される定電圧電源回路および定電圧電源回路基
板に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体試験装置が半導体素子等の負荷に
定電圧を印加し、電流値を測定する半導体集積回路の電
気的試験がある。このような半導体試験装置には、負荷
に定電圧を印加するための定電圧電源回路が必要であ
る。しかし、負荷が待機状態から動作状態へ移行した場
合には、定電圧電源回路から負荷へ電流が流れ出す。よ
って、半導体素子付近の定電圧電源回路内の電圧が低下
する。
【0003】一般的に、定電圧電源回路には、演算増幅
器および帰還回路が設けられている。従って、帰還回路
が出力電圧を演算増幅器に帰還させることにより、電圧
の変動を抑制することができる。しかし、半導体集積回
路の高速化により、高い周波数領域での電気的試験が要
求される。そのため、帰還回路による出力電圧の帰還が
電圧の変動に追従できない場合が生ずる。
【0004】そこで、定電圧電源回路内における負荷の
付近の電圧が低下するのを抑制するため、負荷の付近に
バイパスコンデンサを設けている。バイパスコンデンサ
は、負荷の付近に設けられているため、帰還回路よりも
速く出力電圧を補うことができる。したがって、半導体
集積回路の高速化に伴う高い動作周波数の領域での電気
的試験に対応できる。
【0005】しかし、バイパスコンデンサは負荷の付近
に設けられるため、その面積を小さくしなければならな
い。従って、バイパスコンデンサの容量は、出力電圧の
変動を十分に補うことができるほどに大きくすることが
できない。
【0006】また、通常、バイパスコンデンサは、負荷
に並列に接続される。よって、定電圧電源回路内に抵抗
とバイパスコンデンサとのCR回路が形成される。このCR
回路の周波数特性および演算増幅器の周波数特性によっ
て、高い動作周波数の領域では定電圧電源回路が不安定
になる。バイパスコンデンサの容量を大きくした場合に
は、定電圧電源回路が低い周波数の領域でも不安定にな
りやすい。
【0007】さらに、近時において、半導体集積回路
は、益々高速化されている。従って、半導体集積回路の
試験装置も、半導体集積回路の高速化に伴い、配線抵抗
等を考慮した高い周波数領域での試験を安定に行えるこ
とが必要である。また、スループットを上げるために
も、半導体集積回路の試験装置の高速化が望まれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、定電圧電源回
路が、負荷に供給される電流の変化に依らず、所定の出
力電圧を負荷へ印加できるようにする必要がある。
【0009】また、負荷に供給される電流の変化に依り
出力電圧が変動した場合には、帰還回路による出力電圧
の帰還が電圧の変動に追従するまでの間、定電圧電源回
路が十分に負荷への出力電圧を補うことができるように
する必要がある。
【0010】さらに、半導体集積回路の高速化に伴う高
い動作周波数の領域において、定電圧電源回路が安定し
た出力電圧を負荷へ印加する必要がある。
【0011】さらに、半導体集積回路の試験装置は、半
導体集積回路の高速化に伴い、配線抵抗等を考慮した高
い周波数領域での試験を安定に行えることが必要であ
る。また、スループットを上げるためにも、半導体集積
回路の試験装置の高速化が必要である。
【0012】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできる定電圧電源回路および定電圧電源回路基板を
提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲
における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成さ
れる。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による定電圧電源
回路の第1の実施の形態によれば、定電圧電源回路は、
負荷に対して電圧を印加する演算増幅器と出力電圧を演
算増幅器に帰還させる帰還回路とを有する定電圧印加回
路、定電圧印加回路および負荷の間に設けられた第1イ
ンダクタンス部材並びに、第1インダクタンス部材と負
荷との間に一端が接続され、定電位部に他端が接続され
る第1バイパスコンデンサ、を備える。
【0014】好適には、第1バイパスコンデンサから負
荷までのインダクタンスが、前記定電圧印加回路から前
記負荷までのインダクタンスよりも小さい。
【0015】本発明による定電圧電源回路の第2の実施
の形態によれば、定電圧電源回路は、定電圧電源回路の
第1の実施の形態に加え、第1インダクタンス部材と並
列に接続する第1抵抗器をさらに備える。
【0016】本発明による定電圧電源回路の第3の実施
の形態によれば、定電圧電源回路は、定電圧電源回路の
第1の実施の形態に加え、それぞれの一端が互いに接続
された第2抵抗器、第2インダクタンス部材および第2
バイパスコンデンサを有する補償回路をさらに備え、第
2抵抗器の他端が第1インダクタンス部材の定電圧印加
回路側へ接続され、第2インダクタンス部材の他端が第
1インダクタンス部材の負荷側へ接続され、第2バイパ
スコンデンサの他端が定電位部に接続されている。
【0017】好適には、第2バイパスコンデンサから負
荷までのインダクタンスが、第1バイパスコンデンサか
ら負荷までのインダクタンスよりも大きい。
【0018】好適には、第2バイパスコンデンサの容量
は、第1バイパスコンデンサの容量よりも大きい。
【0019】好適には、第2インダクタンス部材のイン
ダクタンスは、第1インダクタンス部材のインダクタン
スよりも小さい。
【0020】第1バイパスコンデンサから負荷までのイ
ンダクタンスまたは第2バイパスコンデンサから負荷ま
でのインダクタンスのうち少なくとも一方は、それぞれ
のバイパスコンデンサから負荷までの回路配線のインダ
クタンスであってもよい。
【0021】第1インダクタンス部材または第2インダ
クタンス部材の少なくとも一方が、回路配線であっても
よい。
【0022】また、第1バイパスコンデンサから負荷ま
でのインダクタンスおよび第2バイパスコンデンサから
負荷までのインダクタンスは、第1バイパスコンデンサ
または第2バイパスコンデンサから負荷までの回路配線
のインダクタンスであり、かつ第1インダクタンス部材
および第2インダクタンス部材が回路配線であってもよ
い。
【0023】本発明による定電圧電源回路の第4の実施
の形態によれば、定電圧電源回路は、それぞれの一端が
互いに接続された第2抵抗器、第2インダクタンス部材
および第2バイパスコンデンサを有する第1補償回路で
あって、第2抵抗器の他端が第1インダクタンス部材の
定電圧印加回路側へ接続され、第2インダクタンス部材
の他端を第1インダクタンス部材の負荷側へ接続され、
第2バイパスコンデンサの他端が定電位部に接続されて
いる第1補償回路、並びにそれぞれの一端が互いに接続
された第3抵抗器、第3インダクタンス部材および第3
バイパスコンデンサを有する第2補償回路であって、第
3抵抗器の他端が第1インダクタンス部材の定電圧印加
回路側へ接続され、第3インダクタンス部材の他端を第
1インダクタンス部材の負荷側へ接続され、第3バイパ
スコンデンサの他端が定電位部に接続されている第2補
償回路、を含む複数の前記補償回路、を有する。
【0024】好適には、第2バイパスコンデンサから負
荷までのインダクタンスが、第1バイパスコンデンサか
ら負荷までのインダクタンスよりも大きい。
【0025】好適には、第3バイパスコンデンサから負
荷までのインダクタンスが、第2バイパスコンデンサか
ら負荷までのインダクタンスよりも大きい。
【0026】好適には、第1バイパスコンデンサの容量
よりも、第2バイパスコンデンサの容量は大きく、第2
バイパスコンデンサの容量よりも、第3バイパスコンデ
ンサの容量は大きい。
【0027】好適には、第1インダクタンス部材のイン
ダクタンスよりも、第2インダクタンス部材および第3
インダクタンス部材のインダクタンスは小さく、第2イ
ンダクタンス部材のインダクタンスよりも、前記第3イ
ンダクタンス部材は大きい。
【0028】好適には、第2抵抗器の抵抗よりも、第3
抵抗器の抵抗は大きい。
【0029】第2バイパスコンデンサから負荷までのイ
ンダクタンス、第1バイパスコンデンサから負荷までの
インダクタンス、または第3バイパスコンデンサから負
荷までのインダクタンスのうち少なくとも一方は、それ
ぞれのバイパスコンデンサから負荷までの回路配線のイ
ンダクタンスであってもよい。
【0030】第1インダクタンス部材、前記第2インダ
クタンス部材または前記第3インダクタンス部材のうち
少なくとも一方は、回路配線であってもよい。
【0031】第2バイパスコンデンサから負荷までのイ
ンダクタンス、第1バイパスコンデンサから負荷までの
インダクタンス、および第3バイパスコンデンサから負
荷までのインダクタンスは、それぞれのバイパスコンデ
ンサから負荷までの回路配線のインダクタンスであり、
かつ第1インダクタンス部材、第2インダクタンス部材
および第3インダクタンス部材が、回路配線であっても
よい。
【0032】本発明による定電圧電源回路基板の第1の
実施の形態によれば、定電圧電源回路基板は、負荷に対
して電圧を印加する演算増幅器と、出力電圧を演算増幅
器に帰還させる帰還回路とを有する定電圧印加回路、定
電圧印加回路および負荷の間に設けられた第1インダク
タンス部材並びに、第1インダクタンス部材と負荷との
間に一端が接続され、定電位部に他端が接続される第1
バイパスコンデンサ、を備える。第1バイパスコンデン
サは、定電圧印加回路よりも負荷に近い位置に配置され
る。
【0033】好適には、第1インダクタンス部材は、回
路配線である。
【0034】本発明による定電圧電源回路基板の第2の
実施の形態によれば、定電圧電源回路基板は、それぞれ
の一端が互いに接続された第2抵抗器、第2インダクタ
ンス部材および第2バイパスコンデンサを有する第1補
償回路であって、第2抵抗器の他端が第1インダクタン
ス部材の定電圧印加回路側へ接続され、第2インダクタ
ンス部材の他端が第1インダクタンス部材の負荷側へ接
続され、第2バイパスコンデンサの他端が定電位部に接
続されている第1補償回路、をさらに備える。第2バイ
パスコンデンサは、第1バイパスコンデンサよりも負荷
から遠い位置に配置される。
【0035】第1バイパスコンデンサから負荷までのイ
ンダクタンスまたは第2バイパスコンデンサから負荷ま
でのインダクタンスのうち少なくとも一方は、それぞれ
のバイパスコンデンサから負荷までの回路配線のインダ
クタンスであってもよい。
【0036】第1インダクタンス部材または第2インダ
クタンス部材の少なくとも一方が、回路配線であっても
よい。
【0037】第1バイパスコンデンサから負荷までのイ
ンダクタンス、および第2バイパスコンデンサから負荷
までのインダクタンスが、それぞれ第1バイパスコンデ
ンサから負荷までの回路配線のインダクタンス、および
第2バイパスコンデンサから負荷までの回路配線のイン
ダクタンスであり、かつ第1インダクタンス部材および
第2インダクタンス部材が、回路配線であってもよい。
【0038】好適には、第1バイパスコンデンサの容量
よりも、第2バイパスコンデンサの容量の方が大きい。
【0039】好適には、第2インダクタンス部材のイン
ダクタンスが、第1インダクタンス部材のインダクタン
スより小さい。
【0040】本発明による定電圧電源回路基板の第3の
実施の形態によれば、定電圧電源回路基板は、それぞれ
の一端が互いに接続された第3抵抗器、第3インダクタ
ンス部材および第3バイパスコンデンサを有する第2補
償回路であって、第3抵抗器の他端が第1インダクタン
ス部材の定電圧印加回路側へ接続され、第3インダクタ
ンス部材の他端を第1インダクタンス部材の負荷側へ接
続され、第3バイパスコンデンサの他端が定電位部に接
続されている第2補償回路をさらに備える。
【0041】好適には、第3バイパスコンデンサは、第
2バイパスコンデンサよりも負荷から遠い位置に配置さ
れる。
【0042】第1バイパスコンデンサから負荷までのイ
ンダクタンス、第2バイパスコンデンサから負荷までの
インダクタンス、または第3バイパスコンデンサから負
荷までのインダクタンスのうち少なくとも一方は、第1
バイパスコンデンサ、第2バイパスコンデンサ、または
第3バイパスコンデンサから負荷までの回路配線のイン
ダクタンスであってもよい。
【0043】第1インダクタンス部材、第2インダクタ
ンス部材、または第3インダクタンス部材の少なくとも
一方は、回路配線であってもよい。
【0044】第1バイパスコンデンサから負荷までのイ
ンダクタンス、第2バイパスコンデンサから負荷までの
インダクタンス、または第3バイパスコンデンサから負
荷までのインダクタンスは、それぞれ第1バイパスコン
デンサ、第2バイパスコンデンサ、または第3バイパス
コンデンサから負荷までの回路配線のインダクタンスで
あり、かつ、第1インダクタンス部材、第2インダクタ
ンス部材、または第3インダクタンス部材が、それぞれ
回路配線であってもよい。
【0045】好適には、第2バイパスコンデンサの容量
は、第1バイパスコンデンサの容量よりも大きく、かつ
第3バイパスコンデンサの容量は、第2バイパスコンデ
ンサの容量よりも大きい。好適には、第3インダクタン
ス部材のインダクタンスは、第2インダクタンス部材の
インダクタンスよりも大きく、かつ第1インダクタンス
部材のインダクタンスよりも小さい。好適には、第1バ
イパスコンデンサ、第2バイパスコンデンサまたは第3
バイパスコンデンサのうち少なくとも一のバイパスコン
デンサは、負荷の周辺に配置される。回路配線の少なく
とも一部分が、負荷の周囲を囲んでもよい。
【0046】第1バイパスコンデンサから負荷までの配
線、第2バイパスコンデンサから負荷までの配線、また
は第3バイパスコンデンサから負荷までの配線のうち少
なくとも一の配線の少なくとも一部分が、絶縁部材を介
して他の配線と重畳するように形成されてもよい。
【0047】第1バイパスコンデンサから負荷までの配
線、第2バイパスコンデンサから負荷までの配線、また
は第3バイパスコンデンサから負荷までの配線のうち少
なくとも一の配線の少なくとも一部分が、絶縁部材を介
して、第1バイパスコンデンサ、第2バイパスコンデン
サ、または第3バイパスコンデンサと重畳するように形
成されてもよい。
【0048】第1バイパスコンデンサから負荷までの配
線、第2バイパスコンデンサから負荷までの配線、また
は第3バイパスコンデンサから負荷までの配線のうち少
なくとも一の配線の少なくとも一部分が、負荷と重畳す
るように形成されていてもよい。
【0049】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
【0051】図1は、本発明の一実施例における定電圧
電源回路100を示す。電源110が、演算増幅器12
0を介して、負荷130に所定の出力電圧を印加する。
帰還回路140は、出力電圧を演算増幅器120に負帰
還させる。それによって、出力電圧が変動した場合に、
演算増幅器120が出力電圧を所定の定電圧に戻す作用
をする。出力電圧は、一時的に変化するが、帰還回路1
40を介して演算増幅器120によって、所定の出力電
圧に戻る。抵抗器174および抵抗器176は、伝達関
数および帰還率を決定する。電流測定用抵抗器172
は、定電圧電源回路100から負荷130へ供給される
電流を測定するために使用される。バイパスコンデンサ
160は、好ましくは、定電圧電源回路100内におけ
る負荷130の付近に配備される。それによって、負荷
130に供給される電流が変化したときに、即座にある
程度の電流を補償し、出力電圧が降下するのを防止す
る。電流測定用抵抗器172およびバイパスコンデンサ
160のCR回路による出力電圧の発振を防止するため、
電流測定用抵抗器172と並列に位相補正用コンデンサ
164を接続する。配線抵抗170は、定電圧電源回路
100から負荷130までの配線抵抗である。インダク
タンス部材180が、定電圧電源回路100から負荷1
30までの間に設けられる。インダクタンス部材180
は、好適には、インダクタンスを得るための部材を設け
ることなく、配線のインダクタンスを利用する。定電圧
部150は、好適には、接地されている。しかし、定電
圧部150は、必ずしも接地されている必要はなく、基
準となる定電圧を与えてもよい。帰還回路140は、演
算増幅器を用いた電圧ホロア回路をさらに備えてもよ
い。
【0052】また、定電圧電源回路100は、補償回路
1000を備える。補償回路1000は、抵抗器17
5、インダクタンス部材184およびバイパスコンデン
サ162を有する。抵抗器175、インダクタンス部材
184およびバイパスコンデンサ162は、それぞれの
一端が互いに接続されている。抵抗器175の他端は、
インダクタンス部材180の定電圧印加回路側へ接続さ
れている。インダクタンス部材184の他端は、インダ
クタンス部材180の負荷側へ接続されている。バイパ
スコンデンサ162の他端は、定電位部150に接続さ
れている。補償回路1000の作用は、後述する。
【0053】本実施例による定電圧電源回路100の構
成および作用をさらに詳述する。
【0054】負荷130は、例えば、半導体集積回路で
ある。負荷130の動作によって、定電圧電源回路10
0から負荷130へ供給される電流が変化する。負荷1
30へ供給される電流の変化が大きいと、定電圧電源回
路100の出力電圧が変化する。即ち、例えば、半導体
集積回路が待機状態から動作状態に移行したときに半導
体集積回路へ流れる電流が大きいほど、出力電圧の電圧
降下は大きくなる。近時において、半導体集積回路は高
集積化されている。従って、半導体集積回路の動作時に
は、大きな電流を供給しなければならない場合が生ず
る。よって、半導体集積回路が待機しているときと動作
しているときとの半導体集積回路に流れる電流の差が大
きい。よって、出力電圧の電圧降下も大きくなる。
【0055】また、負荷130の動作時に負荷130に
供給する電流が大きい場合、消費電力を低く抑えるため
に、出力電圧を低くする必要がある。従って、出力電圧
の電圧降下は出力電圧に対してさらに顕著になる。従っ
て、例えば、半導体集積回路は高集積化に伴い、半導体
集積回路へ印加する出力電圧の電圧降下の影響がさらに
大きくなる。
【0056】また、近時において、半導体集積回路は高
速化されている。よって、負荷130が待機状態から動
作状態に移行する周期、即ち、動作周波数も高くなる。
従って、変動した出力電圧を帰還回路140および演算
増幅器120によって所定の電圧値に戻すまでの周期
が、動作周波数に追従できない場合がある。それによっ
て、所定の出力電圧を負荷130に印加できなくなり、
測定誤差や誤作動の原因になる。
【0057】そこで、高速化された半導体集積回路に対
処するために、負荷130の付近にバイパスコンデンサ
160が設けられている。バイパスコンデンサ160
は、負荷130の付近に配置されているため、出力電圧
の変化に対して即座に対処し、電流を供給することがで
きる。それによって、出力電圧の周期の早い変化が、あ
る程度緩和される。
【0058】しかし、バイパスコンデンサ160は、負
荷130の付近に配置されているため、物理的に大きな
コンデンサにすることができない。即ち、バイパスコン
デンサ160は、大容量のコンデンサにすることができ
ない。従って、電流の大きな変化に対し、負荷130へ
の十分な電流を供給することが困難である。
【0059】図2は、図1の定電圧電源回路100か
ら、補償回路1000、インダクタンス部材180、バ
イパスコンデンサ160、電流測定用抵抗器172、位
相補正用コンデンサ164を省いた構成を示す。即ち、
図2は、電源110から演算増幅器120を介して負荷
130に定電圧を印加する定電圧電源回路を示す(ただ
し、インダクタンス部材180が回路配線の場合は、実
質的にインダクタンスは存在する)。出力電圧が帰還回
路140を介して演算増幅器120の反転入力端子に帰
還させている。従って、図2に示す回路は、負帰還回路
になっている。
【0060】図3は、演算増幅器120の周波数特性の
概略図を示す。演算増幅器内には、一般に、抵抗および
容量が存在する。演算増幅器内のこの抵抗および容量に
よって低域通過フィルタが構成される。また、一般に、
演算増幅器は、負帰還回路としての安定性を得るため
に、1次遅れに近い特性につくられている。従って、図
3に示すように、演算増幅器120の周波数特性は、高
周波の領域で利得の減衰を受けるため、ある周波数f0以
上になると一次遅れに近い特性を示す。十分に高い周波
数の領域においては、-6dB/octの傾きで利得が減衰す
る。
【0061】図4は、電流測定用抵抗器172とバイパ
スコンデンサ160とを有するCR回路を示す。定電圧電
源回路100には、出力電流を測定するための電流測定
用抵抗器172が配備される。従って、電流測定用抵抗
器172とバイパスコンデンサ160とは、直列のCR回
路を構成する。
【0062】図5は、図4のCR回路の周波数特性の概略
図を示す。負荷130は、図4に示すように、バイパス
コンデンサ160と並列に接続されている。従って、図
5に示すように、電流測定用抵抗器172とバイパスコ
ンデンサ160とのCR回路の周波数特性は、ある周波数
f1以上になると一次遅れ特性を示す。十分に高い周波数
の領域においては、-6dB/octの傾きで利得が減衰する。
【0063】図6は、電流測定用抵抗器172とバイパ
スコンデンサ160とのCR回路を有し、かつ電源110
から演算増幅器120を介して負荷130に定電圧を印
加する定電圧電源回路を示す。即ち、図6は、図2およ
び図4の回路を組合せた定電圧電源回路を示す。
【0064】図7は、図6の定電圧電源回路の周波数特
性の概略図である。図6の定電圧電源回路は、図2の回
路と図4の回路とを組合せた定電圧電源回路であるか
ら、図7の周波数特性においても、図3 および図5の
周波数特性の両方の特性が現れる。ここで、周波数f1
が、周波数f0よりも大きいと仮定する。負荷130の動
作周波数を上げていくに従って、まず、周波数f0におい
て、演算増幅器120の周波数特性により、-6dB/octの
傾きで利得が減衰する。次に、周波数f1において、電流
測定用抵抗器172とバイパスコンデンサ160とのCR
回路の周波数特性により二次遅れに近い特性を有するこ
とになるため、-12dB/octの傾きで利得が減衰する。
【0065】一般に、1次遅れ特性の場合は、即ち、周
波数特性の傾きが-6dB/octの場合は、入力信号に対して
出力信号は90度までしか位相が遅れない。よって、入
力信号と出力信号との位相差は90度以下である。従っ
て、電源110からの入力電圧と帰還回路140から帰
還される出力電圧との位相差は、演算増幅器120の周
波数特性の影響のみでは、90度以下である。
【0066】一方、2次遅れ特性の場合は、即ち、周波
数特性の傾きが-12dB/octの場合は、一般に、入力信号
に対して出力信号は180度まで位相が遅れる。よっ
て、入力信号と出力信号との位相差は180度までずれ
る。従って、電源110からの入力電圧と帰還回路14
0から帰還される出力電圧との位相差は、演算増幅器1
20の周波数特性に電流測定用抵抗器172とバイパス
コンデンサ160とのCR回路の周波数特性が重畳するこ
とにより、180度までずれる場合がある。
【0067】ここで、帰還回路140は、出力電圧を反
転入力端子に帰還させる負帰還回路である。従って、電
源110からの入力電圧と帰還回路140から帰還され
る出力電圧との位相差が90度以下である場合には、電
源110からの入力電圧に対して帰還回路140から帰
還される出力電圧が、遅れの応答時間差のみを有してい
る。即ち、帰還回路140から帰還される出力電圧は、
入力電圧の振幅を減ずる方向に作用する。従って、出力
電圧の変化に対して、演算増幅器120および帰還回路
140は、出力電圧を一定値に収束させるので安定であ
る。
【0068】一方で、電源110からの入力電圧と帰還
回路140から帰還される出力電圧との位相差が90度
以上である場合には、電源110からの入力電圧に対し
て帰還回路140から帰還される出力電圧が、進みの応
答時間差を含む。即ち、帰還回路140から帰還される
出力電圧は、入力電圧の振幅を増す方向に作用する場合
が生ずる。従って、出力電圧の変化に対して、演算増幅
器120および帰還回路140は、出力電圧を一定値に
収束させないので不安定になる。
【0069】一般に、回路の安定性は、利得が0dBのと
きにおける回路の周波数特性の曲線の傾きによって判別
される。即ち、入力信号と出力信号との振幅が等しいと
きに、入力信号と出力信号との位相差が90度以下であ
る場合には、出力信号は、入力電圧の振幅を減ずる方向
に作用する。従って、回路は安定する。一方で、入力信
号と出力信号との振幅が等しいときに、入力信号と出力
信号との位相差が90度以上である場合には、出力信号
は、入力電圧の振幅を増す方向に作用する。従って、回
路は不安定になる。
【0070】しかし、図6のような定電圧電源回路に
は、抵抗器174(抵抗値は、R174とする)および抵抗
器176(抵抗値は、R176とする)が含まれる。従っ
て、利得が
【0071】-20*log(1/β)dB (ここで、βは帰還率
である。β=R176/(R174+ R176))における周波数特性
の曲線の傾きによって、定電圧電源回路の安定性が判別
される。即ち、図7のP点での周波数特性の曲線の傾き
により定電圧電源回路の安定性が判別される。従って、
点Pにおいて周波数特性の曲線の傾きが-6dB/octであれ
ば、入力電圧と帰還回路140から帰還される出力電圧
との位相差が90度以下であるので、回路は安定にな
る。一方で、点Pにおいて周波数特性の曲線の傾きが-12
dB/octであれば、入力電圧と帰還回路140から帰還さ
れる出力電圧との位相差が90度以上になるので、回路
は不安定になる。よって、図6の定電圧電源回路は不安
定になる。
【0072】図8は、図6に示す定電圧電源回路に、さ
らに位相補正用コンデンサ164を設けた定電圧電源回
路を示す。位相補正用コンデンサ164は、電流測定用
抵抗器172と平行に接続する。従って、位相補正用コ
ンデンサ164は、高い周波数領域において、電流測定
用抵抗器172の影響を無くすことができる。よって、
位相補正用コンデンサ164は、電流測定用抵抗器17
2とバイパスコンデンサ160とのCR回路の影響を無く
すことができる。位相補正用コンデンサ164の容量
は、バイパスコンデンサ160の容量より小さくするこ
とができる。
【0073】図9は、図8の定電圧電源回路の周波数特
性の概略図を示す。位相補正用コンデンサ164の容量
は、バイパスコンデンサ160の容量より小さい。従っ
て、周波数f1より高い周波数f2において、位相補正用コ
ンデンサ164の影響が現れる。即ち、図7において説
明したとおり、周波数f1よりも高い周波数領域では、定
電圧電源回路の周波数特性の傾きが-12bB/octになる。
しかし、位相補正用コンデンサ164を設けることによ
って、周波数f2よりの高い周波数領域では、定電圧電源
回路の周波数特性の傾きが-6bB/octにもどる。従って、
点Pにおける定電圧電源回路の周波数特性の傾きが-6bB/
octであるので、図8の定電圧電源回路は安定である。
【0074】図10は、図8の定電圧電源回路と同等の
定電圧電源回路を示す。しかし、実際には、定電圧電源
回路中に、または定電圧電源回路と負荷130との間に
配線による抵抗が存在する。従って、図10は、この配
線による抵抗を配線抵抗170として示している。
【0075】図11および図12は、図10の定電圧電
源回路の周波数特性の概略図を示す。図11 および図
12では、配線抵抗170が存在することによる影響が
現れている。位相補正用コンデンサ164は、高い周波
数領域において、電流測定用抵抗器172とバイパスコ
ンデンサ160とのCR回路の影響を無くす。しかし、配
線抵抗170が存在する。配線抵抗170は、電流測定
用抵抗器172に比べ抵抗値は非常に低い。そのため、
周波数f1よりも低い周波数領域においては、配線抵抗1
70とバイパスコンデンサ160とのCR回路の周波数特
性は現れてない。しかしながら、周波数f1よりも高い周
波数f3において、配線抵抗170とバイパスコンデンサ
160とのCR回路の周波数特性が現れる場合が生じる。
【0076】負荷130の動作周波数がf3より十分に低
い場合には、図11に示すように、点Pにおける周波数
特性の曲線の傾きは、-6bB/octである。従って、図10
の定電圧電源回路は安定である。
【0077】しかし、近時において、半導体集積回路
は、益々高速化されている。従って、半導体集積回路の
試験装置も、半導体集積回路の高速化に伴い、高い周波
数領域での試験を安定に行えることが必要である。ま
た、スループットを上げるためにも、半導体集積回路の
試験装置のさらなる高速化が望まれる。
【0078】そこで、演算増幅器120の利得を増加さ
せることによって、周波数f3より高い周波数領域での負
荷130の試験に対応できるようにする。しかし、図1
0の定電圧電源回路では、図12に示す周波数特性にな
る。図12では、点Pにおける周波数特性の曲線の傾き
が、-12bB/octである。よって、図10の定電圧電源回
路は、不安定になる。従って、配線抵抗170が存在す
ることによって、定電圧電源回路は、周波数f3よりも高
い周波数領域での安定した試験を行うことができない。
【0079】また、バイパスコンデンサ160の容量を
小さくするに従い、周波数f3はより高い周波数になる。
従って、バイパスコンデンサ160の容量を小さくする
ことにより、配線抵抗170とバイパスコンデンサ16
0とのCR回路の影響が現れる周波数を高めることができ
る。しかし、バイパスコンデンサ160の容量を小さく
すると、負荷130の動作による出力電圧の変動を十分
に補償することができない。従って、バイパスコンデン
サ160の容量は大きく、かつ安定した定電圧電源回路
が望ましい。
【0080】そこで、図1に示すように、補償回路10
00を設ける。補償回路1000は、抵抗器175、イ
ンダクタンス部材184およびバイパスコンデンサ16
2を有する。抵抗器175、インダクタンス部材184
およびバイパスコンデンサ162は、それぞれの一端が
互いに接続されている。抵抗器175の他端は、インダ
クタンス部材180の定電圧印加回路側へ接続されてい
る。インダクタンス部材184の他端は、インダクタン
ス部材180の負荷側へ接続されている。バイパスコン
デンサ162の他端は、定電位部150に接続されてい
る。
【0081】インダクタンス部材180およびインダク
タンス部材184は、好適には、回路配線である。従っ
て、インダクタンス部材180のインダクタンスおよび
インダクタンス部材184のインダクタンスは、それぞ
れ定電圧印加回路101から負荷130までの回路配線
の長さおよびバイパスコンデンサ162から負荷130
までの回路配線の長さに依る。定電圧印加回路101か
ら負荷130までの回路配線の長さは、バイパスコンデ
ンサ162から負荷130までの回路配線の長さより長
い。従って、インダクタンス部材180のインダクタン
スは、インダクタンス部材184のインダクタンスより
大きい。バイパスコンデンサ160は、負荷130の付
近に配置されるため、バイパスコンデンサ160から負
荷130までのインダクタンス182は、プローバや端
子等のインダクタンスである。従って、インダクタンス
182は、インダクタンス部材180やインダクタンス
部材184のインダクタンスに比較して、微小である。
インダクタンス部材180およびインダクタンス部材1
84は、所望のインダクタンスを得るための特定の部材
にしてもよい。
【0082】また、バイパスコンデンサ160は負荷1
30の付近に配置されるため、負荷130の大きさにも
依る。従って、半導体集積回路の小型化が進んでいる近
時においては、バイパスコンデンサ160の容量を大き
くすることは物理的に困難である。一方で、バイパスコ
ンデンサ162は、インダクタンス部材184を介して
負荷130に接続する。従って、バイパスコンデンサ1
62は、バイパスコンデンサ160よりも遠い位置に配
置することができる。よって、バイパスコンデンサ16
2は、バイパスコンデンサ160よりも物理的に大きな
容量にすることができる。
【0083】以下に負荷130の動作による出力電圧の
変化を、バイパスコンデンサ160およびバイパスコン
デンサ162がどのように補償するかを記述する。例え
ば、負荷130が、待機状態から動作状態へ移行した場
合に、大きな電流が定電圧電源回路100から負荷13
0へ流れる。それによって、定電圧電源回路100の出
力電圧が降下しようとする。このとき、まず、インダク
タンス部材180やインダクタンス部材184のインダ
クタンスに比較して、微小であるインダクタンス182
を介して、バイパスコンデンサ160が負荷130へ電
流を供給する。それによって、負荷130の動作に対し
即座に、出力電圧の降下を補償する。しかし、バイパス
コンデンサ160は容量が小さいので、十分に出力電圧
の降下を補償することができない。そこで、次に、バイ
パスコンデンサ162が、インダクタンス部材184を
介して負荷130に電流を供給する。それによって、出
力電圧が降下するのを補償する。次に、定電圧印加回路
101が、帰還回路140および演算増幅器120によ
って補正された所定の出力電圧を、インダクタンス部材
180を介して負荷130へ印加する。従って、バイパ
スコンデンサ160およびバイパスコンデンサ162
が、ある時間差をもって段階的に出力電圧を補償する。
よって、負荷130の動作による出力電圧の電圧降下が
緩和される。バイパスコンデンサ162は、物理的にあ
る程度大きな容量にすることができるので、十分に出力
電圧の降下の補償をすることができる。
【0084】一方、バイパスコンデンサ160およびバ
イパスコンデンサ162は、互いに並列に接続されてい
る。従って、定電圧印加回路101にとっては、バイパ
スコンデンサ160の容量C160およびバイパスコンデン
サ162の容量C162の和、即ち、C160+C162の容量を有
する単一のバイパスコンデンサ160が設けられている
のと同等である。図11、図12において記述したよう
に、バイパスコンデンサ160の容量が大きくさなるに
従い、周波数f1および周波数f3は低くなる。従って、バ
イパスコンデンサ160の容量が大きくなることによ
り、高い周波数領域での安定した試験を行うことができ
ない。そこで、抵抗器175を補償回路1000に設け
る。以下に、図13を参照しながら抵抗器175の作用
を記述する。
【0085】図13は、補償回路1000を備え、イン
ダクタンス部材180を利用した図1の定電圧電源回路
100の周波数特性の概略図を示す。抵抗器175、イ
ンダクタンス部材180とインダクタンス部材184と
によって、バイパスコンデンサ160およびバイパスコ
ンデンサ162が、ある周波数f4以上において、定電圧
印加回路101から無視される。インダクタンス部材1
80をインダクタンス部材184よりも十分に大きくす
ることにより、インダクタンス部材180とバイパスコ
ンデンサ160およびバイパスコンデンサ162との共
振周波数が周波数f4よりも小さくする。それによって、
周波数を次第に増加させていった場合に、まず、インダ
クタンス部材180の影響により、定電圧印加回路10
1は、抵抗器175を介してバイパスコンデンサ162
と、さらにインダクタンス部材184を介してバイパス
コンデンサ160と、接続しているように動作する。さ
らに、周波数を次第に増加させていった場合に、バイパ
スコンデンサ160およびバイパスコンデンサ162の
インピーダンスは、周波数の増加に伴い低下し、周波数
f4以上の周波数になると、抵抗器175のインピーダン
スよりもバイパスコンデンサ160およびバイパスコン
デンサ162のインピーダンスの方が小さくなる。定電
圧印加回路101は、バイパスコンデンサ160および
バイパスコンデンサ162と抵抗器175を介して接続
しているように動作している。よって、周波数f4以上か
らは、バイパスコンデンサ160およびバイパスコンデ
ンサ162が、ある周波数f4以上において定電圧印加回
路101から無視され、インピーダンスは抵抗器175
の抵抗値になる。従って、配線抵抗170とバイパスコ
ンデンサ160、162とのCR回路の影響が、無くな
る。よって、定電圧電源回路100の周波数特性の曲線
は、周波数f4以上において傾きが0dB/octになる。ただ
し、演算増幅器120の周波数特性に制限されるため、
ある周波数f5において、定電圧電源回路100の周波数
特性の曲線の傾きは-6dB/octにもどる。従って、点Pに
おける周波数特性の曲線の傾きが、-6dB/octになるの
で、図1の定電圧電源回路100は、高い周波数領域に
おいても安定である。また、演算増幅器120の利得を
上げることによって、定電圧電源回路100は不安定に
ならない。
【0086】図14は、本発明における定電圧電源回路
の他の実施例を示す。本実施例における定電圧電源回路
200は、定電圧電源回路100に加え、第2の補償回
路2000を備える。補償回路2000は、それぞれの
一端が互いに接続された抵抗器277、インダクタンス
部材286およびバイパスコンデンサ266を有する。
抵抗器277の他端がインダクタンス部材180の定電
圧印加回路側へ接続され、インダクタンス部材286の
他端がインダクタンス部材180の負荷側へ接続され、
バイパスコンデンサ266の他端が定電位部150に接
続されている。
【0087】インダクタンス部材180、インダクタン
ス部材184およびインダクタンス部材286は、好適
には、回路配線である。従って、インダクタンス部材1
80のインダクタンスは、定電圧印加回路101から負
荷130までの回路配線の長さに依る。インダクタンス
部材184のインダクタンスは、バイパスコンデンサ1
62から負荷130までの回路配線の長さに依る。イン
ダクタンス部材286のインダクタンスは、バイパスコ
ンデンサ266から負荷130までの回路配線の長さに
依る。バイパスコンデンサ266から負荷130までの
回路配線の長さは、バイパスコンデンサ162から負荷
130までの回路配線の長さより長い。従って、インダ
クタンス部材286のインダクタンスは、インダクタン
ス部材184のインダクタンスより大きい。また、定電
圧印加回路101から負荷130までの回路配線の長さ
は、バイパスコンデンサ266から負荷130までの回
路配線の長さより長い。従って、インダクタンス部材1
80のインダクタンスは、インダクタンス部材286の
インダクタンスより大きい。インダクタンス182は、
インダクタンス部材180、インダクタンス部材184
およびインダクタンス部材286のインダクタンスに比
較して、微小である。インダクタンス部材180、イン
ダクタンス部材184およびインダクタンス部材286
は、所望のインダクタンスを得るための特定の部材にし
てもよい。
【0088】また、バイパスコンデンサ266は、イン
ダクタンス部材286を介して負荷130に接続する。
従って、バイパスコンデンサ266は、バイパスコンデ
ンサ160およびバイパスコンデンサ162よりも遠い
位置に配置することができる。よって、バイパスコンデ
ンサ266は、バイパスコンデンサ160およびバイパ
スコンデンサ162よりも物理的に大きな容量にするこ
とができる。
【0089】以下に負荷130の動作による出力電圧の
変化を、バイパスコンデンサ160、バイパスコンデン
サ162およびバイパスコンデンサ266がどのように
補償するかを記述する。例えば、負荷130が、待機状
態から動作状態へ移行した場合に、大きな電流が定電圧
電源回路100から負荷130へ流れる。それによっ
て、定電圧電源回路100の出力電圧が降下しようとす
る。このとき、まず、インダクタンス部材180、イン
ダクタンス部材184およびインダクタンス部材286
のインダクタンスに比較して、微小であるインダクタン
ス182を介して、バイパスコンデンサ160が負荷1
30へ電流を供給する。それによって、負荷130の動
作に対し即座に、出力電圧の降下を補償する。しかし、
バイパスコンデンサ160は容量が小さいので、十分に
出力電圧の降下を補償することができない。そこで、次
に、バイパスコンデンサ162が、インダクタンス部材
184を介して負荷130に電流を供給する。それによ
って、出力電圧が降下するのを補償する。しかし、バイ
パスコンデンサ162によっても、十分に出力電圧の降
下を補償することができない場合がある。従って、次
に、バイパスコンデンサ266が、インダクタンス部材
286を介して負荷130に電流を供給する。それによ
って、出力電圧が降下するのを補償する。次に、定電圧
印加回路101が、帰還回路140および演算増幅器1
20によって補正された所定の出力電圧を、インダクタ
ンス部材180を介して負荷130へ印加する。従っ
て、バイパスコンデンサ160、バイパスコンデンサ1
62およびバイパスコンデンサ266が、ある時間差を
もって段階的に出力電圧を補償する。よって、負荷13
0の動作による出力電圧の電圧降下が緩和される。バイ
パスコンデンサ266は、バイパスコンデンサ162よ
りさらに大きな容量を有することができるので、十分に
出力電圧の降下の補償をすることができる。
【0090】定電圧電源回路200は、補償回路100
0および補償回路2000と同様に、さらに追加の補償
回路を備えることができる。
【0091】定電圧電源回路200の周波数特性は、図
13と近似するため省略する。ただし、バイパスコンデ
ンサ266、インダクタンス部材286および抵抗器2
77の付加によって、周波数f1、f4およびf5の周波数値
が移動すると考えられる。
【0092】図15から図17は、本発明における定電
圧電源回路のさらに他の実施例を示す。
【0093】図15は、インダクタンス部材380が定
電圧印加回路101と負荷130との間に設けられてい
る定電圧電源回路300を示す。インダクタンス部材3
80は、高い周波数領域でバイパスコンデンサ160
が、定電圧印加回路101から無視される。従って、配
線抵抗170とバイパスコンデンサ160とのCR回路の
影響が、無くなる。従って、バイパスコンデンサ160
の容量を大きくした場合であっても、定電圧電源回路3
00は、安定した出力電圧を負荷130に印加すること
ができる。
【0094】図16は、インダクタンス部材480が定
電圧印加回路101と負荷130との間に設けられ、か
つ抵抗器475がインダクタンス部材480に並列に接
続されている定電圧電源回路400を示す。インダクタ
ンス部材480および抵抗器475は、高い周波数領域
でバイパスコンデンサ160が、定電圧印加回路101
から無視される。従って、配線抵抗170とバイパスコ
ンデンサ160とのCR回路の影響が、無くなる。従っ
て、バイパスコンデンサ160の容量を大きくした場合
であっても、定電圧電源回路400は、安定した出力電
圧を負荷130に印加することができる。
【0095】図17は、インダクタンス部材580が定
電圧印加回路101と負荷130との間に設けられ、か
つ抵抗器575がインダクタンス部材580に並列に接
続され、一端を抵抗器575の負荷130側の一端に接
続し、他端を定電圧部150に接続されているバイパス
コンデンサ560をさらに備える定電圧電源回路500
を示す。インダクタンス部材580および抵抗器575
は、高い周波数領域でバイパスコンデンサ160および
バイパスコンデンサ560が、定電圧印加回路101か
ら無視される。従って、配線抵抗170とバイパスコン
デンサ160、560とのCR回路の影響が無くなる。従
って、定電圧電源回路500は、安定した出力電圧を負
荷130に印加することができる。図1のインダクタン
ス部材184を回路配線にした定電圧電源回路100と
実質的に同等である。
【0096】本発明による実施例により、定電圧電源回
路が、負荷に供給される電流の変化に依らず、所定の出
力電圧を負荷へ印加できる。また、負荷に供給される電
流の変化に依り出力電圧が変動した場合には、帰還回路
による出力電圧の帰還が電圧の変動に追従するまでの
間、定電圧電源回路が十分に負荷への出力電圧を補うこ
とができる。さらに、半導体集積回路の高速化に伴う高
い動作周波数の領域において、定電圧電源回路が安定し
た出力電圧を負荷へ印加することができる。半導体集積
回路の高速化に伴う、高い周波数領域での試験を安定に
行える半導体集積回路の試験装置が実施できる。また、
半導体集積回路の試験装置の高速化によるスループット
を向上することができる。
【0097】次に、本発明による定電圧電源回路内にお
ける補償回路の配置の実施例を記述する。好適実施例で
ある図14の定電圧電源回路200の補償回路1000
および2000の配置の実施例を記述する。
【0098】図18は、負荷130を示す。負荷130
は、定電圧電源回路200が出力電圧を印加する電源端
子183を有する。負荷130は、例えば、半導体集積
回路などの電気的な動作をする装置である。ただし、負
荷130は、被試験体であって、本発明による定電圧電
源回路または定電圧電源回路基板を構成するものではな
い。従って、図面において、負荷130は、破線で示さ
れる。
【0099】図19は、負荷130の周辺に配置された
バイパスコンデンサ160、162、266、および定
電圧印加回路101の出力が接続される端子190を示
す。バイパスコンデンサ160、162、266は、負
荷130の四辺を囲むように、それぞれ9個ずつ配置さ
れている。しかし、それぞれのバイパスコンデンサの配
置の仕方および個数は、限定されない。例えば、バイパ
スコンデンサ160、162、266は、枠型、U字
型、O字型、L字型等にしてもよい。また、バイパスコン
デンサ160、162、266は、負荷130の上に多
層構造として重畳させてもよい。バイパスコンデンサ1
60は、インダクタンス182を小さくするため電源端
子183の側近に配置している。従って、負荷130が
小さいほど、バイパスコンデンサ160の大きさが制限
される。コンデンサの容量は、電極面積に比例するた
め、バイパスコンデンサ160の容量も制限される。
【0100】負荷130からの距離がバイパスコンデン
サ160よりも遠い位置に、バイパスコンデンサ162
が配置される。負荷130からの距離がバイパスコンデ
ンサ160よりも遠いので、バイパスコンデンサ162
はバイパスコンデンサ160よりも電極の面積の大きい
コンデンサにすることができる。
【0101】さらに、負荷130からの距離がバイパス
コンデンサ160、162よりも遠い位置に、バイパス
コンデンサ266が配置される。負荷130からの距離
がバイパスコンデンサ160、162よりも遠いので、
バイパスコンデンサ266はバイパスコンデンサ16
0、162よりも電極の面積の大きいコンデンサにする
ことができる。負荷130からの距離がバイパスコンデ
ンサ266よりも遠い位置に、さらに、バイパスコンデ
ンサを追加して配置してもよい。
【0102】図20は、図19のバイパスコンデンサ等
に定電圧印加回路101から負荷130への回路配線を
形成した状態を示す。本実施例では、インダクタンス部
材180は、回路配線としている。また、回路配線は、
負荷130の四辺を囲むようにしてバイパスコンデンサ
160の一の電極と接続する枠型部と、その枠型部の回
路配線から端子190へ向かって延びる長型部と、を有
する。回路配線の枠型部は、長型部に比較してインダク
タンスが微小である。従って、インダクタンス部材18
0のインダクタンスは、定電圧印加回路101からの出
力が接続される端子190から回路配線の枠型部までの
長型部の配線の長さL1によって決まる。回路配線の形状
は、枠型または長型に限定されない。例えば、回路配線
の枠型部を円形の枠型にしてもよく、負荷130の上や
バイパスコンデンサ160の電極の上を四角型や円型の
配線で被覆させてもよい。ただし、インダクタンス部材
180のインダクタンスを保つために、回路配線には細
長の部分が含まれることが好ましい。また、回路配線の
枠型部をバイパスコンデンサ160の一の電極の上に重
畳させるようにしてバイパスコンデンサ160と接続し
てもよい。
【0103】図21は、補償回路1000のバイパスコ
ンデンサ162、インダクタンス部材184および抵抗
器175を形成した状態を示す。本実施例では、インダ
クタンス部材184は、回路配線としている。また、回
路配線は、負荷130の四辺を囲むようにして形成され
る枠型部と、その枠型部の回路配線から端子190へ向
かって延びる長型部と、を有する。回路配線の枠型部
は、長型部に比較してインダクタンスが微小である。さ
らに、回路配線の枠型部は、バイパスコンデンサ160
の一の電極の上に重畳するようにしてバイパスコンデン
サ160と接続させている。従って、インダクタンス部
材184のインダクタンスは、バイパスコンデンサ16
2から回路配線の枠型部までの長型部の配線の長さL2に
よって決まる。回路配線の形状は、枠型または長型に限
定されない。例えば、円形の枠型にしてもよく、負荷1
30上を四角型や円型の配線で被覆させてもよい。ただ
し、インダクタンス部材184のインダクタンスを保つ
ために、回路配線には細長の部分が含まれることが好ま
しい。また、回路配線の枠型部を図20の回路配線の枠
型部の上に重畳させるようにしてバイパスコンデンサ1
60と接続してもよい。L2は、L1よりも短いため、イン
ダクタンス部材184のインダクタンスは、インダクタ
ンス部材180のインダクタンスよりも小さい。
【0104】抵抗器177は、バイパスコンデンサ16
2と電源端子190との間を接続する。本実施例では、
抵抗器175からバイパスコンデンサ162までを低抵
抗部材178が接続している。
【0105】図22は、補償回路2000のバイパスコ
ンデンサ266、インダクタンス部材286および抵抗
器277を形成した状態を示す。本実施例では、インダ
クタンス部材286は、回路配線としている。また、回
路配線は、負荷130の四辺を囲むようにして形成され
る枠型部と、その枠型部の回路配線から端子190へ向
かって延びる長型部と、を有する。回路配線の枠型部
は、長型部に比較してインダクタンスが微小である。さ
らに、回路配線の枠型部は、図21の回路配線の枠型部
の上に、即ちバイパスコンデンサ160の一の電極の上
に重畳するようにしてバイパスコンデンサ160と接続
させている。従って、インダクタンス部材286のイン
ダクタンスは、バイパスコンデンサ162から回路配線
の枠型部までの長型部の配線の長さL3によって決まる。
回路配線の形状は、枠型または長型に限定されない。例
えば、円形の枠型にしてもよく、負荷130上を四角型
や円型の配線で被覆させてもよい。ただし、インダクタ
ンス部材286のインダクタンスを保つために、回路配
線には細長の部分が含まれることが好ましい。また、回
路配線の枠型部を図20の回路配線の枠型部の上に、重
畳させるようにしてバイパスコンデンサ160と接続し
てもよい。L3は、L1よりも短く、L2よりも長い。従っ
て、インダクタンス部材286のインダクタンスは、イ
ンダクタンス部材180のインダクタンスよりも小さ
く、インダクタンス部材184のインダクタンスよりも
大きい。
【0106】抵抗器277は、バイパスコンデンサ16
2と電源端子190との間を接続する。本実施例のよう
に、補償回路は、回路配線同士を重畳して形成してもよ
い。また、補償回路は、回路配線をバイパスコンデンサ
の電極上に重畳させて形成してもよい。さらに、補償回
路は、回路配線を負荷上に重畳させて形成してもよい。
このとき、絶縁部材を挟むようにして重畳させることに
よって、回路配線、バイパスコンデンサまたは負荷は電
気的に絶縁されながら、重畳させることができる。ま
た、絶縁部材を挟むことなしに重畳させることによっ
て、回路配線、バイパスコンデンサまたは負荷は電気的
に接続されながら、重畳させることもできる。さらに、
他の構成の補償回路は、当業者にとって容易に想到する
ことができる。
【0107】本実施例のように、回路配線、バイパスコ
ンデンサ、負荷または抵抗を互いに重畳させて構成して
もよい。しかし、回路配線、バイパスコンデンサ、負荷
または抵抗を互いに重畳させることなく横並びに配置し
てもよい。また、回路配線は単一の材料で構成してもよ
く、複数の種類の材料を繋げて形成してもよい。回路配
線には、例えば、金属、ポリシリコンなどが使用され
る。具体的には、Al-Si、Al-Si-Cu、Cu、Au、Ag、Pt、
ドーピングされたポリシリコンなどが使用される。ま
た、絶縁部材の材料には、グラスなどが使用される。抵
抗器も、材料に限定することなく、所望の抵抗値を得ら
れる材料で形成できる。
【0108】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を
加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、
特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0109】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば、定電圧電源回路が、負荷に供給される電流の変
化に依らず、所定の出力電圧を負荷へ印加できる。
【0110】また、負荷に供給される電流の変化に依り
出力電圧が変動した場合には、帰還回路による出力電圧
の帰還が電圧の変動に追従するまでの間、定電圧電源回
路が十分に負荷への出力電圧を補うことができる。
【0111】さらに、半導体集積回路の高速化に伴う高
い動作周波数の領域において、定電圧電源回路が安定し
た出力電圧を負荷へ印加することができる。
【0112】さらに、半導体集積回路の試験装置が、半
導体集積回路の高速化に伴う高い周波数領域での試験を
安定に行える。また、半導体集積回路の試験装置の高速
化によりスループットが上がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における定電圧電源回路の
図。
【図2】電源から演算増幅器を介して負荷に定電圧を印
加する定電圧電源回路の図。
【図3】演算増幅器の周波数特性の概略図。
【図4】電流測定用抵抗器とバイパスコンデンサとを有
するCR回路の図。
【図5】図4のCR回路の周波数特性の概略図。
【図6】電流測定用抵抗器とバイパスコンデンサとのCR
回路を有し、かつ電源から演算増幅器を介して負荷に定
電圧を印加する定電圧電源回路の図。
【図7】図6の定電圧電源回路の周波数特性の概略図。
【図8】図6に示す定電圧電源回路に、さらに位相補正
用コンデンサを設けた定電圧電源回路の図。
【図9】図8の定電圧電源回路の周波数特性の概略図。
【図10】図8の定電圧電源回路と同等の定電圧電源回
路の図。
【図11】図10の定電圧電源回路の周波数特性の概略
図。
【図12】図10の定電圧電源回路の周波数特性の概略
図。
【図13】第1の補償回路を備え、インダクタンス部材
を利用した図1の定電圧電源回路の周波数特性の概略
図。
【図14】本発明の他の実施例における定電圧電源回路
の図。
【図15】インダクタンス部材が定電圧印加回路と負荷
との間に設けられている定電圧電源回路の図。
【図16】インダクタンス部材が定電圧印加回路と負荷
との間に設けられ、かつ抵抗器がインダクタンス部材に
並列に接続されている定電圧電源回路の図。
【図17】インダクタンス部材が定電圧印加回路と負荷
との間に設けられ、かつ抵抗器がインダクタンス部材に
並列に接続され、一端を抵抗器の負荷側の一端に接続
し、他端を定電圧部に接続されているバイパスコンデン
サをさらに備える定電圧電源回路の図。
【図18】負荷の図。
【図19】負荷の周辺に配置されたバイパスコンデンサ
および定電圧印加回路の出力が接続される端子の図。
【図20】図19のバイパスコンデンサ等に定電圧印加
回路から負荷への回路配線を形成した状態の図。
【図21】補償回路のバイパスコンデンサ、インダクタ
ンス部材および抵抗器を形成した状態の図。
【図22】第2の補償回路のバイパスコンデンサ、イン
ダクタンス部材および抵抗器を形成した状態の図。
【符号の説明】
100、200,300、400、500 定電圧電源
回路 101 定電圧印加回路 110 電源 120 演算増幅器 130 負荷 140 帰還回路 174、175、176、277、475、575 抵
抗器 172 電流測定用抵抗器 160、162、266、560 バイパスコンデンサ 164 位相補正用コンデンサ 180、184、286、380、480、580 イ
ンダクタンス部材 1000、2000 補償回路 150 定電位部

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷に対して電圧を印加する演算増幅
    器と出力電圧を前記演算増幅器に帰還させる帰還回路と
    を有する定電圧印加回路、 前記定電圧印加回路および前記負荷の間に設けられた第
    1インダクタンス部材並びに、 前記第1インダクタンス部材と前記負荷との間に一端が
    接続され、定電位部に他端が接続される第1バイパスコ
    ンデンサ、 を備えることを特徴とする定電圧電源回路。
  2. 【請求項2】 前記第1バイパスコンデンサから前記
    負荷までのインダクタンスが、前記定電圧印加回路から
    前記負荷までのインダクタンスよりも小さいことを特徴
    とする請求項1に記載の定電圧電源回路基板。
  3. 【請求項3】 前記第1インダクタンス部材と並列に
    接続する第1抵抗器を有することを特徴とする請求項1
    に記載の定電圧電源回路。
  4. 【請求項4】 それぞれの一端が互いに接続された第
    2抵抗器、第2インダクタンス部材および第2バイパス
    コンデンサを有する補償回路をさらに備え、前記第2抵
    抗器の他端が前記第1インダクタンス部材の前記定電圧
    印加回路側へ接続され、前記第2インダクタンス部材の
    他端が前記第1インダクタンス部材の前記負荷側へ接続
    され、前記第2バイパスコンデンサの他端が定電位部に
    接続されていることを特徴とする請求項1に記載の定電
    圧電源回路。
  5. 【請求項5】 前記第2バイパスコンデンサから前記
    負荷までのインダクタンスが、前記第1バイパスコンデ
    ンサから前記負荷までのインダクタンスよりも大きいこ
    とを特徴とする請求項4に記載の定電圧電源回路。
  6. 【請求項6】 前記第2バイパスコンデンサの容量
    は、前記第1バイパスコンデンサの容量よりも大きいこ
    とを特徴とする請求項4に記載の定電圧電源回路。
  7. 【請求項7】 前記第2インダクタンス部材のインダク
    タンスは、前記第1インダクタンス部材のインダクタン
    スよりも小さいことを特徴とする請求項4に記載の定電
    圧電源回路。
  8. 【請求項8】 前記第1バイパスコンデンサから前記負
    荷までのインダクタンスまたは前記第2バイパスコンデ
    ンサから前記負荷までのインダクタンスのうち少なくと
    も一方は、それぞれのバイパスコンデンサから前記負荷
    までの回路配線のインダクタンスであることを特徴とす
    る請求項4に記載の定電圧電源回路。
  9. 【請求項9】 前記第1インダクタンス部材または前記
    第2インダクタンス部材の少なくとも一方が、回路配線
    であることを特徴とする請求項4に記載の定電圧電源回
    路。
  10. 【請求項10】 前記第1バイパスコンデンサから前記
    負荷までのインダクタンスおよび前記第2バイパスコン
    デンサから前記負荷までのインダクタンスは、前記第1
    バイパスコンデンサまたは前記第2バイパスコンデンサ
    から前記負荷までの回路配線のインダクタンスであり、
    かつ前記第1インダクタンス部材および前記第2インダ
    クタンス部材が回路配線であることを特徴とする請求項
    8または請求項9に記載の定電圧電源回路。
  11. 【請求項11】 それぞれの一端が互いに接続された
    第2抵抗器、第2インダクタンス部材および第2バイパ
    スコンデンサを有する第1補償回路であって、 前記第2抵抗器の他端が前記第1インダクタンス部材の
    前記定電圧印加回路側へ接続され、前記第2インダクタ
    ンス部材の他端を前記第1インダクタンス部材の前記負
    荷側へ接続され、前記第2バイパスコンデンサの他端が
    定電位部に接続されている第1補償回路と、 それぞれの一端が互いに接続された第3抵抗器、第3イ
    ンダクタンス部材および第3バイパスコンデンサを有す
    る第2補償回路であって、 前記第3抵抗器の他端が前記第1インダクタンス部材の
    前記定電圧印加回路側へ接続され、前記第3インダクタ
    ンス部材の他端を前記第1インダクタンス部材の前記負
    荷側へ接続され、前記第3バイパスコンデンサの他端が
    定電位部に接続されている第2補償回路と、 を含む複数の前記補償回路、を有することを特徴とする
    請求項1に記載の定電圧電源回路。
  12. 【請求項12】 前記第2バイパスコンデンサから前記
    負荷までのインダクタンスが、前記第1バイパスコンデ
    ンサから前記負荷までのインダクタンスよりも大きく、 前記第3バイパスコンデンサから前記負荷までのインダ
    クタンスが、前記第2バイパスコンデンサから前記負荷
    までのインダクタンスよりも大きいことを特徴とする請
    求項11に記載の定電圧電源回路。
  13. 【請求項13】 前記第1バイパスコンデンサの容量よ
    りも、前記第2バイパスコンデンサの容量は大きく、前
    記第2バイパスコンデンサの容量よりも、前記第3バイ
    パスコンデンサの容量は大きいことを特徴とする請求項
    11に記載の定電圧電源回路。
  14. 【請求項14】 前記第1インダクタンス部材のインダ
    クタンスよりも、前記第2インダクタンス部材および第
    3インダクタンス部材のインダクタンスは小さく、 前記第2インダクタンス部材のインダクタンスよりも、
    前記第3インダクタンス部材は大きい、 ことを特徴とする請求項11に記載の定電圧電源回路。
  15. 【請求項15】 前記第2抵抗器の抵抗よりも、前記第
    3抵抗器の抵抗は大きいことを特徴とする請求項11に
    記載の定電圧電源回路。
  16. 【請求項16】 前記第2バイパスコンデンサから前記
    負荷までのインダクタンス、前記第1バイパスコンデン
    サから前記負荷までのインダクタンス、または前記第3
    バイパスコンデンサから前記負荷までのインダクタンス
    のうち少なくとも一方は、それぞれのバイパスコンデン
    サから前記負荷までの回路配線のインダクタンスである
    ことを特徴とする請求項11に記載の定電圧電源回路。
  17. 【請求項17】 前記第1インダクタンス部材、前記第
    2インダクタンス部材または前記第3インダクタンス部
    材のうち少なくとも一方が、回路配線であることを特徴
    とする請求項11に記載の定電圧電源回路。
  18. 【請求項18】 前記第2バイパスコンデンサから前記
    負荷までのインダクタンス、前記第1バイパスコンデン
    サから前記負荷までのインダクタンス、および前記第3
    バイパスコンデンサから前記負荷までのインダクタンス
    は、それぞれ前記第1バイパスコンデンサ、前記第2バ
    イパスコンデンサおよび前記第3バイパスコンデンサか
    ら前記負荷までの回路配線のインダクタンスであり、 前記第1インダクタンス部材、前記第2インダクタンス
    部材および前記第3インダクタンス部材が、回路配線で
    あることを特徴とする請求項16または請求項17に記
    載の定電圧電源回路。
  19. 【請求項19】 負荷に対して電圧を印加する演算増幅
    器と、出力電圧を前記演算増幅器に帰還させる帰還回路
    とを有する定電圧印加回路、 前記定電圧印加回路および前記負荷の間に設けられた第
    1インダクタンス部材並びに、 前記第1インダクタンス部材と前記負荷との間に一端が
    接続され、定電位部に他端が接続される第1バイパスコ
    ンデンサ、 を備える定電圧電源回路基板であって、 前記第1バイパスコンデンサは、前記定電圧印加回路よ
    りも前記負荷に近い位置に配置されることを特徴とする
    定電圧電源回路基板。
  20. 【請求項20】 前記第1インダクタンス部材は、回路
    配線であることを特徴とする請求項19に記載の定電圧
    電源回路基板。
  21. 【請求項21】 それぞれの一端が互いに接続された第
    2抵抗器、第2インダクタンス部材および第2バイパス
    コンデンサを有する第1補償回路であって、前記第2抵
    抗器の他端が前記第1インダクタンス部材の前記定電圧
    印加回路側へ接続され、前記第2インダクタンス部材の
    他端が前記第1インダクタンス部材の前記負荷側へ接続
    され、前記第2バイパスコンデンサの他端が定電位部に
    接続されている第1補償回路、をさらに備え、 前記第2バイパスコンデンサは、前記第1バイパスコン
    デンサよりも前記負荷から遠い位置に配置されることを
    特徴とする請求項19に記載の定電圧電源回路基板。
  22. 【請求項22】 前記第1バイパスコンデンサから前記
    負荷までのインダクタンスまたは前記第2バイパスコン
    デンサから前記負荷までのインダクタンスのうち少なく
    とも一方は、それぞれのバイパスコンデンサから前記負
    荷までの回路配線のインダクタンスであることを特徴と
    する請求項21に記載の定電圧電源回路基板。
  23. 【請求項23】 前記第1インダクタンス部材または前
    記第2インダクタンス部材の少なくとも一方が、回路配
    線であることを特徴とする請求項21に記載の定電圧電
    源回路基板。
  24. 【請求項24】 前記第1バイパスコンデンサから前記
    負荷までのインダクタンス、および前記第2バイパスコ
    ンデンサから前記負荷までのインダクタンスが、それぞ
    れ前記第1バイパスコンデンサから前記負荷までの回路
    配線のインダクタンス、および前記第2バイパスコンデ
    ンサから前記負荷までの回路配線のインダクタンスであ
    り、かつ前記第1インダクタンス部材および前記第2イ
    ンダクタンス部材が、回路配線であることを特徴とする
    請求項22または請求項23に記載の定電圧電源回路基
    板。
  25. 【請求項25】 前記第1バイパスコンデンサの容量よ
    りも、前記第2バイパスコンデンサの容量の方が大きい
    ことを特徴とする請求項21に記載の定電圧電源回路基
    板。
  26. 【請求項26】 前記第2インダクタンス部材のインダ
    クタンスが、前記第1インダクタンス部材のインダクタ
    ンスより小さいことを特徴とする請求項21に記載の定
    電圧電源回路基板。
  27. 【請求項27】 それぞれの一端が互いに接続された第
    3抵抗器、第3インダクタンス部材および第3バイパス
    コンデンサを有する第2補償回路であって、 前記第3抵抗器の他端が前記第1インダクタンス部材の
    前記定電圧印加回路側へ接続され、前記第3インダクタ
    ンス部材の他端を前記第1インダクタンス部材の前記負
    荷側へ接続され、前記第3バイパスコンデンサの他端が
    定電位部に接続されている第2補償回路をさらに備え、 前記第3バイパスコンデンサは、前記第2バイパスコン
    デンサよりも前記負荷から遠い位置に配置されることを
    特徴とする請求項21に記載の定電圧電源回路基板。
  28. 【請求項28】 前記第1バイパスコンデンサから前記
    負荷までのインダクタンス、前記第2バイパスコンデン
    サから前記負荷までのインダクタンス、または前記第3
    バイパスコンデンサから前記負荷までのインダクタンス
    のうち少なくとも一方は、それぞれのバイパスコンデン
    サから前記負荷までの回路配線のインダクタンスである
    ことを特徴とする請求項27に記載の定電圧電源回路基
    板。
  29. 【請求項29】 前記第1インダクタンス部材、前記第
    2インダクタンス部材、または前記第3インダクタンス
    部材の少なくとも一方が、回路配線であることを特徴と
    する請求項27に記載の定電圧電源回路基板。
  30. 【請求項30】 前記第1バイパスコンデンサから前記
    負荷までのインダクタンス、前記第2バイパスコンデン
    サから前記負荷までのインダクタンス、または前記第3
    バイパスコンデンサから前記負荷までのインダクタンス
    は、それぞれ前記第1バイパスコンデンサ、前記第2バ
    イパスコンデンサ、または前記第3バイパスコンデンサ
    から前記負荷までの回路配線のインダクタンスであり、
    かつ、前記第1インダクタンス部材、前記第2インダク
    タンス部材、または前記第3インダクタンス部材が、そ
    れぞれ回路配線であることを特徴とする請求項27に記
    載の定電圧電源回路基板。
  31. 【請求項31】 前記第2バイパスコンデンサの容量
    は、前記第1バイパスコンデンサの容量よりも大きく、
    かつ前記第3バイパスコンデンサの容量は、前記第2バ
    イパスコンデンサの容量よりも大きいことを特徴とする
    請求項27に記載の定電圧電源回路基板。
  32. 【請求項32】 前記第3インダクタンス部材のインダ
    クタンスは、前記第2インダクタンス部材のインダクタ
    ンスよりも大きく、かつ前記第1インダクタンス部材の
    インダクタンスよりも小さいことを特徴とする請求項2
    7に記載の定電圧電源回路基板。
  33. 【請求項33】 前記第1バイパスコンデンサ、前記第
    2バイパスコンデンサまたは前記第3バイパスコンデン
    サのうち少なくとも一のバイパスコンデンサは、前記負
    荷の周辺に配置されることを特徴とする請求項19、請
    求項21および請求項27のいずれかに記載の定電圧電
    源回路基板。
  34. 【請求項34】 前記回路配線の少なくとも一部分が、
    前記負荷の周囲を囲むことを特徴とする請求項22から
    請求項24、請求項28および請求項30のいずれかに
    記載の定電圧電源回路基板。
  35. 【請求項35】 前記第1バイパスコンデンサから前記
    負荷までの配線、前記第2バイパスコンデンサから前記
    負荷までの配線、または前記第3バイパスコンデンサか
    ら前記負荷までの配線のうち少なくとも一の配線の少な
    くとも一部分が、他の配線と重畳するように形成される
    ことを特徴とする請求項22から請求項24、請求項2
    8および請求項30のいずれかに記載の定電圧電源回路
    基板。
  36. 【請求項36】 前記一の配線と前記他の配線が電気的
    に接続されることを特徴とする請求項35に記載の定電
    圧電源回路基板。
  37. 【請求項37】 前記第1バイパスコンデンサから前記
    負荷までの配線、前記第2バイパスコンデンサから前記
    負荷までの配線、または前記第3バイパスコンデンサか
    ら前記負荷までの配線のうち少なくとも一の配線の少な
    くとも一部分が、前記第1バイパスコンデンサ、前記第
    2バイパスコンデンサ、または前記第3バイパスコンデ
    ンサのうちの少なくとも一のバイパスコンデンサと重畳
    するように形成されることを特徴とする請求項22から
    請求項24、請求項28および請求項30のいずれかに
    記載の定電圧電源回路基板。
  38. 【請求項38】 前記一の配線は、前記第1バイパスコ
    ンデンサ、前記第2バイパスコンデンサ、または前記第
    3バイパスコンデンサのうちの少なくとも一のバイパス
    コンデンサの電極と電気的に接続することを特徴とする
    請求項37に記載の定電圧電源回路基板。
  39. 【請求項39】 前記第1バイパスコンデンサから前記
    負荷までの配線、前記第2バイパスコンデンサから前記
    負荷までの配線、または前記第3バイパスコンデンサか
    ら前記負荷までの配線のうち少なくとも一の配線の少な
    くとも一部分が、前記負荷と重畳するように形成される
    ことを特徴とする請求項22から請求項24、請求項2
    8および請求項30のいずれかに記載の定電圧電源回路
    基板。
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