JP2001194161A - 視線移動検出情報提示装置 - Google Patents

視線移動検出情報提示装置

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JP2001194161A
JP2001194161A JP2000002041A JP2000002041A JP2001194161A JP 2001194161 A JP2001194161 A JP 2001194161A JP 2000002041 A JP2000002041 A JP 2000002041A JP 2000002041 A JP2000002041 A JP 2000002041A JP 2001194161 A JP2001194161 A JP 2001194161A
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Hideyuki Hatakeyama
英之 畠山
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Alpine Electronics Inc
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Alpine Electronics Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K35/00Arrangement of adaptations of instruments
    • B60K35/10
    • B60K2360/149

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者が車内の特定の機器に視線を移動した
ときが、その機器に関する情報を得たいときであり、そ
のタイミングに合わせて適切な情報を提示したい。 【解決手段】 情報収集手段1に予めナビゲーション装
置等の現在のデータ、及び走行経歴等のユーザデータを
蓄積しておき、車両状況検出手段2には車外撮影ビデオ
カメラ等の情報が入力可能となっている。この情報によ
り運転者関心事項予測手段3は運転者が関心を示す事項
を予測し、提示用情報取得手段4で運転者に提示する情
報を予め準備する。その情報は提示情報選別手段で順位
付けされ、情報提示出力手段6に出力される。一方、特
定機器視線移動判別手段7では、視線検出手段8の信号
により、前記関心を示したときに視線が移動する機器に
対して実際に視線が移動したか判別する。視線が移動し
たときには、情報提示時期判別手段10を介し、情報提
示出力手段6からスピーカ12等に情報を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転者の視線移動
を検出することにより運転者の関心事項を予測し、適切
なタイミングで所望する情報を提示することができるよ
うにした視線移動検出情報提示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】運転者は車両の安全走行のため、車外の
周囲の状況を常時把握しつつ、車内の各種機器の操作を
行っている。例えば片側2車線の道路の走行中に車線変
更を行うときには、予めバックミラーやサイドミラー等
の後視鏡を見ることにより、変更する車線側の状況を、
近くに車が存在しないか、また、急速に接近する車両は
存在しないか等を確認すると共に、更にミラーの死角に
なる位置に車が存在しないかを直接振り向いて確認する
等の確認動作を行い、車線変更する適宜の手前でウイン
カー表示し、その後に車線変更するとういう操作を行
う。この時、運転者によっては、車線変更を行う必要が
ある適宜の手前でウインカー表示を行い、その後にバッ
クミラーやサイドミラー等の後視鏡を見ることによる安
全確認等を行った後に車線変更を行うこともある。
【0003】このような視線の移動による安全確認作業
中においても、走行中の車線における前方に対しても常
に注意を払い、例えば、前を走行している車が突然にブ
レーキをかけないか、他の車線から割り込みをする車が
いないか等の注意を怠ることができない。しかも、バッ
クミラーやサイドミラーは見にくく、特に雨天や、窓或
いはミラーが曇っているときには極めて見にくくなる。
したがって、車線変更には多くの注意力を必要とし、運
転者にとって危険な作業であり、煩わしい作業でもあ
る。
【0004】その対策として、運転席近傍にTVモニタ
ーを設置すると共に車両後部にビデオカメラを後方に向
けて設置し、ビデオカメラで後方及び後側方の様子を常
時撮影し、運転者が希望するときにTV表示用スイッチ
を切り換え、その画像をTVモニターに表示することに
より、上記のようなバックミラー、サイドミラー等を見
ることによる視線の頻繁な移動を減少させる一助とする
システムも、既に一部の車両で採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】また、上記TVモニタ
ーにおける表示に際して、手動でスイッチ操作を行う煩
わしさを解消するため、車線変更時に行うウインカー表
示操作を検出し、その操作が行われたときには自動的に
ビデオカメラの映像をTVモニターに表示するようにす
ることも提案されている。しかしながら、単にTVモニ
ターに車外の状況を表示するのみでは、運転者はTVモ
ニターを注視してその状況を見る必要があるため、運転
に対する注意力が散漫となり、必ずしも安全運転に充分
寄与しない。その対策として、ビデオカメラの映像や赤
外線センサ等のデータにより、車に近接しているものを
検出し、危険であるか否かを判別し、使用者の要求があ
るときにはその状況を音声等により運転者に知らせるこ
とも提案されている(特開平10−148537)。
【0006】上記公知技術を実際の車両に搭載する際に
は、例えば、前記の例のように車線変更を行う場合につ
いてみると、上記使用者が情報提示を要求するときとし
て、運転者がウインカー表示操作を行ったこと検出した
ときが考えられる。その際には、ウインカー表示操作検
出時に、周囲の状況の判別結果に基づいて警報等を発す
ることとなる。
【0007】しかしながら、前記のように、車線変更時
にウインカーを出してから周囲の安全確認を行う人にと
ってはこの情報提示の時期は適しているものの、周囲の
状況を確認してからウインカーを出す人にとっては、前
方の安全の状況を確認しながら更に周囲の状況をバック
ミラーやサイドミラー等の後視鏡で確認する作業を行わ
なければならず、上記警報装置は必ずしも安全運転にと
っては効果を奏しない。
【0008】また、上記公知技術においては、運転者が
安全を確認した時にビデオカメラを作動するのでは、起
動時間の関係上間に合わないため、常時ビデオカメラ等
で周囲の状況を撮影し、安全確認用制御装置を作動して
いる必要があり、運転者が安全の状況を知りたいときの
み情報を提示すればよい場合には、ほとんどの時間は無
用の作動を行っていることとなるため、必ずしも効率的
な装置ということはできない。
【0009】一方、近年車載用ナビゲーション装置が普
及しており、このナビゲーション装置においては、GP
S等を用いて現在位置を検出し、DVD等に記憶した地
図データをTVモニターに表示し、その地図上に現在位
置マーク、及び進行方向を表示すると共に、現在位置や
進行方向の変化に対応して地図画像をスクロールするこ
とによって運転者が現在走行している地点を容易に認識
することができるようになっている。
【0010】更に、上記ナビゲーション装置において
は、目的地や経由地を設定することにより現在地からの
最適ルートを探索し、その推奨ルートを地図画像中に表
示し、運転者はそのルートに沿って走行することによ
り、確実に目的地や経由地に到達することができるよう
になっている。その際には、右左折すべき交差点の所定
距離以内になると右左折交差点に近づいたこと、及び右
左折の方向を音声で案内し、ディスプレイ上に交差点の
拡大画像を表示して誘導し、安全に右左折を行うことが
できるようにしている。
【0011】上記のようなナビゲーション装置を搭載し
た車両において、誘導経路に沿って走行しているときに
は、ナビゲーション装置が音声等により右左折すべきこ
との案内を行うと運転者は右左折のための行動を起こす
ことが予測されるため、上記のようなビデオカメラで周
囲の状況を撮影し、警報を発することにより視線の頻繁
な移動を減少するシステムを備えた車両においては、ナ
ビゲーション装置が右左折すべきことの案内を行ったと
きにビデオカメラ、及び安全確認用制御装置を予め作動
し、運転者が上記案内に基づいて車線変更を行うためウ
インカーを出したとき、周囲の状況を報知することが考
えられる。
【0012】しかしながら、このような装置において
は、ビデオカメラや安全確認用制御装置の作動を、運転
者が必要とされると思われるときのみ作動することがで
きるものの、前記のように、車線変更時に予めバックミ
ラーやサイドミラー等の後視鏡で周囲の状況を見てから
ウインカーを出す人にとっては、運転者の頻繁な視線の
移動を減少し安全運転に寄与するというこのシステムの
初期の目的を奏しえないことは前記の場合と同様であ
る。このように、車線変更を行うとき、周囲の状況に基
づいて警報等の情報を提示するに際しては、適切な時期
にこれらの情報を提示することが望まれる。
【0013】一方、ナビゲーション装置を用いて誘導経
路に沿って走行している際、予期せぬ交通渋滞に巻き込
まれ、目的地に所定の時間までに到着できるかどうか不
安になることがある。そのようなときには運転者は頻繁
に時計に視線を移し、いらいらすることとなる。この
時、ナビゲーション装置から交通渋滞の状況に合わせ
て、現在の渋滞状況から目的地迄の時間を計算し、更に
予め目的地に関するスケジュール等が入力されている際
には、そのスケジュールに基づき予定時間に間に合うか
否かを計算して知らせてくれるならば、その結果に基づ
いて、例えば目的地で会議を行うときには、予め何分ぐ
らい遅れる旨の電話連絡を行うことができる。また、目
的地までの時間の計算の結果、会議の開始時間までは充
分に間に合うこと、或いは今後の行動計画を変更するま
でには至らない等の情報提示がなされた場合には、いら
いらすることなく安心して運転することができる。
【0014】上記のような交通渋滞に巻き込まれたと
き、交通渋滞状況に応じて目的地への到達予測時間、或
いはスケジュールに間に合うか否かを計算し知らせるシ
ステムをナビゲーション装置が備えているとき、その計
算結果を運転者がナビゲーション装置を操作することに
より表示、或いは音声出力を行うようにすることが考え
られる。しかしながら、このような操作は面倒であるの
で、前記のような情報を適切なタイミングで自動的に運
転者に知らせてくれるシステムが存在するならば、運転
者はナビゲーション装置に対する信頼感が深まり、ま
た、各種操作を行う必要が無くなるため安全運転にも寄
与することとなる。
【0015】このような場合においても、ナビゲーショ
ン装置は予め渋滞情報を得ており、それに基づいていつ
でも上記計算結果に基づく情報を出力しうる状態にあ
る。したがって、運転者がこの情報の提示を求めている
ときの適切な時期に自動的にこれを出力することが望ま
れる。
【0016】更に、ナビゲーション装置や同様の車載情
報機器に、運転者の種々の行動パターンやユーザ情報を
収集しておくとき、例えば運転者が通常ほぼ12時に昼
食を採っていることが判別されると、食事に関連する各
種の情報を提示することが可能となる。したがって12
時近くになると運転者は食事に関心をもつことが予測さ
れるので、適切な時期に自動的にこの情報を提示するこ
とが望まれる。
【0017】そのほか、例えばナビゲーション装置の誘
導経路に沿って目的地に向かっているとき、ガソリンの
メータの残量が少なくなり、目的地までガソリンが間に
合うか不安になるときがある。このようなときも、予め
ガソリンの量を常時検出しておき、目的地までの走行予
定距離数も計算しておくことにより、目的地までの間に
給油する必要があるか否かの情報を提示することが可能
となる。したがって、運転者が燃料量に関心をもつ適切
な時期に自動的にこの情報を提示することが望まれる。
【0018】上記のように、車線変更を行うときに周囲
の状況を知らせるとき、また、交通渋滞時に目的地への
到達時間を知らせるとき、更に、通常の食事時間に近づ
いた時にその状況を知らせるとき、の運転者が時間を気
にしてるときにその計測結果を知らせるとき、あるい
は、目的地までガソリンが間に合うか否かを知らせると
き等、運転者が何らかのことに関心を示すときには、視
線を移動して、後視鏡、時計、燃料計等の車内に設けら
れた特定の機器に視線を移動することが常である。その
ため、運転者の視線の移動を検出して運転者が何に関心
をもっているかを知り、そのタイミングで予め用意して
おいた情報を提示することが最も時期を得た情報の提示
ということができる。
【0019】したがって、本発明は、ナビゲーション装
置等において予め種々の情報を収集しておき、運転者の
視線の移動を検出してそこから運転者の関心事項を予測
し、その時点で予め収集した情報を提示することができ
るようにした視線検出情報提示装置を得ることを主たる
目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、請求項1に係る発明は、各種の情報を収集
し蓄積する情報収集手段と、各種の車両状況を検出する
車両状況検出手段と、前記情報収集手段の情報と車両状
況検出手段の信号とにより運転者が関心を示す事項を予
測する運転者関心事項予測手段と、前記運転者関心事項
予測手段の出力に応じて関連する情報を収集し提示情報
を得る提示情報取得手段と、運転者の視線の位置を検出
する視線検出手段と、前記視線検出手段により運転者の
視線が特定の機器に移動したことを判別する特定機器視
線移動判別手段と、前記特定機器視線移動判別手段の出
力時に、視線が移動した特定機器に応じた情報を提示情
報取得手段から外部に出力する情報提示出力手段とを備
えたことを特徴とする視線移動検出情報提示装置とした
ものである。
【0021】また、請求項2に係る発明は、前記情報収
集手段ではナビゲーション装置の経路誘導情報を収集
し、前記車両状況検出手段ではビデオカメラにより車外
後方の状況を検出し、前記運転者関心事項予測手段では
前記経路誘導情報からの右左折交差点接近情報により右
左折を運転者の関心事項と予測し、前記提示情報取得手
段では前記ビデオカメラによる車外後方の撮影映像を収
集して車線変更または右左折時の車外安全確認用情報を
取得し、前記特定機器視線移動判別手段では運転者の視
線が前記特定機器としての後視用ミラーに移動したこと
を判別し、前記情報提示出力手段では特定機器視線移動
判別手段により視線が後視用ミラーに移動した判別信号
の出力時に、前記車外安全確認用情報を外部に出力する
請求項1記載の視線移動検出情報提示装置としたもので
ある。
【0022】また、請求項3に係る発明は、前記情報収
集手段では運転者のスケジュール情報及びナビゲーショ
ン装置の誘導経路情報を収集し、前記車両状況検出手段
では渋滞状況及び現在時刻を検出し、前記運転者関心事
項予測手段では前記スケジュール情報からの目的地のス
ケジュール情報と渋滞状況及び現在時刻により目的地へ
の到着時刻を運転者の関心事項と予測し、前記提示情報
取得手段では前記スケジュール情報、誘導経路情報、渋
滞状況及び現在時刻により目的地への到達時刻関連情報
を取得し、前記特定機器視線移動判別手段では運転者の
視線が前記特定機器としての時計に移動したことを判別
し、前記情報提示出力手段では特定機器視線移動判別手
段により視線が時計に移動した判別信号の出力時に、前
記到達時刻関連情報を外部に出力する請求項1記載の視
線移動検出情報提示装置としたものである。
【0023】また、請求項4に係る発明は、前記情報収
集手段では運転者の行動経歴情報、運転者のスケジュー
ル情報及びナビゲーション装置の誘導経路情報を収集
し、前記車両状況検出手段では現在時刻を検出し、前記
運転者関心事項予測手段では前記行動経歴情報と現在時
刻により食事をとることが運転者の関心事項と予測し、
前記提示情報取得手段では前記行動経歴情報、スケジュ
ール情報及び誘導経路情報から食事を行う余裕時間が存
在するか否かの情報を取得し、前記特定機器視線移動判
別手段では運転者の視線が前記特定機器としての時計に
移動したことを判別し、前記情報提示出力手段では特定
機器視線移動判別手段により視線が時計に移動した判別
信号の出力時に、前記食事に関する情報を外部に出力す
る請求項1記載の視線移動検出情報提示装置としたもの
である。
【0024】また、請求項5に係る発明は、前記情報収
集手段ではナビゲーション装置の誘導経路情報を収集
し、前記車両状況検出手段では残存燃料量を検出し、前
記運転者関心事項予測手段では前記誘導経路情報からの
目的地までの走行予定距離情報と残存燃料検出値により
残存燃料によって目的地まで到達できるか否かを運転者
の関心事項と予測し、前記提示情報取得手段では前記目
的地までの走行予定距離情報及び残存燃料量によって目
的地まで到達できるか否かの情報を取得し、前記特定機
器視線移動判別手段では運転者の視線が前記特定機器と
しての燃料計に移動したことを判別し、前記情報提示出
力手段では特的機器視線移動判別手段により視線が燃料
計に移動した判別信号の出力時に、前記残存燃料によっ
て目的地に到達できるか否かの情報を外部に出力する請
求項1記載の視線移動検出情報提示装置としたものであ
る。
【0025】また、請求項6に係る発明は、各提示情報
毎に提示準備予測期間を計算し、該提示準備予測期間の
短い順に提示を行う提示情報選別手段を備えた請求項1
記載の視線移動検出情報提示装置としたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に沿っ
て説明する。図1は本発明の視線移動検出情報提示装置
の機能ブロック図であり、その全体概要は、各種の情報
を収集して蓄積している情報収集手段1と、車両及び関
連機器の種々の状況を検出する車両状況検出手段2とが
運転者関心事項予測手段3に接続され、運転者が関心を
示すであろうと思われる事項を予測する。その予測事項
と入力した情報やデータに基づいて、提示用情報取得手
段4が運転者に提示する情報を適宜演算等を行って取得
する。その提示用情報は提示情報選別手段5によって提
示する優先度に応じて選別し、情報提示出力手段6に出
力する。
【0027】一方、特定機器視線移動判別手段7におい
ては、運転者の瞳孔の状態を検出することにより視線を
検出する視線検出手段8の出力と、特定機器位置入力手
段9により入力された車に設置されている各種の機器の
位置情報とを比較し、視線が特定機器に移動したことを
判別する。その判別結果により、情報提示時期判別手段
は情報提示出力手段6に対し、提示情報選別手段5から
既に入力されている提示情報をスピーカ12或いはTV
モニター13から出力させ、運転者に各種情報を提示す
るようにしている。
【0028】上記のような装置における各部の機能を更
に詳細に述べると、情報収集手段1には、図中に例示し
ているように、ナビゲーション装置から現在地、目的
地、経由地、誘導経路、交通規制や渋滞状況等のVIC
S情報等が収集されるとともに、ナビゲーション装置あ
るいは他の機器に予め入力されている現在のスケジュー
ルも収集されている。これらの情報は現時点のナビゲー
ション装置の情報であり、また、現時点の運転者の情報
であって、現在のデータ部15に収集されている。更
に、過去のデータ等を蓄積しているユーザデータ蓄積部
16を備え、ここには上記現在のデータ部15に過去に
おいて収集されたデータを整理して蓄え、車両の走行経
歴として、またユーザの行動経歴として蓄積されるとと
もに、必要に応じてユーザが直接入力し、或いは外部の
データラインから入力された外部入力情報も蓄積してい
る。
【0029】車両状況検出手段2では、図中に例示して
いるように、車外撮影ビデオカメラにより車両後方の他
の車両の状況を撮影して入力し、時計から現在時刻を入
力し、燃料計から残存燃料データを入力し、雨滴検出器
により雨の状況を検出し、携帯電話設置部から携帯電話
が送受信圏に入っているか否かを検出し、VICSやF
M多重放送から現在の渋滞情報を検出している。
【0030】運転者関心事項予測手段3では、上記のよ
うな種々の情報から、運転者が関心をもつであろうと予
測される事項を抽出すると共に、必要なデータを提示用
情報取得手段4に出力する。例えばナビゲーション装置
から、誘導経路情報に基づいて右左折交差点が接近して
いる情報が入力されると、運転者は車線変更、或いは右
左折時のために、車両の周囲の状況を知ろうとする。し
たがって、この時の運転者関心事項は、車両の周囲の状
況であると予測する。
【0031】このようなとき、運転者はバックミラーや
サイドミラー等の後視鏡を見ることにより車両の周囲の
状況を確認し、車線変更しても差し支えないか、右左折
時にバイク等を巻き込むことがないか等を確認する作業
を行う。このような作業は前方の安全を確認しながら行
なう必要があり、困難な作業である。そのため、例えば
図3に示すように、車両20の後部にビデオカメラ21
を設置し、主として運転者にとって見にくい車両後部の
状況を撮影し、TVモニターに表示することができるよ
うにしている。したがって、運転者関心事項予測手段3
において、上記のように運転者の関心事項が右左折に伴
う車両の外部の状況であると予測されたとき、車両状況
検出手段2から車外撮影ビデオカメラの画像情報を取り
込み、提示用情報取得手段4に出力する。また、特定機
器視線移動判別部7に予測した運転者関心事項の信号を
出力する。
【0032】提示用情報取得手段4では、前記車外撮影
ビデオカメラの映像データに基づき、車両の後方に存在
する車両を抽出し、その位置を検出して、その車両が走
行している車線、及び自車両との間隔を計測する。ま
た、適宜の時間間隔をおいた2枚の画像データにより、
それらの車両が自車両に対して接近している速度、即ち
相対速度を検出する。それらの検出結果により、例えば
片側2車線道路における左車線を走行中に、先の交差点
で右折するときにはまず右車線に車線変更することとな
るが、その車線変更に際して周囲の車両の状況が安全で
あるか否かを検出することができる。同様に、右車線を
走行しているときに左折するため左車線に車線変更する
とき、或いは、車線変更せずに左折する場合においても
左側を走行しているバイクを巻き込むことがないか否か
の確認等、種々の状況を検出することができる。上記の
ような検出結果に基づいて、車線変更や右左折が危険で
あるか否かの提示情報を予め準備し、提示情報選別手段
5に出力する。
【0033】提示情報選別手段5では、提示用情報取得
手段から種々の提示情報が出力されてきたときに、例え
ば予測された関心事項が継続する時間の短いものほど優
先度を高くする等、適宜優先度を付けて情報提示出力手
段6に出力する。また、提示情報選別手段5では、例え
ば右左折が終了したとき等、前記関心事項が存在する状
態が終了したときにはその情報を出力しないようにす
る。また、例えば後視鏡を見ること無しに車線変更を開
始し、周囲に車両が近接して極めて危険な状態になって
いることが検出された時等、緊急情報の提示の際には情
報提示時期判別手段10に出力し、後述する特定機器視
線移動判別手段7からの出力に関わらず情報提示時期で
あるとして情報提示出力手段6からスピーカ等により運
転者に緊急情報を伝えることもできる。
【0034】視線検出手段8は、例えば図2及び図3に
示すようにメータパネルにおいて運転者の目が常に撮影
することができる位置に設置される。なお、この視線検
出手段8は例えば運転者の前方上部等、適宜の位置に設
置してもよい。視線検出手段8は既に公知のものを用い
ることができ、その基本構成は図4に示すように、赤外
線照明部25から運転者の顔に向けて赤外線を照射し、
その反射光を受光部26のレンズ27で集光してCCD
28で受光するようになっている。
【0035】赤外線照明部25は発光制御部30によっ
て発光が制御される。また、レンズ27は焦点制御部3
1によりレンズ駆動部32を介して駆動制御され、運転
者の瞳孔に焦点を合わせるようにしている。CCDで受
光された運転者の顔の部分を主体とした映像は、一旦画
像メモリ33に蓄積され、瞳孔抽出部34で全体の画像
の中から瞳孔部分のみを抽出する。視線位置決定部35
では、この瞳孔部分の映像から視線の位置を決定し、出
力部36から外部に出力できるようにしている。なお、
この視線検出手段8は、上記のようなものの他、種々の
ものが公知となっている。
【0036】特定機器位置入力手段9においては、予め
車に設置される各種の機器のうち必要なものの位置を入
力する。この特定機器としては、運転者が関心を示すと
きに視線を移動するものが選択され、例えば前記車線変
更や右左折の時に視線を移動するバックミラーやサイド
ミラー、交通渋滞時や、食事時間が近くなって時間を気
にするときに視線を移動する時計、燃料が目的地までも
つかどうか気になって見る燃料計、車内の温度が高くな
り過ぎ、或いは低くなり過ぎてエアコンが気になって見
るエアコン操作部、携帯電話をかけようとするときに携
帯電話の送受信圏内であるかどうかを確かめようとして
みる携帯電話置き場、スピードが出過ぎているのではな
いかと見る速度計等々、この視線移動検出情報提示装置
が機能するように設定されている機器の位置のうち、必
要なものを利用者が入力する。なお、この入力に際して
は、視線検出位置入力モードにおいて、実際にそのもの
を見たときの視線位置の状態で入力ボタンを押すことに
より、容易にその位置データを入力することができる。
【0037】特定機器視線移動判別手段7においては、
視線検出手段8により検出された視線位置が、前記運転
者関心事項予測手段3によって予測された関心事項と関
連している特定機器を選別し、その特定機器に関して予
め特定機器位置入力手段9により入力されている位置と
一致するか否かを判別する。前記のように、右左折のた
めに車線変更を行う際、周囲の車両の状況が関心事項で
あると運転者関心事項予測手段3において予測された場
合においては、特定機器視線移動判定手段7ではこの情
報を元に、バックミラー及びサイドミラーを特定機器と
して選別し、それらの位置に視線が移動したか否かを判
別する。
【0038】その結果、視線が後視鏡としてのバックミ
ラーやサイドミラーに視線が移動したと判別されたとき
には、情報提示時期判別手段10を介して情報提示出力
手段に出力し、前記のように予め提示の準備が行われて
いる車両周囲の情報を、特に車両が比較的接近している
ときにはスピーカ12からその旨を出力する。また、周
囲の車両等が危険な状態にあるか否かに関わらずTVモ
ニター13をビデオカメラの映像に切換え、以降は運転
者がバックミラーやサイドミラーにのみ頼ることなしに
このTVモニターを見ることによって周囲の状況を一目
で確認することができるようにしている。
【0039】上記のような機能をなす本発明の視線移動
検出情報提示装置は、種々の態様で実施することがで
き、その代表的な例を図5乃至図8に作動フロー図によ
って示している。例えば図5に示す作動フロー図は、前
記機能ブロック図の説明の際に実例として示した右左折
時の情報提示の作動フローを示している。最初前記車両
の後部を撮影する車外撮影用の後視ビデオカメラから、
車外の状況の画像取込みを行う(ステップS1)。この
画像の取込みは、後述するようにナビゲーション装置か
ら右左折交差点情報が取り込まれたときに行うこともで
きるが、ビデオカメラ及び画像処理装置の立ち上がりの
遅れを考慮し、また、ナビゲーション装置による右左折
交差点情報の取込みと関係なく車線変更を行うとき、直
ちに車両の周囲の状況をTVモニターで見るために、原
則として車両走行中常時画像の取込みを行うことができ
るように作動状態にしておくことが好ましい。
【0040】後視ビデオカメラにより取り込まれた画像
により、前記のように後方を走行する車両の位置を検出
し(ステップS2)、また後方車両が自車両に接近して
いる程度、また、自車両に接近する速度等の接近度を検
出する(ステップS3)。次いでナビゲーション装置か
ら右左折交差点情報を取込み(ステップS4)、右左折
交差点が300m以内等、所定距離以内になったか否か
を判別する(ステップS5)。この判別に際しての所定
距離の設定は、ナビゲーション装置が誘導経路データに
基づいて行う、右左折交差点の案内が開始されたことを
検出することによって行うことができ、また、右左折予
定交差点情報からナビゲーション装置の案内が出力され
る前の所定距離を、別途計算することによって設定する
こともできる。
【0041】次いで、前記ステップで求められている近
接している右左折交差点迄の距離と現在の車速から、右
左折までの予測時間を計算する(ステップS6)。この
予測時間は、後述するように、複数の提示準備情報が存
在し、視線移動を判別する特定機器が同一のものである
とき等において、いずれの情報を優先して提示するかの
順位付けのために用いられる。次に、前記ステップs3
における後方車両の接近度の検出データの中から、曲る
側の車線の車両の接近度を提示する準備を行う(ステッ
プS7)。即ち、ステップS3においては、予め車両の
後方の全体を監視しており、今回のステップS7におい
ては、その中から右左折に伴って必要となる側のデータ
を抽出する。この時、前記のように、片側2車線道路に
おいて左車線を走行中に右折する際は、右車線の状況を
抽出して車両の接近度の提示準備を行う。
【0042】その後、ナビゲーション装置からのデータ
により右左折が終了したか否かの判別(ステップS8)
を行い、右左折が未だ終了していない時は緊急状態にあ
るか否かの判別を行う(ステップS9)。ここでは、前
記のように、運転者が車線変更を行うにも関わらずバッ
クミラーやサイドミラー等の後視鏡を見ることなく車線
変更を開始し、しかも後部や後側部の車両と極めて接近
しているときには緊急状態として直ちに後方車両の接近
度を音声やブザー等により警報出力し、またTVモニタ
ーにその様子を描画する(ステップS11)。
【0043】そのような緊急状態でないときには、後視
鏡に視線が移動するまで前記ステップを繰り返して最新
の情報を獲得し、提示する準備を行う。ここで、後視鏡
に視線が移動したことを検出すると(ステップS1
0)、直ちにステップS7で準備していた曲がる側の車
線の車両接近度の情報を出力する(ステップS11)。
このように、後視鏡に視線が移動したことを検出するに
際して、後視鏡に例えば0.5秒間等、所定の時間視線
が留まったことを検出したときに、後視鏡に視線が移動
したものと判別するようにしても良い。このような特定
機器に対する視線移動の判別手法は、後述する全ての例
において同様に適用することができる。また、ステップ
S11において後方車両の接近度の情報出力が行われた
後も、続いて右左折が終了するまで周囲の状況を監視す
るため、ステップS1に戻り同様のフローを繰り返す。
このときのTVモニターには常時ビデオカメラの映像を
表示し続け、前記ステップS8において右左折が終了し
たと判別されたときにそれを止めるように設定すること
もできる。
【0044】上記作動フローにおいて、ステップS5に
おいて右左折交差点が所定距離以内になっていないと判
別されたときには、ステップS1に戻って同じフローを
繰り返し、また、前記のようにステップS10において
後視鏡に視線が移動したか否かの判別において、視線が
後視鏡に対して移動しないときにもステップS1に戻
り、同じフローを繰り返し、最新の情報を取り入れる。
また、ステップS8において、例えば後視鏡に視線が移
動することなく、また、緊急状態となることなく右左折
が終了したときにも、また後視鏡に視線が移動して情報
の提示が行われてこのフローを繰り返すときも、このス
テップ8から右左折終了時には情報提示のフローを終了
する(ステップS11)。また、目的地に到着したとき
にはこの機能は終了する。
【0045】上記のような作動を行わせることにより、
右左折時に運転者が最も後方の車両の状況を確認したい
ときに、ビデオカメラにより撮影した後方の状況、及び
警告等を提示することができ、後視鏡に注意力をとられ
る時間を減少することができると共に、例えばウインカ
ーを出してから後方の確認を行う人、及び後方の確認を
してからウインカーを出す人のいずれの人に対しても適
切な時期の情報提示を行うことができる。
【0046】図6には、本発明によりスケジュールに間
に合うか否か等の、スケジュール対応情報の提示を行う
実施例を示しており、特に、ナビゲーション装置を用い
て走行しているときに交通渋滞に巻き込まれ、目的地で
の作業開始時間に間に合うかどうか心配になるときの情
報提示の例を示している。最初は図1に示す車両状況検
出手段2の渋滞検出部でVICS情報の取り込み等によ
り交通渋滞の検出を行う(ステップS21)。
【0047】次いで、図1の情報収集手段1の現在のデ
ータ部における現在のスケジュール情報にアクセスし、
このスケジュールデータから目的地での作業開始時刻の
取り込みを行う(ステップS22)。このスケジュール
データは運転者が予めナビゲーション装置、或いは車両
付属の情報機器に入力したデータを用い、運転者が車両
において直接手入力するほか、ハンドヘルドPC等の情
報機器を接続して入力するように設定しても良い。
【0048】次いで、図1の車両状況検出手段2から車
速データ、及び時計から現在時刻を取り込み(ステップ
S23)、情報収集手段1におけるナビゲーション装置
のデータから、現在位置及び目的地への経路情報の取り
込みを行う(ステップS24)。次いで、前記VICS
等から現在地の渋滞情報が入った際には、この経路情報
と渋滞情報から経路に沿った道路の渋滞情報を得て、現
在位置から渋滞を抜けるまでの距離を求め、現在の平均
車速からこの渋滞を通過するために要する予測時間を計
算する(ステップS25)。この時間データは前記図5
のステップS6における右左折までの予測時間の計算と
同様に、後に述べる提示情報が重なった際の提示順序を
求めるために用いられる。また、渋滞が発生していない
ときには、ナビゲーションのデータから得られる標準所
要時間データにより、目的地までの所要時間を計算し、
この値に代替する。
【0049】次に、これらのデータ及び情報から目的地
への到達予想時刻の計算を行う(ステップS26)。こ
の計算に際しては、上記のように渋滞が発生している場
合に計算された現在の渋滞を通過するために要する時
間、及び渋滞を通過した後の目的地までの標準所用時間
を求め、また、渋滞が発生していないときには、上記目
的地までの所要時間により目的地への到達予想時刻の計
算を行う。
【0050】上記目的地への到達予想時刻と、スケジュ
ールデータから得られた目的地での作業開始時刻とを比
較し、目的地での作業開始時刻に間に合うか否か、或い
はどのくらい余裕があるか、また、どのくらい遅れるか
等の情報を提示する準備を行う(ステップS27)。そ
の後本実施例においては、渋滞時のみ情報提示を行うか
否かの判別を行う(ステップS28)。この判別は、予
め本発明による情報提示システム中のスケジュール対応
情報提示の設定において、渋滞時のみの提示か否かの設
定部において設定することができる。ここで渋滞時のみ
情報提示を行うように設定している場合には、次いで現
在渋滞中か否かの判別を行う(ステップS29)。ここ
で、渋滞中ではないと判別されたときにはこのフローを
終了する(ステップS32)。
【0051】また、渋滞時以外にもスケジュール対応情
報を提示するように設定されているとき(ステップS2
8)、及び渋滞時のみ情報を提示するように設定した状
態で、現実に渋滞中であるときには(ステップS2
9)、時計へ視線が移動したか否かを判別する(ステッ
プS30)。この判別は、前記と同様に、図1の視線検
出手段8によって得られた視線の位置が、特定機器位置
入力手段9により入力された時計の位置と一致すると
き、時計へ視線が移動したものと判別する。ここにおい
ても、時計に対して所定時間以内に、例えば1秒間視線
が停止したことを検出する等により時計への視線の移動
を判別することもできる。
【0052】上記判別の結果、時計に視線が移動したと
判別されたときには、前記ステップS25において既に
情報提示の準備がなされている、目的地での作業開始時
刻に間に合うか否か、或いはどのくらい余裕があるか、
また、どのくらい遅れるか等の情報を、スピーカにより
音声で出力し、また必要に応じてTVモニターにその旨
を表示する。また、所定時間内に時計に視線が移動して
いないと判別されたときには、再びステップS21に戻
り同様のフローを繰り返し、新たな情報を獲得して最新
の情報提示の準備を行う。更に、上記のように情報の提
示が行われた後も再度新たな情報提示を行うため、ステ
ップS21に戻って同様のフローを繰り返す。なおこの
フローは上記のように渋滞が終了したときに終了し、ま
た、目的地に到達したときにこの機能は終了する。
【0053】前記ステップS28で渋滞時のみの情報提
示ではなく、常時スケジュール対応情報の提示を行うよ
うに設定している場合には、渋滞時以外にも目的地での
作業スケジュール開始時刻に近くなり、運転者が時間を
気にして時計を見るときに、上記の情報を提示し、例え
ば充分間に合うので安心して良い旨の情報の提示、或い
は例えば15分程度遅れる旨の情報の提示等を行うこと
ができる。また、前記のように遅れる旨の情報の提示が
行われたときには、適宜の時期に携帯電話から、目的地
の人に予めその旨の連絡を行うことができ、この点は前
記渋滞時のみ情報提示を行うように設定した場合も同様
である。
【0054】上記のような作動を行わせることにより、
例えば目的地において所定の時刻に会議等種々の作業を
行う予定があるときに、交通渋滞に巻き込まれてその予
定時刻に間に合うか否か心配になるとき、自然に時計を
見ると、視線検出手段がこれを検出し、スケジュールに
間に合うか否か等のスケジュールに対応した情報を提示
するので、格別の操作を行うことなくその情報を得るこ
とができ、安全運転に専念することができる。しかも運
転者がその情報を欲しいと要求している最も適切な時期
に表示することができるので、利用者に対しこの機器に
対する信頼感をもたせることができる。
【0055】図7には、本発明により食事情報等の提示
を行う際の作動フローを示しており、特に、運転者のス
ケジュールデータから目的地での作業開始時刻に間に合
わせて食事がとれるかどうかの情報提示を行う例を示し
ている。この作動フローにおいて、最初図1の車両状況
検出手段2の時計から現在日時の取り込みを行う(ステ
ップS41)。また、情報収集手段1のユーザデータ蓄
積部16から、過去の行動経歴のデータに基づいて現在
時刻に近い食事時間等の、食事に関連する種々の情報を
集めて取り込む。
【0056】この行動経歴のデータにおける食事に関す
るデータとしては、例えば、ナビゲーション装置におい
て、過去にユーザがレストランに立ち寄ったことを検出
した際に、そのレストランに入るため車が停止した日、
曜日、時間、場所、及び食事が終わり再び車が発車した
時間のデータ等から、その食事を行った曜日、開始時
間、その時間から朝食、昼食、夕食の区別、ファミリー
レストラン、中華、洋食、ラーメン等のレストランの種
類、食事に要した時間等のデータをデータベースに自動
的に登録しておき、必要に応じてこれを用いることがで
きる。このデータから、前記ステップS42において食
事情報の取り込みが行われるときには、現在時刻に最も
近い食事は例えば昼食であること、例えば今日が水曜日
のときには、ウイークデーにおける昼食の開始時間の取
り込みを行う。
【0057】次いで、前記のように取り込んだ食事に関
するデータから、取り込んだ食事に関連する情報の平均
値から通常の食事時刻を求め、現在の時刻からその食事
時刻迄の時間を求めて、その時間が例えば1時間以内か
等の、所定時間以内であるか否かの判別を行う(ステッ
プS43)。その結果、未だ所定時間以内ではないと判
別されたときには、運転者はまだ食事をとることに関心
はないはずとして、所定の時刻になるまで前記フローを
一定時間毎に繰り返して待機する。
【0058】前記ステップS43で、例えば通常の昼食
時間が1時間以内等の所定時間以内になったと判別され
たときには、ユーザデータ蓄積部から食事の所要時間情
報を取り込む(ステップS44)。次いで、ナビゲーシ
ョン装置のデータから目的地までの予想所要時間を求め
(ステップS45)、更にスケジュールデータから目的
地での作業開始時刻を取り込み、食事のために用いるこ
とができる余裕時間を計算する(ステップS47)。こ
の余裕時間は、前記実施例と同様に、後に述べる複数の
提示情報出力が重なったときの、優先度判別用データと
しても用いられる。次いでその余裕時間の計算結果に基
づいて、実際に食事をする時間があるか否かの判別を行
う(ステップS48)。
【0059】その判別の結果、食事用の時間があると判
別されたときには、通常の食事を行う時間帯に走行して
いると予測される地点の近辺のレストラン情報を収集
し、特に以前利用して好感をもった情報が入っているレ
ストランを、また、ウイークデーに通常ファミリーレス
トランを利用することが多いという行動経歴情報がある
ときには、ファミリーレストランを中心に情報を提示す
る等、種々の態様で食事情報の提示の準備を行う(ステ
ップS49)。その後、時計に視線が移動したか否かを
前記視線検出手段8により検出し、時計に視線が移動し
たと判別されたときには(ステップS50)、食事をし
ても充分間に合う際には「そろそろ食事にしますか?」
等の音声案内を行い、TVモニターに食事をする際の候
補レストラン等の食事関連情報を表示する(ステップS
51)。この情報提示後も走行経路変更等に備えて再度
新たな情報提示の準備を行うため、ステップS41に戻
って同様のフローを繰り返す。
【0060】なお、前記ステップS50において、時計
に視線が移動しないときには再びステップS44に戻
り、スケジュールに間に合うか否か等の最新のデータを
演算し、それに関連するデータの取り込みを行う。ま
た、ステップS48において食事用時間が無いと判別さ
れたときには、この食事情報等の提示の作動は終了す
る。なお、このステップS48の食事用時間はあるか否
かの判別を行わず、例えば目的地に到着したか否かの判
別に代え、目的地に到着したときにはこのフローを終了
するように設定することもでき、そのようにすることに
より、目的地に到達するまで食事情報の提示を行うよう
にすることもできる。またこのとき、前記食事用余裕時
間の計算において、その余裕時間がないと判別された際
は、例えば「いつもの食事をとる余裕時間はありませ
ん。」、「食事をとるならば〇〇分以内にして下さ
い。」等の情報提示を行うことが可能となる。
【0061】この実施例においては、上記のように、食
事時間に近づいたとき自然に時計を見ただけで、種々の
態様で食事に関する情報を提示することができるので、
利便性が高い装置とすることができ、ユーザに対して
「いろいろなことによく気がつく、気の利いた装置」と
思わせることができる。
【0062】図8には、本発明により目的地に到着する
までに燃料の補充が必要か否かの情報を提示する例を示
している。最初図1の車両状況検出手段1の燃料計から
残存燃料(G)のデータを取り込む(ステップS6
1)。更に、ナビゲーション装置から現在位置、及び目
的地までの誘導経路に沿った経路情報を取り込む(ステ
ップS62)。次いで前記経路情報に基づき現在地から
目的地までの走行予測距離(L)を計算する(ステップ
S63)。次いで図1の情報収集手段1のユーザデータ
蓄積部16から車両の走行経歴情報にアクセスし、この
車両の平均燃費(A)の情報を取り込む。その際には、
一般道路走行時、及び高速道路走行時に応じたデータの
取り込みを行う。
【0063】次いで、上記各データに基づいて目的地ま
での消費予測燃料量(G’)を計算する。その際、例え
ば目的地まで一般道路のみを走行するときには、目的地
までの距離(L)を一般道路走行の平均燃費で除算する
ことにより求めることができる。また、高速道路を走行
するときには、その走行距離を高速道路走行の平均燃費
で除算した値を用い、一般道路についての上記と同様の
計算値とを加算して、最終的な消費予測燃料量(G’)
を求める。このように計算された目的地まで必要な燃料
量と前記残存燃料量とを比較し、残存燃料で目的地まで
走行できるか否か、また、どのあたりで燃料切れとなる
か等の情報の提示の準備を行う。
【0064】また、残存燃料をこのまま使用し続けたと
き、通常の走行状態で何時間走行した時になくなるかの
計算を行う(ステップS67)。この値は、前記各実施
例と同様に、複数の提示情報が重複して出力されようと
するとき、その出力の優先順位付けのために用いられ
る。次いで燃料を補充したか否かの判別を行い(ステッ
プS68)、燃料を補充したときにはこのフローを終了
する(ステップS71)。また、燃料切れが近いか否か
の判別を行い(ステップS69)、例えば燃料切れ警告
ランプが点灯しても気がつかずに走行しているような危
険な状態のときには、直ちにスピーカ等から燃料補充が
必要である旨の警告出力を行う(ステップS71)。
【0065】上記のように警告するほどには燃料が減少
していないときには、燃料計に視線が移動したか否かの
判別を行う。燃料計に視線が移動したことを検出したと
きには、先に準備している提示用情報により、例えば
「目的地まではガソリンがもちません。補給して下さ
い。」、或いは「〇〇地点あたりでガソリン切れの恐れ
があります。」、更に「この先の△△地点にガソリンス
タンドがあります。」、或いは「目的地までガソリンは
充分です。」等の種々の音声案内により、残存燃料量と
の比較情報、及び関連情報を提示する(ステップS7
1)。この情報提示後、再度新たな情報を提示するた
め、再びステップS61に戻り、同様の作動フローを繰
り返す。この作動フローは前記のように燃料を補充した
とき、また前記各実施例と同様に目的地に到達したとき
に終了する。
【0066】上記のような作動を行うことにより、運転
者が燃料のことが気になって燃料計を見るのみで、目的
地まで燃料が間に合うか等の種々の燃料補充に関する情
報を提示することができるので、運転者は安心して運転
を行うことができ、利便性の高い装置とすることができ
る。
【0067】本発明は前記のような種々の実施例の他、
種々の態様で実施することができ、例えばエアコンが作
動していない状態で室内温度が高温になってきたとき、
或いは低温になってきたときに、予め車内温度を検出し
てエアコンをつけるか否かの情報提示を行う準備をし、
運転者がエアコンが作動しているのか否かを確認するた
めエアコンに視線が移動したとき、準備していた情報提
示を行うようにすることができる。
【0068】更に携帯電話置き場のコネクター部から、
携帯電話が受信圏内に入っているか否かの情報を収集し
て予め準備しておき、運転者が携帯電話を使用するた
め、或いは電話待ち状態の時に、受信圏内に入っている
か心配になったとき等において、視線が携帯電話に移動
したことを検出した際には、準備していた受信圏内か否
かの情報を提示することもできる。また、車速を検出し
通常速度より速いときに速度超過であることの情報を予
め準備しておきておき、運転者が速度が気になって速度
計を見たときに、通常より速度が出過ぎている旨の情報
を提示する等々、車内に設置されている機器に対応して
必要に応じて種々の情報提示を行うように設定すること
ができる。
【0069】本発明においては、上記のように極めて多
くの態様で情報提示を行うことができるものであるが、
その態様が多くなるほど提示する情報の出力時期が重複
する可能性が高くなる。特に、前記実施例のように、視
線が時計に移動したとき図6に示す実施例においては目
的地に時間までに間に合うか否かの情報提示を行い、図
7に示す実施例では食事にするか否かの情報提示を行う
ように、同じ特定機器への視線移動で異なった情報提示
を行う場合も存在し、特に両者が情報提示の準備をして
いる状態では、いずれを先に情報提示するかの優先度を
決めておく必要がある。
【0070】このような要求に対応するため、例えば図
9に示すような提示情報の選別作動フローが行われる。
最初、複数の提示準備情報が存在するか否かが判別され
る(ステップS80)。この提示準備情報の存在は、前
記図5に示す実施例においてはステップS7に、図6に
示す実施例においてはステップS27に、図7に示す実
施例においてはステップS49に、図8に示す実施例に
おいてはステップS66に、各々提示情報が準備された
か否かによって判別することができる。なお、ここで、
提示準備のされている情報が一つのみの場合は、所定の
機器に視線が移動した時等の提示時期となった時に、前
記提示準備していた情報を出力する(ステップS8
5)。
【0071】上記ステップS80の判別結果により、複
数の提示準備情報が存在すると判別されたときには、各
情報毎の提示準備予測期間のデータの取り込みを行う
(ステップS81)。このデータは、前記図5に示す実
施例においてはステップS6に右左折までの予測時間と
して、図6に示す実施例においてはステップS25に渋
滞通過予測時間として、図7に示す実施例においてはス
テップS47に食事用余裕時間として、図8に示す実施
例においてはステップS67において残存燃料終了予想
時間として計算されたデータを取り込むことによって行
われる。
【0072】次いで、取り込まれた各情報の時間データ
が短い順に各情報に対して順位を付与し(ステップS8
2)、情報提示時期が重なったときの準備を行う。その
後、各情報の提示時期となったとき、その提示時期が他
の情報の提示時期と重なったか否かの判別を行い(ステ
ップS84)、重なったときには先に付与された順位に
基づいて、順に提示準備情報の出力を行う。
【0073】このような情報提示の順位付けと、それに
基づいた情報提示は、図1に示す装置においては提示情
報選別手段5で行われる。即ち、この提示情報選別手段
5では、提示用情報取得手段4で取得し予め準備する提
示情報に対して前記のように順位付けをし、その順位デ
ータと共に情報提示出力手段6に出力し、視線検出によ
り情報提示時期になったと判別されたとき等に、指定さ
れた順位に基づいて情報出力手段6からスピーカ12や
TVモニター13に情報を出力している。
【0074】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、請
求項1に係る発明は、ナビゲーション装置等において予
め種々の情報を収集しておき、これらの情報を元に運転
者が関心を持つであろう事項を予測し、予めその事項に
関する提示情報を準備し、その後運転者の視線の移動を
検出した時点で予め収集した情報を提示するので、運転
者の関心を示している事項に関する情報を最も適切な時
期に提示することができ、極めて利便性の高い情報提示
装置とすることができる。
【0075】請求項2に係る発明は、右左折時に車線変
更を行う時等において、予めナビゲーション装置から運
転者が関心を示す事項は後方の車両の状況であると予測
し、ビデオカメラにより予め後方の車両の状況を入力し
て提示情報の準備を行い、その後運転者の視線が後視鏡
に移動したことを検出した時点でその情報を提示するの
で、右左折時に運転者が最も後方の車両の状況を確認し
たいときに、ビデオカメラにより撮影した後方の状況、
及び警告等を提示することができ、後視鏡に注意力をと
られる時間を減少することができると共に、例えばウイ
ンカーを出してから後方の確認を行う人、及び後方の確
認をしてからウインカーを出す人のいずれの人に対して
も適切な時期の情報提示を行うことができる
【0076】請求項3に係る発明は、渋滞情報を検出し
たときには、運転者は目的地に所定の時間までに間に合
うか否かが関心事項となることを予測し、目的地でのス
ケジュール情報と渋滞を加味した目的地への到達予想時
刻から、所定の時刻に間に合うか否か等の到達時刻関連
情報を予め取得し、その後運転者の視線が時計に移動し
たことを検出した時点でその情報を提示するので、例え
ば目的地において所定の時刻に会議等種々の作業を行う
予定があるときに、交通渋滞に巻き込まれて予定時刻に
間に合うか否か心配になり、自然に時計を見ると、スケ
ジュールに間に合うか否か等のスケジュールに対応した
情報を格別の操作を行うことなく得ることができ、安全
運転に専念することができる。しかも運転者がその情報
を欲しいと要求している最も適切な時期に表示すること
ができるので、利用者に対しこの機器に対する信頼感を
もたせることができる。
【0077】請求項4に係る発明は、食事する時刻情報
を予め収集しておき、現在時刻とこれらの情報を元に運
転者が食事に関心を示すことを予測し、食事に関する種
々の情報の提示を予め準備し、その後運転者の視線が時
計に移動したことを検出した時点でその情報を提示する
ので、運転者が食事時間に近づいたとき自然に時計を見
ただけで、種々の態様で食事に関する情報を提示するこ
とができ、利便性が高い装置とすることができるととも
に、ユーザに対して「いろいろなことによく気がつく、
気の利いた装置」と思わせることができる。
【0078】請求項5に係る発明は、ナビゲーション装
置の経路情報と残存燃料量から運転者が残存燃料で目的
地まで到着できるか否かに関心を示すことを予測し、残
存燃料で走行できる範囲等の情報を予め準備し、その後
運転者が残存燃料を気にして自然に燃料計を見ただけで
その情報を提示することができ、利便性の高い装置とす
ることができる。
【0079】請求項6に係る発明は、各提示情報毎に提
示準備予測期間を計算し、提示準備予測期間の短い順に
提示を行う提示情報選別手段を備えたので、複数の提示
準備情報が同時に出力されるとき、運転者にとって最も
必要な情報から順に提示することができ、信頼性の高い
情報提示装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の機能ブロック図である。
【図2】本発明の装置を適用した車内における視線移動
検出用特定機器の配置、及びそれに対する視線、並びに
視線検出手段の配置の例を示す斜視図である。
【図3】本発明において後視用ビデオカメラを設置し、
視線検出手段を備えた車両の例を示す側面模式図であ
る。
【図4】本発明において用いる視線検出手段の機能ブロ
ック図である。
【図5】本発明を右左折時の情報提示に適用した実施例
を示す作動フロー図である。
【図6】本発明をスケジュール対応情報の提示に適用し
た実施例を示す作動フロー図である。
【図7】本発明を食事情報等の提示に適用した実施例を
示す作動フロー図である。
【図8】本発明を燃料補充の要否に関する情報の提示に
適用した実施例を示す作動フロー図である。
【図9】本発明において、複数情報に順位付けを行って
提示する例を示す作動フロー図である。
【符号の説明】
1 情報収集手段 2 車両状況検出手段 3 運転者関心事項予測手段 4 提示用情報取得手段 5 提示情報選別手段 6 情報提示出力手段 7 特定機器視線移動判別手段 8 視線検出手段 9 特定機器位置入力手段 10 情報提示時期判別手段 12 スピーカ 13 テレビモニター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F029 AA02 AC02 AC06 AC12 AC13 AC14 AC20 5H180 AA01 BB02 BB04 BB05 BB15 CC02 CC04 CC07 EE13 FF10 FF12 FF13 FF25 FF32 LL02 LL07 LL08 9A001 DD11 HH15 JJ72 JJ78 KK56

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の情報を収集し蓄積する情報収集手
    段と、各種の車両状況を検出する車両状況検出手段と、
    前記情報収集手段の情報と車両状況検出手段の信号とに
    より運転者が関心を示す事項を予測する運転者関心事項
    予測手段と、前記運転者関心事項予測手段の出力に応じ
    て関連する情報を収集し提示情報を得る提示情報取得手
    段と、運転者の視線の位置を検出する視線検出手段と、
    前記視線検出手段により運転者の視線が特定の機器に移
    動したことを判別する特定機器視線移動判別手段と、前
    記特定機器視線移動判別手段の出力時に、視線が移動し
    た特定機器に応じた情報を提示情報取得手段から外部に
    出力する情報提示出力手段とを備えたことを特徴とする
    視線移動検出情報提示装置。
  2. 【請求項2】 前記情報収集手段ではナビゲーション装
    置の経路誘導情報を収集し、前記車両状況検出手段では
    ビデオカメラにより車外後方の状況を検出し、前記運転
    者関心事項予測手段では前記経路誘導情報からの右左折
    交差点接近情報により右左折を運転者の関心事項と予測
    し、前記提示情報取得手段では前記ビデオカメラによる
    車外後方の撮影映像を収集して車線変更または右左折時
    の車外安全確認用情報を取得し、前記特定機器視線移動
    判別手段では運転者の視線が前記特定機器としての後視
    用ミラーに移動したことを判別し、前記情報提示出力手
    段では特定機器視線移動判別手段により視線が後視用ミ
    ラーに移動した判別信号の出力時に、前記車外安全確認
    用情報を外部に出力する請求項1記載の視線移動検出情
    報提示装置。
  3. 【請求項3】 前記情報収集手段では運転者のスケジュ
    ール情報及びナビゲーション装置の誘導経路情報を収集
    し、前記車両状況検出手段では渋滞状況及び現在時刻を
    検出し、前記運転者関心事項予測手段では前記スケジュ
    ール情報からの目的地のスケジュール情報と渋滞状況及
    び現在時刻により目的地への到着時刻を運転者の関心事
    項と予測し、前記提示情報取得手段では前記スケジュー
    ル情報、誘導経路情報、渋滞状況及び現在時刻により目
    的地への到達時刻関連情報を取得し、前記特定機器視線
    移動判別手段では運転者の視線が前記特定機器としての
    時計に移動したことを判別し、前記情報提示出力手段で
    は特定機器視線移動判別手段により視線が時計に移動し
    た判別信号の出力時に、前記到達時刻関連情報を外部に
    出力する請求項1記載の視線移動検出情報提示装置。
  4. 【請求項4】 前記情報収集手段では運転者の行動経歴
    情報、運転者のスケジュール情報及びナビゲーション装
    置の誘導経路情報を収集し、前記車両状況検出手段では
    現在時刻を検出し、前記運転者関心事項予測手段では前
    記行動経歴情報と現在時刻により食事をとることが運転
    者の関心事項と予測し、前記提示情報取得手段では前記
    行動経歴情報、スケジュール情報及び誘導経路情報から
    食事を行う余裕時間が存在するか否かの情報を取得し、
    前記特定機器視線移動判別手段では運転者の視線が前記
    特定機器としての時計に移動したことを判別し、前記情
    報提示出力手段では特定機器視線移動判別手段により視
    線が時計に移動した判別信号の出力時に、前記食事に関
    する情報を外部に出力する請求項1記載の視線移動検出
    情報提示装置。
  5. 【請求項5】 前記情報収集手段ではナビゲーション装
    置の誘導経路情報を収集し、前記車両状況検出手段では
    残存燃料量を検出し、前記運転者関心事項予測手段では
    前記誘導経路情報からの目的地までの走行予定距離情報
    と残存燃料検出値により残存燃料によって目的地まで到
    達できるか否かを運転者の関心事項と予測し、前記提示
    情報取得手段では前記目的地までの走行予定距離情報及
    び残存燃料量によって目的地まで到達できるか否かの情
    報を取得し、前記特定機器視線移動判別手段では運転者
    の視線が前記特定機器としての燃料計に移動したことを
    判別し、前記情報提示出力手段では特的機器視線移動判
    別手段により視線が燃料計に移動した判別信号の出力時
    に、前記残存燃料によって目的地に到達できるか否かの
    情報を外部に出力する請求項1記載の視線移動検出情報
    提示装置。
  6. 【請求項6】 各提示情報毎に提示準備予測期間を計算
    し、該提示準備予測期間の短い順に提示を行う提示情報
    選別手段を備えた請求項1記載の視線移動検出情報提示
    装置。
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