JP2001194133A - 円筒形部品の同軸度測定方法及び測定装置 - Google Patents

円筒形部品の同軸度測定方法及び測定装置

Info

Publication number
JP2001194133A
JP2001194133A JP2000007554A JP2000007554A JP2001194133A JP 2001194133 A JP2001194133 A JP 2001194133A JP 2000007554 A JP2000007554 A JP 2000007554A JP 2000007554 A JP2000007554 A JP 2000007554A JP 2001194133 A JP2001194133 A JP 2001194133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
outer peripheral
image
measured
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000007554A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiko Kawai
友彦 河井
Masaaki Matsuo
正明 松尾
Masanori Hatayama
正徳 畑山
Naoto Kumano
直人 熊野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON DEJITETSUKU KK
Original Assignee
NIPPON DEJITETSUKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON DEJITETSUKU KK filed Critical NIPPON DEJITETSUKU KK
Priority to JP2000007554A priority Critical patent/JP2001194133A/ja
Publication of JP2001194133A publication Critical patent/JP2001194133A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 微小な内孔を有する円筒形部品の同軸度を円
筒形部品を動かすことなく静止状態で精度良く測定し得
るようにする。 【解決手段】 静止状態のフェルール2の背後から光源
3で照射する。低倍率レンズ系11を通る入射光をビー
ムスプリッター4で二つに光路分割し、一の分割光を第
1のカメラ5に入射させてフェルールの外周面を含む低
倍率画像として撮像し、コントローラ7に出力する。同
時に、他の分割光を高倍率レンズ系12を通して第2の
カメラ6に入射させてフェルールの内孔部分を拡大した
高倍率画像として撮像し、コントローラに出力する。モ
ニター画面81に対し低倍率画像と高倍率画像とを同一
基準軸平面に合成し、低倍率画像の外周エッジにより外
周面の中心座標を、高倍率画像の内周エッジにより内孔
の中心座標をそれぞれ演算し、両中心座標間の距離によ
り軸ずれ量を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光通信の分
野で光ファイバ同士の接続又は光ファイバと各種デバイ
スとの接続のために用いられるフェルール等の微小内孔
を有する円筒形部品の同軸度測定ために用いられる同軸
度測定方法もしくは同軸度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、上記光ファイバ同士等の接続
用の光コネクタにおいては、光ファイバ先端がフェルー
ルの内孔に挿通された状態で保持され、このような状態
の一対のフェルールの先端面同士を接合させて光コネク
タが形成されている。
【0003】このようなフェルールは、上記光ファイバ
の外径に対応した微小径(例えば125〜126μmの
直径)の内孔が中心軸に沿って貫通されたジルコニアセ
ラミックス等の円筒形部品(例えば直径2.5mmの円
筒形部品)として形成されている。
【0004】そして、上記光コネクタにおける接続損失
の低減のために上記フェルールについてその外周面の中
心軸と内孔の中心軸との同軸性が高精度で求められ、製
造されたフェルールについて同軸度の測定が行われてい
る。
【0005】このような同軸度測定方法及び測定装置と
しては、例えば図9に示すようにV溝ブロック900の
V溝901にフェルール200を入れて保持させた状態
で、まず、このフェルール200に対し背後の光源から
照明光を照射してその前端面側からカメラで撮像し、内
孔201部分を拡大した画像として画像処理装置に取込
む。次に、上記フェルール200をローラ駆動もしくは
ベルト駆動によりV溝901に押し付けた状態で180
度回転させ、回転後のフェルール200について上記と
同様にカメラで撮像して回転後の内孔201部分を拡大
した画像として上記画像処理装置に取り込む。そして、
両画像を同一画面に表示させると、フェルール外周面2
02の中心軸位置が回転前後の両内孔間を結ぶ線分の中
点位置により得られ、フェルール外周面202と内孔2
01との軸芯間の軸ずれ量が上記中点位置と各内孔の中
心位置との距離により得られることになる。この際、上
記画面上でX・Y方向の互いに直交する直線マーカーを
上記各内孔の内周境界円に接するように順に移動させる
ことにより、その直線マーカーのX・Y方向の各移動量
に基づいて上記軸ずれ量が求められる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
同軸度測定方法及び測定装置においては、フェルールを
回転駆動させる必要がある上に、上記直線マーカーを内
周境界円に接するように操作者が操作する必要があるた
め、その同軸度測定をインラインにて自動化することが
極めて困難となる。しかも、フェルールの外周面を基準
にして回転させているため、求めたずれ量に対する測定
精度が上記外周面の真円度に大きく依存し、真円度の狂
いにより上記測定精度に対する信頼性は大きく狂うこと
になる。
【0007】一方、上記フェルールを回転させることな
く静止状態で同軸度を測定する方法としてフェルール外
周面を含む画像を取り込んだ後、そのままの状態で例え
ばズーム機構等により拡大して内孔を含む画像を取り込
んで両画像を対比させることも考えられるが、上記のズ
ーム機構等を用いて拡大すると光軸のぶれを招き、たと
えずれ量を求めたとしても真のずれ量とは大きく食い違
うことになる。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、微小な内孔を
有する円筒形部品の同軸度をその円筒形部品を動かすこ
となく静止状態で精度良く測定し得るようにすることに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、静止状態の被測定物からの同一の入射光
を2以上に光路分割し、一の分割光に基づいて一画面に
被測定物の外周面が入る低倍率画像と、他の分割光に基
づいて上記と同一画面に拡大された状態で内孔部分が入
る高倍率画像とを同時に取込み、上記外周面及び内孔の
両境界円に基づきそれぞれの中心座標を求めるようにす
ることを基本特定事項としたものである。
【0010】具体的には、円筒形部品の同軸度測定方法
に係る第1の発明は、貫通した微小な内孔を有する円筒
形部品を被測定物とし、この被測定物に対し背後から照
明光を筒軸方向に照射し、この照射光を上記被測定物の
前面側でカメラに入射させ、このカメラにより撮像され
た画像に基づき、上記被測定物の外周面により構成され
る外周境界円の中心軸に対する上記内孔の内周面により
構成される内周境界円の中心軸の同軸度を測定する円筒
形部品の同軸度測定方法を対象にして以下の特定事項を
有するものである。すなわち、上記カメラに入射させる
同一入射光を2以上に光路分割し、一の分割光に基づく
像を上記被測定物の前端面全体が一画面に入るよう低倍
率で第1のカメラに結像させると同時に、他の分割光に
基づく像を上記被測定物の内孔が上記一画面と同一画面
に入るよう高倍率に拡大して第2のカメラに結像させ、
上記第1のカメラにより撮像した上記外周面の外周エッ
ジにより外周境界円の中心座標を求める一方、上記第2
のカメラにより撮像した上記内周面の内周エッジにより
内周境界円の中心座標を求め、これら両中心座標の対比
により上記同軸度を求めるようにすることを特定事項と
するものである。
【0011】この第1の発明の場合、静止状態の被測定
物からの同一の入射光に基づいて、第1のカメラにより
被測定物の外周面を含む低倍率画像と、第2のカメラに
よりその低倍率画像と同一画面に入るよう内孔部分を拡
大した高倍率画像とが同時にかつ同一基準軸上において
取り込まれる。そして、上記低倍率画像において被測定
物の外周面位置が外周エッジにより認識・検出され、こ
の外周エッジにより外周境界円の中心座標が求められ
る。また、上記高倍率画像において被測定物の内孔の内
周面位置が内周エッジにより認識・検出され、この内周
エッジにより内周境界円の中心座標が求められる。これ
らの各中心座標を求めるには、上記外周エッジもしくは
内周エッジにより構成される各境界円周上の複数点(例
えば180点〜360点)の座標値を用いて求めればよ
い。そして、上記の外周境界円の中心座標と内周境界円
の中心座標との距離を求めれば、この距離が軸ずれ量と
して得られることになる。また、上記両中心座標を結ぶ
線分の方向により、上記静止状態の被測定物におけるず
れ方向(偏心方向)が得られることになる。なお、上記
外周エッジの検出は、低倍率画像であっても、また前端
面の外周縁部にアール部が存在していても、1画素(ピ
クセル)毎に多段階(例えば256段階)のグレイスケ
ールで処理するグレイ処理を採用することによりサブピ
クセルオーダー(例えば1画素の1/10〜1/20)
の分解能で細かく行うことができ、外周エッジの検出を
高精度で行うことが可能になる。また、内周エッジの検
出においても、高倍率画像のため焦点深度が浅くなった
としても、上記の分解能での検出により上記内周エッジ
がシャープに認識し得ることになる。
【0012】上記の測定方法の場合、被測定物を回転さ
せることなく同じ静止状態の被測定物について低倍率と
高倍率との少なくとも二つの画像を同時にかつ同一基準
軸上で取り込むようにしているため、同軸度の測定が外
周面の真円度の如何に影響されることなく、しかも、イ
ンラインにての自動化が図り得ることになる。
【0013】また、円筒形部品の同軸度測定装置に係る
第2の発明は、貫通した微小な内孔を有する円筒形部品
を被測定物とし、この被測定物に対し背後から照明光を
筒軸方向に照射し、この照射光を上記被測定物の前面側
でカメラに入射させ、このカメラにより撮像された画像
に基づき、上記被測定物の外周面により構成される外周
境界円の中心軸に対する上記内孔の内周面により構成さ
れる内周境界円の中心軸の同軸度を測定する円筒形部品
の同軸度測定装置を対象にして以下の特定事項を有する
ものである。すなわち、上記被測定物の背後から上記内
孔の光軸方向に照射する光源と、上記被測定物の前面側
で光路を2以上に分割する光路分割手段と、この光路分
割手段により分割された一の分割光に基づく像を上記被
測定物の前端面全体が一画面に入るよう低倍率で撮像す
る第1のカメラと、上記光路分割手段により分割された
他の分割光に基づく像を上記被測定物の内孔が上記一画
面と同一画面に入るよう高倍率で拡大して撮像する第2
のカメラとを備える。加えて、上記上記第1カメラによ
り撮像された上記外周面の外周エッジにより外周境界円
の中心座標を求める一方、上記第2カメラにより撮像し
た上記内周面の内孔エッジにより内周境界円の中心座標
を求める中心座標演算手段とを備えることを特定事項と
するものである。
【0014】この第2の発明の場合、上記第1の発明を
容易にかつ確実に実施することが可能となる。ここで、
上記「光路分割手段」としては、ハーフミラーもしくは
所定のプリズムを備えたビームスプリッターにより構成
すればよい。また、第1もしくは第2の「カメラ」とし
ては、例えばCCDカメラ等の光電変換デバイスが挙げ
られ、このCCDカメラから出力された画像データに基
づき上記中心座標演算手段において各中心座標を演算す
る処理を行うようにすればよい。
【0015】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の円筒形
部品の同軸度測定方法もしくは測定装置によれば、微小
な内孔を有する円筒形部品の同軸度を、その円筒形部品
を動かすことなく静止状態ままで一度の測定で精度良く
測定することができるようになり、インラインでの自動
化を図ることができるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0017】図1は、本発明の実施形態に係る円筒形部
品の同軸度測定装置を模式的に示したものであり、2は
被測定物としてのフェルール、3はこのフェルール2の
背後(同図の右側)から照明光として均一な拡散光を照
射する光源、4は入射光を二つの光路に分割する光路分
割手段としてのビームスプリッター、5はこのビームス
プリッター4により分割された第1の分割光が入射する
第1のカメラ、6は上記ビームスプリッター4により分
割された第2の分割光が入射する第2のカメラ、7は画
像処理を行い同軸度を測定するコントローラ、8はモニ
ターである。
【0018】上記フェルール2は、一例を図2に示すよ
うに円筒形状を有し、横断面が真円形状になるように形
成された外周面21と、前後両端面22,23間を上記
外周面21の中心軸に沿って貫通するように形成された
微小径の内孔24とを有している。上記前端面22の外
周縁部は図3に示すようにアール部22aとされ、ま
た、上記内孔24の後端側は漏斗状とされて図示省略の
光ファイバの挿通作業の容易化が図られている。このよ
うなフェルール2の具体的寸法を例示すると、外周面2
1の直径が2.5mm、内孔24の内径が0.125m
m(125μm)、中心軸方向長さが10mmである。
【0019】そして、上記フェルール2は図4に示すよ
うに矩形凹溝9の開口端縁により構成される鋭角支持点
91,91により支持されて静止状態で保持されてい
る。この静止状態においてフェルール2がその中心軸を
後述の光軸に合致させて位置合わせされた状態に保持さ
れるようになっている。また、上記のような鋭角支持点
91,91の如き点で支持することにより、従来のV溝
901の如く外周面202に対し接線で支持する場合に
その支持部近傍の外周エッジが不明瞭になるという不都
合を回避し得ることになる。
【0020】上記ビームスプリッター4は、ハーフミラ
ー41と、ミラー42とが組み合わされて構成されたも
のである。
【0021】上記第1及び第2のカメラ6,7はそれぞ
れCCDカメラが用いられており、この第1及び第2の
両カメラ6,7により撮像された画像データが上記コン
トローラ7に対し出力されるようになっている。上記両
カメラ6,7においては入射光軸に直交する受光面に対
し基準ゲージとなるX軸及びY軸の直交座標ラインが設
定されており、上記光軸がこの直交座標ラインの交点位
置を通るように調整されている。なお、図1中5aは減
光フィルタであり、この減光フィルタ5aは必要に応じ
て設けられるものであり、上記両カメラ6,7までの光
路長の相違等に基づく光量の相違を調整して両カメラ
6,7において受光する光量を均等化させるために用い
られるようになっている。また、図示を省略している
が、光軸方向への移動ステージ等により構成された合焦
機構を備えている。
【0022】上記コントローラ7は、中心座標演算手段
及び同軸度判定手段を備えており、上記第1及び第2の
両カメラ6,7からの両画像データを合成してモニター
8に出力する一方、このモニター8の画面81に表示さ
れた後述の両画像に基づいて所定の処理を行うようにな
っている。
【0023】すなわち、上記フェルール2の前端面22
の全体が上記画面81の全体に入る程度に設定された低
倍率のレンズ系11(図1参照)を通して入射する入射
光がビームスプリッター4のハーフミラー41を透過も
しくは反射することにより二つに分割され、上記ハーフ
ミラー41を透過して直進した第1の分割光が第1のカ
メラ5により受光され、これにより、上記前端面22の
全体が撮像された低倍率画像50(図5参照)がモニタ
ー8に表示されるようになっている。一方、上記ハーフ
ミラー41により反射されて光路分割された第2の分割
光はミラー42により反射されて所定のレンズ系12を
通して第2のカメラ6により受光され、これにより、上
記フェルール2の内孔24部分が上記画面81の全体に
入る程度に拡大された状態の高倍率画像60(図5参
照)として撮像され、この高倍率画像60が上記低倍率
画像50と共に同じ基準ゲージ(X軸,Y軸)画面にお
いて合成されてモニター8に表示されるようになってい
る。
【0024】ここで、上記の図5もしくは図7に示す低
倍率画像50においては、フェルール2(図2もしくは
図3参照)の外周面21により構成される外周境界円が
外周エッジ51として表れ、内孔24が小さな輝点52
として表れる。一方、上記の図6もしくは図7に示す高
倍率画像60においては、上記内孔24の内周面により
構成される内周境界円が内周エッジ61として表れる。
【0025】中心座標演算手段による処理を行うにあた
り、上記外周エッジ51及び内周エッジ61の検出を行
うが、特に上記外周エッジ51の検出(認識)において
はグレイ処理を行い例えば0.25μm以下という高精
度の検出が行われる。すなわち、上記低倍率画像50は
水平・垂直が例えば500画素×500画素の25万画
素の撮像素子により撮像されたものであり、この撮像素
子内に例えば直径2.5mmの外周境界円が取り込まれ
ることになる。上記グレイ処理により例えば1画素の1
/20というサブピクセルオーダーの分解能が得られた
とすると、上記低倍率画像50での検出精度は次のよう
になる。単純化して説明すると、低倍率画像50の場合
には1画素が5μm(2.5mm/500画素=0.0
05mm)に相当し、その1/20であるから0.25
μmを単位として上記外周エッジ51の検出が可能とな
る。以上により低倍率画像50においては外周縁部にア
ール部22aが存在しても外周エッジ51をシャープに
認識し得ることになり、その外周エッジ51を確実に検
出し得ることになる。なお、内周エッジ61の検出にも
上記のグレイ処理によるサブピクセルオーダーの分解能
を適用した場合には、0.0125μm以下の高精度を
得ることができるようになる。
【0026】そして、上記の検出された外周エッジ51
に基づいて外周境界円の中心座標511(図8参照)を
演算により求める一方、上記の内周エッジ61に基づい
て内周境界円の中心座標611を演算により求める。
【0027】次に、同軸度判定手段による判定を行う。
この判定は、上記の両中心座標511,611の相対距
離(軸ずれ量)を演算し、この軸ずれ量が許容値以下か
否かにより行う。すなわち、上記中心座標511が(x
1,y1)、中心座標611が(x2,y2)とすると、軸
ずれ量δは、 δ={(x1−x2)+(y1−y2)1/2 により得られる。
【0028】また、静止状態のフェルール2(図4参
照)における軸ずれ方向θは、 θ=Tan−1{(y1−y2)/(x1−x2)} により得られる。
【0029】なお、ビームスプリッター4やカメラ5,
6等の調整不足により上記低倍率画像50と高倍率画像
60との間で基準ゲージ(X軸,Y軸)に相対ずれが生
じた場合には、その相対ずれのX方向成分αxを上記
(x1−x2)から減じ、Y方向成分αyを上記(y1−y
2)から減ずるようにすればよい。
【0030】<他の実施形態>なお、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、
光路分割の数を2とし、カメラの数も光路分割数と同数
の2としているが、これに限らず、例えば光路分割数を
3以上にし、それに対応するようカメラの数も3以上に
するようにしてもよい。上記の3以上の場合には、内孔
24の内径に比して外周面21の外径がかなり大きい円
筒形部品に対し好適に適用されることになる。すなわ
ち、円筒形部品の外径寸法に応じて上記の数を設定する
ようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す模式図である。
【図2】フェルールの斜視図である。
【図3】図2のフェルールの縦断面図である。
【図4】図1のA−A線における拡大断面説明図であ
る。
【図5】低倍率画像を示す説明図である。
【図6】高倍率画像を示す説明図である。
【図7】低倍率画像と高倍率画像とを合成した画像の説
明図である。
【図8】一対の中心座標の関係を示す説明図である。
【図9】従来の同軸度測定方法を説明するための図4対
応図である。
【符号の説明】
2 フェルール(円筒形部品) 3 光源 4 ビームスプリッター(光路分割手段) 5 第1のカメラ 6 第2のカメラ 7 コントローラ(中心座標演算手段) 81 画面 21 フェルールの外周面 22 フェルールの前端面 24 フェルールの内孔 50 低倍率画像 51 外周エッジ 60 高倍率画像 61 内周エッジ 511 外周境界円の中心座標 611 内周境界円の中心座標
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑山 正徳 京都市下京区綾小路通室町西入る善長寺町 143番地 株式会社日本デジテック内 (72)発明者 熊野 直人 鹿児島県姶良郡隼人町松永字小山2188 株 式会社スピカ精密光学内 Fターム(参考) 2F065 AA17 BB08 CC23 CC25 EE05 FF04 HH03 JJ03 JJ05 JJ26 LL24 LL46 QQ25 QQ31 SS13 2H036 NA12 NA17 QA22

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通した微小な内孔を有する円筒形部品
    を被測定物とし、この被測定物に対し背後から照明光を
    筒軸方向に照射し、この照射光を上記被測定物の前面側
    でカメラに入射させ、このカメラにより撮像された画像
    に基づき、上記被測定物の外周面により構成される外周
    境界円の中心軸に対する上記内孔の内周面により構成さ
    れる内周境界円の中心軸の同軸度を測定する円筒形部品
    の同軸度測定方法において、 上記カメラに入射させる同一入射光を2以上に光路分割
    し、 一の分割光に基づく像を上記被測定物の前端面全体が一
    画面に入るよう低倍率で第1のカメラに結像させると同
    時に、他の分割光に基づく像を上記被測定物の内孔が上
    記一画面と同一画面に入るよう高倍率に拡大して第2の
    カメラに結像させ、 上記第1のカメラにより撮像した上記外周面の外周エッ
    ジにより外周境界円の中心座標を求める一方、上記第2
    のカメラにより撮像した上記内周面の内周エッジにより
    内周境界円の中心座標を求め、 上記両中心座標の対比により上記同軸度を求めるように
    することを特徴とする円筒形部品の同軸度測定方法。
  2. 【請求項2】 貫通した微小な内孔を有する円筒形部品
    を被測定物とし、この被測定物に対し背後から照明光を
    筒軸方向に照射し、この照射光を上記被測定物の前面側
    でカメラに入射させ、このカメラにより撮像された画像
    に基づき、上記被測定物の外周面により構成される外周
    境界円の中心軸に対する上記内孔の内周面により構成さ
    れる内周境界円の中心軸の同軸度を測定する円筒形部品
    の同軸度測定装置において、 上記被測定物の背後から上記内孔の光軸方向に照射する
    光源と、 上記被測定物の前面側で光路を2以上に分割する光路分
    割手段と、 この光路分割手段により分割された一の分割光に基づく
    像を上記被測定物の前端面全体が一画面に入るよう低倍
    率で撮像する第1のカメラと、 上記光路分割手段により分割された他の分割光に基づく
    像を上記被測定物の内孔が上記一画面と同一画面に入る
    よう高倍率で拡大して撮像する第2のカメラと、 上記上記第1カメラにより撮像された上記外周面の外周
    エッジにより外周境界円の中心座標を求める一方、上記
    第2カメラにより撮像した上記内周面の内周エッジによ
    り内周境界円の中心座標を求める中心座標演算手段とを
    備えていることを特徴とする円筒形部品の同軸度測定装
    置。
JP2000007554A 2000-01-17 2000-01-17 円筒形部品の同軸度測定方法及び測定装置 Withdrawn JP2001194133A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000007554A JP2001194133A (ja) 2000-01-17 2000-01-17 円筒形部品の同軸度測定方法及び測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000007554A JP2001194133A (ja) 2000-01-17 2000-01-17 円筒形部品の同軸度測定方法及び測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001194133A true JP2001194133A (ja) 2001-07-19

Family

ID=18535930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000007554A Withdrawn JP2001194133A (ja) 2000-01-17 2000-01-17 円筒形部品の同軸度測定方法及び測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001194133A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003021504A (ja) * 2001-07-09 2003-01-24 Tokyo Seimitsu Co Ltd 光コネクタの端面形状測定方法及び装置
JP2003172968A (ja) * 2001-12-05 2003-06-20 Precise Gauges Co Ltd 撮像装置
JP2004028761A (ja) * 2002-06-25 2004-01-29 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグの検査方法、スパークプラグの製造方法及びスパークプラグの検査装置
JP2004031069A (ja) * 2002-06-25 2004-01-29 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグの製造方法及び製造装置
KR100441273B1 (ko) * 2001-08-10 2004-07-22 (주)디지탈옵틱 레이저 축 정렬 검출장치 및 방법
JP2005515447A (ja) * 2002-01-17 2005-05-26 ジェ バク ヒー 光コネクタ用フェルール検査機及びその方法
JP2007333639A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Toshiba Corp 検査装置
JP2011007616A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Honda Motor Co Ltd 三次元形状測定システム
JP2013120066A (ja) * 2011-12-06 2013-06-17 Toyota Motor East Japan Inc 三次元計測方法、三次元計測装置及び三次元計測プログラム
CN103940374A (zh) * 2014-04-09 2014-07-23 华南理工大学 一种基于视觉测量的群孔垂直度检测系统和方法
JP2014173849A (ja) * 2013-03-05 2014-09-22 Synergy Optosystems Co Ltd 検出装置および検出方法
CN104359404A (zh) * 2014-11-24 2015-02-18 南京航空航天大学 飞机零件上大量小尺寸导孔的快速视觉检测方法
JP2018071990A (ja) * 2016-10-24 2018-05-10 日本電信電話株式会社 多心光コネクタフェルールの偏心測定装置および方法
JP2019002847A (ja) * 2017-06-16 2019-01-10 京セラ株式会社 電磁波検出装置および情報取得システム
CN113503814A (zh) * 2021-07-06 2021-10-15 上海飞博激光科技有限公司 一种光纤束中间臂居中检测装置和检测方法
WO2023103186A1 (zh) * 2021-12-10 2023-06-15 江苏大学 一种基于光敏材料的同轴关系快速检具及其检测方法

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003021504A (ja) * 2001-07-09 2003-01-24 Tokyo Seimitsu Co Ltd 光コネクタの端面形状測定方法及び装置
JP4644983B2 (ja) * 2001-07-09 2011-03-09 株式会社東京精密 光コネクタの端面形状測定方法及び装置
KR100441273B1 (ko) * 2001-08-10 2004-07-22 (주)디지탈옵틱 레이저 축 정렬 검출장치 및 방법
JP2003172968A (ja) * 2001-12-05 2003-06-20 Precise Gauges Co Ltd 撮像装置
JP2005515447A (ja) * 2002-01-17 2005-05-26 ジェ バク ヒー 光コネクタ用フェルール検査機及びその方法
JP2004031069A (ja) * 2002-06-25 2004-01-29 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグの製造方法及び製造装置
JP2004028761A (ja) * 2002-06-25 2004-01-29 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグの検査方法、スパークプラグの製造方法及びスパークプラグの検査装置
JP2007333639A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Toshiba Corp 検査装置
JP2011007616A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Honda Motor Co Ltd 三次元形状測定システム
JP2013120066A (ja) * 2011-12-06 2013-06-17 Toyota Motor East Japan Inc 三次元計測方法、三次元計測装置及び三次元計測プログラム
JP2014173849A (ja) * 2013-03-05 2014-09-22 Synergy Optosystems Co Ltd 検出装置および検出方法
CN103940374A (zh) * 2014-04-09 2014-07-23 华南理工大学 一种基于视觉测量的群孔垂直度检测系统和方法
CN104359404A (zh) * 2014-11-24 2015-02-18 南京航空航天大学 飞机零件上大量小尺寸导孔的快速视觉检测方法
JP2018071990A (ja) * 2016-10-24 2018-05-10 日本電信電話株式会社 多心光コネクタフェルールの偏心測定装置および方法
JP2019002847A (ja) * 2017-06-16 2019-01-10 京セラ株式会社 電磁波検出装置および情報取得システム
CN113503814A (zh) * 2021-07-06 2021-10-15 上海飞博激光科技有限公司 一种光纤束中间臂居中检测装置和检测方法
WO2023103186A1 (zh) * 2021-12-10 2023-06-15 江苏大学 一种基于光敏材料的同轴关系快速检具及其检测方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001194133A (ja) 円筒形部品の同軸度測定方法及び測定装置
KR100923059B1 (ko) 편심량 측정 방법
US10942087B2 (en) Apparatus for detecting a modulation transfer function and centering of an optical system
JP3464835B2 (ja) 微小円筒形部品の穴径・同心度測定装置
US20140160267A1 (en) Image Pickup Apparatus
US11340136B2 (en) Apparatus for detecting a modulation transfer function and centering of an optical system
JP2016148569A (ja) 画像測定方法、及び画像測定装置
TWI764801B (zh) 用於量測穿通孔之幾何參數的方法及系統
JP2002511575A (ja) 自動焦点調整原理による材料表面の点走査式輪郭決定のための方法及び座標測定器
JPH0797064B2 (ja) 光フアイバ構造測定法
JPH08233545A (ja) 穴形状測定方法および測定装置
JPH08189816A (ja) ダイス孔形状測定装置および測定方法
CN217465704U (zh) 一种基于白光干涉的微纳光纤直径检测装置
JP3418296B2 (ja) 異径光ファイバの軸ずれ量検出方法
JP4644983B2 (ja) 光コネクタの端面形状測定方法及び装置
JP3633132B2 (ja) 光ファイバ被覆用ダイス選別方法
JP3027046B2 (ja) フェルール偏芯検査方法
KR101458890B1 (ko) 3차원 형상 측정장치
JP3012726B2 (ja) フェルール偏芯検査装置
JPH06130251A (ja) 光コネクタのコア偏心測定方法および光コネクタ
JP2842861B2 (ja) アナモフィックレンズの測定方法
JP2004085213A (ja) 表面観察装置
JP2003156408A (ja) 光コネクタ検査方法、光コネクタ検査装置及び光コネクタ
JPH1026510A (ja) 光ファイバの位置検出方法
JP3572867B2 (ja) 電子銃偏芯測定装置および電子銃偏芯測定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070403