JP2001193824A - ギ ア - Google Patents

ギ ア

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JP2001193824A
JP2001193824A JP2000003249A JP2000003249A JP2001193824A JP 2001193824 A JP2001193824 A JP 2001193824A JP 2000003249 A JP2000003249 A JP 2000003249A JP 2000003249 A JP2000003249 A JP 2000003249A JP 2001193824 A JP2001193824 A JP 2001193824A
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JP
Japan
Prior art keywords
gear
piston
oil passage
transmission
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000003249A
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English (en)
Inventor
Kojiro Yamaoka
浩二郎 山岡
Shuji Ezaki
修司 江崎
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプ作用を行うことができるコンパクトな
ギアを提供して、該ギアの配置される機構のコンパクト
化に寄与する。 【解決手段】 ポンプ作用を行う往復運動子52・52
・・・をギア1に内装させ、前記ギア1に入力された駆
動力を前記往復運動子52・52・・・に伝達して該ポ
ンプ作用を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機能性が高く機構
のコンパクト性を向上させるためのギアを提供するため
の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、流体の吸入・吐出を行う流体
ポンプの技術は公知となっている。例えば、内接型ギア
ポンプは、入力軸に原動機からの動力を受けて駆動さ
れ、互いに偏心して配置されるインナーロータ及びアウ
ターロータを回転駆動することにより両ロータの内接噛
合い部に容積増大部及び容積減少部を発生させて、ポン
プ作用を発生させるものである。またピストンポンプ
は、入力軸に原動機からの動力を受けて駆動され、カム
機構にその頭部を当接させたピストンを往復動させるこ
とにより、ポンプ作用を発生させるものである。
【0003】このような流体ポンプは、例えば駆動伝達
機構の軸上に配置されて駆動され、駆動伝達機構を構成
する歯車等への潤滑油の圧送や、油圧式無段変速装置の
内部的な油漏れの補償等の用途を有しており、幅広く利
用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、エンジンの出
力軸やトランスミッションを構成する軸に上記のような
流体ポンプを配置すれば、当然のことながらそのスペー
スは該ポンプによって占有されることとなり、他の機構
を配置することができなかった。また、加えて該流体ポ
ンプを駆動するための動力経路を設けなければならず、
装置のコンパクト化の障害となっていた。本発明は上記
状況に鑑みてされたものであり、この目的は、本来の動
力伝達作用を行わせるとともにポンプ作用を行わせるこ
ともできる機能的なギアを提供し、該ギアが配置される
機構をコンパクトに構成する手段を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。
【0006】即ち、請求項1においては、ギアであっ
て、ポンプ作用を行う往復運動子を該ギアに内装させ、
前記ギアに入力された駆動力を前記往復運動子に伝達し
て該ポンプ作用を行わせるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図1は本発明の第一実施例に係るギアの全体的な構
成を示した正面図一部断面図、図2は同じく側面断面図
である。図3は第二実施例に係るギアの全体的な構成を
示した側面断面図である。図4は第三実施例に係るギア
の全体的な構成を示した側面断面図である。図5はフィ
ン状のスポークを配した歯車の全体的な構成を示した正
面図、図6は上記歯車を油流通経路に配した構成例を示
した側面断面図である。
【0008】次に、図1と図2を参照して、本発明の第
一実施例を説明する。このギア1はトランスミッション
における駆動伝達経路に配置され、具体的には、該トラ
ンスミッションのハウジング支壁に後述のピストンケー
シング50を一体的に設けて回転不能に支持し、該ピス
トンケーシング50に駆動軸54を回転自在に支持した
上で、該駆動軸54に対し本実施例のギア1をスプライ
ンを介して相対回転不能に設けている。ギア1の外周に
は外歯16が形設され、該外歯16は下流側の動力伝達
要素、本実施例では伝達歯車24と噛合させている。
【0009】ピストンケーシング50には複数のシリン
ダ孔51・51・・・を放射状に均等に設け、該シリン
ダ孔51のそれぞれの内部には本実施例の往復運動子た
るピストン52を、付勢バネ53を介して設けている。
ピストン52は、上記駆動軸54の回転軸心と垂直であ
る方向に往復動自在とされ、その頭部を上記回転軸心か
ら外へ向かう側に向けながら、該ピストンケーシング5
0から一部突出させて配置される。
【0010】一方、上記ギア1の側面には円状の凹部5
8を設けて、上記ピストンケーシング50やピストン5
2を該凹部58に収納してある。この凹部58はその中
心をギア1の回転中心から偏位させており、該凹部58
の駆動軸54側を向く面を偏心状のカム面59としてい
る。そして、該カム面59に上記ピストン52の頭部
を、上記付勢バネ53の弾発力により常時接当させてあ
る。上記ピストンケーシング50の上記シリンダ孔51
・51・・・それぞれにはピストン接続油路51aが連
通され、ピストン52の往復動により該ピストン接続油
路51aを介して油の吸入及び吐出(ポンプ作用)を行
わせる。一方、上記駆動軸54内には吸入側油路56と
吐出側油路57が設けられ、二つの油路56・57は上
記ピストンケーシング50に駆動軸54が支持される位
置をそれぞれ開口端としている。二つの油路56・57
の駆動軸54上の開口端は図2に示すように互いにその
位相が180度異なる位置に設けてあり、該駆動軸54
上には、略半円円弧状の溝56a・57aがそれぞれ油
路56・57の開口端に臨ませて欠設される。そして、
ピストン52が吸入工程を行うときは溝56aを介して
ピストン接続油路51aと吸入側油路56が連通される
一方、吐出工程を行うときは溝57aを介してピストン
接続油路51aと吐出側油路57が連通されることとな
るよう、上記カム面59に相対する溝56a・57aの
位相を定めている。
【0011】以上の構成とした上で、上記駆動軸54に
動力が入力されると、ギア1が一体回転されて、外歯1
6に噛合する伝達歯車24に対して動力を伝える。それ
と同時に上記カム面59が駆動されてピストン52に往
復動を行わせ、そのポンプ作用により吸入側油路56か
ら吸い込んだ油を吐出側油路57へ圧送するのである。
【0012】次に、図3を参照して、本発明の第二実施
例を説明する。このギア2は支軸64によって回転自在
に支持され、該ギア2の外周には外歯16を刻設して、
動力上流側にある駆動歯車25、及び、動力出力用の伝
達歯車24を該外歯16に対しともに噛合させている。
そして、ギア2の側面にはその回転中心と同心させた円
状の凹部60を形成してあり、該凹部60の内周面には
複数のシリンダ孔61・61・・・を放射状に均等配置
して設け、このシリンダ孔61の内部にピストン62
を、付勢バネ63を介してそれぞれ設けている。このピ
ストン62はギア2の回転中心と垂直な方向に往復動自
在とされ、その頭部をギア2の回転軸心に向けながら一
部を上記内周面から突出して配置している。そして該ピ
ストン62の頭部は、ギア2を支持する支軸64に形設
したカム68、本実施例では偏心カムに接当させてい
る。ギア2の上記シリンダ孔61・61・・・それぞれ
にはピストン接続油路65・65・・・が連通され、上
記カム68によるピストン62の往復動の際に、該ピス
トン接続油路65を介して油の吸入及び吐出を行わせ
る。一方、上記支軸64内には上述の第一実施例とまっ
たく同様に吸入側油路66、吐出側油路67及び溝66
a・67aが設けられ、ピストン62が吸入工程を行う
ときは溝66aを介してピストン接続油路65と吸入側
油路66が連通される一方、吐出工程を行うときは溝6
7aを介してピストン接続油路65と吐出側油路67が
連通されるように、上記カム68に対する溝66a・6
7aの位相が設定されている。
【0013】以上の構成とした上で、上記駆動歯車25
からギア2に動力が入力されて回転されると、その回転
はギア2外周の外歯16に噛合する伝達歯車24に対し
て伝えられる。それと同時に、複数のピストン62がギ
ア2とともに回転され、その頭部のカム68に対する接
当位置が変更されることによりピストン62の往復動が
行われる。こうして発生するポンプ作用により、吸入側
油路66から吸い込んだ油は吐出側油路67へ圧送され
る。
【0014】次に、図4を参照して、本発明の第三実施
例を説明する。ギア3は支軸74に対し相対回転自在に
配置され、その外周面には外歯16を形設して、動力上
流側にある駆動歯車25、及び、動力出力用の伝達歯車
24を該外歯16に対しともに噛合させている。そし
て、ギア3の側面にはその回転軸線と平行に形成した複
数のシリンダ孔71・71・・・を上記支軸74まわり
に均等配置し、該シリンダ孔71のそれぞれの内部にピ
ストン72を付勢バネ73を介して設け、該ピストン7
2は支軸74と平行な方向に往復動自在としている。一
方、上記ギア3を支持する支軸74には斜板カム部材7
9を相対回転不能に取り付け、上記ピストン72の頭部
は斜板カム部材79に形成したカム面に接当させてあ
る。上記ピストンケーシング70の上記シリンダ孔71
それぞれにはピストン接続油路71aが連通され、上記
カム面によるピストン72の往復動の際に、該ピストン
接続油路71aを介して油の吸入及び吐出を行わせる。
一方、上記支軸74内には上述の第三実施例とまったく
同様に吸入側油路76、吐出側油路77及び溝76a・
77aが設けられ、ピストン72が吸入工程を行うとき
は溝76aを介してピストン接続油路71aと吸入側油
路76が連通される一方、吐出工程を行うときは溝77
aを介してピストン接続油路71aと吐出側油路77が
連通されるように、上記カム面との関係で溝76a・7
7aの位相を設定している。
【0015】この構成において駆動歯車25が回転され
ると、それに噛合している本実施例のギア3が回転さ
れ、該ギア3の外歯に噛合される伝達歯車24に動力が
伝えられる。そして同時にピストン72がギア3ととも
に回転されるので、斜板カム部材79のカム作用により
ピストン72・72がシリンダ孔71・71に沿って往
復摺動され、発生したポンプ作用により吸入側油路から
吸い込んだ油を吐出側油路へ圧送する。
【0016】尚、駆動伝達経路中に配置される歯車を、
図5及び図6に示すような構成とすることによっても、
駆動力の伝達作用及びポンプ作用の両者を同時に行わせ
ることができる。即ち、この歯車4を、駆動軸18にキ
ー43等で相対回転不能に取り付けられるボス部40
と、外周縁に外歯16を形設したリム部41と、上記ボ
ス部40と上記リム部41とを連結する、複数のフィン
状のスポーク42・42・・・とにより構成するのであ
る。
【0017】この歯車4に駆動軸18の動力が伝達され
て回転されると、その外周に形設した外歯16に噛合す
る伝達歯車24を回転させるとともに、上記スポーク4
2・42・・・によりその回転軸線方向に油を送出する
こととなる。従って、例えば図6に示す如くケースの内
壁等をもって油の経路を形成して、その途中に本構成に
係る歯車4を配置して駆動すると、上記フィン状のスポ
ーク42・42・・・の作用により図6の白抜き矢印の
如き油の流れが形成され、本ギア4は軸流ポンプとして
の効果をも奏することとなる。
【0018】以上に本発明の実施例を説明したが、本発
明の技術的範囲は上述の実施例に限定されるものではな
く、本明細書及び図面に記載した事項から明らかになる
本発明が真に意図する技術的思想の範囲全体に、広く及
ぶものである。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下に示すような効果を奏する。
【0020】即ち、請求項1に示す如く、ギアであっ
て、ポンプ作用を行う往復運動子を該ギアに内装させ、
前記ギアに入力された駆動力を前記往復運動子に伝達し
て該ポンプ作用を行わせるので、該ギアにポンプ作用を
行わせる機能を奏させることができるから、ポンプを配
設する独自のスペースを設けなくて済み、ポンプへ駆動
力を伝達するための独自の経路を設ける必要もなくなる
ので、ギアを配置する機構のコンパクト化に貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係るギアの全体的な構成
を示した正面図一部断面図。
【図2】同じく側面断面図。
【図3】第二実施例に係るギアの全体的な構成を示した
側面断面図。
【図4】第三実施例に係るギアの全体的な構成を示した
側面断面図。
【図5】フィン状のスポークを配した歯車の全体的な構
成を示した正面図。
【図6】上記歯車を油流通経路に配した構成例を示した
側面断面図。
【符号の説明】
1・2・3 ギア 52・62・72 往復運動子(ピストン)
フロントページの続き Fターム(参考) 3H070 AA01 BB02 BB25 CC34 DD36 3J009 DA17 EA11 EB01 EC01 FA30 3J030 AC03 AC10 BA01 BB02 BB18 BD01 BD04 CA02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ギアであって、ポンプ作用を行う往復運
    動子を該ギアに内装させ、前記ギアに入力された駆動力
    を前記往復運動子に伝達して該ポンプ作用を行わせるこ
    とを特徴とする、ギア。
JP2000003249A 2000-01-12 2000-01-12 ギ ア Pending JP2001193824A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013184116A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Musashi Eng Co Ltd 液体定量吐出装置、その塗布装置および液体定量吐出方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013184116A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Musashi Eng Co Ltd 液体定量吐出装置、その塗布装置および液体定量吐出方法

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