JPH10153108A - ギヤ駆動式のオイルポンプ - Google Patents

ギヤ駆動式のオイルポンプ

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JPH10153108A
JPH10153108A JP31372896A JP31372896A JPH10153108A JP H10153108 A JPH10153108 A JP H10153108A JP 31372896 A JP31372896 A JP 31372896A JP 31372896 A JP31372896 A JP 31372896A JP H10153108 A JPH10153108 A JP H10153108A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ギヤ駆動式オイルポンプにおいて、駆動負荷
を低減することを目的とする。 【解決手段】 機関の低速かつ低油圧時に両ドライブ
ギヤ16A,16B並びに両ドリブンギヤ17A,17
Bを回転させる一方、機関の高速かつ高油圧時に第1の
ドライブギヤ16Aと第1のドリブンギヤ17Aのみを
回転させる構成により、機関の低速かつ低油圧時には必
要な油圧力と吐出量とを確保し、機関の高速かつ高油圧
時には無駄のない適切な油圧力と吐出量とに設定して、
駆動負荷の低減を図り、機関の出力や燃費の向上を図る
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の潤滑系
等に用いられるギヤ駆動式のオイルポンプに関し、特
に、ギヤの駆動構造の改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の潤滑系等に用いられるオイル
ポンプは、オイルパン内の潤滑油を吸い上げて加圧し、
潤滑油を各摩擦部分に圧送するものである。このような
オイルポンプの型式としては、2つの歯車を噛み合わせ
て回転させるギヤポンプがある。
【0003】このギヤポンプは、図5に示すように、潤
滑油の吸入口1と吐出口2とを備えたポンプ室3、ドラ
イブギヤ4とドリブンギヤ5等から構成される。前記2
つのギヤ4,5は、ポンプ室3内に殆ど隙間なく噛み合
わされ、ポンプ室3の吸入口1はオイルパンに、吐出口
2はシリンダブロックのメインギャラリに導通される。
【0004】そして、ドライブギヤ4と同軸心のポンプ
駆動ギヤ6は、エンジンのカムシャフトに噛み合ってお
り、エンジンの回転により、ドライブギヤ4が駆動さ
れ、これによりドリブンギヤ5が駆動されると、両ギヤ
4,5間に潤滑油が吸い込まれて、吐出口2へと運び出
され、連続した圧力が潤滑油に印加されるようになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のかか
るギヤ駆動式のオイルポンプにあっては、上述したよう
なエンジンの駆動力により駆動され、エンジン回転数に
比例した潤滑油吐出量並びに油圧(油温一定時)を圧送
する。このため、機関の低速時で潤滑油圧が低圧のとき
には、適切な吐出量と油圧が確保されていても、機関の
高速時で潤滑油圧が高圧のときには、余分な吐出量を供
給することになるため、駆動負荷が増大して、機関の出
力や燃費に影響を与える。
【0006】又、上記の余分な吐出口量分はオイルポン
プ下流の潤滑系に介装されたレギュレータバルブの開弁
で、オイルパンに戻され、無駄な潤滑油の循環動作が行
われている(図6参照)。本発明は以上のような従来の
課題を解決するためなされたものであり、ギヤ駆動式オ
イルポンプにおいて、駆動負荷を低減することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明は、オイルの吸入口と吐出口とを備えたポンプ室
と、該ポンプ室内に配設されて互いに噛み合うドライブ
ギヤとドリブンギヤと、を含んで構成されるギヤ駆動式
のオイルポンプにおいて、前記ドライブギヤとドリブン
ギヤとを、軸方向に複数に分割して、複数のドライブギ
ヤと該複数のドライブギヤと夫々噛み合う複数のドリブ
ンギヤとを設け、前記複数のドライブギヤの共通の回転
駆動軸を該ドライブギヤのギヤ部と別体に形成して、軸
方向にスライド自由に支持すると共に、複数のドライブ
ギヤを夫々リング状に形成し、該複数のドライブギヤの
一つにポンプ駆動手段を固定し、前記回転駆動軸外周面
の一部にスプライン歯を設けると共に、複数のドライブ
ギヤの内周面夫々に前記スプライン歯と噛み合い可能な
スプライン溝を設け、前記スプライン歯を、回転駆動軸
外周面において、該回転駆動軸のスライド位置に応じ
て、前記ポンプ駆動手段が固定されるドライブギヤと他
の複数のドライブギヤ全体のスプライン溝とが噛み合う
第1の状態と、ポンプ駆動手段が固定されるドライブギ
ヤと他の複数のドライブギヤのうち選択されたドライブ
ギヤのスプライン溝とが噛み合う第2の状態と、前記ポ
ンプ駆動手段が固定されるドライブギヤのスプライン溝
と噛み合わない第3の状態と、に選択されるような範囲
に形成する一方、前記回転駆動軸を常時は前記第1の状
態となる位置に位置するように弾性付勢する弾性部材を
設け、前記ポンプ室の吐出口形成側空間と連通する圧力
室を設け、前記回転駆動軸の一方の端部に前記圧力室内
に導かれた油圧力が作用するピストン部を形成し、前記
圧力室内に導かれた油圧力の上昇に伴い前記ピストン部
が前記弾性部材の弾性付勢力に抗して押圧動作されて、
前記回転駆動軸が前記第1の状態から第3の状態にスラ
イド動作されるように構成した。
【0008】請求項2に係る発明は、前記ポンプ駆動手
段が固定されるドライブギヤのスプライン溝と噛み合わ
ない第3の状態のときに、回転駆動軸をロックするロッ
ク手段を設けるようにした。請求項3に係る発明は、前
記オイルポンプは、内燃機関の潤滑系に介装されて、機
関各部に潤滑油を圧送するものであることを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明を詳述する。図1は、本発明に係るギヤ駆動式の
オイルポンプの一実施形態として、内燃機関の潤滑系に
介装されるオイルポンプを示しており、潤滑油の吸入口
11と吐出口12とを備えたポンプ室13を構成するハ
ウジング14並びにカバー15と、ポンプ室13内に配
設されて互いに噛み合うドライブギヤ16とドリブンギ
ヤ17と、を含んで構成される。
【0010】ここで、前記ドライブギヤ16とドリブン
ギヤ17とは、夫々軸方向に2分割されており、これに
より、第1及び第2のドライブギヤ16A,16Bと、
該第1及び第2のドライブギヤ16A,16Bと夫々噛
み合う第1及び第2のドリブンギヤ17A,17Bと、
が形成される。第1及び第2のドライブギヤ16A,1
6Bの共通の回転駆動軸18は、各ドライブギヤ16
A,16Bのギヤ部と別体に形成されており、軸方向に
スライド自由に支持されている。
【0011】尚、回転駆動軸18の支持構造については
後述する。又、第1及び第2のドライブギヤ16A,1
6Bは夫々リング状に形成されている。そして、回転駆
動軸18外周面の一部にはスプライン歯18Aが設けら
れており、第1及び第2のドライブギヤ16A,16B
の内周面夫々に前記スプライン歯18Aと噛み合い可能
なスプライン溝16a,16bが設けられている。
【0012】この場合、第1のドライブギヤ16Aのス
プライン溝16aは、該第1のドライブギヤ16Aの第
2のドライブギヤ16Bと近接する側の端部内周面に形
成され、第2のドライブギヤ16Bのスプライン溝16
bは、内周面全体に形成されている。スプライン歯18
Aは、回転駆動軸18外周面において、該回転駆動軸1
8のスライド位置に応じて、ポンプ駆動手段としての後
述するポンプ駆動ギヤ19が固定される第1のドライブ
ギヤ16Aと第2のドライブギヤ16Bのスプライン溝
16a,16bとが噛み合う状態(状態1)と、第1の
ドライブギヤ16Aのスプライン溝16aと噛み合わな
い状態(状態2)と、に選択されるような範囲に形成さ
れる。
【0013】又、回転駆動軸18を常時は前記状態1と
なるスライド位置に位置するように弾性付勢する弾性部
材としてのスプリング20が設けられていると共に、ポ
ンプ室13の吐出口12形成側空間と連通する圧力室2
1が設けられ、更に、回転駆動軸18の一方の端部に前
記圧力室21内に導かれた油圧力が作用するピストン部
22が形成される。
【0014】ここで、回転駆動軸18の一方の端部は、
カバー15に形成された開口部15Aから外部に突出さ
れ、この突出側の端部外周面にポンプ駆動ギヤ19が回
転自由に嵌挿される。この場合、ポンプ駆動ギヤ19の
軸部19Aは開口部15Aからカバー15内に突入さ
れ、第1のドライブギヤ16Aの端部に固定される。
【0015】回転駆動軸18の他方の端部の途中部分
は、ハウジング14の端壁部に形成された支持壁14A
の貫通孔14aに回転自由かつスライド自由に支承さ
れ、更に、回転駆動軸18の他方の端部の先端部は、ハ
ウジング14の端壁部に形成された支持孔14bに回転
自由かつスライド自由に支承される。前記支持壁14A
の貫通孔14a形成部には陥凹部23が形成されてお
り、該陥凹部23内周面には、回転駆動軸18外周面の
スプライン歯18Aと噛み合い可能なスプライン溝23
aが形成される。
【0016】前記圧力室21は、ハウジング14の端壁
部の支持壁14Aと支持孔14b形成部との間の回転駆
動軸18外周部に形成されており、この圧力室21とポ
ンプ室13の吐出口12形成側空間とはハウジング14
に形成された連通孔24を介して連通される。前記ピス
トン部22は、回転駆動軸18外周部に一端が開放され
た円筒状に一体成形されており、該ピストン部22内端
面と圧力室21内端面との間に前記スプリング20が介
装されようになっている。
【0017】そして、吐出口12形成側空間から圧力室
21内に導かれた油圧力の上昇に伴いピストン部22が
スプリング20の弾性付勢力に抗して押圧動作されて、
回転駆動軸18が前記状態1から状態2となる位置にス
ライド動作されるように構成されている。尚、第1及び
第2のドリブンギヤ17A,17Bの共通の回転駆動軸
25は、ハウジング14並びにカバー15に夫々回転自
由に支承される。
【0018】次に、かかる構成のギヤ駆動式オイルポン
プの作用について説明する。図示しないギヤトレーンか
らの回転駆動力がポンプ駆動ギヤ19に伝達され、該ポ
ンプ駆動ギヤ19が回転駆動されると、これに固定され
た第1のドライブギヤ16Aが回転駆動される。機関回
転数が低く吐出口側空間の油圧が低いときには、スプリ
ング20の弾性付勢力により、図1に示すように、回転
駆動軸18が前記状態1となるスライド位置に位置され
ており、回転駆動軸18のスプライン歯18Aは、第1
のドライブギヤ16Aと第2のドライブギヤ16B夫々
のスプライン溝16a,16bとが噛み合った状態にあ
る。
【0019】このため、第1のドライブギヤ16Aの回
転駆動によって、回転駆動軸18が回転し、この回転は
第2のドライブギヤ16Bにも伝達される。この結果、
第1のドライブギヤ16Aと第2のドライブギヤ16B
とが一体となって回転し、第1のドリブンギヤ17Aと
第2のドリブンギヤ17Bも一体となって回転する。
【0020】このように、機関の低速かつ低油圧時に両
ドライブギヤ16A,16B並びに両ドリブンギヤ17
A,17Bが回転することにより、吐出口12から吐出
される潤滑油は、機関回転上昇に伴って図3のように適
切な油圧並びに吐出量となる。一方、機関回転上昇に伴
って油圧が上昇し、吐出口12側空間の油圧が所定の高
圧力となると、図2に示すように、ピストン部22がこ
の高圧力によりスプリング20の弾性付勢力に抗して押
圧動作され、これにより、回転駆動軸18が前記状態2
となるスライド位置に位置され、回転駆動軸18のスプ
ライン歯18Aは、第1のドライブギヤ16Aのスプラ
イン溝16aから離脱した状態となると共に、支持壁1
4Aの陥凹部23内周面のスプライン溝23aと噛み合
う。
【0021】このため、第1のドライブギヤ17Aの回
転駆動は、回転駆動軸18に伝達されず、第2のドライ
ブギヤ17Bが回転駆動されない。又、回転駆動軸18
のスプライン歯18Aは、支持壁14Aの陥凹部23内
周面のスプライン溝23aと噛み合うため、該回転駆動
軸18は回転不能状態にロックされる。尚、この構成が
ロック手段に相当する。
【0022】この結果、第1のドライブギヤ16Aと第
1のドリブンギヤ17Aのみが回転する。このように、
機関の高速かつ高油圧時に第1のドライブギヤ16Aと
第1のドリブンギヤ17Aのみが回転するすることによ
り、吐出口12から吐出される潤滑油は、図4のように
適切な油圧並びに吐出量となる。
【0023】即ち、機関の低速かつ低油圧時と高速かつ
高油圧時とで、回転駆動するドライブギヤとドリブンギ
ヤとを変化させることにより、機関の低速かつ低油圧時
には必要な油圧力と吐出量とが確保される一方、機関の
高速かつ高油圧時には無駄のない適切な油圧力と吐出量
とに設定され、機関の高速時で潤滑油圧の高圧のとき
に、駆動負荷の低減を図れ、機関の出力や燃費の向上を
図ることができる。
【0024】又、低温始動時の高油圧による負荷増大を
抑制できるため、低温始動性の向上を図ることができ
る。尚、上記実施形態においては、ドライブギヤ16と
ドリブンギヤ17とを、軸方向に2つに分割して、2つ
のドライブギヤ16A,16Bと該2つのドライブギヤ
16A,16Bと夫々噛み合う2つのドリブンギヤ17
A,17Bとを設けた例について説明したが、ドライブ
ギヤとドリブンギヤとを、軸方向に3つ,4つ・・・と
複数に分割して、複数のドライブギヤと該複数のドライ
ブギヤと夫々噛み合う複数のドリブンギヤとを設けるよ
うにしても良い。
【0025】この場合、回転駆動軸外周面の一部に設け
られるスプライン歯を、回転駆動軸外周面において、該
回転駆動軸のスライド位置に応じて、前記ポンプ駆動ギ
ヤが固定されるドライブギヤと他の複数のドライブギヤ
全体のスプライン溝とが噛み合う第1の状態と、ポンプ
駆動ギヤが固定されるドライブギヤと他の複数のドライ
ブギヤのうち選択されたドライブギヤのスプライン溝と
が噛み合う第2の状態と、前記ポンプ駆動ギヤが固定さ
れるドライブギヤのスプライン溝と噛み合わない第3の
状態と、に選択されるような範囲に形成し、圧力室内に
導かれた油圧力の上昇に伴いピストン部がスプリングの
弾性付勢力に抗して押圧動作されて、回転駆動軸が前記
第1の状態から第3の状態にスライド動作されるように
構成すれば良い。
【0026】かかる構成では、機関回転数に応じて、オ
イルポンプの能力を複数段に制御することが可能であ
る。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、オイルポンプの能力を複数段に可変制御す
ることが可能となる。請求項2に係る発明によれば、ポ
ンプ駆動手段が固定されるドライブギヤのスプライン溝
と噛み合わない第3の状態のときに、回転駆動軸をロッ
クできるから、駆動したいドライブギヤ並びにドライブ
ギヤのみを確実に駆動できる。
【0028】請求項3に係る発明によれば、機関の出力
や燃費の向上を図ることができると共に、低温始動性の
向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るギヤ駆動式のオイルポンプの一
実施形態を示す断面図
【図2】 同断面図
【図3】 同上実施形態のオイルポンプ特性図
【図4】 同上実施形態のオイルポンプ特性図
【図5】 従来のギヤ駆動式のオイルポンプの一例を示
す断面図
【図6】 同上従来例のオイルポンプ特性図
【符号の説明】
11 吸入口 12 吐出口 13 ポンプ室 14 ハウジング 15 カバー 16 ドライブギヤ 17 ドリブンギヤ 16A 第1のドライブギヤ 16B 第2のドライブギヤ 17A 第1のドリブンギヤ 17B 第2のドリブンギヤ 18 回転駆動軸 18A スプライン歯 16a,16b スプライン溝 19 ポンプ駆動ギヤ 20 スプリング 21 圧力室 22 ピストン部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オイルの吸入口と吐出口とを備えたポンプ
    室と、該ポンプ室内に配設されて互いに噛み合うドライ
    ブギヤとドリブンギヤと、を含んで構成されるギヤ駆動
    式のオイルポンプにおいて、 前記ドライブギヤとドリブンギヤとを、軸方向に複数に
    分割して、複数のドライブギヤと該複数のドライブギヤ
    と夫々噛み合う複数のドリブンギヤとを設け、 前記複数のドライブギヤの共通の回転駆動軸を該ドライ
    ブギヤのギヤ部と別体に形成して、軸方向にスライド自
    由に支持すると共に、複数のドライブギヤを夫々リング
    状に形成し、該複数のドライブギヤの一つにポンプ駆動
    手段を固定し、 前記回転駆動軸外周面の一部にスプライン歯を設けると
    共に、複数のドライブギヤの内周面夫々に前記スプライ
    ン歯と噛み合い可能なスプライン溝を設け、 前記スプライン歯を、回転駆動軸外周面において、該回
    転駆動軸のスライド位置に応じて、前記ポンプ駆動手段
    が固定されるドライブギヤと他の複数のドライブギヤ全
    体のスプライン溝とが噛み合う第1の状態と、ポンプ駆
    動手段が固定されるドライブギヤと他の複数のドライブ
    ギヤのうち選択されたドライブギヤのスプライン溝とが
    噛み合う第2の状態と、前記ポンプ駆動手段が固定され
    るドライブギヤのスプライン溝と噛み合わない第3の状
    態と、に選択されるような範囲に形成する一方、 前記回転駆動軸を常時は前記第1の状態となる位置に位
    置するように弾性付勢する弾性部材を設け、 前記ポンプ室の吐出口形成側空間と連通する圧力室を設
    け、 前記回転駆動軸の一方の端部に前記圧力室内に導かれた
    油圧力が作用するピストン部を形成し、 前記圧力室内に導かれた油圧力の上昇に伴い前記ピスト
    ン部が前記弾性部材の弾性付勢力に抗して押圧動作され
    て、前記回転駆動軸が前記第1の状態から第3の状態に
    スライド動作されるように構成されたことを特徴とする
    ギヤ駆動式のオイルポンプ。
  2. 【請求項2】前記ポンプ駆動手段が固定されるドライブ
    ギヤのスプライン溝と噛み合わない第3の状態のとき
    に、回転駆動軸をロックするロック手段を設けたことを
    特徴とする請求項1記載のギヤ駆動式のオイルポンプ。
  3. 【請求項3】前記オイルポンプは、内燃機関の潤滑系に
    介装されて、機関各部に潤滑油を圧送するものである請
    求項1又は2記載のギヤ駆動式のオイルポンプ。
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