JP2001241388A - ロータリ型ポンプ - Google Patents

ロータリ型ポンプ

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JP2001241388A
JP2001241388A JP2000053193A JP2000053193A JP2001241388A JP 2001241388 A JP2001241388 A JP 2001241388A JP 2000053193 A JP2000053193 A JP 2000053193A JP 2000053193 A JP2000053193 A JP 2000053193A JP 2001241388 A JP2001241388 A JP 2001241388A
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rotor
volume
reducing device
rotary pump
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JP2000053193A
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Futoshi Niwada
太 庭田
Shoji Morita
正二 盛田
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Unisia Jecs Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吐出の瞬時流量変化によって起こる振動を効
率良く低減して静粛性及び耐久性を高める。 【解決手段】 ロータリ型ポンプは、ハウジング1の内
周面に形成されたトロコイド曲面6に頂部5a〜5cが
摺接しつつ回転するロータ5と、トロコイド曲面6とロ
ータ外周面との間に形成され、ロータ5の回転に伴って
容積が連続的に増減変化する複数の作動室16a〜16
cと、ハウジング1内の作動室16a〜16cの容積が
増大する領域に開口形成された吸入ポート18と、ハウ
ジング1内の作動室16a〜16cの容積が減少する領
域に開口形成された吐出ポート19を備えている。吐出
ポート19または作動室16a〜16cの吐出領域に臨
む位置にエアチャンバ21等の脈圧低減装置を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、潤滑油や作動油を
送給するためのオイルポンプ等として用いられるロータ
リ型ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】内周部にペリトロコイド曲面が形成され
たハウジングに略三角形状のロータを回転自在に収容
し、このロータを偏心機構を介して駆動回転することに
より、ロータとペリトロコイド曲面の間に形成される複
数の作動室の容積を連続的に増減変化させ、それによっ
てポンプ作用を為すようにしたロータリ型ポンプが知ら
れている(実開平1−83194号公報、特開平9−2
68980号公報等参照)。
【0003】この従来のロータリ型ポンプについて簡単
に説明すると、ロータは偏心機構を介して駆動軸に取付
けられると共に、ガイド機構を介してハウジングに対し
て三つの頂部が常時トロコイド曲面に摺接するように姿
勢制御されており、ロータの外周面とトロコイド曲面の
間には三つの作動室が形成され、これらの作動室がロー
タの回転(旋回)に伴って容積を増減変化させるように
なっている。そして、ハウジング内にはロータの回転に
伴なって作動室の容積が減少する領域と増大する領域が
夫々二つずつ形成されるが、そのうちの各一つの容積減
少領域と増大領域には吐出ポートと吸入ポートが夫々開
口形成されており、また、残余の容積減少領域と増大領
域は連通路によって接続されている。
【0004】したがって、このロータリ型ポンプは、吸
入ポートから吸い込まれた作動油が続く容積減少領域で
圧縮されようとすると、その圧縮されようとする作動油
を隣接する容積増大領域に逃がし、これによってロータ
の円滑な回転を実現している。つまり、潤滑油や作動油
等の非圧縮性流体を扱う場合には、ロータの回転時に各
作動室が密閉状態で容積変化しようとすると、流体の非
圧縮性によってロータの回転自体が阻害されてしまう
が、容積減少領域と容積増大領域を連通路によって接続
することでこの不具合を解消している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種のロータリ型ポ
ンプは、内接式ギヤポンプやプランジャポンプ等に比較
して作動室の容積を大きく確保することができるため、
ロータ一回転当たりの吐出容量を大きくしてポンプ効率
を高めることができる。しかし、ロータの一回転当たり
の吐出容量が大きい分、吐出部分での瞬時流量変化も大
きく、その流量変化によって起こる振動によって騒音や
装置の耐久性低下等の不具合を招く。
【0006】そこで本発明は、吐出の瞬時流量変化によ
って起こる振動を効率良く低減して静粛性及び耐久性の
高いロータリ型ポンプを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
請求項1記載の発明は、ハウジングの内周面に形成され
たトロコイド曲面に頂部が摺接しつつ回転するロータ
と、前記トロコイド曲面とロータ外周面との間に形成さ
れ、前記ロータの回転に伴って容積が連続的に増減変化
する複数の作動室と、前記ハウジング内の作動室の容積
が増大する領域に開口形成された吸入ポートと、前記ハ
ウジング内の作動室の容積が減少する領域に開口形成さ
れた吐出ポートとを備えたロータリ型ポンプにおいて、
前記ハウジング内の吐出領域に脈圧低減装置を設けたこ
とを特徴としている。
【0008】したがって、吐出部分での瞬時流量変化は
ハウジング内の吐出領域で脈圧低減装置によって低減さ
れる。
【0009】また、請求項2記載の発明は、脈圧低減装
置を、ハウジング内の吐出領域に臨む位置に鉛直上方に
窪ませて形成したエアチャンバによって構成したことを
特徴としている。
【0010】さらに、請求項3記載の発明は、脈圧低減
装置を、ハウジング内の吐出領域に臨む位置で進退動作
するピストンと、ピストンを付勢するばねによって構成
したことを特徴としている。
【0011】さらにまた、請求項4記載の発明は、脈圧
低減装置を、ハウジングの内周面のうちの常時負圧にな
らない領域に配置したことを特徴としている。したがっ
て、脈圧低減装置部分からハウジング内へのエアの流入
は生じなくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1,図2は本発明に係るロータ
リ型ポンプの第1の実施形態を示し、内燃機関のシリン
ダブロック等に固定されたハウジング1と、該ハウジン
グ1の一端部に平ボルト3によって固定されて、ハウジ
ング1内部に形成されたまゆ状の凹部1bの一端開口を
閉塞するカバー2と、ハウジング1とカバー2の各中央
に有する貫通孔1a,2a内に挿通配置された駆動軸4
と、前記ハウジング1内部の凹部1bとカバー2とで画
成された内部に回転自在に収納されたほぼ三角形状のロ
ータ5とを備えている。
【0013】前記ハウジング1は、凹部1bの内周面が
まゆ状のトロコイド曲面6に形成されていると共に、カ
バー2と反対側の外面に筒状の突起部7が一体に設けら
れている。
【0014】前記駆動軸4は、図外の内燃機関のクラン
クシャフトに連係されて、該クランクシャフトと1対1
の回転比で回転するようになっており、外周面に偏心機
構であるエキセントリックカラー10が駆動軸4の外周
面凹溝に長手方向に配置されたキー11によって固定さ
れていると共に、先端部4aに、駆動プーリ12が軸方
向から螺着したボルト13によって固定されている。ま
た、駆動軸4の基端側段差部4bに歯車14が固定され
ている。さらに、駆動プーリ12は、本体の内周部に駆
動軸4の外周に被嵌する筒部12aを有していると共
に、タイミングベルトを介して駆動軸4に回転力を伝達
するようになっている。尚、ハウジング1の突起部7と
駆動プーリ12の筒部12aとの間にはシール部材15
が介装されている。
【0015】前記エキセントリックカラー10は、駆動
軸4の外周面に被嵌する筒状部10aと、該筒状部10
aの駆動プーリ12側外周面に一体に形成された偏心板
10bとからなり、その中心Pが駆動軸4の軸心Xから
ε分だけ偏心している(図1参照)。また、前記筒状部
10aは、前後端部がハウジング1の挿通孔1aとカバ
ー2の挿通孔2aまで延設されて、前端部が駆動プーリ
12の筒部12aの端縁に、後端部が歯車14の端面に
夫々当接して軸方向の位置決めがされている。また、偏
心板10bには、軽量化と重量バランスを取るための大
小複数の孔Hが周方向に配置されている。
【0016】前記ロータ5は、その厚さ巾がハウジング
1の凹部1bの巾よりも若干小さく設定され、各頂部5
a〜5c間の外面とトロコイド曲面6との間に3つの作
動室16a,16b,16cを形成していると共に、各
頂部5a〜5cがトロコイド曲面6に常時摺接しながら
ペリトロコイド曲線を画いて回転運動を行うようになっ
ている。また、ロータ5の中央には、円形孔が形成され
ており、この円形孔の内周面5dが前記エキセントリッ
クカラー10の偏心板10bの外周面に嵌合支持され
て、該偏心板10bから内周面5dを介してロータ5に
回転力が伝達されるようになっている。
【0017】また、前記ハウジング1は、図1に示すよ
うに一側壁内に凹部1bに連通する下側の吸入ポート1
8と上側の吐出ポート19が略水平方向に沿って貫通形
成されていると共に、吸入,吐出ポート18,19と反
対側の他側壁の内部には、圧縮行程時に容積が減少する
作動室16a(16b,16c)と、該作動室16a
(16b,16c)にロータ5の回転方向で隣接する作
動室16b(16c,16a)とを連通する連通路20
が形成されている。
【0018】すなわち、この連通路20は、ほぼ円弧形
状に形成され、ロータ5の回転に伴なって例えば一つの
頂部5bが他側壁側のトロコイド曲面6に摺接している
状態で、一端開口20aが作動室16aに連通し、他端
開口20bが作動室16bに連通するように形成されて
いる。
【0019】そして、前記ハウジング1の凹部1b底面
とロータ5との間には、該ロータ5をトロコイド曲面6
に沿って回転案内する案内手段が設けられている。この
案内手段は、ハウジング1の凹部1b底面に形成された
無端状のガイド溝8と、ロータ5に突設されて先端部が
このガイド溝8に摺動自在に嵌挿されるガイドピン9と
によって構成されている。ガイド溝8はハウジング1の
トロコイド曲面6に沿って凹部1bの底面にまゆ形状に
切欠形成されており、ガイドピン9はロータ5の一側面
の各頂部5a,5b,5c付近に突設されている。
【0020】また、図1に示すように、ハウジング1の
吐出ポート19に臨む位置には脈圧低減装置としてのエ
アチャンバ21が形成されている。このエアチャンバ2
1は、吐出ポート19に対して鉛直上方側に窪んで形成
されており、ポンプに作動油が供給されたときにその窪
み内にエアを残留させ、そのエアの緩衝作用によって作
動油の脈圧を防止する。
【0021】以下、この実施形態のロータリ型ポンプの
作用について説明する。
【0022】クランクシャフトの回転に伴なって駆動軸
4が回転すると、エキセントリックカラー10も同期回
転して外周面とロータ内周面5dを介してロータ5に回
転力を伝達する。このため、ロータ5は案内手段の各ガ
イドピン9がガイド溝8内を摺動しながらスムーズに案
内されてトロコイド曲線6に沿って回転運動する。
【0023】このとき、吸入ポート18に連通した例え
ば作動室16a内に作動油が吸入され、ロータ5の回転
により最大容積となった作動室16a内に作動油が満た
されて、そのまま圧縮行程に移行する。そして、圧縮行
程が開始(作動室16aの容積減少が開始)すると同時
に、作動室16aが連通路20によって作動室16bと
連通するため、作動室16a内の作動油が作動室16b
内に流入して、作動室16aの圧縮行程への移行に伴う
容積減少を許容する。その後、膨張行程に移行して作動
室16b内に満たされた作動油は、該作動室16bに連
通した吐出ポート19にロータ5の回転力によって圧送
される。
【0024】ロータリ型ポンプは、通常、ロータ5の回
転に伴なう作動室16a〜16cの容積変化が大きいた
めに、吐出ポート19部分での瞬時流量変化も大きくな
り易いが、この実施形態においては吐出ポート19に臨
ませてエアチャンバ21が設けられているため、吐出ポ
ート19における作動油の脈圧はこのエアチャンバ21
のエア弾性によって吸収される。
【0025】図3は、駆動軸4の回転速度とエアチャン
バ21の容積を種々に変えて吐出部分での脈圧振幅を計
測した結果であり、この結果からも明かなようにある程
度容積の大きいエアチャンバ21を設定すれば、いずれ
の回転速度域においても脈圧振幅を確実に低減すること
ができる。
【0026】以上のように、この実施形態のロータリ型
ポンプは、吐出ポート19に設けたエアチャンバ21に
よって吐出部分における脈圧変動を吸収することができ
るため、この脈圧変動に起因した振動の発生を無くし
て、騒音の発生やポンプ耐久性の低下といった不具合を
解消することができる。
【0027】また、この実施形態のポンプは、脈圧低減
装置として吐出ポート19に対して鉛直上方に窪ませた
だけの極めて簡素なエアチャンバ21を採用したため、
脈圧低減装置を付加したことによる製造コストの高騰を
最小限に抑えることができる。
【0028】尚、吐出ポート19に設ける脈圧低減装置
は、図4に示すものや図5に示すもののように、吐出ポ
ート19の作動油とエアの存在する部屋をピストン22
によって完全に分離するようにしても良い。
【0029】これらの実施形態について簡単に説明する
と、図4に示した第2の実施形態は、ハウジング1に形
成したシリンダ穴23にピストン22を摺動自在に嵌合
すると共に、シリンダ穴23の内部を密閉することによ
りエア弾性をピストン22に対する付勢力として作用さ
せたものであり、図5に示した第3の実施形態は、ハウ
ジング1に形成したシリンダ穴23にピストン22を摺
動自在に嵌合し、シリンダ穴23内にピストン22を付
勢するためのコイルスプリング24を別途内装したもの
である。いずれの実施形態のものも吐出ポート19内の
作動油とシリンダ穴23内のエアがピストン22によっ
て分離されるため、シリンダ穴23内のエアが吐出ポー
ト19中に流入するのを防止することができる。
【0030】つづいて、本発明の第4の実施形態を図6
〜図9によって説明する。尚、図1,図2に示した第1
の実施形態と同一部分には同一符号を付し、重複する部
分については説明を省略するものとする。
【0031】この実施形態のロータリ型ポンプは、基本
的な構成は第1の実施形態と同様であるが、脈圧低減装
置としてのエアチャンバ21を吐出ポート19ではな
く、ハウジング1の凹部1bに直接臨む位置に配置して
いる点で異なっている。
【0032】エアチャンバ21の配置としては、振動低
減の観点から瞬時流量変化の起こる部分により近接させ
ることが望ましいが、凹部1b内は吸入と吐出が頻繁に
切り換わるため、この部分にエアチャンバ21を配置す
るとすればエアチャンバ21からのエア流出を阻止する
ための工夫をしなければならない。この実施形態におい
ては、エアチャンバ21を凹部1b内のある限られた範
囲に設定することによってこの問題を解決している。
【0033】ここで、図7(a)〜(d)と図8(e)
〜(g)は、ロータ5の中心Pが駆動軸4の軸心Xの鉛
直下方に位置されるときを回転角0°としたときの、回
転角θが0°,60°,120°,180°,240
°,270°,300°の場合におけるロータ5の回転
挙動を示したものである。
【0034】図7(a),(b)では、ロータ5の頂部
5a,5bに挟まれた作動室16aが吸入ポート18に
連通したまま容積を次第に増大させ、図7(c),
(d)から図8(e)にかけては、作動室16aが吸入
ポート18に連通したまま連通路(図6参照)を通して
回転前方の作動室16bに導通し、両作動室16a,1
6bを合わせた部分が全体として吸入容積を増大させ
る。そして、図8(f)ではロータ5の頂部5b,5c
が吐出ポート19と吸入ポート18を夫々閉塞し、この
図8(f)を境に図8(g)では作動室16cが吸入ポ
ート18に連通し、作動室16bが吐出ポート19に連
通する。つまり、図8(f)の回転角270°での頂部
5cの位置を境に作動室16bが吸入から吐出に切り換
わる(図9も参照)。
【0035】この実施形態のロータリ型ポンプはこの境
となる点に着目し、駆動軸4の回転角が270°のとき
の頂部5cの位置Bよりも僅かに回転方向前方側にエア
チャンバ21を開口形成することにより、エアチャンバ
21に吸入圧(負圧)が作用しないようにしている。
【0036】したがって、このロータリ型ポンプにおい
ては、ポンプ作動中にエアチャンバ21内のエアが作動
油中に流出することがなく、作動油へのエア混入による
騒音の発生やポンプ性能の低下等の問題を回避すること
ができる。
【0037】尚、ハウジング1の凹部1bに直接臨ませ
て脈圧低減装置を設ける場合にも、同装置を、図4に示
すようなピストン22をエアで付勢する構造としたり、
図5に示すようなピストン22をコイルスプリング24
で付勢する構造としても良い。この場合、エアチャンバ
21を採用するのに比較して構造は複雑になるものの、
作動油へのエアの混入をより確実に防止することができ
る。
【0038】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係るロータリ型ポンプによれば、吐出部分での瞬時流量
変化が脈圧低減装置によって効率良く吸収されるため、
大きな瞬時流量変化による振動が生じなくなり、その振
動による騒音の発生や装置の耐久性の低下が確実に防止
される。
【0039】また、請求項2に記載の発明によれば、多
くの部品を要しない極めて簡素な構造によって瞬時流量
変化を吸収することができるため、コストの低廉化が図
れる。
【0040】また、請求項3に記載の発明によれば、脈
圧低減装置から吐出ポートや作動室内へのエアの侵入を
ピストンによって阻止することができるため、エアの侵
入による騒音の発生やポンプ性能の低下を確実に防止す
ることができる。
【0041】さらに、請求項4記載の発明によれば、脈
圧低減装置部分が負圧になることがないため、脈圧低減
装置部分からのエアの侵入をより確実に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すロータリ型ポン
プの図2のA−A線に沿う断面図。
【図2】同実施形態を示すロータリ型ポンプの縦断面
図。
【図3】同実施形態を採用した場合のエアチャンバ容積
と吐出側の脈圧振幅の関係を示すグラフ。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す要部の断面図。
【図5】本発明の第3の実施形態を示す要部の断面図。
【図6】本発明の第4の実施形態を示す図1に対応の断
面図。
【図7】同実施形態におけるロータ挙動を示す概略正面
図。
【図8】同挙動を示す概略正面図。
【図9】同実施形態を説明するためにクランクシャフト
回転角と流動変動の関係を示したグラフ。
【符号の説明】
1…ハウジング 5…ロータ 5a〜5c…頂部 6…トロコイド曲面 16a〜16c…作動室 18…吸入ポート 19…吐出ポート 20…連通路 21…エアチャンバ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの内周面に形成されたトロコ
    イド曲面に頂部が摺接しつつ回転するロータと、前記ト
    ロコイド曲面とロータ外周面との間に形成され、前記ロ
    ータの回転に伴って容積が連続的に増減変化する複数の
    作動室と、前記ハウジング内の作動室の容積が増大する
    領域に開口形成された吸入ポートと、前記ハウジング内
    の作動室の容積が減少する領域に開口形成された吐出ポ
    ートとを備えたロータリ型ポンプにおいて、 前記ハウジング内の吐出領域に脈圧低減装置を設けたこ
    とを特徴とするロータリ型ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記脈圧低減装置を、ハウジング内の吐
    出領域に臨む位置に鉛直上方に窪ませて形成したエアチ
    ャンバによって構成したことを特徴とする請求項1に記
    載のロータリ型ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記脈圧低減装置を、ハウジング内の吐
    出領域に臨む位置で進退動作するピストンと、ピストン
    を付勢するばねによって構成したことを特徴する請求項
    1に記載のロータリ型ポンプ。
  4. 【請求項4】 前記脈圧低減装置を、ハウジングの内周
    面のうちの常時負圧にならない領域に配置したことを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のロータリ型ポ
    ンプ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008518148A (ja) * 2004-10-29 2008-05-29 ユング、ヘルバルト ポンプ、特にスラリーポンプ
KR101346117B1 (ko) 2011-04-20 2013-12-31 성백철 소음저감 구조를 가지는 자동차 브레이크 시스템용 진공펌프

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