JP2001193640A - 容量可変型圧縮機用制御弁 - Google Patents

容量可変型圧縮機用制御弁

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JP2001193640A
JP2001193640A JP37486199A JP37486199A JP2001193640A JP 2001193640 A JP2001193640 A JP 2001193640A JP 37486199 A JP37486199 A JP 37486199A JP 37486199 A JP37486199 A JP 37486199A JP 2001193640 A JP2001193640 A JP 2001193640A
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Japan
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variable displacement
control valve
valve body
displacement compressor
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JP37486199A
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English (en)
Inventor
Ichiro Ogawara
一郎 大河原
Takehisa Yokota
健久 横田
Yoichi Nakamura
要一 中村
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Saginomiya Seisakusho Inc
Original Assignee
Saginomiya Seisakusho Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的弱いばね力によって全閉状態(完全な
アンロード状態)にすることができ、これに応じてソレ
ノイド手段を小型化できる容量可変型圧縮機用制御弁を
提供すること。 【解決手段】 容量可変型圧縮機の吸入ポートとクラン
ク室とを連通する通路の開度をボール弁体27の弁軸方
向の移動により調整して容量可変型圧縮機の容量制御を
行う容量可変型圧縮機用制御弁において、ボール弁体2
7の一方の側に当該ボール弁体27と離接可能に配置さ
れ、容量可変型圧縮機の吸入圧力に感応し、吸入圧力の
低下に応じて伸長してボール弁体27を閉弁方向に移動
させるベローズ28と、ボール弁体27の他方の側に配
置され、励磁されることによりボール弁体27を開弁方
向に駆動するソレノイド装置36と、ボール弁体27を
閉弁方向に駆動する閉弁ばね45とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、容量可変型圧縮
機用制御弁に関し、特に、車載空調装置などにて使用さ
れる斜板式容量可変型圧縮機のための容量制御弁に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】斜板式容量可変型圧縮機のための容量制
御弁として、特開昭63−16177号公報に示されて
いるように、容量可変型圧縮機の吸入ポートとクランク
室とを連通する通路の開度を弁体の弁軸方向の移動によ
り調整して容量可変型圧縮機の容量制御を行う容量可変
型圧縮機用制御弁であって、容量可変型圧縮機の吸入圧
力に感応し、吸入圧力の低下に応じて伸長して弁体を閉
弁方向に移動させるベローズのような感圧手段と、前記
感圧手段に可変荷重を与えるソレノイド手段とを有し、
ソレノイド手段の発生荷重に応じて感圧手段の設定圧を
可変設定する設定圧可変式の容量制御弁が従来より知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】夏場の高負荷時等、圧
縮機の吸入圧力が高い時に、エンジン負荷低減等のため
に、圧縮機を完全なアンロード状態にしたい場合には、
容量制御弁を全閉状態にする必要があり、上述のような
従来の容量制御弁では、感圧手段(ベローズ)と弁体と
が一体構造になっていて、常に感圧手段の影響を受ける
ため、容量制御弁を全閉状態にするためには、ベローズ
内部のばねのばね力をかなり強くしなければならず、弁
体を開弁方向に駆動するソレノイド手段が感圧手段と同
じ側にあるため、ソレノイド手段がベローズ内部のばね
のばね力に対抗して弁体を開弁駆動するためには、相当
大きい吸引力を発生する大型のソレノイド手段が必要に
なるという問題点がある。
【0004】この発明は、上述の如き問題点に着目して
なされたものであり、比較的弱いばね力によって全閉状
態(完全なアンロード状態)にすることができ、これに
応じてソレノイド手段を小型化でき、また高圧補正も行
うことができる容量可変型圧縮機用制御弁を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的を達成す
るため、請求項1記載の発明による容量可変型圧縮機用
制御弁は、容量可変型圧縮機の吸入ポートとクランク室
とを連通する通路の開度を弁体の弁軸方向の移動により
調整して容量可変型圧縮機の容量制御を行う容量可変型
圧縮機用制御弁において、前記弁体の一方の側に当該弁
体と離接可能に配置され、容量可変型圧縮機の吸入圧力
に感応し、吸入圧力の低下に応じて伸長して前記弁体を
閉弁方向に移動させる感圧手段と、前記弁体の他方の側
に配置され、励磁されることにより前記弁体を開弁方向
に駆動するソレノイド手段と、前記弁体を閉弁方向に駆
動する付勢手段とを有しているものである。
【0006】請求項2記載の発明による容量可変型圧縮
機用制御弁は、容量可変型圧縮機の吐出圧力が前記弁体
に開弁方向に作用するよう構成されているものである。
【0007】請求項3記載の発明による容量可変型圧縮
機用制御弁は、前記弁体がボール弁体と当該ボール弁体
の前記他方の側に固定接続されたロッドとにより構成さ
れ、前記ロッドによって前記ソレノイド手段のプランジ
ャと連結され、前記感圧手段はベローズにより構成さ
れ、前記ボール弁体が前記一方の側にて前記ベローズの
一方の端面に離接可能に対向しているものである。
【0008】請求項1の発明による容量可変型圧縮機用
制御弁によれば、ソレノイド手段が励磁されている場合
には、ソレノイド手段が発生する開弁方向の駆動力と吸
入圧力に感応する感圧手段による閉弁方向の駆動力との
平衡関係によって弁体の開度が決まり、その開度に応じ
てクランク室より吸入ポート側へ流れる流体圧流量が調
整され、容量可変型圧縮機の容量制御が行われれる。ソ
レノイド手段が消磁されると、弁体が付勢手段により感
圧手段より切り離されて閉弁駆動され、感圧手段の感応
動作とは無関係に付勢手段の付勢力によって全閉状態が
得られる。
【0009】請求項2の発明による容量可変型圧縮機用
制御弁によれば、容量可変型圧縮機の吐出圧力が弁体に
開弁方向に作用し、吐出圧力対応の設定値補正(高圧補
正)が行われる。
【0010】請求項3の発明による容量可変型圧縮機用
制御弁によれば、ロッドによって弁体がソレノイド手段
のプランジャと連結され、弁体はボール弁体をもってベ
ローズの一方の端面に離接可能に対向する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照してこの発
明の実施の形態を詳細に説明する。
【0012】(実施の形態1)図1は本発明による実施
の形態1の容量可変型圧縮機用制御弁を組み込まれた容
量可変型圧縮機を、図2はこの本発明による容量可変型
圧縮機用制御弁の実施の形態1を示している。
【0013】斜板式容量可変型圧縮機1は、圧縮機ハウ
ジング2により画定されたクランク室3と、各々一方の
ストロークエンド部にてクランク室3に連通している複
数個のシリンダ室4とを有している。シリンダ室4の各
々にはピストン5が軸線方向に摺動自在に嵌合してお
り、各ピストン5のクランク室3側にはピストンロッド
6の一端が連結されている。
【0014】圧縮機ハウジング2は駆動軸7を回転可能
に支持しており、駆動軸7は、プーリ8に掛け渡された
図示されていない駆動ベルトにより図示されていないエ
ンジンと駆動連結され、エンジンによって回転駆動され
る。
【0015】駆動軸7はクランク室4内においてウオブ
ル板(斜板)9を公知の連繋機構(図示省略)により取
付角度変更可能にトルク伝達関係にて連結されており、
ウオブル板9のシリンダ室4側の板面にはピスントロッ
ド6が軸力伝達可能に係合している。
【0016】ウオブル板9が傾斜状態にて駆動軸7によ
り回転駆動されることにより、各シリンダ室4のピスト
ン5がウオブル板9の傾斜角に応じたストロークをもっ
て往復動し、その傾斜角がクランク室圧力Pcと各シリ
ンダ室4の吸入圧力(圧縮機吸入圧力)Psとの差圧に
応じて自動調整される。
【0017】この場合、圧縮機1は、クランク室圧力P
cの上昇に応じてウオブル板9の傾斜角が減少してピス
トン5のストロークが低減することにより吐出容量を低
減し、クランク室圧力Pcの低下に応じてウオブル板9
の傾斜角が増大してピストン5のストロークが増大する
ことにより吐出容量を増大し、クランク室圧力Pcが吸
入圧力Psに実質的に等しい圧力になることによってフ
ルロード運転状態になる。
【0018】各シリンダ室4には各々一方向弁による吸
入弁、吐出弁(図示省略)を有する吸入ポート10と吐
出ポート11とが形成されており、各シリンダ室4の吸
入ポート10は吸入通路12によって吸入接続ポート1
4に連通し、吐出ポート11は吐出通路13によって吐
出接続ポート15に連通しており、吸入接続ポート14
と吐出接続ポート15とに、蒸発器、膨張弁、凝縮器
(放熱器)を含む冷凍サイクル装置の冷凍サイクル用循
環管路(図示省略)が接続されている。
【0019】圧縮機ハウジング2には有底孔構造の制御
弁受入孔16が形成されており、この制御弁受入孔16
内にこの発明による容量可変型圧縮機用制御弁20が挿
入固定されている。
【0020】制御弁20は、制御弁受入孔16内に挿入
される円柱状の弁ハウジング21を有している。
【0021】弁ハウジング21には、弁ハウジング21
の上側中間部を径方向に横切って延在するクランク室側
通路22と、弁ハウジング21の下部側に形成されたベ
ローズ収容弁室23と、ベローズ収容弁室23に開口す
る吸入圧導入ポート24と、ベローズ収容弁室23とク
ランク室側通路22とを連通接続する弁ポート25およ
び弁座部26とが形成されている。
【0022】ベローズ収容弁室23にはボール弁体27
が配置されており、ボール弁体27は、弁座部26に選
択的に着座することにより弁ポート25を開閉し、弁軸
方向(上下方向)の移動量に応じて弁ポート25の開
度、換言すれば、クランク室側通路22とベローズ収容
弁室23との連通度を定量的に調整設定する。
【0023】ベローズ収容弁室23には感圧手段である
密閉構造のベローズ28が配置されている。ベローズ2
8は、弁ハウジング21のねじ部21aにねじ係合して
一方のエンド部材をなす調整ねじ部材29と、他方の端
面部(上端面部)30aを一体に有する蛇腹状のベロー
ズ本体30と、ベローズ本体30内の端面部30a側に
設けられたストッパ部材31と、ベローズ28を伸長方
向に付勢する圧縮コイルばね(ベローズ内部ばね)32
とを有し、端面部30aにてボール弁体27の一方の側
に離接可能に対向している。換言すれば、ボール弁体2
7が下底面側にてベローズ28の一方の端面部30aに
離接可能に対向している。
【0024】ボール弁体27の他方の側(上側)には弁
軸方向に延在するロッド33の先端側の小径部33aが
溶接等により固定接続されており、ロッド33は大径部
33bにて弁ハウジング21に形成されたロッド案内孔
34に摺動可能に係合している。
【0025】弁ハウジング21の上端部(ボール弁体2
7の他方の側)にはソレノイド取付部材35が固定装着
されており、ソレノイド取付部材35にソレノイド装置
36が取り付けられている。ソレノイド装置36は、ソ
レノイド取付部材35に固定されたプランジャチューブ
37および外函38と、プランジャチューブ37および
外函38に固定された磁気ガイド部材39と、プランジ
ャチューブ37内に図にて上下方向に移動可能に配置さ
れたプランジャ40と、ソレノイド取付部材35に一体
構成された吸引子41と、磁気ガイド部材39とプラン
ジャ40との間に設けられたプランジャばね42と、プ
ランジャチューブ37の外側に設けられたコイル部43
とにより構成されており、プランジャ40にロッド33
が固定連結されている。なお、プランジャ40には圧力
バランス通路40aが貫通形成されている。
【0026】ロッド33の中間部にはスナップリング4
4が固定されており、スナップリング44とソレノイド
取付部材35との間にボール弁体27を閉弁方向に駆動
する付勢手段である閉弁ばね45が取り付けられてい
る。
【0027】上述の構成による容量可変型圧縮機用制御
弁20は圧縮機ハウジング2に形成された制御弁受入孔
16内に挿入固定され、クランク室側通路22は圧縮機
ハウジング2に形成されたクランク室圧力通路17によ
ってクランク室3に連通し、吸入圧力導入ポート24は
圧縮機ハウジング2に形成された吸入圧力通路18によ
って吸入ポート10に連通している。なお、圧縮機ハウ
ジング2には、クランク室3と吐出ポート11とを連通
するオリフィス通路2aが形成されている。
【0028】次に上述の構成よりなる容量可変型圧縮機
用制御弁20の動作を説明する。
【0029】圧縮機1の吸入圧力Psが、吸入ポート1
0より吸入圧力通路18を経て吸入圧力導入ポート24
よりベローズ収納弁室23内に入り、ベローズ28に作
用する。これにより、ベローズ28は、圧縮機1の吸入
圧力Psとベローズ内圧(真空圧)との差圧に応じて伸
縮する。
【0030】ソレノイド装置36のコイル部43に対す
る通電によってソレノイド装置36が励磁されると、プ
ランジャ40が吸引子41に磁気的に吸引され、その吸
引力に応じてロッド33を介してボール弁体27が閉弁
ばね45のばね力に抗して開弁方向に駆動され、ボール
弁体27がベローズ28の上端面部30aに当接する。
【0031】これにより、ソレノイド装置36が励磁さ
れている場合には、ソレノイド装置36が発生する開弁
方向の駆動力と吸入圧力Psに感応するベローズ28に
よる閉弁方向の駆動力との平衡関係によってボール弁体
27の開度が決まり、その開度に応じてクランク室3よ
り吸入ポート10側へ流れる流体圧流量が調整され、ク
ランク室圧力Pcが調整されて圧縮機1の容量制御が行
われれる。
【0032】ソレノイド装置36のコイル部43に対す
る通電が停止されてソレノイド装置36が消磁される
と、閉弁ばね45のばね力によってボール弁体27がロ
ッド33と共に上方へ移動し、ベローズ28より切り離
されて弁座部26に着座する。これにより、ベローズ2
8の感応動作とは無関係に閉弁ばね45のばね力によっ
て全閉状態が得られる。
【0033】この場合、比較的弱いばね力(閉弁ばね4
5のばね力)によって全閉状態(完全なアンロード状
態)にすることができ、これに応じてソレノイド装置3
6を小型化することができる。
【0034】上述の構成による容量可変型圧縮機用制御
弁20は、高圧影響を受けないタイプのものであり、こ
の容量可変型圧縮機用制御弁20の使用では、夏場と冬
場の室外温度負荷の相違を補償するために、吐出圧セン
サにより吐出圧力Pdを検出して制御系で高圧補正を行
うことができる。
【0035】(実施の形態2)図3は本発明による実施
の形態2の容量可変型圧縮機用制御弁を組み込まれた容
量可変型圧縮機を、図4はこの本発明による容量可変型
圧縮機用制御弁の実施の形態2を示している。なお、図
3、図4において、図1、図2に対応する部分は、図
1、図2に付した符号と同一の符号を付けて、その説明
を省略する。
【0036】この実施の形態では、制御弁20の弁ハウ
ジング21のソレノイド装置36側に吐出ポート側通路
46が追加形成されている。吐出ポート側通路46はロ
ッド33の外周面とロッド案内孔34の内周面との間の
間隙や圧力バランス通路40aによりプランジャ室47
に連通しており、圧縮機ハウジング2に形成された吐出
圧力通路19によって吐出ポート側通路46に導かれる
圧縮機1の吐出圧力Pdがロッド33を介してボール弁
体27を開弁方向に付勢するようにロッド33に作用す
る構造になっている。
【0037】これにより、容量可変型圧縮機1の吐出圧
力Pdがボール弁体27に開弁方向に作用し、吐出圧力
対応の設定値補正(高圧補正)が行われる。この容量可
変型圧縮機用制御弁20の使用では、夏場と冬場の室外
温度負荷の相違の補償を制御弁20自体で行うことがで
き、吐出圧センサによる吐出圧力Pdの検出を必要とし
ない。
【0038】なお、この実施の形態でも、前述の実施の
形態と同様に、ソレノイド装置36のコイル部43に対
する通電が停止されてソレノイド装置36が消磁される
と、閉弁ばね45のばね力によってボール弁体27がロ
ッド33と共に上方へ移動し、ベローズ28より切り離
されて弁座部26に着座し、ベローズ28の感応動作と
は無関係に閉弁ばね45のばね力によって全閉状態が得
られるから、比較的弱いばね力(閉弁ばね45のばね
力)によって全閉状態(完全なアンロード状態)にする
ことができ、これに応じてソレノイド装置36を小型化
することができる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、請求項
1記載の発明による容量可変型圧縮機用制御弁によれ
ば、ソレノイド手段が消磁されると、弁体が付勢手段に
より感圧手段より切り離されて閉弁駆動され、感圧手段
の感応動作とは無関係に付勢手段の付勢力によって全閉
状態が得られるから、比較的弱い付勢手段によって全閉
状態(完全なアンロード状態)を得ることができ、これ
に応じてソレノイド手段を小型化することができる。
【0040】請求項2記載の発明による容量可変型圧縮
機用制御弁によれば、容量可変型圧縮機の吐出圧力が弁
体に開弁方向に作用し、吐出圧力対応の設定値補正(高
圧補正)が行われるから、夏場と冬場の室外温度負荷の
相違の補償を制御弁自体で行うことができる。
【0041】請求項3の発明による容量可変型圧縮機用
制御弁によれば、ロッドによって弁体がソレノイド手段
のプランジャと連結され、弁体はボール弁体をもってベ
ローズの一方の端面に離接可能に対向し、ソレノイド手
段が消磁されると、ボール弁体が付勢手段の付勢力によ
ってベローズの一方の端面より離れてベローズの感応動
作とは無関係に全閉状態が得られるから、比較的弱い付
勢手段によって全閉状態(完全なアンロード状態)を得
ることができ、これに応じてソレノイド手段を小型化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による実施の形態1の容量可変型圧縮
機用制御弁を組み込まれた容量可変型圧縮機の一つの実
施の形態を示す断面図である。
【図2】この発明による容量可変型圧縮機用制御弁の実
施の形態1を示す断面図である。
【図3】この発明による実施の形態2の容量可変型圧縮
機用制御弁を組み込まれた容量可変型圧縮機の一つの実
施の形態を示す断面図である。
【図4】この発明による容量可変型圧縮機用制御弁の実
施の形態2を示す断面図である。
【符号の説明】
1 斜板式容量可変型圧縮機 2 圧縮機ハウジング 3 クランク室 4 シリンダ室 5 ピストン 7 駆動軸 9 ウオブル板 10 吸入ポート 11 吐出ポート 16 制御弁受入孔 17 クランク室圧力通路 18 吸入圧力通路 19 吐出圧力通路 20 制御弁 21 弁ハウジング 22 クランク室側通路 23 ベローズ収容弁室 24 吸入圧導入ポート 25 弁ポート 27 ボール弁体 28 ベローズ 33 ロッド 36 ソレノイド装置 40 プランジャ 41 吸引子 43 コイル部 45 閉弁ばね 46 吐出ポート側通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 要一 埼玉県狭山市笹井535 株式会社鷺宮製作 所狭山事業所内 Fターム(参考) 3H045 AA04 AA10 AA27 BA19 CA01 CA02 DA25 EA33 3H056 AA01 BB32 BB50 CA13 DD10 EE01 GG11 GG13 3H059 AA08 CD05 CD11 CE07 CF14 DD01 DD07 DD13 FF12 FF15 FF16 3H076 AA06 BB33 BB38 CC20 CC41 CC84 CC85 CC91

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容量可変型圧縮機の吸入ポートとクラン
    ク室とを連通する通路の開度を弁体の弁軸方向の移動に
    より調整して容量可変型圧縮機の容量制御を行う容量可
    変型圧縮機用制御弁において、 前記弁体の一方の側に当該弁体と離接可能に配置され、
    容量可変型圧縮機の吸入圧力に感応し、吸入圧力の低下
    に応じて伸長して前記弁体を閉弁方向に移動させる感圧
    手段と、 前記弁体の他方の側に配置され、励磁されることにより
    前記弁体を開弁方向に駆動するソレノイド手段と、 前記弁体を閉弁方向に駆動する付勢手段と、 を有していることを特徴とする容量可変型圧縮機用制御
    弁。
  2. 【請求項2】 容量可変型圧縮機の吐出圧力が前記弁体
    に開弁方向に作用するよう構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の容量可変型圧縮機用制御弁。
  3. 【請求項3】 前記弁体はボール弁体と当該ボール弁体
    の前記他方の側に固定接続されたロッドとにより構成さ
    れ、前記ロッドによって前記ソレノイド手段のプランジ
    ャと連結され、前記感圧手段はベローズにより構成さ
    れ、前記ボール弁体が前記一方の側にて前記ベローズの
    一方の端面に離接可能に対向していることを特徴とする
    請求項1または2に記載の容量可変型圧縮機用制御弁。
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