JP2001193182A - 建築部材、壁及び壁施工方法 - Google Patents

建築部材、壁及び壁施工方法

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JP2001193182A
JP2001193182A JP31764499A JP31764499A JP2001193182A JP 2001193182 A JP2001193182 A JP 2001193182A JP 31764499 A JP31764499 A JP 31764499A JP 31764499 A JP31764499 A JP 31764499A JP 2001193182 A JP2001193182 A JP 2001193182A
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board
container
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wall
flame
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Masakichi Ishimaru
政吉 石丸
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MIMASA BUSSAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な組立作業によって高い遮音性、断熱性を
得られる建築部材を提供する。 【解決手段】本発明の建築部材21は、(イ)可燃性材
料、難燃材料若しくは不燃材料から作製された容器22
と、(ロ)該容器22内に収納された、略平板状の不燃
又は難燃の複数の建築材24から構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遮音性及び断熱性
に優れた建築部材、壁及び壁施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】家屋や建築物、構築物の壁は、例えば、
軽量鉄骨造や木骨造、コンクリート造壁やコンクリート
・ブロック、ALC板等、あるいは、天井スラブや床ス
ラブ等(以下、これらを総称して駆体と呼ぶ場合があ
る)に、下地部材(例えば間柱と胴縁との組合せ)を固
定し、釘やネジ、接着剤、ステープル、タッピングネ
ジ、クリップ等を用いてボードを下地部材に取り付けた
構造を有する。そして、必要に応じて、ボードと下地部
材と駆体によって囲まれた空間内に、あるいは、ボード
と下地部材によって囲まれた空間内に、ガラスウールや
ロックウールを充填し、壁の遮音性及び断熱性を向上さ
せている。ボードとしては、石膏ボード、化粧石膏ボー
ド、珪酸カルシウム板、スラグ石膏板、木質系壁材、木
質繊維板、石綿セメント板、石綿スレートパネル、木毛
セメント板、木片セメント板、化粧パルプセメント板、
プラスチック板等、各種ボードが使用される。
【0003】また、構築物の各フロアを区画するための
間仕切り壁は、図3に一部を切り欠いた模式図に示すよ
うに、天井スラブ10と床スラブ11との間に通しで設
けられている。そして、間仕切り壁は、鋼製の上部ラン
ナ12と下部ランナ13との間に一定間隔にて配設され
た複数の柱状のスタッド14と、スタッド14の両側に
取り付けられたボード15A,15Bから構成されてい
る。尚、図3において、天井材の図示を省略した。ボー
ド15A,15Bは、石膏ボードの2枚重ね、珪酸カル
シウム板の2枚重ね、スラグ石膏板と石膏ボードの重ね
合わせ等から構成されている。尚、参照番号16はタッ
ピングネジであり、参照番号18はステープルである。
上部ランナ12は天井スラブ10に取り付けられ、下部
ランナ13は床スラブ11に取り付けられている。そし
て、必要に応じて、スタッド14と上部ランナ12と下
部ランナ13とボード15Aによって囲まれた空間20
内に、ガラスウールやロックウールを充填し、間仕切り
壁の遮音性及び断熱性の向上を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、家屋や建築
物、構築物の建設現場において、空間20内にガラスウ
ールやロックウールを充填することは、作業の繁雑化に
つながるし、作業環境上も余り好ましいとは云えない。
また、基本的には、構築物の建設現場において実行しな
ければならない作業である。
【0005】従って、本発明の目的は、簡単な組立作業
によって高い遮音性及び断熱性を得られる建築部材、並
びに、かかる建築部材を用いた壁及びその施工方法を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の建築部材は、(イ)可燃性材料、難燃材料
若しくは不燃材料から作製された容器と、(ロ)該容器
内に収納された、略平板状の不燃又は難燃の複数の建築
材、から成ることを特徴とする。
【0007】上記の目的を達成するための本発明の第1
の態様に係る壁は、(イ)下地部材と、(ロ)該下地部
材の両面に取り付けられたボードと、(ハ)該ボードと
下地部材によって形成された空間内に格納された、可燃
性材料、難燃材料若しくは不燃材料から作製された容器
と、(ニ)該容器内に収納された、略平板状の不燃又は
難燃の複数の建築材、から構成されていることを特徴と
する。
【0008】上記の目的を達成するための本発明の第2
の態様に係る壁は、(イ)駆体に固定された下地部材
と、(ロ)該下地部材に取り付けられたボードと、
(ハ)該ボードと下地部材と駆体によって形成された空
間内に格納された、可燃性材料、難燃材料若しくは不燃
材料から作製された容器と、(ニ)該容器内に収納され
た、略平板状の不燃又は難燃の複数の建築材、から構成
されていることを特徴とする。
【0009】上記の目的を達成するための本発明の第1
の態様に係る壁施工方法は、(A)下地部材の両面にボ
ードを取り付け、次いで、(B)該ボードと下地部材に
よって形成された空間内に、略平板状の不燃又は難燃の
複数の建築材が収納された、可燃性材料、難燃材料若し
くは不燃材料から作製された容器を格納する、各工程か
ら成ることを特徴とする。
【0010】上記の目的を達成するための本発明の第2
の態様に係る壁施工方法は、(A)下地部材の両面にボ
ードを取り付け、次いで、(B)該ボードと下地部材に
よって形成された空間内に、可燃性材料、難燃材料若し
くは不燃材料から作製された容器を格納した後、(C)
該容器内に、略平板状の不燃又は難燃の建築材を、複
数、収納する、各工程から成ることを特徴とする。
【0011】上記の目的を達成するための本発明の第3
の態様に係る壁施工方法は、(A)下地部材の一方の面
にボードを取り付け、次いで、(B)該ボードと下地部
材によって形成された空間内に、略平板状の不燃又は難
燃の複数の建築材が収納された容器を格納した後、
(C)下地部材の他方の面にボードを取り付ける、各工
程から成ることを特徴とする。
【0012】上記の目的を達成するための本発明の第4
の態様に係る壁施工方法は、(A)下地部材の一方の面
にボードを取り付け、次いで、(B)該ボードと下地部
材によって形成された空間内に、可燃性材料、難燃材料
若しくは不燃材料から作製された容器を格納した後、
(C)該容器内に、略平板状の不燃又は難燃の建築材
を、複数、収納し、その後、(D)下地部材の他方の面
にボードを取り付ける、各工程から成ることを特徴とす
る。
【0013】上記の目的を達成するための本発明の第5
の態様に係る壁施工方法は、(A)駆体に下地部材を固
定し、(B)下地部材と駆体によって形成された空間内
に、略平板状の不燃又は難燃の複数の建築材が収納され
た、可燃性材料、難燃材料若しくは不燃材料から作製さ
れた容器を格納し、次いで、(C)下地部材にボードを
取り付ける、各工程から成ることを特徴とする。
【0014】上記の目的を達成するための本発明の第6
の態様に係る壁施工方法は、(A)駆体に下地部材を固
定し、(B)下地部材と駆体によって形成された空間内
に、可燃性材料、難燃材料若しくは不燃材料から作製さ
れた容器を格納し、次いで、(C)該容器内に、略平板
状の不燃又は難燃の建築材を、複数、収納した後、
(D)下地部材にボードを取り付ける、各工程から成る
ことを特徴とする。
【0015】本発明の建築部材、あるいは各態様に係る
壁あるいは壁施工方法において、容器を構成する不燃材
料又は難燃材料として、例えば、難燃紙や不織布、織布
を挙げることができる。ここで難燃紙とは、石綿、岩
綿、ガラス繊維等の無機繊維を配合した紙、若しくは普
通の紙に難燃加工を施した燃焼し難い紙であり、後者の
紙においては、リン酸系、アンチモン系、ハロゲン系等
の化合物がコーティング又は内添されている。難燃性の
評価に関しては、JIS−A−1322「建築用薄物材
料の難燃性試験方法」に基づき実施すればよい。あるい
は又、容器を、クラフト紙、段ボール紙、古紙、アルミ
ニウム箔積層クラフト紙、ターポリン紙、カーボン紙、
合成紙等の各種紙類;塩化ビニルフィルム、ポリエチレ
ンフィルム、ポリプロピレンフィルム等の各種プラスチ
ックフィルム;綿、麻、羊毛等の天然繊維、セルローズ
系の再生繊維、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフ
ィン、ポリスチレン、ポリアクリル、ポリビニルアルコ
ール等の合成繊維を原材料とした不織布;綿、麻、レー
ヨン、ポリエステル、ナイロン、ビニロン等を原材料と
した織布といった、可燃性材料から作製することもでき
る。容器の形状は本質的には任意であり、例えば、容器
を、箱状の部材、袋状の部材とすることができるが、作
業の簡素化、出来る限り稠密に略平板状の不燃又は難燃
の建築材(以下、単に建築材と呼ぶ場合がある)を収納
するといった観点からは箱状の部材であることが好まし
い。容器を、例えば金網等で補強してもよい。例えば、
難燃紙から容器を構成する場合、酢酸ビニル系接着剤等
の接着剤や糸を使用して難燃紙から容器を組み立てれば
よい。容器の大きさは、例えば、ボードと下地部材によ
って形成された空間内、あるいは、ボードと下地部材と
駆体によって形成された空間内に格納し得る大きさであ
ればよい。また、天井裏や床下、家屋や建築物、構築物
における任意の空間内に建築部材を格納、配置する場合
には、容器は、かかる空間内に格納、配置し得る大きさ
であればよい。
【0016】容器内に収納すべき建築材の種類は本質的
に任意であり、例えば、化粧石膏ボードを含む石膏ボー
ド、珪酸カルシウム板、スラグ石膏板、木質系壁材、木
質繊維板、石綿セメント板、石綿スレートパネル、木毛
セメント板、木片セメント板、化粧パルプセメント板、
プラスチック板を例示することができるが、中でも、化
粧石膏ボードを含む石膏ボード又はケイ酸カルシウム板
であることが望ましい。建築材が「略平板状である」と
は、平板状の建築材の四辺に凹凸があってもよいことを
意味する。容器内には、これらの建築材に加えて、例え
ば、活性炭や珪藻土、ケナフ、炭を収納してもよい。こ
れらの材料を容器内に納めることによって、容器が格納
された空間の湿度を制御することが可能となる。
【0017】容器内に収納すべき建築材は、例えば、大
きな平板状の不燃又は難燃の建築材を建築材製造工場で
作製し、かかる大きな平板状の不燃又は難燃の建築材を
切断し、あるいは切れ目を入れて折り曲げることによっ
て作製することができる。切断や切れ目を入れ折り曲げ
る作業は、例えば、建築材製造工場で行ってもよいし、
家屋や建築物、構築物の建設現場において行ってもよ
い。あるいは又、容器内に収納し得る大きさの建築材を
建築材製造工場で作製してもよい。更には、建築材製造
工場や建設現場から出る端材から、容器内に収納すべき
建築材を得ることもでき、資源の有効活用を図ることが
できる。本発明の建築部材においては、容器内へ建築材
を収納する方法は本質的に任意であるし、どこで容器内
へ建築材を収納してもよい。
【0018】建築材の寸法は、容器に収納し得る寸法で
あれば本質的には任意であるが、容器を箱状の部材から
構成した場合、建築材の幅が、箱状の部材の内部の厚さ
と略一致することが最も好ましい。建築材の長さや厚さ
には、箱状の部材に収納できる限り、特に制限はない。
容器に収納された複数の建築材の寸法は、同じであって
も、異なっていてもよい。場合によっては、一部、棒状
や小片の建築材が混入していてもよいし、あるいは又、
略平板状の不燃又は難燃の複数の建築材の代わりに、棒
状及び/又は小片の不燃又は難燃の複数の建築材を容器
内に収納してもよい。容器に収納すべき建築材の数にも
特に制限はなく、容器内に収納できる数とすればよい。
建築材は、容器内に稠密に収納されていてもよいし、容
器内に隙間があってもよい。
【0019】ボードとしては、JIS A 6901−
1994に規定された石膏ボード、JIS A 543
0−1995に規定されたケイ酸カルシウム板、JIS
A5430−1995に規定されたスラグ石膏板、J
IS A 5404−1993に規定された木毛セメン
ト板、JIS A 5414−1993に規定されたパ
ルプセメント板、JIS A 5417−1992に規
定された木片セメント板、抄造石膏板、モルタル板、及
びガラス繊維やカーボン繊維入りボードから成る群から
選択された少なくとも1種のボードを挙げることができ
るが、中でも、石膏ボード、珪酸カルシウム板及びスラ
グ石膏板から成る群から選択された少なくとも1種のボ
ードであることが望ましい。更には、ボードとして、例
えば、石膏ボードの2枚重ね、珪酸カルシウム板の2枚
重ね、スラグ石膏板の2枚重ね、スラグ石膏板と石膏ボ
ードの重ね合わせ等を挙げることもできる。尚、ボード
の表面加工としては、ペンキ仕上げやクロス張り仕上げ
を挙げることができ、あるいは又、ボードそれ自体に表
面加工が施されていてもよい。
【0020】下地部材としては、柱と胴縁と間柱の組合
せ、胴縁と間柱の組合せ、柱と胴差と間柱の組合せ、胴
差と間柱の組合せ、横胴縁と縦胴縁の組合せ、木レンガ
と横胴縁と縦胴縁の組合せ、台輪と間柱と土台との組合
せ、横架材と柱と間柱と土台との組合せ、上部(天井)
ランナと下部(床)ランナと柱状のスタッドとの組合せ
等、壁の施工にて従来から用いられている下地部材を使
用することができる。また、駆体としては、軽量鉄骨造
や、木質構造(木骨造、枠組壁工法、木質プレハブ構造
を含む)、各種のコンクリート造壁やコンクリート・ブ
ロック、ALC板、レンガ造、あるいは、天井スラブや
床スラブ等、壁の施工にて従来から用いられている駆体
とすることができる。ボードの下地部材への取り付け
は、釘やネジ、接着剤、ステープル、タッピングネジ、
クリップ等を用いて行えばよい。
【0021】空間内に容器を格納する際には、そのまま
容器を空間内に格納してもよいし、容器の周囲の空間に
ロックウールやガラス繊維(ガラスウール)を充填して
もよいし、容器を下地部材や駆体に適切な方法で固定し
てもよい。
【0022】本発明の建築部材は、簡素な構成であり、
使用が容易であり、しかも、高い遮音性、断熱性を有す
る。また、本発明の壁及び壁施工方法においては、ボー
ドと下地部材によって形成された空間内、あるいは、ボ
ードと下地部材と駆体によって形成された空間内に容器
を格納するので、容易な工法にも拘わらず、高い遮音
性、断熱性を得ることができるし、作業環境も良好に保
つことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、発明の実
施の形態(以下、実施の形態と略称する)に基づき本発
明を説明する。
【0024】(実施の形態1)実施の形態1は、本発明
の建築部材、本発明の第1の態様に係る壁、より具体的
には、構築物の各フロアを区画するための間仕切り壁に
関する。この間仕切り壁の一部を切り欠いた模式図を図
1の(A)に示し、建築部材の模式図を図1の(B)に
示し、説明のために容器を取り除いた状態の間仕切り壁
の一部を切り欠いた模式図を図3に示す。また、スタッ
ドを含む部分の間仕切り壁を垂直面で切断したときの模
式的な断面図を図2の(A)に示し、スタッドの無い部
分の間仕切り壁を垂直面で切断したときの模式的な断面
図を図2の(B)に示す。
【0025】図1の(B)に模式図を示すように、建築
部材21は、例えば段ボール紙から作製された箱状の部
材から成る容器22と、この容器22内に収納された、
略平板状の建築材24(例えば、建設現場において発生
する石膏ボートの端材を加工したもの)から構成されて
いる。容器22には蓋23が設けられており、図1の
(B)には、蓋23が開いた状態を示している。容器の
側面22A,22Bが開口するように蓋を設けてもよい
し、場合によっては、蓋を設けずに、容器の側面22
A,22Bに開口部を設けてもよい。
【0026】図1の(A)に示すように、間仕切り壁
は、天井スラブ10と床スラブ11との間に通しで設け
られている。そして、間仕切り壁は、鋼製の上部ランナ
12と下部ランナ13との間に一定間隔にて配設された
複数の柱状のスタッド14(下地部材に相当する)と、
スタッド14の両側に取り付けられたボード15A,1
5Bから構成されている。尚、図1の(A)において
は、容器22の後側にも、ボード15A,15Bがスタ
ッド14に取り付けられている。上部ランナ12及び下
部ランナ13のそれぞれは、天井スラブ10及び床スラ
ブ11のそれぞれに、ステープル、ビス、ネジ等(図示
せず)を用いて取り付けられている。15mm厚の石膏
ボードから成るボード15Aは、スタッド14の両側
に、タッピングネジ16等を用いて取り付けられてい
る。また、15mm厚の石膏ボードから成るボード15
Bは、ボード15Aの上にステープル18等を用いて取
り付けられている。尚、図1の(A)において、天井材
の図示を省略した。ボード15A,15Bは、石膏ボー
ドの2枚重ねの他、珪酸カルシウム板の2枚重ね、スラ
グ石膏板と石膏ボードの重ね合わせ等から構成してもよ
い。
【0027】そして、ボード15A,15Bと、下地部
材であるスタッド14によって形成された空間20(図
3参照)内に、建築材24を収納した箱状の部材から成
る容器22から構成された建築部材21が格納されてい
る(図1の(A)及び図2の(B)参照)。尚、断面図
においては、図の簡素化のために、建築材24に斜線を
付していない。
【0028】このような構造を有する壁は、以下に説明
する本発明の第3の態様若しくは第4の態様に係る壁施
工方法にて施工することができる。以下、実施の形態1
における壁施工方法を、模式的な断面図である図4及び
図5を参照して説明する。尚、図4の(A)は、スタッ
ド14を含む部分の間仕切り壁を垂直面で切断したとき
の模式的な断面図であり、図4の(B)及び図5は、ス
タッドの無い部分の間仕切り壁を垂直面で切断したとき
の模式的な断面図である。
【0029】先ず、公知の方法により、上部ランナ12
及び下部ランナ13のそれぞれを、天井スラブ10及び
床スラブ11のそれぞれに、ステープル、ビス、ネジ等
(図示せず)を用いて取り付ける。尚、スタッド及びラ
ンナは、JIS A 6517−1995に規定された
壁下地部材を構成する鋼製スタッド及びランナとするこ
とができるが、これに限定されるものではなく、例え
ば、押し出し成形法にて作製されたガラス繊維やカーボ
ン繊維補強セメントから成るスタッドや、珪酸カルシウ
ム等の無機質材料から成るランナとすることもできる。
次に、ビス、ネジ等(図示せず)を用いて、複数の柱状
のスタッド14を、上部ランナ12と下部ランナ13と
の間に、一定間隔(例えば、455mm以下の間隔)に
て配設する。その後、上部ランナ12と下部ランナ13
との間に配設されたスタッド14の一方の面(図1の
(A)においては裏側の面)に、15mm厚の石膏ボー
ドから成るボード15Aをタッピングネジ16等を用い
て取り付け、次いで、15mm厚の石膏ボードから成る
ボード15Bをステープル(図示せず)等を用いてボー
ド15A上に取り付ける(図4の(A)及び(B)参
照)。尚、無機質接着剤を用いて、ボード15Aにボー
ド15Bを取り付けることもできる。スタッド14への
ボード15A,15Bの取り付けは、図24の(A)に
模式的な断面図を示すように、在来工法にて行ってもよ
いし、図24の(B)及び(C)に模式的な断面図を示
すように、千鳥取付け工法やスペーサー工法にて行って
もよい。ここで、参照番号17は、石膏ボード小片から
成るスペーサーである。尚、図24の(A)、(B)及
び(C)は水平方向にボード等を切断した断面図であ
る。
【0030】次いで、ボード15A,15Bと下地部材
であるスタッド14によって形成された空間20内に、
上部(容器22の側面)が開口した箱状の容器22を格
納する。そして、容器22内に建築材24を収納する。
あるいは又、予め建築材24が収納された容器22を、
ボード15A,15Bと下地部材であるスタッド14に
よって形成された空間20内に格納し、容器の蓋を閉じ
る(図5の(A)参照)。尚、場合によっては、図5の
(B)に示すように、スタッド14の下部の他方の面に
ボード15Aを取り付けた状態で、空間20内に容器2
2を格納してもよい。こうして、空間20内に建築部材
21を配置することができる。尚、図においては、空間
の高さ方向に1つの容器を格納しているが、空間の高さ
方向に複数の容器を格納してもよい。後述する他の実施
の形態の壁施工方法においても同様である。
【0031】スタッド14の間隔が455mmの場合、
箱状の部材から成る容器22の寸法を、例えば、幅40
0mm、高さ870mmあるいは940mmとすればよ
く、スタッド14の間隔が303mmの場合、箱状の部
材から成る容器22の寸法を、例えば、幅260mm、
高さ870mmあるいは940mmとすればよい。容器
22の厚さは、空間20内に容器22を格納できる厚さ
とすればよい。
【0032】その後、下地部材であるスタッド14の他
方の面(図1の(A)においては表側の面)にボード1
5Aをタッピングネジ16によって取り付け、ボード1
5Aの上にステープル18を用いてボード15Bを張り
付ける。こうして、図1の(A)及び図2に示した構造
を有する壁を施工することができる。
【0033】その後、ボード15Bに対して目地処理や
取合部処理を行い、更に、ボード15Bの表面に、例え
ば、ペンキ仕上げやクロス張り仕上げを施す。こうし
て、間仕切り壁を施工することができる。
【0034】(実施の形態2)尚、施工方法によって
は、本発明の第1の態様若しくは第2の態様に係る壁施
工方法を採用することもできる。以下、実施の形態2の
壁施工方法を、模式的な断面図である図6〜図8を参照
して説明する。尚、図6の(A)及び図8の(A)は、
スタッド14を含む部分の間仕切り壁を垂直面で切断し
たときの模式的な断面図であり、図6の(B)、図7の
(A)及び(B)、並びに図8の(B)は、スタッドの
無い部分の間仕切り壁を垂直面で切断したときの模式的
な断面図である。
【0035】先ず、公知の方法により、上部ランナ12
及び下部ランナ13のそれぞれを、天井スラブ10及び
床スラブ11のそれぞれに、ステープル、ビス、ネジ等
(図示せず)を用いて取り付ける。次に、ビス、ネジ等
(図示せず)を用いて、複数の柱状のスタッド14を、
上部ランナ12と下部ランナ13との間に、一定間隔
(例えば、455mm以下の間隔)にて配設する。その
後、上部ランナ12と下部ランナ13との間に配設され
たスタッド14の下部の両面に、15mm厚の石膏ボー
ドから成るボード15Aをタッピングネジ16等を用い
て取り付け、次いで、15mm厚の石膏ボードから成る
ボード15Bをステープル(図示せず)等を用いてボー
ド15A上に取り付ける(図6の(A)及び(B)参
照)。こうして、ボード15A,15Bと下地部材であ
るスタッド14によって空間20が形成される。尚、参
照番号19は天井材を示す。
【0036】次に、ボード15A,15Bと下地部材で
あるスタッド14によって形成された空間20内に、上
部(容器22の側面)が開口した箱状の容器22を格納
する(図7の(A)参照)。そして、容器22内に建築
材24を収納した後(図7の(B)参照)、容器22の
上部に設けられた蓋23を閉じる。あるいは又、予め建
築材24が収納された容器22を、ボード15A,15
Bと下地部材であるスタッド14によって形成された空
間20内に格納する。こうして、空間20内に建築部材
21を配置することができる。
【0037】その後、下地部材であるスタッド14の上
部の両面にボード15Aをタッピングネジ16によって
取り付け、ボード15Aの上にステープル18を用いて
ボード15Bを張り付ける(図8の(A)及び(B)参
照)。こうして、図1の(A)に示す構造を有する壁を
施工することができる。
【0038】その後、ボード15Bに対して目地処理や
取合部処理を行い、更に、ボード15Bの表面に、例え
ば、ペンキ仕上げやクロス張り仕上げを施す。こうし
て、間仕切り壁を施工することができる。
【0039】(実施の形態3)実施の形態1及び実施の
形態2においては、間仕切り壁の施工に基づき、本発明
の壁及び壁施工方法を説明したが、実施の形態3におい
ては、下地部材を柱30と胴縁31と間柱32の組合せ
とした。この壁の一部を切り欠いた模式図を図9に示
し、説明のために容器35を取り除いた状態の壁の一部
を切り欠いた模式図を図10に示す。また、壁の模式的
な断面図を図11に示す。尚、図9〜図16において
は、図面を簡素化するために、柱30と間柱32とによ
って挟まれた部分のみに施工を施す様子を示したが、他
の部分にも同様の施工を施す。
【0040】この壁は、本発明の第3の態様若しくは第
4の態様に係る壁施工方法によって施工することができ
る。即ち、公知の方法によって、柱30と胴縁31と間
柱32の組合せから成る下地部材を施工した後(図12
参照)、下地部材の一方の面にボード33を釘等を用い
て取り付ける(図13参照)。尚、胴縁31と胴縁31
の間に支持材31Aを固定しておくことが、容器35を
確実に格納するといった観点から好ましい。次いで、ボ
ード33と下地部材によって形成された空間34(図に
おいては、ボード33と柱30と胴縁31と支持材31
Aと間柱32によって形成された空間)内に容器35を
格納した後、容器35内に建築材36を収納する。ある
いは又、ボード33と下地部材によって形成された空間
34内に、建築材36が収納された容器35を格納する
(図14参照)。こうして、空間34内に建築部材を配
置することができる。その後、下地部材である柱30と
胴縁31と間柱32の他方の面にボード37を取り付け
る。尚、図中、参照番号38は土台である。
【0041】あるいは又、この壁は、本発明の第1の態
様若しくは第2の態様に係る壁施工方法によって施工す
ることができる。即ち、公知の方法によって、柱30と
胴縁31と間柱32の組合せから成る下地部材を施工し
た後、下地部材の両面にボード33,37を釘等を用い
て取り付ける(図15参照)。次いで、ボード33,3
7と下地部材(柱30と胴縁31と間柱32)によって
形成された空間34内に容器35を格納した後、容器3
5内に建築材36を収納する(図16参照)。あるいは
又、ボード33,37と下地部材によって形成された空
間34内に、建築材36が収納された容器35を格納す
る。こうして、空間34内に建築部材を配置することが
できる。その後、下地部材である柱30と胴縁31と間
柱32の両面に更にボード33,37を取り付ける。
【0042】(実施の形態4)実施の形態4の壁は、本
発明の第2の態様に係る壁に関する。この壁の一部を切
り欠いた模式図を図17に示す。実施の形態4の壁は、
コンクリート造壁から構成された駆体40に固定された
下地部材である縦胴縁41及び横胴縁42と、下地部材
41,42に取り付けられたボード46と、ボード46
と下地部材41,42と駆体40によって形成された空
間44内に格納された容器45から構成されている。そ
して、容器45内には建築材が収納されている。尚、図
17〜図23においては、図面を簡素化するために、縦
胴縁41と縦胴縁41とによって挟まれた1カ所の部分
のみに施工を施す様子を示したが、他の部分にも同様の
施工を施す。
【0043】実施の形態4の壁は、本発明の第5の態様
に係る壁施工方法によって施工することができる。即
ち、先ず、図18に模式的に示すように、駆体40であ
るコンクリート造壁に下地部材である縦胴縁41及び横
胴縁42を公知の方法で固定する。固定は、例えば、釘
を用いたり、接着剤を用いて行うことができる。次に、
下地部材41,42と駆体によって形成された空間44
内に、建築材が収納された容器45を格納する(図19
参照)。こうして、空間44内に建築部材を配置するこ
とができる。その後、釘等を使用して、下地部材である
縦胴縁41及び横胴縁42にボード46を取り付ける。
こうして、図17に示した壁を得ることができる。
【0044】(実施の形態5)実施の形態5の壁も、本
発明の第2の態様に係る壁に関する。この壁の一部を切
り欠いた模式図を図20に示す。実施の形態5の壁も、
コンクリート造壁から構成された駆体40に固定された
下地部材である縦胴縁41と、下地部材41に取り付け
られたボード46と、ボード46と下地部材41と駆体
40によって形成された空間44内に格納された容器4
5から構成されている。そして、容器45内には建築材
が収納されている。即ち、空間44内に建築部材が配置
されている。
【0045】実施の形態5の壁は、本発明の第6の態様
に係る壁施工方法によって施工することができる。即
ち、先ず、図21に模式的に示すように、駆体40であ
るコンクリート造壁に下地部材である縦胴縁41を公知
の方法で固定する。固定は、例えば、釘を用いたり、接
着剤を用いて行うことができる。次に、釘等を使用し
て、下地部材である縦胴縁41の下部にボード46を取
り付ける(図22参照)。その後、下地部材41と駆体
40によって形成された空間44内に容器45を格納す
る(図23参照)。そして、容器45内に建築材を収納
する。こうして、空間44内に建築部材を配置すること
ができる。その後、釘等を使用して、下地部材である縦
胴縁41及び横胴縁42の上部にボード46を取り付け
る。こうして、図20に示した壁を得ることができる。
【0046】以上、本発明を、発明の実施の形態に基づ
き説明したが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。発明の実施の形態にて説明した壁の構造や壁を構成
する材料は例示であり、適宜、設計変更することが可能
である。要は、人目に触れない壁の内部空間に、建築材
が収納され、所望に応じて、例えば活性炭や珪藻土、ケ
ナフ、炭が更に納められた容器を格納することができる
構造の壁ならば、如何なる構造、種類の壁に対しても本
発明を適用することができる。場合によっては、床下や
天井裏等の家屋や建築物、構築物における人目に触れな
い空間に、建築材が収納され、所望に応じて、例えば活
性炭や珪藻土、ケナフ、炭が更に納められた容器から構
成された建築部材を配置、格納することも可能である。
【0047】発明の実施の形態においては、容器全体に
建築材を収納したが、これに限定されるものではなく、
容器の例えば1/2あるいは1/3の体積相当分の建築
材を容器に収納してもよい。この場合、建築材で満たさ
れていない容器内の部分を、そのままとしてもよいし、
場合によっては、かかる容器の部分にロックウールやガ
ラスウール等を充填してもよい。
【0048】
【発明の効果】本発明の壁あるいは壁施工方法において
は、略平板状の不燃又は難燃の複数の建築材が収納され
た容器から構成された建築部材を、ボードと下地部材に
よって形成された空間内、あるいは、ボードと下地部材
と駆体によって形成された空間内に配置するので、容易
な工法にも拘わらず、高い遮音性及び断熱性を得ること
ができる。また、腰壁の補強ともなる。本発明の建築部
材は、簡素な構成であり、容易に作製することができ、
施工(使用)が容易であり、しかも、高い遮音性及び断
熱性を有する。更には、建築材を端材から構成すれば、
資源の有効活用にもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の壁(間仕切り壁)の一部を切り
欠いた模式図、及び、建築部材の模式図である。
【図2】スタッドを含む部分の間仕切り壁を垂直面で切
断したときの模式的な断面図、及び、スタッドの無い部
分の間仕切り壁を垂直面で切断したときの模式的な断面
図である。
【図3】実施の形態1の壁(間仕切り壁)であって、説
明のために容器を取り除いた状態の壁の一部を切り欠い
た模式図である。
【図4】実施の形態1における壁施工方法を説明するた
めのスタッド等の模式的な断面図である。
【図5】図4に引き続き、実施の形態1における壁施工
方法を説明するためのスタッド等の模式的な断面図であ
る。
【図6】実施の形態2における壁施工方法を説明するた
めのスタッド等の模式的な断面図である。
【図7】図6に引き続き、実施の形態2における壁施工
方法を説明するためのスタッド等の模式的な断面図であ
る。
【図8】図7に引き続き、実施の形態2における壁施工
方法を説明するためのスタッド等の模式的な断面図であ
る。
【図9】実施の形態3の壁の一部を切り欠いた模式図で
ある。
【図10】実施の形態3の壁であって、説明のために容
器を取り除いた状態の壁の一部を切り欠いた模式図であ
る。
【図11】実施の形態3の壁の模式的な断面図である。
【図12】実施の形態3における壁施工方法を説明する
ための間柱等の模式的な断面図である。
【図13】図12に引き続き、実施の形態3における壁
施工方法を説明するための間柱等の模式的な断面図であ
る。
【図14】図13に引き続き、実施の形態3における壁
施工方法を説明するための間柱等の模式的な断面図であ
る。
【図15】実施の形態3の変形例の壁施工方法を説明す
るための間柱等の模式的な断面図である。
【図16】図15に引き続き、実施の形態3の変形例の
壁施工方法を説明するための間柱等の模式的な断面図で
ある。
【図17】実施の形態4の壁の模式的な断面図である。
【図18】実施の形態4における壁施工方法を説明する
ための間柱等の模式的な断面図である。
【図19】図18に引き続き、実施の形態4における壁
施工方法を説明するための間柱等の模式的な断面図であ
る。
【図20】実施の形態5の壁の模式的な断面図である。
【図21】実施の形態5における壁施工方法を説明する
ための間柱等の模式的な断面図である。
【図22】図21に引き続き、実施の形態5における壁
施工方法を説明するための間柱等の模式的な断面図であ
る。
【図23】図22に引き続き、実施の形態5における壁
施工方法を説明するための間柱等の模式的な断面図であ
る。
【図24】スタッドへのボードの取り付け法を示すボー
ド等の模式的な断面図である。
【符号の説明】
10・・・天井スラブ、11・・・床スラブ、12・・
・上部ランナ、13・・・下部ランナ、14・・・スタ
ッド、15A,15B・・・ボード、16・・・タッピ
ングネジ、17・・・スペーサー、18・・・ステープ
ル、19・・・天井材、20・・・空間、21・・・建
築部材、22・・・容器、22A,22B・・・容器の
側面、23・・・蓋、24・・・建築材、30・・・
柱、31・・・胴縁、31A・・・支持材、32・・・
間柱、33,37・・・ボード、34・・・空間、35
・・・容器、36・・・建築材、38・・・土台、40
・・・駆体(コンクリート造壁)、41・・・下地部材
(縦胴縁)、42・・・下地部材(横胴縁)、43・・
・土台、44・・・空間、45・・・容器、46・・・
ボード

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)可燃性材料、難燃材料若しくは不燃
    材料から作製された容器と、 (ロ)該容器内に収納された、略平板状の不燃又は難燃
    の複数の建築材、から成ることを特徴とする建築部材。
  2. 【請求項2】前記容器は箱状の部材から成ることを特徴
    とする請求項1に記載の建築部材。
  3. 【請求項3】建築材は、石膏ボード又はケイ酸カルシウ
    ム板であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の建築部材。
  4. 【請求項4】(イ)下地部材と、 (ロ)該下地部材の両面に取り付けられたボードと、 (ハ)該ボードと下地部材によって形成された空間内に
    格納された、可燃性材料、難燃材料若しくは不燃材料か
    ら作製された容器と、 (ニ)該容器内に収納された、略平板状の不燃又は難燃
    の複数の建築材、から構成されていることを特徴とする
    壁。
  5. 【請求項5】(イ)駆体に固定された下地部材と、 (ロ)該下地部材に取り付けられたボードと、 (ハ)該ボードと下地部材と駆体によって形成された空
    間内に格納された、可燃性材料、難燃材料若しくは不燃
    材料から作製された容器と、 (ニ)該容器内に収納された、略平板状の不燃又は難燃
    の複数の建築材、から構成されていることを特徴とする
    壁。
  6. 【請求項6】前記容器は箱状の部材から成ることを特徴
    とする請求項4又は請求項5に記載の壁。
  7. 【請求項7】建築材は、石膏ボード又はケイ酸カルシウ
    ム板であることを特徴とする請求項4乃至請求項6のい
    ずれか1項に記載の壁。
  8. 【請求項8】(A)下地部材の両面にボードを取り付
    け、次いで、 (B)該ボードと下地部材によって形成された空間内
    に、略平板状の不燃又は難燃の複数の建築材が収納され
    た、可燃性材料、難燃材料若しくは不燃材料から作製さ
    れた容器を格納する、各工程から成ることを特徴とする
    壁施工方法。
  9. 【請求項9】(A)下地部材の両面にボードを取り付
    け、次いで、 (B)該ボードと下地部材によって形成された空間内
    に、可燃性材料、難燃材料若しくは不燃材料から作製さ
    れた容器を格納した後、 (C)該容器内に、略平板状の不燃又は難燃の建築材
    を、複数、収納する、各工程から成ることを特徴とする
    壁施工方法。
  10. 【請求項10】(A)下地部材の一方の面にボードを取
    り付け、次いで、 (B)該ボードと下地部材によって形成された空間内
    に、略平板状の不燃又は難燃の複数の建築材が収納され
    た容器を格納した後、 (C)下地部材の他方の面にボードを取り付ける、各工
    程から成ることを特徴とする壁施工方法。
  11. 【請求項11】(A)下地部材の一方の面にボードを取
    り付け、次いで、 (B)該ボードと下地部材によって形成された空間内
    に、可燃性材料、難燃材料若しくは不燃材料から作製さ
    れた容器を格納した後、 (C)該容器内に、略平板状の不燃又は難燃の建築材
    を、複数、収納し、その後、 (D)下地部材の他方の面にボードを取り付ける、各工
    程から成ることを特徴とする壁施工方法。
  12. 【請求項12】(A)駆体に下地部材を固定し、 (B)下地部材と駆体によって形成された空間内に、略
    平板状の不燃又は難燃の複数の建築材が収納された、可
    燃性材料、難燃材料若しくは不燃材料から作製された容
    器を格納し、次いで、 (C)下地部材にボードを取り付ける、各工程から成る
    ことを特徴とする壁施工方法。
  13. 【請求項13】(A)駆体に下地部材を固定し、 (B)下地部材と駆体によって形成された空間内に、可
    燃性材料、難燃材料若しくは不燃材料から作製された容
    器を格納し、次いで、 (C)該容器内に、略平板状の不燃又は難燃の建築材
    を、複数、収納した後、 (D)下地部材にボードを取り付ける、各工程から成る
    ことを特徴とする壁施工方法。
  14. 【請求項14】前記容器は箱状の部材から成ることを特
    徴とする請求項8乃至請求項13のいずれか1項に記載
    の壁施工方法。
  15. 【請求項15】建築材は、石膏ボード又はケイ酸カルシ
    ウム板であることを特徴とする請求項8乃至請求項14
    のいずれか1項に記載の壁施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007314971A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Matsushita Electric Works Ltd 壁体
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