JP2001193177A - 外壁の目地構造及び目地シール方法 - Google Patents

外壁の目地構造及び目地シール方法

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JP2001193177A JP2000000994A JP2000000994A JP2001193177A JP 2001193177 A JP2001193177 A JP 2001193177A JP 2000000994 A JP2000000994 A JP 2000000994A JP 2000000994 A JP2000000994 A JP 2000000994A JP 2001193177 A JP2001193177 A JP 2001193177A
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sealing material
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Hideo Kabetani
英雄 壁谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】目地処理を簡単に行うことができる外壁の目地
構造及び目地シール方法を提供すること。 【解決手段】互いに対向する外壁材6に、その角部6A
を挟んで外壁材端面6Bに一端縁が達するとともに外壁
材外表面6Cに他端縁が達するようにマーキングフィル
ム22をそれぞれ覆い、外壁材端面6Bをそれぞれ覆う
マーキングフィルム22の間にシーリング材20を充填
し、このシーリング材20と外壁材外表面6Cを覆うマ
ーキングフィルム22とを外壁塗装材23で覆う。仮
に、シーリング材20で目地部7,8が十分に覆われて
いなくても、この目地部7,8を外壁塗装材23で覆う
ことにより、目地部7,8の防水処理を確実、かつ、簡
単に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の外壁材を上
下左右に並設した外壁の目地構造並びにその目地シール
方法に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、住宅等の建物の外壁は、サイデ
ィング材等の外壁材を鉄骨や木材を組んだ骨組みに複数
並べて組み付けることにより形成されている。また、予
め製造した複数の建物ユニットを基礎上に組み立てて施
工するユニット工法では、工場で建物ユニットを製造す
る際に、柱および梁を組んだ箱形の骨組みにそれぞれA
LCやPALC等の軽量気泡コンクリートからなる外壁
材を組み付けておき、建設現場においてこれらの外壁材
が隣接するように建物ユニットを配置して建物全体の外
壁を形成するようにしている。
【0003】このような外壁では、隣接する外壁材の間
に形成される目地部に防水処理を施す必要が生じる。目
地部の防水処理としては、目地部を形成する外壁材の端
面にプライマーを塗布し、その後、シーリング材(コー
キング材)を目地に充填する方法(従来例1;特開平9-
4077号、特開平8-42101号参照)がある。また、目地に
シーリング材を十分に充填するため、目地部を押さえ具
で押さえる方法があり、この押さえ具にシーリング材が
付着しないようにするために、目地部分にマスキング材
が設けられているものがある(従来例2;特開平8-4210
2号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、シーリング
材が露出されているため、目地部からの漏水を確実に防
止しなければならない。特に、上下に隣り合う外壁材の
隣り合う端面(こば面)に形成された水平目地部の防水
処理を十分に行う必要がある。そのため、目地部にシー
リング材を単に充填する従来例1では、目地部の間隔が
狭いこともあって、シーリング材を確実に目地部に充填
する作業が煩雑となる。
【0005】従来例2では、シーリング材を確実に目地
部に充填するため、押さえ具を使用しているので、シー
リング材の充填作業自体は簡単に行える。しかし、従来
例2では、押さえ具にシーリング材が付着することを防
止するためのマスキング材を目地部に設けなければなら
ず、マスキング材の取付・取外作業が煩雑となる。
【0006】本発明の目的は、目地処理を簡単に行うこ
とができる外壁の目地構造及び目地シール方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の外壁の目地構造
は、図面を参照して説明すると、隣り合う外壁材6の間
に形成される外壁の目地構造であって、互いに対向する
前記外壁材6に、その角部6Aを挟んで外壁材端面6B
に一端縁が達するとともに外壁材外表面6Cに他端縁が
達するようにマーキングフィルム22をそれぞれ覆い、
前記外壁材端面6Bをそれぞれ覆うマーキングフィルム
22の間にシーリング材20を充填し、このシーリング
材20と前記外壁材外表面6Cを覆うマーキングフィル
ム22とを外壁塗装材23で覆うことを特徴とする。
【0008】また、本発明の外壁の目地シール方法は、
隣り合う外壁材6の間に形成される外壁の目地をシール
する方法であって、互いに端面6Bが対向配置された前
記外壁材6を、その角部6Aを挟んで一端縁が外壁材端
面6Bに達し他端縁が外壁材外表面6Cに達するように
マーキングフィルム22でそれぞれ覆い、その後、前記
外壁材端面6Bをそれぞれ覆う前記マーキングフィルム
22の間にシーリング材20を充填し、このシーリング
材20と前記外壁材外表面6Cを覆うマーキングフィル
ム22との表面を外壁塗装材23で覆うことを特徴とす
る。
【0009】この構成の本発明では、マーキングフィル
ム22を目地部に設けた後に、シーリング材20を充填
し、その上から外壁材外表面6Cに露出したマーキング
フィルム22ごと目地部7,8を外壁塗装材23で覆う
ため、仮に、シーリング材20で目地部7,8が十分に
覆われていなくても、この目地部7,8を外壁塗装材2
3で覆うことにより、目地部7,8の防水処理を確実に
行うことができる。そのため、作業が煩雑なシーリング
材20の充填作業を簡略化することができる。
【0010】その上、外壁塗装材23をマーキングフィ
ルム22の上から塗布することで、外壁塗装材23の塗
り残しや塗りむらを防止できるので、目地処理を簡単に
行うことができる。さらに、建物施工後、経年劣化等に
よって、仮に外壁材6の角部6Aにひび割れ等が生じて
も、このひび割れした部分がマーキングフィルム22で
覆われることで、外壁材6自体の強度が大きくなる。
【0011】ここで、本発明では、前記マーキングフィ
ルム22の色と前記外壁塗装材23の色とが相違する構
成でもよい。この構成では、外壁塗装材23の色がマー
キングフィルム22の色と相違するため、マーキングフ
ィルム22の上から外壁塗装材23を確実に塗布するこ
とができるため、塗りむら、塗り残しをなくして塗装性
能を向上させることができる。
【0012】さらに、前記マーキングフィルム22と前
記外壁塗装材23との色は互いに補色の関係にあっても
よい。この構成では、塗装時にマーキングフィルム22
を外壁塗装材23で隠蔽することで、必要な塗装厚さを
確保することができる。そのため、外壁塗装材23の塗
りむら等を確実に防止することができる。
【0013】また、前記マーキングフィルム22はシー
リング材20のプライマーを兼ねている構成でもよい。
この構成では、シーリング材20とマーキングフィルム
22とが容易に接着されるため、目地部の防水効果が高
くなる。以上の構成の本発明では、前述の目地構造及び
目地シール方法を用いて外壁材6の補修をすることも可
能である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1には、本実施形態の外壁5を
備えた二階建てのユニット式建物1が示されている。ユ
ニット式建物1は、基礎2上に箱形の建物ユニット3を
複数積層配列し、それらの建物ユニット3の上方に屋根
9を設けて構築されている。
【0015】建物ユニット3は、図2に示すように、四
本の柱11、これらの四本の柱11の上端間を連結する
上梁12及び四本の柱11の下端間を連結する下梁13
を含む直方体形状の骨組み4と、上梁12間に架け渡さ
れた複数の小梁14と、下梁13間に架設された複数の
根太15とを備えている。骨組み4内には、天井面材1
6および床面材17が張られるとともに図示しない内
壁、間仕切壁等が組み込まれて内装が施工され、建物1
(図1参照)の外周にあたる骨組み4の側面にはALC
やPALC等の軽量気泡コンクリートからなる外壁材6
が取り付けられている。また、建物1の角部を構成する
建物ユニット3の骨組み4には、出隅部となる部分にL
字状の外壁材6(図1参照)が取り付けられている。
【0016】図1に戻って、このような建物ユニット3
は積層配列されているため、各建物ユニット3の外壁材
6が上下左右に並設されることになり、これらの外壁材
6によってユニット式建物1の外壁5が構成されてい
る。この外壁5においては、上下に隣接する外壁材6の
間には横目地部7が形成され、左右に隣接する外壁材6
の間には縦目地部8が形成されている。
【0017】本実施形態の外壁5では、図3に示すよう
に、上側の外壁材6と下側の外壁材6との間の横目地部
7にシーリング材20が充填されるとともに、このシー
リング材20より屋内側にはバックアップ材21が圧入
されている。シーリング材20は、建物の外部から内部
への水の浸入を阻止するもので、横目地部7の長手方向
に沿って配置され、その材質は、ポリウレタン、シリコ
ン、アクリルシリコン等の耐候性の優れた樹脂からな
る。
【0018】バックアップ材21は、発泡ポリエチレン
やブチルゴム等の従来から利用されている材質からチュ
ーブ状に形成される。バックアップ材21とシーリング
材20とは互いに所定間隔離れて平行に配置されてい
る。
【0019】隣り合う外壁材6は、それぞれ角部6Aを
挟んで外壁材端面(こば面)6Bに一端縁が達するとと
もに外壁材外表面6Cに他端縁が達するようにマーキン
グフィルム22が覆われており、それぞれ外壁材端面6
Bを覆うマーキングフィルム22の間にシーリング材2
0が充填されている。このシーリング材20及びマーキ
ングフィルム22が外壁塗装材23で覆われている。こ
の外壁塗装材23は、マーキングフィルム22の端縁か
ら所定寸法離れた位置まで外壁材6の外表面を覆ってい
る。なお、本実施形態では、図3において、バックアッ
プ材21はマーキングフィルム22の間に介装されてい
るが、隣り合う外壁材端面6Bの間に直接介装されるも
のでもよい。
【0020】マーキングフィルム22は、所定の寸法、
例えば、厚さ10μm〜数mm、外壁材端面6Bの角部6
Aからの長さが30mm、外壁材外表面6Cの角部6Aか
らの長さが70mm、幅が横目地部7に対応した長さ寸法
とされる平面矩形状のフィルムからなる。マーキングフ
ィルム22は、シーリング材20のプライマー兼ねてお
り、そのため、アクリル、ウレタン等のシーリング材2
0と接着しやすく、かつ、外壁塗装材の付着を妨げない
材質から成形されている。
【0021】外壁塗装材23は、外壁材6の表面を塗装
するために用いられる一般的な材質からなり、その色は
マーキングフィルム22の色と補色の関係となる。例え
ば、外壁塗装材23及びマーキングフィルム22の一方
が緑色の場合には、外壁塗装材23及びマーキングフィ
ルム22の他方が赤色となる。縦目地部8は、シーリン
グ材20及びバックアップ材21が隣り合う外壁材6の
間において上下に伸びて設けられている点以外は横目地
部7と同じ構造である。
【0022】このように構成された本実施形態において
は、次のような手順で横目地部7及び縦目地部8の防水
処理を行う。先ず、建設現場で複数の建物ユニット3を
組み合わせてユニット式建物1を施工する。さらに、隣
り合う外壁材6の間に形成された横目地部7及び縦目地
部8にシールを施す。
【0023】そのため、横目地部7では、互いに端面6
Bが上下に対向配置された外壁材6をそれぞれマーキン
グフィルム22で覆い、縦目地部8では、互いに端面6
Bが左右に対向配置された外壁材6をそれぞれマーキン
グフィルム22で覆う。この際、マーキングフィルム2
2は、外壁材6の角部6Aを挟んで一端縁が外壁材端面
6Bの所定位置まで達し、他端縁が外壁材外表面6Cの
所定位置まで達するようにする。
【0024】その後、外壁材端面6Bをそれぞれ覆うマ
ーキングフィルム22の間にシーリング材20及びバッ
クアップ材21をそれぞれ充填する。バックアップ材2
1を室内側に、シーリング材20を室外側に配置する。
さらに、シーリング材20と外壁材外表面6Cを覆うマ
ーキングフィルム22との表面を外壁塗装材23で覆
う。そのため、横目地部7や縦目地部8を中心としてマ
ーキングフィルム22の外縁より所定寸法離れた位置ま
で外壁塗装材23で外壁材外表面6Cを塗装する。塗装
に際しては、手作業あるいは機械で行ってもよいが、い
ずれの場合でもマーキングフィルム22の色が残らない
まで外壁塗装材23を所定厚さまで塗る。
【0025】また、本実施形態では、経年劣化等で外壁
材6の角部がひび割れし、あるいは、横目地部7や縦目
地部8が破損した場合には、前述と同様の手順により補
修を行う。まず、互いに端面6Bが対向配置された上下
に並ぶ外壁材6をそれぞれマーキングフィルム22で覆
う。この場合、マーキングフィルム22は、補修する個
所に合わせて予め所定の幅、例えば、100mmに切断し
ておく。この際、前述と同様に、マーキングフィルム2
2は、外壁材6の角部6Aを挟んで一端縁が外壁材端面
6Bに達し他端縁が外壁材外表面6Cに達するようにす
る。
【0026】その後、外壁材端面6Bをそれぞれ覆うマ
ーキングフィルム22の間にシーリング材20を充填し
ておき、このシーリング材20と外壁材外表面6Cを覆
うマーキングフィルム22との表面を外壁塗装材23で
覆う。この場合、シーリング材20も補修個所の大きさ
に合わせて予め所定の長さに切断しておく。
【0027】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。即ち、互いに対向する外壁材6に、そ
の角部6Aを挟んで外壁材端面6Bに一端縁が達すると
ともに外壁材外表面6Cに他端縁が達するようにマーキ
ングフィルム22をそれぞれ覆い、互いに対向する外壁
材端面6Bをそれぞれ覆うマーキングフィルム22の間
にシーリング材20を充填し、このシーリング材20と
前記外壁材外表面6Cを覆うマーキングフィルム22と
を外壁塗装材23で覆うことにしたので、仮に、シーリ
ング材20で目地部7,8が十分に覆われていなくて
も、この目地部7,8自体を外壁塗装材23で広く覆う
ことにより、目地部7,8の防水処理を確実に行うこと
ができる。そのため、作業が煩雑なシーリング材20の
充填作業を簡略化して目地処理を容易にすることができ
る。
【0028】その上、外壁塗装材23をマーキングフィ
ルム22の上から塗布することで、外壁塗装材23の塗
り残しや塗りむらを防止できるので、この点からも、目
地処理を簡単に行うことができる。しかも、外壁材6の
角部6Aを中心としてマーキングフィルム22が設けら
れるため、この角部6Aが補強される。そのため、角部
6Aにひび割れ等が生じても、このひび割れした部分が
マーキングフィルム22で覆われることで、マーキング
フィルム22の厚さでひび割れに追従し、外壁材6自体
の強度が大きくなる。
【0029】さらに、建物施工後、経年劣化等によっ
て、仮に外壁材6の角部6Aにひび割れ等が生じても、
このひび割れした部分がマーキングフィルム22で覆わ
れることで、外壁材6自体の強度が大きくなる。また、
本実施形態では、マーキングフィルム22の色と外壁塗
装材23の色とが相違するから、マーキングフィルム2
2の上から外壁塗装材23を確実に塗布することができ
るため、塗りむら、塗り残しをなくして塗装性能を向上
させることができる。
【0030】さらに、マーキングフィルム22と外壁塗
装材23との色を互いに補色の関係としたから、塗装時
にマーキングフィルム22を外壁塗装材23で隠蔽する
ことで、必要な塗装厚さを確保することができる。その
ため、外壁塗装材23の塗りむら等を確実に防止するこ
とができる。
【0031】また、本実施形態では、マーキングフィル
ム22はシーリング材20のプライマーを兼ねた構成で
あるため、シーリング材20とマーキングフィルム22
とが容易に接着されることになり、目地部7,8の防水
効果が高くなる。さらに、シーリング材20に加えてバ
ックアップ材21を設けたから、防水効果が向上する。
また、本実施形態を外壁材6の補修に適用したから、そ
の補修作業を簡単にできる。
【0032】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を
含み、以下に示すような変形なども本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、マーキングフィルム22と
外壁塗装材23との色が互いに補色の関係になるように
したが、本発明では、これらの色は同じ色であってもよ
い。仮に、マーキングフィルム22と外壁塗装材23と
が異なる色であっても、補色の関係にあることを要しな
い。
【0033】さらに、マーキングフィルム22は必ずし
もシーリング材20のプライマーを兼ねる構成であるこ
とを要しない。要するに、マーキングフィルム22の上
に外壁塗装材23がのれば、マーキングフィルム22の
材質や色は限定されるものではない。また、本発明で
は、バックアップ材21を必ずしも設けることを要しな
い。
【0034】また、前記実施形態の外壁材6は、比較的
厚く形成される軽量気泡コンクリート製であったが、こ
れよりも薄いサイディング材等により外壁材を形成して
もよい。前記実施形態においては、ユニット式建物1の
外壁5の目地部7,8に設けられていたが、本発明は、
例えば、建設現場で複数の外壁材を鉄骨軸組みフレーム
等に取り付けて形成される外壁等、ユニット工法以外の
工法によって建てられる各種建物の外壁に適用すること
ができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1に記載された本発明によれば、
隣り合う外壁材の間に形成される外壁の目地構造であっ
て、互いに対向する前記外壁材に、その角部を挟んで外
壁材端面に一端縁が達するとともに外壁材外表面に他端
縁が達するようにマーキングフィルムをそれぞれ覆い、
前記外壁材端面をそれぞれ覆うマーキングフィルムの間
にシーリング材を充填し、このシーリング材と前記外壁
材外表面を覆うマーキングフィルムとを外壁塗装材で覆
う構成としたから、仮に、シーリング材で目地部が十分
に覆われていなくても、この目地部を外壁塗装材で覆う
ことにより、目地部の防水処理を簡単かつ確実に行うこ
とができる。
【0036】請求項2に記載された本発明によれば、請
求項1に記載された前記マーキングフィルムの色と前記
外壁塗装材の色とが相違するので、マーキングフィルム
の上から外壁塗装材を確実に塗布することができること
になり、塗りむら、塗り残しをなくして塗装性能を向上
させることができる。
【0037】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
2に記載の前記マーキングフィルムと前記外壁塗装材と
の色を互いに補色の関係としたので、塗装時にマーキン
グフィルムを外壁塗装材で隠蔽することで、必要な塗装
厚さを確保することができ、外壁塗装材の塗りむら等を
確実に防止することができる。
【0038】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
1から3のいずれか記載の前記マーキングフィルムはシ
ーリング材のプライマーを兼ねた構成であるため、シー
リング材とマーキングフィルムとが容易に接着されこと
になり、目地部の防水効果が高くなる。
【0039】請求項5に記載された本発明によれば、隣
り合う外壁材の間に形成される外壁の目地をシールする
方法であって、互いに端面が対向配置された前記外壁材
を、その角部を挟んで一端縁が外壁材端面に達し他端縁
が外壁材外表面に達するようにマーキングフィルムでそ
れぞれ覆い、その後、前記外壁材端面をそれぞれ覆う前
記マーキングフィルムの間にシーリング材を充填し、こ
のシーリング材と前記外壁材外表面を覆うマーキングフ
ィルムとの表面を外壁塗装材で覆うので、請求項1に記
載した発明と同様の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が適用されたユニット式建
物の概略を示す斜視図。
【図2】建物ユニットの概略を示す斜視図。
【図3】前記実施形態の具体的な構成を示す拡大斜視
図。
【符号の説明】
5 外壁 6 外壁材 7 横目地部 8 縦目地部 20 シーリング材 21 バックアップ材 22 マーキングフィルム 23 外壁塗装材
フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DA01 FA04 FA51 FA53 FA73 GA06 GA07 GA23 GA53 GA65 HA07 HD08 HD11 HE01 MA02 MA03 MA04 MA15 MA19 2E110 AA14 AB04 AB22 BA12 DB21 DB27 DD02 DD08 DD12 GA24W GA32Z GA33W GB23W GB42Z GB44Z GB53Z GB54Z GB55Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣り合う外壁材の間に形成される外壁の
    目地構造であって、互いに対向する前記外壁材に、その
    角部を挟んで外壁材端面に一端縁が達するとともに外壁
    材外表面に他端縁が達するようにマーキングフィルムを
    それぞれ覆い、前記外壁材端面をそれぞれ覆うマーキン
    グフィルムの間にシーリング材を充填し、このシーリン
    グ材と前記外壁材外表面を覆うマーキングフィルムとを
    外壁塗装材で覆うことを特徴とする外壁の目地構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した外壁の目地構造にお
    いて、前記マーキングフィルムの色と前記外壁塗装材の
    色とが相違することを特徴とする外壁の目地構造。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載した外壁の目地構造にお
    いて、前記マーキングフィルムと前記外壁塗装材との色
    は互いに補色の関係にあることを特徴とする外壁の目地
    構造。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載した外
    壁の目地構造において、前記マーキングフィルムはシー
    リング材のプライマーを兼ねていることを特徴とする外
    壁の目地構造。
  5. 【請求項5】 隣り合う外壁材の間に形成される外壁の
    目地をシールする方法であって、互いに端面が対向配置
    された前記外壁材を、その角部を挟んで一端縁が外壁材
    端面に達し他端縁が外壁材外表面に達するようにマーキ
    ングフィルムでそれぞれ覆い、その後、前記外壁材端面
    をそれぞれ覆う前記マーキングフィルムの間にシーリン
    グ材を充填し、このシーリング材と前記外壁材外表面を
    覆うマーキングフィルムとの表面を外壁塗装材で覆うこ
    とを特徴とする外壁の目地シール方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022143390A (ja) * 2021-03-17 2022-10-03 積水ハウス株式会社 建築物の建築方法、および、建築物

Cited By (2)

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JP2022143390A (ja) * 2021-03-17 2022-10-03 積水ハウス株式会社 建築物の建築方法、および、建築物
JP7367718B2 (ja) 2021-03-17 2023-10-24 積水ハウス株式会社 建築物の建築方法、および、建築物

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