JP2001192147A - 超音波を利用したシート材の重送検知機構 - Google Patents

超音波を利用したシート材の重送検知機構

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Takao Araki
孝夫 荒木
Yuji Toyomura
祐士 豊村
Terumi Tsuda
照美 津田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2553/00Sensing or detecting means
    • B65H2553/30Sensing or detecting means using acoustic or ultrasonic elements

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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙などのシート材の重送があってもシート
材どうしの間に強制的に空気層ができるようにすること
で超音波による重送検知精度を向上させる重送検知機構
の提供。 【解決手段】 用紙Pを搬送するラインを挟んで配置し
た超音波発信器9から超音波受信器10へ超音波を発信
させ、用紙Pを通過して減衰後の超音波の出力波形を設
定基準値と比較して用紙Pの重送を検知するに際して、
2枚以上の用紙Pの重送に対して、互いに重なり合う少
なくとも一対の用紙P−1,P−2どうしの間に隙間を
強制的に開けて空気層を介在させるノズル12,13ま
たはバキュームヘッド14a,14b,15a,15b
を備え、用紙P−1,P−2間の空気層によって超音波
信号の減衰度を高めて重送検知精度を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば複写機や
画像読取り用のスキャナの給紙機構や自動原稿送り装置
におけるシート材の2枚以上の重送検知機構に係り、特
に超音波よる重送検知をより高精度で実行できるように
したシート材の重送検知機構に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機や画像読取りのためのスキャナに
は、用紙を画像読取り部に供給するための給紙装置や自
動原稿送り装置が備えられる。そして、これらの給紙装
置及び自動原稿送り装置では、2枚以上の用紙が重なり
合って同時に送り出されないように重送を防止すること
が必要である。
【0003】用紙の重送を検知する機構として、最近で
は超音波を利用したものが各分野で普及している。この
超音波利用の一つの例として、たとえば特開平4−12
9952号公報に記載されたものがあり、その概要を図
7に示す。
【0004】図7は従来の技術における超音波発信器と
超音波受信器とによる重送検知の説明図である。
【0005】この公報に記載の重送検知装置は紙幣を検
知対象としたもので、図7の(a)に示すように紙幣5
1,52の搬送ラインを挟んで超音波発信器53と超音
波受信器54を配置し、この超音波受信器54の出力信
号が入力される波形分析部55を備えている。
【0006】超音波発信器53から発信された超音波
は、紙幣51を通過して超音波信号として超音波受信器
54で受信される。そして、波形分析部55に出力電圧
として入力され、同図の(b)に示すように出力信号と
して解析される。超音波発信器53からの超音波は、紙
幣51を通過するときに減衰して超音波受信器54によ
って受信されるので、1枚の紙幣51の領域Aの範囲で
の出力電圧を基準として同図の(b)においてAの範囲
を基準出力信号とする。そして、紙幣52が重なり合っ
た領域B部分が通過するときには超音波の減衰量が増え
るので、同図の(b)においてBの範囲の出力信号とし
て解析される。したがって、この基準出力信号と減衰し
た出力信号の差異を検出することによって、紙幣51,
52どうしの重送を検知できる。
【0007】このような超音波による用紙の重送検知
は、たとえば実開平1−115647号公報に記載のよ
うに、プリンタや複写機及び印刷機における用紙の重送
防止の分野でも同様に採用されている。
【0008】超音波を利用した用紙の重送検知は、要す
るに、1枚の用紙が通過するときの受信強度を基準とし
て改めて設定しておき、実際に検出された信号の受信強
度がこの基準値よりも低いときには重送と判断するとい
うのが基本である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のような超音波発
振器53と超音波受信器54との組合せによる超音波を
利用した重送検知機構は、たとえばイメージスキャナや
プリンタ等の場合では用紙を搭載したホッパやトレーの
用紙排紙口の近くに配置される。そして、特にプリンタ
の場合では梱包された用紙を引き出してそのまま使うの
で、上下に重なり合っている用紙はかなり密着度が高
い。したがって、用紙が2枚またはそれ以上重なり合っ
たまま重送されとき、用紙どうしの間には空気層がほと
んど介在しない。
【0010】一方、図7に示した超音波による重送検知
では、発信された超音波が用紙を通過するときの超音波
信号の減衰による信号強度の変化を利用するというもの
である。
【0011】ところが、たとえば2枚の用紙を重送して
いるとき、用紙どうしの間が密着していると、用紙がよ
ほど厚いものでない限り、信号強度の変化の度合いが小
さくなることは避けられない。すなわち、空気層が介在
しないことから信号強度の減衰が小さくなり、重送が発
生しているにもかかわらず、これを見逃してしまうこと
になる。特に、用紙が薄くて空気層が全く含まれないよ
うな場合では、重送検知の失敗が頻発することになる。
したがって、プリント用のきちんと積み重ねられた用紙
の場合や、たとえばイメージスキャナのように薄い伝票
のようなものを含む場合の画像読取りにおいても同様に
重送検知の信頼度が低下してしまうという問題がある。
【0012】本発明は、用紙などのシート材の重送があ
ってもシート材どうしの間に強制的に空気層ができるよ
うにすることで超音波による重送検知精度を向上させる
ことができる重送検知機構を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート材を搬
送するラインを挟んで配置した超音波の発信手段から受
信手段へ超音波を発信させ、前記シート材を通過して減
衰後の超音波の出力波形を設定基準値と比較してシート
材の重送を検知する重送検知機構であって、2枚以上の
シート材の重送に対して、互いに重なり合う少なくとも
一対のシート材どうしの間に隙間を強制的に開けて空気
層を介在させる流体駆動型の剥離手段を備えていること
を特徴とする。
【0014】このような構成では、シート材の間に空気
層を形成して超音波の発信手段から受信手段への超音波
の出力波形の減衰度を増幅させることができ、高精度の
重送検知が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、シート
材を搬送するラインを挟んで配置した超音波の発信手段
から受信手段へ超音波を発信させ、シート材を通過して
減衰後の超音波の出力波形を設定基準値と比較してシー
ト材の重送を検知する重送検知機構であって、2枚以上
のシート材の重送に対して、互いに重なり合う少なくと
も一対のシート材どうしの間に隙間を強制的に開けて空
気層を介在させる流体駆動型の剥離手段を備えているこ
とを特徴とする超音波を利用したシート材の重送検知機
構であり、シート材の間に空気層を形成して超音波の発
信手段から受信手段への超音波の出力波形の減衰度を増
幅させて高精度の重送検知が得られるという作用を有す
る。
【0016】請求項2に記載の発明は、流体駆動型の剥
離手段は、突入する重送シート材の先端に向けて空気を
噴射して重送シート材をその先端から剥離させるノズル
であることを特徴とする請求項1記載の超音波を利用し
たシート材の重送検知機構であり、ノズルからの空気の
吹き込みという簡単な操作で高精度の重送検知ができる
という作用を有する。
【0017】請求項3に記載の発明は、流体駆動型の剥
離手段は、突入する重送シート材の表裏両面の少なくと
も一方側の面を負圧化するバキュームヘッドであること
を特徴とする請求項1記載の超音波を利用したシート材
の重送検知機構であり、バキュームヘッドによる負圧化
という簡単な操作で高精度の重送検知ができるという作
用を有する。
【0018】請求項4に記載の発明は、流体駆動型の剥
離手段は、シート材が超音波の発信手段と受信手段との
間を抜ける期間にのみ作動させる制御を含むことを特徴
とする請求項1から3のいずれかに記載の超音波を利用
したシート材の重送検知機構であり、重送検知のときだ
けシート材どうしの間に空気層が形成されるように操作
するので、重送検知判定の前後ではシート材に撓み変形
などがなく紙詰まりなどのトラブルの発生がないという
作用を有する。
【0019】以下、本発明の実施の形態について図面に
基づき説明する。なお、本実施の形態では原稿を自動給
紙して原稿画像を読み取るイメージスキャナにおける重
送検知機構として説明する。
【0020】図1は本発明の重送検知機構を備えるイメ
ージスキャナの概略斜視図、図2は重送検知機構を備え
る給紙機構の要部を示す概略縦断面図である。
【0021】図示のように、イメージスキャナは、光学
系の走査モジュール(後述)を内蔵した本体1とその上
面に開閉自在に取り付けた原稿カバー2と、原稿用紙を
搭載してこれを自動給紙する自動給紙装置3とから構成
されたものである。
【0022】本体1はその正面に操作パネル1aを備え
るとともに全ての作動機器を制御するコントローラ(図
示せず)を内蔵し、その上面には用紙を読み取るための
透明ガラスを利用した画像読取り部1bと、本体1の置
く側の枢着点を持つ開閉自在な原稿カバー2と、この原
稿カバー2に対して開閉自在な自動給紙装置3とを備え
ている。なお、画像読取り部1bは大判の用紙の画像読
取りを手差し作業で行なうもので、図1に示すA4判程
度の用紙Pは自動給紙装置3から給紙されて画像読取り
の後に原稿カバー2の上の回収トレー2aに排紙され
る。
【0023】自動給紙装置3は、ハウジング3aとその
上端側に取り付けたホッパユニット4とから構成された
ものである。ホッパユニット4には、図1に示すように
用紙Pを搭載する給紙ホッパ4aを備えるとともに、図
2に示すように用紙Pをピックアップして繰り出す給紙
ローラ4bを設けている。また、ハウジング3aには、
給紙ローラ4bの直ぐ下流に対応する位置に重送防止用
の分離ローラ3bとリタードローラ3cの対を配置する
とともに、本体1の上面の近くまで迂回して原稿カバー
2の回収トレー2aに向かう搬送路を形成し、この搬送
路に沿って複数の搬送ローラ3dを設けている。
【0024】本体1の内部には、自動給紙装置3によっ
て給紙された用紙Pの画像を読み取るための走査モジュ
ール5を設ける。この走査モジュール5は、従来の画像
読み取り装置のものと同様にCCDを利用した縮小光学
画像読み取り系を内蔵したもので、本体1の正面の操作
パネル1aの近傍から本体1の背面の近傍までの間に配
置したガイド5aに沿って移動するキャリッジ式とした
ものである。
【0025】自動給紙装置3から操作モジュール5を経
由して回収トレー2aに向かう搬送路は、2枚のガイド
プレート7,8によって形成されたものである。これら
のガイドプレート7,8は用紙Pが通過できる程度の間
隔を開けて配置されたもので、ガイドプレート7,8が
搬送ローラ3dに対峙する部分には開口を開けてこれら
の搬送ローラ3dが用紙Pをニップして送りを与えられ
るようにする。そして、分離ローラ3bとリタードロー
ラ3cの対の下流には用紙Pの重送を検知するための重
送検知機構Aが配置されている。
【0026】図3は図2のZ−Z線矢視方向に観た重送
検知機構の概略縦断面図である。
【0027】図3に示すように、ガイドプレート7,8
の幅員方向(図において左右方向)の中央には円形の開
口7a,8aをそれぞれ同軸上に開け、これらの開口7
a,8aのそれぞれに対応させて超音波発信器9及び超
音波受信器10を配置している。これらの超音波発信器
9及び超音波受信器10は、図7の従来の技術と同様の
構成と機能を持つもので、超音波受信器10の出力信号
を受ける波形分析部11の出力電圧によって用紙Pの重
送を検知可能としたものである。
【0028】図4は重送検知機構のノズルによる用紙の
剥離を示す概略図である。
【0029】超音波発信器9の近傍には、重送検知機構
Aに突入してくる用紙Pの前端に向けて空気を放出する
一対の剥離用ノズル12,13を設ける。図4の(a)
及び(b)は突入してくる用紙に対するノズル12,1
3の位置関係を示す概略図であり、ノズル12,13は
その先端を斜め下に向けて用紙P−1,P−2の境目部
分に向けて空気を噴射する。
【0030】これらのノズル12,13はコンプレッサ
またはファン(図示せず)に接続され、用紙P−1,P
−2の先端部が超音波発信器9及び超音波受信器10の
間を抜けるときにタイミングを合わせて空気を噴出し、
重送検知判定が完了すると空気の噴出を停止させるよう
に制御する。
【0031】以上の構成において、自動給紙装置3を使
用して給紙ホッパ4a上の用紙Pを自動給紙すると、給
紙ローラ4bによって用紙Pが繰り出される。そして、
分離ローラ3bとリタードローラ3cとによって用紙P
が2枚以上重なって給紙されるのが防止され、1枚の用
紙Pが搬送路として形成したガイドプレート7,8の間
を通って搬送ローラ3dにより送りが与えられる。そし
て、走査モジュール5によって用紙Pの原稿画像が読み
取られた後、用紙Pは回収トレー2aに排紙される。
【0032】ここで、分離ローラ3bとリタードローラ
3cによってしても用紙Pの重送が防止できない場合が
ある。この用紙Pの重送の場合には、図3に示すように
たとえば2枚の用紙P−1,P−2が互いに密着したま
ま重送検知機構Aに突入する。このとき、従来の技術で
も説明したように、用紙P−1,P−2がきっちりと密
着していてその間に空気層がほとんどない場合では、超
音波発信器9と超音波受信器10とを備えていても用紙
P−1,P−2の重送検知は見逃される。
【0033】これに対し、用紙P−1,P−2の突入時
にノズル12,13から空気を噴射すれば、図4の
(c)及び図5に示すようにこれらの用紙P−1,P−
2の間に隙間を広げて空気層を介在させることができ
る。すなわち、ノズル12,13からの空気流は図4の
(b)に示すように突入してくる用紙P−1,P−2の
先端部に浴びせかけられ、空気流は同図の(c)の一点
鎖線で示す方向で用紙P−1,P−2の先端に突き当た
る。したがって、重なり合っている用紙P−1,P−2
の間に空気が強制的に吹き込まれ、両者の間に隙間がで
きる。
【0034】図5はノズルによる重送用紙の剥離状況を
その搬送方向に観た概略縦断面図である。
【0035】重送状態にある用紙P−1,P−2は、図
5に示すように隙間を持つ積層体となり、この隙間部分
が超音波発信器9と超音波受信器10との間を通過する
ときには、空気層の介在による重送検知が確実に行なわ
れる。したがって、用紙P−1,P−2が密着していた
り薄いものであっても、重送を見逃すことがなく、高精
度の重送検知が可能となる。
【0036】なお、1枚の用紙Pが給紙されるときも、
これが重送検知機構Aの中に突入する際にノズル12,
13から空気が噴射されるが、用紙Pは2枚のガイド
7,8によって案内されている下向きに大きく撓み変形
することはない。したがって、給紙過程において常にノ
ズル12,13からの空気の噴射が紙詰まりなどのトラ
ブルを招くことはない。また、ノズル12,13は用紙
Pの搬送ラインの下側に配置しても同様の機能を果たす
ことができ、1個のノズルでも3個以上のノズルとして
もよい。
【0037】図6はバキュームヘッドを備える重送検知
機構の概略縦断面図であって、図5と同じ方向に観た要
部の概略縦断面図である。なお、先の例と同じ構成部材
については共通の符号で指示し、その詳細な説明は省略
する。
【0038】図6において、超音波発信器9の近傍であ
って開口7aに臨む部分には一対のバキュームヘッド1
4a,14bが配置され、超音波受信器10の近傍にも
同様に開口7bに臨む姿勢の一対のバキュームヘッド1
5a,15bが組み込まれている。これらのバキューム
ヘッド14a〜15bはいずれもバキュームポンプ(図
示せず)に接続されたもので、開口7a,8a内の空気
を負圧化するためのものである。
【0039】このようなバキュームヘッド14a〜15
bを備える構成でも、用紙Pが重送検知機構Aに突入す
るきにバキュームポンプを一定時間だけ作動させる。そ
して、用紙P−1,P−2の重送時には、開口7a,8
a部分から空気が吸引されて負圧化される。したがっ
て、これらの用紙P−1,P−2のそれぞれは空気の吸
引方向に膨らみ、互いの間に隙間ができて空気層が形成
される。これにより、図5の例と同様に、超音波発信器
9と超音波受信器10とによる重送検知精度が向上す
る。
【0040】バキュームヘッド14a〜15bによる用
紙P−1,P−2の剥離では、先の例のようにノズル1
2,13のように用紙P−1,P−2の先端部に対応さ
せる配置の制約を受けない。すなわち、超音波発信器9
と超音波受信器10との間の超音波伝達部に対応させて
開口7a,8aに臨む位置としさえすればよく、組立て
の自由度も向上する。また、ノズル12,13の場合で
は用紙Pの先端の突入にタイミングを合わせる制御が必
要であるのに対し、バキュームヘッド14a〜15bで
は用紙Pが通過する期間であれば任意の時刻での作動で
よく、制御も簡単になる。
【0041】なお、1枚の用紙Pが給紙されるときもそ
の突入時にはバキュームヘッド14a〜15bが作動し
て空気を吸引する。この場合、用紙Pの上側のバキュー
ムヘッド14a,14bと下側のバキューム15a,1
5bのそれぞれの吸引力を等しくしておけば、用紙Pが
上下に振れることはない。したがって、用紙Pの紙詰ま
り等を招くこともない。
【0042】
【発明の効果】本発明では、超音波の発信手段と受信手
段とによるシート材の重送検知において、重送シート材
どうしの間に空気層ができるように操作できるので、シ
ート材どうしが密着しているときのような重送検知の見
逃しがなく、高精度での重送検知ができる。また、シー
ト材が薄くても空気層を形成するので、同様に高精度の
重送検知が可能となり、シート材の材質が多岐に及ぶ各
種の画像読取りや画像形成装置に最適利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の重送検知機構を備えるイメージスキャ
ナの概略斜視図
【図2】重送検知機構を備える給紙機構の要部を示す概
略縦断面図
【図3】図2のZ−Z線矢視方向に観た重送検知機構の
概略縦断面図
【図4】重送検知機構のノズルによる用紙の剥離を示す
概略図
【図5】ノズルによる重送用紙の剥離状況をその搬送方
向に観た概略縦断面図
【図6】バキュームヘッドを備える重送検知機構の概略
縦断面図
【図7】従来の技術における超音波発信器と超音波受信
器とによる重送検知の説明図
【符号の説明】
1 本体 2 原稿カバー 2a 回収トレー 3 自動給紙装置 3a ハウジング 3b 分離ローラ 3c リタードローラ 3d 搬送ローラ 4 ホッパユニット 4a 給紙ホッパ 4b 給紙ローラ 5 走査モジュール 7,8 ガイドプレート 9 超音波発信器 10 超音波受信器 11 波形分析部 12,13 ノズル 14a,14b,15a,15b バキュームヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津田 照美 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H076 BA74 3F048 AA02 BA13 BB05 DA06 DC00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート材を搬送するラインを挟んで配置し
    た超音波の発信手段から受信手段へ超音波を発信させ、
    前記シート材を通過して減衰後の超音波の出力波形を設
    定基準値と比較してシート材の重送を検知する重送検知
    機構であって、2枚以上のシート材の重送に対して、互
    いに重なり合う少なくとも一対のシート材どうしの間に
    隙間を強制的に開けて空気層を介在させる流体駆動型の
    剥離手段を備えていることを特徴とする超音波を利用し
    たシート材の重送検知機構。
  2. 【請求項2】前記流体駆動型の剥離手段は、突入する重
    送シート材の先端に向けて空気を噴射して前記重送シー
    ト材をその先端から剥離させるノズルであることを特徴
    とする請求項1記載の超音波を利用したシート材の重送
    検知機構。
  3. 【請求項3】前記流体駆動型の剥離手段は、突入する重
    送シート材の表裏両面の少なくとも一方側の面を負圧化
    するバキュームヘッドであることを特徴とする請求項1
    記載の超音波を利用したシート材の重送検知機構。
  4. 【請求項4】前記流体駆動型の剥離手段は、前記シート
    材が前記超音波の発信手段と受信手段との間を抜ける期
    間にのみ作動させる制御を含むことを特徴とする請求項
    1から3のいずれかに記載の超音波を利用したシート材
    の重送検知機構。
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