JP2001191714A - 車輪駆動用軸受ユニット - Google Patents

車輪駆動用軸受ユニット

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JP2001191714A
JP2001191714A JP2000003787A JP2000003787A JP2001191714A JP 2001191714 A JP2001191714 A JP 2001191714A JP 2000003787 A JP2000003787 A JP 2000003787A JP 2000003787 A JP2000003787 A JP 2000003787A JP 2001191714 A JP2001191714 A JP 2001191714A
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Hideo Ouchi
英男 大内
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NSK Ltd
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B27/00Hubs
    • B60B27/0078Hubs characterised by the fixation of bearings
    • B60B27/0084Hubs characterised by the fixation of bearings caulking to fix inner race
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/14Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
    • F16C19/18Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls
    • F16C19/181Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact
    • F16C19/183Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles
    • F16C19/184Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement
    • F16C19/186Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement with three raceways provided integrally on parts other than race rings, e.g. third generation hubs
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2326/00Articles relating to transporting
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハブ4bの内端部にかしめ部25を形成する
際に、このハブ4bに損傷が生じる事を防止して、歩留
の向上を図る。 【解決手段】上記ハブ4bの内端寄り部分で、その外周
面が補助リング21aの内周面に形成した内径側雌セレ
ーション部45と係合する、傾斜円筒面部37になる部
分と、同じく内端部で上記かしめ部25を構成する部分
とを、何れも未焼き入れのままの状態とする。このかし
め部25を形成するのに伴って、上記傾斜円筒面部37
になる部分が変形しても、この部分の破断点でのひずみ
を大きくできる為、この部分に損傷が生じる事を防止で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係る車輪駆動用軸
受ユニットは、等速ジョイントとハブユニットとを一体
化したもので、独立懸架式サスペンションに支持された
駆動輪{FF車(前置エンジン前輪駆動車)の前輪、F
R車(前置エンジン後輪駆動車)及びRR車(後置エン
ジン後輪駆動車)の後輪、4WD車(四輪駆動車)の全
輪}を懸架装置に対して回転自在に支持すると共に、上
記駆動輪を回転駆動する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】車輪を懸架装置に対して回転自在に支持
する為に、外輪と内輪とを転動体を介して回転自在に組
み合わせた軸受ユニットが、各種使用されている。又、
独立懸架式サスペンションに駆動輪を支持すると共に、
この駆動輪を回転駆動する為の車輪駆動用軸受ユニット
は、等速ジョイントと組み合わせて、デファレンシャル
ギヤと駆動輪との相対変位や車輪に付与された舵角に拘
らず、駆動軸の回転を上記車輪に対して円滑に(等速性
を確保して)伝達する必要がある。この様な等速ジョイ
ントと組み合わせて、しかも比較的小型且つ軽量に構成
できる車輪駆動用軸受ユニットとして従来から、特開平
7−317754号公報、実開昭61−94403号公
報、米国特許第5674011号明細書、国際公開WO
99/13232号公報、ドイツ国特許公報DE 1
9700313 A1公報等に記載されたものが知られ
ている。
【0003】図5は、このうちの実開昭61−9440
3号公報に記載された従来構造の第1例を示している。
車両への組み付け状態で、懸架装置に支持した状態で回
転しない外輪1は、この懸架装置に支持する為の第一の
取付フランジ2を外周面に、複列の外輪軌道3、3を内
周面に、それぞれ有する。上記外輪1の内側にはハブ4
を、この外輪1と同心に支持している。このハブ4は、
外周面の外端(自動車への組み付け状態で幅方向外側と
なる端で、図1、4、6の左端、図5の右端)寄り部分
に車輪を支持する為の第二の取付フランジ5を、同じく
中央部に第一の内輪軌道6を、それぞれ形成している。
又、上記ハブ4の外周面の内端(自動車への組み付け状
態で幅方向中央側となる端で、図1、4、6の右端、図
5の左端)寄り部分には小径段部7を形成し、この小径
段部7に、その外周面に第二の内輪軌道8を形成した内
輪9を外嵌固定している。そして、上記各外輪軌道3、
3と上記第一、第二の内輪軌道6、8との間に転動体1
0、10を、それぞれ複数個ずつ転動自在に設けて、上
記外輪1の内側に上記ハブ4を回転自在に支持してい
る。又、上記外輪1の両端部内周面と、このハブ4の中
間部外周面及び上記内輪9の内端部外周面との間にそれ
ぞれシールリング11、11を設けて、上記各転動体1
0、10を設置した空間の両端開口部を塞いでいる。
【0004】上記ハブ4には、等速ジョイントに付属の
駆動軸12を結合して、このハブ4を回転駆動自在とし
ている。この駆動軸12の基端部(図5の左端部)に
は、上記等速ジョイントの外輪となるハウジング部13
を、一体的に結合固定している。このハウジング部13
の内周面には、等速ジョイントの軌道を形成している。
又、上記駆動軸12の中間部には雄スプライン部14を
設け、この雄スプライン部14と、上記ハブ4に設けた
中心孔15に形成した雌スプライン部16とをスプライ
ン係合させている。更に、上記駆動軸12の先端部(図
5の右端部)に設けた雄ねじ部17には抑えナット18
を螺合・緊締し、この抑えナット18により、上記ハブ
4の外端面中心寄り部分を抑え付けている。この状態
で、このハブ4の内端部に外嵌した上記内輪9の内端面
は、上記ハウジング部13の外端面に押し付けられる。
【0005】上述の様に構成する車輪駆動用軸受ユニッ
トを自動車に組み付ける際には、第一の取付フランジ2
により外輪1を懸架装置に支持し、第二の取付フランジ
5により駆動輪を上記ハブ4に固定する。又、エンジン
によりトランスミッションを介して回転駆動される、図
示しない駆動シャフトの外端部を、上記ハウジング部1
3の内側に設けた等速ジョイント用内輪(図示せず)の
内側にスプライン係合させる。自動車の走行時には、こ
の等速ジョイント用内輪の回転を、複数のボール及び上
記ハウジング部13を介して上記駆動軸12に伝達し、
この駆動軸12により上記ハブ4に固定した、上記駆動
輪を回転駆動する。
【0006】図5に示した一般的な車輪駆動用軸受ユニ
ットは、耐久性の面から特に問題がない代わりに、部品
コスト並びに組立コストが嵩むだけでなく、重量が嵩む
為、自動車の走行性能や乗り心地性能を向上する上で問
題がある。この様な問題に対応できる構造として、例え
ば特開平10−264605号公報に記載されたものが
ある。図6は、この公報に記載された車輪駆動用軸受ユ
ニット19を示している。
【0007】この車輪駆動用軸受ユニット19は、中空
のハブ4aの内端部に、等速ジョイント20の外輪とな
るハウジング部13aを、結合部材である、補助リング
21を介して結合している。短円筒状に形成した、この
補助リング21の内外両周面のうち、内周面には内径側
雌スプライン部22を、外周面には外径側雄スプライン
部23を、それぞれ形成している。この様な補助リング
21は、上記ハブ4aの内端寄り部分の外周面に、この
外周面に形成した内径側雄スプライン部24と上記内径
側雌スプライン部22とをがたつきなくスプライン係合
させる事で、組み付けている。そして、この状態で、上
記ハブ4aの内端部に形成したかしめ部25により上記
補助リング21の内端面を抑え付けて、この補助リング
21を上記ハブ4aの内端部に、がたつきなく固定して
いる。尚、上記特開平10−264605号公報には、
内輪と補助リングとを一体とした構造も記載されてい
る。
【0008】一方、上記補助リング21の外周面に形成
した、上記外径側雄スプライン部23には、上記ハウジ
ング部13aの外端部内周面に形成した外径側雌スプラ
イン部26をスプライン係合させている。上記ハウジン
グ部13aの内半部内周面には、ツェッパ型の等速ジョ
イント20を構成するボール27の軌道となる係合溝2
8を形成している。これに対して、外端部内周面には、
上記外径側雌スプライン部26を形成している。そし
て、上述の様に、この外径側雌スプライン部26と、上
記補助リング21の外周面に形成した外径側雄スプライ
ン部23とをスプライン係合させている。
【0009】上述の様に互いにスプライン係合させた、
上記外径側雌スプライン部26と上記外径側雄スプライ
ン部23との間には、止め輪29を掛け渡して、上記ハ
ウジング部13aと上記補助リング21とが分離しない
様にしている。即ち、欠円環状の上記止め輪29を、上
記補助リング21の外周面に全周に亙って形成した内側
係止溝30と、上記ハウジング部13aの外端部内周面
に全周に亙って形成した外側係止溝31との間に掛け渡
して、上記ハウジング部13aと上記補助リング21と
が軸方向にずれ動かない様にしている。
【0010】前記ハブ4aと上記ハウジング部13aと
の結合部の構造は、上述の通りであるが、このハブ4a
は、複列アンギュラ型の玉軸受により、外輪1の内径側
に回転自在に支持している。この外輪1は、外周面に懸
架装置に取り付ける為の第一の取付フランジ2を、内周
面に複列の外輪軌道3、3を、それぞれ有する。又、上
記ハブ4aは、外周面の外端寄り部分に車輪32を支持
する為の第二の取付フランジ5を、同じく中央部に第一
の内輪軌道6を、それぞれ設けている。又、上記ハブ4
aの外周面の内端寄り部分に形成した小径段部7に、そ
の外周面に第二の内輪軌道8を形成した内輪9を外嵌固
定している。この内輪9は、上記補助リング21の外端
面と、上記小径段部7の外端部に存在する段差面33と
の間で挟持固定している。そして、上記各外輪軌道3、
3と上記第一、第二の内輪軌道6、8との間に、それぞ
れ転動体10、10を複数個ずつ設けて、上記外輪1の
内径側に上記ハブ4a及び内輪9を回転自在に支持して
いる。
【0011】上述した様な、特開平10−264605
号公報に記載された車輪駆動用軸受ユニット19は、駆
動軸12や抑えナット18(図5)等の、製造作業が面
倒でしかも重量が嵩む部材が不要になる。この為、車輪
駆動用軸受ユニット19のコスト並びに重量の低減を図
れる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来構造の第
2例の様に、ハブ4aの内端部に形成したかしめ部25
によりこのハブ4aの内端部に結合部材(補助リング2
1)をかしめ固定する構造の場合、従来から、この補助
リング21の内周面に形成した内径側雌スプライン部2
2と、上記ハブ4aの内端寄り部分外周面に形成した内
径側雄スプライン部24とのそれぞれに焼き入れ処理を
施して、これら各部22、24を硬化させている。但
し、この様に焼き入れ処理により硬化させた部分は、破
断点でのひずみが小さくなる為、比較的小さい変形によ
っても亀裂等の損傷が発生する可能性がある。
【0013】一方、上記内径側雌スプライン部22と内
径側雄スプライン部24とを、総ての部分で隙間なく係
合させる事は、加工精度上極めて難しい。この為、実際
の使用状態では、これら両スプライン部22、24同士
の係合部の一部に、微小隙間が存在した状態となる。上
記ハブ4aの内端部を直径方向外方にかしめ広げて、か
しめ部25を形成する作業は、数十万N程度の大きな荷
重を付加する事により行なうが、この様に大きな荷重が
上記ハブ4aの内端部に付加されると、上記内径側雄ス
プライン部24の一部が、上記微小隙間をなくす様に変
形する。上述した様に従来構造では、この内径側雄スプ
ライン部24にも焼き入れ処理を施して、この部分を硬
化させている。従って、この内径側雄スプライン部24
の一部が変形すると、この内径側雄スプライン部24に
亀裂等の損傷が発生する可能性がある。この様にハブ4
aの一部に亀裂等の損傷が発生する可能性があると、車
輪駆動用軸受ユニットの歩留が悪化し、コスト上昇の原
因となる為、好ましくない。本発明は、上述の様な事情
に鑑みて、ハブの内端部に結合部材を固定すべくこのハ
ブの内端部にかしめ部を形成する際に、このハブに損傷
が発生するのを防止して、歩留の向上を図り、コストを
低減すべく発明したものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の車輪駆動用軸受
ユニットは、前述した従来から知られている車輪駆動用
軸受ユニットと同様に、外輪と、ハブと、複数の転動体
と、ハウジング部とを備える。このうちの外輪は、外周
面に懸架装置に取り付ける為の第一の取付フランジを、
内周面に複列の外輪軌道を、それぞれ有する。又、上記
ハブは、外周面の外端寄り部分に車輪を支持する為の第
二の取付フランジを、同じく中央部に第一の内輪軌道
を、それぞれ設けると共に、同じく内端寄り部分にその
外周面に第二の内輪軌道を形成した内輪を外嵌固定して
いる。又、上記各転動体は、上記各外輪軌道と上記第
一、第二の内輪軌道との間にそれぞれ複数個ずつ、転動
自在に設けている。更に、上記ハウジング部は、その内
周面に等速ジョイントの軌道を形成しており、この等速
ジョイントの外輪となる。そして、上記ハウジング部の
外端部内周面に形成した雌スプライン部と、上記ハブに
固定された結合部材の外周面に形成した雄スプライン部
とをスプライン係合させると共に、この結合部材と上記
ハウジング部との軸方向の相対変位を規制して、このハ
ウジング部から上記ハブへのトルクの伝達を自在として
いる。尚、上記結合部材は、上記ハブの内端寄り部分の
外周面にこのハブに対する相対回転を不能とすべく係合
させた状態で、このハブの内端部を直径方向外方に塑性
変形させて成るかしめ部によりその内端面を抑え付け、
上記ハブに固定している。
【0015】特に、本発明の車輪駆動用軸受ユニットに
於いては、上記結合部材とハブとの相対回転を不能とす
べく上記結合部材の内周面と係合する、上記ハブの内端
寄り部分の外周面部分を、未焼き入れのままの状態とし
ている。
【0016】
【作用】上述の様に構成する本発明の車輪支持用軸受ユ
ニットによれば、ハブの内端部にかしめ部を形成するの
に伴って、上記ハブに亀裂等の損傷が発生するのを十分
に防止できる。この結果、ハブの内端部に形成したかし
め部により、このハブの内端部に結合部材をかしめ固定
する構造での歩留の向上を図れて、良質の製品を、低コ
ストで安定して造れる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1〜2は、請求項1、2に対応
する、本発明の実施の形態の第1例を示している。懸架
装置に支持した状態で回転しない外輪1は、外周面にこ
の懸架装置に支持する為の第一の取付フランジ2を、内
周面に複列の外輪軌道3、3を、それぞれ有する。そし
て、上記外輪1の内径側に、S55C又はS53C等の
炭素鋼により造ったハブ4bを、この外輪1と同心に配
置している。又、このハブ4bの外周面の外端寄り部分
に車輪を支持する為の第二の取付フランジ5を、同じく
中央部に第一の内輪軌道6を、それぞれ形成している。
尚、この第一の内輪軌道6は、上記ハブ4bの外周面に
直接形成する他、このハブ4bに外嵌した、別体の内輪
の外周面に形成しても良い。
【0018】又、上記ハブ4bの本体部分34の内端寄
り部分には小径段部7を形成し、この小径段部7に、そ
の外周面に第二の内輪軌道8を形成した内輪9を外嵌し
ている。この内輪9は、上記本体部分34の内端でこの
内輪9の内端面よりも突出した部分を直径方向外方にか
しめ広げる事で形成したかしめ部25によりその内端面
を抑えつける事で、上記本体部分34に対し固定してい
る。そして、上記各外輪軌道3、3と上記第一、第二の
内輪軌道6、8との間に転動体10、10を、それぞれ
複数個ずつ転動自在に設けて、上記外輪1の内側に上記
ハブ4bを回転自在に支持している。
【0019】又、上記外輪1の両端部内周面と、上記ハ
ブ4bの中間部外周面及び上記内輪9の内端部外周面と
の間に、それぞれシールリング11と組み合わせシール
リング35とを設けて、上記各転動体10、10を設置
した空間の両端開口部を塞いでいる。尚、本例の場合、
上記外輪1の外端部内周面と上記ハブ4bの中間部外周
面との間に設ける上記シールリング11は、円環状の芯
金の一部に弾性材製のシールリップを全周に亙り添設し
て成る。そして、上記芯金を、上記外輪1の外端部に内
嵌固定し、上記シールリップの内周縁を、上記ハブ4b
の中間部外周面に全周に亙り摺接させている。又、本例
の場合には、上記ハブ4bの外端開口部にキャップ36
を嵌合固定して、この外端開口部を塞いでいる。
【0020】そして、上述の様なハブ4bと、等速ジョ
イント20の外輪となるハウジング部13aとを組み合
わせて、車輪駆動用軸受ユニット19aを構成してい
る。即ち、S55C又はS53C等の炭素鋼により造っ
た、上記ハウジング部13aの外端部を、結合部材であ
る補助リング21aを介して、上記ハブ4bの内端寄り
部分にスプライン係合させている。SUJ2又はSKH
の如き高炭素鋼を焼き入れ硬化して成り、全体を略短円
筒状に形成した、この補助リング21aの内周面には、
ローレット加工により、ピッチが極く細かい内径側雌セ
レーション部45を形成している。これに対して上記補
助リング21aの外周面には、上記内径側雌セレーショ
ン部45のピッチよりもピッチを粗くした、外径側雄ス
プライン部23を形成している。
【0021】又、本例の場合、上記補助リング21aの
内周面に形成した内径側雌セレーション部45の各歯先
縁及び各歯底縁を、軸方向内側に向かう程外径側になる
方向に傾斜させている。そして、上記ハブ4bの内端寄
り部分の外周面に次述するかしめ部25の形成に伴って
形成される傾斜円筒面部37に、上記内径側雌セレーシ
ョン部45の各歯先を食い込ませて、これら傾斜円筒面
部37と内径側雌セレーション部45とをセレーション
係合させる事により、上記補助リング21aとハブ4b
との相対回転の防止を図っている。
【0022】そして、この状態で、上記ハブ4bの内端
部に形成した上記かしめ部25により上記補助リング2
1aの内端面を抑え付けて、この補助リング21aを上
記ハブ4bの内端部に、がたつきなく固定している。こ
の様に上記かしめ部25により上記補助リング21aの
内端面を抑え付け、この補助リング21aにより小径段
部7に外嵌した内輪9の内端面を抑え付けた状態で、軸
受ユニットを構成する各転動体10、10に適正な予圧
荷重が負荷される様に、各部の寸法を規制している。
【0023】尚、上述の様にハブ4bの内端部に上記補
助リング21aを固定すべく、このハブ4bの内端部に
かしめ部25を形成する作業は、このハブ4bの内端部
を直径方向外方に向け部分的に塑性変形させながら、徐
々に全周をかしめる、所謂揺動かしめにより行なう。こ
の様な揺動かしめでは、ハブ4bの内端部を全周に亙り
同時にかしめる事はしないので、この揺動かしめの為に
付与するかしめ荷重は小さいもので済む。従って、この
かしめ荷重を受ける、上記ハブ4bの各部に大きな荷重
が付与される事はない。この為、上記かしめ部25の成
形時に発生する応力に耐える様にするだけの目的で、上
記ハブ4bの各部の寸法を大きくする必要はなく、この
ハブ4bの小型化に寄与できる。又、上記補助リング2
1aを上記ハブ4bの内端部に外嵌する以前の状態で、
このハブ4bの内端寄り部分で上記内輪9の内端面より
も軸方向内方に突出する部分の外周面は、単なる円筒面
状にしておく。そして、上記補助リング21aの内側に
上記ハブ4bの内端部を挿入した状態で、このハブ4b
の内端部にかしめ部25を形成すべく、上記揺動かしめ
を行なうと、この揺動かしめの為に加わる軸方向荷重の
一部が、前記内径側雌セレーション部45の各歯先縁に
対し直角な方向の分力として、上記ハブ4bから上記補
助リング21aに加わる。この結果、上記ハブ4bの内
端寄り部分の外周面で上記内径側雌セレーション部45
に対向する部分が、この内径側雌セレーション部45の
各歯先縁に沿った、雄セレーション状の凹凸面である傾
斜円筒面部37となる。そして、上記内径側雌セレーシ
ョン部45の各歯が、この傾斜円筒面部37の外周面に
食い込んで、これら両部37、45同士がセレーション
係合した状態となる。この状態では、上記ハブ4bと補
助リング21aとの相対回転が不能となる。
【0024】又、上述の様な揺動かしめは、上記補助リ
ング21aの外周面に形成した外径側雄スプライン部2
3の各歯の外端部を、前記内輪9の内端面の内径側半部
に全周に亙って形成した環状溝42の内周面に嵌合させ
た状態で行なう。この環状溝42の内周面の中心軸と、
上記ハブ4bの中心軸とは互いに一致している。従っ
て、上記かしめ部25を形成すべく上記軸方向荷重が加
えられた場合でも、上記補助リング21aとハブ4bと
の中心軸同士がずれる事を防止できる。但し、これら両
部材21a、4bの中心軸同士のずれ防止は、これだけ
では十分に図れない可能性があるので、本例の場合に
は、上記揺動かしめを行なう際に、図2に示す様に、か
しめ用補助治具43の内周面を、前記外輪1の内端部外
周面と上記補助リング21aの外周面とに、それぞれが
たつきなく外嵌する。これにより、上記軸方向荷重が加
えられた場合でも、この補助リング21aが上記内輪9
に対してずれ動くのを十分に防止できる。揺動かしめ
は、かしめ機の容量を小さくできると言う長所がある
が、ハブ4bの内端部に全周に亙り均一な荷重を付与し
ないので、上記補助リング21aの上記内輪9に対する
ずれ防止を図らずにかしめ加工を行なうと、かしめ荷重
により、この補助リング21aの中心軸が上記ハブ4b
の中心軸に対してずれる。この様にずれた場合には、運
転時に、上記補助リング21aと係合する等速ジョイン
ト20が振れ回って、大きな振動が発生する。この為、
揺動かしめ時には、上述した様に上記補助リング21a
の上記内輪9に対するずれ防止を図る事が必要になる。
【0025】又、本例の場合には、上記補助リング21
aの内端面と内周面との連続部分に、その曲率半径を十
分に大きくした断面円弧形の面取り44を、全周に亙り
形成している。従って、上記かしめ部25を形成する際
に、上記連続部分に、上記ハブ4bの内端部で上記かし
め部25となるべき部分の基端部が押し付けられても、
この基端部に局部的に応力が集中する事を防止して、こ
のかしめ部25に亀裂等の損傷が生じるのを十分に防止
できる。
【0026】上述の様にしてハブ4bの内端部に固定し
た補助リング21aの外周面に形成した、前記外径側雄
スプライン部23には、前記ハウジング部13aの外端
部内周面に形成した、外径側雌スプライン部26を、ス
プライン係合させている。この様に、互いにスプライン
係合させた、外径側雌スプライン部26と外径側雄スプ
ライン部23との間には、止め輪29を掛け渡して、上
記ハウジング部13aと上記補助リング21aとが分離
しない様にしている。即ち、SK5等のばね鋼に焼き入
れ処理を施して硬化させた、欠円環状、即ちC字形の上
記止め輪29を、上記補助リング21aの外周面に全周
に亙って形成した内側係止溝30と、上記ハウジング部
13aの外端部内周面に全周に亙って形成した外側係止
溝31との間に掛け渡して、上記ハウジング部13aと
上記補助リング21aとが軸方向にずれ動かない様にし
ている。又、このハウジング部13aの内半部内周面に
は、等速ジョイント20を構成する複数のボール27
(図6)の軌道となる、複数の係合溝28を形成してい
る。
【0027】特に、本発明の場合には、図1に斜格子で
示す様に、上記ハブ4bの外周面部分で、前記シールリ
ング11を構成するシールリップの内周縁が摺接する、
第二の取付フランジ5の基端部付近から第一の内輪軌道
6を形成した部分、並びに内輪9を外嵌した小径段部7
の過半部分までを、高周波焼き入れ等の焼き入れ処理に
より硬化させている。これに対して、上記ハブ4bの内
端寄り部分でその外周面が前記傾斜円筒面部37になる
部分と、同じく内端部で前記かしめ部25を構成する部
分とは、未焼き入れのままの軟らかい状態としている。
【0028】上述の様に本発明の車輪駆動用軸受ユニッ
トの場合には、ハブ4bの内端部にかしめ部25を形成
するのに伴って変形する可能性がある、このハブ4bの
内端寄り部分の外周面部分で、上記傾斜円筒面部37に
なる部分を、未焼き入れのままの状態としている。この
為、上記かしめ部25の形成に伴って上記ハブ4bに亀
裂等の損傷が発生するのを十分に防止できる。即ち、図
3に鎖線aで示す、焼き入れ処理した炭素鋼の破断点で
のひずみεa は、同図に実線bで示す、未焼き入れとし
た炭素鋼の破断点でのひずみεb に比べてかなり小さ
い。従って、焼き入れ処理した炭素鋼は、比較的小さな
変形によっても、亀裂等の損傷を生じる可能性がある。
本発明の場合には、上記ハブ4bの内端寄り部分外周面
で上記傾斜円筒面部37になる部分を、未焼き入れのま
まの状態としている為、上記かしめ部25の形成に伴っ
て上記傾斜円筒面部37になる部分が変形した場合で
も、この部分に亀裂等の損傷が発生する事を十分に防止
できる。この結果、ハブ4bの内端部に形成したかしめ
部25により、このハブ4bの内端部に結合部材(補助
リング21a)をかしめ固定する構造での歩留の向上を
図れて、良質の製品を低コストでしかも安定して造れ
る。尚、図3の実線bに示した、未焼き入れとした炭素
鋼の応力−ひずみ曲線は、低炭素鋼のものである。中炭
素鋼、高炭素鋼の場合には、この実線bで示したものと
は異なり、ひずみに関する応力の比例限度が明確には表
れないが、焼き入れ処理した炭素鋼の破断点でのひずみ
εa が、未焼き入れとした炭素鋼の破断点でのひずみε
b に比べて小さくなる事は、低炭素鋼の場合と同様であ
る。
【0029】尚、本例の場合には、外輪1の内端部外周
面とハウジング部13aの外端部外周面との間に、シー
ルリング38を設けている。このシールリング38は、
断面略L字形で全体を円環状に形成した芯金39と、こ
の芯金39の内周縁部に、軸方向内方に突出する状態で
全周に亙り添着した弾性材製のシールリップ40とから
成る。そして、上記芯金39を上記外輪1の内端部に締
り嵌めで外嵌固定すると共に、上記シールリップ40の
内周縁を上記ハウジング部13aの外端部外周面に、全
周に亙り摺接させる事により、前記外径側雄スプライン
部23と外径側雌スプライン部26とから成る外径側ス
プライン係合部に、塵芥等の異物が入り込む事を防止し
ている。
【0030】更に、前記内輪9の内端面と上記ハウジン
グ部13aの外端面との間に設けた皿板ばね41によ
り、上記ハウジング部13aを軸方向内方に押圧してい
る。この様な皿板ばね41は、上記外径側スプライン係
合部を構成する上記補助リング21aとハウジング部1
3aとが軸方向に相対変位するのを防止して、上記外径
側雄スプライン部23と上記外径側雌スプライン部26
とが擦れ合うのを防止する。上記シールリング38及び
皿板ばね41は何れも、上記外径側雄スプライン部23
と外径側雌スプライン部26との摩耗防止を図る上で効
果がある。尚、前述の様な揺動かしめを行なうべく、前
記かしめ用補助治具43を上記外輪1の内端部外周面及
び補助リング21aの外周面に嵌合する際には、未だ、
上記外輪1の内端部外周面に上記シールリング38の芯
金39を外嵌せず、且つ、上記皿板ばね41は設けな
い。
【0031】次に、図4は、請求項1、3に対応する、
本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場
合、ハブ4cの内端部に外嵌固定した内輪9aに、この
内輪9aの内端面からハウジング部13bの内径側に向
け軸方向内方に突出する円筒部46を、上記内輪9aと
一体に形成している。本例の場合、この円筒部46を、
請求項に記載した結合部材として機能させる。この為
に、この円筒部46の内径を、上記内輪9aの本体部分
47(上記円筒部46から外れた部分)の内径よりも小
さくし、この円筒部46の内周面部分に、内径側雌スプ
ライン部22を形成している。又、上記内輪9aの本体
部分47の内周面は、単なる円筒面としている。又、上
記内径側雌スプライン部22の各歯先縁及び各歯底縁
は、上記円筒部46の中心軸に対し平行にしている。
【0032】この様な、円筒部46を一体に設けた内輪
9aは、上記本体部分47を上記ハブ4cの内端寄り部
分に形成した小径段部7に締り嵌めで外嵌すると共に、
上記円筒部46の内周面に形成した上記内径側雌スプラ
イン部22と上記ハブ4cの内端部外周面に形成した内
径側雄スプライン部24とをスプライン係合させる事
で、上記ハブ4cの内端部に装着している。そして、こ
のハブ4cの内端部を直径方向外方に塑性変形させる事
で構成したかしめ部25により上記円筒部46の内端面
を抑え付けて、この円筒部46及びこの円筒部46を一
体に設けた上記内輪9aを、上記ハブ4cに対し固定し
ている。
【0033】又、上記ハウジング部13bの中間部外端
寄り部分で、このハウジング部13bの外端部内周面に
形成した外径側雌スプライン部26から軸方向内方に外
れた部分は、この外径側雌スプライン部26と同心でこ
の外径側雌スプライン部26の歯先円の直径よりも小径
の外側円筒面部48としている。一方、上記円筒部46
の内端部で、この円筒部46の外周面に形成した外径側
雄スプライン部23から軸方向内方に外れた部分の外周
面は、この外径側雄スプライン部23と同心でこの外径
側雄スプライン部23の歯底円の直径よりも小径の内側
円筒面部49としている。そして、この内側円筒面部4
9に上記外側円筒面部48を、締り嵌めで外嵌してい
る。又、上記外径側雌スプライン部26と上記外側円筒
面部48との間に存在する段差部50、並びに上記外径
側雄スプライン部23と上記内側円筒面部49との間に
存在する段差部51の軸方向位置を規制し、これら両段
差部50、51同士が突き合わされた状態で、上記両ス
プライン部26、23同士が適正長さだけ(互いの全長
に亙り)スプライン係合する様にしている。尚、上記各
円筒面部48、49の軸方向長さは、上記各スプライン
部26、23の軸方向長さよりも短くしている。この理
由は、上記各円筒面部48、49同士が締り嵌めで嵌合
し始める以前に、上記両スプライン部26、23同士が
係合し始める様にして、これら両スプライン部26、2
3同士の円周方向に関する位相を合わせる作業を容易に
行なえる様にする為である。
【0034】又、図示の例の場合、外輪1の内端部内周
面と内輪9aの中間部外周面との間に設ける組み合わせ
シールリング35を構成する内径側シール素子52は、
断面L字形の芯金の内側面部分に、弾性材製のシールリ
ップ53を、軸方向内方に向け突出する状態で全周に亙
って添設して成る。そして、このシールリップ53の先
端縁を、ハウジング部13bの外端面に、全周に亙り弾
性的に当接させて、上記外径側雌スプライン部23と外
径側雄スプライン部26とのスプライン係合部に塵芥等
の異物が、このスプライン係合部の外端側から入り込む
事を防止している。
【0035】特に、本例の場合には、図4に斜格子で示
す様に、前記ハブ4cの外周面で、第二の取付フランジ
5の基端部付近から第一の内輪軌道6を形成した部分、
並びに内輪9aの本体部分47を外嵌する小径段部7の
過半部分までを、高周波焼き入れ等の焼き入れ処理によ
り硬化させている。これに対して、上記ハブ4cの内端
寄り部分でその外周面に前記内径側雄スプライン部24
を形成した部分と、同じく内端部で前記かしめ部25を
構成する部分とは、未焼き入れのままの軟らかい状態と
して、このかしめ部25の形成作業に伴い、上記ハブ4
cに亀裂等の損傷が生じにくくしている。その他の構成
及び作用は、前述した第1例の場合と同様である為、同
等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
【0036】
【発明の効果】本発明は、以上に述べた通り構成され作
用するので、ハブの内端部に形成したかしめ部によりこ
のハブの内端部に結合部材をかしめ固定する構造でも、
このハブに亀裂等の損傷が生じる事を十分に防止して、
良質の製品を安定して造れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す半部断面
図。
【図2】ハブの内端部にかしめ部を形成する際に、かし
め用補助治具を車輪駆動用軸受ユニットの一部に嵌合す
る状態を示す、図1のA部に相当する拡大図。
【図3】焼き入れ処理した炭素鋼及び未焼き入れとした
炭素鋼に就いて、ひずみと応力との関係を示す線図。
【図4】本発明の実施の形態の第2例を示す半部断面
図。
【図5】従来構造の第1例を示す半部断面図。
【図6】同第2例を示す部分断面図。
【符号の説明】
1 外輪 2 第一の取付フランジ 3 外輪軌道 4、4a、4b、4c ハブ 5 第二の取付フランジ 6 第一の内輪軌道 7 小径段部 8 第二の内輪軌道 9、9a 内輪 10 転動体 11 シールリング 12 駆動軸 13、13a、13b ハウジング部 14 雄スプライン部 15 中心孔 16 雌スプライン部 17 雄ねじ部 18 抑えナット 19、19a 車輪駆動用軸受ユニット 20 等速ジョイント 21、21a 補助リング 22 内径側雌スプライン部 23 外径側雄スプライン部 24 内径側雄スプライン部 25 かしめ部 26 外径側雌スプライン部 27 ボール 28 係合溝 29 止め輪 30 内側係止溝 31 外側係止溝 32 車輪 33 段差面 34 本体部分 35 組み合わせシールリング 36 キャップ 37 傾斜円筒面部 38 シールリング 39 芯金 40 シールリップ 41 皿板ばね 42 環状溝 43 かしめ用補助治具 44 面取り 45 内径側雌セレーション部 46 円筒部 47 本体部分 48 外側円筒面部 49 内側円筒面部 50 段差面 51 段差部 52 内径側シール素子 53 シールリップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に懸架装置に取り付ける為の第一
    の取付フランジを、内周面に複列の外輪軌道を、それぞ
    れ有する外輪と、外周面の外端寄り部分に車輪を支持す
    る為の第二の取付フランジを、同じく中央部に第一の内
    輪軌道を、それぞれ設けると共に、同じく内端寄り部分
    にその外周面に第二の内輪軌道を形成した内輪を外嵌固
    定したハブと、上記各外輪軌道と上記第一、第二の内輪
    軌道との間にそれぞれ複数個ずつ転動自在に設けた転動
    体と、その内周面に等速ジョイントの軌道を形成してこ
    の等速ジョイントの外輪となるハウジング部とを備え、
    このハウジング部の外端部内周面に形成した雌スプライ
    ン部と、上記ハブの内端寄り部分の外周面にこのハブに
    対する相対回転を不能とすべく係合させた状態でこのハ
    ブの内端部を直径方向外方に塑性変形させて成るかしめ
    部によりその内端面を抑え付けられて、上記ハブに固定
    された結合部材の外周面に形成した雄スプライン部とを
    スプライン係合させると共に、この結合部材と上記ハウ
    ジング部との軸方向の相対変位を規制して、このハウジ
    ング部から上記ハブへのトルクの伝達を自在とした車輪
    駆動用軸受ユニットに於いて、上記結合部材とハブとの
    相対回転を不能とすべく上記結合部材の内周面と係合す
    る、上記ハブの内端寄り部分の外周面部分を、未焼き入
    れのままの状態とした事を特徴とする車輪駆動用軸受ユ
    ニット。
  2. 【請求項2】 結合部材が、内輪と別体に形成された補
    助リングであり、この補助リングの外端面と内輪の内端
    面とが互いに突き合わされている、請求項1に記載した
    車輪駆動用軸受ユニット。
  3. 【請求項3】 結合部材が、内輪と一体に形成され、こ
    の内輪の内端面からハウジング部の内径側に向け突出し
    た円筒部である、請求項1に記載した車輪駆動用軸受ユ
    ニット。
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