JP2001191486A - 意匠面に連続模様を有する長尺状押出装飾体、並びにその製造方法、及び装置 - Google Patents
意匠面に連続模様を有する長尺状押出装飾体、並びにその製造方法、及び装置Info
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Abstract
模様群、例えば石目模様に近い斑点模様の印刷を可能に
することである。 【解決手段】壁パネルに形成された斑点模様と同一又は
近似した斑点模様を構成する多数の凹部J'1,J'2,
J'3が外周面に周方向に沿って形成された版胴ローラR
1,R11,R21と、少なくとも表層部が弾性材で成形され
て、前記版胴ローラR1,R11,R21の斑点模様を構成す
る多数の凹部J'1,J'2,J'3内の着色インキ21,2
2,23を乗せ替えるための印刷ローラR2,R12,R22
とを使用し、押出成形されて直線移動中の目地材中間品
M’の装飾部2の意匠面4に前記印刷ローラR2,R12,
R22を、前記装飾部2の表面の意匠面4に押し付けて、
その表層部の弾性変形により密着させた状態で、前記印
刷ローラR2,R12,R22に乗せ替えられた着色インキ2
1,22,23を目地材中間品M’の意匠面4に転写さ
せる。
Description
続模様が形成された目地材等の長尺状押出装飾体、並び
にその製造方法及び装置に関するものである。
る壁パネルには、建物全体或いはその外壁の見栄えを良
好にするために、その表面に大理石、花崗岩等の天然の
石目模様を施したものが使用されることがある。また、
図10に示されるように、相隣接する壁パネル41の間
には、所定の隙間が形成されて、目地溝42となってお
り、該目地溝42に目地材Mを嵌め込んで、該目地溝4
2から建物内部に雨水等が浸入するのを防止すると共
に、前記目地溝42の装飾を行っている。
面が無模様であると、隣接する壁パネルの石目模様との
関係において、石目模様の上下及び左右の連続性がなく
なって、壁面模様としての違和感が生じる。そこで、特
開平6-198768号公報等に示されているように、押出機か
ら連続して押し出されて直線移動している目地材中間品
の装飾部表面にスプレー塗装を施して、該表面に斑点模
様を形成する技術は、知られている。しかし、このスプ
レー塗装による方法では、以下のような不具合がある。
(1)斑点模様を形成する個々の斑点は、表面張力によ
り空中で小さな球状となった塗料が付着して形成される
ので、円形又はこれに近い形状に限られると共に、その
形状、大きさを任意に操作することは、困難である。
(2)斑点模様を複数色で構成する場合には、色数に対
応するスプレーガンを目地材中間品の押出方向に沿って
配置して、各スプレーガンによって個別にスプレー塗装
を行うのであるが、球状をした小粒の液体塗料の飛ぶ方
向とタイミングとの制御ができないので、例えば、天然
の石目模様に近似した多色で、しかも不定形の斑点模様
を得ることは不可能である。(3)塗装を必要とする装
飾部表面以外の部分にも塗料が多量にスプレー散布され
るために、塗料の付着効率が悪い(塗料が無駄に使用さ
れる)。
面の所望位置に所望形状の連続模様を正確に形成して、
例えば、天然の石目模様に近い多数の不定形な斑点から
成る斑点模様等の印刷を可能にすることを課題としてい
る。
の本発明は、表面の意匠面の所定位置に、不定形であっ
て、しかも表面色とは異色の多数の単位模様で構成され
る連続模様が印刷により形成されている長尺状押出装飾
体を製造する方法であって、前記連続模様を構成する多
数の単位模様と同一形状の多数の凹部が外周面に周方向
に沿って形成された版胴ローラと、少なくとも表層部が
弾性材で成形されて、前記版胴ローラの凹部内の着色イ
ンキを自身の外周面に乗せ替えるための印刷ローラとを
備えた印刷ユニットを使用し、押出成形された装飾体中
間品、及び前記印刷ユニットのいずれか一方を、前記装
飾体中間品の長手方向に移動させながら、該装飾体中間
品の表面の意匠面に前記印刷ローラを、その表層部の弾
性変形により密着状態で押し付けて、該印刷ローラを回
転させることにより、前記印刷ローラに乗せ替えられた
着色インキを実質的にそのままの形状で装飾体中間品の
意匠面に転写印刷させることを、その特徴としている。
の着色インキが供給されていて、該版胴ローラの外周面
に形成された不定形の多数の凹部に前記着色インキが入
り込んで、該凹部以外の部分に付着した着色インキは、
ドクターブレードにより掻き落とされる。一方、版胴ロ
ーラは、その表層部が弾性材で成形された印刷ローラと
接触していて、その接触部において、印刷ローラの表層
部は、弾性変形して、版胴ローラの凹部の全部位に入り
込むために、版胴ローラの外周面の多数の凹部に入り込
んだ着色インキは、その凹部の形状を反転状態で実質的
に保持したままで、印刷ローラの外周面に乗せ替えられ
る(転写される)。そして、押出成形された装飾体中間
品又は印刷ユニットのいずれか一方は、該装飾体中間品
の長手方向に移動していて、前記印刷ローラは、その表
層部が弾性変形して、装飾体中間品の表面の意匠面に密
着状態で押し付けられて、回転する。この印刷ローラの
回転により、その外周面に反転状態の形状で転写された
着色インキは、その形状が更に反転されて、装飾体中間
品の意匠面に転写される。これにより、装飾体中間品の
意匠面には、版胴ローラに形成された多数の凹部で構成
される模様と同一模様が転写印刷される。
ラの外周面に形成する多数の凹部の各形状及び大きさ、
或いは各凹部どうしの配置関係、更には、使用する着色
インキを自由に選択できるために、装飾体中間品の意匠
面に対しては、例えば、不定形をした多数の斑点から成
る石目模様に近い斑点模様等の印刷が可能となる。
印刷ユニットを、装飾体中間品と該印刷ユニットとの相
対的な移動方向に沿って所定間隔をおいて複数配置して
おくと、装飾体中間品の意匠面には、各印刷ユニットに
よってそれぞれ全体形状の異なる模様が印刷されて、各
模様の合成によって、全体の模様が形成される。よっ
て、個々の単位模様は、例えば、不定形をしていて、そ
の大きさも異なる天然の石目模様に近い斑点模様等の印
刷が可能となる。この場合において、例えば、各印刷ユ
ニットの間隔を印刷ローラの周長(印刷ローラの直径を
Dとした場合には、「π×D」)にしておくと、各印刷
ユニットの斑点模様が合成された合成斑点模様が、「π
×N×D」(Nは、印刷ユニットの数)の長さの模様区
域を単位として、該模様区域が繰り返して印刷される。
インキの付着性が低い場合には、転写印刷前に、該意匠
面に、液状プライマー塗布、放電処理の1つであるコロ
ナ放電処理、プラズマ放電処理等の前処理を施すことに
より、該意匠面に対する着色インキの付着性を高めるこ
とができる。また、装飾体中間品の意匠面に、エンボス
加工により凹凸模様を形成しておいて、該凹凸模様が形
成された意匠面に模様を転写印刷すると、凹凸感を有す
る意匠面に模様が形成されるために、例えば、天然の石
目模様に更に近い模様の形成が可能となる。更に、模様
の転写印刷後において、装飾体中間品の意匠面全体に透
明トップコートを塗布すると、模様の印刷膜が保護され
るため、例えば、長尺状押出装飾体が、屋外に露出され
て使用されることの多い目地材の場合には、その表面に
印刷された模様は、長期に亘って初期の状態が維持され
る。
更に詳細に説明する。なお、本発明に係る目地材は、E
PDMを主体とするゴム、又はポリ塩化ビニール樹脂、
ABS樹脂、AES樹脂、ポリアミド樹脂、熱可塑性エ
ラストマー樹脂、ポリオレフィン樹脂等の合成樹脂の押
出成形品であったり、或いはアルミニウム合金の押出成
形品であったり、更には、金属板の折曲成形品の場合も
あり得るが、本実施例では、EPDMを主体とするゴム
の押出成形品の場合について説明する。図1は、本発明
に係る目地材製造装置の模式的配置図である。図1は、
目地材の成形原料がEPDMを主体とするゴムの場合で
あって、アンコイラAに巻回されている金属薄板のスト
リップ材から成る芯材Tは、後述の引取装置Hによって
引っ張られることにより引き出されて、前処理装置Bを
通過する間に、その表面に接着剤塗布等のプライマー処
理が施されて、ゴム押出装置Cに流入し、該ゴム押出装
置Cの押出成形口から、脚部1に前記芯材Tが埋設され
た目地材中間品M’が連続して押し出される。目地材M
は、図10に横断面が示されるように、芯材Tが埋設さ
れた脚部1の上端部に装飾部2が一体成形されて、前記
脚部1の両側面にそれぞれ複数のリップ3が突設された
構造である。目地材中間品M’の各部分のうち装飾部2
の意匠面4となる表層部2aのみは、CSM(クロロス
ルホン化ポリエチレン)で成形されて、その地色は、淡
いグレー、乳白色等の壁パネル41に施された花崗岩の
地色に対応させてある。
後の目地材中間品M’の装飾部2の表層部2aの表面で
ある意匠面4には、エンボスローラR0 によって凹凸模
様が形成され、加熱・加硫装置Eを通過する間に目地材
中間品M’を成形しているゴムが加硫された後に、冷却
装置Fを通過する間に、加硫ゴムで成形された状態とな
った目地材中間品M’は、冷却される。その後に、目地
材中間品M’は、印刷装置Gを通過する間に、装飾部2
の表層部2aの表面のエンボス加工が施された意匠面に
斑点模様が印刷され、引取装置Hを通って、切断装置K
によって所定長に切断されて、製品としての目地材Mと
なる。
の表面の意匠面4に石目模様をした斑点模様を形成する
ための印刷装置Gについて詳細に説明する。図2は、印
刷装置Gを構成する3組の印刷ユニットU1 〜U3 によ
って、目地材中間品M’の意匠面4に斑点模様が形成さ
れる原理を示す模式的な側面図であり、図3は、印刷ユ
ニットU1(U2,U3)の斜視図であり、図4は、同じく断
面図であり、図5は、目地材中間品M’の意匠面4に斑
点模様が形成される順序を示す図である。図2ないし図
5において、本実施例の印刷装置Gは、3組の印刷ユニ
ットU1,U2,U 3 を備えている。各印刷ユニットU1(U
2,U3)は、版胴ローラR1(R11, R21)と印刷ローラR
2(R12, R22)とから成り、各版胴ローラR1(R11, R
21)の周面に凹状となって形成されている斑点模様が異
なるのみで、他の構成は、全て同一である。また、印刷
ローラR2(R12, R22)の直径を(D)とした場合にお
いて、図2に示されるように、各印刷ユニットU1,U2,
U3 は、目地材中間品M’の移動方向に沿って(π×
D)の間隔をおいて配設されている。なお、版胴ローラ
R1(R11, R21)の直径は、印刷ローラR2(R
12, R22)の直径(D)と同一である。また、図2及び
図4に示されるように、各版胴ローラR1(R11, R21)
の側方には、この上方から連続して注がれる着色インキ
(塗料)の余剰分を掻き取るためのドクターブレード1
1が配置されている。なお、本実施例の装置では、版胴
ローラに着色インキを直接に注ぐ構成であるが、この着
色インキは、インキパンから掻上ローラ(いずれも図示
せず)を介して版胴ローラに移す構成にしてもよい。
構成する各版胴ローラR1,R11,R 21は、円柱状をした
硬質の金属ローラで構成されて、その外周面には、それ
ぞれ異なるパターンの斑点模様と同一形状の極めて浅い
(深さ数μm〜数百μm)凹部J'1, J'2, J'3が周方
向に沿ってエッチング、レーザー光線照射等の手段によ
り形成されていて、目地材中間品M’の意匠面4に、3
種類の異なるパターンの斑点模様J1,J2,J3 が合成さ
れて、目的とする石目模様(本実施例では花崗岩模様)
が形成されるようにしてある。各版胴ローラR1,R11,
R21の外周面は、斑点模様の凹部J'1, J'2, J'3が形
成されている部分を除いて鏡面状になっている。また、
各印刷ローラR2,R12, R22の中心部は、印刷時に自身
に作用する荷重を負担可能なように硬質金属製の円筒体
で構成されていると共に、その外周部(表層部)は、弾
性復元力に富み、しかも着色インキ(塗料)との分離性
の良好な材質、例えば、ショア硬度Aスケールで15〜
50度、好ましくは30度前後のシリコーンゴム等の弾
性材で構成されて、図4に示されるように、印刷時にお
いては、目地材中間品M’との接触部が押圧されて弾性
変形することにより、該目地材中間品M’の意匠面4の
表面形状に追従して密着可能になっている。これによ
り、目地材中間品M’の意匠面が平坦であっても、或い
は前述の凹凸エンボス模様が形成されていても、その意
匠面の全面に対して印刷可能になっている。
ローラR1(R11, R21)により押圧されて接触する部分
においては、印刷ローラR2(R12, R22) の表層部の弾
性変形可能な部分が弾性変形して、版胴ローラR1(R
11, R21)の凹部J'1 (J'2,J'3) 内に入り込んで、
該凹部J'1 (J'2, J'3) 内の着色インキを弾性変形さ
れた印刷ローラR2(R12, R22) の外周面に付着させて
移し替える。ここで、印刷ローラR2(R12, R22) の表
層部の弾性材で構成された部分が前記凹部J'1 (J'2,
J'3) 内に入り込むことで、該凹部J'1 (J'2, J'3)
の容積が実質的に減少させられ、この結果、凹部J'1
(J'2, J'3) の全域において着色インキが印刷ローラ
R2(R12, R22) の表層部の弾性材と接触して、該凹部
J'1 (J'2,J'3) の形状と同一形状(但し、反転され
ている)を保持して、印刷ローラR2(R12, R22) の外
周面に着色インキが転写される。このため、版胴ローラ
R1(R 11, R21)の外周面に形成された多数の凹部J'1
(J'2, J'3) で構成される斑点模様が、そのまま正確
に目地材中間品M’の意匠面に転写印刷されることにな
る。
ローラR2(R12, R22)との各軸12,13の一端に
は、それぞれ平歯車14,15が取付けられて、各平歯
車14,15の噛合により、印刷ローラR2(R
12, R22)は、版胴ローラR1(R11, R 21)によって、
これに同一回転数で駆動回転される。また、各版胴ロー
ラR1,R 11, R21の軸12の他端には、それぞれスプロ
ケットが取付けられて、各スプロケットにチェーン、タ
イミングベルト(いずれも図示せず)等が掛装されて、
各印刷ローラR2,R12, R22は、目地材中間品M’の移
動速度(押出速度)と同一速度で回転するようになって
いる。
印刷ユニットU1(U2,U3)の印刷ローラR2(R
12, R22)の下部、好ましくは直下には、目地材中間品
M’を支持して、その意匠面4に対して印刷可能にする
ための剛性材料から成る支持台16が配置されている。
この支持台16の上面16aは、目地材中間品M’の装
飾部2の裏面に対応して、幅方向の中央部から両端に向
けて低くなるように傾斜している。また、横断面におい
て支持台16の中央部には、目地材中間品M’の脚部1
の下半部を通過させるための中空部17が長手方向に沿
って設けられ、該中空部17と前記上面16aとの間に
は、前記脚部1の上半部を通過させるための溝部18が
設けられている。よって、目地材中間品M’は、その直
線移動中において、その装飾部2のみが支持台16に支
持され変形しない状態で、該装飾部2の上面の意匠面4
に印刷ローラR2(R12, R22)が押圧されて、該意匠面
4に斑点模様J1(J2,J3)が印刷される。また、各印刷
ユニットU1,U2,U3 の間には、目地材中間品M’の意
匠面4に印刷された斑点模様の印刷膜を乾燥させるため
の熱風吹付、赤外線照射等によるヒーター19がそれぞ
れ配置されている。
終えた目地材中間品M’が印刷装置Gに入り込むと、該
印刷装置Gによって、エンボス加工が施されて凹凸面と
なっている意匠面4に花崗岩の石目模様を模した斑点模
様が印刷される。即ち、図2において、回転中の版胴ロ
ーラR1 には、過剰量(斑点模様の範囲をカバーするの
に十分な量)の着色インキ21が注がれていて、該着色
インキ21は、該版胴ローラR1 の外周面に形成された
斑点模様状をした凹部J'1に入り込んで、該凹部J'1以
外の部分に付着した余剰の着色インキ21は、ドクター
ブレード11により掻き落とされる。版胴ローラR1 に
おける斑点模様を形成する凹部J'1に入り込んでいる着
色インキ21は、印刷ローラR2 との接触部において、
各斑点が反転させられて印刷ローラR2 に乗せ替えられ
る(転写される)。この着色インキ21の乗せ替えの詳
細は、上述の通りである。図2において、印刷ローラR
2に乗せ替えられた各斑点を(J"1) で表示してある。
なお、ドクターブレード11によって回収された余剰の
着色インキ21は、循環装置により再利用されるため
に、無駄に使用されることはない。また、着色インキ2
1としては、目地材中間品M’の意匠面4を形成してい
る材料と同一のCSMを主成分として、架橋剤を含まな
い1液性であり、しかも常温速乾性のタイプのものを使
用しているため、インキの密着性がよく、印刷膜の高温
での焼付工程を必要としない。
替えられた着色インキ21は、図4に示されるように、
該印刷ローラR2 における目地材中間品M’の装飾部2
との接触部が弾性変形されることにより、前記印刷ロー
ラR2 に反転状態で転写された版胴ローラR1 の斑点模
様を構成する各斑点は、更に反転されて、支持台16に
支持されて直線移動中の目地材中間品M’の意匠面4に
斑点模様J1 となって転写印刷される。全く同様にし
て、他の印刷ユニットU2,U3 の部分においても、それ
ぞれの異色の着色インキ22,23によって、目地材中
間品M’の意匠面4に斑点模様J2,J3 が印刷される。
ここで、版胴ローラR1(R11, R21)から印刷ローラR
2(R12, R22)への着色インキ21(22,23)の転
写率は、約60%であり、印刷ローラR2(R12, R22)
から目地材中間品M’の意匠面4への転写率は、ほぼ1
00%であった。また、目地材中間品M’の意匠面4に
転写された斑点模様の膜厚は、乾燥後で5〜20μmの
範囲であった。なお、図4において、版胴ローラR1 の
外周面に設けられる斑点模様の凹部J'1は、模式的に表
示してあるために、図5に示される斑点模様J1 とは異
なる。
おける各印刷ローラR2,R12,R22の間隔は、該印刷ロ
ーラR2,R12,R22の直径を(D)とし、かつ各印刷ロ
ーラR2,R12,R22の回転位相角度を同一とした場合
に、上記したように(π×D)となっているために、各
印刷ユニットU1,U2,U3 の印刷開始位置と印刷終了位
置とは、それぞれ合致する関係にある。このため、図5
に示されるように、印刷途中においては、花崗岩の地色
に模した色で押し出された目地材中間品M’の意匠面4
には、印刷ローラR2 のみにより形成された中間模様区
域(S1)と、2つの印刷ローラR2,R12により形成され
た中間模様区域(S2)と、3つの印刷ローラR2,R12,
R22により形成された完成模様区域(S3)との3つの区
域が存在することになる。即ち、印刷ローラR2 のみに
より斑点模様J1 が形成された中間模様区域(S1)に対
して印刷ローラR12により斑点模様J2 が形成される
と、2種類の斑点模様J1,J2 による合成模様が形成さ
れた中間模様区域(S2)となる。更に、この中間模様区
域(S2)に対して印刷ローラR22によって斑点模様J3
が形成されると、3種類の異なるパターンの斑点模様J
1,J2,J3 による合成模様が形成された完成模様区域
(S3)となる。
間品M’の意匠面4には、長さ(π×D)の完成模様区
域(S3)が繰り返して形成される。そして、3種類の異
なるパターンの斑点模様J1,J2,J3 の色は、黒、白、
茶、緑、赤、黄等から選択されたそれぞれ異なるもので
あるため、淡いグレー、乳白色等を地色にした意匠面4
に、異なる3色から成る斑点模様J1,J2,J3 が合成さ
れて形成され、しかも各斑点模様J1,J2,J3 を構成す
る多数の斑点の形状は、非円形で不定形のものが大部分
であると共に、その大きさも個々に大きく異なってい
て、壁パネルに施した花崗岩模様を構成する各斑点のそ
れらに対応している。このため、図7に示されるよう
に、目地材Mの意匠面4に天然の岩石の模様に模した石
目模様の形成が可能となる。これに対して、従来のスプ
レー法によって、目地材Mの意匠面4に斑点模様を形成
すると、図8に示されるように、その単位模様の形状
は、円形、或いはこれに近い形状に限定されて、形状の
変化に乏しいと共に、その大きさに関しても、変化の範
囲が狭くなって、石目模様に近い形状とはならない。
トU1,U2,U3 の各印刷ローラR2,R12,R22に、それ
ぞれ異なるパターンの斑点模様を形成して、各印刷ロー
ラR 2,R12,R22を(π×D)の間隔を保持し、しかも
同一位相角度に配置してあるために、長さ(π×D)の
完成模様区域(S3)が繰り返して形成される。図6に示
される例は、前記実施例とは色のみが異なる同一パター
ンの斑点模様が形成された3つの版胴ローラと印刷ロー
ラを使用しているが、各印刷ローラを(π×D)と非同
一にして、これよりも狭い間隔で配置して、目地材の意
匠面に石目模様を形成したものである。この場合には、
長手方向に沿って所定長の模様区域において、そのパタ
ーンが全て異なるために、より天然の石目模様に近くな
る利点があると共に、1種類の版胴ローラのみで実施可
能であるために、装置コストが安価となる。なお、図6
において、S11, S12, S13は、上記印刷ユニットによ
り印刷された斑点模様J11, J12, J13の模様区域を示
す。なお、図6と同一のパターンの斑点模様は、各印刷
ローラの間隔を(π×D)に保持しても、各印刷ローラ
の回転位相角度を異ならせることによっても、得られ
る。
同期させて、いわゆる「インライン」で斑点模様を印刷
する例であるが、本発明に係る目地材の製造方法は、こ
れに限定されるものではなく、目地材中間品の押出成形
後において、この長尺状の目地材中間品を設定長に切断
し、その後に、設定長に切断された目地材中間品に対し
て別工程で斑点模様を印刷することも可能である。この
場合には、上述した実施例のように、固定された印刷装
置に対して目地材中間品をその長手方向に移動させても
よいし、逆に、目地材中間品を固定しておいて、これに
対して印刷装置を該中間品の長手方向に移動させてもよ
い。また、印刷装置を固定する場合、及びこれを移動さ
せる場合のいずれの製造方法においても、複数本の目地
材中間品を互いに平行に配置しておくことにより、複数
本の目地材に対して同時に斑点模様を形成することもで
き、これにより、生産性が高まる。また、いずれの製造
方法においても、押出成形ラインの全体の長さが長くな
ることが避けられると共に、その印刷速度は、「インラ
イン」のように目地材の押出速度に制限されないため
に、インキの種類の選択幅(自由度)が広くなって、印
刷条件も適宜選択できる利点がある。
トU1,U2,U3 により、目地材の意匠面に石目模様を印
刷する前に、該意匠面にエンボス加工を施して凹凸部を
形成してあるために、意匠面に形成された凹凸の有無、
或いはその深さによって、同一色の斑点模様であって
も、濃淡を現出できて、天然の石目模様に近づけられる
利点がある。しかし、本発明においては、押出成形され
たままの平滑な意匠面に印刷により斑点模様を形成する
ことも可能である。更に、上記実施例では、複数の印刷
ローラを使用することにより、各印刷ローラにより印刷
される斑点模様の合成が可能となって、斑点模様の模様
そのもの、或いはその色の変化が現出できるが、単純な
斑点模様の場合には、印刷ローラは1つであっても構わ
ない。
崗岩模様を印刷により形成する例であるが、他の石目模
様として、例えば、大理石模様の場合には、地色を白
色、或いは乳白色にして、この地色の上に、黒色、或い
はグレー色の比較的長細い形状の斑点模様を印刷すれば
よい。また、本発明により印刷可能な斑点模様は、上記
したような花崗岩模様、大理石模様に限られず、水玉模
様でも印刷可能である。このように、本発明において
は、版胴ローラの周面に形成した斑点模様を目地材の意
匠面に転写させているために、版胴ローラの形成する斑
点模様を構成する各斑点の不定形な形状、或いは大き
さ、更には、各斑点どうしの配置関係を自由に選択でき
るために、目地材の意匠面に対しては、不定形な形状、
或いは大きさであって、しかも配置が不規則な多数の斑
点からなる種々の石目模様を印刷できる。なお、本発明
においては、斑点模様を構成する個々の斑点は、全て非
円形である必要はなく、斑点模様のパターンによって
は、不定形な非円形の斑点群の中に円形の斑点が混在す
ることもあり得る。
使用せずに、周面に斑点模様を形成した印刷ローラによ
って、目地材の意匠面に直接に印刷することも可能であ
る。この場合には、印刷ローラの周面には、目地材の意
匠面に印刷される斑点模様に対して反転された斑点模様
の凹部を成形する必要がある。また、目地材の意匠面に
印刷された斑点模様の印刷膜を保護する必要がある場合
には、図9に示されるように、印刷装置Gと引取装置H
との間に、版胴ローラR31と印刷ローラR32とから成る
透明トップコート塗布装置Lを配置して、印刷された意
匠面の全面に、耐候性、耐水性に富むフッ素変性ウレタ
ン樹脂系やアクリル樹脂系の透明トップコートを被覆す
るようにすればよい。ここで、透明とは、無色透明に限
られず、着色(有色)透明も含むものである。例えば、
石目模様の地色としては、薄い青色系や茶色系のものも
あり、このような場合には、着色透明のトップコートを
使用すれば、意匠面の地色、及び斑点模様の色と相俟っ
て、天然の石の色に近い色を意匠面に呈する目地材が得
られる。なお、目地材の材質が、例えば熱可塑性エラス
トマーの場合には、加熱・加硫装置Eは不要となり、芯
材を使用しない目地材の場合には、アンコイラA及び芯
材の前処理装置Bは、不要となる。
ず、合成樹脂の場合もあることは、上述した通りである
が、ゴム、或いは合成樹脂で目地材を成形する場合に
は、その種類によっては、目地材の意匠面にインキが付
着しにくいものがある。例えば、ポリオレフィン系樹脂
やTPE樹脂の中のTPO樹脂のように塗料付着性の乏
しい樹脂材料を使用する場合には、インキの付着性を向
上させるために、印刷装置によって斑点模様を印刷する
前に、目地材の意匠面を前処理することが好ましい。こ
の前処理装置としては、前述した印刷ローラと同様のロ
ーラを使用して、その意匠面全面に液状プライマーを塗
布するか、或いは乾式方式として、意匠面全面を放電処
理の1つであるコロナ放電処理やプラズマ放電処理、或
いは火炎処理等で処理することができる。前述の実施例
のように、目地材の押出成形と同期させて、その意匠面
に「インライン」で斑点模様を印刷する場合には、図9
に示されるように、上記した前処理装置PTは、印刷装
置Gの直前に配置すればよい。特に、コロナ放電処理や
プラズマ放電処理は、使用する樹脂材料への適用範囲が
広く、しかも環境、作業安全性、簡易な取扱性等からし
て好ましい。更に、目地材に前記プラズマ放電処理を施
す場合において、被処理部となる表面(印刷面)をWB
L(弱境界層)除去装置で前処理することが好ましく、
これにより、前記表面(印刷面)に存在する添加剤や低
分子量の酸化物等の不純物が除去されて、斑点模様の印
刷性が高められる。このようにして、目地材の意匠面を
前処理すると、インキの付着性の乏しい樹脂でも使用可
能となるため、材料選択の幅(自由度)が大きくなる。
なお、図9は、目地材中間品M’の移動方向に沿って配
置された装置群を分断線Xで左右に二分して、二分され
た各部分を相上下させて表示した図面である。
で押出成形すると同時に、その装飾部の表層部をCSM
で押出成形する例を挙げたが、装飾部の表面である意匠
面の地色の種類が複数色望まれる場合には、別の地色の
材料で表層部を押出成形するのに替えて、目地材全体を
単一の材料で押出成形して、その装飾部の地色を着色イ
ンキの着色層によって形成することも可能である。この
場合には、印刷装置によって斑点模様を印刷する前に、
装飾部の意匠面全面に斑点模様の印刷ローラと同様の方
法と装置で全面着色層を形成すればよい。このような全
面着色層を形成する着色ローラRC1,RC2 は、図9に
おいて、印刷装置Gの直前に配置すればよい。この場合
には、目地材の装飾部の表層部のみを成形する押出成形
機が不要となり、また地色を変更する際に押出成形型を
交換する必要がなくなって、着色ローラRC1,RC2 に
供給するインキの交換のみで済むために、地色の変更の
ための準備を短時間で行える。なお、着色ローラRC1,
RC2 と前記前処理装置PTとの双方を使用する場合に
は、図9に示されるように、該前処理装置PTと印刷装
置Gとの間に、着色ローラRC1,RC2 を配置する。
0に示されるように、その装飾部2の幅が、目地溝(隙
間)42の幅よりも大きくて、目地溝42の外側におい
て、これを覆う構造(「かぶせ式」と称されている)の
目地材に限られず、装飾部2の幅が、目地溝42の幅と
同一か、僅かに大きく形成されて、装飾部2が目地溝4
2の内部に押し込まれる構造(「落とし込み」と称され
ている)の目地材に対しても適用可能である。また、本
発明は、脚部が壁パネル41の端面に弾性的に係止する
目地材に限られず、脚部が粘接着剤で固着される目地材
に対しても適用できる。更に、本発明は、机の縁部に覆
い被せて該縁部を装飾する装飾体等のように、前記目地
材以外の長尺状押出装飾体に対しても適用可能である。
表面の意匠面の所定位置に、不定形であって、しかも表
面色とは異色の多数の単位模様で構成される連続模様が
印刷により形成されているために、装飾効果が高められ
る。特に、長尺状押出装飾体の一つである目地材に対し
て本発明を適用して、その表面の意匠面に斑点模様を印
刷すると、該斑点模様が天然の岩石の石目模様に近似し
ているために、天然の岩石の石目模様を模した壁パネル
の間の隙間に嵌め込んだ場合においても、壁面全体の模
様が同一となって、目地材の意匠面の部分の模様のみが
壁パネルの模様と異なるようなことがなくなる。
造方法によれば、版胴ローラ又は印刷ローラの周面に形
成される連続模様を構成する多数の凹部の形状、色彩、
或いは大きさ、更には、各凹部どうしの配置関係を自由
に選択することにより、長尺状押出装飾体の意匠面に対
しては、種々の連続模様を印刷できる。特に、この連続
模様が斑点模様の場合には、不定形な非円形で、しかも
不規則に配置された多数の斑点から成る種々の石目模様
等を自在に印刷できる。また、使用される着色インキの
殆どは、長尺状押出装飾体の意匠面に対する印刷に使用
されて、スプレー塗装のように無駄に使用されることは
ないために、着色インキの付着効率(有効使用率)も高
い。
造装置は、既存の長尺状押出装飾体の製造ラインに組み
込むことが可能であるので、その実施コストが嵩張らな
い。
ある。
〜U3 によって、目地材中間品M’の意匠面4に斑点模
様が形成される原理を示す模式的な側面図である。
2,J3 が形成される順序を示す図である。
J12, J13が形成される順序を示す図である。
目地材Mの斜視図である。
した目地材Mの斜視図である。
び後処理の装置を付加した状態を示す側面図である。
凹部 M:目地材(長尺状押出装飾体) M’:目地材中間品(装飾体中間品) R1,R11, R21:版胴ローラ R2,R12,R22:印刷ローラ U1,U2,U3 :印刷ユニット 1:脚部 2:装飾部 4:意匠面 16:支持台(支持装置) 21,22,23:着色インキ
Claims (15)
- 【請求項1】 表面の意匠面の所定位置に、不定形であ
って、しかも表面色とは異色の多数の単位模様で構成さ
れる連続模様が印刷により形成されていることを特徴と
する意匠面に連続模様を有する長尺状押出装飾体。 - 【請求項2】 前記連続模様は、斑点模様であって、こ
れを構成している多数の斑点は、非円形であることを特
徴とする請求項1に記載の意匠面に連続模様を有する長
尺状押出装飾体。 - 【請求項3】 斑点模様は、白色系の表面色の上に黒色
系の色により形成された大理石模様であることを特徴と
する請求項2に記載の意匠面に連続模様を有する長尺状
押出装飾体。 - 【請求項4】 斑点模様は、非黒色の表面色の上に、
黒、白、茶、赤、黄の色群から選択された複数色の組み
合わせにより形成された花崗岩模様であることを特徴と
する請求項2に記載の意匠面に連続模様を有する長尺状
押出装飾体。 - 【請求項5】 表面に意匠面を有する装飾体は、目地材
であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
の意匠面に連続模様を有する長尺状押出装飾体。 - 【請求項6】 表面の意匠面の所定位置に、不定形であ
って、しかも表面色とは異色の多数の単位模様で構成さ
れる連続模様が印刷により形成されている長尺状押出装
飾体を製造する方法であって、 少なくとも表層部が弾性材で成形されて、前記連続模様
を構成する多数の単位模様と同一形状の多数の凹部が外
周面に周方向に沿って形成された印刷ローラを備えた印
刷ユニットを使用し、 押出成形された装飾体中間品、又は前記印刷ユニットの
いずれか一方を、前記装飾体中間品の長手方向に移動さ
せながら、該装飾体中間品の表面の意匠面に前記印刷ロ
ーラを、その表層部の弾性変形により密着状態で押し付
けて、該印刷ローラを回転させることにより、該印刷ロ
ーラの外周面に形成された凹部内の着色インキを実質的
にそのままの形状で装飾体中間品の表面の意匠面に転写
印刷させることを特徴とする意匠面に連続模様を有する
長尺状押出装飾体の製造方法。 - 【請求項7】 表面の意匠面の所定位置に、不定形であ
って、しかも表面色とは異色の多数の単位模様で構成さ
れる連続模様が印刷により形成されている長尺状押出装
飾体を製造する方法であって、 前記連続模様を構成する多数の単位模様と同一形状の多
数の凹部が外周面に周方向に沿って形成された版胴ロー
ラと、少なくとも表層部が弾性材で成形されて、前記版
胴ローラの凹部内の着色インキを自身の外周面に乗せ替
えるための印刷ローラとを備えた印刷ユニットを使用
し、 押出成形された装飾体中間品、及び前記印刷ユニットの
いずれか一方を、前記装飾体中間品の長手方向に移動さ
せながら、該装飾体中間品の意匠面に前記印刷ローラ
を、その表層部の弾性変形により密着状態で押し付け
て、該印刷ローラを回転させることにより、前記印刷ロ
ーラに乗せ替えられた着色インキを実質的にそのままの
形状で装飾体中間品の意匠面に転写印刷させることを特
徴とする意匠面に連続模様を有する長尺状押出装飾体の
製造方法。 - 【請求項8】 印刷ユニットは、装飾体中間品の長手方
向に沿って所定間隔をおいて複数配置されて、各印刷ユ
ニットにより前記装飾体中間品の意匠面に形成された形
状の異なる単位模様の合成により、全体の連続模様が形
成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の
意匠面に連続模様を有する長尺状押出装飾体の製造方
法。 - 【請求項9】 押出成形装置から装飾体中間品が押し出
されて、その長手方向に移動している途中において、該
装飾体中間品の表面の意匠面に連続模様を印刷により形
成することを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載
の意匠面に連続模様を有する長尺状押出装飾体の製造方
法。 - 【請求項10】 押出成形装置で成形された装飾体中間品
を所定長の長尺状に切断した後に、所定長に切断された
装飾体中間品又は印刷ユニットのいずれか一方を該装飾
体中間品の長手方向に移動させて、該装飾体中間品の表
面の意匠面に連続模様を印刷により形成することを特徴
とする請求項6〜8のいずれかに記載の意匠面に連続模
様を有する長尺状押出装飾体の製造方法。 - 【請求項11】 装飾体中間品の表面の意匠面に、着色イ
ンキの付着性を高めるための液状プライマー塗布、放電
処理等の前処理を行った後に、その意匠面に印刷ユニッ
トにより連続模様を印刷することを特徴とする請求項6
〜10のいずれかに記載の意匠面に連続模様を有する長
尺状押出装飾体の製造方法。 - 【請求項12】 装飾体中間品の表面の意匠面に、エンボ
ス加工により凹凸模様を形成しておいて、該凹凸模様が
形成された意匠面に印刷ユニットにより連続模様を印刷
することを特徴とする請求項6〜11のいずれかに記載
の意匠面に連続模様を有する長尺状押出装飾体の製造方
法。 - 【請求項13】 装飾体中間品の表面の意匠面に、印刷ユ
ニットにより連続模様を形成した後に、その意匠面の全
体に透明トップコートを塗布して、連続模様の印刷膜を
保護することを特徴とする請求項6〜12のいずれかに
記載の意匠面に連続模様を有する長尺状押出装飾体の製
造方法。 - 【請求項14】 表面の意匠面の所定位置に、不定形であ
って、しかも表面色とは異色の多数の単位模様で構成さ
れる連続模様が印刷により形成されている長尺状押出装
飾体を製造する装置であって、 少なくとも表層部が弾性材で成形されて、前記連続模様
を構成する多数の単位模様と同一形状の多数の凹部が外
周面に周方向に沿って形成された印刷ローラを備えた印
刷ユニットと、 押出成形装置から押し出されて直線移動している装飾体
中間品を前記印刷ローラの下部において支持するための
支持装置とを備え、 前記押出成形装置から押出成形されて直線移動中の装飾
体中間品を前記支持装置に支持させた状態で、その意匠
面に前記印刷ローラを押し付けた状態で、該印刷ローラ
を回転させて、その凹部内の着色インキを実質的にその
ままの形状で装飾体中間品の意匠面に転写印刷させるこ
とを特徴とする意匠面に連続模様を有する長尺状押出装
飾体の製造装置。 - 【請求項15】 表面の意匠面の所定位置に、不定形であ
って、しかも表面色とは異色の多数の単位模様で構成さ
れる連続模様が印刷により形成されている長尺状押出装
飾体を製造する装置であって、 前記連続模様を構成する多数の単位模様と同一形状の多
数の凹部が外周面に周方向に沿って形成された版胴ロー
ラと、少なくとも表層部が弾性材で成形されて、前記版
胴ローラの凹部内の着色インキを自身の外周面に乗せ替
えるための印刷ローラとを備えた印刷ユニットと、 押出成形装置から押し出されて直線移動している装飾体
中間品を前記印刷ローラの下部において支持するための
支持装置とを備え、 前記押出成形装置から押出成形されて直線移動中の装飾
体中間品を前記支持装置に支持させた状態で、その意匠
面に前記印刷ローラを押し付けた状態で、該印刷ローラ
を回転させて、その凹部内の着色インキを実質的にその
ままの形状で装飾体中間品の意匠面に転写印刷させるこ
とを特徴とする意匠面に連続模様を有する長尺状押出装
飾体の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000316144A JP4004010B2 (ja) | 1999-10-27 | 2000-10-17 | 意匠面に多数の斑点模様が形成されている建築用の長尺状目地材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-304772 | 1999-10-27 | ||
JP30477299 | 1999-10-27 | ||
JP2000316144A JP4004010B2 (ja) | 1999-10-27 | 2000-10-17 | 意匠面に多数の斑点模様が形成されている建築用の長尺状目地材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001191486A true JP2001191486A (ja) | 2001-07-17 |
JP4004010B2 JP4004010B2 (ja) | 2007-11-07 |
Family
ID=26564042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000316144A Expired - Lifetime JP4004010B2 (ja) | 1999-10-27 | 2000-10-17 | 意匠面に多数の斑点模様が形成されている建築用の長尺状目地材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4004010B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006347154A (ja) * | 2005-05-20 | 2006-12-28 | Kotobuki Kogyo Kk | 異形断面形状を有する役物の印刷化粧方法とその役物 |
KR100825316B1 (ko) * | 2001-12-31 | 2008-04-28 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시소자 제조를 위한 인쇄 장비 및 인쇄 방법 |
CN103332010A (zh) * | 2013-06-19 | 2013-10-02 | 黄晋山 | 冷却及背面logo印刷收卷及包装设备 |
-
2000
- 2000-10-17 JP JP2000316144A patent/JP4004010B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100825316B1 (ko) * | 2001-12-31 | 2008-04-28 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시소자 제조를 위한 인쇄 장비 및 인쇄 방법 |
JP2006347154A (ja) * | 2005-05-20 | 2006-12-28 | Kotobuki Kogyo Kk | 異形断面形状を有する役物の印刷化粧方法とその役物 |
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