JP4004010B2 - 意匠面に多数の斑点模様が形成されている建築用の長尺状目地材の製造方法 - Google Patents

意匠面に多数の斑点模様が形成されている建築用の長尺状目地材の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面の意匠面に多数の斑点模様が形成されている建築用の長尺状目地材の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、建物の外壁の外側に取付けられる壁パネルには、建物全体或いはその外壁の見栄えを良好にするために、その表面に大理石、花崗岩等の天然の石目模様を施したものが使用されることがある。また、図10に示されるように、相隣接する壁パネル41の間には、所定の隙間が形成されて、目地溝42となっており、該目地溝42に目地材Mを嵌め込んで、該目地溝42から建物内部に雨水等が浸入するのを防止すると共に、前記目地溝42の装飾を行っている。
【0003】
上記のような場合に、目地材の装飾部の表面が無模様であると、隣接する壁パネルの石目模様との関係において、石目模様の上下及び左右の連続性がなくなって、壁面模様としての違和感が生じる。そこで、特開平6-198768号公報等に示されているように、押出機から連続して押し出されて直線移動している目地材中間品の装飾部表面にスプレー塗装を施して、該表面に斑点模様を形成する技術は、知られている。しかし、このスプレー塗装による方法では、以下のような不具合がある。(1)斑点模様を形成する個々の斑点は、表面張力により空中で小さな球状となった塗料が付着して形成されるので、円形又はこれに近い形状に限られると共に、その形状、大きさを任意に操作することは、困難である。(2)斑点模様を複数色で構成する場合には、色数に対応するスプレーガンを目地材中間品の押出方向に沿って配置して、各スプレーガンによって個別にスプレー塗装を行うのであるが、球状をした小粒の液体塗料の飛ぶ方向とタイミングとの制御ができないので、例えば、天然の石目模様に近似した多色で、しかも不定形の斑点模様を得ることは不可能である。(3)塗装を必要とする装飾部表面以外の部分にも塗料が多量にスプレー散布されるために、塗料の付着効率が悪い(塗料が無駄に使用される)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、異形断面形状の長尺状目地材の表面の意匠面の所望位置に、例えば天然の石目模様に近い斑点模様等を押出成形と同期させて印刷可能にした建築用の長尺状目地材の製造方法を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1の発明は、目地溝に挿入される脚部とその上端部に設けられ目地溝を覆う装飾部とが一体成形され、前記装飾部の表面の意匠面に表面色とは異色の多数の斑点模様が形成されている異形断面形状の建築用の長尺状目地材を目地材中 間品の押出成形に同期して製造する方法であって、少なくとも表層部が弾性材で成形されて、非円形で不定形な外形を有する大小様々な斑点模様を形成する凹部が外周面の周方向に沿って不規則な位置に多数形成された印刷ローラを備えた印刷ユニットと、前記印刷ローラの下部に配置され、前記目地材中間品の装飾部の裏面形状に対応して装飾部を支持する上面と、前記目地材中間品の脚部の下半部を通過させるための中空部、及び前記上面と中空部との間に前記脚部の上半部を通過させるための溝部とを備えた剛性材料よりなる支持台とを使用し、押出成形装置から押し出される前記目地材中間品の装飾部が前記支持台に支持され変形しない状態で、前記装飾部の意匠面に前記印刷ローラを押し付けて、その表層部を弾性変形させ前記意匠面に密着させた状態で、印刷ローラの外周面に形成された凹部内の着色インキを前記目地材中間品の意匠面に転写印刷し、前記目地材中間品の意匠面に、印刷ローラの周長と同一長さの模様区域を長手方向で繰り返して印刷することを特徴としている。
【0006】
請求項1の発明によれば、押出成形装置から押し出される目地材中間品は引取装置により引き取られながら、装飾部が支持台に支持され変形しない状態で支持台を通過する間に、装飾部の上面の意匠面に印刷ローラが押圧されて、印刷ローラの外周面の斑点模様の凹部内のインキが目地材中間品の装飾部の意匠面に転写印刷される。目地材中間品の脚部の下半部は支持台の中空部を通過すると共に、前記脚部の上半部は支持台の上面と前記中空部の間に形成された溝部を通過して、装飾部が支持台に支持された状態で引取装置により引き取られるため、目地材中間品は異形断面形状をしていても支持台に支持された状態で支持台を通過中の装飾部の意匠面に表面色とは異なる斑点模様が印刷されると共に、印刷ローラの周長と同一長さの模様区域が長手方向で繰り返して印刷される。
【0007】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に対して、印刷ユニットの印刷ローラの外周面上に着色インキを乗せ替えさせるための版胴ローラを備えていることを特徴としており、請求項1の発明のように、異形断面形状の目地材中間品の装飾部の表面の意匠面に印刷ローラの周長と同一長さの模様区域を長手方向で繰り返して印刷されることは同様である。請求項2の発明においては、版胴ローラを備えていて、回転中の版胴ローラの外周面には、過剰量の着色インキが供給されていて、該版胴ローラの外周面に形成された非円形で不定形な外形を有する多数の凹部に前記着色インキが入り込んで、該凹部以外の部分に付着した着色インキは、ドクターブレードにより掻き落とされる。一方、版胴ローラは、その表層部が弾性材で成形された印刷ローラと接触していて、その接触部において、印刷ローラの表層部は、弾性変形して、版胴ローラの凹部に入り込むために、版胴ローラの外周面の多数の凹部に入り込んだ着色インキは、その凹部の形状を反転状態で実質的に保持したままで、印刷ローラの外周面に乗せ替えられる。そして、印刷ユニットの印刷ローラは、その表層部が弾性変形して、目地材中間品の表面の意匠面に密着状態で押し付けられて、回転する。この印刷ローラの回転により、その外周面に反転状態の形状で乗せ替えられた着色インキは、その形状が更に反転されて、目地材中間品の意匠面に転写される。これにより、目地材中間品の意匠面には、版胴ローラに形成された多数の凹部で構成される模様と同一模様が転写印刷される。このように、請求項2の発明においては、版胴ローラの外周面に形成する非円形で不定形の外形を有する多数の凹部の各形状及び大きさ、或いは各凹部どうしの配置関係、更には、使用する着色インキを自由に選択できるために、例えば、非円形で不定形の外形を有する多数の斑点から成る石目模様に近い斑点模様等からなって、前記目地材中間品の長手方向に前記印刷ローラの周長の模様区域を単位として該模様区域を前記意匠面の長手方向で繰り返し印刷し全体の模様が連続して形成される。
【0008】
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、印刷ユニットは、目地材中間品の長手方向に沿って所定間隔をおいて複数配置されて、各印刷ユニットにより前記目地材中間品の意匠面に形成された色とパターンの異なる複数の模様区域を重ねて合成することにより、全体の模様が連続して形成されていることを特徴としているため、個々の印刷ユニットにより形成される模様区域とは異なる合成された模様区域が目地材の意匠面に形成される。
また、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明において、押出成形装置から目地材中間品が押し出されて、その長手方向に移動している途中において、該目地材中間品の表面の意匠面に全体の模様を連続して印刷することを特徴としている。即ち、「インライン」で目地材中間品の表面に最終的な完成模様区域を形成できるので、目地材の押出成形と模様形成とを同時に行えて、成形及び模様形成の能率が高まる。
【0009】
また、目地材中間品の意匠面に対する着色インキの付着性が低い場合には、請求項5の発明のように、転写印刷前に、該意匠面に、液状プライマー塗布、放電処理の1つであるコロナ放電処理、プラズマ放電処理等の前処理を施すことにより、該意匠面に対する着色インキの付着性を高めることができる。また、請求項6の発明のように、目地材中間品の意匠面に、エンボス加工により凹凸模様を形成しておいて、該凹凸模様が形成された意匠面に模様を転写印刷すると、凹凸感を有する意匠面に模様が形成されるために、例えば、天然の石目模様に更に近い模様の形成が可能となる。更に、請求項7の発明のように、模様の転写印刷後において、目地材中間品の意匠面全体に透明トップコートを塗布すると、模様の印刷膜が保護されるため、例えば、長尺状目地材が屋外に露出されて使用される場合でも、その意匠面に印刷された模様は、長期に亘って初期の状態が維持される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。なお、本発明に係る目地材は、EPDMを主体とするゴム、又はポリ塩化ビニール樹脂、ABS樹脂、AES樹脂、ポリアミド樹脂、熱可塑性エラストマー樹脂、ポリオレフィン樹脂等の合成樹脂の押出成形品であったり、或いはアルミニウム合金の押出成形品であったり、更には、金属板の折曲成形品の場合もあり得るが、本実施例では、EPDMを主体とするゴムの押出成形品の場合について説明する。図1は、本発明に係る目地材製造装置の模式的配置図である。図1は、目地材の成形原料がEPDMを主体とするゴムの場合であって、アンコイラAに巻回されている金属薄板のストリップ材から成る芯材Tは、後述の引取装置Hによって引っ張られることにより引き出されて、前処理装置Bを通過する間に、その表面に接着剤塗布等のプライマー処理が施されて、ゴム押出装置Cに流入し、該ゴム押出装置Cの押出成形口から、脚部1に前記芯材Tが埋設された目地材中間品M’が連続して押し出される。目地材Mは、図10に横断面が示されるように、芯材Tが埋設された脚部1の上端部に装飾部2が一体成形されて、前記脚部1の両側面にそれぞれ複数のリップ3が突設された構造である。目地材中間品M’の各部分のうち装飾部2の意匠面4となる表層部2aのみは、CSM(クロロスルホン化ポリエチレン)で成形されて、その地色は、淡いグレー、乳白色等の壁パネル41に施された花崗岩の地色に対応させてある。
【0011】
また、ゴム押出装置Cから押し出された直後の目地材中間品M’の装飾部2の表層部2aの表面である意匠面4には、エンボスローラR0 によって凹凸模様が形成され、加熱・加硫装置Eを通過する間に目地材中間品M’を成形しているゴムが加硫された後に、冷却装置Fを通過する間に、加硫ゴムで成形された状態となった目地材中間品M’は、冷却される。その後に、目地材中間品M’は、印刷装置Gを通過する間に、装飾部2の表層部2aの表面のエンボス加工が施された意匠面に斑点模様が印刷され、引取装置Hを通って、切断装置Kによって所定長に切断されて、製品としての目地材Mとなる。
【0012】
引き続いて、目地材中間品M’の装飾部2の表面の意匠面4に石目模様をした斑点模様を形成するための印刷装置Gについて詳細に説明する。図2は、印刷装置Gを構成する3組の印刷ユニットU1 〜U3 によって、目地材中間品M’の意匠面4に斑点模様が形成される原理を示す模式的な側面図であり、図3は、印刷ユニットU1(U2,U3)の斜視図であり、図4は、同じく断面図であり、図5は、目地材中間品M’の意匠面4に斑点模様が形成される順序を示す図である。図2ないし図5において、本実施例の印刷装置Gは、3組の印刷ユニットU1,U2,U3 を備えている。各印刷ユニットU1(U2,U3)は、版胴ローラR1(R11, 21)と印刷ローラR2(R12, 22)とから成り、各版胴ローラR1(R11, 21)の周面に凹状となって形成されている斑点模様が異なるが、他の構成は同一である。また、印刷ローラR2(R12, 22)の直径を(D)とした場合において、図2に示されるように、各印刷ユニットU1,U2,U3 は、目地材中間品M’の移動方向に沿って(π×D)の間隔をおいて配設されている。なお、版胴ローラR1(R11, 21)の直径は、印刷ローラR2(R12, 22)の直径(D)と同一である。また、図2及び図3に示されるように、各版胴ローラR1(R11, 21)の側方には、この上方から連続して注がれる着色インキ(塗料)の余剰分を掻き取るためのドクターブレード11が配置されている。なお、本実施例の装置では、版胴ローラに着色インキを直接に注ぐ構成であるが、この着色インキは、インキパンから掻上ローラ(いずれも図示せず)を介して版胴ローラに移す構成にしてもよい。
【0013】
また、3組の印刷ユニットU1,U2,U3 を構成する各版胴ローラR1,R11,R21は、円柱状をした硬質の金属ローラで構成されて、その外周面には、それぞれ異なるパターンの斑点模様と同一形状の浅い(深さ数μm〜数百μm)凹部J'1, J'2, J'3が周方向に沿ってエッチング、レーザー光線照射等の手段により形成されていて、目地材中間品M’の意匠面4に、3種類の異なるパターンの斑点模様J1,J2,J3 が合成されて、目的とする石目模様(本実施例では花崗岩模様)が形成されるようにしてある。各版胴ローラR1,R11, 21の外周面は、斑点模様の凹部J'1, J'2, J'3が形成されている部分を除いて鏡面状になっている。また、各印刷ローラR2,R12, 22の中心部は、印刷時に自身に作用する荷重を負担可能なように硬質金属製の円筒体で構成されていると共に、その外周部(表層部)は、弾性復元力に富み、しかも着色インキ(塗料)との分離性の良好な材質、例えば、ショア硬度Aスケールで15〜50度、好ましくは30度前後のシリコーンゴム等の弾性材で構成されて、図4に示されるように、印刷時においては、目地材中間品M’との接触部が押圧されて弾性変形することにより、該目地材中間品M’の意匠面4の表面形状に追従して密着可能になっている。これにより、目地材中間品M’の意匠面が平坦であっても、或いは前述の凹凸エンボス模様が形成されていても、その意匠面の全面に対して印刷可能になっている。
【0014】
また、印刷ローラR2(R12, 22) が版胴ローラR1(R11, 21)により押圧されて接触する部分においては、印刷ローラR2(R12, 22) の表層部の弾性変形可能な部分が弾性変形して、版胴ローラR1(R11, 21)の凹部J'1 (J'2, J'3) 内に入り込んで、該凹部J'1 (J'2, J'3) 内の着色インキを弾性変形された印刷ローラR2(R12, 22) の外周面に付着させて移し替える。ここで、印刷ローラR2(R12, 22) の表層部の弾性材で構成された部分が前記凹部J'1 (J'2, J'3) 内に入り込むことで、該凹部J'1 (J'2, J'3) の容積が実質的に減少させられ、この結果、凹部J'1 (J'2, J'3) の全域において着色インキが印刷ローラR2(R12, 22) の表層部の弾性材と接触して、該凹部J'1 (J'2, J'3) の形状と同一形状(但し、反転されている)を保持して、印刷ローラR2(R12, 22) の外周面に着色インキが転写される。このため、版胴ローラR1(R11, 21)の外周面に形成された多数の凹部J'1 (J'2, J'3) で構成される斑点模様が、そのまま正確に目地材中間品M’の意匠面に転写印刷されることになる。
【0015】
また、版胴ローラR1(R11, 21)と印刷ローラR2(R12, 22)との各軸13,12の一端には、それぞれ平歯車15,14が取付けられて、各平歯車14,15の噛合により、印刷ローラR2(R12, 22)は、版胴ローラR1(R11, 21)によって、これに同一回転数で駆動回転される。また、各版胴ローラR1,R11, 21の軸13の他端には、それぞれスプロケットが取付けられて、各スプロケットにチェーン、タイミングベルト(いずれも図示せず)等が掛装されて、各印刷ローラR2,R12, 22は、目地材中間品M’の移動速度(押出速度)と同一速度で回転するようになっている。
【0016】
また、図3及び図4に示されるように、各印刷ユニットU1(U2,U3)の印刷ローラR2(R12, 22)の下部、好ましくは直下には、目地材中間品M’を支持して、その意匠面4に対して印刷可能にするための剛性材料から成る支持台16が配置されている。この支持台16の上面16aは、目地材中間品M’の装飾部2の裏面に対応して、幅方向の中央部から両端に向けて低くなるように傾斜している。また、横断面において支持台16の中央部には、目地材中間品M’の脚部1の下半部を通過させるための中空部17が長手方向に沿って設けられ、該中空部17と前記上面16aとの間には、前記脚部1の上半部を通過させるための溝部18が設けられている。よって、目地材中間品M’は、その直線移動中において、その装飾部2のみが支持台16に支持され変形しない状態で、該装飾部2の上面の意匠面4に印刷ローラR2(R12, 22)が押圧されて、該意匠面4に斑点模様J1(J2,J3)が印刷される。また、各印刷ユニットU1,U2,U3 の間には、目地材中間品M’の意匠面4に印刷された斑点模様の印刷膜を乾燥させるための熱風吹付、赤外線照射等によるヒーター19がそれぞれ配置されている。
【0017】
そして、加熱・加硫装置Eによって加硫を終えた目地材中間品M’が印刷装置Gに入り込むと、該印刷装置Gによって、エンボス加工が施されて凹凸面となっている意匠面4に花崗岩の石目模様を模した斑点模様が印刷される。即ち、図2において、回転中の版胴ローラR1 には、過剰量(斑点模様の範囲をカバーするのに十分な量)の着色インキ21が注がれていて、該着色インキ21は、該版胴ローラR1 の外周面に形成された斑点模様状をした凹部J'1に入り込んで、該凹部J'1以外の部分に付着した余剰の着色インキ21は、ドクターブレード11により掻き落とされる。版胴ローラR1 における斑点模様を形成する凹部J'1に入り込んでいる着色インキ21は、印刷ローラR2 との接触部において、各斑点が反転させられて印刷ローラR2 に乗せ替えられる(転写される)。この着色インキ21の乗せ替えの詳細は、上述の通りである。図2において、印刷ローラR2 に乗せ替えられた各斑点を(J"1) で表示してある。なお、ドクターブレード11によって回収された余剰の着色インキ21は、循環装置により再利用されるために、無駄に使用されることはない。また、着色インキ21としては、目地材中間品M’の意匠面4を形成している材料と同一のCSMを主成分として、架橋剤を含まない1液性であり、しかも常温速乾性のタイプのものを使用しているため、インキの密着性がよく、印刷膜の高温での焼付工程を必要としない。
【0018】
上記のようにして、印刷ローラR2 に乗せ替えられた着色インキ21は、図4に示されるように、該印刷ローラR2 における目地材中間品M’の装飾部2との接触部が弾性変形されることにより、前記印刷ローラR2 に反転状態で転写された版胴ローラR1 の斑点模様を構成する各斑点は、更に反転されて、支持台16に支持されて直線移動中の目地材中間品M’の意匠面4に斑点模様J1 となって転写印刷される。全く同様にして、他の印刷ユニットU2,U3 の部分においても、それぞれの異色の着色インキ22,23によって、目地材中間品M’の意匠面4に斑点模様J2,J3 が印刷される。ここで、版胴ローラR1(R11, 21)から印刷ローラR2(R12, 22)への着色インキ21(22,23)の転写率は、約60%であり、印刷ローラR2(R12, 22)から目地材中間品M’の意匠面4への転写率は、ほぼ100%であった。また、目地材中間品M’の意匠面4に転写された斑点模様の膜厚は、乾燥後で5〜20μmの範囲であった。なお、図4において、版胴ローラR1 の外周面に設けられる斑点模様の凹部J'1は、模式的に表示してあるために、図5に示される斑点模様J1 とは異なる。
【0019】
更に、3組の印刷ユニットU1,U2,U3 における各印刷ローラR2,R12,R22の間隔は、該印刷ローラR2,R12,R22の直径を(D)とし、かつ各印刷ローラR2,R12,R22の回転位相角度を同一とした場合に、上記したように(π×D)となっているために、各印刷ユニットU1,U2,U3 の印刷開始位置と印刷終了位置とは、それぞれ合致する関係にある。このため、図5に示されるように、印刷途中においては、花崗岩の地色に模した色で押し出された目地材中間品M’の意匠面4には、印刷ローラR2 により形成された中間模様区域(S1)と、2つの印刷ローラR2,R12により形成された中間模様区域(S2)と、3つの印刷ローラR2,R12,R22により形成された完成模様区域(S3)との3つの区域が存在することになる。即ち、印刷ローラR2 のみにより斑点模様J1 が形成された中間模様区域(S1)に対して印刷ローラR12により斑点模様J2 が形成されると、2種類の斑点模様J1,J2 による合成模様が形成された中間模様区域(S2)となる。更に、この中間模様区域(S2)に対して印刷ローラR22によって斑点模様J3 が形成されると、3種類の異なるパターンの斑点模様J1,J2,J3 による合成模様が形成された完成模様区域(S3)となる。
【0020】
このため、本実施例においては、目地材中間品M’の意匠面4には、長さ(π×D)の完成模様区域(S3)が繰り返して形成される。そして、3種類の異なるパターンの斑点模様J1,J2,J3 の色は、黒、白、茶、緑、赤、黄等から選択されたそれぞれ異なるものであるため、淡いグレー、乳白色等を地色にした意匠面4に、異なる3色から成る斑点模様J1,J2,J3 が合成されて形成され、しかも各斑点模様J1,J2,J3 を構成する多数の斑点の形状は、非円形で不定形のものが大部分であると共に、その大きさも個々に大きく異なっていて、壁パネルに施した花崗岩模様を構成する各斑点のそれらに対応している。このため、図7に示されるように、目地材Mの意匠面4に天然の岩石の模様に模した石目模様の形成が可能となる。これに対して、従来のスプレー法によって、目地材Mの意匠面4に斑点模様を形成すると、図8に示されるように、その単位模様の形状は、円形、或いはこれに近い形状に限定されて、形状の変化に乏しいと共に、その大きさに関しても、変化の範囲が狭くなって、石目模様に近い形状とはならない。
【0021】
また、上記実施例では、3組の印刷ユニットU1,U2,U3 の各印刷ローラR2,R12,R22に、それぞれ異なるパターンの斑点模様を形成して、各印刷ローラR2,R12,R22を(π×D)の間隔を保持し、しかも同一位相角度に配置してあるために、長さ(π×D)の完成模様区域(S3)が繰り返して形成される。図6に示される例は、前記実施例とは色のみが異なる同一パターンの斑点模様が形成された3つの版胴ローラと印刷ローラを使用しているが、各印刷ローラを(π×D)と非同一にして、これよりも狭い間隔で配置して、目地材の意匠面に石目模様を形成したものである。この場合には、長手方向に沿って所定長の模様区域において、そのパターンが全て異なるために、より天然の石目模様に近くなる利点があると共に、1種類の版胴ローラのみで実施可能であるために、装置コストが安価となる。なお、図6において、S11, S12, S13は、上記印刷ユニットにより印刷された斑点模様J11, J12, J13の模様区域を示す。なお、図6と同一のパターンの斑点模様は、各印刷ローラの間隔を(π×D)に保持しても、各印刷ローラの回転位相角度を異ならせることによっても、得られる。
【0022】
また、上記実施例は、目地材の押出成形と同期させて、いわゆる「インライン」で斑点模様を印刷する例である。
【0023】
また、上記実施例では、3組の印刷ユニットU1,U2,U3 により、目地材の意匠面に石目模様を印刷する前に、該意匠面にエンボス加工を施して凹凸部を形成してあるために、意匠面に形成された凹凸の有無、或いはその深さによって、同一色の斑点模様であっても、濃淡を現出できて、天然の石目模様に近づけられる利点がある。しかし、本発明においては、押出成形されたままの平滑な意匠面に印刷により斑点模様を形成することも可能である。更に、上記実施例では、複数の印刷ローラを使用することにより、各印刷ローラにより印刷される斑点模様の合成が可能となって、斑点模様の模様そのもの、或いはその色の変化が現出できるが、単純な斑点模様の場合には、印刷ローラは1つであっても構わない。
【0024】
また、上記実施例は、目地材の意匠面に花崗岩模様を印刷により形成する例であるが、他の石目模様として、例えば、大理石模様の場合には、地色を白色、或いは乳白色にして、この地色の上に、黒色、或いはグレー色の比較的長細い形状の斑点模様を印刷すればよい。また、本発明により印刷可能な斑点模様は、上記したような花崗岩模様、大理石模様に限られない。このように、本発明においては、版胴ローラの周面に形成した斑点模様を目地材の意匠面に転写させているために、版胴ローラの形成する斑点模様を構成する各斑点の不定形な形状、或いは大きさ、更には、各斑点どうしの配置関係を自由に選択できるために、目地材の意匠面に対しては、不定形な形状、或いは大きさであって、しかも配置が不規則な多数の斑点からなる種々の石目模様を印刷できる。なお、本発明においては、斑点模様を構成する個々の斑点は、全て非円形である必要はなく、斑点模様のパターンによっては、不定形な非円形の斑点群の中に円形の斑点が混在することもあり得る。
【0025】
更に、印刷装置に関しても、版胴ローラを使用せずに、周面に斑点模様を形成した印刷ローラによって、目地材の意匠面に直接に印刷することも可能である。この場合には、印刷ローラの周面には、目地材の意匠面に印刷される斑点模様に対して反転された斑点模様の凹部を成形する必要がある。また、目地材の意匠面に印刷された斑点模様の印刷膜を保護する必要がある場合には、図9に示されるように、印刷装置Gと引取装置Hとの間に、版胴ローラR31と印刷ローラR32とから成る透明トップコート塗布装置Lを配置して、印刷された意匠面の全面に、耐候性、耐水性に富むフッ素変性ウレタン樹脂系やアクリル樹脂系の透明トップコートを被覆するようにすればよい。ここで、透明とは、無色透明に限られず、着色(有色)透明も含むものである。例えば、石目模様の地色としては、薄い青色系や茶色系のものもあり、このような場合には、着色透明のトップコートを使用すれば、意匠面の地色、及び斑点模様の色と相俟って、天然の石の色に近い色を意匠面に呈する目地材が得られる。なお、目地材の材質が、例えば熱可塑性エラストマーの場合には、加熱・加硫装置Eは不要となり、芯材を使用しない目地材の場合には、アンコイラA及び芯材の前処理装置Bは、不要となる。
【0026】
また、目地材の材料は、ゴムに限定されず、合成樹脂の場合もあることは、上述した通りであるが、ゴム、或いは合成樹脂で目地材を成形する場合には、その種類によっては、目地材の意匠面にインキが付着しにくいものがある。例えば、ポリオレフィン系樹脂やTPE樹脂の中のTPO樹脂のように塗料付着性の乏しい樹脂材料を使用する場合には、インキの付着性を向上させるために、印刷装置によって斑点模様を印刷する前に、目地材の意匠面を前処理することが好ましい。この前処理装置としては、前述した印刷ローラと同様のローラを使用して、その意匠面全面に液状プライマーを塗布するか、或いは乾式方式として、意匠面全面を放電処理の1つであるコロナ放電処理やプラズマ放電処理、或いは火炎処理等で処理することができる。前述の実施例のように、目地材の押出成形と同期させて、その意匠面に「インライン」で斑点模様を印刷する場合には、図9に示されるように、上記した前処理装置PTは、印刷装置Gの直前に配置すればよい。特に、コロナ放電処理やプラズマ放電処理は、使用する樹脂材料への適用範囲が広く、しかも環境、作業安全性、簡易な取扱性等からして好ましい。更に、目地材に前記プラズマ放電処理を施す場合において、被処理部となる表面(印刷面)をWBL(弱境界層)除去装置で前処理することが好ましく、これにより、前記表面(印刷面)に存在する添加剤や低分子量の酸化物等の不純物が除去されて、斑点模様の印刷性が高められる。このようにして、目地材の意匠面を前処理すると、インキの付着性の乏しい樹脂でも使用可能となるため、材料選択の幅(自由度)が大きくなる。なお、図9は、目地材中間品M’の移動方向に沿って配置された装置群を分断線Xで左右に二分して、二分された各部分を相上下させて表示した図面である。
【0027】
また、上記実施例では、目地材をEPDMで押出成形すると同時に、その装飾部の表層部をCSMで押出成形する例を挙げたが、装飾部の表面である意匠面の地色の種類が複数色望まれる場合には、別の地色の材料で表層部を押出成形するのに替えて、目地材全体を単一の材料で押出成形して、その装飾部の地色を着色インキの着色層によって形成することも可能である。この場合には、印刷装置によって斑点模様を印刷する前に、装飾部の意匠面全面に斑点模様の印刷ローラと同様の方法と装置で全面着色層を形成すればよい。このような全面着色層を形成する着色ローラRC1,RC2 は、図9において、印刷装置Gの直前に配置すればよい。この場合には、目地材の装飾部の表層部のみを成形する押出成形機が不要となり、また地色を変更する際に押出成形型を交換する必要がなくなって、着色ローラRC1,RC2 に供給するインキの交換のみで済むために、地色の変更のための準備を短時間で行える。なお、着色ローラRC1,RC2 と前記前処理装置PTとの双方を使用する場合には、図9に示されるように、該前処理装置PTと印刷装置Gとの間に、着色ローラRC1,RC2 を配置する。
【0028】
なお、本発明を適用可能な目地材は、図10に示されるように、その装飾部2の幅が、目地溝(隙間)42の幅よりも大きくて、目地溝42の外側において、これを覆う構造(「かぶせ式」と称されている)の目地材に限られず、装飾部2の幅が、目地溝42の幅と同一か、僅かに大きく形成されて、装飾部2が目地溝42の内部に押し込まれる構造(「落とし込み」と称されている)の目地材に対しても適用可能である。また、本発明は、脚部が壁パネル41の端面に弾性的に係止する目地材に限られず、脚部が粘接着剤で固着される目地材に対しても適用できる。
【0029】
【0030】
【発明の効果】
本発明に係る建築用の長尺状目地材の製造方法によれば、押出成形装置から押し出される目地材中間品は引取装置により引き取られながら、装飾部が支持台に支持され変形しない状態で支持台を通過する間に、装飾部の上面の意匠面に印刷ローラが押圧されて、印刷ローラの外周面の斑点模様の凹部内のインキが目地材中間品の装飾部の意匠面に転写印刷される。また、目地材中間品の脚部の下半部は支持台の中空部を通過すると共に、前記脚部の上半部は支持台の上面と前記中空部の間に形成された溝部を通過して、装飾部が支持台に支持された状態で引取装置により引き取られるため、目地材中間品は異形断面形状をしていても支持台に支持された状態で支持台を通過中の装飾部の意匠面に表面色とは異なる斑点模様が印刷されると共に、印刷ローラの周長と同一長さの模様区域が長手方向で繰り返して印刷される。
【0031】
更に、本発明に係る建築用の長尺状目地材の製造方法を実施するための装置は、既存の長尺状目地材の製造ラインに組み込むことが可能で、その実施コストが嵩張らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る目地材製造装置の模式的配置図である。
【図2】 印刷装置Gを構成する3組の印刷ユニットU1 〜U3 によって、目地材中間品M’の意匠面4に斑点模様が形成される原理を示す模式的な側面図である。
【図3】 印刷ユニットU1(U2,U3)の斜視図である。
【図4】 同じく断面図である。
【図5】 目地材中間品M’の意匠面4に斑点模様J1,J2,J3 が形成される順序を示す図である。
【図6】 目地材中間品M’の意匠面4に斑点模様J11, J12, J13が形成される順序を示す図である。
【図7】 意匠面4に斑点模様J1,J2,J3 が形成された目地材Mの斜視図である。
【図8】 スプレー塗装により意匠面4に斑点模様を形成した目地材Mの斜視図である。
【図9】 印刷装置Gの前後にそれぞれ意匠面の前処理及び後処理の装置を付加した状態を示す側面図である。
【図10】 目地材Mの使用状態を示す断面図である。
【符号の説明】
C:ゴム押出装置(押出成形装置)
H:引取装置
1,J2,J3,J11, J12, J13:斑点模様
J'1, J'2, J'3:版胴ローラに形成された斑点模様を形成する凹部
M:目地材
M’:目地材中間品
1,R11, R21:版胴ローラ
2,R12,R22:印刷ローラ
1 ,S2 :中間模様区域
3 :完成模様区域
1,U2,U3 :印刷ローラ
1:脚部
2:装飾部
4:意匠面
16:支持台(支持装置)
16a:支持台の上面
17:中空部
18:溝部
21,22,23:着色インキ

Claims (7)

  1. 目地溝に挿入される脚部とその上端部に設けられ目地溝を覆う装飾部とが一体成形され、前記装飾部の表面の意匠面に表面色とは異色の多数の斑点模様が形成されている異形断面形状の建築用の長尺状目地材を目地材中間品の押出成形に同期して製造する方法であって、
    少なくとも表層部が弾性材で成形されて、非円形で不定形な外形を有する大小様々な斑点模様を形成する凹部が外周面の周方向に沿って不規則な位置に多数形成された印刷ローラを備えた印刷ユニットと、
    前記印刷ローラの下部に配置され、前記目地材中間品の装飾部の裏面形状に対応して装飾部を支持する上面と、前記目地材中間品の脚部の下半部を通過させるための中空部、及び前記上面と中空部との間に前記脚部の上半部を通過させるための溝部とを備えた剛性材料よりなる支持台とを使用し、
    押出成形装置から押し出される前記目地材中間品の装飾部が前記支持台に支持され変形しない状態で、前記装飾部の意匠面に前記印刷ローラを押し付けて、その表層部を弾性変形させ前記意匠面に密着させた状態で、印刷ローラの外周面に形成された凹部内の着色インキを前記目地材中間品の意匠面に転写印刷し、
    前記目地材中間品の意匠面に、印刷ローラの周長と同一長さの模様区域を長手方向で繰り返して印刷することを特徴とする意匠面に多数の斑点模様が形成されている建築用の長尺状目地材の製造方法。
  2. 目地溝に挿入される脚部とその上端部に設けられ目地溝を覆う装飾部とが一体成形され、前記装飾部の表面の意匠面に表面色とは異色の多数の斑点模様が形成されている異形断面形状の建築用の長尺状目地材を目地材中間品の押出成形に同期して製造する方法であって、
    非円形で不定形な外形を有する大小様々な斑点模様を形成する凹部が外周面の周方向に沿って不規則な位置に多数形成された版胴ローラと、少なくとも表層部が弾性材で成形され、前記版胴ローラの凹部内の着色インキをその外周面に乗せ替えるための印刷ローラとを備えた印刷ユニットと、
    前記印刷ローラの下部に配置され、前記目地材中間品の装飾部の裏面形状に対応して装飾部を支持する上面と、前記目地材中間品の脚部の下半部を通過させるための中空部、及び前記上面と中空部との間に前記脚部の上半部を通過させるための溝部とを備えた剛性材料よりなる支持台とを使用し、
    押出成形装置から押し出される前記目地材中間品の装飾部が前記支持台に支持され変形しない状態で、前記装飾部の意匠面に前記印刷ローラを押し付けて、その表層部を弾性変形させ前記意匠面に密着させた状態で、印刷ローラの外周面に形成された凹部内の着色インキを前記目地材中間品の意匠面に転写印刷し、
    前記目地材中間品の意匠面に、印刷ローラの周長と同一長さの模様区域を長手方向で繰り返して印刷することを特徴とする意匠面に多数の斑点模様が形成されている建築用の長尺状目地材の製造方法。
  3. 印刷ユニットは、目地材中間品の長手方向に沿って所定間隔をおいて複数配置されて、各印刷ユニットにより前記目地材中間品の意匠面に形成された色とパターンの異なる複数の模様区域を重ねて合成することにより、全体の模様が連続して形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の意匠面に多数の斑点模様が形成されている建築用の長尺状目地材の製造方法。
  4. 押出成形装置から目地材中間品が押し出されて、その長手方向に移動している途中において、該目地材中間品の表面の意匠面に全体の模様を連続して印刷により形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の意匠面に多数の斑点模様が形成されている建築用の長尺状目地材の製造方法。
  5. 目地材中間品の表面の意匠面に、着色インキの付着性を高めるための液状プライマー塗布、放電処理等の前処理を行った後に、その意匠面に印刷ユニットにより全体の模様を連続して印刷することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の意匠面に多数の斑点模様が形成されている建築用の長尺状目地材の製造方法。
  6. 目地材中間品の表面の意匠面に、エンボス加工により凹凸模様を形成しておいて、該凹凸模様が形成された意匠面に印刷ユニットにより全体の模様を連続して印刷することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の意匠面に多数の斑点模様が形成されている建築用の長尺状目地材の製造方法。
  7. 目地材中間品の表面の意匠面に、印刷ユニットにより全体の模様を連続して形成した後に、その意匠面の全体に透明トップコートを塗布して、前記模様の印刷膜を保護することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の意匠面に多数の斑点模様が形成されている建築用の長尺状目地材の製造方法。
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