JP2001191016A - グラビア塗工方法およびグラビア塗工機 - Google Patents

グラビア塗工方法およびグラビア塗工機

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JP2001191016A
JP2001191016A JP2000002656A JP2000002656A JP2001191016A JP 2001191016 A JP2001191016 A JP 2001191016A JP 2000002656 A JP2000002656 A JP 2000002656A JP 2000002656 A JP2000002656 A JP 2000002656A JP 2001191016 A JP2001191016 A JP 2001191016A
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Japan
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gravure
roll
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coating
coating agent
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JP2000002656A
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Yoshinari Yasui
義成 康井
Minoru Yamada
稔 山田
Hiroshi Tawara
博志 田原
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Yasui Seiki Co Ltd
Original Assignee
Yasui Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属製の薄いシート材や、樹脂製の弾性係数
の高い薄いシート材等の基材に対して塗工剤を極めて精
度よく、かつ、確実に均一厚さでべた塗りすることので
きるグラビア塗工方法およびグラビア塗工機を提供する
こと。 【解決手段】 直径が約20mm〜約50mmの1本の
姿勢制御ロールによって上面を支持された状態で走行し
ている連続体状の基材の前記姿勢制御ロールより上流側
位置の下方に、姿勢制御ロールと平行に配置され、か
つ、外周面の全周にグラビアパターンが形成された直径
が約20mm〜約50mmのグラビアロールを、前記基
材と相対速度を有する周速度で回転させ、このグラビア
ロールの表面からドクタブレードによって余剰塗工剤を
塗工を施す前に拭取って、定量の塗工剤を前記基材の上
面が自由状態にあり、かつ、グラビアロールから離れた
基材が姿勢制御ロールに接触するまでの距離が微小距離
である位置の基材の下面に塗工してべた塗りすることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はグラビア塗工方法お
よびグラビア塗工機に係り、特に金属製の薄いシート材
や弾性係数の高い薄い基材に対しても、塗工剤を均一厚
さでべた塗りすることのできるグラビア塗工方法および
グラビア塗工機に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】本出願人
は実公平2−7663号公報および特公平5−5355
3号公報において、それまで良好な塗工が不可能とされ
ていた厚さが2μm〜9μm位いの薄い基材に対しても
縦皺が発生することなく常に良好な塗工を施すことがで
き、また、スムーザーを用いることなくグラビアロール
のみで塗工厚が均一なべた塗りを施すことができ、構成
も簡単で、コストも低廉であるマイクログラビア塗工シ
ステムを提案している。
【0003】更に、今日においては、CRT内に設置さ
れるシャドーマスクの素材として利用される銅箔やスチ
ール等の厚さが30μm〜500μm程度の金属製の薄
いシート材や、樹脂製の弾性係数の高い薄いシート材等
の基材に対しても精度よく塗工厚が均一なべた塗りを施
すことが要望されている。なぜならば、金属製の薄いシ
ート材には圧延むらを原因とする厚さむらがあり、塗工
剤を均一厚さに塗工することができなかった。また、樹
脂製の弾性係数の高い薄いシート材においても厚さむら
があり、同様の不都合があった。
【0004】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、金属製の薄いシート材や、樹脂製の弾性係数の
高い薄いシート材等の基材に対して塗工剤を極めて精度
よく、かつ、確実に均一厚さでべた塗りすることのでき
るグラビア塗工方法およびグラビア塗工機を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1に記載の本発明のグラビア塗工方法は、直径
が約20mm〜約50mmの1本の自由回転自在な姿勢
制御ロールによって上面を支持された状態で姿勢制御ロ
ールの軸方向と直交方向に走行している連続体状の基材
の前記姿勢制御ロールより上流側位置の下方に、姿勢制
御ロールと平行に配置され、かつ、外周面の全周にグラ
ビアパターンが形成された直径が約20mm〜約50m
mのグラビアロールを、前記基材と相対速度を有する周
速度で回転させるとともに、このグラビアロールの表面
からドクタブレードによって余剰塗工剤を塗工を施す前
に拭取って、定量の塗工剤を前記基材の上面が自由状態
にあり、かつ、グラビアロールから離れた基材が姿勢制
御ロールに接触するまでの距離が微小距離である位置の
基材の下面に塗工して、前記基材に塗工剤をべた塗りす
ることを特徴とする。
【0006】また、請求項5に記載の本発明のグラビア
塗工機は、走行している連続体状の基材の上面を支持す
る直径が約20mm〜約50mmの1本の自由回転自在
な姿勢制御ロールと、姿勢制御ロールによって上面を支
持された状態で姿勢制御ロールの軸方向と直交方向に走
行している連続体状の基材の前記姿勢制御ロールより上
流側位置の下方に、上面が自由状態にあり、かつ、グラ
ビアロールから離れた基材が姿勢制御ロールに接触する
までの距離が微小距離である位置の基材の下面に塗工剤
を塗工するグラビアロールであって、姿勢制御ロールと
平行に配置され、かつ、外周面の全周にグラビアパター
ンが形成された直径が約20mm〜約50mmのグラビ
アロールと、このグラビアロールの表面から余剰塗工剤
を塗工を施す前に拭取って定量の塗工剤を塗工部へ供給
せしめるドクターブレードとを有することを特徴とす
る。
【0007】また、請求項1または請求項5において、
前記微小距離は前記基材の厚さ以上から10mm以内若
しくは2mm以内とされたり、前記基材の厚さに10μ
m〜200μmを加えた距離とされる。
【0008】本発明においては、請求項5に記載のグラ
ビア塗工機を用いて請求項1に記載の方法によって、直
径が約20mm〜約50mmの1本の自由回転自在な姿
勢制御ロールによって上面を支持された状態で姿勢制御
ロールの軸方向と直交方向に走行している連続体状の基
材の上面が自由状態にあり、かつ、グラビアロールから
離れた基材が姿勢制御ロールに接触するまでの距離が微
小距離となる位置における基材の下面に対して、直径が
約20mm〜約50mmのグラビアロールによって定量
の塗工剤を塗工すると、微小距離を離間して配置されて
いる姿勢制御ロールとグラビアロールとの間に基材が縦
皺等の変形を発生させることなく平坦状に保持して展張
されて走行させられ、塗工剤が極めて精度よく、かつ、
確実に均一厚さにべた塗りされる。
【0009】更に、姿勢制御ロールとグラビアロールと
の間の微小距離を前記基材の厚さ以上から10mm以内
若しくは2mm以内とすると、基材の変形防止機能が高
まり、特に前記微小距離を前記基材の厚さに10μm〜
200μmを加えた距離とするとより一層基材の変形防
止機能が高まり、姿勢制御ロールとグラビアロールとの
間における基材の平坦性をより確実に保持することがで
き、塗工剤を極めて精度よく、かつ、確実に均一厚さに
べた塗りすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図10について説明する。
【0011】図1から図3は本発明方法を適用するグラ
ビア塗工機の一例を示し、図4および図5はこれに用い
るグラビアロールの1例を示す。
【0012】先ず、図1および図2においては、金属製
の薄シート材からなる連続体状の基材10を図1の左か
ら右方向へほぼ水平に走行させている。この基材10は
原反ロール(図示せず)から繰り出され、途中図1に示
すように、展張ロール11、1本の姿勢制御ロール1
2、12および展張ロール11によって展張され、最後
に巻取りロール(図示せず)によって巻取られる。この
姿勢制御ロール12は直径が約20mm〜約50mmと
され、自由回転自在に支持されている。そして、この姿
勢制御ロール12より上流側の基材10の下方に直径を
約20mm〜約50mmとするとともに姿勢制御ロール
12とほぼ同一直径とされ外周面をセラミックス材とし
たグラビアロール13が軸方向を基材10の走行方向と
直交させるようにして横架されている。このグラビアロ
ール13は、公知の適宜な昇降駆動機構(図示せず)に
よって上下動させられる基台14上に立設された1対の
支持部材15、15に軸受16、16をもって回転自在
に支持されている。このグラビアロール13には駆動モ
ータからカップリング(共に図示せず)を介して回転力
が伝達される。本実施形態においては、グラビアロール
13は基材10の走行方向と接触部にて逆方向(図1の
反時計方向)に回転させられる。また、グラビアロール
13のセラミックス材からなる外周面には基材10の全
幅より狭い幅のグラビアパターン17が全周に亘ってに
刻設されている。このグラビアロール13の下方の基台
14上にはオーバーフロー受容器18が緊締ボルト19
によって固定されている。そして、このオーバーフロー
受容器18上にはグラビアロール13に塗工剤を供給す
る塗工剤供給ノズル20が固着されている。この塗工剤
供給ノズル20は図2に示すようにグラビアロール13
のグラビアパターン17と同一幅に形成されている。ま
た、図1に示すように、塗工剤供給ノズル20は2つ割
れのノズルピース20a、20bを下半部に薄肉挟在物
21を介装して相互に緊締固着して一体的に形成されて
いる。そして、その薄肉挟在物21の上部には外部から
送給されて来る塗工剤を一旦貯留する幅方向に長い断面
円形の塗工剤貯留部22が形成されている。そして、こ
の塗工剤貯留部22の上部には薄肉挟在物21を介在さ
せないことにより形成した細長い連通溝23が形成され
ている。そして、塗工剤供給ノズル20の上端部には、
塗工剤貯留部22から連通溝23を通して送給されて来
る塗工剤を貯留してグラビアロール13のグラビアパタ
ーン17へ塗布させる上方に開いた細長いノズル部24
が形成されている。このノズル部24の長さはグラビア
ロール13のグラビアパターン17の幅と同一に形成さ
れており、塗工剤供給ノズル20の幅方向両端部にはそ
れぞれノズル部24の両端部を閉塞する幅規制用閉塞部
材28、28が固着されている。また、グラビアロール
13のグラビアパターン17がノズル部24内に貯留す
る塗工剤を基材10の下面に塗工する直前に、そのグラ
ビアパターン17に塗布されている余剰塗工剤を拭取る
ドクタブレード25が設けられている。このドクタブレ
ード25はグラビアロール13と平行な枢軸26に回動
自在に支承されたホルダ27に取付けられている。そし
て、このドクタブレード25はグラビアロール13のグ
ラビアパターン17内に全幅に亘って適正量の塗工剤を
充填させるとともに、そのグラビアパターン17の両端
から外側部分の塗工剤をも拭取るように機能する。
【0013】図1に示すように、前記展張ロール11、
11および姿勢制御ロール12は、公知の適宜な昇降駆
動機構(図示せず)によって上下動させられる上部ユニ
ット30にそれぞれ回転自在に装着されている。特に、
姿勢制御ロール12は、ステンレス製若しくは表面にク
ロムメッキを施したスチール製のパイプによって撓みの
ない剛性の高い構造に形成されており、しかもグラビア
ロール13との平行度の調整のために、その両端部をラ
ジアルベアリング、スラストベアリング等を組み合わせ
た公知の位置調整手段31をもって上部ユニット30に
装着されている。更に、姿勢制御ロール12は基材10
に接触して基材10が走行すると極めて軽く回転できる
よう枢支されているとともに、その回転の触れ精度を
0.005〜0.008mm以内にして支承されてい
る。そして、上部ユニット30を移動させて、姿勢制御
ロール12より上流側に展張される基材10をグラビア
ロール13の上面に接離させるようにしている。更に、
グラビアロール13は姿勢制御ロール12の上流側であ
って、基材10の上面が自由状態にあり、かつ、グラビ
アロール13の巻付け角の終端から離れた基材10が姿
勢制御ロール12の巻付け角の始端において接触するま
での距離が微小距離となる位置に配置させて、姿勢制御
ロール12とグラビアロール13との間における基材1
0の平坦性をより確実に保持することができるようにし
ている。この姿勢制御ロール12とグラビアロール13
との間の微小距離としては、前記基材10の厚さ以上か
ら10mm以内、好ましくは2mm以内、望ましくは前
記基材10の厚さに10μm〜200μmを加えた距離
とするとよい。微小距離が基材10の厚さより小さい
と、基材10を姿勢制御ロール12とグラビアロール1
3とで直接挟持して塗工している場合と同じになって、
基材10の上面を自由状態にして塗工している効果が出
ないためである。また、微小距離を10mmより大きく
すると塗工むらが発生するためである。更に、微小距離
を10mm以内であって好ましくは2mm以内にする
と、より基材10の変形防止機能が高まり、姿勢制御ロ
ールとグラビアロールとの間における基材の平坦性をよ
り確実に保持することができる。更に、微小距離を基材
10の厚さに10μm〜200μmを加えた距離とする
と、特に、より一層基材10の変形防止機能が高まり、
姿勢制御ロールとグラビアロールとの間における基材の
平坦性をより確実に保持することができ、塗工剤を極め
て精度よく、かつ、確実に均一厚さにべた塗りすること
ができる。
【0014】図4はグラビアロール13の詳細を示して
いる。本実施の形態においては、グラビアロール13は
次にのようにして製作される。まず、剛性および靱性を
有する鋼鉄等の金属製ロール芯13aの外周面にセラミ
ック材粉末をプラズマ溶射させて所定厚さのセラミック
材層13bを形成する。次に、セラミック材層13bの
外周面を円筒研磨し、その後レーザ彫刻により、グラビ
アパターン17を彫刻する。このグラビアパターン17
としては、多数の平行な傾斜溝17aとされている。各
傾斜溝17aはそれぞれレーザ彫刻によって彫られる小
円穴をその傾斜方向に一部を重複させて連続彫刻するこ
とによって形成される。更に、各傾斜溝17aの軸方向
両端部の所定長Lは、図5に示すように、端部に向けて
次第に溝深さが浅くなるように形成されている。このよ
うにして各傾斜溝17aが彫刻された後に、必要に応じ
てバーチカル研磨を行うとよい。
【0015】次に、図1から図3に示したグラビア塗工
機並びに図4および図5に示したグラビアロール13を
用いて、本発明方法による塗工剤のべた塗りを工程に従
って説明する。
【0016】上部ユニット30を図1の鎖線位置に移動
させて定位させ、その後基材10を所定速度で図1の左
から右方向へ走行させる。同時に塗工剤供給ノズル20
のノズル部24内へ塗工剤貯留部22および連通溝23
を通して塗工剤を送給するとともにグラビアロール13
を同図反時計方向に回転させる。これによりノズル部2
4内の塗工剤中にグラビアロール13のグラビアパター
ン17の下部が浸漬され、グラビアパターン17内に塗
工剤が充填供給されグラビアパターン17の回転に応じ
てドクタブレード25方向へ進行して行く。この時のノ
ズル部24内への塗工剤の送給量は、グラビアパターン
17への塗工剤の供給量と同量もしくは若干多い量とす
るとよい。そして、グラビアパターン17に塗布された
塗工剤はドクタブレード25において拭取られグラビア
パターン17の全幅のみに適正量だけ充填供給される。
このドクタブレード25によって拭取られた余剰塗工剤
は、再びグラビアパターン17に供給されたり、塗工剤
供給ノズル20の表面を流下してオーバーフロー受容器
18内に貯留された後に再び塗工剤貯留部22内に戻さ
れたりする。このようにしてグラビアロール13のグラ
ビアパターン17内に適正量の塗工剤が供給されるよう
になったら、図1の鎖線位置に移動させて定位させられ
て走行している基材10の下面に向けてグラビアロール
13を基台14と一緒に上昇させる。または、上部ユニ
ット30を図1の鎖線位置まで移動させて、グラビアロ
ール13のグラビアパターン17を基材10の下面に接
触させてグラビアパターン17内の塗工剤を基材10の
下面に塗工する。
【0017】この場合、姿勢制御ロール12によって上
面を支持された状態で走行している連続体状の基材10
の上面が自由状態にある位置であり、かつ、グラビアロ
ール13の巻付け角の終端から離れた基材10が姿勢制
御ロール12の巻付け角の始端において接触するまでの
距離が、基材10の厚さより大きく10mmより小さい
(好ましくは2mm以下)微小距離とされているため
に、姿勢制御ロール12とグラビアロール13との間に
おける基材10の平坦性をより確実に保持することがで
き、塗工剤を極めて精度よく、かつ、確実に均一厚さに
べた塗りすることができる。更に、本実施形態において
は、微小距離を基材10の厚さに10μm〜200μm
を加えた距離としているために、基材10の変形防止機
能が一層高まり、姿勢制御ロール12とグラビアロール
13との間における基材10の平坦性をより確実に保持
することができ、塗工剤を極めて精度よく、かつ、確実
に均一厚さにべた塗りすることができる。
【0018】その上更に、本実施形態においては、基材
10の走行方向とグラビアパターン17の回転方向とが
相互の接触部において逆方向であるから、グラビアパタ
ーン17は基材10の下面に対して滑りを生じているこ
ととなる。これにより基材10の下面に塗工されたグラ
ビアパターン17のパターンが基材10の走行方向と逆
方向に滑ることとなり基材10の下面に塗工剤が均一に
平滑されたべた塗り状態に塗工される。この場合に、塗
工厚は基材10とグラビアロール13との相対速度差を
変えることにより調整する。これにより本発明方法によ
ればスムージング装置を省くことができる。また、基材
10についてグラビアロール13の反対側に加圧用のゴ
ムローラ等を設けないので、金属製の薄いシート材や、
樹脂製の弾性係数の高い薄いシート材等の基材10に対
して縦皺等の変形が発生することを防止して、極めて良
好に塗工剤を塗工することができる。また、グラビアロ
ール13および姿勢制御ロール12が細いので、基材1
0の下面との接触面積が、直径の大きい従来のグラビア
ロールに比べて極めて小さくなり、基材10へ極めて良
好に均一に塗工剤を塗工することができるとともに、基
材10への接触および離れぎわが良くなり、塗布の開始
および停止の位置を正確に行なうことができる。更に、
グラビアロール13のコストも低廉となり、機械全体も
小型になり、上下動の駆動力も小さくて済む。
【0019】更に、本実施の形態においては、グラビア
ロール13の外周面がセラミックス材層13bからなる
セラミックス製であるために、グラビアパターン17を
セラミックス製のロール表面にレーザ溶射法によって自
由に刻設することができ、極めて精度のよいグラビアロ
ール13を製造することができる。従って、本実施の形
態のセラミックス製のグラビアロール13は、金属製グ
ラビアロールに比較して、耐久性に優れており、転造用
の高価なマザーミールが不用となり、製造すべきグラビ
アパターンが異なる毎のマザーミールも不要となり、し
かも転造時にマザーミールをグラビアロール用の円筒ロ
ールに強く押し付けるものではないために、グラビアロ
ール13の仕上がり精度を容易に高く維持することがで
きる。更に、グラビアパターン17を多数の平行な傾斜
溝17aとすることにより、塗工剤をより均一に塗工さ
せることができ、極めて均一な厚さのべた塗りを施すこ
とができる。更に、傾斜溝17aからなるグラビアパタ
ーン17の両端部において端部に向けて次第に溝深さが
浅くなるように形成することにより、当該両端部におけ
る塗工厚さが他の部分より厚くなることを確実に防止す
ることができ、塗工剤をより均一に塗工させることがで
きる。
【0020】更に、本実施の形態による良好な塗工作用
について、先ず、図6から図10に基づいて、本実施の
形態において小径なグラビアロール13とドクタブレー
ド25とを設けた点について説明する。
【0021】本実施の形態においては小径なグラビアロ
ール13を用いるとともに、ドクタブレード25によっ
て正確に計量されたグラビアパターン17内の塗工剤を
基材10への塗工部に供給し、その塗工部で基材10の
走行速度とグラビアロール13の周速度とを異ならせる
ようにして塗工を行なうようにしており、これにより本
実施の形態によれば従来では達し得なかった良好な塗工
剤の塗工が行なわれる。
【0022】即ち、図6に示すように、本実施の形態の
小径なグラビアロール13と従来の大径なグラビアロー
ル13aとを同一の巻付け角αをもって基材10に下面
から接触させると、基材10に対するグラビアロール1
3、13aの接触周方向長さは当然本実施の形態のグラ
ビアロール13の方が短かくなり、その結果基材10と
グラビアロール13、13aとの接触面積も本実施の形
態のグラビアロール13の方が小さくなる。この接触周
方向長さおよび接触面積の大小の相違並びに、ドクタブ
レード25によって正確に計量した塗工剤を塗工部へ供
給することにより、本実施の形態が従来例では達成し得
なかった極めて良好な塗工を以下のようにして施すこと
ができる。
【0023】先ず、グラビアロールの外周面に形成され
たグラビアパターン17内に貯留されて基材10との接
触部まで移送された塗工剤は、基材10と接することに
より基材10側に転写されるものであるが、そのグラビ
アロール13、13aと基材10との接触部を微視的に
観察すると、グラビアロール13、13aと基材10と
の間に走行速度差がある場合には、グラビアロール1
3、13aと基材10との間に薄い塗工剤層が前記巻付
け角+この巻付け角より基材10の走行方向の前後側に
若干広がっている基材10とグラビアロール13、13
aとの間の楔形断面の小空間35、35aからなる角度
の範囲に形成され、同塗工剤層部分より塗工剤が基材1
0に塗工される。
【0024】ところが、図7(a)に示すようにグラビ
アロール13aの直径が大きい場合には、例えば本実施
の形態のようにグラビアロール13aを基材10と逆方
向に回転させると、グラビアロール13aと基材10と
の間に生じる摩擦力が極めて大きくなる。この大きな摩
擦力の存在下で基材10を円滑に走行させるためには、
基材10に前記摩擦力より大きな展張力を付与して走行
させなければならない。基材10に大きな展張力が作用
すると、その展張力のグラビアロール13aの中心方向
に向う分力によって基材10はグラビアロール13aの
外周面に向けて押付けられ、両者間に形成される塗工剤
層(同図において塗工剤を斜線で示している(図8、図
9において同じ))を排除して、前記巻付け角αの中央
部分においてグラビアロール13aの外周面に直接接触
してしまい、両者間の摩擦力を更に増大させてしまう。
これに伴って基材10に付与すべき展張力Fを更に増大
させなければならない。このような大きな展張力Fが薄
い基材10に作用すると、図8(a)に示すようにその
基材10に展張方向すなわち長手方向に延びる複数の縦
皺32、32…が発生し、基材10とグラビアロール1
3aとの間隔が基材10の幅方向に不均一となり、基材
10とグラビアロール13aとの間の塗工剤層の基材1
0の幅方向における塗工剤量も不均一となり、結局基材
10への塗工剤の塗布量も不均一となって、塗工むらが
発生した。この塗工むらの形態としては、基材10の縦
皺32に沿って塗工量の多い部分と少ない部分とからな
る複数の縦縞33、33…が発生する。また、従来例に
おいてはグラビアロール13aと基材10との間の摩擦
力が大きいため、基材10を等速で走行させることが困
難であり、基材10の走行速度は早くなったり遅くなっ
たりを繰返す不等速走行となり、塗工量の多い部分と少
ない部分とが基材10の長手方向に繰返えされる横縞3
4状の塗工むらが発生する。更に、従来例においては、
グラビアロール13aの直径が大きいため、基材10の
走行方向前方側が基材10とグラビアロール13aとの
間に形成される楔形断面の小空間25aに貯留されてい
る塗工剤層から離れる際に、基材10に縦皺が生じるこ
とがあった。なぜなら、前記小空間35a部分におい
て、楔形の頂点から基材10の走行方向に向けて基材1
0とグラビアロール13aとの間隔の拡大率が小さく、
換言すれば、楔形が非常に鋭くなり、同小空間35a内
に貯留される塗工剤層のグラビアロール13aに対する
周方向長さが長くなるとともに、その塗工剤層の端部か
ら離れようとする基材10部分との間に作用する剥離力
が大きくなり、基材10に複数の縦皺が発生し、塗工む
らが生じていた。従来例においてはこれらの不具合部分
が複合的に作用し合って、塗工剤を均一に塗工すること
ができなかった。このようであるから塗工厚さを調整す
ることもできなかった。
【0025】また、従来のように小径なロールのみを用
いて塗工剤を基材に塗布して、前述した大径なロールの
問題点を克服するようにしても、ロールによって塗工部
まで搬送される塗工剤量を正確に所定量に計量するもの
ではないため、そのロールによる塗工工程のみでは塗工
厚を均一にすることは不可能であり、結局スムーザーを
設けなければならなかった。
【0026】一方、本実施の形態によれば、図6に示す
ようにグラビアロール13の直径を小さくしたので、前
述したようにグラビアロール13と基材10との接触面
積が小さくなり、グラビアロール13を基材10と逆方
向に回転させても、グラビアロール13と基材10との
間に生じる摩擦力は極めて小さく抑えられる。
【0027】従って、図7(b)に示すように基材10
を円滑に走行させるために必要な基材10に付与する展
張力fも小さく抑えられる。この展張力fが小さいこと
により、その展張力fのグラビアロール13の中心方向
に向う分力も小さく抑えられ、基材10の下面が直接グ
ラビアロール13の外周面に接触することが無くなり、
基材10とグラビアロール13との間に薄い塗工剤層が
確実に形成される。この薄い塗工剤層が形成されること
により、基材10とグラビアロール13との間の摩擦力
が一層小さく抑えられ、基材10に付与する展張力fも
小さく抑えられる。
【0028】そして、基材10とグラビアロール13と
の間の摩擦力が小さいこと、および両者間に薄い塗工剤
層が形成されていることにより、基材10の走行に対す
る抵抗力は極めて小さいものであり、基材10を一定速
度で走行させることができる。
【0029】更に、基材10とグラビアロール13との
間に形成される小空間35の楔形の鋭さは、グラビアロ
ール13の直径が小さいため従来例に比べて鋭くなり、
その小空間35に貯留される塗工剤層のグラビアロール
13の周方向長さも短くなるとともに、塗工剤層の端部
から離れようとする基材10の部分との間に作用する剥
離力も小さく抑えられ、基材10に縦皺が発生すること
もない。
【0030】更に、本実施の形態においては、基材10
が一定速度で走行することにより、小空間35の塗工剤
層から一定量の塗工剤が基材10に転写されることとな
り、しかもその転写される塗工剤量と同量の塗工剤を、
ドクタブレード25によって正確に計量された定周速回
転中のグラビアロール13の各グラビアパターン17を
介して供給することにより、基材10の走行速度とグラ
ビアロール13の周速との比が所定値となった時に、塗
工剤の転写量と供給量とが同一となってバランスし、基
材10への塗工剤の塗工厚が一定の塗工が施される。図
10はその塗工厚と前記両速度比との関係を示してい
る。この小空間35における塗工剤の転写と供給とのバ
ランスは、塗工剤の性質すなわち表面張力や粘度と、グ
ラビアロール13の回転および基材10の走行によって
塗工剤へ付与されるそれぞれの運動力等がバランスする
ことにより得られる。
【0031】次に、姿勢制御ロール12を設けたことに
よる作用を説明する。
【0032】本実施の形態においては、姿勢制御ロール
12によって上面を支持された状態で走行している連続
体状の基材10の上面が自由状態にある位置であり、か
つ、グラビアロール13の巻付け角の終端から離れた基
材10が姿勢制御ロール12の巻付け角の始端において
接触するまでの距離が、基材10の厚さより大きく10
mmより小さい(好ましくは2mm以内)微小距離とさ
れているために、姿勢制御ロール12とグラビアロール
13との間における基材10の平坦性をより確実に保持
することができる。特に、本実施形態においては、微小
距離を基材10の厚さに10μm〜200μmを加えた
距離としているために、基材10の変形防止機能が一層
高まり、姿勢制御ロール12とグラビアロール13との
間における基材10の平坦性をより確実に保持すること
ができる。
【0033】そして、本実施の形態においては、これら
の作用が相剰的に作用し合って、平坦性をもって走行し
ている基材10とグラビアロール13との間に形成され
る塗工剤層を常に一定状態に保持し、基材10に対して
塗工剤が極めて精度よく、かつ、確実に均一厚さにべた
塗りされる。
【0034】また、本実施の形態においては、楔形断面
の小空間35内に貯留されている塗工剤層から基材10
へ塗工剤を転写するものであり、スムージングナイフ、
スムージングローラ等のスムージング機構を用いること
なく、グラビアロール13の彫刻パターンを平滑化した
塗工厚が均一なべた塗り状の塗工を施すことができる。
【0035】更に、図9に示すように基材10とグラビ
アロール13との間に形成される塗工剤層はグラビアロ
ール13の軸方向と正確に平行に形成されているため、
基材10に対する塗工開始位置および塗工終了位置にお
ける塗工剤の塗布部分の端部を基材10の走行方向と正
確に直交するように形成することができ、塗工仕上がり
も極めて良質のものとすることができる。
【0036】しかも、図10に示すように基材10の走
行速度に対するグラビアロール13の周速度の相対速度
を変えることにより、基材10への塗工剤の塗工厚を調
整することができる。
【0037】なお、図1においてはグラビアロール13
を基材10と反対方向に回転させたが、ドクタブレード
25をグラビアロール13に対して反対側に設けるとと
もに、グラビアロール13を同図において時計方向に回
転させ、更に基材10とグラビアロール13とに相対速
度差を設けることにより、基材10の下面に塗工剤が平
滑化された塗工を施すように形成してもよい。この場
合、基材10の走行速度よりグラビアロール13の周速
度を大きくすると、特に2倍程度の速度にすると、塗工
剤の平滑化が極めて良好に行なわれる。
【0038】そして、塗工剤の粘度が高い場合にはグラ
ビアロール13を基材10と逆方向に回転させ、その粘
度が低い場合にはグラビアロール13を基材10と同方
向に回転させると、塗工剤の平滑化を良好に行なうこと
ができる。また、基材10とグラビアロール13との相
対速度をグラビアロール13の回転速度を変えて調整す
ることにより、例えば図10の特性図に示すように前記
平滑化の調整と併せて基材10への塗工剤の塗工厚を調
整することができる。
【0039】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、必要に応じて変更することができる。
例えば、前記実施の形態におけるグラビアパターンをロ
ールの軸方向に複数に分割して間欠的に設けてストライ
ブ彫刻としたり、ロールの周方向にも部分的に形成する
ようにしてもよい。また、前記実施の形態におけるグラ
ビアパターンは傾斜溝としたが、これを格子状や台形状
のパターンとしてもよい。また、グラビアロールとして
金属材製のものを用いてもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明のグラビア塗工方法およびグラビ
ア塗工機はこのように構成され作用するものであるか
ら、金属製の薄いシート材や、樹脂製の弾性係数の高い
薄いシート材等の基材に対して塗工剤を極めて精度よ
く、かつ、確実に均一厚さでべた塗りすることができ
る。
【0041】本更に、発明においては、請求項5に記載
のグラビア塗工機を用いて請求項1に記載の方法によっ
て塗工を施すことにより、直径が約20mm〜約50m
mの1本の自由回転自在な姿勢制御ロールによって上面
を支持された状態で姿勢制御ロールの軸方向と直交方向
に走行している連続体状の基材の上面が自由状態にあ
り、かつ、グラビアロールから離れた基材が姿勢制御ロ
ールに接触するまでの距離が微小距離となる位置におけ
る基材の下面に対して塗工剤を塗工することができ、こ
れにより微小距離を離間して配置されている姿勢制御ロ
ールとグラビアロールとの間に基材が縦皺等の変形を発
生させることなく平坦状に保持して展張されて走行させ
られ、塗工剤が極めて精度よく、かつ、確実に均一厚さ
にべた塗りされる。
【0042】更に、姿勢制御ロールとグラビアロールと
の間の微小距離を前記基材の厚さ以上から10mm以内
若しくは2mm以内とすることにより、基材の変形防止
機能が高まり、特に前記微小距離を前記基材の厚さに1
0μm〜200μmを加えた距離とするとより一層基材
の変形防止機能が高まり、姿勢制御ロールとグラビアロ
ールとの間における基材の平坦性をより確実に保持する
ことができ、塗工剤を極めて精度よく、かつ、確実に均
一厚さにべた塗りすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のグラビア塗工方法を実施するための
グラビア塗工機の一例を示す縦断面図
【図2】 図1のII−II線に沿った縮小断面図
【図3】 上部ユニットを示す縦断面図
【図4】 図1のIV 部の拡大半断面図
【図5】 図4のV−V線に沿った断面図
【図6】 本発明方法と従来例との要部の構成を比較す
る概略図
【図7】 (a)(b)はそれぞれ従来例と本発明とに
おける基材とグラビアロールとの間に形成される塗工剤
層を示す説明図
【図8】 (a)(b)はそれぞれ従来例における塗工
状態を示す概略斜視図
【図9】 本発明の図7と同様の図
【図10】 グラビアロールの周速度/基材の走行速度
からなる相対速度と基材への塗工剤の塗工厚との関係を
示す特性図
【符号の説明】
10 基材 12 姿勢制御ロール 13 グラビアロール 17 グラビアパターン 25 ドクターブレード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田原 博志 神奈川県海老名市門沢橋149−1 株式会 社康井精機厚木工場内 Fターム(参考) 4D075 AC25 AC53 AC84 AC92 AC94 AC99 CA48 DA04 DB01 DB31 EA05 4F040 AA22 AC01 BA26 CB05 CB15 DA02 DA03 DA07 DA12 DB22

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直径が約20mm〜約50mmの1本の
    自由回転自在な姿勢制御ロールによって上面を支持され
    た状態で姿勢制御ロールの軸方向と直交方向に走行して
    いる連続体状の基材の前記姿勢制御ロールより上流側位
    置の下方に、姿勢制御ロールと平行に配置され、かつ、
    外周面の全周にグラビアパターンが形成された直径が約
    20mm〜約50mmのグラビアロールを、前記基材と
    相対速度を有する周速度で回転させるとともに、このグ
    ラビアロールの表面からドクタブレードによって余剰塗
    工剤を塗工を施す前に拭取って、定量の塗工剤を前記基
    材の上面が自由状態にあり、かつ、グラビアロールから
    離れた基材が姿勢制御ロールに接触するまでの距離が微
    小距離である位置の基材の下面に塗工して、前記基材に
    塗工剤をべた塗りすることを特徴とするグラビア塗工方
    法。
  2. 【請求項2】 前記微小距離は前記基材の厚さ以上から
    10mm以内であることを特徴とする請求項1に記載の
    グラビア塗工方法。
  3. 【請求項3】 前記微小距離は前記基材の厚さ以上から
    2mm以内であることを特徴とする請求項1に記載のグ
    ラビア塗工方法。
  4. 【請求項4】 前記微小距離は前記基材の厚さに10μ
    m〜200μmを加えた距離であることを特徴とする請
    求項1に記載のグラビア塗工方法。
  5. 【請求項5】 走行している連続体状の基材の上面を支
    持する直径が約20mm〜約50mmの1本の自由回転
    自在な姿勢制御ロールと、姿勢制御ロールによって上面
    を支持された状態で姿勢制御ロールの軸方向と直交方向
    に走行している連続体状の基材の前記姿勢制御ロールよ
    り上流側位置の下方に、上面が自由状態にあり、かつ、
    グラビアロールから離れた基材が姿勢制御ロールに接触
    するまでの距離が微小距離である位置の基材の下面に塗
    工剤を塗工するグラビアロールであって、姿勢制御ロー
    ルと平行に配置され、かつ、外周面の全周にグラビアパ
    ターンが形成された直径が約20mm〜約50mmのグ
    ラビアロールと、このグラビアロールの表面から余剰塗
    工剤を塗工を施す前に拭取って定量の塗工剤を塗工部へ
    供給せしめるドクターブレードとを有することを特徴と
    するグラビア塗工機。
  6. 【請求項6】 前記微小距離は前記基材の厚さ以上から
    10mm以内であることを特徴とする請求項5に記載の
    グラビア塗工機。
  7. 【請求項7】 前記微小距離は前記基材の厚さ以上から
    2mm以内であることを特徴とする請求項5に記載のグ
    ラビア塗工機。
  8. 【請求項8】 前記微小距離は前記基材の厚さに10μ
    m〜200μmを加えた距離であることを特徴とする請
    求項5に記載のグラビア塗工機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007289809A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Teijin Dupont Films Japan Ltd シート状物の製造方法および装置
JP2009291739A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Lintec Corp ブレードホルダーと、これを具備する塗布装置

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JP2007289809A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Teijin Dupont Films Japan Ltd シート状物の製造方法および装置
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