JP2001190739A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP2001190739A
JP2001190739A JP2000002093A JP2000002093A JP2001190739A JP 2001190739 A JP2001190739 A JP 2001190739A JP 2000002093 A JP2000002093 A JP 2000002093A JP 2000002093 A JP2000002093 A JP 2000002093A JP 2001190739 A JP2001190739 A JP 2001190739A
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Japan
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JP2000002093A
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English (en)
Inventor
Shigeki Yamazaki
茂喜 山崎
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Taiyo Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の回転リール30と、回転リール30の回転
を開始させるためのスタートスイッチ40と、回転リール
30の回転を停止させるためのストップスイッチ50と、こ
れらに接続される遊技制御装置100とを備えたスロット
マシン10において、回転リール30の回転を開始させてか
らストップスイッチ50の操作を有効にするまでの時間で
ある操作有効化時間を、抽選結果に応じて変更可能に形
成する。 【解決手段】 遊技制御装置100に、操作有効化時間を
設定するための時間設定手段130と、操作有効化時間が
経過した後にストップスイッチ50の操作を有効にするた
めの操作有効化手段140とを備える。時間設定手段130
は、抽選結果毎に操作有効化時間を定めた時間テーブル
131を備え、この時間テーブル130に基づいて操作有効化
時間を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抽選手段による抽
選結果が当選となり、かつ、その当選の種類に対応した
図柄が入賞ライン上に揃うと、遊技者に所定の利益が付
与されるスロットマシンに関し、特に、回転リールの回
転を開始させてからストップスイッチの操作を有効にす
るまでの時間を、抽選結果に応じて変更可能に形成する
ことにより、遊技者の興趣をより一層高めるようにした
スロットマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、3個の回転リール
と、スタートスイッチと、ストップスイッチと、遊技制
御装置とを備えたスロットマシンが提供されている。3
個の回転リールは、横並びに設けられている。また、各
回転リールの外周面には、複数種類の図柄が多数個付さ
れている。
【0003】これらの回転リールは、スロットマシンの
筐体の内部に備えられ、前面パネルのほぼ中央に設けた
表示窓に、その外周面を臨ませている。また、スタート
スイッチは、回転リールの回転を開始させるためのもの
である。このスタートスイッチは、表示窓の左下方に設
けられている。
【0004】そして、遊技メダルを投入した後に、この
スタートスイッチを操作すると、すべての回転リールの
回転が開始することとなっている。また、ストップスイ
ッチは、回転リールの回転を停止させるためのものであ
る。表示窓の下方には、3個のストップスイッチが横並
びに設けられている。
【0005】そして、左側のストップスイッチを操作す
ると、左側の回転リールの回転が停止し、また、中央の
ストップスイッチを操作すると、中央の回転リールの回
転が停止し、また、右側のストップスイッチを操作する
と、右側の回転リールの回転が停止することとなってい
る。また、遊技制御装置は、CPU、RAM、及びRO
Mなどを備えたマイクロコンピュータによって構成され
ている。
【0006】そして、この遊技制御装置は、ROM上に
所定のプログラムを収納されることにより、遊技を制御
するための遊技制御手段や、抽選を行うための抽選手段
などを有するように形成されている。以下、更に、この
スロットマシンについて詳述する。このスロットマシン
は、遊技として、一般的な遊技である通常遊技と、遊技
者に大きな利益を与える特別遊技とを設けていると共
に、抽選結果として、特別遊技当選と、小役当選と、再
遊技当選と、ハズレとを設けている。
【0007】また、このスロットマシンは、特別遊技と
して、通常遊技よりも入賞する確率が高い特定遊技(レ
ギュラーボーナスゲーム、RB)と、この特定遊技を導
入する確率が高い特定導入遊技(ビッグボーナスゲー
ム、BB)とを設け、また、特別遊技当選として、BB
当選と、RB当選とを設け、更に、小役当選として、第
1小役当選と、第2小役当選と、第3小役当選とを設け
ている。
【0008】また、このスロットマシンは、遊技メダル
の投入を条件として、スタートスイッチが操作される
と、抽選手段に抽選を行わせ、その直後に、すべての回
転リールの回転を開始させるように形成されている。こ
のとき、前回の遊技が終了してから所定の時間(例え
ば、4100ミリ秒)を経過していなければ、前回の遊
技が終了してから所定の時間を経過した後に、すべての
回転リールの回転を開始させるように形成されている。
【0009】また、このスロットマシンは、すべての回
転リールの回転が開始してから所定の時間(例えば、6
00ミリ秒)を経過した後に、各ストップスイッチの操
作を有効にし、その後に各ストップスイッチが操作され
ると、各ストップスイッチに対応した回転リールの回転
を停止させるように形成されている。また、各回転リー
ルの回転の停止は、各回転リールに対応したストップス
イッチが操作された後、所定の時間内(例えば、190
ミリ秒以内)に行われるように形成されている。このと
き、回転リールの回転の停止を可能な範囲で遅らせるこ
とにより、所定の図柄を入賞ライン上に揃える、いわゆ
る引き込み制御や、あるいは所定の図柄を入賞ライン上
に揃えないようにする、いわゆる蹴飛ばし制御が行われ
ることがある。
【0010】更に、抽選結果が特別遊技当選や、小役当
選や、再遊技当選となったときには、これらの当選に対
応した図柄について引き込み制御が行われると共に、こ
れらの当選に対応しない図柄については蹴飛ばし制御が
行われることとなっている。一方、抽選結果がハズレと
なったときには、上記当選に対応した図柄すべてについ
て蹴飛ばし制御が行われることとなっている。
【0011】これにより、抽選結果が特別遊技当選や、
小役当選や、再遊技当選となったときには、これらの当
選に対応した図柄が入賞ライン上に揃いやすくなる。一
方、抽選結果がハズレとなったときには、上記当選に対
応した図柄が入賞ライン上に揃わないようにしてある。
そして、抽選結果が小役当選となったときに、小役当選
に対応した図柄が入賞ライン上に揃うと、小役入賞とな
り、遊技者に所定の枚数の遊技メダルが払い出される。
また、抽選結果が特別遊技当選となったときに、特別遊
技当選に対応した図柄が入賞ライン上に揃うと、特別遊
技入賞となり、遊技者に所定の枚数の遊技メダルが払い
出されると共に、遊技が通常遊技から特別遊技に移行す
る。また、抽選結果が再遊技当選となったときに、再遊
技当選に対応した図柄が入賞ライン上に揃うと、再遊技
入賞となり、遊技メダルを投入することなく再度同じ条
件で遊技が実行可能となる。
【0012】ところで、小役当選に対応する図柄は、各
回転リールの外周面に比較的多く付されているため、抽
選結果が小役当選となれば、1回のストップスイッチの
操作でほぼ確実に小役入賞を引き当てることができる。
一方、特別遊技当選に対応する図柄は、各回転リールの
外周面に1〜2個程度しか付されていないため、たとえ
抽選結果が特別遊技当選となっても、1回のストップス
イッチの操作で特別遊技入賞を引き当てることは難し
い。
【0013】このため、このスロットマシンは、抽選結
果が特別遊技当選となったにもかかわらず、特別遊技入
賞を引き当てることができなかった場合に、特別遊技入
賞を引き当てることができるまで、特別遊技当選に対応
した図柄を入賞ライン上に揃えやすくする、いわゆるフ
ラグの持ち越しを行うように形成されている。更に、こ
のスロットマシンは、抽選結果が特別遊技当選となった
場合や、フラグの持ち越しが行われている場合などに、
その旨を遊技者に知らせるべく、前面パネルの上部に設
けた告知ランプを点滅させる、いわゆるリーチ告知を行
うように形成されている。
【0014】そして、このスロットマシンは、これらに
より、遊技者の興趣を高めるようにしているのである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のスロットマシンでは、遊技者は、リーチ告知を察知す
るために、告知ランプを注視しながら遊技を行わなけれ
ばならなかった。このため、上述した従来のスロットマ
シンでは、遊技者は、回転リールの図柄やストップスイ
ッチの操作に集中できなかったのである。
【0016】逆に、回転リールの図柄やストップスイッ
チの操作に集中するあまり、告知ランプの点滅、即ち、
リーチ告知に気づかない遊技者もいた。このため、せっ
かく告知ランプを備えてリーチ告知を行っても、遊技者
の興趣を十分に高めることができなかったのである。そ
して、遊技者が一連の遊技進行の中でリーチ告知を察知
できるスロットマシンが求められていたのである。
【0017】そこで、本発明のうち請求項1に記載した
発明は、回転リールの回転を開始させてからストップス
イッチの操作を有効にするまでの時間である操作有効化
時間を、抽選結果に応じて変更可能に形成することによ
り、操作有効化時間の変化によってリーチ告知を行うこ
とができるようにし、そして、遊技者が一連の遊技進行
の中でリーチ告知を察知できるようにすることにより、
回転リールの図柄やストップスイッチの操作に集中でき
るようにしたスロットマシンを提供することを目的とす
る。
【0018】また、本発明のうち請求項2に記載した発
明は、請求項1に記載した発明の目的に加えて、抽選結
果が当選のときの操作有効化時間を、抽選結果がハズレ
のときの操作有効化時間よりも長くすることにより、遊
技者の興趣をより一層高めることができるようにしたス
ロットマシンを提供することを目的とする。また、本発
明のうち請求項3に記載した発明は、請求項1に記載し
た発明の目的に加えて、抽選結果が特定の当選のときの
操作有効化時間を、抽選結果が他の当選のとき及びハズ
レのときの操作有効化時間よりも長くすることにより、
遊技者の興趣をより一層高めることができるようにした
スロットマシンを提供することを目的とする。
【0019】また、本発明のうち請求項4に記載した発
明は、請求項1に記載した発明の目的に加えて、抽選結
果が当選となった場合でも、操作有効化時間を一定の割
合で長くしなかったり、逆に、抽選結果がハズレとなっ
た場合でも、操作有効化時間を一定の割合で長くしたり
することにより、遊技者の興趣をより一層高めることが
できるようにしたスロットマシンを提供することを目的
とする。
【0020】更に、本発明のうち請求項5に記載した発
明は、請求項4に記載した発明の目的に加えて、抽選結
果が所定の当選となった場合には、高い割合で操作有効
化時間を長くすると共に、抽選結果がハズレとなった場
合には、高い割合で操作有効化時間を長くしないように
することにより、操作有効化時間が長くなれば当選の可
能性が高いとして遊技者を期待させ、遊技者の興趣をよ
り一層高めるようにしたスロットマシンを提供すること
を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】(請求項1)本発明のう
ち請求項1に記載した発明は、複数の回転リール(30)
と、回転リール(30)の回転を開始させるためのスター
トスイッチ(40)と、回転リール(30)の回転を停止さ
せるためのストップスイッチ(50)と、回転リール(3
0)、スタートスイッチ(40)、及びストップスイッチ
(50)にそれぞれ接続される遊技制御装置(100)とを
備えたスロットマシン(10)であって、前記遊技制御装
置(100)は、遊技を制御するための遊技制御手段(11
0)と、抽選を行うための抽選手段(120)と、回転リー
ル(30)の回転を開始させてからストップスイッチ(5
0)の操作を有効にするまでの時間である操作有効化時
間を設定するための時間設定手段(130)と、操作有効
化時間が経過した後にストップスイッチ(50)の操作を
有効にする操作有効化手段(140)とを備え、前記時間
設定手段(130)は、抽選手段(120)による抽選結果毎
に操作有効化時間を定めた時間テーブル(131)を備
え、この時間テーブル(131)に基づいて操作有効化時
間を設定するように形成されていることを特徴とする。
【0022】ここで、複数(例えば、3個)の「回転リ
ール(30)」は、例えば、それぞれの外周面を表示窓
(20)に臨ませるようにして、横並びに設けられる。ま
た、各回転リール(30)の外周面には、例えば、「7」
「BAR」「ベル」「プラム」「チェリー」「Repl
ay」などの図柄を付することができる。また、「スタ
ートスイッチ(40)」とは、各回転リール(30)の回転
を開始させるためのものをいう。
【0023】このスタートスイッチ(40)は、例えば、
表示窓(20)の左下方に設けたレバースイッチによって
構成することができる。また、「ストップスイッチ(5
0)」とは、各回転リール(30)の回転を停止させるた
めのものをいう。このストップスイッチ(50)は、例え
ば、回転リール(30)が3個であれば、各回転リール
(30)に対応させた3個のボタンスイッチによって構成
することができる。また、これらのボタンスイッチは、
表示窓(20)の下方に横並びに設けることができる。
【0024】また、「遊技制御装置(100)」とは、ス
ロットマシン(10)を制御するためのものをいう。この
遊技制御装置(100)は、例えば、CPU、RAM、及
びROMなどを備えたマイクロコンピュータによって構
成することができる。また、この遊技制御装置(100)
には、回転リール(30)、スタートスイッチ(40)、及
びストップスイッチ(50)がそれぞれ接続される。
【0025】また、「遊技制御手段(110)」とは、ス
ロットマシン(10)における遊技を制御するためのもの
をいう。この遊技制御手段(110)は、例えば、遊技制
御装置(100)のROM上に所定のプログラムを収納す
ることによって形成することができる。そして、この遊
技制御手段(110)により、例えば、スタートスイッチ
(40)の操作によって、回転リール(30)の回転を開始
させたり、あるいはストップスイッチ(50)の操作によ
って、回転リール(30)の回転を停止させたりすること
ができる。また、例えば、遊技として、通常遊技と特別
遊技とを設けたり、あるいは入賞として、小役入賞と特
別遊技入賞とを設けたりすることもできる。
【0026】また、「抽選手段(120)」とは、抽選を
行うためのものをいう。この抽選手段(120)は、例え
ば、遊技制御装置(100)のROM上に所定のプログラ
ムを収納することにより、抽選用の乱数を発生させるた
めの「抽選用乱数発生手段(121)」と、この抽選用乱
数発生手段(121)が発生させた乱数を抽出するための
「抽選用乱数抽出手段(122)」と、抽選判定に用いる
「抽選テーブル(123)」と、抽選用乱数抽出手段(12
2)が抽出した乱数と抽選テーブル(123)とを照合し
て、抽選結果を判定するための「抽選判定手段(12
4)」とを有するように形成することができる。
【0027】そして、この抽選手段(120)により、例
えば、特別遊技当選か、小役当選か、再遊技当選か、あ
るいはハズレかの抽選を行うことができる。また、「操
作有効化時間」とは、回転リール(30)の回転を開始さ
せてから、ストップスイッチ(50)の操作を有効にする
までの時間をいう。即ち、スタートスイッチ(40)を操
作すると、各回転リール(30)の回転が開始し、その後
に各ストップスイッチ(50)の操作が有効となり、その
後に各ストップスイッチ(50)を操作すると、各回転リ
ール(30)の回転が停止することとなるが、操作有効化
時間とは、各回転リール(30)の回転が開始してから、
ストップスイッチ(50)の操作が有効になるまでの時間
をいう。
【0028】また、「時間設定手段(130)」とは、操
作有効化時間を設定するためのものをいう。この時間設
定手段(130)は、例えば、遊技制御装置(100)のRO
M上に所定のプログラムを収納することによって形成す
ることができる。また、「操作有効化手段(140)」と
は、操作有効化時間が経過した後に、ストップスイッチ
(50)の操作を有効にするためのものをいう。
【0029】即ち、この操作有効化手段(140)は、操
作有効化時間が経過した後に、ストップスイッチ(50)
の操作を有効にする。逆に言えば、ストップスイッチ
(50)の操作は、操作有効化時間が経過した後に、この
操作有効化手段(140)によって有効にされる。従っ
て、各回転リール(30)の回転が開始した後であって
も、操作有効化時間が経過する前、即ち、この操作有効
化手段(140)がストップスイッチ(50)の操作を有効
にする前であれば、ストップスイッチ(50)を操作して
も、回転リール(30)の回転は停止しない。
【0030】そして、この操作有効化手段(140)は、
例えば、遊技制御装置(100)のROM上に所定のプロ
グラムを収納することによって形成することができる。
また、「時間テーブル(131)」とは、抽選手段(120)
による抽選結果毎に、操作有効化時間を定めたものをい
う。この時間テーブル(131)は、例えば、BB当選
(例えば、「7」)のときの操作有効化時間を3000
ミリ秒、RB当選(例えば、「BAR」)のときの操作
有効化時間を3000ミリ秒、第1小役当選(例えば、
「ベル」)のときの操作有効化時間を2000ミリ秒、
第2小役当選(例えば、「プラム」)のときの操作有効
化時間を600ミリ秒、第3小役当選(例えば、「チェ
リー」)のときの操作有効化時間を600ミリ秒、再遊
技当選(例えば、「Replay」)のときの操作有効
化時間を600ミリ秒、ハズレのときの操作有効化時間
を600ミリ秒と定めるように形成することができる。
【0031】そして、この時間テーブル(131)は、例
えば、遊技制御装置(100)のROM上に所定のプログ
ラムを収納することによって形成することができる。そ
して、上述したように、遊技制御装置(100)に、時間
設定手段(130)と操作有効化手段(140)とを設けると
共に、前記時間設定手段(130)には、抽選結果毎に操
作有効化時間を定めた時間テーブル(131)を設け、更
に、この時間テーブル(131)に基づいて操作有効化時
間を設定するように形成することにより、抽選結果に応
じて操作有効化時間を変更可能とすることができる。即
ち、操作有効化時間の変化によって、リーチ告知を行う
ようにすることができる。これにより、遊技者は、一連
の遊技進行の中でリーチ告知を察知できるようになる。
従って、遊技者が回転リール(30)の図柄やストップス
イッチ(50)の操作に集中できるスロットマシン(10)
とすることができるのである。 (請求項2)また、本発明のうち請求項2に記載した発
明は、請求項1に記載した発明の構成に加えて、時間テ
ーブル(131)は、抽選手段(120)による抽選結果が当
選のときの操作有効化時間を、抽選手段(120)による
抽選結果がハズレのときの操作有効化時間よりも長く定
めていることを特徴とする。
【0032】ここで、時間テーブル(131)は、例え
ば、BB当選、RB当選、第1小役当選、第2小役当
選、第3小役当選、及び再遊技当選のときの操作有効化
時間を600ミリ秒と定めると共に、ハズレのときの操
作有効化時間を3000ミリ秒と定めるように形成する
こともできる。ただ、例えば、BB当選、RB当選、第
1小役当選、第2小役当選、第3小役当選、及び再遊技
当選のときの操作有効化時間を3000ミリ秒と定める
と共に、ハズレのときの操作有効化時間を600ミリ秒
と定めるように形成することにより、即ち、いずれかの
当選となったときの操作有効化時間を、従来のスロット
マシン(10)における通常の操作有効化時間よりも長く
形成することにより、遊技者にリーチ告知を察知させ易
くすることができる。そして、遊技者の興趣をより一層
高めることができるスロットマシン(10)とすることが
できるのである。 (請求項3)また、本発明のうち請求項3に記載した発
明は、請求項1に記載した発明の構成に加えて、時間テ
ーブル(131)は、抽選手段(120)による抽選結果が特
定の種類の当選のときの操作有効化時間を、抽選手段
(120)による抽選結果が他の種類の当選のとき及びハ
ズレのときの操作有効化時間よりも長く定めていること
を特徴とする。
【0033】ここで、時間テーブル(131)は、上述し
たように、例えば、いずれかの当選となったときの操作
有効化時間を3000ミリ秒と定めると共に、ハズレの
ときの操作有効化時間を600ミリ秒と定めるように形
成することもできる。ただ、例えば、BB当選又はRB
当選となったときの操作有効化時間を3000ミリ秒と
定めると共に、BB当選及びRB当選以外の抽選結果と
なったときの操作有効化時間を600ミリ秒と定めるこ
とにより、リーチ告知を察知した際の遊技者の期待感を
より一層高めることができる。そして、遊技者の興趣を
より一層高めることができるスロットマシン(10)とす
ることができるのである。 (請求項4)また、本発明のうち請求項4に記載した発
明は、請求項1に記載した発明の構成に加えて、時間テ
ーブル(131)は、複数のブロックを有し、各ブロック
毎に、抽選手段(120)による抽選結果毎の操作有効化
時間を定めていると共に、時間設定手段(130)は、時
間テーブル(131)内のブロックを選択するためのブロ
ック選択手段(150)を備え、このブロック選択手段(1
50)は、ブロック選択用の乱数を発生させるためのブロ
ック選択用乱数発生手段(151)と、このブロック選択
用乱数発生手段(151)が発生させた乱数を抽出するた
めのブロック選択用乱数抽出手段(152)と、ブロック
の選択に用いるブロックテーブル(153)と、ブロック
選択用乱数抽出手段(152)が抽出した乱数とブロック
テーブル(153)とを照合してブロックを決定するため
のブロック決定手段(154)とを備えていることを特徴
とする。
【0034】ここで、時間テーブル(131)は、例え
ば、第1から第3までの3つの「ブロック」を有するよ
うに形成することができる。更に、各ブロック毎に、抽
選結果毎の操作有効化時間を定めることができる。第1
ブロックについては、例えば、BB当選のときの操作有
効化時間を3000ミリ秒、RB当選のときの操作有効
化時間を3000ミリ秒、第1小役当選のときの操作有
効化時間を2000ミリ秒、第2小役当選のときの操作
有効化時間を2000ミリ秒、第3小役当選のときの操
作有効化時間を3000ミリ秒、再遊技当選のときの操
作有効化時間を2000ミリ秒、ハズレのときの操作有
効化時間を3000ミリ秒と定めるように形成すること
ができる。
【0035】また、第2ブロックについては、例えば、
BB当選のときの操作有効化時間を2000ミリ秒、R
B当選のときの操作有効化時間を2000ミリ秒、第1
小役当選のときの操作有効化時間を2000ミリ秒、第
2小役当選のときの操作有効化時間を600ミリ秒、第
3小役当選のときの操作有効化時間を600ミリ秒、再
遊技当選のときの操作有効化時間を600ミリ秒、ハズ
レのときの操作有効化時間を2000ミリ秒と定めるよ
うに形成することができる。
【0036】更に、第3ブロックについては、例えば、
BB当選のときの操作有効化時間を600ミリ秒、RB
当選のときの操作有効化時間を600ミリ秒、第1小役
当選のときの操作有効化時間を600ミリ秒、第2小役
当選のときの操作有効化時間を600ミリ秒、第3小役
当選のときの操作有効化時間を600ミリ秒、再遊技当
選のときの操作有効化時間を600ミリ秒、ハズレのと
きの操作有効化時間を600ミリ秒と定めるように形成
することができる。
【0037】また、「ブロック選択手段(150)」と
は、時間テーブル(131)内のブロックを選択するため
のものをいう。このブロック選択手段(150)は、例え
ば、遊技制御装置(100)のROM上に所定のプログラ
ムを収納することによって形成することができる。ま
た、「ブロック選択用乱数発生手段(151)」とは、ブ
ロック選択用の乱数を発生させるためのものをいう。
【0038】このブロック選択用乱数発生手段(151)
は、例えば、初期値を0として、16383までカウン
ト値を1ずつ加算し、16383の次は再び0となるよ
うに形成したカウンタを用いて構成することができる。
この「カウンタ」は、例えば、遊技制御装置(100)の
回路基板に発振回路やレジスタなどを組み込むことによ
って形成することができる。また、このようなカウンタ
は、例えば、発振回路が発生させる信号やCPUの動作
クロックを数えることによって、カウント値を1ずつ加
算するように形成することができる。
【0039】また、「カウンタ」は、例えば、遊技制御
装置(100)のROM上に所定のプログラムを収納する
ことによって形成することもできる。また、このような
カウンタは、例えば、プログラムの処理が1ステップ実
行される毎に、カウント値を1ずつ加算するように形成
することができる。なお、「カウンタ」は、抽選用乱数
発生手段(121)と共用してもよく、また、抽選用乱数
発生手段(121)とは別のものを用いてもよい。
【0040】また、「ブロック選択用乱数抽出手段(15
2)」とは、ブロック選択用乱数発生手段(151)が発生
させた乱数を抽出するためのものをいう。このブロック
選択用乱数抽出手段(152)は、例えば、スタートスイ
ッチ(40)が操作されたときに、上記カウンタのカウン
ト値を乱数として抽出するように形成することができ
る。
【0041】そして、このブロック選択用乱数抽出手段
(152)は、例えば、遊技制御装置(100)のROM上に
所定のプログラムを収納することによって形成すること
ができる。なお、上記カウンタは規則的に変化するもの
であるため、カウント値を抽出することによって得られ
る数は、厳密には乱数ではない。しかし、いずれのタイ
ミングでスタートスイッチ(40)が操作されるかはラン
ダムであると考えられるため、カウント値を抽出するこ
とによって得られる数は、実質的には乱数として取り扱
うことができるものである。
【0042】また、「ブロックテーブル(153)」と
は、ブロックの選択に用いるためのものをいう。このブ
ロックテーブル(153)は、ブロック選択用乱数発生手
段(151)が発生させる全範囲の乱数について、第1ブ
ロックにするか、第2ブロックにするか、あるいは第3
ブロックにするかを、あらかじめ所定の割合で定めてい
る。
【0043】具体的には、例えば、ブロック選択用乱数
抽出手段(152)が抽出した乱数が0〜5460の乱数
領域内にあるときには第1ブロックを選択し、同乱数が
5461〜10920の乱数領域内にあるときには第2
ブロックを選択し、同乱数が10921〜16383の
乱数領域内にあるときには第3ブロックを選択するよう
に、ブロックテーブル(153)を定めることができる。
【0044】そして、このブロックテーブル(153)
は、例えば、遊技制御装置(100)のROM上に所定の
プログラムを収納することによって形成することができ
る。また、「ブロック決定手段(154)」とは、ブロッ
ク選択用乱数抽出手段(152)が抽出した乱数とブロッ
クテーブル(153)とを照合して、時間テーブル(131)
内のいずれのブロックを用いるかを決定するためのもの
をいう。
【0045】具体的には、例えば、ブロック選択用乱数
抽出手段(152)が抽出した乱数が100であれば、こ
のブロック決定手段(154)は、乱数100とブロック
テーブル(153)とを照合することにより、時間テーブ
ル(131)内の第1ブロックを用いる旨を決定する。ま
た、例えば、ブロック選択用乱数抽出手段(152)が抽
出した乱数が10000であれば、このブロック決定手
段(154)は、乱数10000とブロックテーブル(15
3)とを照合することにより、時間テーブル(131)内の
第3ブロックを用いる旨を決定する。
【0046】そして、このブロック決定手段(154)
は、例えば、遊技制御装置(100)のROM上に所定の
プログラムを収納することによって形成することができ
る。そして、例えば、抽選手段(120)による抽選結果
がBB当選となり、かつ、ブロック選択手段(150)が
第1ブロックを選択すると、操作有効化時間は3000
ミリ秒となる。
【0047】また、例えば、抽選手段(120)による抽
選結果が同じBB当選でも、ブロック選択手段(150)
が第3ブロックを選択すれば、操作有効化時間は600
ミリ秒となる。即ち、抽選結果がBB当選となっても、
操作有効化時間は、一定の割合で、従来のスロットマシ
ン(10)における通常の操作有効化時間と同じ長さにな
るのである。
【0048】また、例えば、抽選手段(120)による抽
選結果がハズレとなり、かつ、ブロック選択手段(15
0)が第3ブロックを選択すれば、操作有効化時間は6
00ミリ秒となる。また、例えば、抽選手段(120)に
よる抽選結果が同じハズレでも、ブロック選択手段(15
0)が第1ブロックを選択すれば、操作有効化時間は3
000ミリ秒となる。即ち、抽選結果がハズレとなって
も、操作有効化時間は、一定の割合で、従来のスロット
マシン(10)における通常の操作有効化時間よりも長く
なるのである。
【0049】そして、上述したように、時間テーブル
(131)に複数のブロックを設け、各ブロック毎に操作
有効化時間を定めると共に、時間設定手段(130)に
は、時間テーブル(131)内のブロックを選択するため
のブロック選択手段(150)を設けることにより、抽選
結果が当選となった場合でも、操作有効化時間を一定の
割合で長くしなかったり、逆に、抽選結果がハズレとな
った場合でも、操作有効化時間を一定の割合で長くした
りすることができる。これにより、遊技の単調さを回避
することができる。従って、遊技者の興趣をより一層高
めるスロットマシン(10)とすることができるのであ
る。 (請求項5)更に、本発明のうち請求項5に記載した発
明は、請求項4に記載した発明の構成に加えて、ブロッ
クテーブル(153)は、抽選手段(120)による抽選結果
毎に、ブロックを選択するための乱数領域を定めている
ことを特徴とする。
【0050】ここで、ブロックテーブル(153)は、上
述したように、例えば、ブロック選択用乱数抽出手段
(152)が抽出した乱数が0〜5460の乱数領域内に
あるときには第1ブロックを選択し、同乱数が5461
〜10920の乱数領域内にあるときには第2ブロック
を選択し、同乱数が10921〜16383の乱数領域
内にあるときには第3ブロックを選択するように定める
ことができる。
【0051】即ち、ブロックテーブル(153)を、抽選
結果の如何にかかわらず、一律に定めることができる。
ただ、例えば、抽選結果がBB当選となった場合におい
て、ブロック選択用乱数抽出手段(152)が抽出した乱
数が0〜99の乱数領域内にあるときには第1ブロック
を選択し、同乱数が100〜8099の乱数領域内にあ
るときには第2ブロックを選択し、同乱数が8100〜
16383の乱数領域内にあるときには第3ブロックを
選択するように、ブロックテーブル(153)を定めるこ
とができる。
【0052】同様に、例えば、抽選結果がRB当選とな
った場合において、ブロック選択用乱数抽出手段(15
2)が抽出した乱数が0〜19の乱数領域内にあるとき
には第1ブロックを選択し、同乱数が20〜8019の
乱数領域内にあるときには第2ブロックを選択し、同乱
数が8020〜16383の乱数領域内にあるときには
第3ブロックを選択するように、ブロックテーブル(15
3)を定めることができる。
【0053】同様に、例えば、抽選結果が第1小役当選
となった場合において、ブロック選択用乱数抽出手段
(152)が抽出した乱数が0〜6999の乱数領域内に
あるときには第1ブロックを選択し、同乱数が7000
〜13999の乱数領域内にあるときには第2ブロック
を選択し、同乱数が14000〜16383の乱数領域
内にあるときには第3ブロックを選択するように、ブロ
ックテーブル(153)を定めることができる。
【0054】同様に、例えば、抽選結果が第2小役当選
となった場合において、ブロック選択用乱数抽出手段
(152)が抽出した乱数が0〜5999の乱数領域内に
あるときには第1ブロックを選択し、同乱数が6000
のときには第2ブロックを選択し、同乱数が6001〜
16383の乱数領域内にあるときには第3ブロックを
選択するように、ブロックテーブル(153)を定めるこ
とができる。
【0055】同様に、例えば、抽選結果が第3小役当
選、再遊技当選、又はハズレとなった場合において、ブ
ロック選択用乱数抽出手段(152)が抽出した乱数が0
のときには第1ブロックを選択し、同乱数が1のときに
は第2ブロックを選択し、同乱数が2〜16383の乱
数領域内にあるときには第3ブロックを選択するよう
に、ブロックテーブル(153)を定めることができる。
【0056】即ち、ブロックテーブル(153)を、抽選
結果毎に、別々に定めることもできるのである。そし
て、上述したように、ブロックテーブル(153)を、抽
選結果毎に別々に定めることにより、例えば、抽選結果
がBB当選やRB当選となった場合には、高い割合で操
作有効化時間を長くすると共に、抽選結果がハズレとな
った場合には、高い割合で操作有効化時間を長くしない
ようにすることができる。
【0057】これにより、操作有効化時間が長くなれば
当選の可能性が高いとして、遊技者の期待を高めること
ができる。従って、遊技者の興趣をより一層高めるスロ
ットマシン(10)とすることができるのである。なお、
ブロックテーブル(153)は、上述した例に限定される
ものではない。
【0058】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明に係るスロットマシン10の第1の実施の形態を、図示
例と共に説明する。図1は、本実施の形態に係るスロッ
トマシン10の構成を模式的に示したブロック図、図2
は、抽選手段120の構成を模式的に示したブロック図、
図3は、スロットマシン10の外観を示す正面図、図4
は、スロットマシン10の動作の概略を示すフローチャー
ト図、図5は、操作有効化時間の設定動作の概略を示す
フローチャート図である。
【0059】本実施の形態に係るスロットマシン10は、
3個の回転リール30と、各回転リール30の回転を開始さ
せるためのスタートスイッチ40と、各回転リール30の回
転を停止させるためのストップスイッチ50と、回転リー
ル30、スタートスイッチ40、及びストップスイッチ50に
それぞれ接続される遊技制御装置100とを備えている。
【0060】前記遊技制御装置100は、遊技を制御する
ための遊技制御手段110と、抽選を行うための抽選手段1
20と、回転リール30の回転を開始させてからストップス
イッチ50の操作を有効にするまでの時間である操作有効
化時間を設定するための時間設定手段130と、操作有効
化時間が経過した後にストップスイッチ50の操作を有効
にする操作有効化手段140とを備えている。
【0061】また、前記時間設定手段130は、抽選手段1
20による抽選結果毎に操作有効化時間を定めた時間テー
ブル131を備え、この時間テーブル131に基づいて操作有
効化時間を設定するように形成されている。また、前記
時間テーブル131は、抽選手段120による抽選結果毎に、
操作有効化時間を定めている。
【0062】そして、このスロットマシン10は、回転リ
ール30の回転を開始させてからストップスイッチ50の操
作を有効にするまでの時間を、抽選結果に応じて変更可
能に形成することにより、遊技者の興趣をより一層高め
るようにしているものである。以下、更に、本実施の形
態に係るスロットマシン10について詳述する。 (スロットマシン10の外観)図3に示すように、このス
ロットマシン10は、四角箱状の筐体を備えている。ま
た、この筐体の前面には、前面パネルが設けられてい
る。そして、この前面パネルのほぼ中央には、透明な表
示窓20が設けられている。
【0063】また、前記表示窓20の左下方には、スター
トスイッチ40が設けられている。また、前記表示窓20の
下方には、3個のストップスイッチ50が横並びに設けら
れている。 (回転リール30)3個の回転リール30は、スロットマシ
ン10の筐体の内部に備えられ、それぞれの外周面を表示
窓20に臨ませるようにして、横並びに設けられている。
【0064】また、各回転リール30の外周面には、
「7」「BAR」「ベル」「プラム」「チェリー」「R
eplay」などの複数種類の図柄が多数個付されてい
る。更に、各回転リール30は、その回転が停止した際
に、それぞれ3個の図柄を表示窓20に臨ませるように形
成されている。そして、これにより、すべての回転リー
ル30の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した
合計9個の図柄が表示窓20に表示されることとなってい
る。
【0065】なお、回転リール30の個数は3個に限られ
ず、例えば、2個にしてもよく、あるいは4個にしても
よい。また、各回転リール30の回転が停止した際に表示
窓20に表示する図柄の個数は3個に限られず、例えば、
2個にしてもよく、あるいは4個にしてもよい。即ち、
表示窓20に表示する図柄は、例えば、縦2列横2行に配
置してもよく、また、縦3列横2行に配置してもよく、
また、縦3列横4行に配置してもよく、また、縦4列横
3行に配置してもよい。 (スタートスイッチ40)スタートスイッチ40は、各回転
リール30の回転を開始させるためのものである。
【0066】このスタートスイッチ40は、表示窓20の左
下方に設けられている。そして、遊技メダルを投入した
後に、このスタートスイッチ40を操作すると、すべての
回転リール30の回転が開始することとなっている。 (ストップスイッチ50)ストップスイッチ50は、各回転
リール30の回転を停止させるためのものである。
【0067】表示窓20の下方には、3個のストップスイ
ッチ50が横並びに設けられている。そして、左側のスト
ップスイッチ50を操作すると、左側の回転リール30の回
転が停止し、また、中央のストップスイッチ50を操作す
ると、中央の回転リール30の回転が停止し、また、右側
のストップスイッチ50を操作すると、右側の回転リール
30の回転が停止することとなっている。 (遊技制御装置100)図1に示すように、このスロット
マシン10は、遊技制御装置100を中心に構成されてい
る。
【0068】この遊技制御装置100は、CPU、RA
M、及びROMなどを備えたマイクロコンピュータによ
って構成されており、スロットマシン10の内部基板に備
えられている。また、この遊技制御装置100の入力段に
は、スタートスイッチ40、及びストップスイッチ50など
が接続されている。
【0069】更に、この遊技制御装置100の出力段に
は、回転リール30などが接続されている。そして、この
遊技制御装置100は、ROM上に所定のプログラムを収
納されることにより、遊技制御手段110、抽選手段120、
時間設定手段130、及び操作有効化手段140などを有する
ように形成されている。
【0070】以下、更に、この遊技制御装置100が有す
る各手段について詳述する。 (遊技制御手段110)遊技制御手段110は、このスロット
マシン10における遊技を制御するためのものである。こ
の遊技制御手段110は、遊技として、一般的な遊技であ
る通常遊技と、遊技者に大きな利益を与える特別遊技と
を設けている。
【0071】更に、この遊技制御手段110は、特別遊技
として、通常遊技よりも入賞する確率が高い特定遊技
(レギュラーボーナスゲーム、RB)と、この特定遊技
を導入する確率が高い特定導入遊技(ビッグボーナスゲ
ーム、BB)とを設けている。即ち、特別遊技とは、特
定遊技(RB)、及び特定導入遊技(BB)の総称であ
る。
【0072】これにより、遊技者は、RB中には、高確
率で入賞する遊技を所定の回数(例えば、12回)実行
でき、また、BB中には、高確率で入賞する遊技を所定
の回数(例えば、30回)実行できるか、あるいはRB
を所定の回数(例えば、3回)実行できることとなって
いる。また、この遊技制御手段110は、入賞として、遊
技者に特別遊技を実行させる特別遊技入賞と、遊技者に
比較的小さな利益を与える小役入賞と、遊技メダルを投
入することなく再度同じ条件で遊技を実行できる再遊技
入賞とを設けている。
【0073】更に、この遊技制御手段110は、特別遊技
入賞として、RB入賞と、BB入賞とを設けていると共
に、小役入賞として、第1小役入賞と、第2小役入賞
と、第3小役入賞とを設けている。即ち、特別遊技入賞
とは、RB入賞、及びBB入賞の総称であり、また、小
役入賞とは、第1小役入賞、第2小役入賞、及び第3小
役入賞の総称である。
【0074】また、この遊技制御手段110は、遊技メダ
ルの投入を条件として、スタートスイッチ40が操作され
ると、抽選手段120に抽選を行わせると共に、時間設定
手段130に操作有効化時間の設定を行わせ、その直後
に、すべての回転リール30の回転を開始させるように形
成されている。このとき、前回の遊技が終了してから所
定の時間(例えば、4100ミリ秒)を経過していなけ
れば、前回の遊技が終了してから所定の時間を経過した
後に、すべての回転リール30の回転を開始させるように
形成されている。
【0075】また、この遊技制御手段110は、操作有効
化時間が経過した後に、各ストップスイッチ50の操作を
有効にし、その後に各ストップスイッチ50が操作される
と、各ストップスイッチ50に対応した回転リール30の回
転を停止させるように形成されている。また、この遊技
制御手段110は、ストップスイッチ50が操作された後の
所定の時間内(例えば、190ミリ秒以内)に、回転リ
ール30の回転を停止させるように形成されている。
【0076】このとき、回転リール30の回転の停止を可
能な範囲で遅らせることにより、所定の図柄を入賞ライ
ン上に揃える、いわゆる引き込み制御や、あるいは所定
の図柄を入賞ライン上に揃えないようにする、いわゆる
蹴飛ばし制御を行うことがある。更に、抽選結果が特別
遊技当選や、小役当選や、再遊技当選となったときに
は、これらの当選に対応した図柄について引き込み制御
を行うと共に、これらの当選に対応しない図柄について
は蹴飛ばし制御を行うように形成されている。
【0077】一方、抽選結果がハズレとなったときに
は、上記当選に対応した図柄すべてについて蹴飛ばし制
御を行うように形成されている。これにより、抽選結果
が特別遊技当選や、小役当選や、再遊技当選となったと
きには、これらの当選に対応した図柄が入賞ライン上に
揃いやすくなり、一方、抽選結果がハズレとなったとき
には、上記当選に対応した図柄が入賞ライン上に揃わな
いようにしてある。
【0078】そして、この遊技制御手段110は、抽選結
果が小役当選となったときに、小役当選に対応した図柄
が入賞ライン上に揃うと、小役入賞として、遊技者に所
定の枚数の遊技メダルを払い出す。また、この遊技制御
手段110は、抽選結果が特別遊技当選となったときに、
特別遊技当選に対応した図柄が入賞ライン上に揃うと、
特別遊技入賞として、遊技者に所定の枚数の遊技メダル
を払い出すと共に、遊技を通常遊技から特別遊技へ移行
させる。
【0079】また、この遊技制御手段110は、抽選結果
が再遊技当選となったときに、再遊技当選に対応した図
柄が入賞ライン上に揃うと、再遊技入賞として、遊技メ
ダルの投入を要求することなく再度同じ条件で遊技を実
行させる。具体的には、抽選結果が第1小役当選となっ
たときに、入賞ライン上に「ベル」が揃うと、第1小役
入賞として、遊技者に8枚の遊技メダルを払い出す。
【0080】また、抽選結果が第2小役当選となったと
きに、入賞ライン上に「プラム」が揃うと、第2小役入
賞として、遊技者に5枚の遊技メダルを払い出す。ま
た、抽選結果が第3小役当選となったときに、入賞ライ
ン上に「チェリー」が揃うと、第3小役入賞として、遊
技者に3枚の遊技メダルを払い出す。また、抽選結果が
RB当選となったときに、入賞ライン上に「BAR」が
揃うと、RB入賞として、遊技者に15枚の遊技メダル
を払い出すと共に、遊技を通常遊技又は特定導入遊技
(BB)から特定遊技(RB)へ移行させる。
【0081】また、抽選結果がBB当選となったとき
に、入賞ライン上に「7」が揃うと、BB入賞として、
遊技者に15枚の遊技メダルを払い出すと共に、遊技を
通常遊技から特定導入遊技(BB)へ移行させる。ま
た、抽選結果が再遊技当選となったときに、入賞ライン
上に「Replay」が揃うと、再遊技入賞として、遊
技メダルの投入を要求することなく、再度同じ条件で遊
技を実行させる。 (抽選手段120)抽選手段120は、抽選を行うためのもの
である。
【0082】図2に示すように、この抽選手段120は、
抽選用の乱数を発生させるための抽選用乱数発生手段12
1と、この抽選用乱数発生手段121が発生させた乱数を抽
出するための抽選用乱数抽出手段122と、抽選判定に用
いる抽選テーブル123と、抽選用乱数抽出手段122が抽出
した乱数と抽選テーブル123とを照合して、抽選結果を
判定するための抽選判定手段124とを有するように形成
されている。
【0083】また、この抽選手段120は、抽選結果とし
て、特別遊技当選と、小役当選と、再遊技当選と、ハズ
レとを設けている。更に、この抽選手段120は、特別遊
技当選として、BB当選と、RB当選とを設けていると
共に、小役当選として、第1小役当選と、第2小役当選
と、第3小役当選とを設けている。
【0084】即ち、特別遊技当選とは、RB当選、及び
BB当選の総称であり、また、小役当選とは、第1小役
当選、第2小役当選、及び第3小役当選の総称である。 (抽選用乱数発生手段121)抽選用乱数発生手段121は、
抽選用の乱数を発生させるためのものである。この抽選
用乱数発生手段121は、0〜16383の範囲の乱数を
発生させるように形成されている。
【0085】この抽選用乱数発生手段121は、初期値を
0として、16383までカウント値を1ずつ加算し、
16383の次は再び0となるように形成したカウンタ
を用いて構成されている。また、このカウンタは、遊技
制御装置100の回路基板に発振回路やレジスタなどを組
み込むことによって形成されている。
【0086】更に、このカウンタは、発振回路が発生さ
せる信号を数えることによってカウント値を1ずつ加算
するように形成されている。なお、抽選用乱数発生手段
121が発生させる乱数の範囲は、0〜16383の範囲
に限られるものではなく、例えば、0〜65535の範
囲としてもよい。また、カウンタは、発振回路が発生さ
せる信号を数えることによってカウント値を1ずつ加算
するように形成されるものに限られず、例えば、CPU
の動作クロックを数えることによってカウント値を1ず
つ加算するように形成してもよい。
【0087】また、カウンタは、遊技制御装置100の回
路基板に発振回路やレジスタなどを組み込むことによっ
て形成されるものに限られず、例えば、遊技制御装置10
0のROM上に所定のプログラムを収納することによっ
て形成してもよい。そして、この場合には、例えば、プ
ログラムの処理が1ステップ実行される毎にカウント値
を1ずつ加算するように形成してもよい。 (抽選用乱数抽出手段122)抽選用乱数抽出手段122は、
抽選用乱数発生手段121が発生させた乱数を抽出するた
めのものである。
【0088】具体的には、この抽選用乱数抽出手段122
は、スタートスイッチ40が操作された際に、上記カウン
タのカウント値を抽出し、このカウント値を乱数として
採用するように形成されている。そして、この抽選用乱
数抽出手段122は、遊技制御装置100のROM上に所定の
プログラムを収納することによって形成されている。
【0089】なお、カウント値を抽出するタイミング
は、スタートスイッチ40が操作された際に限られるもの
ではなく、例えば、遊技メダルが投入された際としても
よい。 (抽選テーブル123)抽選テーブル123は、抽選判定に用
いるためのものである。この抽選テーブル123は、抽選
用乱数発生手段121が発生させる全範囲の乱数につい
て、BB当選にするか、RB当選にするか、第1小役当
選にするか、第2小役当選にするか、第3小役当選にす
るか、再遊技当選にするか、あるいはハズレにするか
を、あらかじめ所定の割合で定めている。
【0090】具体的には、この抽選テーブル123は、表
1に示すように、抽選用乱数抽出手段122が抽出した乱
数が0〜64の乱数領域内にあるときにはBB当選と
し、同乱数が65〜129の乱数領域内にあるときには
RB当選とし、同乱数が130〜2429の乱数領域内
にあるときには第1小役当選とし、同乱数が2430〜
3029の乱数領域内にあるときには第2小役当選と
し、同乱数が3030〜4429の乱数領域内にあると
きには第3小役当選とし、同乱数が4430〜6629
の乱数領域内にあるときには再遊技当選とし、同乱数が
6630〜16383の乱数領域内にあるときにはハズ
レとするように定めている。
【0091】
【表1】
【0092】そして、この抽選テーブル123は、遊技制
御装置100のROM上に所定のプログラムを収納するこ
とによって形成されている。なお、抽選テーブル123
は、表1に示したものに限られるものではない。具体的
には、例えば、抽選用乱数抽出手段122が抽出した乱数
が0〜100の乱数領域内にあるときにはBB当選と
し、同乱数が101〜200の乱数領域内にあるときに
はRB当選とし、同乱数が201〜2500の乱数領域
内にあるときには第1小役当選とし、同乱数が2501
〜3000の乱数領域内にあるときには第2小役当選と
し、同乱数が3001〜4500の乱数領域内にあると
きには第3小役当選とし、同乱数が4501〜7000
の乱数領域内にあるときには再遊技当選とし、同乱数が
7001〜16383の乱数領域内にあるときにはハズ
レとするように、抽選テーブル123を定めることもでき
る。
【0093】即ち、当たり易くすることもできるのであ
る。 (抽選判定手段124)抽選判定手段124は、抽選用乱数抽
出手段122が抽出した乱数と抽選テーブル123とを照合し
て、抽選結果を判定するためのものである。具体的に
は、この抽選手段120は、例えば、抽選用乱数抽出手段1
22が抽出した乱数が10であれば、乱数10と、表1に
示す抽選テーブル123とを照合することにより、抽選結
果がBB当選であると判定する。
【0094】同様に、この抽選手段120は、例えば、抽
選用乱数抽出手段122が抽出した乱数が1000であれ
ば、乱数1000と、表1に示す抽選テーブル123とを
照合することにより、抽選結果が第1小役当選であると
判定し、また、抽選用乱数抽出手段122が抽出した乱数
が10000であれば、乱数10000と、表1に示す
抽選テーブル123とを照合することにより、抽選結果が
ハズレであると判定する。
【0095】そして、この抽選判定手段124は、遊技制
御装置100のROM上に所定のプログラムを収納するこ
とによって形成されている。 (時間設定手段130)時間設定手段130は、操作有効化時
間を設定するためのものである。この時間設定手段130
は、抽選手段120による抽選結果毎に操作有効化時間を
定めた時間テーブル131を備え、この時間テーブル131に
基づいて操作有効化時間を設定するように形成されてい
る。
【0096】そして、この時間設定手段130は、遊技制
御装置100のROM上に所定のプログラムを収納するこ
とによって形成されている。 (時間テーブル131)時間テーブル131は、抽選手段120
による抽選結果毎の操作有効化時間を定めたものであ
る。
【0097】具体的には、この時間テーブル131は、表
2に示すように、BB当選のときの操作有効化時間を3
000ミリ秒、RB当選のときの操作有効化時間を30
00ミリ秒、第1小役当選のときの操作有効化時間を2
000ミリ秒、第2小役当選のときの操作有効化時間を
600ミリ秒、第3小役当選のときの操作有効化時間を
600ミリ秒、再遊技当選のときの操作有効化時間を6
00ミリ秒、ハズレのときの操作有効化時間を600ミ
リ秒と定めている。
【0098】
【表2】
【0099】そして、この時間テーブル131は、遊技制
御装置100のROM上に所定のプログラムを収納するこ
とによって形成されている。そして、上記時間設定手段
130は、例えば、抽選結果がBB当選であれば、この時
間テーブル131に基づいて、操作有効化時間を3000
ミリ秒に設定する。同様に、上記時間設定手段130は、
例えば、抽選結果が第1小役当選であれば、操作有効化
時間を2000ミリ秒に設定し、また、抽選結果がハズ
レであれば、操作有効化時間を600ミリ秒に設定す
る。
【0100】なお、時間テーブル131は、表2に示した
ものに限られるものではない。具体的には、例えば、B
B当選のときの操作有効化時間を3000ミリ秒、RB
当選のときの操作有効化時間を2500ミリ秒、第1小
役当選のときの操作有効化時間を2000ミリ秒、第2
小役当選のときの操作有効化時間を1500ミリ秒、第
3小役当選のときの操作有効化時間を1000ミリ秒、
再遊技当選のときの操作有効化時間を800ミリ秒、ハ
ズレのときの操作有効化時間を600ミリ秒とするよう
に、時間テーブル131を定めることもできる。
【0101】即ち、抽選結果毎に異なる操作有効化時間
を定めることもできるのである。また、例えば、BB当
選、RB当選、第1小役当選、第2小役当選、第3小役
当選、又は再遊技当選のときの操作有効化時間を300
0ミリ秒とすると共に、ハズレのときの操作有効化時間
を600ミリ秒とするように、時間テーブル131を定め
ることもできる。
【0102】逆に、例えば、BB当選、RB当選、第1
小役当選、第2小役当選、第3小役当選、又は再遊技当
選のときの操作有効化時間を600ミリ秒とすると共
に、ハズレのときの操作有効化時間を3000ミリ秒と
するように、時間テーブル131を定めることもできる。 (操作有効化手段140)操作有効化手段140は、操作有効
化時間が経過した後に、ストップスイッチ50の操作を有
効にするためのものである。
【0103】この操作有効化手段140は、例えば、時間
設定手段130が操作有効化時間を3000ミリ秒に設定
すれば、回転リール30の回転が開始してから3000ミ
リ秒を経過した後に、ストップスイッチ50の操作を有効
にする。同様に、この操作有効化手段140は、例えば、
時間設定手段130が操作有効化時間を2000ミリ秒に
設定すれば、回転リール30の回転が開始してから200
0ミリ秒を経過した後に、ストップスイッチ50の操作を
有効にし、また、時間設定手段130が操作有効化時間を
600ミリ秒に設定すれば、回転リール30の回転が開始
してから600ミリ秒を経過した後に、ストップスイッ
チ50の操作を有効にする。
【0104】そして、この操作有効化手段140は、遊技
制御装置100のROM上に所定のプログラムを収納する
ことによって形成されている。 (スロットマシン10の動作、及び操作有効化時間の設定
動作)次に、本実施の形態に係るスロットマシン10の動
作、及び操作有効化時間の設定動作について説明する。
【0105】まず、スロットマシン10の動作について説
明する。図4に示すように、スタートスイッチ40が操作
されると(S111)、まず、抽選手段120による抽選
が行われ(S112)、その直後に、操作有効化時間の
設定が行われる(S113)。その後、各回転リール30
の回転が開始し(S114)、操作有効化時間が経過す
ると、ストップスイッチ50の操作が有効になる(S11
5)。
【0106】その後に、ストップスイッチ50が操作され
ると(S116)、各回転リール30の回転が停止する
(S117)。次に、操作有効化時間の設定について説
明する。図5に示すように、まず、抽選手段120による
抽選結果がBB当選か否かの判断が行われる(S12
1)。
【0107】S121において抽選結果がBB当選であ
ると判断されれば、S122へ進む。即ち、操作有効化
時間が3000ミリ秒に設定される。また、S121に
おいて抽選結果がBB当選ではないと判断されれば、S
123へ進む。即ち、抽選結果がRB当選か否かの判断
が行われる。また、S123において抽選結果がRB当
選であると判断されれば、S124へ進む。即ち、操作
有効化時間が3000ミリ秒に設定される。また、S1
23において抽選結果がRB当選ではないと判断されれ
ば、S125へ進む。即ち、抽選結果が第1小役当選か
否かの判断が行われる。
【0108】また、S125において抽選結果が第1小
役当選であると判断されれば、S126へ進む。即ち、
操作有効化時間が2000ミリ秒に設定される。また、
S125において抽選結果がRB当選ではないと判断さ
れれば、S127へ進む。即ち、抽選結果が第2小役当
選、第3小役当選、再遊技当選、又はハズレであるとし
て、操作有効化時間が600ミリ秒に設定される。
【0109】このように、本実施の形態に係るスロット
マシン10は、遊技制御装置100に、時間設定手段130と操
作有効化手段140とを設けていると共に、前記時間設定
手段130には、抽選結果毎に操作有効化時間を定めた時
間テーブル131を設けている。また、前記時間設定手段1
30は、時間テーブル131に基づいて、操作有効化時間を
設定するように形成されている。
【0110】これにより、本実施の形態に係るスロット
マシン10は、抽選結果に応じて操作有効化時間を変更可
能とされている。即ち、本実施の形態に係るスロットマ
シン10は、操作有効化時間の変化によって、リーチ告知
を行うことを可能とされている。従って、遊技者は、一
連の遊技進行の中でリーチ告知を察知できるので、回転
リール30の図柄やストップスイッチ50の操作に集中でき
るのである。 (第2の実施の形態)次に、本発明に係るスロットマシ
ン10の第2の実施の形態を、図示例と共に説明する。
【0111】図6は、本実施の形態に係るスロットマシ
ン10の時間設定手段130の構成を模式的に示したブロッ
ク図、図7ないし図13は、操作有効化時間の設定動作
の概略を示すフローチャート図である。本実施の形態に
係るスロットマシン10は、第1の実施の形態に係るスロ
ットマシン10の構成に加えて、時間テーブル131内に複
数のブロックを設けると共に、時間設定手段130には、
時間テーブル131内のブロックを選択するためのブロッ
ク選択手段150を設けることにより、抽選結果がBB当
選やRB当選となった場合でも、操作有効化時間が一定
の割合で長くならなかったり、逆に、抽選結果がハズレ
となった場合でも、操作有効化時間が一定の割合で長く
なったりするようにしたものである。
【0112】以下、更に、本実施の形態に係るスロット
マシン10について詳述する。 (時間設定手段130)図6に示すように、時間設定手段1
30は、複数のブロックを有する時間テーブル131と、こ
の時間テーブル131内のブロックを選択するためのブロ
ック選択手段150とを備えている。 (時間テーブル131)時間テーブル131は、表3に示すよ
うに、第1〜第3の3つのブロックを有し、各ブロック
毎に、抽選手段120による抽選結果毎の操作有効化時間
を定めている。
【0113】第1ブロックでは、BB当選のときの操作
有効化時間を3000ミリ秒、RB当選のときの操作有
効化時間を3000ミリ秒、第1小役当選のときの操作
有効化時間を2000ミリ秒、第2小役当選のときの操
作有効化時間を2000ミリ秒、第3小役当選のときの
操作有効化時間を3000ミリ秒、再遊技当選のときの
操作有効化時間を2000ミリ秒、ハズレのときの操作
有効化時間を3000ミリ秒と定めている。
【0114】また、第2ブロックでは、BB当選のとき
の操作有効化時間を2000ミリ秒、RB当選のときの
操作有効化時間を2000ミリ秒、第1小役当選のとき
の操作有効化時間を2000ミリ秒、第2小役当選のと
きの操作有効化時間を600ミリ秒、第3小役当選のと
きの操作有効化時間を600ミリ秒、再遊技当選のとき
の操作有効化時間を600ミリ秒、ハズレのときの操作
有効化時間を2000ミリ秒と定めている。
【0115】また、第3ブロックでは、BB当選のとき
の操作有効化時間を600ミリ秒、RB当選のときの操
作有効化時間を600ミリ秒、第1小役当選のときの操
作有効化時間を600ミリ秒、第2小役当選のときの操
作有効化時間を600ミリ秒、第3小役当選のときの操
作有効化時間を600ミリ秒、再遊技当選のときの操作
有効化時間を600ミリ秒、ハズレのときの操作有効化
時間を600ミリ秒と定めている。
【0116】
【表3】
【0117】そして、この時間テーブル131は、遊技制
御装置100のROM上に所定のプログラムを収納するこ
とによって形成されている。なお、時間テーブル131
は、表2に示したものに限られるものではない。具体的
には、例えば、4つのブロックを設け、各ブロック毎
に、抽選結果毎の操作有効化時間を定めるように、時間
テーブル131を形成してもよい。 (ブロック選択手段150)ブロック選択手段150は、時間
テーブル131内のブロックを選択するためのものであ
る。
【0118】このブロック選択手段150は、ブロック選
択用の乱数を発生させるためのブロック選択用乱数発生
手段151と、このブロック選択用乱数発生手段151が発生
させた乱数を抽出するためのブロック選択用乱数抽出手
段152と、ブロック選択に用いるブロックテーブル153
と、ブロック選択用乱数抽出手段152が抽出した乱数と
ブロックテーブル153とを照合して、時間テーブル131内
のいずれのブロックを用いるかを決定するブロック決定
手段154とを有するように形成されている。 (ブロック選択用乱数発生手段151)ブロック選択用乱
数発生手段151は、ブロック選択用の乱数を発生させる
ためのものであって、上述した抽選用乱数発生手段121
と同様のものである。
【0119】即ち、このブロック選択用乱数発生手段15
1は、上述した抽選用乱数発生手段121を構成するカウン
タと同様のカウンタを用いて構成されている。また、こ
のブロック選択用乱数発生手段151を構成するカウンタ
は、抽選用乱数発生手段121を構成するカウンタとは別
に設けたものである。そして、この抽選用乱数発生手段
121は、0〜16383の範囲の乱数を発生させるよう
に形成されている。
【0120】また、ブロック選択用乱数発生手段151が
発生させる乱数の範囲は、0〜16383の範囲に限ら
れるものではなく、例えば、0〜65535の範囲とし
てもよい。 (ブロック選択用乱数抽出手段152)ブロック選択用乱
数抽出手段152は、ブロック選択用乱数発生手段151が発
生させた乱数を抽出するためのものであって、上述した
抽選用乱数抽出手段122と同様のものである。
【0121】即ち、このブロック選択用乱数抽出手段15
2は、スタートスイッチ40が操作された際に、上記カウ
ンタのカウント値を抽出し、このカウント値を乱数とし
て採用するように形成されている。そして、このブロッ
ク選択用乱数抽出手段152は、遊技制御装置100のROM
上に所定のプログラムを収納することによって形成され
ている。
【0122】なお、カウント値を抽出するタイミング
は、スタートスイッチ40が操作された際に限られるもの
ではなく、例えば、遊技メダルが投入された際としても
よい。 (ブロックテーブル153)ブロックテーブル153は、ブロ
ックの選択に用いるためのものである。このブロックテ
ーブル153は、抽選手段120による抽選結果毎に、ブロッ
ク選択用乱数発生手段151が発生させる全範囲の乱数に
ついて、第1ブロックにするか、第2ブロックにする
か、あるいは第3ブロックにするかを、あらかじめ所定
の割合で定めている。
【0123】具体的には、このブロックテーブル153
は、表4に示すように、ブロック選択用乱数抽出手段15
2が抽出した乱数が0〜5460の乱数領域内にあると
きには第1ブロックを選択し、同乱数が5461〜10
920の乱数領域内にあるときには第2ブロックを選択
し、同乱数が10921〜16383の乱数領域内にあ
るときには第3ブロックを選択するように定めている。
【0124】
【表4】
【0125】そして、このブロックテーブル153は、遊
技制御装置100のROM上に所定のプログラムを収納す
ることによって形成されている。なお、ブロックテーブ
ル153は、表4に示したものに限られるものではない。
具体的には、例えば、ブロック選択用乱数抽出手段152
が抽出した乱数が0〜1000の乱数領域内にあるとき
には第1ブロックを選択し、同乱数が1001〜200
0の乱数領域内にあるときには第2ブロックを選択し、
同乱数が2001〜16383の乱数領域内にあるとき
には第3ブロックを選択するように、ブロックテーブル
153を定めることもできる。 (ブロック決定手段154)ブロック決定手段154は、ブロ
ック選択用乱数抽出手段152が抽出した乱数とブロック
テーブル153とを照合して、時間テーブル131内のいずれ
のブロックを用いるかを選択するためのものである。
【0126】具体的には、このブロック決定手段154
は、例えば、ブロック選択用乱数抽出手段152が乱数1
000を抽出したときには、乱数1000と、表4に示
すブロックテーブル153とを照合することにより、第1
ブロックを用いる旨を決定する。同様に、このブロック
決定手段154は、例えば、ブロック選択用乱数抽出手段1
52が乱数10000を抽出したときには、第2ブロック
を用いる旨を決定し、また、ブロック選択用乱数抽出手
段152が乱数15000を抽出したときには、第3ブロ
ックを用いる旨を決定する。
【0127】そして、この抽選判定手段124は、遊技制
御装置100のROM上に所定のプログラムを収納するこ
とによって形成されている。 (操作有効化時間の設定動作)次に、本実施の形態に係
るスロットマシン10における操作有効化時間の設定動作
について説明する。
【0128】図7に示すように、まず、抽選手段120に
よる抽選結果がBB当選か否かの判断が行われる(S2
11)。S211において、抽選結果がBB当選である
と判断されれば、S212へ進む。即ち、ブロック選択
手段150によるブロックの選択が行われる。次に、選択
されたブロックが第1ブロックか否かの判断が行われる
(S213)。
【0129】S213において、選択されたブロックが
第1ブロックであると判断されれば、S215へ進む。
即ち、操作有効化時間が3000ミリ秒に設定される。
また、S213において、選択されたブロックが第1ブ
ロックではないと判断されれば、S214へ進む。即
ち、選択されたブロックが第2ブロックか否かの判断が
行われる。
【0130】S214において、選択されたブロックが
第2ブロックであると判断されれば、S216へ進む。
即ち、操作有効化時間が2000ミリ秒に設定される。
また、S214において、選択されたブロックが第2ブ
ロックではないと判断されれば、S217へ進む。即
ち、選択されたブロックが第3ブロックであるとして、
操作有効化時間が600ミリ秒に設定される。
【0131】また、S211において、抽選結果がBB
当選ではないと判断されれば、図8のS221へ進む。
即ち、抽選結果がRB当選か否かの判断が行われる。S
221において、抽選結果がRB当選であると判断され
れば、S222へ進む。即ち、ブロック選択手段150に
よるブロックの選択が行われる。次に、選択されたブロ
ックが第1ブロックか否かの判断が行われる(S22
3)。
【0132】S223において、選択されたブロックが
第1ブロックであると判断されれば、S225へ進む。
即ち、操作有効化時間が3000ミリ秒に設定される。
また、S223において、選択されたブロックが第1ブ
ロックではないと判断されれば、S224へ進む。即
ち、選択されたブロックが第2ブロックか否かの判断が
行われる。
【0133】S224において、選択されたブロックが
第2ブロックであると判断されれば、S226へ進む。
即ち、操作有効化時間が2000ミリ秒に設定される。
また、S224において、選択されたブロックが第2ブ
ロックではないと判断されれば、S227へ進む。即
ち、選択されたブロックが第3ブロックであるとして、
操作有効化時間が600ミリ秒に設定される。
【0134】また、S221において、抽選結果がBB
当選ではないと判断されれば、図9のS231へ進む。
即ち、抽選結果が第1小役当選か否かの判断が行われ
る。S231において、抽選結果が第1小役当選である
と判断されれば、S232へ進む。即ち、ブロック選択
手段150によるブロックの選択が行われる。次に、選択
されたブロックが第1ブロックか否かの判断が行われる
(S233)。
【0135】S233において、選択されたブロックが
第1ブロックであると判断されれば、S235へ進む。
即ち、操作有効化時間が2000ミリ秒に設定される。
また、S233において、選択されたブロックが第1ブ
ロックではないと判断されれば、S234へ進む。即
ち、選択されたブロックが第2ブロックか否かの判断が
行われる。
【0136】S234において、選択されたブロックが
第2ブロックであると判断されれば、S235へ進む。
即ち、操作有効化時間が2000ミリ秒に設定される。
また、S234において、選択されたブロックが第2ブ
ロックではないと判断されれば、S236へ進む。即
ち、選択されたブロックが第3ブロックであるとして、
操作有効化時間が600ミリ秒に設定される。
【0137】また、S231において、抽選結果が第1
小役当選ではないと判断されれば、図10のS241へ
進む。即ち、抽選結果が第2小役当選か否かの判断が行
われる。S241において、抽選結果が第2小役当選で
あると判断されれば、S242へ進む。即ち、ブロック
選択手段150によるブロックの選択が行われる。
【0138】次に、選択されたブロックが第1ブロック
か否かの判断が行われる(S243)。S243におい
て、選択されたブロックが第1ブロックであると判断さ
れれば、S244へ進む。即ち、操作有効化時間が20
00ミリ秒に設定される。また、S243において、選
択されたブロックが第1ブロックではないと判断されれ
ば、S245へ進む。即ち、選択されたブロックが第2
ブロック、又は第3ブロックであるとして、操作有効化
時間が600ミリ秒に設定される。
【0139】また、S241において、抽選結果が第2
小役当選ではないと判断されれば、図11のS251へ
進む。即ち、抽選結果が第3小役当選か否かの判断が行
われる。S251において、抽選結果が第3小役当選で
あると判断されれば、S252へ進む。即ち、ブロック
選択手段150によるブロックの選択が行われる。
【0140】次に、選択されたブロックが第1ブロック
か否かの判断が行われる(S253)。S253におい
て、選択されたブロックが第1ブロックであると判断さ
れれば、S254へ進む。即ち、操作有効化時間が20
00ミリ秒に設定される。また、S253において、選
択されたブロックが第1ブロックではないと判断されれ
ば、S255へ進む。即ち、選択されたブロックが第2
ブロック、又は第3ブロックであるとして、操作有効化
時間が600ミリ秒に設定される。
【0141】また、S251において、抽選結果が第3
小役当選ではないと判断されれば、図12のS261へ
進む。即ち、抽選結果が再遊技当選か否かの判断が行わ
れる。S261において、抽選結果が再遊技当選である
と判断されれば、S262へ進む。即ち、ブロック選択
手段150によるブロックの選択が行われる。
【0142】次に、選択されたブロックが第1ブロック
か否かの判断が行われる(S263)。S263におい
て、選択されたブロックが第1ブロックであると判断さ
れれば、S264へ進む。即ち、操作有効化時間が20
00ミリ秒に設定される。また、S263において、選
択されたブロックが第1ブロックではないと判断されれ
ば、S265へ進む。即ち、選択されたブロックが第2
ブロック、又は第3ブロックであるとして、操作有効化
時間が600ミリ秒に設定される。
【0143】また、S261において、抽選結果が再遊
技当選ではないと判断されれば、図13のS271へ進
む。即ち、抽選結果がハズレであるとして、ブロック選
択手段150によるブロックの選択が行われる。次に、選
択されたブロックが第1ブロックか否かの判断が行われ
る(S272)。
【0144】S272において、選択されたブロックが
第1ブロックであると判断されれば、S274へ進む。
即ち、操作有効化時間が3000ミリ秒に設定される。
また、S272において、選択されたブロックが第1ブ
ロックではないと判断されれば、S273へ進む。即
ち、選択されたブロックが第2ブロックか否かの判断が
行われる。
【0145】S273において、選択されたブロックが
第2ブロックであると判断されれば、S275へ進む。
即ち、操作有効化時間が2000ミリ秒に設定される。
また、S273において、選択されたブロックが第2ブ
ロックではないと判断されれば、S276へ進む。即
ち、選択されたブロックが第3ブロックであるとして、
操作有効化時間が600ミリ秒に設定される。
【0146】即ち、抽選結果がBB当選となった場合に
おいて、ブロック選択手段150が第1ブロックを選択し
たときには、操作有効化時間は3000ミリ秒となり、
また、抽選結果が同じBB当選となった場合において
も、ブロック選択手段150が第3ブロックを選択したと
きには、操作有効化時間は600ミリ秒となる。また、
抽選結果がハズレとなった場合において、ブロック選択
手段150が第3ブロックを選択したときには、操作有効
化時間は600ミリ秒となり、また、抽選結果が同じハ
ズレとなった場合においても、ブロック選択手段150が
第1ブロックを選択したときには、操作有効化時間は3
000ミリ秒となる。
【0147】このように、本実施の形態に係るスロット
マシン10は、時間テーブル131内に複数のブロックを設
けていると共に、時間設定手段130には、時間テーブル1
31内のブロックを選択するためのブロック選択手段150
を設けている。そして、抽選結果がBB当選やRB当選
となった場合でも、一定の割合で操作有効化時間が長く
ならなかったり、逆に、抽選結果がハズレとなった場合
でも、一定の割合で操作有効化時間が長くなったりする
ようにしている。
【0148】これにより、本実施の形態に係るスロット
マシン10は、遊技の単調さを回避して、遊技者の興趣を
より一層高めるようにしているのである。 (第3の実施の形態)次に、本発明に係るスロットマシ
ン10の第3の実施の形態について説明する。本実施の形
態に係るスロットマシン10は、第2の実施の形態に係る
スロットマシン10の構成に加えて、ブロックテーブル15
3を形成するにあたり、抽選手段120による抽選結果毎
に、ブロックを選択するための乱数領域を定めることに
より、例えば、抽選結果がBB当選やRB当選となった
場合には、高い割合で操作有効化時間が長くなるように
すると共に、抽選結果がハズレとなった場合には、高い
割合で操作有効化時間が長くならないようにしたもので
ある。
【0149】以下、更に、本実施の形態に係るスロット
マシン10について詳述する。 (ブロックテーブル153)このブロックテーブル153は、
表5に示すように、抽選結果がBB当選となった場合に
おいて、ブロック選択用乱数抽出手段152が抽出した乱
数が0〜99の乱数領域内にあるときには第1ブロック
を選択し、同乱数が100〜8099の乱数領域内にあ
るときには第2ブロックを選択し、同乱数が8100〜
16383の乱数領域内にあるときには第3ブロックを
選択するように定めている。
【0150】同様に、抽選結果がRB当選となった場合
において、ブロック選択用乱数抽出手段152が抽出した
乱数が0〜19の乱数領域内にあるときには第1ブロッ
クを選択し、同乱数が20〜8019の乱数領域内にあ
るときには第2ブロックを選択し、同乱数が8020〜
16383の乱数領域内にあるときには第3ブロックを
選択するように定めている。
【0151】同様に、抽選結果が第1小役当選となった
場合において、ブロック選択用乱数抽出手段152が抽出
した乱数が0〜6999の乱数領域内にあるときには第
1ブロックを選択し、同乱数が7000〜13999の
乱数領域内にあるときには第2ブロックを選択し、同乱
数が14000〜16383の乱数領域内にあるときに
は第3ブロックを選択するように定めている。
【0152】同様に、抽選結果が第2小役当選となった
場合において、ブロック選択用乱数抽出手段152が抽出
した乱数が0〜5999の乱数領域内にあるときには第
1ブロックを選択し、同乱数が6000のときには第2
ブロックを選択し、同乱数が6001〜16383の乱
数領域内にあるときには第3ブロックを選択するように
定めている。
【0153】同様に、抽選結果が第3小役当選、再遊技
当選、又はハズレとなった場合において、ブロック選択
用乱数抽出手段152が抽出した乱数が0のときには第1
ブロックを選択し、同乱数が1のときには第2ブロック
を選択し、同乱数が2〜16383の乱数領域内にある
ときには第3ブロックを選択するように定めている。
【0154】
【表5】
【0155】そして、このブロックテーブル153は、遊
技制御装置100のROM上に所定のプログラムを収納す
ることによって形成されている。このように、ブロック
テーブル153を、抽選結果毎に別々に定めることによ
り、例えば、抽選結果がBB当選やRB当選となった場
合には、高い割合で操作有効化時間が長くなるようにす
ると共に、抽選結果がハズレとなった場合には、高い割
合で操作有効化時間が長くならないようにすることがで
きる。
【0156】これにより、操作有効化時間が長くなれ
ば、BB当選やRB当選の確率が高いとして、遊技者の
期待を高めることができる。従って、遊技者の興趣をよ
り一層高めることができるのである。なお、本実施の形
態では、抽選用乱数発生手段121を構成するカウンタ
と、ブロック選択用乱数発生手段151を構成するカウン
タとを別々に設けたが、両カウンタを共用することもで
きる。
【0157】具体的には、例えば、抽選テーブル123が
表1に示すように定められていれば、ブロックテーブル
153を表6に示すように定めることにより、1の乱数で
抽選とブロック選択とを行うことができる。即ち、抽選
結果をBB当選とする乱数領域が0〜64の範囲で定め
られているので、この範囲内で第1ブロックを選択する
乱数領域と、第2ブロックを選択する乱数領域と、第3
ブロックを選択する乱数領域とを定めればよいのであ
る。例えば、第1ブロックを選択する乱数領域を0〜1
0の範囲で定め、第2ブロックを選択する乱数領域を1
1〜40の範囲で定め、第3ブロックを選択する乱数領
域を41〜64の範囲で定めることができる。
【0158】RB当選、第1小役当選、第2小役当選、
第3小役当選、再遊技当選、及びハズレの場合について
も同様である。
【0159】
【表6】
【0160】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た発明によれば、遊技者が、一連の遊技進行の中でリー
チ告知を察知でき、そして、回転リールの図柄やストッ
プスイッチの操作に集中できるスロットマシンを提供す
ることができるのである。更に、請求項2ないし5に記
載した発明によれば、遊技者の興趣をより一層高めるこ
とができるスロットマシンを提供することができるので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】スロットマシンの構成を模式的に示したブロッ
ク図。
【図2】抽選手段の構成を模式的に示したブロック図。
【図3】スロットマシンの外観を示す正面図。
【図4】スロットマシンの動作の概略を示すフローチャ
ート図。
【図5】操作有効化時間の設定動作の概略を示すフロー
チャート図。
【図6】時間設定手段の構成を模式的に示したブロック
図。
【図7】操作有効化時間の設定動作の概略を示すフロー
チャート図。
【図8】操作有効化時間の設定動作の概略を示すフロー
チャート図。
【図9】操作有効化時間の設定動作の概略を示すフロー
チャート図。
【図10】操作有効化時間の設定動作の概略を示すフロ
ーチャート図。
【図11】操作有効化時間の設定動作の概略を示すフロ
ーチャート図。
【図12】操作有効化時間の設定動作の概略を示すフロ
ーチャート図。
【図13】操作有効化時間の設定動作の概略を示すフロ
ーチャート図。
【符号の説明】
10 スロットマシン 20 表示窓 30 回転リール 40 スタートスイッ
チ 50 ストップスイッチ 100 遊技制御装置 110 遊技制御手段 120 抽選手段 121 抽選用乱数発
生手段 122 抽選用乱数抽出手段 123 抽選テーブル 124 抽選判定手段 130 時間設定手段 131 時間テーブル 140 操作有効化手段 150 ブロック選択手段 151 ブロック選択用乱数発生手段 152 ブロック選択用乱数抽出手段 153 ブロックテーブル 154 ブロック決定
手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の回転リールと、回転リールの回転
    を開始させるためのスタートスイッチと、回転リールの
    回転を停止させるためのストップスイッチと、回転リー
    ル、スタートスイッチ、及びストップスイッチにそれぞ
    れ接続される遊技制御装置とを備えたスロットマシンで
    あって、 前記遊技制御装置は、遊技を制御するための遊技制御手
    段と、抽選を行うための抽選手段と、回転リールの回転
    を開始させてからストップスイッチの操作を有効にする
    までの時間である操作有効化時間を設定するための時間
    設定手段と、操作有効化時間が経過した後にストップス
    イッチの操作を有効にする操作有効化手段とを備え、 前記時間設定手段は、抽選手段による抽選結果毎に操作
    有効化時間を定めた時間テーブルを備え、この時間テー
    ブルに基づいて操作有効化時間を設定するように形成さ
    れていることを特徴とするスロットマシン。
  2. 【請求項2】 時間テーブルは、抽選手段による抽選結
    果が当選のときの操作有効化時間を、抽選手段による抽
    選結果がハズレのときの操作有効化時間よりも長く定め
    ていることを特徴とする請求項1記載のスロットマシ
    ン。
  3. 【請求項3】 時間テーブルは、抽選手段による抽選結
    果が特定の種類の当選のときの操作有効化時間を、抽選
    手段による抽選結果が他の種類の当選のとき及びハズレ
    のときの操作有効化時間よりも長く定めていることを特
    徴とする請求項1記載のスロットマシン。
  4. 【請求項4】 時間テーブルは、複数のブロックを有
    し、各ブロック毎に、抽選手段による抽選結果毎の操作
    有効化時間を定めていると共に、時間設定手段は、時間
    テーブル内のブロックを選択するためのブロック選択手
    段を備え、このブロック選択手段は、ブロック選択用の
    乱数を発生させるためのブロック選択用乱数発生手段
    と、このブロック選択用乱数発生手段が発生させた乱数
    を抽出するためのブロック選択用乱数抽出手段と、ブロ
    ックの選択に用いるブロックテーブルと、ブロック選択
    用乱数抽出手段が抽出した乱数とブロックテーブルとを
    照合してブロックを決定するためのブロック決定手段と
    を備えていることを特徴とする請求項1記載のスロット
    マシン。
  5. 【請求項5】 ブロックテーブルは、抽選手段による抽
    選結果毎に、ブロックを選択するための乱数領域を定め
    ていることを特徴とする請求項4記載のスロットマシ
    ン。
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