JP2015213532A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】リールを停止させるための操作手段の操作態様等に関して遊技性を付与し、遊技の興趣を向上させることができる。
【解決手段】
所定の複数の役が同時に当選した際、メイン制御手段100は、操作手段16L〜16Rが第1の特定の操作態様で操作されることによって特定の図柄の組合せが第1の態様で表示されたことに基づいて、遊技者に有利な第1の特典を付与可能とし、サブ制御手段500は、操作手段16L〜16Rが第2の特定の操作態様で操作されること、または前記操作手段16L〜16Rの操作によって特定の図柄の組合せが第1の態様とは異なる第2の態様で表示されたことに基づいて、演出に係る遊技者に有利な第2の特典を付与可能とする。
【選択図】図12

Description

本発明は、遊技機に関する。
パチンコ店などの遊技ホールに設置される遊技機(スロットマシン:回胴遊技機)は、遊技者が、メダル等の遊技媒体をメダル投入口に投入し、スタートレバーを押下する操作(以下、押下操作という)が行われると、複数のリールが回転するとともに、役の当否を決定する内部抽選が行われ、続いてストップボタンによる各リールを停止させる操作(以下、停止操作という)が行われると、各リールに配列された図柄の組合せが、内部抽選の結果に基づいて決定された入賞形態を示す図柄の組合せで停止した場合、役が入賞したと判定して遊技媒体を払い出す処理を行う。
この種の遊技機において、内部抽選により当否が決定する役には、複数の役が同時当選することによって、リールの停止操作の順序(以下、停止操作順序という)に応じて入賞する役が異なるように設定されているものがある。
特許文献1には、このように複数の役が同時当選した際、ストップボタンによる、リールの停止操作順序が正解の場合、所定の枚数のメダルの払出しが行われる第1役が入賞し、リールの停止操作順序が不正解の場合、いずれの役も入賞しない可能性があることにより、メダルの払出数を増減させる遊技を提供可能としている。
特開2010−207528号公報
しかしながら、上述の遊技機において、複数の役が同時当選した際、第1役を、ストップボタンによる、3択のリールの停止操作順序に正解すると入賞するものとして設定した場合、最初のリール停止操作が第1役の入賞を判断する上で重要であって、最初の停止操作後の操作(2番目以降)はどのような順序で行っても入賞には影響はなく、2番目以降のリール停止操作については、単にメダルの払出しを受けるために行われる操作であり、遊技性を付与したものではないため、惰性で行われるため遊技が単調となる虞がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、リールを停止させるための操作手段の操作態様等に関して遊技性を付与し、遊技の興趣を向上させることができる遊技機を提供することを目的とする。
第1の発明は、複数種類の図柄が配列された複数のリールと、前記リールを停止させるための操作手段と、前記リールを回転制御し、所定の抽選確率に基づいて、役の当否を抽選すると共に、前記操作手段の操作に基づいて当該抽選の結果に応じた態様で前記リールを停止制御し、停止した際の前記リールにおいて停止表示された図柄の組合せによる遊技結果に応じて入賞に係る処理を実行するメイン制御手段と、遊技状態に応じた演出を実行制御するサブ制御手段とを備えた遊技機であって、所定の複数の役が同時に当選した際、前記メイン制御手段は、前記操作手段が第1の特定の操作態様で操作されることによって特定の図柄の組合せが第1の態様で表示されたことに基づいて、遊技者に有利な第1の特典を付与可能とし、前記サブ制御手段は、前記操作手段が第2の特定の操作態様で操作されること、または前記特定の図柄の組合せが前記第1の態様とは異なる第2の態様で表示されたことに基づいて、演出に係る遊技者に有利な第2の特典を付与可能とすることを特徴とする。
具体的には、例えば、スイカ及びベルの複数の役が同時当選した際、第1の特定の操作態様(第1停止正解)で操作手段であるストップボタンが操作されたこと、または、ストップボタンが適宜操作されてベルの入賞形態を示す特定の図柄の組合せ(以下、図柄組合せという)「ベル図柄、ベル図柄、ベル図柄」が表示される際に、その表示態様が、例えば、第1の態様として、リールを視認可能とするための表示窓に複数設定された入賞を判定するための基準となる入賞判定ラインのうち第1の入賞判定ライン(L1またはL4)上に表示されて、例えば、ベル図柄が斜め揃いとなったことに基づいて、メイン制御手段は、第1の特典として、例えば、ベルの入賞に係る処理(遊技媒体の払出し処理)を実行する。一方、第2の特定の操作態様(第2停止正解)で操作手段であるストップボタンが操作されたこと、または、ストップボタンが適宜操作されてベルの入賞形態を示す図柄組合せの表示態様が、例えば、第2の態様として、複数設定された入賞判定ラインのうち第2の入賞判定ライン(L2またはL3)上に表示されて、例えば、ベル図柄が平行揃いとなったことに基づいて、サブ制御手段は、演出に係る第2の特典として、例えば、後述するAT抽選やAT加算抽選を実行する。
このように、第1の発明において、操作手段の操作態様や図柄組合せの表示態様に応じて、メイン制御手段による第1の特典または第2の特典を付与することにより、操作手段の操作態様や図柄組合せの表示態様に係る新たな遊技性を付与し、遊技の興趣を向上させることができる。
また、遊技者は、例えば、「ベル図柄、ベル図柄、ベル図柄」の図柄組合せが、第1の態様(斜め揃い、または第2の態様(平行揃い)となったことを確認することにより、第1の特典または第2の特典の付与の契機を確実に判断することができるため、遊技者は、第1の特典及び第2の特典の獲得を目指して、ストップボタンによりリールを停止操作する際、「ベル図柄、ベル図柄、ベル図柄」の図柄組合せが、平行揃いになることを期待しながら遊技を行うことができ、遊技の興趣を向上させることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記メイン制御手段は、前記同時に当選する役の種類に応じて、最初に操作すべき操作手段とその次に操作すべき操作手段とを予め設定し、最初に操作すべき操作手段が操作された場合、前記第1の特定の操作態様で操作が行われたとして、前記第1の特典を付与し、前記サブ制御手段は、前記最初に操作すべき操作手段が操作された後、その次に操作すべき操作手段が操作された場合、前記第2特定の態様で操作が行われたとして、前記メイン制御手段による前記第1の特典の付与とともに、演出に係る遊技者に有利な第2の特典を付与可能とすることを特徴とする。
具体的には、例えば、リールを停止するための操作手段が3個のストップボタンで構成されている場合、第1の特典を付与するためには、最初に操作すべきストップボタンが操作されることのみが要件とされているため、メイン制御手段は1/3の確率で第1の特典を付与する。また、第2の特典を付与するためには、最初に操作すべきストップボタンが操作された後、その次に操作すべきストップボタンが操作されたことが要件となるため、サブ制御手段は1/6の確率で第2特典を付与する。この場合、第1の特典の付与要件を満たしているため、メイン制御手段は第1の特典を付与する。
このように、第2の発明において、特典の付与確率を段階的に設定することが可能となり、遊技性を向上させることができる。
本発明によれば、リールを停止させるための操作手段の操作態様等に関して遊技性を付与し、遊技の興趣を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るスロットマシンの斜視図である。 同じく、各構成要素の関係を示すブロック図である。 同じく、スロットマシンの内部抽選テーブルを示す図である。 同じく、スロットマシンのリプレイグループの構成の例を示す図である。 同じく、スロットマシンの打順小役の構成の例を示す図である。 同じく、スロットマシンのリールの図柄の配列を示す図である。 同じく、スロットマシンにおける打順小役と図柄組合せとの関係を示す図である。 同じく、スロットマシンにおける打順小役と図柄組合せとの関係を示す図である。 同じく、スロットマシンにおけるリプレイと図柄組合せとの関係を示す図である。 同じく、入賞役と図柄組合せとの関係を示す図である。 同じく、スロットマシンの遊技状態の移行の契機及び態様について示す図である。 同じく、スロットマシンの一連の処理の流れを説明するためのフロー図である。
以下、本発明の遊技機の一実施形態を、添付図面を参照しながら詳述する。なお、この実施形態は、本発明を限定するものではない。なお、以下の説明において遊技機の各部の基準となる方向は、その遊技機の正面に対面する遊技者の視点(正面視)に合わせて説明する。
(スロットマシンの外部構成)
図1に示すように、本実施形態の遊技機であるスロットマシンSは、前面に開口部を有する箱型の筐体1と、筐体1の開口部を開閉可能に取り付けられた前扉2とを備える。
前扉2の前面には、左リール3L、中リール3C、右リール3R(以下、まとめてリール3L〜3Rともいう)から構成されるリール3の停止状態において、リール3の外周面に21の領域(以下コマともいう)に区画されて配列された複数種類の図柄のうち、外周面に回転方向へ連続して配列されている3つの図柄(上段図柄、中段図柄、下段図柄)を前方から視認可能とするとともに表示位置(上段、中段、下段)が設定された表示窓4と、表示窓4の下方にあって、クレジット数(最大で50枚のメダル数に制限)を表示するクレジット数表示器及び入賞時の配当メダル数を表示する払出表示器等を有する7セグメント表示器から構成される遊技情報表示部8とが設けられる。
前扉2の前面から前方へ突出する操作部OPの上面には、遊技媒体をなすメダルが投入される投入口であって、内部にメダル投入スイッチ9Aを内蔵したメダル投入口9と、予めメダル投入口9に投入されて電子的に貯留(以下、クレジットという)されたメダル(以下、クレジットメダルという)のうち遊技を行うためのメダルの枚数(規定数)を押下操作によって設定(以下、ベットという)可能であって、ベットスイッチ10Aを内蔵したベットボタン10とが設けられる。また、操作部OPの垂直面には、リール3L〜3Rの回転を始動させるための操作手段であって、スタートスイッチ15Aを内蔵するスタートレバー15と、リール3L〜3Rのそれぞれに対応し、押下操作によってリール3L〜3Rの回転をそれぞれ停止させることが可能な操作手段であって、ストップスイッチ16Aをそれぞれ内蔵した複数のボタン、左ストップボタン16L、中ストップボタン16C、右ストップボタン16R(以下、まとめてストップボタン16L〜16Rという)から構成されるストップボタン16と、クレジット設定の有効または無効を切り替えるためのクレジット切り替えスイッチ17とが設けられる。さらには、操作部OPの下方には、メダル払出口18から払い出されたメダルを溜めておくためのメダル受皿19が設けられる。
前扉2における表示窓4の上方には、複数種類の動画または静止画像を表示可能な演出表示部5と、複数種類の効果音や楽曲が出力されるスピーカ6と、複数種類の点滅パターンを有する演出ランプ7が設けられている。
本実施形態のスロットマシンSは、各リール3L〜3Rにおいて表示窓4に設定された表示位置の組合せによって、入賞判定ラインL1〜L4が設定される。具体的には、左リール3Lの上段、中リール3Cの中段、及び右リール3Rの下段の組合せによって入賞判定ライン(第1の入賞判定ライン)L1が設定され、左リール3Lの上段、中リール3Cの上段、及び右リール3Rの上段の組合せによって入賞判定ライン(第2の入賞判定ライン)L2が設定され、左リール3Lの中段、中リール3Cの中段、及び右リール3Rの中段の組合せによって入賞判定ライン(第2の入賞判定ライン)L3が設定され、左リール3Lの下段、中リール3Cの中段、及び右リール3Rの上段の組合せによって入賞判定ライン(第1の入賞判定ライン)L4が設定されている。
本実施形態のスロットマシンSでは、メダルが規定投入数である3枚投入されたことに基づいて入賞判定ラインL1〜L4が有効化されるようになっている。
(スロットマシンの内部構成)
筐体1の内部には、リール3及びリール3を回転、停止制御可能な駆動源を含むリールユニット310(図2参照)と、メダルを貯留するメダル貯蔵タンク(図示略)と、貯留しているメダルを1枚単位で払い出し可能なホッパーユニット320と、スロットマシンSに対して外部からの電力を供給可能な電源ユニット(図示略)と、後述するメイン基板(メイン制御手段)100とサブ基板(サブ制御手段)500(図2参照)とが設けられる。
(スロットマシンSの遊技の概要)
本実施形態のスロットマシンSは、遊技者がメダルをメダル投入口9に3枚投入するか、または、メダルがクレジットされた状態でベットボタン10の押下操作(ベット操作)を行ってベットすることによって、スタートレバー15の操作が有効化され(スタートスイッチ15Aの作動準備状態となる)、リール3L〜3Rを回転制御可能な準備状態とする。続いて、遊技者がスタートレバー15の押下操作を行うと、リール3L〜3Rが回転して始動するとともに、乱数値を用いた役等の内部抽選を実行して、リール3L〜3Rの回転速度が所定の速度まで上昇したことを条件に、ストップボタン16L〜16Rへの操作を有効とする(ストップスイッチ16Aを作動準備状態とする)制御を行う。続いて、遊技者が任意のタイミングでストップボタン16L〜16Rを操作すると、内部抽選の結果に応じた停止位置でリール3L〜3Rが停止し、役に入賞すると、当選結果に応じた枚数のメダルがメダル払出口18からメダル受皿19へ払い出される。
なお、スタートレバー15の押下操作によりリール3L〜3Rが回転してから、ストップボタン16L〜16Rの押下操作によりリール3L〜3Rが停止した結果、表示された図柄の組合せに基づく処理が完了するまでを1遊技(1ゲーム)という。
次に、図2を参照して本実施形態のスロットマシンSの機能を説明する。
本実施形態のスロットマシンSには、遊技を制御する制御手段として、メイン基板(メイン制御手段)100とサブ基板(サブ制御手段)500とが設けられ、メイン基板100によって遊技に係る統括的な制御が行われ、サブ基板500によって演出全般に係る制御が行われる。
メイン基板100は、入力手段であるメダル投入スイッチ9A、ベットスイッチ10A、スタートスイッチ15A、ストップスイッチ16A等の作動の際に発信される入力信号を受信して、メイン基板100が遊技を実行するための各種の演算処理を行うとともに、演算処理の結果に基づいて、出力手段であるリールユニット310やホッパーユニット320等の出力動作の制御を行うものである。
(メイン基板100)
メイン基板100は、投入受付手段110、乱数発生手段115、内部抽選手段120、リール制御手段125、入賞判定手段130、リプレイ処理手段135、払出制御手段140、遊技状態移行制御手段145、リプレイ確率変動手段150、メイン操作手順判定手段155、通信制御手段160、メインメモリ190等を含んで構成される。
ここで、メインメモリ190は、本実施形態のスロットマシンSにおけるシステムプログラムが記憶された読み取り専用の記憶領域であるROMと、メイン基板100で生成されるシステムプログラムで使用するフラグや演算した値等の各種データが記憶されるとともに、メイン基板100の演算処理のワーク領域として使用される書き換え可能な記憶領域であるRAMとによって構成される。
具体的には、以下に説明するように、メインメモリ190は、役の当否を決定するための抽選の際に参照される内部抽選テーブルを記憶している内部抽選テーブル記憶手段191、複数種類のフラグが設定されるフラグ記憶手段192、停止制御テーブルを記憶している停止制御テーブル記憶手段193、入賞判定テーブルを記憶している入賞判定テーブル記憶手段194、及びクレジットメダル情報を記憶するクレジット記憶手段195、第2リプレイ低確率状態において遊技を行うごとに遊技をカウントするための値を記憶するためのRT終了判定カウンタ196等を備える。
(投入受付手段110)
投入受付手段110は、1遊技毎にメダルの投入を受け付け、規定投入数(3枚)のメダルが投入されたことに基づいて、無効としていたスタートレバー15への操作を有効とする(スタートスイッチ15Aを作動準備状態とする)制御を行う。有効となったスタートレバー15の押下操作を契機に、リール3L〜3Rは回転し、内部抽選手段120は後述する内部抽選を行う。
投入受付手段110は、メダル投入口9にメダルが投入されて、メダル投入スイッチ9Aから発信されたメダル検知信号(入力信号)に基づいて、規定投入数を限度として、投入されたメダルを投入状態に設定する。なお、メダル投入口9から規定投入数を越えるメダルが投入されると、クレジットの設定が有効(クレジット許可状態)の場合には、その越えた分のメダルについては、クレジットされたクレジットメダルとしてメインメモリ190のクレジット記憶手段195に記憶値として「50」を上限として記憶される。投入受付手段110は、このようにメダルがクレジットされた状態でベットスイッチ10Aから発信されたベット信号(入力信号)に基づいて、規定投入数を限度としてクレジットメダルを投入状態に設定する。
(乱数発生手段115)
乱数発生手段115は、抽選用の乱数値を発生させる。乱数値は、例えば、所定の範囲(0〜65535の整数)で循環するように値をインクリメントするインクリメントカウンタのカウント値に基づいて発生させることができる。ここでいう乱数値には、数学的な意味でランダムに発生する値のみならず、その発生自体は規則的であっても、その取得のタイミング等が不規則であるために遊技上実質的に乱数として機能する値も含まれる。
(内部抽選手段120)
内部抽選手段120は、遊技者によるスタートレバー15の押下操作によってスタートスイッチ15Aから発信されたスタート信号(入力信号)に基づいて、役の当否を決定する内部抽選を行う手段であって、内部抽選テーブル選択処理、乱数判例処理、及び抽選フラグ設定処理等を行う。
(内部抽選テーブル選択処理)
内部抽選テーブル選択処理では、メインメモリ190の内部抽選テーブル記憶手段191に格納されている図3に示す複数の内部抽選テーブルのうち、いずれかの内部抽選テーブルを用いて内部抽選を行うかを決定する。
図3に示すように、本実施形態のスロットマシンSでは、内部抽選テーブル記憶手段191に、図3に示すような5種類の内部抽選テーブルA〜Eが記憶されている。そして各抽選テーブルでは、複数の乱数値(例えば、0〜65535の乱数値)のそれぞれに対して、リプレイ(リプレイA〜D)、小役(ベル、スイカ1〜27、チェリー)、ボーナス(ビッグボーナスBB)などの各種の役及びこれらの役に当選しない不当選(ハズレともいう)のいずれかが対応するように設定されている。
ここで、各抽選テーブルの抽選対象であるリプレイとして、リプレイA、リプレイB、リプレイC、リプレイDが設けられており、図3及び図4に示すように、内部抽選テーブルA及びCでは、リプレイグループ1を構成するリプレイA〜Dが同時に当選するように役と乱数値との対応関係が設定され、内部抽選テーブルB及びDでは、リプレイAが単独で当選する場合と、リプレイグループ2を構成するリプレイA及びBが同時に当選する場合と、リプレイグループ3を構成するリプレイA〜Cが同時に当選する場合と、リプレイグループ4を構成するリプレイA及びDが同時に当選する場合とがあるように設定されている。また、内部抽選テーブルEでは、リプレイが内部抽選の対象から除外されている。
また、図3に示すように、小役として、ベル、スイカ1〜27及びチェリーが設けられており、内部抽選テーブルA〜Eにおける打順小役1〜27は、ベル及びスイカ1〜27の小役のうち予め定められた4種類の小役が同時に当選することを示している(図5参照)。また、チェリーは内部抽選テーブルA〜Eにおいて抽選対象として設定されている。
具体的には、図5に示すように、スイカ1、5及び9並びにベルが打順小役1として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ2、6及び7並びにベルが打順小役2として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ3、4及び8並びにベルが打順小役3として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ10、14及び18並びにベルが打順小役4として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ11、15及び16並びにベルが打順小役5として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ12、13及び17並びにベルが打順小役6として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ19、23及び27並びにベルが打順小役7として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ20、24及び25並びにベルが打順小役8として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ21、22及び26並びにベルが打順小役9として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ1、11及び21並びにベルが打順小役10として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ2、12及び19並びにベルが打順小役11として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ3、10及び20並びにベルが打順小役12として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ4、14及び24並びにベルが打順小役13として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ5、15及び22並びにベルが打順小役14として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ6、13及び23並びにベルが打順小役15として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ7、17及び27並びにベルが打順小役16として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ8、18及び25並びにベルが打順小役17として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ9、16及び26並びにベルが打順小役18として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ1、13及び25並びにベルが打順小役19として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ4、16及び19並びにベルが打順小役20として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ7、10及び22並びにベルが打順小役21として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ2、14及び26並びにベルが打順小役22として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ5、17及び20並びにベルが打順小役23として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ8、11及び23並びにベルが打順小役24として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ3、15及び27並びにベルが打順小役25として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ6、18及び21並びにベルが打順小役26として同一の乱数値に対応づけられ、スイカ9、12及び24並びにベルが打順小役27として同一の乱数値に対応づけられている。
内部抽選テーブル選択処理では、後述する遊技状態とリプレイの抽選状態とに応じて内部抽選テーブルA〜Eのいずれか1つを内部抽選で使用する内部抽選テーブルとして選択する。
(乱数判定処理)
乱数判定処理では、スタートレバー15の押下操作によってスタートスイッチ15Aから発信されたスタート信号に基づいて、1遊技毎に乱数発生手段115から抽選用の乱数値を取得し、取得した乱数値についてメインメモリ190の内部抽選テーブル記憶手段191に記憶されている内部抽選テーブルA〜Eを参照して役に当選したか否かを判定する。
(抽選フラグ設定処理)
抽選フラグ設定処理では、乱数判定処理の結果に基づいて、当選したと判定された役に対応する抽選フラグを非当選状態から当選状態に設定する。抽選フラグの設定情報は、メインメモリ190のフラグ記憶手段192に記憶される。抽選フラグ設定処理において、フラグ記憶手段192が記憶する抽選フラグには、入賞するまで次回以降の遊技に当選状態を持ち越し可能な持越可能フラグと、入賞の如何にかかわらず次回以降の遊技に当選状態を持ち越さずに非当選状態にリセットされる持越不可フラグとが設けられている。ビッグボーナスBBは、前者の持越可能フラグが対応づけられ、小役及びリプレイは後者の持越不可フラグに対応付けられている。
(リール制御手段125)
リール制御手段125は、リール3L〜3Rの回転及び停止を制御する。
具体的には、リール制御手段125は、スタートレバー15の押下操作によってスタートスイッチ15Aから発信されたスタート信号に基づいて、ステッピングモータ(図示略)を回転制御してリール3L〜3Rを回転させる。また、リール制御手段125は、リール3L〜3Rの回転速度が所定速度(約80RPM:1分間あたり約80回転となる回転速度)に達して定常回転となってからリール3L〜3Rに対応するストップボタン16L〜16Rの操作を有効とする。この有効となった状態において、遊技者によるストップボタン16L〜16Rの操作に応じてストップスイッチ16Aが作動することによりストップ信号(入力信号)が発信され、当該ストップ信号に基づいて、リール制御手段125は、リールユニット310のステッピングモータへの駆動パルスの供給を停止することによりリール3L〜3Rを、停止制御テーブルを参照して抽選フラグの設定状態、換言すると内部抽選の結果に応じた態様で停止させるリール停止制御処理を行う。
ここで、リール制御手段125は、リール3L〜3Rを停止する際、ロジック演算により回転中のリール3L〜3Rの停止位置を決定する処理であるロジック演算処理と、メインメモリ190の停止制御テーブル記憶手段193に記憶されている停止制御テーブルを参照して回転中のリール3L〜3Rの停止位置を決定する処理であるテーブル参照処理とを行っている。
(ロジック演算処理)
リール制御手段125は、ロジック演算処理として、役毎に定められた優先順位データに基づいてストップスイッチ16Aの作動時点(ストップボタン16L〜16Rの押下操作が検出された時点)におけるリール3L〜3Rの位置である「押下検出位置」から0〜4コマの範囲内に存在する5コマ分の停止位置の候補に対して優先度を求める。そして各停止位置の候補の優先度のうち最も優先度の高い停止位置の候補を実際の停止位置として決定する。
ロジック演算処理では、ロジック演算の結果、内部抽選の結果や押下検出位置などに応じて複数の停止位置の候補に対して優先度が同一となる場合があり、最も優先度の高い停止位置の候補が複数となった場合には、後述するテーブル参照処理を行って、実際のリール3L〜3Rの停止位置を決定する。
本実施形態のスロットマシンSでは、「リプレイ(リプレイA〜D)>小役(ベル、スイカ1〜27、チェリー)>ビッグボーナスBB」の順序で優先順位が定められているが、この順序に限定されるものではない。
ロジック演算処理では、2種類以上の役に関する抽選フラグが当選状態に設定されている場合、換言すると2種類以上の役が同時当選した場合には、各役に対応づけられた優先順位に基づいて、優先順位が低い役の入賞形態を構成する図柄を含む停止位置の候補よりも、優先順位が高い役の入賞形態を構成する図柄を含む停止位置の候補の方が優先度が高くなるように、優先度を求める。
具体的に、内部抽選手段120による内部抽選の結果、複数種類の小役が同時に当選した場合における小役間の優先順位は、各小役に対応して設定されている配当に基づくメダルの払出数に応じて優先順位が設定される。すなわち、メダルの払出数が多いほど優先順位が高くなるように小役間の優先順位が設定される。
また、ロジック演算処理では、リール3L〜3Rを停止させる処理として、いわゆる引き込み処理と蹴飛ばし処理とを行っている。引き込み処理とは、抽選フラグが当選状態に設定された役に対応する図柄を、最大4コマ先の図柄を引き込み可能(ストップボタン16L〜16Rの操作時点からリール3L〜3Rが停止するまでに要するコマ数の上限が5コマ(0〜4コマ))として入賞判定ラインL1〜L4上に停止するように、換言すると、当選した役を入賞させることができるようにリール3L〜3Rを停止させる制御処理である。一方、蹴飛ばし処理とは、抽選フラグが非当選状態に設定された役に対応する図柄が入賞判定ラインL1〜L4上に停止しないように、換言すると、当選していない役を入賞させることができないように、リール3L〜3Rを停止させる制御処理である。したがって、リール3L〜3Rにおいて5コマ以内に配列されている図柄(例えば、リプレイやベル)に係る役は、当選した場合、対応図柄をストップボタン16L〜16Rの操作のタイミングや操作の順序等に関係なく、必ず入賞判定ラインL1〜L4上に引き込むことができるように(入賞可能となっている)なっている。
(テーブル参照処理)
リール制御手段125は、テーブル参照処理として、上述のようにロジック演算処理を行った結果、最も優先度の高い停止位置の候補が複数得られた場合に、いずれの位置を停止位置とするかを、メインメモリ190の停止制御テーブル記憶手段193に記憶されている停止制御テーブルを参照して決定する。
リール制御手段125が参照する停止制御テーブルは、抽選フラグの設定状態(当選状態または非当選状態)に応じて、リール3L〜3Rに対する押下検出位置と、実際の停止位置との対応関係が設定されている。なお、停止制御テーブルは、抽選フラグの設定状態に応じて、押下検出位置と押下検出位置から実際の停止位置までの回転量を示す滑りコマ数(図柄の引き込みコマ数)との関係が設定されていてもよい。
(図柄配列とテーブル参照処理)
本実施形態のスロットマシンSでは、テーブル参照処理の際、4コマ以内に存在する図柄を引き込み可能なように設定される。
ここで、本実施形態のスロットマシンSでは、図6に示すように、リール3L〜3Rの外周面に、赤7図柄「赤7」、白7図柄「白7」、リプレイ図柄「RP」、ベル図柄A「BLA」、ベル図柄B「BLB」、スイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、スイカ図柄C「WMC」、チェリー図柄「CH」及びダミー図柄「DM」が配列されている。
図6に示すように、リール3L〜3Rのそれぞれの外周面には、リプレイ図柄「RP」が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップボタン16L〜16Rの押下タイミングにかかわらず、リプレイ図柄「RP」を入賞判定ラインL1〜L4上の表示位置に引き込んで表示させることができるようになっている。
また、図6に示すように、左リール3Lの外周面には、ベル図柄A「BLA」及びベス図柄B「BLB」が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップボタン16Lの押下タイミングにかかわらず、ベル図柄A「BLA」またはベル図柄B「BLB」を入賞判定ラインL1〜L4上の表示位置に引き込んで表示させることができるようになっている。
また、図6に示すように、中リール3C及び右リール3Rのそれぞれの外周面には、ベル図柄A「BLA」が4コマ以内の間隔で配列されており、中ストップボタン16C、または右ストップボタン16Rの押下タイミングにかかわらず、ベル図柄A「BLA」を入賞判定ラインL1〜L4上の表示位置に引き込んで表示させることができるようになっている。
また、図6に示すように、左リール3Lの外周面には、2つのスイカ図柄A「WMA」(特定図柄)と、1つのスイカ図柄B「WMB」(特定図柄)と、2つのスイカ図柄C「WMC」(特定図柄)とが配列されており、スイカ図柄A「WMA」同士の間隔、及びスイカ図柄C「WMC」同士の間隔は、それぞれ4コマ以内となっているとともに、スイカ図柄A「WMA」とスイカ図柄B「WMB」との間隔、スイカ図柄B「WMB」とスイカ図柄C「WMC」との間隔、及びスイカ図柄C「WMC」とスイカ図柄A「WMA」との間隔は、4コマとなっているため、左ストップボタン16Lの押下タイミングにかかわらず、スイカ図柄「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、またはスイカ図柄C「WMC」のいずれかを入賞判定ラインL1〜L4上の表示位置に引き込んで表示させることができるようになっている。
また、図6に示すように、左リール3Lの外周面では、3番のスイカ図柄C「WMC」及び16番のスイカ図柄A「WMA」のそれぞれの上側及び下側にベル図柄A「BLA」またはベル図柄B「BLB」が1コマの間隔を空けて配列されている。このため、左リール3Lについては、3番のスイカ図柄C「WMC」または16番のスイカ図柄A「WMA」が入賞判定ラインL3上の表示位置(中段)に表示され、ベル図柄A「BLA」及びベル図柄B「BLB」が入賞判定ラインL1〜L4上のいずれの表示位置(上段、中段、下段)にも表示されない停止位置である特定停止位置が存在するようになっている。
また、図6に示すように、左リール3Lの外周面では、0番のスイカ図柄C「WMC」8番のスイカ図柄B「WMB」、及び13番のスイカ図柄A「WMA」のそれぞれの上側に配置されているベル図柄A「BLA」が2コマ以上の間隔を空けて配列されている。このため、左リール3Lについては、0番のスイカ図柄C「WMC」、8番のスイカ図柄B「WMB」、または13番のスイカ図柄A「WMA」が入賞判定ラインL4上の表示位置(下段)に表示され、ベル図柄A「BLA」及びベル図柄B「BLB」が入賞判定ラインL1〜L4上のいずれの表示位置(上段、中段、下段)にも表示されない停止位置である特定停止位置が存在するようになっている。
また、図6に示すように、中リール3Cの外周面には、2つのスイカ図柄A「WMA」(特定図柄)と、2つのスイカ図柄B「WMB」(特定図柄)と、1つのスイカ図柄C「WMC」(特定図柄)とが配列されており、スイカ図柄A「WMA」同士の間隔、及びスイカ図柄B「WMB」同士の間隔は、それぞれ4コマ以内となっているとともに、スイカ図柄A「WMA」とスイカ図柄B「WMB」との間隔、スイカ図柄B「WMB」とスイカ図柄C「WMC」との間隔、及びスイカ図柄C「WMC」とスイカ図柄A「WMA」との間隔は、4コマとなっているため、中ストップボタン16Cの押下タイミングにかかわらず、スイカ図柄「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、またはスイカ図柄C「WMC」のいずれかを入賞判定ラインL1〜L4上の表示位置に引き込んで表示させることができるようになっている。
また、図6に示すように、中リール3Cの外周面では、スイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、及びスイカ図柄C「WMC」のそれぞれの下側にベル図柄A「BLA」が1コマの間隔を空けて配列されている。このため、中リール3Cについては、スイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、またはスイカ図柄C「WMC」が入賞判定ラインL2上の表示位置(上段)に表示され、ベル図柄A「BLA」が入賞判定ラインL1〜L4上のいずれの表示位置(上段、中段)にも表示されない停止位置である特定停止位置が存在するようになっている。
また、図6に示すように、右リール3Rの外周面には、2つのスイカ図柄A「WMA」(特定図柄)と、2つのスイカ図柄B「WMB」(特定図柄)と、1つのスイカ図柄C「WMC」(特定図柄)とが配列されており、スイカ図柄A「WMA」同士の間隔、及びスイカ図柄B「WMB」同士の間隔は、それぞれ4コマ以内となっているとともに、スイカ図柄A「WMA」とスイカ図柄B「WMB」との間隔、スイカ図柄B「WMB」とスイカ図柄C「WMC」との間隔、及びスイカ図柄C「WMC」とスイカ図柄A「WMA」との間隔は、4コマとなっているため、中ストップボタン16Cの押下タイミングにかかわらず、スイカ図柄「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、またはスイカ図柄C「WMC」のいずれかを入賞判定ラインL1〜L4上の表示位置に引き込んで表示させることができるようになっている。
また、図6に示すように、右リール3Rの外周面では、3番のスイカ図柄A「WMA」、11番のスイカ図柄B「WMB」、及び16番のスイカ図柄C「WMC」のそれぞれの上側及び下側にベル図柄A「BLA」が1コマ以上の間隔を空けて配列されている。このため、右リール3Rについては、3番のスイカ図柄A「WMA」、11番のスイカ図柄B「WMB」、または16番のスイカ図柄C「WMC」が入賞判定ラインL3上の表示位置(中段)に表示され、ベル図柄A「BLA」が入賞判定ラインL1〜L4上のいずれの表示位置(上段、中段、下段)にも表示されない停止位置である特定停止位置が存在するようになっている。
また、図6に示すように、右リール3Rの外周面では、0番のスイカ図柄A「WMA」、8番のスイカ図柄B「WMB」、及び16番のスイカ図柄C「WMC」のそれぞれの上側に配置されているベル図柄A「BLA」が2コマ以上の間隔を空けて配列されている。このため、右リール3Rについては、0番のスイカ図柄A「WMA」、8番のスイカ図柄B「WMB」、または16番のスイカ図柄C「WMC」が入賞判定ラインL1上の表示位置(下段)に表示され、ベル図柄A「BLA」が入賞判定ラインL1〜L4上のいずれの表示位置(上段、中段、下段)にも表示されない停止位置である特定停止位置が存在するようになっている。
(打順小役における停止制御)
図7及び図8に示すように、内部抽選で打順小役1〜27のいずれかが当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタン16L〜16Rの押下順序として、それぞれの打順小役に対してベルが入賞する入賞可能押し順と、入賞可能押し順と異なる押下順序であって、ベルが入賞せずに、押下タイミングに応じてスイカが入賞可能な入賞不可能押し順とが設定され、さらに、入賞可能押し順には、ベルの入賞形態を示す図柄組合せ(特定の図柄の組合せ)が表示窓4に対して平行揃い(第2の態様)となる正解押し順(第2の特定の操作態様)と、正解押し順と異なる押下順序であって、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが表示窓4に対して斜め揃い(第1の態様)となる不正解押し順(第1の特定の操作態様)とが設定されている。すなわち、停止制御テーブルでは、押し順に対して正解及び不正解の概念が設けられ、押し順が正解か不正解かに応じて、入賞する役やその図柄組合せが表示される態様(どの入賞判定ライン上に表示するか)を決定する。
入賞可能押し順は、最初に押下操作するストップボタン、換言すると最初のリールを停止させる操作(以下、第1停止操作という)が正解(以下、第1停止正解という)であれば、2番目以降に押下操作するストップボタンの種類にかかわらず、ベルが入賞する(特典を付与する)ように設定されているストップボタン16L〜16Rに対する押し順のことである。したがって、内部抽選で打順小役に当選した場合に、入賞可能押し順で操作が行われ、ベルが入賞する確率は1/3となっている。すなわち、メイン基板100の制御による遊技者に対する遊技上の特典の付与確率は1/3となっている。
また、入賞可能押し順のうち正解押し順は、第1停止正解の後に、2番目にリールを停止させる操作(以下、第2停止操作という)が正解(以下、第2停止正解という)となるように操作がされることによって、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL2またはL3上に表示されて、表示窓4に対して平行揃いとなってベルが入賞するように設定されている。したがって、内部抽選で打順小役が当選した場合に、正解押し順で操作が行われる確率は1/6となっている。すなわち、ベルが入賞する(メイン基板100の制御による遊技者に対する遊技上の特典の付与)とともに、後述するサブ基板500の制御による遊技者に対する遊技上の特典の付与確率は1/6となっている。
また、入賞可能押し順のうち不正解押し順は、第1停止正解の後に、第2停止操作が不正解(以下、第2停止不正解という)となるように操作がされることによって、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL1またはL4上に表示されて、表示窓4に対して斜め揃いとなってベルが入賞するように設定されている。
このように、ベルを入賞させつつ、押し順が正解か不正解かによって、ベルの入賞形態を示す図柄組合せを表示する入賞判定ラインを変化させるとこによって、遊技者に対して、押し順が正解または不正解かを示唆することができる。なお、ベルは、打順小役が当選した際の正解押し順、不正解押し順によってベルの入賞形態を示す図柄組合せの表示態様が変化するが、同一の役であるためメダルの払出数は一定である。すなわち、入賞可能押し順において、正解押し順であっても、不正解押し順であっても、メイン基板100が付与する遊技上の特典は一定となっている。
一方、入賞不可能押し順は、第1停止操作が不正解であれば、2番目以降に押下操作するストップボタンの種類にかかわらず、ベルは入賞せず、ストップボタンの押下タイミングに応じてスイカが入賞可能となるように設定されている。
具体的には、図7に示すように、打順小役1を構成するベル、スイカ1、5及び9が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(左ストップボタン16Lが最初に押下操作される一連の押下順序:左1st)のうち、正解押し順である押し順1(左ストップボタン16L、中ストップボタン16C、右ストップボタン16Rの順、以下ストップボタン16L〜16Rの押し順の説明については符号と矢印のみで説明する)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL2上に表示される(上段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順2(16L→16R→16C)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL1に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(中ストップボタン16Cが最初に押下操作される一連の押下順序:中1stや、右ストップボタン16Rが最初に押下操作される一連の押下順序:右1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じて、スイカ1、5、または9が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図7に示すように、打順小役2を構成するベル、スイカ2、6及び7が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(左1st)のうち、正解押し順である押し順2(16L→16R→16C)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL2上に表示される(上段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順1(16L→16C→16R)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL1上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(中1stまたは右1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ2、6、または7が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図7に示すように、打順小役3を構成するベル、スイカ3、4及び8が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(左1st)のうち、正解押し順である押し順1(16L→16C→16R)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL2上に表示される(上段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順2(16L→16R→16C)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL1上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(中1stまたは右1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ3、4、または8が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図7に示すように、打順小役4を構成するベル、スイカ10、14及び18が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(左1st)のうち、正解押し順である押し順2(16L→16R→16C)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL2上に表示される(上段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順1(16L→16C→16R)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL1上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(中1stまたは右1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ10、14または18が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図7に示すように、打順小役5を構成するベル、スイカ11、15、及び16が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(左1st)のうち、正解押し順である押し順1(16L→16C→16R)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL2上に表示される(上段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順2(16L→16R→16C)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL1上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(中1stまたは右1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ11、15、または16が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図7に示すように、打順小役6を構成するベル、スイカ12、13及び17が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(左1st)のうち、正解押し順である押し順2(16L→16R→16C)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL2上に表示される(上段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順1(16L→16C→16R)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL1上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(中1stまたは右1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ12、13または17が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図7に示すように、打順小役7を構成するベル、スイカ19、23及び27が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(左1st)のうち、正解押し順である押し順1(16L→16C→16R)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL2上に表示される(上段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順2(16L→16R→16C)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL1上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(中1stまたは右1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ19、23、または27が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図7に示すように、打順小役8を構成するベル、スイカ20、24及び25が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(左1st)のうち、正解押し順である押し順2(16L→16R→16C)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL2上に表示される(上段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順1(16L→16C→16R)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL1上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(中1stまたは右1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ20、24または25が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図7に示すように、打順小役9を構成するベル、スイカ21、22及び26が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(左1st)のうち、正解押し順である押し順1(16L→16C→16R)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL2上に表示される(上段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順2(16L→16R→16C)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL1上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(中1stまたは右1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ21、22、または26が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
内部抽選で打順小役1〜9のいずれかが当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(左1st)で第1停止操作がされると、ベル図柄「BL」が左リール3Lにおいて必ず上段に停止するように停止位置が設定されている。そして、第2停止操作を行って、第2停止正解の場合は、第2停止操作により停止した中リール3Cまたは右リール3Rにおいて、上段にベル図柄「BL」が停止して入賞判定ラインL2上にベルが表示され、残りのリール(この場合、左リール3L)で上段にベルが停止した場合に、リール3L〜3Rにおける入賞判定ラインL2上にベルが停止することとなりベルが入賞するテンパイ状態、換言すると、役の入賞形態を示す図柄組合せ(3図柄)のうち、2つが停止して、残りの一つが停止していない状態となり、第2停止不正解の場合は、第2停止操作により停止した中リール3Cまたは右リール3Rにおいて、中段(中リール3C)または下段(右リール3R)にベル図柄「BL」が停止して入賞判定ラインL1またはL4上にベルがテンパイ状態となることから、遊技者は、第2停止操作以降(3番目にリールを停止させる操作(以下、第3停止操作という)を含む)のベル図柄の表示態様によって、正解押し順か不正解押し順かを判断することができるようになっている。
また、逆に言えば、遊技者は、その操作が正解押し順(後述するように、正解押し順の場合、サブ基板500の制御により遊技者に対して所定の特典を付与可能となっている)か、不正解押し順かを、第1停止操作の結果、表示された図柄から判断することができないため、期待感をもって第2停止操作を行うことができる。
また、内部抽選で打順小役1〜9のいずれかが当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、特に、中1stまたは右1stでストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、中リール3Cまたは右リール3Rのうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図7に示すように、打順小役10を構成するベル、スイカ1、11及び21が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(中1st)のうち、正解押し順である押し順4(16C→16R→16L)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL3上に表示される(中段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順3(16C→16L→16R)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL1またはL4上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(左1stまたは右1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ1、11または21が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図7に示すように、打順小役11を構成するベル、スイカ2、12及び19が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(中1st)のうち、正解押し順である押し順3(16C→16L→16R)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL3上に表示される(中段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順4(16C→16R→16L)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL1またはL4上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(左1stまたは右1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ2、12または19が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図7に示すように、打順小役12を構成するベル、スイカ3、10及び20が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(中1st)のうち、正解押し順である押し順4(16C→16R→16L)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL3上に表示される(中段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順3(16C→16L→16R)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL1またはL4上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(左1stまたは右1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ3、10または20が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図7に示すように、打順小役13を構成するベル、スイカ4、14及び24が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(中1st)のうち、正解押し順である押し順3(16C→16L→16R)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL3上に表示される(中段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順4(16C→16R→16L)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL1またはL4上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(左1stまたは右1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ4、14または24が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図7に示すように、打順小役14を構成するベル、スイカ5、15及び22が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(中1st)のうち、正解押し順である押し順4(16C→16R→16L)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL3上に表示される(中段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順3(16C→16L→16R)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL1またはL4上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(左1stまたは右1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ5、15または22が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図7に示すように、打順小役15を構成するベル、スイカ6、13及び23が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(中1st)のうち、正解押し順である押し順3(16C→16L→16R)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL3上に表示される(中段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順4(16C→16R→16L)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL1またはL4上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(左1stまたは右1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ6、13または23が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図7に示すように、打順小役16を構成するベル、スイカ7、17及び27が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(中1st)のうち、正解押し順である押し順4(16C→16R→16L)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL3上に表示される(中段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順3(16C→16L→16R)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL1またはL4上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(左1stまたは右1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ7、17または27が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図7に示すように、打順小役17を構成するベル、スイカ8、18及び25が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(中1st)のうち、正解押し順である押し順3(16C→16L→16R)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL3上に表示される(中段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順4(16C→16R→16L)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL1またはL4上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(左1stまたは右1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ8、18または25が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図7に示すように、打順小役18を構成するベル、スイカ9、16及び26が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(中1st)のうち、正解押し順である押し順4(16C→16R→16L)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL3上に表示される(中段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順3(16C→16L→16R)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL1またはL4上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(左1stまたは右1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ9、16または26が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
内部抽選で打順小役10〜18のいずれかが当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(中1st)で第1停止操作がされると、ベル図柄「BL」が中リール3Cにおいて必ず中段に停止するように停止位置が設定されている。そして、第2停止操作を行って、第2停止正解の場合は、第2停止操作により停止した左リール3Lまたは右リール3Rにおいて、中段にベル図柄「BL」が停止して入賞判定ラインL3上にベルがテンパイ状態となり、第2停止不正解の場合は、第2停止操作により停止した左リール3Lまたは右リール3Rにおいて、上段または下段にベル図柄「BL」が停止して入賞判定ラインL1またはL4上にベルがテンパイ状態となることから、遊技者は、第2停止操作以降(第3停止操作を含む)のベル図柄の表示態様によって、正解押し順か不正解押し順かを判断することができるようになっている。
また、逆に言えば、遊技者は、正解押し順か、不正解押し順かを、第1停止操作の結果、表示された図柄から判断することができないため、期待感をもって第2停止操作を行うことができる。
また、内部抽選で打順小役10〜18のいずれかが当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、特に、左1stまたは右1stでストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、左リール3Lまたは右リール3Rのうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図8に示すように、打順小役19を構成するベル、スイカ1、13及び25が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(右1st)のうち、正解押し順である押し順5(16R→16L→16C)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL2上に表示される(上段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順6(16R→16C→16L)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL4上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(左1stまたは中1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ1、13または25が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図8に示すように、打順小役20を構成するベル、スイカ4、16及び19が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(右1st)のうち、正解押し順である押し順6(16R→16C→16L)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL2上に表示される(上段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順5(16R→16L→16C)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL4上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(左1stまたは中1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ4、16または19が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図8に示すように、打順小役21を構成するベル、スイカ7、10及び22が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(右1st)のうち、正解押し順である押し順5(16R→16L→16C)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL2上に表示される(上段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順6(16R→16C→16L)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL4上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(左1stまたは中1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ7、10または22が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図8に示すように、打順小役22を構成するベル、スイカ2、14及び26が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(右1st)のうち、正解押し順である押し順6(16R→16C→16L)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL2上に表示される(上段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順5(16R→16L→16C)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL4上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(左1stまたは中1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ2、14または26が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図8に示すように、打順小役23を構成するベル、スイカ5、17及び20が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(右1st)のうち、正解押し順である押し順5(16R→16L→16C)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL2上に表示される(上段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順6(16R→16C→16L)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL4上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(左1stまたは中1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ5、17または20が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図8に示すように、打順小役24を構成するベル、スイカ8、11及び23が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(右1st)のうち、正解押し順である押し順6(16R→16C→16L)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL2上に表示される(上段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順5(16R→16L→16C)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL4上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(左1stまたは中1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ8、11または23が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図8に示すように、打順小役25を構成するベル、スイカ3、15及び27が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(右1st)のうち、正解押し順である押し順5(16R→16L→16C)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL2上に表示される(上段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順6(16R→16C→16L)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL4上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(左1stまたは中1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ3、15または27が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図8に示すように、打順小役26を構成するベル、スイカ6、18及び21が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(右1st)のうち、正解押し順である押し順6(16R→16C→16L)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL2上に表示される(上段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順5(16R→16L→16C)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL4上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(左1stまたは中1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ6、18または21が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また、図8に示すように、打順小役27を構成するベル、スイカ9、12及び24が同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(右1st)のうち、正解押し順である押し順5(16R→16L→16C)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL2上に表示される(上段平行揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、不正解押し順である押し順6(16R→16C→16L)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL4上に表示される(斜め揃いとなる)ように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定される。一方、入賞不可能押し順(左1stまたは中1st)でストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、ベルの入賞を回避しつつストップボタン16L〜16Rの押下タイミングに応じてスイカ9、12または24が入賞することがあるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
内部抽選で打順小役19〜27のいずれかが当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、入賞可能押し順(右1st)で第1停止操作がされると、ベル図柄「BL」が右リール3Rにおいて必ず上段に停止するように停止位置が設定されている。そして、第2停止操作を行って、第2停止正解の場合は、第2停止操作により停止した左リール3Lまたは中リール3Cにおいて、上段にベル図柄「BL」が停止して入賞判定ラインL2上にベルがテンパイ状態となり、第2停止不正解の場合は、第2停止操作により停止した左リール3Lまたは中リール3Cにおいて、中段(中リール3C)または下段(左リール3L)にベル図柄「BL」が停止して入賞判定ラインL4上にベルがテンパイ状態となることから、遊技者は、第2停止操作以後(第3停止操作を含む)のベル図柄の表示態様によって、正解押し順か不正解押し順かを判断することができるようになっている。
また、逆に言えば、遊技者は、その操作が正解押し順か、不正解押し順かを、第1停止操作の結果、表示された図柄から判断することができないため、期待感をもって第2停止操作を行うことができる。
内部抽選で打順小役19〜27のいずれかが当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、特に、左1stまたは中1stでストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、左リール3Lまたは中リール3Cのうち最初に押下されたストップボタンに対応するリールを特定停止位置で停止させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
このように、リール制御手段125は、打順小役1〜27を構成する複数種類の小役が重複して当選した遊技において、上述した停止制御テーブルを参照して停止位置を決定することによって、ベルをストップボタン16L〜16Rの押下タイミングにかかわらず、ベルの入賞形態を示す図柄組合せを入賞判定ラインL2またはL3上に表示させてベルを入賞させるようにリール3L〜3Rを停止させる第1停止制御と、ベルの入賞形態を示す図柄組合せを入賞判定ラインL1またはL4上に表示させてベルを入賞させるようにリール3L〜3Rを停止させる第2停止制御と、ベルの入賞を回避しつつベル以外の3種類の小役(スイカ1〜スイカ27のうちの3種類)のいずれかをストップボタン16L〜16Rの押下タイミングが当選している小役に応じたタイミングであることに基づいて入賞させるようにリール3L〜3Rを停止させる第3停止制御とをストップボタン16L〜16Rのうち最初に押下されたストップボタンの種類及び2番目に押下されたストップボタンの種類に応じて切り替えている。
また、ベル及びスイカ1〜27の配当がいずれも9枚であることによって(図10参照)、リール3L〜3Rのうち少なくとも1つのリールについては、必ずロジック演算において最も優先度の高い停止位置の候補が複数存在するようになっている。すなわち、打順小役1〜27を構成する複数種類の小役が重複して当選した遊技において、リール3L〜3Rにおける停止位置は、必ず上述した停止制御テーブルを参照して決定される。すなわち、打順小役1〜27を構成する複数種類の小役が重複して当選した遊技では、ベル及びベル以外の小役(スイカ1〜27のうちの3種類)の配当が等しいことに基づいて、停止制御テーブルを参照して停止位置を決定する処理が行われることによって第1停止制御、第2停止制御及び第3停止制御をストップボタン16L〜16Rのうち最初に押下されたストップボタンの種類及び2番目に押下されたストップボタンの種類に応じて切り替えることができるようになっている。
また、リール制御手段125が、内部抽選で打順小役1〜27を構成する複数種類の小役が重複して当選した遊技におけるストップボタン16L〜16Rの押下操作の態様が、内部抽選で当選した打順小役を構成する複数種類の小役をいずれも入賞させることができない態様である場合、換言すると、入賞不可能押し順でかつスイカ1〜27のうち3種類のいずれも入賞させることができないタイミングでストップボタン16L〜16Rを操作した場合に、図8に示す第1特殊図柄組合せとして、図柄組合せ「WBA・WMA・RP」、「WBA・WBA・CH」、「WBA・WMB・RP」、「WMA・WMB・CH」、「WMA・WMC・RP」、「WBA・WMC・CH」、「WMB・WMA・RP」、「WMB・WMA・CH」、「WMB・WMB・RP」、「WMB・WMB・CH」、「WMB・WMC・RP」、「WMB・WMC・CH」、「WMC・WMA・RP」、「WMC・WMA・CH」、「WMC・WMB・RP」、「WMC・WMB・CH」、「WMC・WMC・RP」、「WMC・WMC・CH」、「WMA・RP・WMA」、「WMA・RP・WMB」、「WMA・RP・WMC」、「WMB・RP・WMA」、「WMB・RP・WMB」、「WMB・RP・WMC」、「WMC・RP・WMA」、「WMC・RP・WMB」、または「WMC・RP・WMC」のいずれかが入賞判定ラインL1〜L4上に表示されるようにリール3L〜3Rを停止させる制御を行っている。
すなわち、リール制御手段125は、内部抽選で打順小役1〜27を構成する複数種類の小役が当選した遊技におけるストップボタン16L〜16Rの押下操作の態様が、複数種類の小役のいずれかを入賞させることができる態様である場合には、上記の第1特殊図柄組合せが入賞判定ラインL1〜L4上に表示されることを回避しつつ、内部抽選で当選した打順小役を構成する複数種類の小役のいずれかの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ライン上に表示されるようにリール3L〜3Rを停止させる制御を行う。
(リプレイグループにおける停止制御)
図9に示すように、内部抽選でリプレイAが単独で当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、リプレイAの入賞形態を示す図柄組合せを、左1stでストップボタン16L〜16Rが押下操作された場合、入賞判定ラインL1、L3、L4のいずれかにおいて表示し、中1stまたは右1stでストップボタン16L〜16Rが押下操作された場合、入賞判定ラインL2上に表示するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
ここで、本実施形態のスロットマシンSは、図6に示すように、中リール3Cの外周面において、リプレイ図柄「RP」の下側に隣接するようにベル図柄A「BLA」が配列され、右リール3Rの外周面において、リプレイ図柄「RP」の下側にベル図柄A「BLA」、チェリー図柄「CH」、白7図柄「白7」のいずれかが1コマの間隔を空けて配列されているため、リプレイAの入賞形態を示す図柄組合せが入賞判定ラインL2上に表示される場合、入賞判定ラインL1上に第2特殊図柄組合せとして、「RP・BLA・BLA」の図柄組合せ、「RP・BLA・CH」の図柄組合せ、または「RP・BLA・白7」のいずれかが表示されるようになっている。
図9に示すように、内部抽選でリプレイグループ1を構成するリプレイA〜Dが同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタン16L〜16Rの押下タイミングにかかわらずリプレイAをリプレイB〜Dに優先して入賞するようにリプレイAの入賞形態を示す図柄組合せを優先して表示するとともに、ストップボタン16L〜16Rがいずれの順序で押下された場合であっても、リプレイAの入賞形態を示す図柄組合せを入賞判定ラインL1、L3、L4のいずれかにおいて表示するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。なお、内部抽選でリプレイグループ1が当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、リプレイB〜Dも入賞可能としてリプレイB〜Dの入賞形態を示す図柄組合せを表示するように押下検出位置に対する停止位置が設定されていてもよい。
また、図9に示すように、内部抽選でリプレイグループ2を構成するリプレイA及びBが同時当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタン16L〜16Rの押下タイミングにかかわらずリプレイAをリプレイBに優先して入賞するようにリプレイAの入賞形態を示す図柄組合せを優先して表示するとともに、中1stでストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、リプレイAの入賞形態を示す図柄組合せを入賞判定ラインL1、L3、L4のいずれかにおいて表示し、左1stまたは右1stでストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、リプレイAの入賞形態を示す図柄組合せを入賞判定ラインL2上に表示するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。なお、内部抽選でリプレイグループ2が当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、中1stでストップボタン16L〜16Rが押下操作された場合に、リプレイBも入賞可能としてリプレイBの入賞形態を示す図柄組合せを表示するように押下検出位置に対する停止位置が設定されていてもよい。
また、図9に示すように、内部抽選でリプレイグループ3を構成するリプレイA〜Cが同時当選した場合に参照される停止制御テーブルにでは、ストップボタン16L〜16Rの押下タイミングにかかわらずリプレイAをリプレイB及びCに優先して入賞するようにリプレイAの入賞形態を示す図柄組合せを優先して表示するとともに、右1stでストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、リプレイAの入賞形態を示す図柄組合せを入賞判定ラインL1、L3、L4のいずれかにおいて表示し、左1stまたは中1stでストップボタン16L〜16Rが押下操作されると、リプレイAの入賞形態を示す図柄組合せを入賞判定ラインL2上に表示するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。なお、内部抽選でリプレイグループ3が当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、右1stでストップボタン16L〜16Rが押下操作された場合に、リプレイBやリプレイCも入賞可能としてリプレイB〜Dの入賞形態を示す図柄組合せを表示するように押下検出位置に対する停止位置が設定されていてもよい。
また、図9に示すように、内部抽選でリプレイグループ4を構成するリプレイA及びリプレイDが重複して当選した場合に参照される停止制御テーブルにおいて、ストップボタン16L〜16Rの押下タイミングにかかわらずリプレイAをリプレイDに優先して入賞するようにリプレイAの入賞形態を示す図柄組合せを優先して表示するとともに、ストップボタン16L〜16Rがいずれの順序で押下された場合であっても、リプレイAの入賞形態を示す図柄組合せを入賞判定ラインL1、L3、L4のいずれかにおいて表示するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。なお、内部抽選でリプレイグループ4が当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、リプレイDも入賞可能としてリプレイDの入賞形態を示す図柄組合せを表示するように押下検出位置に対する停止位置が設定されていてもよい。
(入賞判定手段130)
入賞判定手段130は、リール3L〜3Rの各図柄の停止態様に基づいて、役が入賞したか否かを判定する処理を行う。
具体的には、入賞判定手段130は、メインメモリ190の入賞判定テーブル記憶手段194に記憶されている入賞判定テーブルを参照しながら、リール3L〜3Rの全てを停止した時点での入賞判定ラインL1〜L4上に表示されている図柄組合せが予め定められた役の入賞形態であるか否かを判定する。
本実施形態のスロットマシンSでは、各リール3L〜3Rが停止した状態における入賞判定ラインL1〜L4上に表示された図柄組合せによって、図10に示すように、ビッグボーナスBB、リプレイA〜D、ベル、スイカ1〜27及びチェリーの入賞の有無が判定できるように入賞判定テーブルが設定されている。なお、図10に示すリプレイCまたはチェリーの入賞形態を示す図柄組合せにおける「ANY」とは、リールの外周面に配列されたいずれの図柄でもよいこと示す。
(入賞役に対応する図柄組合せ)
図10に示すように、入賞判定手段130は、入賞判定ラインL1〜L4上に、ボーナスとして、図柄組合せ「赤7・赤7・赤7」が表示された場合にビッグボーナスBBが入賞したと判定する。
また、図10に示すように、入賞判定手段130は、リプレイとして、入賞判定ラインL1〜L4上に、図柄組合せ「RP・RP・RP」が表示された場合にリプレイA、図柄組合せ「DM・BLA・CH」が表示された場合にリプレイB、「BLA・CH・ANY」が表示された場合にリプレイC、図柄組合せ「CH・CH・赤7」が表示された場合にリプレイDが入賞したと判定する。
また、図10に示すように、入賞判定手段130は、小役として、入賞判定ラインL1〜L4上に、図柄組合せ「BLA・BLA・BLA」または「BLB・BLA・BLA」が表示された場合に、ベルが入賞したと判定する。
また、図10に示すように、入賞判定手段130は、小役として、入賞判定ラインL1〜L4上に、図柄組合せ「WMA・WMA・WMA」が表示された場合にスイカ1が、図柄組合せ「WMA・WMA・WMB」が表示された場合にスイカ2が、図柄組合せ「WMA・WMA・WMC」が表示された場合にスイカ3が、図柄組合せ「WMA・WMB・WMA」が表示された場合にスイカ4が、図柄組合せ「WMA・WMB・WMB」が表示された場合にスイカ5が、図柄組合せ「WMA・WMB・WMC」が表示された場合にスイカ6が、図柄組合せ「WMA・WMC・WMA」が表示された場合にスイカ7が、図柄組合せ「WMA・WMC・WMB」が表示された場合にスイカ8が、図柄組合せ「WMA・WMC・WMC」が表示された場合にスイカ9が、図柄組合せ「WMB・WMA・WMA」が表示された場合にスイカ10が、図柄組合せ「WMB・WMA・WMB」が表示された場合にスイカ11が、図柄組合せ「WMB・WMA・WMC」が表示された場合にスイカ12が、図柄組合せ「WMB・WMB・WMA」が表示された場合にスイカ13が、図柄組合せ「WMB・WMB・WMB」が表示された場合にスイカ14が、図柄組合せ「WMB・WMB・WMC」が表示された場合にスイカ15が、図柄組合せ「WMB・WMC・WMA」が表示された場合にスイカ16が、図柄組合せ「WMB・WMC・WMB」が表示された場合にスイカ17が、図柄組合せ「WMB・WMC・WMC」が表示された場合にスイカ18が、図柄組合せ「WMC・WMA・WMA」が表示された場合にスイカ19が、図柄組合せ「WMC・WMA・WMB」が表示された場合にスイカ20が、図柄組合せ「WMC・WMA・WMC」が表示された場合にスイカ21が、図柄組合せ「WMC・WMB・WMA」が表示された場合にスイカ22が、図柄組合せ「WMC・WMB・WMB」が表示された場合にスイカ23が、図柄組合せ「WMC・WMB・WMC」が表示された場合にスイカ24が、図柄組合せ「WMC・WMC・WMA」が表示された場合にスイカ25が、図柄組合せ「WMC・WMC・WMB」が表示された場合にスイカ26が、図柄組合せ「WMC・WMC・WMC」が表示された場合にスイカ27が、それぞれ入賞したと判定する。
入賞判定手段130の判定結果に基づいて実行される入賞時処理(入賞に係る処理)は、例えば、小役(ベル、スイカ、またはチェリー)が入賞した場合に実行される払出制御手段140によるメダルの払出制御処理、リプレイ(リプレイA〜D)が入賞した場合に実行されるリプレイ処理手段135によるリプレイ処理、ビッグボーナスBBが入賞した場合に実行される遊技状態移行制御手段145による遊技状態を移行させる遊技状態移行制御処理を含む。
(リプレイ処理手段135)
リプレイ処理手段135は、リプレイが入賞した場合に、次回の遊技に関して遊技者の所持するメダルの投入を要さずに前回の遊技と同じ準備状態に設定する再遊技処理であるリプレイ処理を行う。すなわち、リプレイが入賞した場合には、遊技者の手持ちのメダル(クレジットメダルを含む)を投入せずに前回の遊技と同じ枚数分のメダルが自動的に投入状態となる自動投入処理が行われ、前回の遊技と同じ入賞判定ラインL1〜L4を設定した状態で次回の遊技の開始操作の待機状態となる。
(払出制御手段140)
払出制御手段140は、遊技結果に応じたメダルの払い出しに係る払出制御処理を行う。具体的には、払出制御手段140は、小役が入賞した場合、図10を示す小役毎に予め定められている配当に基づいてメダルの払出数を決定する。そして、クレジットメダルの記憶値が上限の「50」の場合、またはクレジットの設定が無効(クレジット不許可状態)の場合には、決定された払出数に相当するメダルをホッパーユニット320に対して払い出させる払出制御処理を行う。なお、複数種類の小役が同時に入賞した場合には、入賞した各役の配当に基づくメダルの払出数の合計をメダルの払出数として決定する。ただし、本実施形態のスロットマシンSでは、1遊技におけるメダルの払出数に上限が設けられている。また、払出制御手段140は、ホッパーユニット320に設けられた払出メダル検出スイッチ(図示省略)からの入力信号に基づいてホッパーユニット320から実際に払い出されたメダルの数を管理することができる。
一方、クレジットの設定が有効(クレジット許可状態)の場合には、ホッパーユニット320により実際にメダルの払い出しを行う代わりに、メインメモリ190のクレジット記憶領域に記憶されているクレジットされたメダル数に対して払出数を加算するクレジット加算処理を行って仮想的にメダルを払い出す処理を行う。また、遊技の結果、ビッグボーナスBBが入賞した場合には、図10に示すように、ビッグボーナスBBに対して配当が設定されていないため、ホッパーユニット320からの実際のメダルの払い出しは行われないが、形式的に0枚のメダルを払い出ししたとする処理(0枚処理)が行われる。一方、リプレイに対しても配当が設定されていないが、リプレイが入賞した場合には、上述のようにリプレイ処理手段135により自動投入処理が行われ、前回の遊技と同じ枚数分のメダルが自動的に投入状態となるため、例えば、前回の遊技で3枚のメダルを投入して遊技を行って、リプレイが入賞した場合は、形式的に3枚のメダルを払い出したとする処理が行われる。
(遊技状態移行制御手段145)
遊技状態移行制御手段145は、所定の移行条件の成立に基づいて、内部抽選の際、参照する内部抽選テーブルが互いに異なる、通常状態、ボーナス内部状態、及びボーナス状態の間で遊技状態を移行させる遊技状態移行制御処理を行う。
(通常状態)
通常状態は、複数種類の遊技状態の中で初期状態に相当する遊技状態で、通常状態からはボーナス内部状態への移行が可能となっている。また通常状態では、図3に示す内部抽選テーブルA〜Eのうち、ビッグボーナスBBが抽選対象として設定されている内部抽選テーブルAまたは内部抽選テーブルBを参照した内部抽選が行われる。
また、本実施形態のスロットマシンSでは、リプレイ(リプレイA〜D)の抽選状態に応じて通常状態での内部抽選で参照される内部抽選テーブルが選択される。具体的には、通常状態においてリプレイの抽選状態が第1リプレイ低確率状態または第2リプレイ低確率状態である場合には、内部抽選テーブルAを参照して内部抽選が行われ、通常状態においてリプレイの抽選状態がリプレイ高確率状態である場合には、内部抽選テーブルAよりもリプレイの当選確率が高い内部抽選テーブルBを参照して内部抽選が行われる。
ボーナス内部状態は、内部抽選でビッグボーナスBBに当選したことを契機として移行する遊技状態である。ボーナス内部状態では、図3に示す内部抽選テーブルA〜Eのうち、小役の当選確率が通常状態と同一に設定され、ビッグボーナスBBが抽選対象から除外された内部抽選テーブルCまたはDを参照した内部抽選が行われ、ビッグボーナスBBが入賞するまでビッグボーナスBBに対応する抽選フラグが当選状態に維持される。
また、通常状態と同様にボーナス内部状態では、リプレイ(リプレイA〜D)の抽選状態に応じてボーナス内部状態での内部抽選で参照される内部抽選テーブルが選択される。具体的には、ボーナス内部状態においてリプレイの抽選状態が第1リプレイ低確率状態または第2リプレイ低確率状態である場合には、内部抽選テーブルCを参照して内部抽選が行われ、ボーナス内部状態においてリプレイの抽選状態がリプレイ高確率状態である場合には、内部抽選テーブルCよりもリプレイの当選確率が高い内部抽選テーブルDを参照して内部抽選が行われる。
ボーナス状態は、ボーナス内部状態においてビッグボーナスBBの入賞形態を示す図柄組合せ「赤7・赤7・赤7」が入賞判定ラインL1〜L4上に表示されたことを契機として移行する遊技状態である。ボーナス状態では、リプレイの抽選状態がリプレイ無抽選状態に設定され、図3に示す内部抽選テーブルA〜Eのうち、ビッグボーナスBB、及びリプレイ(リプレイA〜D)が内部抽選の対象から除外され、小役の当選確率が内部抽選テーブルA〜Dよりも高く設定された内部抽選テーブルEを参照した内部抽選が行われる。
また、ビッグボーナス状態では、ボーナス終了判定手段(図示略)が、ビッグボーナス状態に係る遊技によって払い出されたメダルの合計数を計数し、払出しの合計数が例えば200枚を超えたことによってビッグボーナス状態の終了条件が成立したか否かを判定する。遊技状態移行制御手段145は、ボーナス終了判定手段による終了判定に基づいてビッグボーナス状態を終了させて、遊技状態を通常状態へ移行させる制御を行う。
(リプレイ確率変動手段150)
リプレイ確率変動手段150は、所定の条件下で内部抽選におけるリプレイの当選確率を変動させる制御を行う。リプレイ確率変動手段150は、リプレイの当選確率を変動させるために、リプレイの抽選状態として、リプレイが内部抽選の対象から除外されるリプレイ無抽選状態、リプレイの当選確率が約1/7.3に設定される第1リプレイ低確率状態及び第2リプレイ低確率状態、ならびにリプレイの当選確率が約1/1.5に設定されるリプレイ高確率状態のいずれか1つを設定する。
図11に示すように、リプレイ確率変動手段150は、初期状態としてリプレイの抽選状態を第1リプレイ低確率状態に設定し、リプレイの抽選状態が第1リプレイ低確率状態である場合において、入賞判定ラインL1〜L4上に第1特殊図柄組合せが表示されたことに基づいて、リプレイの抽選状態をリプレイ高確率状態に設定する。
また、図11に示すように、リプレイ確率変動手段150は、リプレイの抽選状態がリプレイ高確率状態である場合に、入賞判定ラインL2上にリプレイAが表示されて入賞することに伴って入賞判定ラインL1に第2特殊図柄組合せが表示されると、リプレイの抽選状態を第2リプレイ低確率状態に設定する。
また、リプレイ確率変動手段150は、リプレイの抽選状態が第2リプレイ低確率状態に設定されることを契機として、メインメモリ190のRT終了判定カウンタ196に所定回数分の遊技回数(例えば、500回:規定遊技回数)に相当するカウント値(例えば、500)を書き込み、第2リプレイ低確率状態での遊技が行われる毎にRT終了判定カウンタ196のカウント値から1回分の遊技回数に相当する値(例えば、1)をデクリメントする規定遊技回数カウント処理を行う。図11に示すように、規定遊技回数カウント処理の結果、RT終了判定カウンタ196のカウント値が初期値(例えば、0)に達し、規定遊技回数を消化すると、リプレイの抽選状態を第1リプレイ低確率状態に設定する。ただし、リプレイの抽選状態が第2リプレイ低確率状態である場合に、ビッグボーナスBBが入賞すると、リプレイ確率変動手段150は、リプレイの抽選状態がリプレイ無抽選状態に設定されることに伴って、RT終了判定カウンタ196のカウント値を初期値(例えば、0)にリセットする。
また、図11に示すように、リプレイ確率変動手段150は、リプレイの抽選状態が第1リプレイ低確率状態、第2リプレイ低確率状態、またはリプレイ高確率状態である場合に、ビッグボーナスBBが入賞すると、リプレイの抽選状態をリプレイ無抽選状態に設定し、ボーナス状態の終了を契機として、リプレイの抽選状態を第1リプレイ低確率状態に設定する。
(メイン操作手順判定手段155)
メイン操作手順判定手段155は、ストップボタン16L〜16Rの操作に応じて送信されるストップ信号に基づいて、ストップボタン16L〜16Rがどのような順番で操作されたか(操作順序)を判定する。
具体的には、メイン操作手順判定手段155は、操作態様の一態様として、ストップボタン16L〜16Rの操作に応じて送信されるストップ信号に基づいて、ストップボタン16L〜16Rに対して、第1停止操作、第2停止操作及び第3停止操作が、いずれのストップボタンに対して行われたかを判断することによって、ストップボタン16L〜16Rに対する操作順序、すなわち、左1stでストップボタン16L〜16Rが押下操作される押し順1(16L→16C→16R)及び押し順2(16L→16R→16C)、中1stでストップボタン16L〜16Rが押下操作される押し順3(16C→16L→16R)及び押し順4(16C→16R→16L)、右1stでストップボタン16L〜16Rが押下操作される押し順5(16R→16L→16C)及び押し順6(16R→16C→16L)の判定を行う。
さらに、メイン操作手順判定手段155は、停止制御テーブル記憶手段193に記憶されている停止制御テーブルを参照して、上述の判定の結果、押下操作された押し順が、打順小役1〜27に対して設定されている入賞可能押し順のうち正解押し順で操作が行われたのか、または入賞可能押し順のうち不正解押し順で操作が行われたのか、または入賞不可能押し順で操作が行われたのかを判定する。
メイン操作手順判定手段155が、入賞可能押し順のうち正解押し順で操作が行われたと判定したことに基づいて、当該判定情報を含む判定信号が、後述する通信制御手段165を介してサブ基板500へ送信される。
(通信制御手段160)
通信制御手段160は、複数種類の信号をサブ基板500へ送信する制御を行う。
具体的には、通信制御手段160は、サブ基板500に、内部抽選手段120による内部抽選の結果に係る情報が含まれる内部抽選結果通知信号を送信することによって、内部抽選の結果をサブ基板500に対して通知する通信制御を行う。また、通信制御手段160は、サブ基板500に、遊技状態移行制御手段145が管理する遊技状態等に係る情報が含まれる遊技状態通知信号を送信することによって、現在の遊技状態をサブ基板500に対して通知する通信制御を行う。また、通信制御手段160は、サブ基板500に、メイン操作手順判定手段155が入賞可能押し順のうち正解押し順で操作が行われたと判定した場合にその旨の判定情報が含まれる判定信号を送信することによって、サブ基板500に対してストップボタン16L〜16Rに対する押し順(正解押し順)に係る情報を通知する通信制御を行う。
本実施形態のスロットマシンSにおいては、メイン基板100とサブ基板500との間では、通信制御手段160によるメイン基板100からサブ基板500への単方向通信のみが可能となっており、サブ基板500からメイン基板100への信号を送信できないように通信接続されている。
(サブ基板500)
サブ基板500は、メイン基板100からの信号の入力に基づいて、遊技の進行状況に合わせた演出を実行するための各種の演算処理を行い、演算処理の結果に基づいて、演出手段による演出、具体的には、演出表示部5に係る表示演出、スピーカ6に係る音響演出、演出ランプ7に係る照明演出等の出力動作の制御を行う。なお、サブ基板500の機能は、CPUが所定のメモリに格納されたプログラムからなるソフトウエアを実行することにより実現される。
図2に示すように、サブ基板500は、演出フラグ設定手段505と、演出制御手段510と、チャンスゾーン管理手段520と、AT管理手段530と、サブメモリ550とを含んで構成されている。
サブメモリ550は、演出状態に係るフラグが設定される演出状態フラグ記憶手段552と、演出テーブル等を記憶している演出テーブル記憶手段554と、AT状態の遊技(以下AT遊技ともいう)回数を記憶し、数え上げるためのAT終了判定カウンタ556とを含んで構成される。
(演出フラグ設定手段505)
演出フラグ設定手段505は、遊技進行中における現在の演出状態が複数種類の演出状態のいずれであるかを示すための演出状態フラグを設定する処理を行う。
本実施形態のスロットマシンSでは、演出状態フラグは遊技状態に応じて設定される。具体的に演出状態フラグの設定状態(以下、演出状態ともいう)として、通常状態に対応する演出フラグとして、通常演出フラグが設定される通常演出状態及びATフラグが設定されるAT状態と、BB内部状態に対応するBB当選演出フラグが設定されるビッグボーナス当選演出状態(以下、BB当選演出状態ともいう)と、BB状態に対応するBB演出フラグが設定されるビッグボーナス演出状態(以下、BB演出状態ともいう)と、がそれぞれ設けられている。
また、本実施形態のスロットマシンSでは、これらの演出状態フラグとは別に、チャンスゾーンフラグ(以下CZフラグ)が設定管理されており、さらに、CZフラグには、ノーマルチャンスゾーンフラグ(以下、ノーマルCZフラグという)、スーパーチャンスゾーンフラグ(以下、スーパーCZフラグという)、ハイパーチャンスゾーンフラグ(以下、ハイパーCZフラグという)が設定されている。チャンスゾーンフラグに係る演出状態としては、通常演出状態から移行可能であって、ノーマルCZフラグが設定されるノーマルチャンスゾーン状態と、通常演出状態またはAT状態から移行可能であって、スーパーCZフラグが設定されるスーパーチャンスゾーン状態と、同じく、通常演出状態またはAT状態から移行可能であって、ハイパーCZフラグが設定されるハイパーチャンスゾーン状態とが設定される。
これらの演出状態フラグの設定情報は、サブメモリ550の演出状態フラグ記憶手段552に設定される。
演出フラグ設定手段505は、通信制御手段160から送信された遊技状態通知信号や、後述するチャンスゾーン管理手段520によるチャンスゾーン移行抽選や、AT管理手段535によるAT抽選の結果等に基づいて、複数の演出フラグから1の演出フラグを設定することによって演出状態の管理を行う。
(演出制御手段510)
演出制御手段510は、サブメモリ550の演出テーブル記憶手段554の演出テーブルに記憶されている演出状態に応じた演出を実行するための演出データに基づいて、演出手段の一つである演出表示部5を介して行う表示演出、スピーカ6を介して行う音響演出、または演出ランプ7を介して行う照明演出に係る演出制御を行う。
具体的には、演出制御手段510は、メダル投入口9へのメダル投入、ベットボタン10、スタートレバー15、ストップボタン16L〜16Rへの操作、役の当選役の入賞時の払い出しに合わせて、または、遊技状態の変動や演出状態等に応じて、各種演出を行う制御を実行することによって遊技を演出して、遊技を盛り上げたりする。
(通常演出状態における演出制御)
演出制御手段510は、演出状態が通常演出状態の場合、スロットマシンSのキャラクタ等を用いた一般的な演出を行う。例えば、小役の当選を示唆する演出や、ボーナスの当選やAT状態への移行の可能性を示唆する演出を実行する制御を行う。
(BB当選演出状態、BB演出状態における演出制御)
演出制御手段510は、演出状態がBB当選演出状態の場合、通常演出状態とは異なる特別な演出態様で継続的にボーナスの当選を報知し、BB演出状態の場合、通常演出状態とは異なる特別な演出態様で小役の当選等を報知する演出を実行する制御を行う。
なお、演出フラグ設定手段は、後述するBB当選の契機で行われるAT抽選の結果、AT抽選に当選した場合、BB状態の終了を契機に、BB演出フラグをクリアしてATフラグをセットしてBB演出状態を終了させる制御を行う。一方、BB当選の契機で行われるAT抽選の結果、AT抽選に当選しなかった場合、BB状態の終了を契機に、BB演出フラグをクリアして通常演出フラグをセットしてBB演出状態を終了させる制御を行う。
(AT状態における演出制御)
演出制御手段510は、演出状態がAT状態に設定されている場合、複数の役が当選した遊技で所定の役の入賞を補助する特別演出(後述する第1特別演出、第2特別演出)を演出表示部5やスピーカ6等に実行させる制御を行う。
具体的には、演出制御手段510は、演出状態がAT状態に設定されている遊技における内部抽選で打順小役1〜27のいずれかが当選すると、当選した打順小役を構成する4種類の小役(ベル及び3種類のスイカ)のうち、ベルを入賞させることができるストップボタン16L〜16Rの押下順序(入賞可能押し順)を報知する第1特別演出を演出表示部5やスピーカ6等に実行させる制御を行う。本実施形態のスロットマシンSは、上述のように、少なくとも第1停止正解でベルが入賞するように設定されているため、第1特別演出では、第1停止正解となるように第1停止操作をすべきストップボタンの種類のみを報知する。第1特別演出としては、種々の演出を採用することができ、例えば、ベルを入賞させるために最初に押下すべきストップボタンを報知する演出画像を演出表示部5に表示させたり、ベルを入賞させるために最初に押下すべきストップボタンを報知するためにリール3L〜3Rの下方に設けたランプ(図示省略)を点灯させたり、ベルを入賞させるために最初に押下すべきストップボタンを報知する音声をスピーカ6から出力させたりすることができる。
また、演出制御手段510は、演出状態がAT状態に設定されている遊技における内部抽選でリプレイAが単独で当選した場合、リプレイAを入賞判定ラインL1、L3、L4において入賞させることができるストップボタンの押下順序を報知するとともに、リプレイグループ2が当選した場合、またリプレイグループ3が当選した場合に、他のリプレイに優先してリプレイAを入賞判定ラインL1、L3、L4において入賞させることができるストップボタンの押下順序を報知する第2特別演出を演出表示部5やスピーカ6に実行させる制御を行う。第2特別演出としては、種々の演出を採用することができ、例えば、リプレイAを入賞判定ラインL1、L3、L4において入賞させるために最初に押下すべきストップボタンを報知する演出画像を演出表示部5に表示させたり、リプレイAを入賞判定ラインL1、L3、L4において入賞させるために最初に押下すべきストップボタンを報知するためにリール3L〜3Rの下方に設けたランプ(図示省略)を点灯させたり、リプレイAを入賞判定ラインL1、L3、L4において入賞させるために最初に押下すべきストップボタンを報知する音声をスピーカ6から出力させたりすることができる。
すなわち、内部抽選でリプレイAが単独で当選した場合、リプレイグループ2を構成するリプレイA及びリプレイBが重複して当選した場合、ならびにリプレイグループ3を構成するリプレイA、リプレイB、及びリプレイCが重複して当選した場合に、第2特別演出に従った順序でストップボタン16L〜16Rを押下することによって、リプレイAが入賞判定ラインL2上に表示されて入賞することに伴って第2特殊図柄組合せが入賞判定ラインL1に表示されることを回避することができるようになっている。
したがって、AT状態では、内部抽選で打順小役に当選した場合には、ベルを入賞させることが容易となり、一旦移行したリプレイ高確率状態を維持することが容易となるため、メダルを消費し難く、かつメダルを獲得し易い遊技者に有利な遊技状態となる。このように、演出状態がAT状態に設定され、かつリプレイの抽選状態がリプレイ高確率状態に設定された状態をアシストリプレイタイム(ART)状態という。
(チャンスゾーン状態における演出制御)
演出制御手段510は、演出状態がチャンスゾーン状態に設定されている場合、打順小役当選時のストップボタン16L〜16Rの押し順に応じて、後述するAT抽選またはAT加算抽選が実行されるという遊技状態に合わせて、他の演出状態よりも緊張感のある演出を実行する制御を行う。また、設定されているチャンスゾーンの種類に応じて、打順小役が当選した遊技で、第1特別演出、または正解第1押し順及び正解第2押し順(正解押し順)を報知する第3特別演出を演出表示部5やスピーカ6等を通して実行させる制御を行う。
また、演出制御手段510は、打順小役1〜27が当選した際に、遊技者による押下操作が正解押し順であった場合、操作が正解押し順であった旨を報知するとともに、後述するAT管理手段530のATに係る抽選結果を報知し、また、押下操作が不正解押し順であった場合、操作が不正解押し順であった旨を報知し、押下操作が入賞不可能押し順であった場合、操作がベルを入賞を否定する旨(いずれの特典も付与されない旨)を報知を演出表示部5やスピーカ6等を通して実行させる制御を行う。
チャンスゾーン状態のうちノーマルチャンスゾーン状態では、演出制御手段510は、押し順を報知する特別演出は一切行われることはないように制御している。そのため、ノーマルチャンスゾーン状態において、第1停止正解で操作される確率は1/3、正解押し順で操作される確率は1/6となっている。
チャンスゾーン状態のうちスーパーチャンスゾーン状態では、演出制御手段510は、第1特別演出を行うことにより第1停止正解となるストップボタンの種類について報知する。そのため、スーパーチャンスゾーン状態において、第1特別演出通りの操作が行われた場合、第2停止正解、すなわち正解押し順で操作される確率は1/2となっている。
チャンスゾーン状態のうちハイパーチャンスゾーン状態では、演出制御手段510は、高確率で第3特別演出を行うことにより、第1停止正解及び第2停止正解となるストップボタンの種類(押し順)については報知される。そのため、ハイパーチャンスゾーンにおいて、第3特別演出通りの操作が行われた場合、100%正解押し順で操作することができるようになっている。なお、ハイパーチャンスゾーン状態では第3特別演出が行われない場合、第1特別演出が行われるようになっている。
(不正押し順ペナルティ)
本実施形態のスロットマシンSでは、演出状態がAT状態またはチャンスゾーン状態である場合に、内部抽選において打順小役が当選した際、入賞可能押し順等を報知する特別演出が実行されるが、演出状態がAT状態やチャンスゾーンではない遊技において、中1stや右1st(押し順3〜6)でリール3L〜3Rを停止させる操作が行われた場合に、演出状態がAT状態に移行しにくくなるペナルティ(例えば、所定期間、後述するAT抽選を行わない等)として不正押し順ペナルティを発生させる。したがって、演出状態がAT状態またはチャンスゾーン状態ではない場合にペナルティの発生を避けるべく左1st(押し順1)でリール3L〜3Rを停止させる操作をしようとする動機付けを遊技者に与えることができる。
(チャンスゾーン管理手段520)
チャンスゾーン管理手段520は、内部抽選で例えばチェリーが当選したことを契機に、チャンスゾーンに移行させるためのチャンスゾーン移行抽選を行う。
ここでチャンスゾーン状態とは、演出状態がAT状態ではない状態において、中1stや右1stでリール3L〜3Rを停止させる操作が行われた場合であっても、不正押し順ペナルティを発生させない状態であって、チャンスゾーン状態において、後述するAT管理手段530は、所定の条件が満たされることによってAT状態に係る抽選を実行する。また、チャンスゾーン状態は、所定遊技回数(例えば10回)設定されており、上述のようにノーマルチャンスゾーンとスーパーチャンスゾーンとハイパーチャンスゾーンとが段階的に設定されている。
チャンスゾーン管理手段520が実行するチャンスゾーン移行抽選では、チェリーの当選を契機として、0〜32767までの32768の乱数値からなるチャンスゾーン移行抽選用乱数値のいずれかを取得し、取得した乱数値を演出テーブル記憶手段554に記憶されているチャンスゾーン移行抽選テーブルと比較して、比較結果に応じてチャンスゾーン移行抽選に当選したか否かを判定する。チャンスゾーン移行抽選テーブルでは、例えば、チャンスゾーン移行抽選用乱数値のそれぞれに対して、「ノーマルチャンスゾーン当選」、「スーパーチャンスゾーン当選」、そして、「ハイパーチャンスゾーン当選」または「非当選(ハズレ)」のいずれかが対応付けられている。演出フラグ設定手段505は、チャンスゾーン移行抽選の結果、ノーマルチャンスゾーン当選の場合は、演出状態フラグ記憶手段552にノーマルCZフラグを設定し、また、スーパーチャンスゾーン当選の場合は、演出状態フラグ記憶手段552にスーパーCZフラグを設定し、また、ハイパーチャンスゾーン当選の場合は、演出状態フラグ記憶手段552にハイパーCZフラグを設定し、フラグを設定した次の遊技からフラグに応じたチャンスゾーンを開始させる制御を行う。
本実施形態のスロットマシンSは、例えば、演出状態がAT状態でなく、かつAT抽選に当選していない非AT状態におけるチャンスゾーン移行抽選において、「ノーマルチャンスゾーン当選」の確率は25%、「スーパーチャンスゾーン当選」の確率は4.5%、「ハイパーチャンスゾーン当選」の確率は0.5%、「ハズレ」の確率は70%となるように設定されている。また、AT状態(AT抽選に当選した状態も含む)におけるチャンスゾーン移行抽選において、「ノーマルチャンスゾーン当選」の確率は0%、「スーパーチャンスゾーン当選」の確率は38%、「ハイパーチャンスゾーン当選」の確率は2%、「ハズレ」の確率は60%となるように設定されている。
チャンスゾーン管理手段520は、チャンスゾーン移行抽選に当選したことに基づいて、サブメモリ550に設けられたチャンスゾーン終了判定カウンタ(図示省略)に、例えば、10回分の遊技に相当するカウント値として「10」を設定する。なお、設定する値は、上記の例に限らず任意に設定することができる。
チャンスゾーン管理手段520は、チャンスゾーン終了判定カウンタにカウント値を設定後、次の遊技からカウント値が「0」に達するまで、カウント値をデクリメントするチャンスゾーンカウント処理を行う。
演出フラグ設定手段505は、チャンスゾーン終了判定カウンタのカウント値が「0」に達したことに基づいて、チャンスゾーン状態の終了条件が成立したものと判断して、演出状態フラグ記憶手段552に設定されているCZフラグをクリアして、チャンスゾーン中に、後述するAT抽選に当選した場合は、ATフラグをセットし、また、AT抽選を行わなかった場合、またはAT抽選に当選しなかった場合はチャンスゾーン状態への移行直前に設定されていた演出状態フラグをセットしてチャンスゾーン状態を終了させる制御を行う。
(AT管理手段530)
AT管理手段530は、AT状態への移行等に係る処理であるAT抽選、加算値設定処理、及びAT終了判定を行う。
(AT抽選)
AT管理手段530は、内部抽選でビッグボーナスBBが当選したことを契機として、AT状態への移行に係る抽選(AT抽選)を行う。
また、AT管理手段530は、上述のチャンスゾーン状態のうち、非AT状態から移行したチャンスゾーンにおいて内部抽選で打順小役に当選した場合、正解押し順でストップボタン16L〜16Rが押下操作されたことを契機にAT抽選を行う。
具体的には、AT管理手段530は、AT抽選では、ビッグボーナスBBの当選情報が含まれる内部抽選結果通知信号、または、非AT状態から移行したチャンスゾーンにおいてメイン操作手順判定手段155の押し順に係る判定情報が含まれる判定信号の受信に基づいて、0〜32767までの32768の乱数値からなるAT抽選用乱数値のいずれかを取得して、取得した乱数値を演出テーブル記憶手段554に記憶されているAT抽選テーブルと比較して、比較結果に応じてAT抽選に当選したか否かを判定する。AT抽選テーブルでは、例えば、AT抽選用乱数値のそれぞれに対して、「通常当選」、「特別当選」、または「ハズレ」のいずれかが対応付けられており、AT抽選において、「通常当選」の確率は25%、「特別当選」の確率は5%、「ハズレ」の確率は70%となるように設定されている。
(初期値設定処理)
AT管理手段530は、AT抽選に当選したことに基づいて、AT終了判定カウンタ556のカウント値に所定の加算値を設定する処理を行う。本実施形態のスロットマシンSでは、AT抽選の結果が「通常当選」、または「特別当選」である場合において設定される加算値が異なるように設定されている。
具体的には、AT管理手段530は、AT抽選の結果が「通常当選」である場合には、AT終了判定カウンタ556に、50回分の遊技に相当するカウント値として「50」を設定し、同じく「特別当選」である場合には、AT終了判定カウンタ556に、300回分の遊技に相当するカウント値として「300」を設定する。なお、加算値は、上記の例に限らず任意に設定することができる。
なお、AT管理手段530は、チャンスゾーン状態において、AT抽選に当選後、正解押し順で操作される毎に、AT抽選における特別当選の確率を向上させるようにAT抽選に係る制御を行うようにしてもよい。
(AT加算抽選、AT加算処理)
AT管理手段530は、AT状態の遊技において、内部抽選でチェリーが当選したことを契機として、AT終了判定カウンタ556のカウント値に所定の加算値を上乗せするためのAT加算抽選を行う。
また、本実施形態のスロットマシンSでは、AT管理手段530は、上述のチャンスゾーン状態のうち、AT状態から移行したチャンスゾーン状態において内部抽選で打順小役に当選した場合、正解押し順でストップボタン16L〜16Rが押下操作されたことを契機にAT加算抽選を行う。
具体的には、AT加算抽選では、チェリーの当選情報が含まれる内部抽選結果通知信号、または、AT状態から移行したチャンスゾーン状態において、メイン操作手順判定手段155の押し順に係る判定情報が含まれる判定信号の受信に基づいて、AT加算抽選用乱数値(0〜32767の乱数値)のいずれかを取得して、取得した乱数値を演出テーブル記憶手段554に記憶されているAT加算抽選テーブルと比較して、比較結果に応じて加算する加算値がいずれの値に当選したかを判定する。AT加算抽選テーブルでは、例えば、AT加算抽選用乱数値のそれぞれに対して、「0」、「10」、「50」または「100」のいずれかが対応付けられている。
AT管理手段530は、AT加算抽選の結果、「0」以外の加算値(例えば「100」)に当選した場合は、AT終了判定カウンタ556に当選した加算値(「100」)を加算するAT加算処理を行う。
すなわち、AT管理手段530は、非AT状態から移行したチャンスゾーンにおいて、メイン操作手順判定手段155による正解押し順に係る判定信号に基づいて、AT抽選を行い、AT状態から移行したチャンスゾーンにおいて、メイン操作手順判定手段155による正解押し順に係る判定信号に基づいて、AT加算抽選を行うことによって、遊技者に遊技上の特典を付与する。
(AT終了判定)
AT管理手段530は、AT状態において遊技が行われる毎にAT終了判定カウンタ556のカウント値をデクリメントするデクリメント処理を行う。この、AT終了判定カウンタ556のカウント値のデクリメント処理は、AT抽選に当選し演出状態がAT状態に設定された遊技から開始され、カウント値が「0」に達するまで継続される。
演出フラグ設定手段505は、AT終了判定カウンタ559のカウント値が「0」に達したことに基づいて、AT状態の終了条件が成立したものと判断して、演出状態フラグ記憶手段552に設定されているATフラグをクリアして通常演出フラグをセットしてAT状態を終了させる制御を行う。すなわち、AT終了判定カウンタ559のカウント値に「50」が設定されている場合、加算値の上乗せがない限りAT状態の遊技(AT遊技)を50回消化することでAT状態が終了する。
また、演出フラグ設定手段505は、AT状態での遊技においてビッグボーナスBBが入賞した場合にもAT状態の終了条件が成立したものと判断して、演出状態フラグ記憶手段552に設定されたATフラグをクリアしてBB演出フラグを設定し、AT管理手段535は、AT終了判定カウンタ559の値を初期値にリセットする。なおAT状態での遊技においてビッグボーナスBBが入賞した場合に、AT終了判定カウンタ559の値を初期値にリセットせずに値を持ち越すようにして、次回のAT状態において余りの遊技回数を消化させるようにしてもよい。
なお、本実施形態のスロットマシンSの機能は、コンピュータシステム(ゲームシステムを含む)によって仮想的に実現することが可能である。これらのシステムでは、メイン基板100やサブ基板500としてコンピュータを機能させるプログラムを、CD、DVD等の情報記憶媒体またはインターネット上のWEBサーバからネットワークを介してダウンロードすることによって、その機能を実現することができる。また上記コンピュータシステムでは、メダル投入スイッチ9A、ベットボタン10、スタートレバー15、ストップボタン16L〜16R等に相当する入力手段(操作手段)は、キーボードやボインティングデバイス(マウス等)、またはコントローラなどの操作手段に対してそれらの機能を仮想的に割り当てることにより実現することができる。また上記コンピュータシステムでは、リールユニット310、ホッパーユニット320などは必須の構成要件ではなく、これらに代わって、演出表示装置に表示出力される画像の制御によってこれらの機能を仮想的に実現できる。
(スロットマシンSのチャンスゾーン状態における処理フロー)
本実施形態のスロットマシンSにおけるチャンスゾーン状態における一連の遊技の処理フローについて説明する。
図12に示すように、本実施形態のスロットマシンSは、内部抽選で打順小役1〜27のいずれかが当選し(S100でYES)、第1停止操作が正解ではなく、入賞不可能押し順の場合(S105でNO)、全てのストップボタン16L〜16Rが押下操作されると(S110でYES)、操作タイミングに応じて、スイカが入賞する場合と、スイカが入賞せず入賞判定ラインL1〜L4上に第1特殊図柄組合せが表示され(S115)、それぞれの結果に基づいて遊技上の処理が行われる(S120)。この場合、遊技上の処理として、スイカが入賞した場合、払出制御手段140はスイカの配当分のメダルを払出す処理を行い、入賞判定ラインL1〜L4上に第1特殊図柄組合せが表示された場合、リプレイ確率変動手段150は、現在の遊技状態においてリプレイの抽選状態が第1リプレイ低確率状態である場合、リプレイの抽選状態をリプレイ高確率状態へ移行する。
一方、内部抽選で打順小役1〜27のいずれかが当選し(S100でYES)、入賞可能押し順である第1停止正解で操作が行われた場合(S105でYES)において、リール制御手段125は、第1停止操作されたリールが、左リール16Lまたは右リール16Rの場合(S125でYES)、ベル図柄「BL」を左リール16Lまたは右リール16Rにおける上段に停止させる制御を行い(S130)、第1停止操作されたリールが左リール16Lまたは右リール16Rではなく、中リール16Cの場合(S125でNO)、ベル図柄「BL」を中リール16Cにおける中段に停止させる制御を行う(S135)。
そして、第1停止正解後、第2停止操作が正解ではない(第2停止不正解の)場合で(S140でNO)、かつ第1停止操作されたリールが、左リール16Lまたは右リール16Rの場合(S145でYES)、リール制御手段125は、第2停止操作に基づいて、ベル図柄「BL」を、中リール16Lにおいては中段、左リール16Lまたは右リール16Rにおいては下段に停止させる制御を行う(S150)。一方、第1停止操作されたリールが、左リール16Lまたは右リール16Rではなく、中リール16Cの場合(S145でNO)、ベル図柄「BL」を左リール16Lまたは右リール16Rにおいて上段または下段に停止させる制御を行う(S155)。
全てのストップボタン16L〜16Rが押下操作されると(S160でYES)、ベルの入賞形態を示す図柄組合せ「BL・BL・BL」が入賞判定ラインL1またはL4上に表示(斜め揃い)されベルが入賞し(S165でYES)、遊技上の処理として、払出制御手段140は、ベルの配当分のメダルを払い出す処理を行う(S120)。
そして、第1停止正解後、第2停止正解の場合(S140でYES)、リール制御手段125は、第1停止操作されたリールが、左リール16Lまたは右リール16Rの場合(S170でYES)、第2停止操作に基づいて、ベル図柄「BL」を、リール16L〜16Rのいずれにおいても上段に停止させる制御を行う(S175)。一方、第1停止操作されたリールが、左リール16Lまたは右リール16Rではなく、中リール16Cの場合(S170でNO)、ベル図柄「BL」を左リール16Lまたは右リール16Rにおいて中段に停止させる制御を行う(S180)。
全てのストップボタン16L〜16Rが押下操作されると(S185でYES)、ベルの入賞形態を示す図柄組合せ「BL・BL・BL」が入賞判定ラインL2またはL3上に表示(平行揃い)されベルが入賞し(S190でYES)、AT管理手段530は、正解押し順で操作がされたとして、演出状態が非AT状態の場合(S195でYES)、AT抽選を実行し(S200)、演出状態が非AT状態ではない(AT状態の)場合(S195でYES)、AT加算抽選を実行する(S205)。遊技上の処理(S120)として、払出制御手段140は、ベルの配当分のメダルを払い出す処理を行い、抽選の結果、AT抽選に当選した場合、演出フラグ設定手段505は、ATフラグを設定し、演出状態をAT状態に設定し、AT加算抽選に当選した場合、AT管理520は当選した加算値をAT終了判定カウンタ556のカウント値に加算する処理を行う。
このように、少なくとも、第1停止正解に基づいてベルが入賞(第1特典を付与)し、第1停止正解後の第2停止正解に基づいて、ベルの入賞とともに、AT抽選またはAT加算抽選を行う(第2特典を付与)ことにより、押下操作に応じて、メイン基板100またはサブ基板500の制御により、遊技者に対して付与する特典を変化させるという新たな遊技性を付与することができ、遊技の興趣の向上を図ることができる。
また、遊技者は、少なくとも第2停止操作の結果、表示されたベルの図柄組合せの表示態様(平行テンパイか斜めテンパイ)に応じて、正解押し順または不正解押し順を判断することができる。
逆に言えば、遊技者は、正解押し順か、不正解押し順かを、第1停止操作の結果、表示された図柄から判断することができないため、期待感をもって第2停止操作を行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、本実施形態に対して、次のような変形や変更を施すことが可能である。なお、上述の本発明の一実施形態、及び下記変形例におけるそれぞれの構成要件及び遊技上の条件等を組み合わせることが可能である。
(変形例1)
上述の本発明の実施形態では、メイン基板100とサブ基板500とを分けて、遊技機の進行、演出等の管理、制御を行っているが、メイン基板100及びサブ基板500を単一の遊技制御手段として設けるようにしてもよい。その場合、当該遊技制御手段は、メイン基板100及びサブ基板500の一部または全ての構成を備えるようにしてもよく、またメイン基板100及びサブ基板500の機能の一部または全てを実装するようにしてもよい。
(変形例2)
上述の本発明の実施形態では、リプレイ確率変動手段150によるリプレイの抽選状態をリプレイ低確率状態からリプレイ高確率状態への移行契機として、第1特殊図柄組合せを入賞判定ラインL1〜L4上に表示させることとしているが、その代わりに、例えば、リプレイ低確率状態からリプレイ高確率状態へ移行契機となる移行役として、新たにリプレイE(入賞形態を示す図柄組合せとして、例えば、「RP・BL・RP」)を設定してもよい。
さらに、リプレイEを他のリプレイ(例えばリプレイA)と同時当選するように設定し、リプレイEがリプレイAと同時当選した場合に、入賞可能押し順で操作が行われることにより、リプレイEを入賞させる。一方、入賞不可能押し順で操作が行われることによりリプレイAを入賞させる。そして、リプレイ確率変動手段150は、リプレイEの入賞の際のストップボタン16L〜16Rの押下順序が、正解押し順の場合、リプレイの抽選状態を相対的に高確率(例えば100%の確率)でリプレイ高確率状態へ移行し、一方、不正解押し順の場合、リプレイの抽選状態を相対的に低確率(例えば50%の確率)でリプレイ高確率状態へ移行するような構成とすることができる。
これにより、メイン基板100の制御により付与する特典として、遊技状態をより有利な遊技状態へと移行させる制御とすることができ、さらに、正解押し順または不正解押し順に応じて、有利な遊技状態への移行確率を異なるようにして、有利性が異なる特典を付与することができる。
または、正解押し順の場合、リール制御手段125は、リール制御により、リプレイEを入賞させるとともに、所定のRT移行図柄組合せを、リプレイEの入賞形態を示す図柄組合せ「RP・BL・RP」とは異なる入賞判定ライン上に表示させ、RT移行図柄組合せが入賞判定ライン上に表示されることを契機に、リプレイ確率変動手段150は、リプレイの抽選状態をリプレイ高確率状態へ移行し、一方、不正解押し順の場合、リール制御手段125はRT移行図柄組合せを入賞判定ライン上に表示させず、リプレイ確率変動手段150は、リプレイの抽選状態をリプレイ高確率状態へ移行しないような構成とすることもできる。
これにより、メイン基板100の制御により付与する特典として、遊技状態をより有利な遊技状態へと移行させる制御とすることができる。
(変形例3)
上述の本発明の本実施形態では、メイン基板100の制御により付与する特典をベルの入賞に伴うメダルの払出しとしていたが、これとは異なる特典を付与するために、ボーナス抽選役(入賞形態を示す図柄組合せとして、例えば「白7・白7・白7」、配当として12枚が設定されている)を小役として設定し、ボーナス抽選役の入賞(または、他の役と同時当選した際、入賞しなくとも入賞可能押し順で操作されたこと)を契機にボーナスの当否を抽選するボーナス抽選を行うボーナス抽選手段(図示省略)を設ける。
さらに、ボーナス抽選役を他の小役(例えばスイカ1〜27のうち3種類)と同時当選するように設定し、ボーナス抽選役がスイカ1〜27のうち3種類と同時当選した場合に、入賞可能押し順で操作が行われたことにより、ロジック演算処理によりスイカの入賞形態を示す図柄に優先してボーナス抽選役の入賞形態を示す図柄を引き込むようにして、当該図柄が引き込み範囲内であれば、ボーナス抽選役を入賞させるようにリール3L〜3Rの停止制御が行われる。一方、入賞不可能押し順で操作が行われた場合、押下タイミングに応じて、スイカ1〜27のうち3種類のいずれかに対応する各図柄が、引き込み範囲内で停止させられた場合は、スイカ1〜27のうち3種類のいずれかを入賞させ、引き込み範囲外で停止させられた場合は、いずれの役も入賞させないようにする。そして、ボーナス抽選手段は、ボーナス当選役の入賞(取りこぼしてもよい)の際のストップボタン16L〜16Rの押下順序が、正解押し順の場合、ボーナスの当選確率が相対的に高確率(例えば50%の確率)となるように設定されたボーナス抽選テーブルAを参照してボーナス抽選を行い、一方、不正解押し順の場合、ボーナスの当選確率が相対的に低確率(例えば30%の確率)となるように設定されたボーナス抽選テーブルBを参照してボーナス抽選を行う。
また、AT状態への移行抽選(AT抽選)を行うAT抽選手段を設け、AT抽選役(入賞形態を示す図柄組合せとして、例えば「白7・赤7・白7」、配当として12枚が設定されている)の入賞を契機として、上述のボーナス抽選と同様の手順でAT抽選を行うようにしてもよい。
すなわち、メイン基板100の制御により付与する特典を、遊技者にとって有利な遊技状態(ボーナス状態またはAT状態)への移行契機役の入賞を特典とすることができる。
(変形例4)
上述の本発明の本実施形態では、メイン基板100の制御により付与する特典をベルの入賞に伴うメダルの払出しとしていたが、これに代えて、またはこれとともに、第1停止正解や第2停止正解で、リール制御手段125は、リール16L〜16Rの回胴演出を行うようにしてもよい。ここで、回胴演出とは、リールの回転操作を行っても、所定期間リールを始動しないいわゆるフリーズ演出や、リール16L〜16Rを振動させたり、逆回転させる演出等であって、演出の多様化を図ることができる。
第1停止正解によってフリーズ演出等を行わせる場合には、当該第1停止正解となった第1停止操作より後の契機、例えば、当該遊技における第2停止操作、第3停止操作、次遊技を開始するためのベット操作、次遊技におけるスタートレバー15の操作等を契機にフリーズ演出を行わせ、第2停止正解によってフリーズ演出を行わせる場合には、当該第2停止正解となった第2停止操作より後の契機、例えば、当該遊技の第3停止操作、次遊技を開始するためのベット操作、次遊技のスタートレバー15の操作等を契機にフリーズ演出を行わせる。この場合、スタートレバー15の操作を契機に回動演出としてフリーズ演出とは異なる回動演出を行うことも可能である。
(変形例5)
上述の本発明の本実施形態では、正解押し順に基づいて、サブ基板500の制御により付与する特典をAT抽選またはAT移行抽選としていたが、これに代えて、例えば、遊技機と携帯電話等の情報通信機器とを連動させたサービスにおいて、正解押し順で操作を行うことにより、所定の特典(特定の画像、動画または音楽等)を獲得することができるようにしてもよい。
また、正解押し順で操作を行うことにより、演出表示部5に特典画像を表示可能とさせたり、スピーカ6から出力されるボーナス状態やAT状態におけるBGM(バックグラウンドミュージック)を新たに選択可能としたりしてもよい。
(変形例6)
上述の本発明の本実施形態において、出玉率(「所定遊技回数(N)消化時における遊技媒体の総払出数」/「所定遊技回数(N)消化時における遊技媒体の総賭数」)に応じて、段階的に設定を付与する(例えば6段階で、出玉率が最も高い設定が「6」で、最も低い設定が「1」)。この設定情報は、遊技者が直接認識することができないように管理されている。
ここで、正解押し順で操作を行うことにより、演出制御手段510は、遊技機の設定を判別することができる判断材料となる特定の演出を実行するようにしてもよい。例えば、高設定(例えば、設定「4〜6」)ほど、正解押し順時に高確率で特定の演出を表示する。これにより、遊技者は、正解押し順で操作を行えば行うほど、より正確に設定判別を行うことができる。
(変形例7)
上述の本発明の本実施形態では、メイン操作手順判定手段155により、ストップボタン3L〜3Rの押下順序が正解押し順、または不正解押し順等を判定しているが、これに代えて、またはこれとともに、入賞判定手段130が、内部抽選で打順小役1〜27のいずれかが当選した際に、ベル入賞時の図柄組合せが入賞判定ラインL1〜L4のいずれかで停止しているか判定し、例えば、入賞判定ラインL2またはL3で停止した場合は、正解ラインに停止した(第2の態様で表示された)ものとして、その旨の情報が含まれる判定信号を、通信制御手段160を介してサブ基板500へ送信する。一方、入賞判定ラインL1またはL4で停止した場合は、不正解ラインに停止した(第1の態様で表示された)ものとして判断する。
上述の本実施形態または変形例7のいずれにおいても、正解、不正解を確実に判断することができ、特に正解と判定されたことに基づいて、サブ基板500は所定の特典を適切に付与することができる。
(変形例8)
上述の本発明の本実施形態では、メイン操作手順判定手段155により、ストップボタン3L〜3Rの押下順序が正解押し順、または不正解押し順等を判定しているが、これに代えて、メイン操作手順判定手段155は、ストップボタン3L〜3Rの押下順序として、メイン基板100による第1の特典の付与契機となる第1の押し順、またはサブ基板500による第2の特典の付与契機となる第2の押し順を判断するようにしてもよい。これにより、変形例8に係るスロットマシンSでは、ストップボタン3L〜3Rの押下順序が第1の押し順または第2の押し順のいずれかで操作されたことによって、第1の特典または第2の特典のいずれか一方を付与することが可能となる。
(変形例9)
上述の本発明の本実施形態では、メイン操作手順判定手段155により、ストップボタン16L〜16Rに対する操作順序を操作態様の一態様として判断しているが、操作態様として、メイン操作手順判定手段155は、例えば、ストップボタン16L〜16Rやスタートレバー15に対する押下継続時間や押下操作数等を判断して、例えば、所定時間継続して押下されたこと、または所定の回数操作されたことに基づいて、メイン基板100は第1の特典を、またはサブ基板500は第2の特典を付与するようにしてもよい。
S スロットマシン、3 リール、5 演出表示部、6 スピーカ、7 演出ランプ、100 メイン基板、120 内部抽選手段、125 リール制御手段、130 入賞判定手段、145 遊技状態移行制御手段、150 リプレイ確率変動手段、155 メイン操作手順判定手段、190 メインメモリ、500 サブ基板、505 演出フラグ設定手段、510 演出制御手段、520 チャンスゾーン管理手段、530 AT管理手段、550 サブメモリ

Claims (2)

  1. 複数種類の図柄が配列された複数のリールと、前記リールを停止させるための操作手段と、前記リールを回転制御し、所定の抽選確率に基づいて、役の当否を抽選すると共に、前記操作手段の操作に基づいて当該抽選の結果に応じた態様で前記リールを停止制御し、停止した際の前記リールにおいて停止表示された図柄の組合せによる遊技結果に応じて入賞に係る処理を実行するメイン制御手段と、遊技状態に応じた演出を実行制御するサブ制御手段とを備えた遊技機であって、
    所定の複数の役が同時に当選した際、
    前記メイン制御手段は、前記操作手段が第1の特定の操作態様で操作されることによって特定の図柄の組合せが第1の態様で表示されたことに基づいて、遊技者に有利な第1の特典を付与可能とし、
    前記サブ制御手段は、前記操作手段が第2の特定の操作態様で操作されたこと、または前記特定の図柄の組合せが前記第1の態様とは異なる第2の態様で表示されたことに基づいて、演出に係る遊技者に有利な第2の特典を付与可能とすることを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1記載の遊技機において、
    前記メイン制御手段は、前記同時に当選する役の種類に応じて、最初に操作すべき操作手段とその次に操作すべき操作手段とを予め設定し、最初に操作すべき操作手段が操作された場合、前記第1の特定の操作態様で操作が行われたとして、前記第1の特典を付与し、
    前記サブ制御手段は、前記最初に操作すべき操作手段が操作された後、その次に操作すべき操作手段が操作された場合、前記第2特定の態様で操作が行われたとして、前記メイン制御手段による前記第1の特典の付与とともに、演出に係る遊技者に有利な第2の特典を付与可能とすることを特徴とする遊技機。
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