JP2001190725A - ゲートボールゲーム機 - Google Patents

ゲートボールゲーム機

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JP2001190725A
JP2001190725A JP2000005728A JP2000005728A JP2001190725A JP 2001190725 A JP2001190725 A JP 2001190725A JP 2000005728 A JP2000005728 A JP 2000005728A JP 2000005728 A JP2000005728 A JP 2000005728A JP 2001190725 A JP2001190725 A JP 2001190725A
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ball
gate
lane
game machine
game
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JP2000005728A
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English (en)
Inventor
Yasuaki Matsuda
泰昭 松田
Masatoshi Takai
正利 高井
Yasuhiro Wakatsuki
裕博 若月
Koji Fujita
浩司 藤田
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Namco Ltd
Original Assignee
Namco Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボールの回収に大がかりな装置を必要としな
いゲートボールゲーム機を提供する。 【解決手段】 ボールBが転がるレーン面Aを、ボール
Bの回収ができるように、ゲート40側に向かって、上
り勾配となるように傾斜させている。ゲート40を狙っ
てボールBを打った場合に、ボールBがレーン面A上で
停止しようとしても、ボールBは、自重により、プレー
ヤP側に向かってレーン面Aを転がり落ちて回収され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーン中に設け
られたゲート等を狙って、レーンの一端側からボールを
転がすように移動させるゲートボールゲーム機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種のゲートボールゲーム機では、レ
ーンの一端側に門形のゲートや柱状のゴールポールを設
け、レーンの他端側の打撃位置に置かれたボールをステ
ィックで打って、このボールをゲート内に通過させた
り、ゴールポールに当てることにより、表示装置に成功
又は失敗の表示や得点等を表示させている(特開平3−
254769、実公平5ー22206)。
【0003】そして、これらのゲートボールゲーム機で
は、レーンに対するゲートの位置や向きを変更できるよ
うにして、ゲームの内容が実際のゲートボールのプレー
の内容に近づくように工夫されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ゲートボールゲーム機では、打ったボールがレーンの他
端側又は側方側のボール回収路まで達しない場合には、
このボールが、レーン面上で停止して回収ができないと
いう不都合がある。このため、例えば、特開平3ー25
4769で示されるゲートボールゲーム機では、ボール
を打った後、レーン面を側方に傾斜させ、停止ボールを
ボール回収路に移動させているし、実公平5ー2220
6で示されるゲートボールゲーム機では、払い出し棒を
水平移動させて、停止ボールをボール回収路に移動させ
ている。
【0005】このため、従来のゲートボールゲーム機で
は、ボールの回収のために大がかりな装置が必要とな
り、ゲーム機の大型化と高コスト化を招いているという
問題があった。
【0006】この発明は、以上の問題に鑑みてなされた
もので、ボールの回収に大がかりな装置を必要としない
ゲートボールゲーム機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、レーン中に設けられたゲートを通過するよう
に狙って、このレーンの一端側からボールを転がすよう
に移動させるゲートボールゲーム機において、ボールが
転がるレーン面を、ボールの回収ができるように、ゲー
ト側に向かって上り勾配となるように傾斜させているこ
とである。
【0008】この発明では、ゲートを狙って、ボールを
レーンに沿って転がした場合に、ボールがレーン面上で
停止しようとしても、このボールは、自重により、プレ
ーヤ側に向かってレーン面を転がり落ちる。このため、
ボールはプレーヤ側において容易に回収できるようにな
る。ここで、ゲート側から転がり落ちるボールは、レー
ン面が傾斜していなくても、慣性(運動エネルギー)に
よってある程度転がるため、プレーヤ側のレーン面は傾
斜していなくてもよい場合もある。なお、ボールは、ス
ティック等でレーン中に打ち出してもよいし、レーン中
を手で転がすようにしてもよい。
【0009】この発明の請求項2記載の発明は、請求項
1記載の発明の場合において、レーン中に、ゲート側に
向かうボールの通過前には、ボールの通過障害とならな
いボール通過位置に位置決めされるとともに、ボールの
通過後には、レーン面上を転がり落ちるボールをボール
回収路に導くボール回収位置に位置決めされるボール案
内手段を有していることである。
【0010】この発明では、ボール案内手段側を通過し
たボールがレーン面を転がり落ちる場合には、ボール
を、プレーヤ側に転がすことなく、ボール案内手段を使
用して回収できる。なお、ボール案内手段は、ボールが
その位置を通過すれば、これをボール案内位置に位置決
めすればよいし、所定時間(ボールがレーン面の上端ま
で行って下降し、ボール案内手段を介してボール回収路
に回収されるまでの時間)経過して、プレーヤがゲート
に向かってボールを転がし始める前までに、これをボー
ル通過位置に位置決めすればよい。
【0011】この発明の請求項3記載の発明は、請求項
1記載の発明の場合において、レーン面とほぼ面一とな
るように回動自在に支持され、ボールを回収するとき
に、レーン面から突出するボール案内手段を有している
ことである。
【0012】この発明では、ボール案内手段をレーン面
を中心として回動させればよいので、ガイド等を用いな
くても、ボール案内手段によって容易かつ確実にボール
を回収できる。
【0013】この発明の請求項4記載の発明は、請求項
1乃至3の何れかに記載の発明の場合において、レーン
中又はレーンの他端側のボール回収路中に、ボールを当
てるためのゴールポールを、ボール移動の障害とならな
いように横倒しできる状態で有していることである。
【0014】この発明では、プレーヤは、ゴールポール
を狙ってボールを転がす(打つ)こともできるため、ゲ
ーム内容を実際のゲートボールのプレー内容に近づける
ことができる。この場合、ゴールポールを横倒しできる
ので、ゲートを狙ってボールを転がす場合に、このゴー
ルポールが邪魔になることはない。
【0015】この発明の請求項5記載の発明は、請求項
2乃至4の何れかに記載の発明の場合において、レーン
中のボール案内手段と、ゲート又は、ゲート及びゴール
ポールとの間に、ゲート又はゴールポール側に向かうボ
ールの通過を検知して、ボール案内手段を作動させるよ
うにする第1の検知手段を有していることである。
【0016】この発明では、ゲート等に向かって転がし
た(打った)ボールが第1の検知手段の位置を通過すれ
ば、第1の検知手段からの信号によって、ボール案内手
段はボール回収位置に位置決めされるため、その後レー
ン面を転がり落ちるボールは、ボール案内手段を介して
ボール回収路等に回収される。このため、ボールは第1
の検知手段の位置を通過しなければ、レーン面を転がっ
てプレーヤ側に迅速に返される。
【0017】この発明の請求項6記載の発明は、請求項
5記載の発明の場合において、ボールがゲートを通過す
るか又はゴールポールに当たるのを検知する第2の検知
手段と、第1の検知手段で検知されたボールが一定時間
内に第2の検知手段で検知されない場合に、ボールがゲ
ートを通過しない又はゴールポールに当たらないと判断
する制御手段とを有していることである。
【0018】この発明では、第1の検知手段で検知した
ボールが、この検知後一定時間(例えば、ボールがレー
ン面の上端まで達した後、転がり落ちようとするまでの
時間)内に第2の検知手段で検知されなければ、このボ
ールがゲートを通過したり、レーン内のゴールポールに
当たることはなく、ボールがゲートを通過したか否かと
いった結果を迅速に出すことができる。
【0019】この発明の請求項7記載の発明は、請求項
1乃至6の何れかに記載の発明の場合において、レーン
に対してゲートの位置と向きとを変更するゲート位置変
更手段を有していることである。
【0020】この発明では、ゲートの向きや位置を実際
のゲートボールのプレーの状態に近づけることができ
る。特に、この発明では、ゴールポールを狙ってボール
を転がす場合に、ゲートを邪魔にならない位置に移すこ
とも容易にできる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照しつつ説明する。図1はこの発明の一実施の形
態に係るゲートボールゲーム機を示している。
【0022】ゲートボールゲーム機1は、図1で示され
るように、ゲーム機本体2と、プレーシート3と、ゲー
ム機本体2に組み込まれている、ゲート装置4、ボール
案内装置5、ボール払出装置6、ボール検知器7、制御
装置8、表示装置9、スピーカ10、表示ランプ11
A,11B、及びボールガイド12と、ゲーム機本体2
の側方に設置される操作ボックス13と、スティックS
及び3コのボールBとから構成されている。なお、ステ
ィックSとボールBは、実際のゲートボールのプレーで
使用されているものを主に使用する。
【0023】ゲーム機本体2には、図1で示されるよう
に、レーン板20の後端側及び左方側にボール回収路2
1が設けられているとともに、左右両端側と、後端側と
に、ボールBの飛び出しを防止する横ガード部材22と
後部ガード部材23とが設けられている。また、ゲーム
機本体2には、横ガード部材22の後部側と後部ガード
部材23上に、制御装置8、表示装置9、スピーカ1
0、表示ランプ11A,11Bとが設置される表示ボッ
クス24が設けられているとともに、レーン板20と左
方側のボール回収路21との間に、ボールBの移動を防
止する仕切板25が設けられている。
【0024】レーン板20は、上面のレーン面Aが例え
ば5度の傾斜角度αで、前方から後方に向かって上り勾
配となるように傾斜しており、後部側に、ゲート装置4
が設置される円形開口20aが設けられているととも
に、前部側にボール案内装置5が設けられる斜状開口2
0bが、左方側のボール回収路21に向かって下るよう
に斜めに設けられている。なお、レーン板20は、ボー
ルBの転がり音の発生等を防止するために、レーン面A
側が、例えば、厚手のフェルト材のようなものから形成
されている。また、レーン板20と右側の横ガード部材
22と仕切板25等により、ボールBを転がす空間とし
てのレーンLが形成されている。
【0025】ボール回収路21は、レーン面Aを通過し
たボールBを回収できるように、レーン面Aより一段下
方に設けられ、床面21aがレーン板20の端部側右方
から左方、及びレーン板20の側方の後部側から前部側
に向かって、例えば3度の傾斜角度で下るように形成さ
れている。そして、レーン板20の前端からやや後方に
位置するボール回収路21の前端側にボール払出装置6
が設けられている。なお、レーン板20の斜状開口20
bは、ボール払出装置6の後端側に達するように形成さ
れているとともに、仕切板25は、ボール案内装置5に
よるボールBの回収ができるように、ボール払出装置6
近傍には設けられていない。
【0026】表示ボックス24は、前面にゲーム名等の
表示がなされるとともに、前面に表示装置9用開口とス
ピーカ10用の開口とが設けられている。また、表示ボ
ックス24は、上面側に表示ランプ11A,11Bが設
置されているとともに、表示ボックス24の各表示ラン
プ11A,11B寄りの前面に、成功の表示24aと失
敗の表示24bとが描かれている。
【0027】なお、ゲーム機本体2は、取り扱いが容易
なように、前部2Aと後部2Bとに分解できるようにな
っているとともに、後部2Bには、下面側に移動用のキ
ャスター26が取り付けられている。
【0028】プレーシート3は、プレーヤPがボールB
を置いてスティックSで打つ場所を確保するためのもの
であり、例えば、厚手のフェルト材のようなものから形
成されている。このプレーシート3は、図1で示される
ように、ゲーム機本体2のレーン面Aに続くように設置
され、この上面のライン3a前方の打撃位置ハ近くに、
ボール払出装置6から払い出されたボールBが、ボール
ガイド12を介して、転がされる。なお、3bはボール
Bが外部に転がるのを防止する土手部である。
【0029】ゲート装置4は、打撃位置ハから見たゲー
トの向きや位置を変更するゲート位置変更手段であり、
図3や図4で示されるように、門形のゲート40と、ゲ
ート40が周縁部に突出するように取り付けられた円板
状のターンテーブル41と、ターンテーブル41をレー
ン面Aに垂直な軸線N周りに回転させる回動装置42
と、ターンテーブル41を支持する複数の支持ローラ4
3と、ターンテーブル41の横移動を防止する複数の横
ローラ44と、ターンテーブル41の回転量を規制し
て、ゲート40の位置と向きとを変えさせるための複数
のゲート位置検知器45と、ボールBがゲート40内を
通過するのを検知する第2の検知手段としてのゲート検
知器46とから構成されている。
【0030】ターンテーブル41は、図3で示されるよ
うに、レーン板20の円形開口20a内に、上面がレー
ン面Aと面一となるように嵌め込まれ、下面側に上面側
と同軸状の円状突起41aが形成されている。このター
ンテーブル41は、ゲーム機本体2の底板27上に、支
持台28A,28B,28Cを介して設置された複数の
支持ローラ43に、軸線Nを中心に回転できるように支
持されている。このターンテーブル41には、ゲート4
0位置の下方に複数の開口41bが形成され、この開口
41bを臨むように、下面側に受発光素子を有する反射
形の光学センサであるゲート検知器46が取り付けられ
ている。
【0031】回動装置42は、モータ42aと、モータ
42aの軸に取り付けられたねじ歯車42bと、ねじ歯
車42bに噛合する歯車42cと、歯車42cが取り付
けられるシャフト42dと、シャフト42dの先端に取
り付けられる駆動ローラ42eと、シャフト42dを支
持する軸受42fと、軸受42fとモータ42aとが取
り付けられる台部42gと、台部42gをゲーム機本体
2の底板27に回動自在に支持するヒンジ42hと、ヒ
ンジ42hを介して、駆動ローラ42eをターンテーブ
ル41の円状突起41aの側面に加圧するバネ部材42
iとから構成されている。モータ42aの駆動によっ
て、ねじ歯車42b、歯車42c、シャフト42dが回
転し、円状突起41aに加圧される駆動ローラ42eが
回転して、ターンテーブル41が軸線Nを中心に一定速
度で回転する。なお、ターンテーブル41は、駆動ロー
ラ42eにより加圧されても、横ローラ44によってレ
ーン面A方向への移動が規制されるため、軸線Nの位置
がずれてしまうことはない。
【0032】ゲート位置検知器45は、受発光素子45
aを有した透過形の光学センサであり、図4で示される
ように、6つのものがゲーム機本体2の支持台28A上
に設置されている。このゲート位置検知器45は、ター
ンテーブル41の下面側に設けられた突起41c(図3
参照)が受発光素子45a間に到達すると、モータ42
aの駆動を停止させる信号を発し、ゲート40の位置と
向きとを定める。例えば、ゲート位置検知器45Aは、
図5の(a)で示されるように、ゲート40をプレーヤ
P側に最も近い前0度の位置に位置決めし、ゲート位置
検知器45Bは、図5の(b)で示されるように、ゲー
ト40をプレーヤP側から最も遠い後0度の位置に位置
決めする。また、ゲート位置検知器45C,45Dは、
図5の(c)及び(d)で示されるように、ゲート40
を前0度の位置から左右に15度ずつ回転させた位置に
位置決めし、ゲート位置検知器45E,45Fは、図5
の(e)及び(f)で示されるように、ゲート40を後
0度の位置から左に15度と右に30度回転させた位置
に位置決めする。
【0033】ボール案内装置5は、レーン面Aを転がり
落ちるボールBをレーンL側方のボール回収路21に導
くものであり、図6で示されるように、レーン板20の
斜状開口20bの前側端部にヒンジ51を介して、上下
方向に回動自在に取り付けられる略L形の案内部材50
と、レーン板20の下面側に支持部材53を介して取り
付けられるモータ52と、モータ52の回転によって、
案内部材50をヒンジ51を中心に上下に回動させる第
1及び第2リンク部材54,55と、案内部材50を、
斜状開口20bから上方に突出させたボール案内位置イ
と斜状開口20b内に引き込んだボール通過位置ロ(図
7参照)とに位置決めできるように、モータ52の停止
信号を発する案内部材位置検知器56とから構成されて
いる。なお、ヒンジ51には不図示のバネ部材が取り付
けられていて、案内部材50をボール案内位置イに回動
させるように、この案内部材50に力を加えている。
【0034】案内部材50は、図6で示されるように、
これがボール案内位置イにある場合には、レーン面Aを
転がり落ちるボールBを受け止めるように、後部片50
aをレーン面Aに対して鈍角状に突き出させ、図7で示
されるように、これがボール通過位置ロにある場合に
は、スティックSで打たれたボールBの移動を妨げない
ように、後部片50aを斜状開口20b内に引き込むと
ともに、前部片50bで斜状開口20bをレーン面Aと
ほぼ面一となるように覆う。
【0035】第1リンク部材54は、一端がピンP1を
介して案内部材50に回動自在に連結され、他端が長孔
54a内に嵌め込まれたピンP2を介して、第2リンク
部材55の一端側に回動自在に連結されている。第2リ
ンク部材55の他端側はモータ52の回転軸52aに固
定されているため、回転軸52aの回転によって、ピン
P2が回転軸52aの回りを回転することとなり、案内
部材50は、第1リンク部材54を介してヒンジ51を
中心に上下に回動する。ここで、例えば、プレーヤPが
誤って足で踏み付けることにより、ボール案内位置イに
位置決めされている案内部材50に下向きの力が加わっ
ても、ピンP2が第1リンク部材54の長孔54a中を
移動して、案内部材50は斜状開口20b内に押し込ま
れるため、案内部材50等に不都合は生じない。この場
合、力を除くと、ヒンジ51のバネ部材の作用によっ
て、案内部材50は再びボール案内位置イに復帰する。
【0036】案内部材位置検知器56は、支持部材53
側に取り付けられる、受発光部を有した2つの透過形の
光学センサ56a,56bと、端部が光学センサ56
a,56bの受発光部間に達するようにモータ52の軸
52aに取り付けられた検知板56cとから構成されて
いる。検知板56cは、一端が幅太となり、光学センサ
56a,56bの両方の受発光部間に位置決めできる
が、他端が細くなっていて、一方の光学センサ56a,
56bの受発光部間にしか位置決めできないようになっ
ているので、図6で示されるように、検知板56cの幅
太部が光学センサ56a,56b側にきた場合に、案内
部材50がボール案内位置イにあるのが検知され、図7
で示されるように、検知板56cの細幅部が光学センサ
56a,56b側にきた場合に、案内部材50がボール
通過位置ロにあるのが検知される。
【0037】ボール払出装置6は、ボールBを打撃位置
ハ側に払い出すものであり、図8で示されるように、前
後に開口部が形成されたケース60内に、ボール払出機
61と、待機ボール検知器62と、払い出しボール検知
器63とが設けられたものである。ボール払出機61
は、外周部に一対の円弧状カット部Kを有する払い出し
円板61aと、この払い出し円板61aを回転させるモ
ータ61bとから構成されている。払い出し円板61a
は、図8で示されるように、外周部で待機ボールBを位
置決めする停止位置ニに位置決めされており、待機ボー
ル検知器62が待機ボールBを検知している状態で、制
御装置8からの指示があると、モータ61bが作動し
て、払い出し円板61aを回動させ、図9で示されるよ
うに、円弧状カット部Kで待機ボールBをしゃくって、
このボールBを打撃位置ハ側に移動させる。この場合、
払い出しボール検知器63がボールBを検知すると、モ
ータ61bが停止され、払い出し円板61aは停止位置
ニに位置決めされる。
【0038】ボール検知器7は、レーン面Aをゲート4
0側に転がるボールBを検知するための第1の検知手段
であり、受発光素子を有した透過形の光学センサから形
成されている。このボール検知器7は、図2で示される
ように、ボール案内装置5とゲート40との間のレーン
L中に設けられており、受発光素子の一方が仕切板25
側に設けられ、他方が右側の横ガード部材22側に設け
られている。このボール検知器7は、これがボールBを
検知することにより、ボールBの一打がカウントされる
とともに、ボール案内装置5が作動されて、案内部材5
0がボール案内位置イに位置決めされる。なお、レーン
面Aを下るボールBが案内部材50上を通過する前に、
この案内部材50をボール案内位置イに位置決めするた
めに、ボール検知器7は案内部材50からやや離れたゲ
ート40側に設けられる。
【0039】制御装置8は、ゲートボールゲーム機1の
制御手段であり、図10で示されるように、制御機能や
演算機能を有する中央処理ユニットとしてのCPU80
と、ゲームの進行プログラム、表示装置9への表示デー
タ、スピーカ10への音データ等を記憶したROM81
と、CPU80の作業用メモリとして使用されるRAM
82とを有している。この制御装置8は、各種検知器
7,45,46,56,62,63からの検知信号と、
操作ボックス13中のコイン投入機130、選択ボタン
131,132、決定ボタン133(何れも後述)から
の信号とが入力されることにより、ゲート装置4のモー
タ42a、ボール案内装置5のモータ52、ボール収納
部60のモータ61bをON−OFF制御するととも
に、表示装置9に所定の画像を表示させ、かつ、スピー
カ10から所定の音声コメント等を発生させる。また、
制御装置8は、表示ランプ11A,11Bを点・消灯さ
せる。
【0040】表示装置9は、横96×縦16のドットマ
トリックスで画像を表示するタイプのものであり、所定
のタイミング毎に、図11や図12等で示されるような
画像表示を行い、プレーヤPに注意を喚起する。スピー
カ10は、BGM等を発生させるとともに、表示装置9
の表示画面に合わせた所定のコメントを発する。表示ラ
ンプ11Aは、ボールBがゲート40を通過すれば、ゲ
ート通過成功として一定時間だけ点滅し、表示ランプ1
1Bは、ボールBがゲート40を通過しなければ、ゲー
ト通過失敗として、一定時間だけ点灯する。
【0041】操作ボックス13は、コイン投入機130
と、選択ボタン131,132及び決定ボタン133と
を有している。選択ボタン131,132及び決定ボタ
ン133は、ゲーム開始前に操作されるものであり、例
えば、5打中何打ゲート40を通過させることができる
かを競う「5打中ゲーム」と、連続して何打ゲートを通
過させることができるかを競う「連続ゲーム」との選択
・決定や、一人でゲームを行うか二人で競ってゲームを
行うかの選択・決定を行う。なお、「連続ゲーム」の場
合、ゲート40の通過を失敗しても、3回まではボール
Bを打つことができるようになっている。
【0042】つぎに、このゲートボールゲーム機1の遊
び方と動作とを説明する。まず「5打中ゲーム」を一人
で行う場合について、図14を参照しつつ説明する。な
お、ゲート40の位置は、ボールBの一打毎に、図5の
(a)、(b)、(c)、(d)、(e)の順に変化す
るものとする。
【0043】ゲーム開始前には、表示装置9に図12の
(a)、(b)、(c)で示されるアトラクトモード表
示が一定時間毎に繰り返して表示されているとともに、
操作ボックス13のコイン投入機130に所定数のコイ
ンが投入されたか否かが判断されている(ステップS1
0)。プレーヤPが所定額(一人用の金額)のコインを
コイン投入機130に投入すると、表示装置9に、図1
2の(d)で示されるプレーヤ人数選択画像が表示され
る。そして、プレーヤPは選択ボタン131と決定ボタ
ン133とを使用して「1人?」を選択する(ステップ
S11)と、図12の(e)の表示がなされる。
【0044】つぎに、表示装置9に図12の(f)で示
されるゲーム選択画面が表示されるため、選択ボタン1
31と決定ボタン133とを操作して「5打中?」を選
択する(ステップS12)と、図12の(g)、(h)
の表示が順次なされ、Nが1とされる(ステップS1
3)。つづいて、ボール払出装置6が作動して、ボール
Bが、ボールガイド12を介して、プレーヤPの打撃位
置ハ側に払い出される(ステップS14)とともに、表
示装置9に図12の(i)の表示がなされる。これと同
時に、ボール案内装置5とゲート装置4とが作動し、案
内部材50がボール通過位置ロに位置決めされる(ステ
ップS15)とともに、ターンテーブル41が回転して
ゲート40が前0度の位置に位置決めされる(ステップ
S16)。そして、ボール検知器7がボールBを検知し
たか否かが判断される(ステップS17)。
【0045】プレーヤPは、ボールBをプレーシート3
のライン3a前方の打ち易い位置に位置決めした後、ゲ
ート40を狙ってボールBをスティックSで打つ。ボー
ルBへの打撃力が弱く、ボールBがボール検知器7を通
過しなければ、ボールBはレーン面Aを下ってプレーヤ
P側に戻ってくるため、プレーヤPはボールBを何度で
も打つことができる。ボール検知器7がボールBを検知
すると、案内部材50がボール案内位置イに位置決めさ
れる(ステップS18)とともに、ゲート検知器46が
ボールBを検知したか否かが判断される(ステップS1
9)。
【0046】ゲート検知器46がボールBを検知して、
ゲート40内をボールBが通過すると、ゲート通過とな
って(ステップS20)、表示装置9に図12の
(j)、(k)で示される表示が順次なされるととも
に、表示ランプ11Aが点滅する。また、ゲート検知器
46がボールBを検知しない場合、ボール検知器7によ
る検知から一定時間経過したか否かの判断がなされ(ス
テップS21)、一定時間が経過すれば、ゲート通過せ
ずとなって(ステップS22)、表示装置9に図12の
(l)、(m)で示される表示が順次なされるととも
に、表示ランプ11Bが点灯する。なお上述の一定時間
とは、ボールBがボール検知器7を通過した後、例え
ば、レーン面Aの上端までいって、下り始めるまでの時
間を言う。
【0047】つぎに、ゲーム終了か否かの判断がなされ
(ステップS23)、5打終了してN=5となっておれ
ば、ゲーム終了となるが、そうでなければ、N=N+1
とされて(この場合N=1+1=2)(ステップS2
4)、ステップS13に戻される。なお、ステップS1
7において、ボール検知器7がボールBを検知しない場
合には、ボールBの払い出しから一定時間経過したか否
かが判断され(ステップS25)、一定時間(例えば2
分)が経過すれば、ゲーム終了となる。
【0048】一方、ボール検知器7を通過したボールB
は、速度が大きい場合には、レーンLの端部側のボール
回収路21に落とし込まれた後、このボール回収路21
を通って、ボール払出装置6まで移動するが、速度が小
さい場合には、レーン面Aを上り切れず、途中でプレー
ヤP側に下り始める。ところが、ボール案内装置5の案
内部材50がボール案内位置イに位置決めされているた
め、レーン面Aを下るボールBは、案内部材50で受け
止められた後、この案内部材50に沿って、レーンL側
方のボール回収路21まで移動して、ボール払出装置6
に位置決めされる。
【0049】つぎに、ボール検知器7がボールBを検知
した後、ボールBがレーン面Aを下り、案内部材50を
経由してボール回収路21まで達する最大時間(案内部
材50をボール案内位置イに保持しておく時間)が経過
すると、ステップS14からの動作が開始され、2打目
用のボールBが払い出された後、案内部材50がボール
通過位置ロに位置決めされるとともに、ゲート40が後
0度の位置に位置決めされる。また、表示装置9には
「第2打」の表示がなされる。そして、第5打まで順次
ゲームが進行し、N=5となって、第5打が終了する
と、ゲーム終了となるとともに、表示装置9に、図13
の(a)、(b)、(c)の表示が順次なされる。この
場合、図13の(b)と(c)との表示間に、図11の
ゲーム結果に基づく評価の表示がなされる。なお、ゲー
ム中には、スピーカ7から表示装置9の表示と同様なコ
メント等が発せられる。
【0050】一方、コイン投入機130に2人分のコイ
ンを投入するとともに、ステップS11で、表示画面中
の「2人?」を選択すると、ボールBを交互に打ってゲ
ート通過数を競う二人ゲームを行うことができるが、こ
の場合、表示装置9には、図12の(e)、(i)で示
される表示の替わりに、図13の(d)、(e)で示さ
れる表示がなされるとともに、2人目の場合には、図1
3の(f)で示される表示がなされる。また、図13の
(b)で示される表示の替わりに、図13の(g)、
(h)、(i)、(j)で示される表示がなされる。
【0051】つぎに、「連続ゲーム」を一人で行う場合
について、図15を参照しつつ説明する。この場合、ゲ
ート40は、前0度の位置にあるが、最初に連続5回ゲ
ート40を通過させると、後0度の位置に移動され、そ
の後、さらに連続5回ゲート40を通過させるごとにゲ
ート40の位置が変化する。なお、プレーヤPはゲート
通過を失敗しても3回まではボールBを打つことができ
るようになっている。
【0052】コイン投入機130に所定額のコインを投
入してプレーヤ人数を選択した(ステップS11)後、
表示装置9に示される、図12の(f)の「連続?」を
選択すると(ステップS12)、表示装置9に図13の
(k)で示される表示がなされるとともに、N=1とさ
れる(ステップS13)。つづいて、ボールBの払い出
し(ステップS14)と、案内部材50のボール通過位
置ロへの位置決めがなされる(ステップS15)ととも
に、N=1等が判断されて(ステップS16)、まず、
ゲート40が前0度の位置に位置決めされる(ステップ
S17)。以降ステップS18からステップ26までの
間は、「5打中ゲーム」のステップS17からステップ
S25までと同一であるが、「連続ゲーム」では、ゲー
ム終了条件が「5打中ゲーム」と異なっており、ステッ
プS24において、3打目以降(N=3以上の場合)が
ゲート40を通過しなければ、ゲーム終了となる。この
場合、ゲーム終了時において、表示装置9は、図13の
(l)、(m)といった表示を必要により順次表示す
る。
【0053】一方、「連続ゲーム」で2人分のコインを
投入し、「2人?」を選択した場合は、「5打中ゲー
ム」と同様にボールBを交互に打ってゲームを進行す
る。
【0054】以上のように、このゲートボールゲーム機
1では、ボールBが転がるレーン面Aをゲート40側に
向かって上り勾配となるように傾斜させているので、ス
ティックSで打つ力が弱くて、ボールBがボール回収路
21まで達しない場合でも、ボールBがレーン面A上で
停止してしまうことはなく、プレーヤ側へのボールBの
回収を容易に行うことができる。なお、プレーヤP側で
ボールBを回収できれば、レーン面A全体が傾斜してい
る必要はなく、特にプレーヤP側のレーン面Aは傾斜し
ていなくてもよい。プレーヤP側のレーン面Aには、プ
レーヤPの位置からスティックSが容易に届くととも
に、ゲート40側から転がってきたボールBが慣性によ
って転がるからである。
【0055】また、このゲートボールゲーム機1では、
案内部材50を、ゲート40側に向かうボールBが通過
前にはボール通過位置ロに位置決めして、これがボール
Bの通過障害にはならないようにするとともに、この案
内部材50を、ボールBの通過後にはボール案内位置イ
に位置決めして、これでレーン面Aを転がり落ちるボー
ルBを受けとめて、ボールBをボール回収路21に導く
ようにしているので、ボールBが案内部材50上を通過
しておれば、レーン面Aを転がり落ちるボールBを、プ
レーヤP側に転がすことなく容易に回収できる。
【0056】なお、ボール案内装置5は、レーン面Aの
斜状開口20bから板状の案内部材を出没させるような
ものであってもよいし、斜状開口20bをやや幅広に形
成して、案内部材を斜状開口20b内に引き込むことに
より、レーン面AにボールBを案内する凹状の段部を形
成するようにしてもよい。
【0057】さらに、このゲートボールゲーム機1で
は、ボール案内装置5の案内部材50をレーン板20の
斜状開口20bの端部に回動自在に取り付けているの
で、特別なガイド等を設けなくても、案内部材50を斜
状開口20bの端部を中心に回動させるだけで、この案
内部材50をボール案内位置イとボール通過位置ロとに
容易かつ確実に移動できる。この場合、案内部材50
は、斜状開口20b内に移動可能な状態で、バネ部材に
よる加圧力によってボール案内位置イ側に位置決めされ
ているので、ボール案内位置イにある案内部材50をプ
レーヤPが誤って踏みつけても、案内部材50は斜状開
口20b内に逃げるように移動して、ボール案内装置5
側に損傷が生じる事はない。
【0058】また、このゲートボールゲーム機1では、
ボール案内装置5の案内部材50とゲート40との間の
レーンL中に、ゲート40側に向かうボールBを検知し
て、案内部材50をボール案内位置イに回動(移動)さ
せるようにするボール検知器7を設けているので、ボー
ル検知器7によるボールBの検知位置を調整することに
より、多くのボールBを案内部材50によってボール回
収路21に導くようにした場合でも、レーン面Aを下る
ボールBがボール案内位置イに位置決めされる前の案内
部材50上を下ってしまうという不都合を無くすことが
できる。また、ゲート40側に転がるボールBがボール
検知器7の検知位置まで達しない場合には、案内部材5
0がボール案内位置イに位置決めされることはなく、か
つ、制御装置8側も一打と判定しないため、プレーヤP
は、レーン面Aを転がり落ちたボールBを何度でも打つ
ことができる。
【0059】さらに、このゲートボールゲーム機1で
は、ボールBがゲート40を通過するのを検知するゲー
ト検知器46を設けているとともに、制御装置8に、ボ
ール検知器7がボールBを検知した後、一定時間内に、
ゲート検知器46がボールBを検知しなければ、ボール
Bがゲート40を通過しないと判断する機能を与えてい
るので、ボールBがゲート40を通過したか否かの決定
を迅速かつ確実になすことができる。
【0060】また、このゲートボールゲーム機1では、
上面がレーン面Aと面一に配置されるターンテーブル4
1上にゲート40を取り付け、このターンテーブル41
を軸線Nを中心として回転させることによりゲート40
の位置を変えているので、打撃位置ハに対して、ゲート
40の位置が近づいたり遠ざかったりするとともに、ゲ
ート40の向きが変わるため、ゲーム内容が実際のゲー
トボールのプレー内容に近づき、その分ゲームを面白く
することができる。なお、ゲート40自身を、直接移動
させたり、回転させてもよい。
【0061】さらに、このゲートボールゲーム機1で
は、レーンLの後部側上方に、表示装置9やスピーカ1
0等を設け、ゲームの進行に伴って、表示装置9やスピ
ーカ10から所定の表示や音声コメントを出させている
ので、プレーヤPは、ゲーム内容を明確かつ容易に認識
できる。
【0062】なお、このゲートボールゲーム機1では、
ゲート40の位置によって、ゲームの難易度が変わるた
め、ゲート40の位置毎に、ボールBの通過に対して異
なる得点を与えるようにしてもよい。この場合、高得点
者には、景品を出したり、リプレーの権利を与えるよう
にしてもよいとともに、対戦プレーの場合には、プレー
ヤがゲート40の位置(角度)を選択して高得点を狙え
るようにしてもよい。
【0063】また、実際のゲートボールのプレー内容に
近づけるように、このゲートボールゲーム機1にボール
Bを当てるゴールポールを設けるようにしてもよい。図
16及び図17はゲート40を狙う場合の邪魔にならな
いように、横倒し可能なゴールポール140を有するポ
ール装置14を、レーンL後端のボール回収路21側に
設けた状態を示している。
【0064】ゴールポール140は、図16及び図17
で示されるように、前後の軸受141,142に回動自
在に指示された水平軸143に直交するように取り付け
られており、下端側に検知器151用の検知部140a
が設けられている。水平軸143の一端側にはモータ1
44の出力軸144aが取り付けられている。軸受14
1,142は、ゲーム機本体2の底板27上に、ゴム等
からなる除振材145を介して取り付けられた、対向す
る一対の支持部材146,147に取り付けられてい
る。支持部材146の上部146aは、ボール回収路2
1の床面21aに続くように傾斜して形成されていると
ともに、支持部材146,147間にゴールポール14
0が横倒しされる空間が形成されている。
【0065】ここで、符号148,149はゴールポー
ル140を起立位置と横倒し位置とに位置決めする位置
決め部材である。また、符号150は、レーン板20の
上端部に、ボール回収路21側に下り勾配で延びるよう
に取り付けられた案内部材であり、ボールBをゴールポ
ール140にスムースに当てるようにするためのもので
ある。さらに、符号151,152は、ゴールポール1
40の位置を検出する受発光素子からなる透過形と反射
形の検知器であり、符号153はボールBがゴールポー
ル140に当たったのを検知する受発光素子からなる反
射形の第2の検知手段としての検知器である。各検知器
151,152,153からの信号は、制御装置8に送
られる。
【0066】ボールBをゴールポール140に当てよう
とする場合には、制御装置8がモータ144の駆動指令
を出して、ゴールポール140を横倒し位置から起立位
置に移動させるとともに、ゲート装置4を作動させて、
ゲート40を邪魔にならないレーンLの側方(ただし、
この実施形態中では、ゲート40をこの位置に位置決め
するゲート位置検知器45は設けられていない)に移動
させる。ボールBがゴールポール140に当たれば、検
知器153がボールBを検知するとともに、ボール検知
器7の検知から一定時間後に検知器153がボールBを
検知しなければ、ボールBはゴールポール140に当た
らないとされる。また、ゲート40を使用してゲームを
行う場合には、制御装置8がモータ144の駆動指令を
出して、ゴールポール140を横倒し位置に移動させ
る。もちろん、ポール装置14をレーンL中に設けゴー
ルポール140をレーン面A上に位置させるようにして
もよい。
【0067】このように、ゲートボールゲーム機1に、
ゲート40とゴールポール140とが備われば、ルール
を実際のゲートボールと同様にして、既定打数内にボー
ルBを3回ゲート40に通過させた後、ゴールポール1
40に当ててゲーム終了としてもよい。この場合、例え
ば、ゲート40の通過得点を、1回目1点、2回目2
点、3回目3点とするとともに、ゴールポール140へ
の当たりを5点として、得点を競うようにしてもよい。
もちろん、一人プレイの場合は、結果に応じたコメント
を示し、二人プレイの場合には、最終的に勝負の結果を
示す。
【0068】また、図18で示されるように、レーンL
中にボールB1を待機させておき、スティックSで打っ
たボールBを待機ボールB1に当てて、この待機ボール
B1でゲート40を狙うようにしてもよい。この場合、
待機ボールB1は、例えば、レーンLを横切る細いバー
15によりプレーヤP側への転がりを防止しておく。
【0069】さらに、図19で示されるように、レーン
L中にゲート装置4を2つ設け、ボールBを2つのゲー
ト40を通過させるようにしてもよい。この場合、ボー
ルBが2つのゲートを通過すれば、例えば、1つのゲー
ト40を通過した場合の2倍の得点を与えるようにす
る。
【0070】また、ボールBをスティックSで打たず、
手で転がしたり、ゴルフのクラブ等で打つようにしても
よい。
【0071】さらに、表示装置9には、CRTやLCD
といったディスプレーを用いてもよい。
【0072】
【発明の効果】この発明は、以下に記載されるような効
果を奏する。
【0073】この発明の請求項1記載の発明によれば、
ゲート側に向かって転がしたボールをレーンで停止させ
ることなく、レーン面をプレーヤ側に下るように転がし
て回収できるので、ボールの回収に大がかりな装置を設
ける必要はなく、装置の低コスト化と小型化を図ること
ができる。
【0074】この発明の請求項2又は3記載の発明によ
れば、ボールがボール案内手段の位置を通過すれば、ボ
ールをレーン面に沿ってプレーヤ側まで転がさなくて
も、ボール案内手段を使用してボールの回収ができ、プ
レーヤの負担を軽減することができる。
【0075】この発明の請求項4記載の発明によれば、
ゲーム内容を実際のゲートボールのプレー内容に近づけ
ることができ、その分ゲームを面白くすることができ
る。
【0076】この発明の請求項5記載の発明によれば、
第1の検知手段によるボールの検知位置を調整すること
により、レーン面を転がり落ちるボールを、できるだけ
多く、かつ、確実に、ボール案内手段を介して回収をす
ることができる。また、第1検知手段によるボールの検
知により、プレーヤによるボールの1打や1投をカウン
トできるようになるとともに、ボールの検知によって1
打等をカウントする場合には、第1の検知手段がボール
を検知しなければ、プレーヤはレーン面を転がり落ちる
ボールを使用して何度でもゲーム行なうことができる。
【0077】この発明の請求項6記載の発明によれば、
第1及び第2の検知手段を使って、ボールがゲートを通
過したか否かといった判断等を迅速かつ確実になすこと
ができる。
【0078】この発明の請求項7記載の発明によれば、
ゲートの向きや位置を実際のゲートボールのプレーの内
容に近づけることができ、ゲームに変化が加わって、そ
の分ゲームを面白くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るゲートボールゲ
ーム機の外観斜視図である。
【図2】ゲートボールゲーム機の表示ボックス側を除い
た場合の平面図である。
【図3】ゲート装置の断面図である。
【図4】ゲート装置の平面図である。
【図5】ターンテーブルの回転によってゲートの位置が
変化する状態を示す図である。
【図6】ボール案内装置の説明図である。
【図7】ボール払出装置の作用説明図である。
【図8】ボール払出装置の説明図である。
【図9】ボール払出装置の作用説明図である。
【図10】制御装置説明用の、信号の流れを示すブロッ
ク図である。
【図11】表示装置等にて示される、ゲーム結果に基づ
く評価コメントの内容を示す図である。
【図12】表示装置の表示内容を示す図である。
【図13】表示装置の他の表示内容を示す図である。
【図14】ゲートボールゲーム機の動作を示すフローチ
ャートのうち、「5打中ゲーム」のフローチャートであ
る。
【図15】ゲートボールゲーム機の動作を示すフローチ
ャートのうち、「連続ゲーム」のフローチャートであ
る。
【図16】ポール装置の一部を断面した側面図である。
【図17】ポール装置の一部を断面した正面図である。
【図18】第1の変更実施形態に係るゲートボールゲー
ム機のレーン周りを示す図である。
【図19】第2の変更実施形態に係るゲートボールゲー
ム機のレーン周りを示す図である。
【符号の説明】
1 ゲートボールゲーム機 4 ゲート装置(ゲート位置変更手段) 7 ボール検知器(第1の検知手段) 8 制御装置(制御手段) 20b 斜状開口(開口) 40 ゲート 46 ゲート検知器(第2の検知手段) 50 案内部材(ボール案内手段) 140 ゴールポール 153 検知器(第2の検知手段) A レーン面 B ボール L レーン イ ボール案内位置 ロ ボール通過位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若月 裕博 東京都大田区多摩川2丁目8番5号 株式 会社ナムコ内 (72)発明者 藤田 浩司 東京都大田区多摩川2丁目8番5号 株式 会社ナムコ内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーン中に設けられたゲートを通過する
    ように狙って、このレーンの一端側からボールを転がす
    ように移動させるゲートボールゲーム機において、 ボールが転がるレーン面を、ボールの回収ができるよう
    に、前記ゲート側に向かって上り勾配となるように傾斜
    させていることを特徴とするゲートボールゲーム機。
  2. 【請求項2】 前記レーン中に、前記ゲート側に向かう
    ボールの通過前には、ボールの通過障害とならないボー
    ル通過位置に位置決めされるとともに、前記ボールの通
    過後には、前記レーン面上を転がり落ちるボールをボー
    ル回収路に導くボール回収位置に位置決めされるボール
    案内手段を有していることを特徴とする請求項1記載の
    ゲートボールゲーム機。
  3. 【請求項3】 前記レーン面とほぼ面一となるように回
    動自在に支持され、前記ボールを回収するときに、前記
    レーン面から突出するボール案内手段を有していること
    を特徴とする請求項1記載のゲートボールゲーム機。
  4. 【請求項4】 前記レーン中又は前記レーンの他端側の
    ボール回収路中に、ボールを当てるためのゴールポール
    を、ボール移動の障害とならないように横倒しできる状
    態で有していることを特徴とする請求項1乃至3の何れ
    かに記載のゲートボールゲーム機。
  5. 【請求項5】 前記レーン中の前記ボール案内手段と、
    前記ゲート又は、前記ゲート及び前記ゴールポールとの
    間に、前記ゲート又は前記ゴールポール側に向かうボー
    ルの通過を検知して、前記ボール案内手段を作動させる
    ようにする第1の検知手段を有していることを特徴とす
    る請求項2乃至4の何れかに記載のゲートボールゲーム
    機。
  6. 【請求項6】 ボールが前記ゲートを通過するか又は前
    記ゴールポールに当たるのを検知する第2の検知手段
    と、前記第1の検知手段で検知されたボールが一定時間
    内に前記第2の検知手段で検知されない場合に、ボール
    が前記ゲートを通過しない又は前記ゴールポールに当た
    らないと判断する制御手段とを有していることを特徴と
    する請求項5記載のゲートボールゲーム機。
  7. 【請求項7】 前記レーンに対して前記ゲートの位置と
    向きとを変更するゲート位置変更手段を有していること
    を特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のゲートボ
    ールゲーム機。
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