JP5467384B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
遊技球の前記入賞口への入賞に応じて所定数の遊技球の払い出しを制御する制御部と、前記制御部により制御される遊技球払出装置と、払い出した遊技球の数を計数する払出計数センサとを備え、
前記制御部は、
払い出すべき遊技球の数を設定する第1ステップと、
前記遊技球払出装置を駆動して遊技球を払い出す第2ステップと、
前記遊技球払出装置で払い出した遊技球の数を求める第3ステップと、
前記払出計数センサで計数した遊技球の数を求める第4ステップと、
前記遊技球払出装置で払い出した遊技球の数と前記払出計数センサで計数した遊技球の数の誤差を求める第5ステップと、
前記誤差を予め定められた閾値と比較する第6ステップと、
前記誤差が前記閾値以下のときに、前記遊技球払出装置で払い出した遊技球の数が前記第1ステップで設定した前記払い出すべき遊技球の数に達しているかどうか判定し、前記遊技球払出装置で払い出した遊技球の数が前記第1ステップで設定した前記払い出すべき遊技球の数に達しているときに、次の第8ステップに進む第7ステップと、
前記遊技球払出装置の駆動を停止して遊技球の払い出しを停止する第8ステップと、
前記払出計数センサで計数した遊技球の数を求める第9ステップと、
前記第9ステップで求めた遊技球の数が前記第1ステップで設定した前記払い出すべき遊技球の数に達しているかどうか判定する第10ステップと、を備える払い出し動作処理を実行し、
前記払い出し動作処理の前記第6ステップにおいて、前記誤差が前記閾値を超えたときに前記第8ステップ乃至前記第10ステップを実行し、
前記払い出し動作処理の前記第7ステップにおいて、前記払出計数センサで計数した遊技球の数が前記第1ステップで設定された前記払い出すべき遊技球の数に達していないときに、前記第2ステップ乃至前記第6ステップを繰り返し、
前記払い出し動作処理の前記第10ステップにおいて、前記第9ステップで求めた遊技球の数が前記第1ステップで設定された前記払い出すべき遊技球の数に達していないときに、予め定められた第1待機時間TW2のウエイト処理を行うステップと、その後に払い出し動作処理を再度行うステップとを備えるリトライ処理を実行するものである。
予め定められたエラー報知を行うステップと、前記第1待機時間TW2よりも長い第2待機時間TW3のウエイト処理を行うステップと、その後に払い出し動作処理を再度行うステップとを備えるエラー処理を実行するようにしてもよい。
外枠50は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備など)へと固定させるための縦長方形状からなる木製の枠部材である。
本体部材51は、外枠50の内部に備えられ、ヒンジ部51aを介して外枠に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。この本体部材51は、枠状に形成されその内側に空間部を有している。
開口枠扉52は、遊技機の前面側となる前記本体部材51の前面に、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。
なお、開口枠扉52の開口部にガラス製又は樹脂製からなる透明板部材が設けられ、開口部近傍に電飾52a、スピーカ52b、などが取り付けられている。
後述する遊技盤(図1では示していない)は、本体部材51の空間部に臨むように、本体部材51に所定の固定部材を用いて着脱自在に装着されている。遊技盤の本体部材51への装着後は、その遊技領域を前記開口部より観察することができる。
(1)複数の遊技球が貯留可能で且つ発射駆動装置48へと遊技球を案内させる通路が設けられた球受皿。
(2)該貯留され発射駆動装置48へと案内された遊技球を前記遊技盤10の盤面11に設けられた遊技領域へと打出す操作を行う回動式操作ハンドル48b。なお、一般的には、「盤面」は遊技領域の形成される遊技盤10の表面を意味するが、本発明の実施の形態では、遊技盤10を構成する部材(例えば、アクリル等でできた透明な板であって、その中に後述の電飾基板102を含むもの)そのものも意味する。以下の説明において、両者を特に区別する必要のないときは「盤面」と記し、遊技盤10の表面ではなく、上記部材全体を指すときは「盤面体」と記すことにする。
(3)ブリペイドカード読込み処理関係及び借り受ける遊技球の貸出し処理関係の指示をするボタンを備えた球貸し関係の操作部。
(4)球受皿に貯留させた遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出解除するための球受皿用の貯留球排出操作ボタン。
40は、前述したように、本体部材51若しくは遊技盤11又はこれらに備え付けられる支持部材などを介して設けられ、電気的な遊技制御の処理を行い主要な処理情報を生成する制御部である。
40bは、前記本体部材51若しくは遊技盤11又はこれらに備え付けられる支持部材などを介して設けられ、前記制御部40にて生成した処理情報を得ることにより所定の出力態様処理をさせる制御を行う副制御装置である。
42は、賞球の払い出し制御を行う払出制御部である。
43は、遊技球を払い出す遊技球払出装置である。
44は、図示しないランプや電飾52aを制御するランプ制御部である(後の説明の役物装置制御部55)。
46は、スピーカ52bを制御駆動して音響を発生させる音響制御部である。
49は発射駆動装置48を制御する制御装置であって、回動式操作ハンドル48bを介して遊技球を盤面(遊技盤の表面)に設けられた遊技領域へと打出し制御を行うための発射制御装置である。
図3において、11は遊技盤10の盤面(盤面体)である。
盤面11は、誘導レール12と、誘導レール12で区画された略円形の遊技領域を落下した遊技球を外部へ導く排出口(アウト口)13と、遊技領域を移動する遊技球の方向を変化せしめる釘14や風車14aなどの障害物を複数個備える矩形の盤面である。
30bは、入賞部としてスルーチャッカー(入賞チャッカー)である。
30cは、普通入賞口を有する普通入賞装置である。
30dは、始動入賞口を有するスタートチャッカー(始動入賞装置)である。
30eは、大入賞口を有するアタッカーである。
以下の説明で、30b乃至30eをまとめて入賞口30などと記すことがある。
31は、LEDなどの発光素子からなる電飾装置である。電飾装置31はそれ単体で盤面11に設けられるほか、普通入賞装置30cや排出口13に併せて設けられている。なお、電飾装置31は、後述の役物装置56の下位概念である。
なお、図示されていないが、上記30b、30c、30d、30eの内部には球通過検出器20b、20c、20d、20eが設けられている(同図の括弧内の符号はそのことを意味する)。
スタートチャッカー(始動入賞装置)30dは、入賞口の開口範囲の拡縮を行わせる可動片をその両側に備え、遊技球を入賞させることにより可変表示を行わせると共に賞球を遊技者に獲得させる入賞装置である。スルーチャッカー30bを遊技球が通過したことを契機に抽選がなされ、それが当たりとなったときに入賞を容易にするために、スタートチャッカー30dの可動片が開放され、その入賞口が拡大される。
アタッカー(大入賞装置)30eは、入賞口を露出させる開口状態と入賞口を閉鎖する閉口状態となる可動扉が駆動制御されるものであり、遊技球を入賞させることにより他の入賞装置と比較してより多くの賞球を獲得させる入賞装置である。スタートチャッカー30dに遊技球が入ったことを契機に抽選がなされ、それが当たりとなったときに入賞を著しく容易にするために、アタッカー30eの可動扉が開口状態になる。
可変表示装置30a、スタートチャッカー30d及びアタッカー30eは、盤面11において可動する可動役物である。可動役物は、後述の役物装置56の下位概念である。なお、可動役物には、前後左右に動いたり回転したりするフィギュア等の可動式の演出役物も含む。
以下の説明において、電飾装置31と可動役物30a,30d,30eを併せて、役物装置56と記すことにする。電飾装置31と可動役物30a等を区別する必要があるときは、その旨記載する。
40は、電気的な遊技制御の処理を行い主要な処理情報を生成する制御部である。制御部40は遊技領域を移動(流下)して入賞口30b〜30eを通過した遊技球をそれぞれ検出する球通過検出器20b〜20eの信号を入力とし、入賞口30b〜30eの遊技球通過に応じた抽選・判定を行う入賞判定部40aを含む。入賞判定部40aは、予め定められた手順により抽選用乱数を発生させており、発生された乱数(具体的には、遊技球の通過タイミングなどの所定のタイミングで抽出された乱数)に基づき当選したかどうかの判定を行っている。
55は、役物装置56に発光動作及び/又は可変動作を行わせる役物装置制御部である。発光動作とは、役物装置56に内蔵されている発光素子(LEDなど)を点滅させることであり、可変動作とは、可動装置(ソレノイドなど)を動かすこと(いわゆる電動チューリップの一対の可動片を動かして入賞口を開放すること、アタッカー30eの開放扉を開放すること、など)である。すなわち、役物装置制御部55は、制御部40からの制御信号に基づき、可変表示装置(センター役物)30aの演出用表示ランプを点灯させたり、LCD(液晶表示装置)に演出に係る画像を表示させるとともに、スタートチャッカー30dの可動片を開放したり、アタッカー30eの可動扉を開口状態にする。
言い換えれば、役物装置制御部56は、制御部40に設けられた入賞判定部40aにおける所定条件の成立(例えば、始動入賞装置30dヘの遊技球の入賞等)に基づく電子的な当否抽選の結果に応じて、その識別表示情報(可変表示装置(センター役物)30aのLCDに演出表示される)を可変表示させた後に停止表示を行う表示制御装置でもある。さらに、役物装置制御部56は、入賞判定部40aにおける所定条件の成立(例えば、予め定められた通過口ヘの遊技球の通過)に基づく電子的な当否抽選の結果に応じて、識別点灯情報(可変表示装置(センター役物)30aの演出用表示ランプに点灯表示される)を可変表示させた後に停止表示を行う表示制御装置でもある。
43は、入賞条件の達成により遊技利益として入賞口30b〜30eの遊技球通過に応じた及び/又はこれによる抽選・判定の結果に応じた所定数の遊技球を払出す駆動源を備えた遊技球払出装置である。
46は、遊技盤10あるいは遊技機筐体に設けられたスピーカ52bを通じて効果音・音声を発生させる音響制御部である。
33は、賞球および貸し球を貯留する遊技球貯留タンクである。
34は、遊技球貯留タンク33から受けた遊技球を整列させて球払出装置43に向けて流す遊技球整列タンクである。
36は、遊技球を遊技球整列タンク34からスプロケット37へ導くための遊技球樋である。
41は、スプロケット37で送り出された遊技球を球受け皿53へ導くための球通路である。
Mは、スプロケット37を回転駆動するモータである。
SENは、球通路41の遊技球を検知する払出計数センサ(スイッチ)である。払出計数センサSENは、例えば、発光部と受光部とが対になりその間を球が通って光を遮ったことにより球検出するインタラプタである。払出計数センサSENとして、他に、光反射型のセンサあるいは静電型誘導型等の種々の近接スイッチを用いることができる。
通常、Nの最大値は25である。
これにより遊技球が送り出される。球通路41を流下した遊技球は払出計数センサSENにより検知されるが、スプロケット37から払出計数センサSENまでは一定の距離があるので、スプロケット37により送り出しから払出計数センサSENにおける検知までには所定の時間がかかり、そのため正常に動作している状態においても後述の誤差が発生する(図9及びその説明参照)。なお、制御部40は、モータMの回転角度を把握できるので、いくつの遊技球を送り出したかを把握することができる。
スプロケット37の回転数(=回転角度)に基づき当該数を求めることができる。モータMがステッピングモータであれば駆動パルスの数に基づき回転角度を求め、これから送り出した数を計算できる。モータMがサーボモータであればその回転角速度(一定)に駆動時間を乗ずることにより送り出した数を計算できる。
払出計数センサSENのひとつの出力パルスがひとつの遊技球を意味する。したがって、出力パルスの数から遊技球の数を求めることができる。
誤差の意義については、後述する(図9及びその説明参照)。
閾値は、上記誤差が通常の範囲内であるか、それともそれを超えて不正行為が行われているかを判定するための基準である。閾値については、後述する(図9及びその説明参照)。
上述のようにスプロケット37で送り出した遊技球の数を把握することができる。それがN個になったとき(YES)、S8の処理に進む。N個に達していないとき(NO)、S2に戻り上記処理を繰り返す。
スプロケット37で必要なN個の遊技球を送り出したのであるから、その動作を停止し送り出しを止める。
ウエイト処理とは、ある処理(S8)が終了して次の処理(S10)に進む間において、予め定められた時間だけ待機することである。ウエイト処理により、ある処理が終了してから次の処理の実行するまでに間合いを設けることができる。言い換えれば、次の処理の実行を遅延させることができる。その遅延時間は前記予め定められた時間により調整することができる。
例えば、S4と同様にして求める。
S9のウエイト処理を行っているので、送り出した遊技球は、払出計数センサSENによりその全てが検知されているはずである。したがって、S10で求められた遊技球の数はN個となるはずである。N個であれば(YES)、遊技球が正常に払い出されたので、図7の払い出し動作を終了する。N個未満であれば(NO)、何らかの理由で、例えば一時的に貯留タンク33内に遊技球がなくなり、スプロケット37が空送りをしたために、必要数を送り出せなかった可能性があるので(スプロケット37は自身が空送りをしているかどうか判断する術を持たない)、図8の払い出し数不足時処理を実行する。なお、S7の処理が正常に行われている限り、払出計数センサSENで検出した遊技球の数がN個を超えることはない。
払い出し数不足時においては、不足分を払い出すために後述のリトライ処理を行う。しかし、リトライ処理を何度も繰り返すことのないように、リトライ処理の回数を管理する。S20では、例えば、リトライ回数を示すカウンタを用意し、S20において当該カウンタを+1する(S20の前において、例えば、図7のS11でNO、S20の処理の前に当該カウンタはリセット(=0)されているものとする)。
前述のように払出計数センサSENを電波で誤動作させることにより、払い出し動作を行っているにもかかわらず前記センサが球を検知しないようになり、その結果規定数の球を払い出したことを検知できずに通常より多くの遊技球を払い出すように仕向ける不正行為がある。当該不正行為においてはリトライ回数が繰り返されると考えられる。そこで、リトライ回数に上限(閾値)を設け、これを超えたときは(YES)、不正行為と判定して後述のエラー処理を行う。超えないとき(NO)はリトライ処理を実行する。リトライ処理は頻繁に行われることのない処理であるから、閾値は2、3程度の小さな自然数に設定するとよい。
スプロケット37の空送りがあったために図7のS11でNOとなった可能性があるから、遊技球樋36を通ってスプロケット37の位置に遊技球が到達するのを待つ。すなわち、S30で一定時間TW2(例えば6000ms)だけ処理を待つ。そして、払い出し処理を行う。例えば、払い出し個数を不足分に設定して(図7のS1でN=不足数)、図7のS2、S7、S8乃至S11の処理を実行する(S3乃至S6も実行してもよいが、これらを実行しなくてもよい)。その結果、S11でYESとなれば規定数の払い出しを行ったので、処理を終了する。S11でNOとなれば、なおも払い出し数が不足しているので、上述の払い出し不足時処理を繰り返す。
ブザーを吹鳴させ、照明などを点滅させる。さらに、図示しないホールコンピュータへエラー信号を送信する。
一定時間TW3(例えば20000ms)だけ処理を待つ。長時間処理を行わないことにより不正行為による利益を容易に与えないとともに、遊技者にペナルティを科すことにもなる。そして、払い出し処理を行う。そこで規定数の払い出しが完了すれば処理が終了し、遊技可能な状態になるが、まだ不足があれば上述の処理が繰り返される。
34 遊技球整列タンク
36 遊技球樋
37 スプロケット(遊技球送り出し機構)
40 制御部
41 球通路
42 払出制御部
43 遊技球払出装置
53 球受け皿
M モータ
SEN 払出計数センサ(スイッチ)
Claims (3)
- 入賞口が設けられた遊技盤へ遊技球を打ち出し、その入賞による賞球の払い出しを受ける弾球遊技機において、
遊技球の前記入賞口への入賞に応じて所定数の遊技球の払い出しを制御する制御部と、前記遊技球を払い出すためのスプロケットを含み、前記制御部により制御される遊技球払出装置と、払い出した遊技球の数を計数する払出計数センサとを備え、
前記制御部は、
払い出すべき遊技球の数を設定する第1ステップと、
前記遊技球払出装置を駆動して遊技球を払い出す第2ステップと、
前記遊技球払出装置で払い出した遊技球の数を求める第3ステップと、
前記払出計数センサで計数した遊技球の数を求める第4ステップと、
前記遊技球払出装置で払い出した遊技球の数と前記払出計数センサで計数した遊技球の数の誤差を求める第5ステップと、
前記誤差を予め定められた閾値と比較する第6ステップと、
前記誤差が前記閾値以下のときに、前記遊技球払出装置で払い出した遊技球の数が前記第1ステップで設定した前記払い出すべき遊技球の数に達しているかどうか判定し、前記遊技球払出装置で払い出した遊技球の数が前記第1ステップで設定した前記払い出すべき遊技球の数に達しているときに、次の第8ステップに進む第7ステップと、
前記遊技球払出装置の駆動を停止して遊技球の払い出しを停止する第8ステップと、
前記払出計数センサで計数した遊技球の数を求める第9ステップと、
前記第9ステップで求めた遊技球の数が前記第1ステップで設定した前記払い出すべき遊技球の数に達しているかどうか判定する第10ステップと、を備える払い出し動作処理を実行し、
前記払い出し動作処理の前記第6ステップにおいて、前記誤差が前記閾値を超えたときに前記第8ステップ乃至前記第10ステップを実行し、
前記払い出し動作処理の前記第7ステップにおいて、前記払出計数センサで計数した遊技球の数が前記第1ステップで設定された前記払い出すべき遊技球の数に達していないときに、前記第2ステップ乃至前記第6ステップを繰り返し、
前記払い出し動作処理の前記第10ステップにおいて、前記第9ステップで求めた遊技球の数が前記第1ステップで設定された前記払い出すべき遊技球の数に達していないときに、予め定められた第1待機時間TW2のウエイト処理を行うステップと、その後に払い出し動作処理を再度行うステップとを備えるリトライ処理を実行し、
遊技球の直径をDとし、前記スプロケットと前記払出計数センサの間の距離をxとし、
前記予め定められた閾値は、前記スプロケットと前記払出計数センサの間に滞留し得る遊技球の最大数に相当する(x÷D)に基づき定められていることを特徴とする遊技機。 - 入賞口が設けられた遊技盤へ遊技球を打ち出し、その入賞による賞球の払い出しを受ける弾球遊技機において、
遊技球の前記入賞口への入賞に応じて所定数の遊技球の払い出しを制御する制御部と、前記遊技球を払い出すためのスプロケットを含み、前記制御部により制御される遊技球払出装置と、払い出した遊技球の数を計数する払出計数センサとを備え、
前記制御部は、
払い出すべき遊技球の数を設定する第1ステップと、
前記遊技球払出装置を駆動して遊技球を払い出す第2ステップと、
前記遊技球払出装置で払い出した遊技球の数を求める第3ステップと、
前記払出計数センサで計数した遊技球の数を求める第4ステップと、
前記遊技球払出装置で払い出した遊技球の数と前記払出計数センサで計数した遊技球の数の誤差を求める第5ステップと、
前記誤差を予め定められた閾値と比較する第6ステップと、
前記誤差が前記閾値以下のときに、前記遊技球払出装置で払い出した遊技球の数が前記第1ステップで設定した前記払い出すべき遊技球の数に達しているかどうか判定し、前記遊技球払出装置で払い出した遊技球の数が前記第1ステップで設定した前記払い出すべき遊技球の数に達しているときに、次の第8ステップに進む第7ステップと、
前記遊技球払出装置の駆動を停止して遊技球の払い出しを停止する第8ステップと、
前記払出計数センサで計数した遊技球の数を求める第9ステップと、
前記第9ステップで求めた遊技球の数が前記第1ステップで設定した前記払い出すべき遊技球の数に達しているかどうか判定する第10ステップと、を備える払い出し動作処理を実行し、
前記払い出し動作処理の前記第6ステップにおいて、前記誤差が前記閾値を超えたときに前記第8ステップ乃至前記第10ステップを実行し、
前記払い出し動作処理の前記第7ステップにおいて、前記払出計数センサで計数した遊技球の数が前記第1ステップで設定された前記払い出すべき遊技球の数に達していないときに、前記第2ステップ乃至前記第6ステップを繰り返し、
前記払い出し動作処理の前記第10ステップにおいて、前記第9ステップで求めた遊技球の数が前記第1ステップで設定された前記払い出すべき遊技球の数に達していないときに、予め定められた第1待機時間TW2のウエイト処理を行うステップと、その後に払い出し動作処理を再度行うステップとを備えるリトライ処理を実行し、
遊技球が前記スプロケットから前記払出計数センサに到達するまでに要する時間をTdとし、前記スプロケットがひとつの遊技球を送り出すのに要する時間をTαとし、
前記予め定められた閾値は、時間Tdにおいて前記スプロケットが送り出せる遊技球の数に相当する(Td÷Tα)に基づき定められていることを特徴とする遊技機。 - 前記リトライ処理が、予め定められた回数を超えて実行されようとしたとき、前記リトライ処理に代えて、
予め定められたエラー報知を行うステップと、前記第1待機時間TW2よりも長い第2待機時間TW3のウエイト処理を行うステップと、その後に払い出し動作処理を再度行うステップとを備えるエラー処理を実行することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
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